JP6520229B2 - 床材 - Google Patents

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Description

本発明は、戸建住宅、集合住宅、賃貸住宅、高齢者用住宅等の建築物における既設の床面上に敷設して用いる床材に関する。
合板やMDF、パーチクルボード等の木質系基材の表面側に化粧シートを貼り合わせたシートフローリング材が普及してきている。この背景には、従来までのように表面が突板であると、施工現場で表層の色目が合わない等の問題が起きる。また、より高意匠の突板を求めると高級材を使用することになり非常に高価なフローリング材になってしまうなどに起因する。
一方、戸建住宅、集合住宅等の床材のリフォーム(張り替え)を行う際には、ドアの下側部に干渉してしまう等の不具合があるため、既設の床材の上からそのまま新規床材を敷設するのではなく、既設の床材を剥がし、その下地を調整した上で新規の床材を施工するのが一般的である。ところが、既設の床材を剥がした際に、下地まで破壊してしまうことがあり、下地から新規に施工しなければならないことがあった。よって施工時間が掛かり、材料費も多く掛かってしまうことで経済的負担が大きくなるという問題がある。
そこで、近年では5mm以下程度の合板基材やMDF基材等を使用した木質系基材の薄物床材が採用されており、既設床材上にそのまま施工することで施工時間、費用を抑制している(例えば、特許文献1)。
しかし、木質系基材の床材の厚みが5mm程度であると、ドアの下側部に干渉してしまうこともあり、ドアのアンダーカットが必要となり手間が掛かっていた。
また、木質系基材であると、端部の実形状の加工をする際に欠け、或いは、割れてしまうことがあり、また加工出来たとしても生産工程中、運搬時、施工現場にて欠け割れが発生してしまうなどの問題点があり、更なる薄板化は困難であった。
特開2008−266999号公報
そこで、木質系基材ではなく、樹脂系の基材を用いて基材を強靭化し、さらなる薄板化の検討も進められている。樹脂系の基材を用い表層に化粧シートをラミネートした床材とした場合、木質系基材に化粧シートをラミネートした床材よりも耐傷付き性、耐衝撃性、耐キャスター性に対して高い性能を持っている。
しかし、樹脂系の基材を用いると、木質系基材を用いた場合と比較し、床材の製造コストの面で問題がある。
そこで、本発明は、耐傷付き性、耐衝撃性、耐キャスターを向上させながら、製造コストの低減化を図ることができる床材を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る床材は、樹脂系の基材に、樹脂系の印刷原反と、樹脂系の保護シートとをこの順で積層してなり、基材の厚さが、0.8mm以上3mm未満であり、印刷原反の厚さが、40μm以上60μm以下であり、保護シートの厚さが、50μm以上70μm以下であるとともに床材敷設方向である前記基材の一方の端部に、相決り加工による雄実が形成され、前記基材の他方の端部に、相決り加工による雌実が形成されており、雄実の基端近く及び前記雌実の先端近くの間の基材の表面に印刷原反及び保護シートが積層されている
本発明によれば、耐傷付き性、耐衝撃性、耐キャスターに優れるとともに、製造コストの低減化を図った床材を提供することができる。
本発明に係る第1実施形態の床材の断面を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、図面の具体的な厚さや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。
[第1実施形態の床材]
図1は、本発明に係る第1実施形態の床材1を示す断面図である。
第1実施形態の床材1は、シート状の樹脂系の基材2と、シート状の印刷原反3と、保護シート4とを、この順で積層して形成したものである。
基材2の長手方向の一方の端部には、相決り加工による雄実5が形成されており、長手方向の他方の端部には、相決り加工による雌実6が形成されている。また、基材2の幅方向の一方の端部にも相決り加工による雄実(不図示)が形成されており、幅方向の他方の端部にも、相決り加工による雌実(不図示)が形成されている。
[樹脂系の基材]
基材2は、例えば熱可塑性樹脂から構成され、着色されている。
基材2の材料としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂などが使用されている。
特に、溶融押し出し装置での生産性、環境適合性、床材としての機械強度、耐久性、価格などを考慮すれば、ポリオレフィン系樹脂がより好ましい。
また、基材2を構成する樹脂に、セルロースあるいは木粉など木材由来の材質を混合してもよい。例えば、ポリオレフィン系樹脂を主体とし、その樹脂にセルロースあるいは木粉など木材由来の材質を混合した混合物で構成しても良い。
木材由来の材質を混合することで、押出流れ方向の熱膨張を抑制することが可能となる。このことは、床材としての品質の安定につながる。
木材由来の材質の混合量は、例えば基材2に対して5質量%以上40質量%以下とする。5質量%よりも少ないと、押出流れ方向の熱膨張の抑制が小さい。また40質量%を超えると、基材2の可塑性が損なわれる。
また、基材2を構成する樹脂に、タルク、マイカ等の無機フィラーを添加することで、幅方向の熱膨張を抑制することも可能である。さらに炭酸カルシウムを添加することでコストダウンも図ることが可能である。
そして、基材2の厚さLは、0.8mm以上3mm未満に設定されている。
基材2の厚さLを0.8mm以上とすることで、耐傷付き性、耐衝撃性、耐キャスター性を向上させることが可能となる。
基材2の厚さLが0.8mmを下回ると相決り加工の雄実5及び雌実6を形成することが困難である。また、基材2の厚さLが3mm以上であると、既設床材の上に貼り合せリフォームする際に高さが上がってしまうことにより、ドアの開閉等に不具合が生じることがある。
[樹脂系の印刷原反]
印刷原反3の材質は、熱可塑性樹脂であれば特に材料を限定するものではない。
印刷原反3の材料としては、例えば、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂などに着色して着色熱可塑性樹脂フィルムが使用されている。
特に、印刷適性や環境適合性、床材としての機械強度、耐久性、価格などを考慮すれば、ポリオレフィン系樹脂がより好ましい。
印刷原反3の厚さは、40μm以上60μm以下に設定されている。
後述するように、印刷原反3の厚さが40μm以上とすることで耐磨耗性などの品質が良好となる。一方、印刷原反3が厚くなると、コストが掛かることから、厚さを60μm以下に規定した。
ここで、図1に示すように、印刷原反3の表面に、絵柄の印刷を施して絵柄模様7が形成されている。絵柄模様7の厚さは、例えば0.1μm以上10μm以下である。
絵柄模様7は床材としての意匠性を付与するものである。絵柄としては、木目他、たとえばコルク、石目、タイル、焼き物、抽象柄など床材に適した所望の印刷柄を選ぶことができる。
絵柄の印刷に使用される印刷インキについても、印刷適性や床材としての耐候性などを考慮すれば、特に限定するものではない。また印刷方法については、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷、など既知の印刷手法を用いることができ、全面に着色を施す場合には印刷手法のほかコーティングの手法や装置を用いてもよい。
[保護シート]
保護シート4は、透明な熱可塑性樹脂である。
保護シート4の材料としては、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂などが使用されている。特に、環境適合性、床材としての機械強度、耐久性、価格などを考慮すれば、ポリオレフィン系樹脂がより好ましい。
また、保護シート4は、フィルムを用いて接着剤または熱融着によって印刷原反3に貼り合せることも可能であり、あるいは溶融押し出し装置を用いて設けることも可能である。
保護シート4の厚さは、50μm以上70μm以下に設定されている。後述の通り、50μm以上とすることで、耐傷付き性などの品質が良好となる。一方、保護シート4の厚さが厚くなるほど、コストが掛かることから、厚さを70μm以下に規定した。
[第1実施形態の床材の効果]
床材1を構成する基材2の厚さを0.8mm以上3mm未満とし、印刷原反3の厚さを40μm以上60μm以下とし、保護シート4の厚さを50μm以上70μm以下としたことから、耐傷付き性、耐衝撃性、耐キャスターを向上させた床材1を提供することができるとともに、基材2、印刷原反3及び保護シート4の厚さが制限されているので、製造コストの低減化を図ることができる。
また、基材2の厚さLを0.8mm以上3mm未満に設定したことで、床材1の薄肉化を図ることができ、リフォーム時に既設の床材上に敷設する場合、ドアが開閉する部分のアンダーカットを不要とすることができる。
また、基材2の一方の端部に相決り加工の雄実5形成し、他方の端部に相決り加工の雌実6を形成したことから、二枚の床材1を隣接して床材に敷設する際に、二枚の床材1の間に段差を発生させずに敷設することができる。なお、本発明に係る相決り加工による実が雄実5及び雌実6に対応している。
また、絵柄模様7を有する印刷原反3を備えていることで、床材1の意匠性を向上させることができる
さらに、リフォーム時に既設の床材の上に第1実施形態の床材1を敷設すると、基材2は着色されているので、既設の床材の色柄が基材2から透けて見えることがない。
上述した第1実施形態の床材1の構成に基づいて、下記の材料および手順によって、実施例1の床材を形成した。また、比較のための床材として比較例1〜6の床材を形成した。
(実施例1)
基材2は、ホモポリプロピレン樹脂(曲げ初期弾性率1500MPa)を62重量%と、バージン紙をボールミルを用いて粒径50μmに粉砕した紙粉を30重量%と、着色用顔料を5重量%と、ステアリン酸カルシウムを3重量%とを、2軸溶融押し出し装置を用いて混合し、押出して厚さ1.5mm、幅150mmの基材2となるように調整した。
印刷原反3は、着色熱可塑性フィルム:着色ポリプロピレンフィルム(リケンテクノス社製「OW」:厚さ50μm)を用いた。そして、絵柄模様7は、グラビアインキ(東洋インキ社製「ラミスター」)を使用した。
保護シート4は、厚さ60μmのホモポリプロピレンを使用した。
そして、グラビアインキを用いて、印刷原反3の表面に木目印刷柄を設けた。
また、保護シート4の表面側に保護層として紫外線硬化型樹脂を厚さ5μmになるように塗布した後、メタルハライドランプにて紫外線照射を行い硬化させた。
次に、印刷原反3と紫外線硬化型樹脂付きの保護シート4を貼り合せ、化粧シートを得た。
次に、基材2の表面側にコロナ放電処理を施して表面を改質し、前述した化粧シートを湿気硬化型ホットメルト接着剤(DIC製タイフォースFH315)を50μm塗布し、貼り合せた。
(比較例1)
比較例1は、基材2の厚さは1.5mm、印刷原反3の厚さは50μm、保護シート4の厚さは45μmとした。
(比較例2)
比較例2では、基材2の厚さは1.5mm、印刷原反3の厚さは50μm、保護シート4の厚さは75μmとした。
(比較例3)
比較例3では、基材2の厚さは1.5mm、印刷原反3の厚さは35μm、保護シート4の厚さは60μmとした。
(比較例4)
比較例4では、基材2の厚さは1.5mm、印刷原反3の厚さは65μm、保護シート4の厚さは60μmとした。
(比較例5)
比較例5では、合成樹脂系基材の厚さ:0.7mm、印刷原反3の厚さは50μm、保護シート4の厚さは60μmとした。
(比較例6)
比較例6では、基材2の厚さは3.5mm、印刷原反3の厚さは50μm、保護シート4の厚さは60μmとした。
(評価)
こうして得られた実施例1及び比較例1〜6の床材に対し、両面テープ(積水化学#575)にて、既設の床材を想定して12mm厚ラワン合板に貼り合せ、評価用のサンプルとした。
こうして得られた床材を用いて、以下の試験を行って評価を行った。
「耐傷付き性の評価」
耐傷付き性の評価として、各床材の鉛筆硬度を、鉛筆硬度試験機を用いて行った。試験は、JIS K5600−5−4に準拠した。その評価結果を表1に示す。
「耐衝撃性の評価」
耐衝撃性の評価として、デュポン衝撃試験を行った。試験は、JIS K5600−5−3に準拠した。その評価結果を表1に示す。
「耐キャスター性」
耐キャスター性として、キャスター試験を行った。試験は、耐キャスター試験装置L6−04(浅野機械製作株式会社製)にて実施した。キャスターを転動させたときに付いた溝の深さで判定した。その評価結果を表1に示す。
「耐磨耗性」
耐磨耗性の評価を、磨耗試験にて行った。その評価結果を、表1に示す。
「実加工性」
テノーナーにより、相決り形状の実を加工し、割れや欠けの有無を評価した。その評価結果を、表1に示す。
Figure 0006520229
表1から分かるように、基材2の厚さ1.5mmに対し、本発明の範囲の厚さに規定した印刷原反3(40μm以上60μm以下)、保護シート4(50μm以上70μm以下)を使用した実施例1の場合には、耐傷付き性、耐衝撃性、耐キャスター性、耐磨耗性とも良好であった。なお、印刷原反3の厚さが40μm、保護シート4の厚さが50μmでも同様に良好である旨を確認している。
これに対し、比較例1のように、保護シート4の厚さだけを本発明範囲よりも薄く設定すると、耐傷付き性がやや不良となり、耐磨耗性が悪くなる。
また、比較例2にように、保護シート4の厚さを本発明範囲よりも厚くすると、耐傷付き性などの評価が良好であるが、保護シート4に掛かる材料費が高くなることから、コスト的に不利な床材となる。このため、本発明では、保護シート4の厚さを70μm以下としている。
また、比較例3のように、印刷原反3の厚さだけを本発明の範囲よりも薄くすると、耐傷付き性及び耐衝撃性でやや不良となる。また絵柄印刷の際にシワがよりやすくなる。
また、比較例4のように、印刷原反3の本発明の範囲よりも厚くすると、耐傷付き性等の品質は良好であるが、印刷原反3に掛かる材料費が高くなることから、コスト的に不利な床材となる。
また、比較例5のように、基材2を薄くすると、敷設連結のための実を加工した際に割れや欠けが発生することがある。
また、比較例6のように、基材2を厚くすると、既設床材の上に貼ってリフォームした際に高さが上がりすぎてしまい、ドアの開閉に影響することがある。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に記載された発明特定事項によってのみ定められるものである。
たとえば、樹脂系の基材の厚さが、0.8mmであり、樹脂系の印刷原反の厚さが、40μm以上60μm以下であり、樹脂系の保護シートの厚さが、50μm以上70μm以下である床材1も、第1実施形態の床材1と同様の効果を奏することを確認した。また、樹脂系の基材の厚さが、2.9mmであり、樹脂系の印刷原反の厚さが、40μm以上60μm以下であり、樹脂系の保護シートの厚さが、50μm以上70μm以下である床材1も、第1実施形態の床材1と同様の効果を奏することを確認した。
また、樹脂系の基材の厚さが、0.8mm以上3mm未満であり、樹脂系の印刷原反の厚さが、40μmであり、樹脂系の保護シートの厚さが、50μm以上70μm以下である床材1も、第1実施形態の床材1と同様の効果を奏することを確認した。また、樹脂系の基材の厚さが、0.8mm以上3mm未満であり、樹脂系の印刷原反の厚さが、60μmであり、樹脂系の保護シートの厚さが、50μm以上70μm以下である床材1も、第1実施形態の床材1と同様の効果を奏することを確認した。
また、樹脂系の基材の厚さが、0.8mm以上3mm未満であり、樹脂系の印刷原反の厚さが、40μm以上60μm以下であり、樹脂系の保護シートの厚さが、50μmである床材1も、第1実施形態の床材1と同様の効果を奏することを確認した。さらに、樹脂系の基材の厚さが、00.8mm以上3mm未満であり、樹脂系の印刷原反の厚さが、40μm以上60μm以下であり、樹脂系の保護シートの厚さが、70μmである床材1も、第1実施形態の床材1と同様の効果を奏することを確認した。
1 床材
2 樹脂系の基材
3 樹脂系の印刷原反
4 樹脂系の保護シート
5 雄実
6 雌実
7 絵柄模様

Claims (8)

  1. 樹脂系の基材に、樹脂系の印刷原反と、樹脂系の保護シートとをこの順で積層してなり、
    前記基材の厚さが、0.8mm以上3mm未満であり、
    前記印刷原反の厚さが、40μm以上60μm以下であり、
    前記保護シートの厚さが、50μm以上70μm以下であるとともに、
    床材敷設方向である前記基材の一方の端部に、相決り加工による雄実が形成され、前記基材の他方の端部に、相決り加工による雌実が形成されており、
    前記印刷原反及び前記保護シートは、前記雄実の基端近く及び前記雌実の先端近くの間の前記基材の表面に積層されていることを特徴とする床材。
  2. 前記雄実を向いている前記基材、前記印刷原反及び前記補助シートを積層してなる雄実側端面は、前記雄実の基端から上り傾斜を付けて形成され、
    前記雌実を向いている前記基材、前記印刷原反及び前記補助シートを積層してなる雌実側端面は、前記雌実の先端から上り傾斜を付けて形成されていることを特徴とする請求項1記載の床材。
  3. 前記基材は、ポリオレフィン系樹脂を主体とし、セルロース、或いは木材由来の材料を混合した混合物で構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の床材。
  4. 前記セルロース、或いは前記木材由来の材料の混合量は、前記ポリオレフィン系樹脂の質量に対して5質量%以上40質量%以下の割合で含有されていることを特徴とする請求項記載の床材。
  5. 前記印刷原反は、絵柄模様を有し、前記保護シートは透明であることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の床材。
  6. 前記基材は、着色されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載の床材。
  7. 前記基材は、ステアリン酸カルシウムが含有されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の床材。
  8. 前記保護シートは、湿気硬化型ホットメルト接着剤を介して前記基材の表面に積層されていることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項記載の床材。
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