JP6520115B2 - 太陽光発電システムの導入支援方法、導入支援装置、及びプログラム - Google Patents

太陽光発電システムの導入支援方法、導入支援装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、太陽光発電システムの導入支援方法、導入支援装置、及びプログラムに関する。
近年、再生可能エネルギーに注目が集まっており、太陽光発電システムを導入する事例が増加傾向にある。
太陽光発電システムの導入において重要な点の1つは、所望の発電電力量が得られることである。そのため、太陽光発電システム導入の検討段階では、発電電力量の見積もり等が行われる。発電電力量の見積もりは、ソーラーパネル1枚当たりの発電量、設置するソーラーパネルの枚数、設置場所の気象データ等に基づいて行われる。
戸建て住宅に太陽光発電システムを導入する場合、大部分の住宅では、屋根にソーラーパネルを設置する。そのため、ソーラーパネルの設置可能枚数や配置に制約が生じる。
屋根にソーラーパネルを設置する場合、設置可能な枚数は、設置する屋根面の形状及び実寸法、設置するソーラーパネル1枚当たりの寸法等により定まる。屋根の実寸法は、住宅の設計図等で知ることもできるが、設計図の入手には手間がかかる。そのため、屋根の実寸法は実際に計測することが多い。
屋根の実寸法の計測方法として1つとして、設置対象の住宅を屋根面全体が写るようデジタルカメラで撮影し、コンピュータを用いた画像処理で実寸法を求める方法が知られている(例えば、特許文献1,2を参照。)
特開2003−162552号公報 特開2008−166598号公報
屋根面の実寸法は数mから十数mであるため、住宅を屋根面全体が写るよう撮像するには、撮像位置から住宅(屋根)までの距離を長くする必要がある。撮像位置から住宅までの距離が長くなると、画像データにおける1ピクセルの寸法と対応する実空間の距離が長くなる。そのため、デジタルカメラで撮像した画像から屋根面の実寸法を求める方法では、実空間における屋根面の実寸法との間に誤差が生じやすく、設置可能なソーラーパネルの数を正確に見積もることが難しい。
設置可能なソーラーパネルの数を正確に見積もることができないと、発電電力量等の正確な見積もりも難しくなり、太陽光発電システム導入についての十分な検討が難しくなる。
本発明は、1つの側面においては、太陽光発電システム導入の検討を簡便な方法で支援することを目的とする。
本発明の1つの態様の太陽光発電システムの導入支援方法は、コンピュータが、ユーザが入力装置を用いて入力した対象家屋の屋根の形状を選択する情報を受け付け、前記受け付けた情報が、前記屋根の形状として切妻を選択するものであった場合に、距離計により計測された、屋根における棟一端である第1の箇所までの計測地点からの距離である第1の距離、前記第1の箇所から地面に下ろした垂線と前記地面と交点である第2の箇所までの前記計測地点からの距離である第2の距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得し、取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根における屋根面流れ寸法を算出し、前記屋根面における流れ方向の両端のうちの一方である軒を前記地面へ垂直投影して得られる線分の長さに相当する、前記線分の一端に配置された距離計によって計測された前記一端から前記線分の他端までの距離を、前記屋根面における棟寸法として取得し、算出した前記流れ寸法と取得した前記棟寸法とに基づき、前記屋根の屋根面に設置する太陽光パネルの個数を算出する処理を実行する。
上述の態様によれば、太陽光発電システム導入の検討を簡便な方法で支援することができる。
本発明の一実施形態に係る太陽光発電システム導入支援装置の構成を示すブロック図である。 太陽光発電システム導入支援装置の動作を示すフローチャートである。 屋根の諸元を設定する処理の内容を説明するフローチャートである。 距離計の計測データを用いた屋根の諸元の算出方法を説明する模式図(その1)である。 距離計の計測データを用いた屋根の諸元の算出方法を説明する模式図(その2)である。 屋根の実寸法及び勾配を算出する処理の内容の一例を示すフローチャートである。 設置イメージを作成して表示させる処理の内容の一例を示すフローチャートである。 設置可能なソーラーパネルの数の算出方法を説明する模式図である。 設置可能なソーラーパネルの数の算出方法の別の例を説明する模式図である。 設置イメージの作成方法を説明する模式図である。 ソーラーパネルの配置の変更例を示す模式図である。 発電電力量等の期待値を算出する処理の内容を示すフローチャートである。 本実施形態の太陽光発電システム導入支援装置に接続された表示装置に表示されるメニュー画面の一例を示す模式図である。 家屋撮影ボタンを押下する操作をしたときに表示される第1の設定画面の一例を示す模式図である。 屋根の形状を選択する画面の一例を示す模式図である。 屋根諸元設定ボタンを押下する操作をしたときに表示される第2の設定画面の一例を示す模式図である。 屋根の大きさを計測する画面の一例を示す模式図である。 基本条件入力ボタンを押下する操作をしたときに表示される第3の設定画面の一例を示す写真である。 気象データを選択する画面の一例を示す写真である。 電力消費量を入力する画面の一例を示す写真である。 ソーラーパネルのメーカーを選択する画面の一例を示す写真である。 シミュレーション実行ボタンを押下する操作をしたときに表示される実行内容選択画面の一例を示す模式図である。 シミュレーション結果の表示画面の一例を示す写真である。 コンピュータのハードウェア構成を示す模式図である。
[装置の機能構成の説明]
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽光発電システム導入支援装置の構成を示すブロック図である。
本実施形態に係る太陽光発電システム導入支援装置(以下「支援装置」ともいう)は、家屋(住宅)等への太陽光発電システム導入の検討を支援する装置であり、設置可能なソーラーパネル(太陽光パネル)の数、導入した場合の発電電力量の期待値(見積もり)等を算出して提示する。
図1に示すように、支援装置1は、屋根寸法算出部101、パネル数算出部102、設置イメージ作成部103、期待値算出部104、操作受付部105、表示制御部106、データ受付部107、通信制御部108、主制御部109、及び記憶部110を備える。
屋根寸法算出部101は、屋根の形状及び所定の計測データを用いて、ソーラーパネルを設置する屋根面の実寸法及び勾配を算出する。
パネル数算出部102は、ソーラーパネルを設置する屋根面の形状及び実寸法と、ソーラーパネルの寸法とを用いて、屋根面に設置可能なソーラーパネルの数を算出する。
設置イメージ作成部103は、屋根面の形状及び実寸法と、ソーラーパネルの寸法と、設置可能なパネルの数とに基づいて、ソーラーパネルを設置したときの家屋の画像(設置イメージ)を作成する。
期待値算出部104は、ソーラーパネル1枚当たりの発電量と、設置するソーラーパネルの数と、設置場所の気象データとに基づいて、発電電力量の期待値を算出する。また、期待値算出部104は、その他に、導入コスト、電気料金の期待値等の費用対効果に関する期待値を算出する。
操作受付部105は、オペレータがキーボード、マウス、タッチパネル等の入力装置2を操作したときの操作情報を受け付ける。
表示制御部106は、設置可能なソーラーパネルの数、設置イメージ、発電電力量の期待値を含む各種の情報を、液晶ディスプレイ等の表示装置3に表示させる。
データ受付部107は、カメラ4で撮影した家屋の画像、距離計5で計測した計測データ等の入力を受け付ける。
通信制御部108は、無線通信又は有線通信により、インターネット等のネットワークを介した他の通信装置との通信を制御する。
主制御部109は、支援装置1全体の動作を制御する。
記憶部110は、屋根形状データ110a、パネル仕様データ110b、気象データ110c、電力消費量データ110d、家屋の画像110e、計測データ110f等を記憶する。
屋根形状データ110aは、屋根の形状(切妻、寄棟、方形、入母屋等)毎の、屋根面の実寸法の算出に必要な情報(計測データ)や算出方法(算出式)が定義されたデータである。パネル仕様データ110bは、複数種のソーラーパネルの仕様(例えばメーカー毎のソーラーパネルの寸法、1枚当たりの発電量、価格等)が登録されたデータベースである。気象データ110cは、複数の地域における気象データ(例えば月別の日照時間、平均気温等)が登録されたデータベースである。電力消費量データ110dは、地域別、家族構成別の電力消費量が登録されたデータベースである。家屋の画像110eは、カメラ4で撮影した、ソーラーパネル設置対象の家屋の画像である。計測データ110fは、距離計5で計測した、屋根面の実寸法の算出に用いる距離や角度、屋根面の方角を含むデータである。
[装置の全体動作の説明]
図2は、太陽光発電システム導入支援装置の動作を示すフローチャートである。
本実施形態に係る支援装置1では、図2に示すように、まず屋根の形状を設定する(ステップS1)。ステップS1は、主制御部109が表示制御部106、操作受付部105等と協働して行う。主制御部109は、オペレータに複数種の屋根の形状から1つを選択させる画面を、表示制御部106を介して表示装置3に表示させ、オペレータに屋根の形状を選択させる。オペレータは、入力装置2を用いて屋根の形状を選択する。オペレータが屋根の形状を選択すると、どの形状を選択したかを示す情報が、入力装置2から操作受付部105を介して主制御部109に入力される。主制御部109は、入力された情報に基づいて屋根の形状を設定する。
次に、家屋の画像を指定する(ステップS2)。ステップS2は、主制御部109が表示制御部106、操作受付部105、データ受付部107等と協働して行う。主制御部109は、オペレータに画像の取得方法を選択させる画面を、表示制御部106を介して表示装置3に表示させる。取得方法の選択肢は、例えば「カメラで撮影する」、「記憶部に記憶させた撮影済みの画像から選ぶ」とする。「カメラで撮影する」を選択した場合、カメラ4で撮影した画像を取得し、記憶部110に保持させる。「撮影済みの画像から選ぶ」を選択した場合、記憶部110に記憶させた家屋の画像110eのなかから画像を選ばせる。
次に、屋根の諸元を設定する(ステップS3)。ステップS3は、主制御部109が屋根寸法算出部101等と協働して行う。主制御部109は、ステップS1で設定した屋根の形状及び屋根形状データ110aに基づいて、オペレータに屋根の諸元(屋根面の実寸法、勾配、方角等)の設定方法を選択させる画面を表示装置3に表示させる。設定方法の選択肢は、例えば「距離計で計測する」、「数値を直接入力する」とする。「距離計で計測する」を選択した場合、主制御部109は、ステップS1で設定した屋根の形状及び屋根形状データ110aに基づいてオペレータ等に予め定めておいた手順で距離計による計測をさせ、計測データ110fを取得する。計測データ110fの取得が完了すると、屋根寸法算出部101が、屋根形状データ110a、計測データ110f等を用いて屋根面の実寸法や勾配等を算出する。一方、「数値を直接入力する」を選択した場合、ステップS1で設定した屋根の形状に基づいて棟寸法、流れ寸法、勾配、方角等の数値を入力させる。
次に、基本条件を設定する(ステップS4)。ステップS4は、主制御部109が行う。主制御部109は、基本条件の入力を受け付ける画面を表示装置3に表示させ、オペレータに入力させる。ステップS4で設定する基本条件は、例えば「設置するソーラーパネルのメーカー」、「気象データの地域」、「過去の電力消費量」等である。なお、発電電力量等のシミュレーション結果が不要な場合、「気象データの地域」及び「過去の消費電力量」の基準条件は入力しなくてもよい。
ステップS1〜S4の設定や入力が終了すると、次に、設置イメージを作成して表示装置3に表示させる(ステップS5)。ステップS5は、主制御部109が、パネル数算出部102、設置イメージ作成部103等と協働して行う。主制御部109は、パネル数算出部102に設置可能なソーラーパネルの数を算出させた後、設置イメージ作成部103にソーラーパネルを設置したときの家屋の画像(設置イメージ)を作成させる。パネル数算出部102は、ステップS4で設定したソーラーパネルのメーカーに基づいて、パネル仕様データ110bからソーラーパネルの寸法を読み出す。そして、ステップS3で設定した屋根面の実寸法と、ソーラーパネルの寸法と、ソーラーパネルを設置する際の制約条件とを用いて設置可能なソーラーパネルの数を算出する。設置イメージ作成部103は、屋根面の形状及び実寸法、ソーラーパネルの寸法、ソーラーパネルを設置する際の制約条件等を用いて家屋の画像における屋根面にソーラーパネルを設置したときの画像を作成し、表示装置3に表示させる。
設置イメージを表示させた後、シミュレーションの実行を要求する情報が入力されると、シミュレーションを行い、その結果を表示装置3に表示させる(ステップS6)。ステップS6は、主制御部109、期待値算出部104等が協働して行う。主制御部109は、設置イメージにおいて屋根面に設置しているソーラーパネルの数や仕様を期待値算出部104に渡し、発電電力量の期待値等を算出させる。期待値算出部104は、ソーラーパネルの数や仕様、気象データ等を用いて発電電力量の期待値を算出する。また、期待値算出部104は、ソーラーパネルの数、電力消費量データ、算出した発電電力量等を用いて、太陽光発電システムを導入した場合の導入コスト、電気料金の期待値等の費用対効果に関する期待値も算出する。そして、これら期待値の算出が完了すると、主制御部109は、設置イメージ、ソーラーパネルの仕様、算出した期待値等を表示装置3に表示させる。
[屋根寸法設定処理の説明]
図3は、屋根の諸元を設定する処理の内容を説明するフローチャートである。
屋根の諸元を設定する処理(ステップS3)は、主制御部109が屋根寸法算出部101等と協働して行う。この処理では、図3に示すように、まず諸元設定画面、すなわち対象家屋の屋根の諸元を入力させる画面を表示装置3に表示させる(ステップS301)。ステップS301は主制御部109が行う。主制御部109は、ステップS1で選択された屋根形状と対応する寸法入力画面を表示装置3に表示させる。寸法入力画面は、屋根の実寸法、勾配、方角等を入力する領域と、測定を行うためのボタンとを設け、入力装置2から直接入力するか、計測データから入力するかを選択できるようにしておく。
寸法入力画面が表示された状態で、オペレータが入力装置2を用いて、諸元の値の入力方法を選択する情報を入力すると、主制御部109は、入力された情報に基づき次に行う処理を判断する(ステップS302)。入力方法として入力装置2から入力する方法が選択された場合(ステップS302;入力装置から入力)、入力装置2から入力された数値を画面に表示する(ステップS303)。すなわち、屋根の実寸法、勾配、方角等を入力する領域に数値が記入された画面を表示装置3に表示させる。
一方、入力方法として計測データから入力する方法が選択された場合(ステップS302;計測データから入力)、計測データを取得し、屋根の実寸法及び勾配を算出する(ステップS304)。ステップS304は、主制御部109が屋根寸法算出部101等と協働して行う。主制御部109は、例えば、オペレータにレーザ距離計を用いた距離計測をさせて計測データを取得する。このとき、主制御部109は、屋根形状データ110aに基づき、測定する距離が示された画像を表示装置3に表示させ、所定の順番で計測データを取得する。そして、計測データの取得が完了すると、主制御部109は、屋根寸法算出部101に屋根の実寸法及び勾配を算出させる。屋根寸法算出部101は、屋根形状データ110aに定義された算出式と、取得した計測データ110fとを用いて、屋根の実寸法及び勾配を算出する。
屋根の実寸法及び勾配を算出したら、算出した数値及び屋根の方角を画面に表示する(ステップS305)。すなわち、屋根の実寸法、勾配、方角等を入力する領域に数値が記入された画面を表示装置3に表示させる。
なお、ステップS303又はS305で表示させる画面は、入力した数値で確定する(OK)か、数値を入力しなおすかを選択できるボタンを設けておき、いずれを選択するかに応じて次に行う処理を判断する(ステップS306)。数値を入力しなおす場合(ステップS306;No)、ステップS302に戻る。一方、入力した数値で確定する場合(ステップS306;Yes)、屋根の諸元を確定させ、屋根の諸元を設定する処理を終了する(リターン)。
ここで、ステップS304における処理の例として、ステップS1で選択した屋根形状が「切妻」であった場合の処理について、図4A、図4B、及び図5を参照しながら説明する。
図4Aは、距離計の計測データを用いた屋根の諸元の算出方法を説明する模式図(その1)である。図4Bは、距離計の計測データを用いた屋根の諸元の算出方法を説明する模式図(その2)である。
図4Aに示すように、切妻屋根6は、直線状の棟601を境として2つの屋根面602,603が山形になるよう傾斜している屋根であり、1つの屋根面602は棟方向及び勾配方向を辺とする略長方形である。そのため、切妻屋根6の屋根面602の実寸法は、棟方向の実寸法(棟寸法)L1と勾配方向の実寸法(流れ寸法)L2となる。
このような切妻屋根の屋根面602の実寸法L1,L2及び勾配αは、種々の方法により算出することができる。本実施形態では、算出方法の一例として、図4Aに示した家屋の高さH1,H2及び幅L1,L3の4つの距離(寸法)の計測データから算出する方法を説明する。この4つの距離は、例えば、ピタゴラス測定が可能な周知のレーザ距離計5を用いて計測するとよい。
家屋の高さH1は、棟601の一端である点P2から地面に下ろした垂線と地面との交点を点P1とした場合の二点P1,P2の距離に等しい。レーザ距離計5を用いて家屋の高さH1を計測する場合、図4A及び図4Bの(a)に示すように、地面に近い計測地点P0にレーザ距離計5を置き、点P0から点P1までの距離L5と、点P0から点P2までの距離L6とを計測する。なお、距離L5を計測する場合、例えば図4Bの(a)に示したように、点P2の真下にブロック50を置いて計測する。このとき、距離の計測に用いた三点P0,P1.P2の位置関係は、図4Bの(a)に示すように、直角三角形の3つの頂点に相当する関係になっている。そのため、二点P0,P1の距離L5と、二点P0,P2の距離L6とがわかれば、ピタゴラスの定理により家屋の高さH1が求まる。なお、三点P0,P1.P2の位置関係が直角三角形の3つの頂点に相当する関係ではない場合でも、図4A及び図4Bの(a)に示したように、二点P0,P1を結ぶ線と、二点P0,P2を結ぶ線との角度βがわかれば、家屋の高さH1を算出できる。この場合、例えば角度の計測も可能なレーザ距離計5を用いれば、家屋の高さH1を容易に求めることができる。
家屋の高さH2は、屋根面602における棟601とは反対側の辺602aの一端P4から地面に下ろした垂線と地面との交点を点P3とした場合の二点P3,P4の距離に等しい。よって、家屋の高さH2は、計測地点P0から二点P0,P3の距離と、二点P0,P4の距離とを計測することで求まる。
家屋の幅L1は、屋根面602の幅(棟方向の距離)である。レーザ距離計5を用いて幅L1を求めるには、図4A及び図4Bの(a)に示すように、屋根面602における棟方向の辺602aの両端と対応する二点P3,P5の距離を計測すればよい。二点P3,P5の距離L1は、一方の点P5にレーザ距離計5を置き、他方の点P3にレーザ光を反射させるブロック50を置いてレーザ距離計5からブロック50までの距離を計測すればよい。
家屋の幅L3は、水平投影した屋根面602の流れ寸法であり、屋根面602の勾配をαとしたときに実寸法L2との間にL3=L2・cos(α)の関係がある。よって、高さH1,H2を算出する際に使用した2つの点P3,P1の距離を計測すれば、家屋の幅L3が求められる。こうして家屋の高さH1,H2及び幅L1,L3が求まれば、屋根面の実寸法L1,L2及び勾配αがわかる。屋根面の実寸法L1は、言うまでもなく家屋の幅L1である。また、屋根面の勾配α及び実寸法L2は、それぞれ下記の式(1)及び式(2)で算出できる。
α=arctan{(H1−H2)/L3} ・・・(1)
L2=L3/cos(α) ・・・(2)
さらに、家屋の幅L1は切妻屋根6の棟方向と平行であり、幅L3は棟方向と直交している。そのため、方角を計測可能なレーザ距離計5を用いれば、図4Bの(b)に示したように、家屋の幅L1又は幅L3を計測する際に屋根面602の方角θを求めることができる。
なお、本明細書では、屋根形状が「切妻」である場合のみを説明するが、他の屋根形状(例えば寄棟、方形等)の場合も、それぞれの屋根面の形状に応じて必要な計測データを取得して屋根の諸元を算出すればよい。
すなわち、図3のステップS304は、図5に示したような処理になる。
図5は、屋根の実寸法及び勾配を算出する処理の内容の一例を示すフローチャートである。
ステップS304では、図5に示すように、まず屋根の形状から諸元(実寸法、勾配、及び方角)の設定に必要な計測データを特定する(ステップS304a)。必要な計測データは、屋根形状データ110aを参照して特定すればよい。屋根形状が「切妻」の場合、上記した家屋の高さH1,H2、幅L1,L2、及び方角θが必要な計測データとなる。
次に、特定した計測データの1つを選択し、選択した計測データを取得する(ステップS304b)。ステップS304bにおいて、例えば高さH1の計測データを取得する場合には、図4A及び図4Bの(a)に示したような二点P0,P1及び二点P0,P2の距離L5,L6の計測や、二点P0,P1を結ぶ線と二点P0,P2を結ぶ線との角度βの計測を促す画面を表示装置3に表示させ、オペレータに計測させる。オペレータは、二点P0,P1及び二点P0,P2の距離等の計測を終えると、入力装置2を用いて計測が終わったことを示す情報を入力する。これを受け、支援装置1は、レーザ距離計5から高さH1の計測データを取得する。なお、上記の距離や角度の計測値から高さH1を算出する処理は、レーザ距離計5で行ってもよいし、支援装置1で行ってもよい。
選択した計測データの取得を終えたら、次に、取得していない計測データが有るか確認する(ステップS304c)。
取得していない計測データがある場合(ステップS304c;Yes)、ステップS304bに戻り、以後全ての計測データの取得が完了するまで処理を繰り返す。
そして、全ての計測データの取得が完了したら(ステップS304c;No)、次に、屋根の勾配αを算出する(ステップS304d)。ステップ304dでは、例えば上記の式(1)により勾配αを算出する。
勾配αを算出したら、次に、屋根面の実寸法(流れ寸法)L2を算出する(ステップS304e)。ステップS304eでは、上記の式(2)により実寸法L2を算出する。
こうして、屋根面の実寸法L1,L2及び勾配αを求めると、屋根の実寸法及び勾配を算出する処理が終了する(リターン)。
こうして屋根の諸元を設定した後、支援装置1は、上記のように基本条件を設定するための情報の入力を受け付ける(ステップS4)。ステップS4で受け付ける基本条件は、「設置するソーラーパネルのメーカー」、「気象データの地域」、「過去の電力消費量」等である。なお、発電電力量の期待値等が不要な場合、「気象データの地域」及び「過去の消費電力量」に関する条件は入力しなくてもよい。
オペレータが入力装置2を用いて基準条件を入力し、シミュレーションの実行を要求する操作を行うと、支援装置1は、シミュレーションの第1段階として設置イメージを作成し、表示装置3に表示させる(ステップS5)。
[設置イメージを作成して表示させる処理の説明]
図6は、設置イメージを作成して表示させる処理の内容の一例を示すフローチャートである。
設置イメージを作成して表示させるステップS5は、主制御部109が、パネル数算出部102、設置イメージ作成部103等と協働して行う。主制御部109は、図6に示すように、まずパネル数算出部102にソーラーパネルの配置態様を決定させ(ステップS501)、設置可能なソーラーパネルの数を算出させる(ステップS502)。ソーラーパネルの配置態様は、例えばソーラーパネルを設置する屋根面のうちの設置可能な領域の形状や寸法等に基づいて決定する。ソーラーパネルを設置可能な領域は、設置する屋根面の形状及び寸法と、ソーラーパネルを設置できない領域又は設置したくない領域の位置、形状、及び寸法とに基づいて特定する。また、設置可能なソーラーパネルの数は、ソーラーパネルを設置可能な領域の形状及び寸法と、ソーラーパネルの寸法とに基づいて算出する。
次に、主制御部109は、設置イメージ作成部103に、ソーラーパネルが設置された屋根面を正面から見た仮想屋根面画像を作成させる(S503)。設置イメージ作成部103は、屋根面の実寸法、ソーラーパネルの配置態様、及びソーラーパネルの寸法に基づいて仮想屋根面画像を作成する。
仮想屋根面画像を作成すると、主制御部109は、次に、オペレータに対象家屋の画像内におけるソーラーパネルの設置領域を指定させる(ステップS504)。主制御部109は、記憶部110からソーラーパネルの設置対象である家屋の画像110eを読み出して表示装置3に表示させる。オペレータは、入力装置2を用いて、例えば表示された画像内における屋根面の四隅を指定する。
設置領域を指定したら、主制御部109は、次に、設置イメージ作成部103に射影変換係数を算出させる(ステップS505)。設置イメージ作成部103は、家屋の画像内に指定された設置領域の形状及び寸法と、仮想屋根面画像の形状及び寸法とに基づいて、下記式(3)における射影変換係数a〜hを算出する。
式(3)において、x’,y‘は射影変換前の画素の座標であり、u,vは変化後の画素の座標である。
射影変換係数を算出したら、次に、仮想屋根面画像を射影変換して家屋の画像に合成した設置イメージを表示装置3に表示させる(ステップS506)。画像の合成は、設置イメージ作成部103が行う。なお、設置イメージを表示させる際には、ソーラーパネルの配置を確定する(OK)か、配置を修正するかを選択できるボタンを設けておき、いずれを選択するかに応じて次に行う処理を判断する(ステップS507)。設置イメージにおけるソーラーパネルの配置に問題があり、配置を修正する場合(ステップS507;No)、ソーラーパネルの配置を修正し(ステップS508)、ステップS503に戻る。一方、設置イメージにおけるソーラーパネルの配置に問題が無い場合(ステップS507;Yes)、ソーラーパネルの設置数及び設置イメージを記憶部110に保持させ(ステップS509)、処理を終了する(リターン)。
図7は、設置可能なソーラーパネルの数の算出方法を説明する模式図である。図8は、設置可能なソーラーパネルの数の算出方法の別の例を説明する模式図である。図9は、設置イメージの作成方法を説明する模式図である。
設置可能なソーラーパネルの数は、屋根面におけるソーラーパネルを設置可能な領域の形状及び寸法と、ソーラーパネルの寸法とにより定まる。例えば切妻屋根6の屋根面602においては、図7の(a)に示すように、棟方向の両端部(妻側)にそれぞれ幅C1,C2のマージン(設置不可領域)がある。また、屋根面602の流れ方向の両端部(棟及び軒)にもそれぞれ幅C3,C4のマージンがある。そのため、屋根面602の実寸法がL1×L2であっても、ソーラーパネルの設置可能領域はC5×C6(C5=L1−C1−C2,C6=L2−C3−C4)となる。
よって、設置可能なソーラーパネルの数は、設置可能領域の寸法C5×C6と、ソーラーパネルの寸法D1×D2とにより定まる。図7の(a)に示したように、ソーラーパネルの寸法D1の辺が屋根面602の棟側の辺と平行になるよう配置する場合、設置可能枚数Nは、下記の式(4)〜(6)により算出される。
N=N1×N2 ・・・(4)
N1=INT{(L1−C1−C2)/D1} ・・・(5)
N2=INT{(L2−C3−C4)/D2} ・・・(6)
式(5)及び(6)のINT{X/Y}は、XをYで除した値の小数部分を切り捨てて整数にすることを意味する。
また、ソーラーパネルの寸法は、メーカーや型番により異なる。そのため、例えば、図7(b)に示すように、寸法D3×D4のソーラーパネルを設置した場合、寸法C5×C6の設置可能領域内に設置可能なソーラーパネルの数が図7の(a)に示した例とは異なる数になる。
なお、屋根形状が「方形」の場合、図8に示すように、屋根面604の平面形状が三角形である。このように、三角形状の屋根面604の場合、例えば、長方形のソーラーパネル7Aと三角形のソーラーパネル7Bとを用いて、外周が台形状になるように配置してもよい。
こうして設置可能なソーラーパネルの数を算出したら、仮想屋根面画像を作成して家屋の画像に合成する。図9に示すように、仮想屋根面画像801は、屋根面602の設置可能領域内にソーラーパネル7を設置した画像である。
仮想屋根面画像801における屋根面602は、正面から見た場合の形状である。そのため、屋根形状が「切妻」の場合、屋根面602は長方形となる。
これに対し、図9に示したように、カメラ4で撮影した家屋の画像802における屋根面は、撮影位置から遠くなるにつれて小さく(幅が狭く)なっていく。そのため、仮想屋根面画像801を家屋の画像802に合成するときには、上記のように式(3)を用いた射影変換を行う。式(3)における射影変換係数a〜hは、家屋の画像802内の屋根面の4隅となる点Ra,Rb,Rc,Rdを指定し、この4点Ra,Rb,Rc,Rdの位置関係と、仮想屋根面画像801の4隅の点Qa,Qb,Qc,Qdの位置関係とから求めればよい。なお、射影変換係数a〜hを求める際には、屋根面の4隅の点の位置関係に限らず、家屋の画像802内に写っている屋根面の領域に応じて適宜変更可能である。例えば、画像802内の屋根面の4隅のうちの2隅が植木等で隠れている場合、隠れている隅の代わりに他の2点を用いてもよい。
本実施形態の支援装置1が行う処理では、ステップS5(S506)において図9の家屋の画像(設置イメージ802)のようなソーラーパネル7を設置した家屋のイメージが表示装置3に表示される。表示される設置イメージ802に合成されている仮想屋根面画像801は、レーザ距離計等の距離計5で計測した精度の高いデータを用いて算出した屋根面の実寸法に基づいて作成している。そのため、仮想屋根面画像801における屋根面の実寸法とソーラーパネルを配置した領域とは、実際に屋根面にソーラーパネルを配置した状態を精度良く表している。したがって、太陽光発電システムの導入を検討している人に設置イメージ802を提示することで、導入後の家屋の外観をイメージしやすくなる。また、設置イメージ802を提示することで、ソーラーパネルの配置に関する不具合等を事前に知ることができ、ソーラーパネルの配置を変更できる。
図10は、ソーラーパネルの配置の変更例を示す模式図である。
設置対象の家屋と近隣の住宅との位置関係、近隣の住宅の高さ等によっては、例えば、図10の(a)に示すように、屋根面のうちの日中の大部分の時間が日陰9になる領域内にソーラーパネルの一部が存在することもある。ソーラーパネルの設置領域が日陰の場合、発電量が低下する。そのため、設置可能領域内であっても日陰になる時間が長い領域にはソーラーパネルを設置しないことを望む場合もある。そのような場合、例えば、ステップS508の処理により、図10の(b)に示すように、日陰になる領域に設置されていたソーラーパネルを除去することができる。
また、実際の家屋の屋根面に天窓が有る場合、ソーラーパネルは天窓と重ならないよう設置する必要がある。この場合、設置イメージ802における天窓の位置と、ソーラーパネルの設置位置との関係が正確でないと、設置イメージ802では問題がなくても、実際にソーラーパネルを設置した際に問題が生じる恐れがある。これに対し、本実施形態では、距離計5で計測した精度の高いデータを用いて算出した実寸法に基づいて仮想屋根面画像801を作成し、家屋の画像に合成している。そのため、設置イメージ802における天窓の位置と、ソーラーパネルの設置位置との関係を精度良く表すことができ、事前にソーラーパネルの配置の評価をすることができる。
このように、図9及び図10に示したような設置イメージ802を見たオペレータ等がソーラーパネルの配置に問題が無いこと示す情報を入力すると、支援装置1は、シミュレーションの第2段階として発電電力量等の期待値を算出し、表示装置3に表示させる(ステップS6)。
[発電電力量等の期待値を算出する処理の説明]
図11は、発電電力量等の期待値を算出する処理の内容を示すフローチャートである。
設置イメージ802に問題の無いことをオペレータ等が確認し、ソーラーパネルの設置数が確定すると、支援装置1は、確定した設置数を用いて発電電力量等の期待値を算出する。
発電電力量等の期待値を算出するステップS6は、主制御部109が、期待値算出部104等と協働して行う。主制御部109は、図11に示すように、まず設定されたパネル情報の1つを選出する(ステップS601)。
次に、選出したパネル情報等を用いて発電電力量の期待値を算出する(ステップS602)。ステップS602は、期待値算出部104が行う。期待値算出部104は、パネル情報におけるソーラーパネル1枚当たりの発電量、ソーラーパネルの設置数、屋根面の方角、気象データ等を用いて発電電力量の期待値を算出する。
次に、算出した発電電力量の期待値、過去の電力消費量等を用いて費用対効果に関する期待値を算出する(ステップS603)。ステップS603は,期待値算出部104が行う。ステップS603において、期待値算出部104は、設置コスト、電気料金をいくら節約できるか、設置コストを回収するのに何年かかるか等の期待値を算出する。
発電電力量及び費用対効果に関する期待値を算出したら、次に、選出していないパネル情報が有るか確認する(ステップS604)。選出していないパネル情報がある場合(ステップS604;Yes)、ステップS601に戻り、設定された全てのパネル情報を用いた発電電力量及び費用対効果に関する期待値の算出を繰り返す。一方、選出していないパネル情報が無い場合(ステップS604;No)、発電電力量等の期待値をパネル情報と対応付け、設置イメージ等とともに表示装置3に表示させ(ステップS605)、処理を終了する(リターン)。
このように、本実施形態の支援装置1は、ソーラーパネルが設置された家屋の画像(設置イメージ)とともに、設置するソーラーパネルの情報(メーカや仕様)や発電電力量等の期待値を提示することができる。そのため、設置イメージと費用対効果に関する期待値とを含むシミュレーション結果を用いて、太陽光発電システムの導入を検討できる。
また、距離計5で計測したデータに基づいて屋根面の実寸法を算出しているので、算出した実寸法と実際の実寸法との間に誤差が生じにくく、設置可能なソーラーパネルの数を正確に見積もることができる。そのため、ソーラーパネルの設置数により値が変動する発電電力量等の期待値の精度が高くなり、太陽光発電システムの導入を検討しやすくなる。
さらに、複数のパネル情報を設定した場合、複数のシミュレーション結果を見比べることができるので、太陽光発電システムの導入をより一層検討しやすくなる。
[表示画面の説明]
図12は、本実施形態の太陽光発電システム導入支援装置に接続された表示装置に表示されるメニュー画面の一例を示す模式図である。
本実施形態の支援装置1を用いて設置イメージや費用対効果に関する期待値等のシミュレーションを行う場合、支援装置1に接続された表示装置3には、まず、図12に示すようなメニュー画面1000が表示される。
メニュー画面1000には、家屋撮影ボタン1001、屋根諸元設定ボタン1002、基本条件入力ボタン1003、シミュレーション実行ボタン1004、及び終了ボタン1005が表示される。そして、オペレータが入力装置2を用いてこれらのボタンを押下する操作をすると、押下したボタンと対応付けられた処理を実行する画面に移行する。
家屋撮影ボタン1001は、図2に示したステップS1及びS2の処理と対応付けられている。そのため、オペレータが家屋撮影ボタン1001を押下する操作を行うと、屋根の形状の設定及び対象家屋の画像の指定を行う画面に移行する(図13A及び図13Bを参照)。
屋根諸元設定ボタン1002は、図2に示したステップS3の処理と対応付けられている。そのため、オペレータが屋根諸元設定ボタン1002を押下する操作を行うと、屋根の諸元の設定を行う画面に移行する(図14A及び図14Bを参照)。
基本条件入力ボタン1003は、図2に示したステップS4の処理と対応付けられている。そのため、オペレータが基本条件入力ボタン1003を押下する操作を行うと、ソーラーパネルのメーカー等の設定、気象データの地域の設定、過去の電力消費量の入力等を行う画面に移行する(図15A、図15B、図15C、及び図15Dを参照)。
シミュレーション実行ボタン1004は、図2に示したステップS5及びS6の処理と対応付けられている。そのため、オペレータがシミュレーション実行ボタン1004を押下する操作を行うと、設置イメージを表示する画面や、設置イメージ及び発電電力量等の期待値を表示する画面に移行する(図16A及び図16Bを参照)。
また、オペレータが終了ボタン1005を押下する操作を行うと、支援装置1によるシミュレーションを終了する。
図13Aは、家屋撮影ボタンを押下する操作をしたときに表示される第1の設定画面の一例を示す模式図である。図13Bは、屋根の形状を選択する画面の一例を示す模式図である。
オペレータがメニュー画面1000に表示された家屋撮影ボタン1001を押下する操作を行うと、図13Aに示したような第1の設定画面1100が表示される。
第1の設定画面1100には、屋根形状選択ボタン1101、屋根形状表示窓1102、撮影ボタン1103、画像表示窓1104、選択ボタン1105、取消ボタン1106、コメント入力域(テキストボックス)1107、確定ボタン1108、及び戻るボタン1109が表示される。
屋根形状選択ボタン1101は、図2に示したステップS1の処理と対応付けられている。そのため、オペレータが屋根形状選択ボタン1101を押下する操作を行うと、図13Bに示すような屋根形状選択画面1120が表示される。屋根形状選択画面1120には、8種類の基本形状ボタン1121〜1128と、選択ボタン1129と、戻るボタン1130とが表示される。この屋根形状選択画面1120が表示された状態で、オペレータが基本形状ボタン1121〜1128のいずれかを押下する操作をすると、基本形状ボタン1121のように対応するボタンの色が反転する。そして、基本形状ボタン1121〜1128のいずれかのボタンの色が反転した状態で、選択ボタン1129を押下する操作を行うと、屋根形状の設定が完了し、第1の設定画面1100に戻る。このとき、第1の設定画面1100の屋根形状表示窓1102には、選択した屋根形状(色が反転している基本形状ボタンと対応付けられた屋根形状)のモデルが表示される。また、屋根形状選択画面1120が表示された状態で、オペレータが戻るボタン1129を押下する操作を行うと、屋根形状の設定をせずに第1の設定画面1100に戻る。
撮影ボタン1103は、カメラ4で撮影した家屋の画像を取得する処理と対応付けられている。オペレータが撮影ボタン1103を押下する操作を行うと、例えば支援装置1に接続されたカメラ4又は支援装置1に内蔵されたカメラが起動し、図示しない撮影画面が表示される。そして、カメラで対象家屋を撮影した後、撮影画面に表示された確定ボタンを押下する操作を行うと、画像データが支援装置1の記憶部110に転送されるとともに、第1の設定画面1100に戻る。このとき、第1の設定画面1100の画像表示窓1104には、撮影した家屋の画像が表示される。また、撮影画面には戻るボタンが表示されており、オペレータが戻るボタンを押下する操作を行うと、撮影を中止して第1の設定画面1100に戻る。
選択ボタン1105は、記憶部110で保持する画像のなかから家屋の画像を選択する処理と対応付けられている。オペレータが選択ボタン1105を押下する操作をすると、図示しない画像選択画面が表示される。そして、画像を選択する操作及び確定ボタンを押下する操作を行うと、第1の設定画面1100に戻る。このとき、第1の設定画面1100の画像表示窓1104には、選択した家屋の画像が表示される。また、画像選択画面には戻るボタンが表示されており、オペレータが戻るボタンを押下する操作を行うと、画像の選択を中止して第1の設定画面1100に戻る。
取消ボタン1106は、家屋の画像の設定を未設定の状態に戻す処理と対応付けられている。オペレータが取消ボタン1106を押下する操作を行うと、家屋の画像が設定されていない状態になり、画像表示窓1104から家屋の画像が消える。
コメント入力域1107は、屋根の形状又は家屋の画像に対するコメントを入力可能なテキストボックスである。
確定ボタン1108は、屋根形状の選択、家屋の画像の指定等を確定して保持する処理と対応付けられている。オペレータが確定ボタン1108を押下する操作を行うと、選択した屋根形状及び家屋の画像、入力したコメントが記憶部110あるいは図示しない他のメモリに格納される。また、オペレータが確定ボタン1108を押下する操作を行うと、メニュー画面1000に戻る。
戻るボタン1109は、メニュー画面1000に戻る処理と対応付けられている。オペレータが戻るボタン1109を押下する操作を行うと、屋根形状及び家屋の画像の設定、入力したコメントを破棄してメニュー画面1000に戻る。
図14Aは、屋根諸元設定ボタンを押下する操作をしたときに表示される第2の設定画面の一例を示す模式図である。図14Bは、屋根の大きさを計測する画面の一例を示す模式図である。
オペレータがメニュー画面1000に表示された屋根諸元設定ボタン1102を押下する操作を行うと、図14Aに示したような第2の設定画面が表示される。
第2の設定画面1200には、寸法等入力域(テキストボックス)1201、測定ボタン1202、コメント入力域(テキストボックス)1203、確定ボタン1204、及び戻るボタン1205が表示される。
寸法等入力域1201は、屋根面の実寸法、方角、及び勾配の数値を直接入力可能なテキストボックスである。ソーラーパネルは、南向きの屋根面だけでなく、東向き及び西向きの屋根面にも設置可能である。そのため、寸法等入力域1201には、南向きの屋根面の実寸法等を入力する第1の入力域、東向きの屋根面の実寸法等を入力する第2の入力域、及び西向きの屋根面の実寸法等を入力する第3の入力域を設けている。
測定ボタン1202は、距離計5で計測(測定)した計測データを用いて屋根面の実寸法等を算出する処理と対応付けられている。オペレータが測定ボタン1202を押下する操作を行うと、図14Bに示すような計測画面1220が表示される。計測画面1220には、計測ガイド1221、確定ボタン1222、やり直しボタン1223、及び戻るボタン1224が表示される。計測ガイド1221は、計測する項目、手順等を説明するメッセージであり、設定済みの屋根形状と対応したメッセージが表示される。確定ボタン1222は、計測ガイド1221で指定された項目の計測が終了した場合に押下するボタンである。オペレータが確定ボタン1222を押下する操作をすると、計測ガイド1221の表示が、次の項目の計測を促すメッセージ、又は全ての計測が終了したことを伝えるメッセージに切り替わる。やり直しボタン1223は、計測済みの項目を計測しなおす場合に押下するボタンである。戻るボタン1224は、計測を中止して第2の設定画面1201に戻る場合に押下するボタンである。
コメント入力域1203は、屋根の諸元(実寸法、方角、勾配等)に対するコメントを入力可能なテキストボックスである。
確定ボタン1204は、入力した屋根の諸元を確定して保持する処理と対応付けられている。オペレータが確定ボタン1204を押下する操作を行うと、入力した屋根の諸元及びコメントが記憶部110あるいは図示しない他のメモリに格納される。また、オペレータが確定ボタン1204を押下する操作を行うと、メニュー画面1000に戻る。
戻るボタン1205は、メニュー画面1000に戻る処理と対応付けられている。オペレータが戻るボタン1205を押下する操作を行うと、入力した屋根の諸元及びコメントを破棄してメニュー画面1000に戻る。
図15Aは、基本条件入力ボタンを押下する操作をしたときに表示される第3の設定画面の一例を示す写真である。図15Bは、気象データを選択する画面の一例を示す写真である。図15Cは、電力消費量を入力する画面の一例を示す写真である。図15Dは、ソーラーパネルのメーカーを選択する画面の一例を示す写真である。
オペレータがメニュー画面1000に表示された基本条件入力ボタン1003を押下する操作を行うと、図15Aに示したような第3の設定画面1300が表示される。
第3の設定画面1300には、住所入力域1301、気象データ選択ボタン1302、気象データ表示窓1303、家族構成入力域1304、電力消費条件選択域1305、電力消費量入力ボタン1306、パネルメーカー選択ボタン1307、パネルメーカー表示窓1308、確定ボタン1309、及び戻るボタン1310が表示される。
住所入力域1301は、設置対象の家屋の住所を入力するテキストボックスである。気象データ選択ボタン1302は、気象データの地域を選択する際に押下するボタンである。気象データ選択ボタン1302を押下する操作を行うと、図15Bに示すような気象データ選択画面1320が表示される。気象データ選択画面1320には、気象データの収集地点の一覧1321、選択ボタン1322、及び戻るボタン1323が表示される。一覧1321から所望の収集地点を選択し、選択ボタン1322を押下する操作を行うと、気象データの選択が完了し、第3の設定画面1300に戻る。このとき、第3の設定画面1300の気象データ表示窓1303には、選択した収集地点が表示される。また、気象データ選択画面1320が表示された状態で戻るボタン1323を押下する操作を行うと、収集地点の選択を中止して第3の設定画面1300に戻る。
家族構成入力域1304は、設置対象の家屋の住人の構成を入力するテキストボックスである。
電力消費条件選択域1305は、設置対象の家屋の電力消費条件を選択するラジオボックスであり、「オール電化」又は「ガス併用」を選択する。
電力消費量入力ボタン1306は、過去の電力消費量を入力する際に押下するボタンである。電力消費量入力ボタン1306を押下する操作を行うと、図15Cに示すような電力消費量入力画面1360が表示される。電力消費量入力画面1360には、電力消費量入力域1361、確定ボタン1362、及び戻るボタン1363が表示される。電力消費量入力域1361は、過去1年分の電力消費量を月別で入力するテキストボックスである。電力消費量入力域1361に電力消費量を入力し、確定ボタン1362を押下する操作を行うと、電力消費量の設定の入力が完了し、第3の設定画面1300に戻る。また、電力消費量入力画面1360が表示された状態で戻るボタン1363を押下する操作を行うと、電力消費量の入力処理を中止して第3の設定画面1300に戻る。
パネルメーカー選択ボタン1307は、設置するソーラーパネルのメーカーを設定する際に押下するボタンである。パネルメーカー設定ボタン1307を押下する操作を行うと、図15Dに示すようなパネルメーカー選択画面1370が表示される。パネルメーカー選択画面1370には、パネルメーカーの一覧1371、選択画面1372、及び戻るボタン1373が表示される。パネルメーカーの一覧1371から希望のメーカーを選択し、選択ボタン1372を押下する操作を行うと、パネルメーカーの選択が完了し、第3の設定画面1300に戻る。このとき、第3の設定画面のパネルメーカー表示窓1308には、選択したパネルメーカーが表示される。また、パネルメーカー選択画面1370が表示された状態で戻るボタン1373を押下する操作を行うと、パネルメーカーの選択を中止して第3の設定画面1300に戻る。なお、パネルメーカーは複数選択することが可能であり、選択済みの状態で新たにパネルメーカーを選択すると、パネルメーカーの表示窓1308には新たに選択したパネルメーカーが追加される。
図16Aは、シミュレーション実行ボタンを押下する操作をしたときに表示される実行内容選択画面の一例を示す模式図である。図16Bは、シミュレーション結果の表示画面の一例を示す写真である。
オペレータがメニュー画面1000に表示されたシミュレーションボタン1004を押下する操作を行うと、図16Aに示すような実行内容選択画面1400が表示される。実行内容選択画面1400には、設置イメージ表示ボタン1401、全項目実行ボタン1402、及び戻るボタン1403が表示される。設置イメージ表示ボタン1401は、図2に示したステップS5の処理と対応付けられている。オペレータが設置イメージ表示ボタン1401を押下する操作を行うと、ステップS5の処理(例えば図6に示した処理)を実行し、図9及び図10に示したような設置イメージ802を表示装置3に表示させる。この際、設置イメージ802とともに、図示しない修正ボタン、確定ボタン、及び戻るボタンを表示する。修正ボタンは、設置イメージ802のソーラーパネルの配置を修正する際に押下するボタンである。確定ボタンは、ソーラーパネルの配置を修正後の配置に確定する際に押下するボタンである。戻るボタンは、設置イメージ802の表示、修正を中止して実行内容選択画面1400に戻る際に押下するボタンである。
全項目実行ボタン1402は、図2に示したステップS5及びS6の処理と対応付けられている。オペレータが全項目実行ボタン1402を押下すると、設置イメージの作成及び発電電力量等の期待値の算出を行い、図16Bに示すようなシミュレーション結果画面1420を表示装置3に表示させる。
シミュレーション結果画面1420には、期待売電金額入力域1421a、費用入力域1421b、設置位置入力域1421c、電池容量入力域1421d、期待売電量入力域1421e、設置パネル情報入力域1421f、初期費用回収年月入力域1421g、設置イメージ表示窓1422、発電電力量グラフ表示窓1423、シミュレーション実行ボタン1424、戻るボタン1425等が表示される。
期待売電金額入力域1421a、費用入力域1421b、設置位置入力域1421c、電池容量入力域1421d、期待売電量入力域1421e、設置パネル情報入力域1421f、初期費用回収年月入力域1421g等は、費用対効果に関する期待値の算出に用いるシミュレーション条件を入力するテキストボックスである。これらの入力域は連動しており、例えば期待売電金額入力域1421a及び費用入力域1421bに数値を入力すると、自動的に支援装置1が他の入力域の値を算出して入力する。
設置イメージ表示窓1422は、ステップS5の処理で作成した設置イメージを表示する領域である。設置イメージ表示窓1422には、設置イメージの表示方法を変更する複数のボタン等も表示される。
発電電力量グラフ表示窓1423は、ステップS6の処理で作成した発電電力量の期待値等を表示する領域である。発電電力量グラフ表示窓1423には、表示を売電収入の推移に変更するボタン、ソーラーパネルのメーカーを変更するボタン等も表示される。
シミュレーション再実行ボタン1424は、例えば期待売電金額入力域1421aの数値を変更してシミュレーションを再実行するときに押下するボタンである。
戻るボタン1425は、シミュレーションの結果表示を終了してメニュー画面1000に戻るときに押下するボタンである。
[支援装置1のハードウェア構成の説明]
図17は、コンピュータのハードウェア構成を示す模式図である。
本実施形態に係る支援装置1は、コンピュータと、上記の各処理をコンピュータに実行させるプログラムとにより実現される。コンピュータとプログラムとにより実現される支援装置1のハードウェア構成を、図17を参照しながら簡単に説明する。
図17に示すように、コンピュータ2000は、Central Processing Unit(CPU)2001、メモリ2002、補助記憶装置2003、入力装置2004、表示装置2005、及びインタフェース2006,2007を備える。CPU 2001、メモリ2002、補助記憶装置2003、入力装置2004、表示装置2005、及びインタフェース2006,2007は、バス2009により任意の2点間でデータを伝送できる。なお、図17は、支援装置1に好適なタブレットPC等の携帯型コンピュータのハードウェア構成を示している。
CPU 2001は、各種のプログラムを実行することによりコンピュータ2000の全体の動作を制御する演算処理装置である。
メモリ2002は、Read Only Memory(ROM)やRandom Access Memory(RAM)等の半導体メモリである。ROMには、例えばコンピュータ2000の起動時にCPU 2001が読み出す所定の基本制御プログラム等が予め記録されている。また、RAMは、CPU 2001が各種のプログラムを実行する際に、必要に応じて作業用記憶領域として使用する。
補助記憶装置2003は、CPU 2001によって実行される各種のプログラムや屋根形状データ110a等の各種のデータを記憶する、Hard Disk Drive(HDD)やSolid State Drive(SSD)等の大容量の記憶装置である。CPU 2001は、補助記憶装置2003に記憶されているプログラムを読み出して実行し、必要に応じてメモリ2003に記憶された屋根形状データ110等の各種データを読み出すことにより、設置イメージの作成や発電電力量の期待値等の算出が可能になる。
入力装置2004は、例えばタッチパネル装置、あるいはキーボード装置やマウス装置であり、コンピュータ2000のオペレータ(ユーザ)により操作されると、その操作内容に対応付けられている入力情報をCPU 2001に送信する。
表示装置2005は、例えば液晶ディスプレイであり、CPU 2001から送信される表示データに従ってメニュー画面や設置イメージ等を含む各種のテキスト、画像を表示する。
インタフェース2006は、コンピュータ2000とインターネット等のネットワークとを通信可能に接続し、気象データ110c、電力消費量データ110d等の取得を行う。
インタフェース2007は、例えばUniversal Serial Bus(USB)規格に従ったデータ伝送が可能な各種の装置を接続する1個以上の端子を有し、例えば家屋の画像を撮影したカメラ4や距離計5等の接続に用いる。
このコンピュータ2000は、CPU 2001、メモリ2002、補助記憶装置2003等が協働して上述のフローチャートに沿った処理を行うことで、図1に示した支援装置1の各機能を実現する。
タブレットPC等の携帯型コンピュータは、小型軽量で持ち運びが容易である。そのため、タブレットPCに上述の処理を実行させるプログラムを導入しておけば、例えば設置対象の家屋がある場所まで行き、家屋の屋根の形状や状態を確認しながらシミュレーションを行うことができる。したがって、画像だけでは判断が難しい屋根面の凹凸や曲率等も考慮した設置イメージを作成し、よりきめの細かい支援をすることができる。
また、支援装置1として用いるコンピュータ2000は、カメラ4を内蔵したものであってもよい。
なお、支援装置1として用いることが可能なコンピュータは、タブレットPC等の携帯型コンピュータに限らず、太陽光発電システムの施行業者の店舗等にあるデスクトップ型コンピュータでもよいことはもちろんである。
以上説明したように、本実施形態に係る支援装置1及び支援方法によれば、距離計により計測された距離データ(計測データ)に基づき、対象家屋の屋根の実寸法及び形状を算出するので、画像から算出する場合に比べて寸法の誤差が小さい。そのため、屋根に設置可能なソーラーパネルの数を正確に見積もることができ、太陽光発電システム導入を支援しやすい。
また、屋根の実寸法及び形状と、ソーラーパネルの設置に関する制約条件とに基づき、ソーラーパネルの配置態様を決定するので、施行時に生じ得る不具合を事前に推測しやすくなる。さらに、決定した配置態様と設置可能なソーラーパネルの数に基づいて設置イメージを作成し表示することで、導入を検討している人に対しより具体的に情報を提供できる。加えて、制約条件としてソーラーパネルの種別に応じた条件や対象家屋の屋根に応じた条件を採用することで、導入を検討している人の要望や屋根の状態を考慮した適切な支援が可能となる。
しかも、ソーラーパネルの設置数により変化する発電電力量や費用対効果の期待値に関する情報をソーラーパネルの種別に対応付けて表示することができるので、設置するソーラーパネルのメーカー等も検討でき、よりきめ細かい支援が可能となる。
以上記載した実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータが、
対象家屋の屋根の各辺部について、距離計により計測された計測地点から前記辺部の第1の箇所までの距離、前記計測地点から前記辺部の第2の箇所までの距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得し、
取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根の各辺部の実寸法を算出し、
算出した前記各辺部の実寸法に基づき、前記屋根に設置する太陽光パネルの個数を算出する処理を実行する、
ことを特徴とする太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記2)
前記コンピュータが、
ユーザが入力装置を用いて入力した前記対象家屋の屋根の形状を選択する情報を受け付け、
取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度、並びに選択した前記屋根の形状に基づき、前記屋根の各辺部の実寸法を算出する、
ことを特徴とする付記1に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記3)
前記コンピュータが、
前記対象家屋の屋根に前記太陽光パネルを設置する際の制約条件を取得し、
算出した前記各辺部の実寸法と、取得した前記制約条件とに基づいて、前記屋根に設置する太陽光パネルの個数を算出する
ことを特徴とする付記1又は2に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記4)
前記コンピュータが、
さらに、前記形状及び実寸法と、前記制約条件とに基づき、前記屋根に設置する太陽光パネルの配置態様を算出する、
ことを特徴とする付記3に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記5)
前記コンピュータが、
さらに、前記対象家屋の屋根に、算出した個数の前記太陽光パネルを設置したときの画像を作成して表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれかに記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記6)
前記太陽光パネルを設置したときの画像は、
前記形状及び前記実寸法に基づいて前記太陽光パネルが設置された前記屋根を正面から見た仮想画像を作成し、
カメラで撮影された前記対象家屋の画像における屋根の部分に前記仮想画像を射影変換して重ねて作成する、
ことを特徴とする付記5に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記7)
前記設置イメージの形状及び寸法と、前記対象家屋の画像内における屋根の形状及び寸法との関係に基づき、前記設置イメージを射影変換して前記画像内の屋根に合成する、
ことを特徴とする付記6に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記8)
前記制約条件は、前記太陽光パネルの種別に応じた条件又は前記対象家屋の屋根に応じた条件である、
ことを特徴とする付記3に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記9)
コンピュータが、
距離計により計測された対象家屋の屋根の各辺部の実寸法を取得し、
取得した前記各辺部の実寸法に基づき、前記屋根に設置する太陽光パネルの個数を算出する処理を実行する、
ことを特徴とする太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記10)
コンピュータが、
対象家屋の屋根に設置する太陽光パネルにより生成される電力及び前記電力の販売により得られる金額のいずれかの期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に応じて算出し、
算出された前記期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に対応付けて表示装置に表示させる、
ことを特徴とする太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記11)
前記コンピュータが、
さらに、前記太陽光パネルの設置費用を、前記太陽光パネルの種別に対応付けて前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記10に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記12)
前記コンピュータが、
さらに、前記対象家屋の屋根と、前記屋根に設置された際の前記太陽光パネルと、を含む設置イメージを作成し、前記太陽光パネルの種別に対応付けて前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記10又は11に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記13)
前記コンピュータが、
前記期待値の月別値を、それぞれの月を示す情報に対応付けて前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記10〜12のいずれかに記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記14)
前記コンピュータが、
前記太陽光パネルの種別とそれぞれが示す複数の情報とを前記表示装置に表示させ、
表示させた前記複数の情報のうち、いずれかの情報の選択を受け付けた場合、当該選択を受け付けた前記いずれかの情報に対応する期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に対応付けて前記表示装置に表示させる、
ことを特徴とする付記10〜13のいずれかに記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
(付記15)
対象家屋の屋根の各辺部について、距離計により計測された計測地点から前記辺部の第1の箇所までの距離、前記計測地点から前記辺部の第2の箇所までの距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得する取得部と、
取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根の実寸法を算出する屋根寸法算出部と、
算出した前記各辺部の実寸法に基づき、前記屋根に設置する太陽光パネルの個数を算出するパネル数算出部と、
を備えることを特徴とする太陽光発電システム導入支援装置。
(付記16)
前記屋根の実寸法及び形状と、算出した前記太陽光パネルの個数と、前記太陽光パネルを設置する際の制約条件とに基づき、前記屋根に前記太陽光パネルが設置された設置イメージを作成する設置イメージ作成部、
を更に備えることを特徴とする付記15に記載の太陽光発電システム導入支援装置。
(付記17)
前記設置イメージ作成部は、前記太陽光パネルが設置された前記屋根の仮想画像を作成し、カメラにより撮影された前記対象家屋の画像における前記屋根の部分に前記仮想画像を射影変換して重ねた前記設置イメージを作成する、
ことを特徴とする付記16に記載の太陽光発電システム導入支援装置。
(付記18)
前記制約条件と、前記太陽光パネルの個数とに基づいて、前記屋根に設置する太陽光パネルにより生成される電力及び前記電力の販売により得られる金額のいずれかの期待値に関する情報を算出する期待値算出部、
を更に備えることを特徴とする付記15〜17のいずれかに記載の太陽光発電システム導入支援装置。
(付記19)
対象家屋の屋根に設置する太陽光パネルにより生成される電力及び前記電力の販売により得られる金額のいずれかの期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に応じて算出する期待値算出部と、
算出した前記期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に対応付けて表示装置に表示させる表示制御部と、
を備えることを特徴とする太陽光発電システム導入支援装置。
(付記20)
対象家屋の屋根の各辺部について、距離計により計測された計測地点から前記辺部の第1の箇所までの距離、前記計測地点から前記辺部の第2の箇所までの距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得し、
取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根の各辺部の実寸法を算出し、
算出した前記各辺部の実寸法に基づき、前記屋根に設置する太陽光パネルの個数を算出する処理、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
(付記21)
対象家屋の屋根に設置する太陽光パネルにより生成される電力及び前記電力の販売により得られる金額のいずれかの期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に応じて算出し、
算出された前記期待値に関する情報を、前記太陽光パネルの種別に対応付けて表示装置に表示させる処理、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
1 太陽光発電システム導入支援装置
101 屋根寸法算出部
102 パネル数算出部
103 設置イメージ作成部
104 期待値算出部
105 操作受付部
106 表示制御部
107 データ受付部
108 通信制御部
109 主制御部
110 記憶部
2 入力装置
3 表示装置
4 カメラ
5 距離計
602,604 屋根面
7,7A,7B ソーラーパネル

Claims (8)

  1. コンピュータが、
    ユーザが入力装置を用いて入力した対象家屋の屋根の形状を選択する情報を受け付け、
    前記受け付けた情報が、前記屋根の形状として切妻を選択するものであった場合に、距離計により計測された、屋根における棟一端である第1の箇所までの計測地点からの距離である第1の距離、前記第1の箇所から地面に下ろした垂線と前記地面と交点である第2の箇所までの前記計測地点からの距離である第2の距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得し、
    取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根における屋根面流れ寸法を算出し、
    前記屋根面における流れ方向の両端のうちの一方である軒を前記地面へ垂直投影して得られる線分の長さに相当する、前記線分の一端に配置された距離計によって計測された前記一端から前記線分の他端までの距離を、前記屋根面における棟寸法として取得し、
    算出した前記流れ寸法と取得した前記棟寸法とに基づき、前記屋根の屋根面に設置する太陽光パネルの個数を算出する処理を実行する、
    ことを特徴とする太陽光発電システムの導入支援方法。
  2. 前記コンピュータが、
    前記対象家屋の屋根に前記太陽光パネルを設置する際の制約条件を取得し、
    算出した前記流れ寸法及び取得した前記棟寸法と、取得した前記制約条件とに基づいて、前記屋根に設置する太陽光パネルの個数を算出する
    ことを特徴とする請求項記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
  3. 前記コンピュータが、
    さらに、前記屋根の形状、算出した前記流れ寸法、及び取得した前記棟寸法と、前記制約条件とに基づき、前記屋根に設置する太陽光パネルの配置態様を算出する、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
  4. 前記コンピュータが、
    さらに、前記対象家屋の屋根に、算出した個数の前記太陽光パネルを設置したときの画像を作成して表示装置に表示させる、
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
  5. 前記太陽光パネルを設置したときの画像は、
    前記屋根の形状、算出した前記流れ寸法、及び取得した前記棟寸法に基づいて前記太陽光パネルが設置された前記屋根を正面から見た仮想画像を作成し、
    カメラで撮影された前記対象家屋の画像における屋根の部分に前記仮想画像を射影変換して重ねて作成する、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
  6. 前記制約条件は、前記太陽光パネルの種別に応じた条件又は前記対象家屋の屋根に応じた条件である、
    ことを特徴とする請求項に記載の太陽光発電システムの導入支援方法。
  7. ユーザが入力装置を用いて入力した対象家屋の屋根の形状を選択する情報を受け付ける受付部と、
    前記受け付けた情報が、前記屋根の形状として切妻を選択するものであった場合に、距離計により計測された、屋根における棟一端である第1の箇所までの計測地点からの距離である第1の距離、前記第1の箇所から地面に下ろした垂線と前記地面と交点である第2の箇所までの前記計測地点からの距離である第2の距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得する第1取得部と、
    取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根における屋根面流れ寸法を算出する屋根寸法算出部と、
    前記屋根面における流れ方向の両端のうちの一方である軒を前記地面へ垂直投影して得られる線分の長さに相当する、前記線分の一端に配置された距離計によって計測された前記一端から前記線分の他端までの距離を、前記屋根面における棟寸法として取得する第2取得部と、
    算出した前記流れ寸法と取得した前記棟寸法とに基づき、前記屋根の屋根面に設置する太陽光パネルの個数を算出するパネル数算出部と、
    を備えることを特徴とする太陽光発電システム導入支援装置。
  8. ユーザが入力装置を用いて入力した対象家屋の屋根の形状を選択する情報を受け付け、
    前記受け付けた情報が、前記屋根の形状として切妻を選択するものであった場合に、距離計により計測された、屋根における棟の第1の箇所までの計測地点からの距離である第1の距離、前記第1の箇所から地面に下ろした垂線と前記地面と交点である第2の箇所までの前記計測地点からの距離である第2の距離、並びに前記計測地点及び前記第1の箇所を結ぶ線と、前記計測地点及び前記第2の箇所を結ぶ線との間の角度を取得し、
    取得した前記第1の距離、前記第2の距離、及び前記角度に基づき、前記屋根における屋根面流れ寸法を算出し、
    前記屋根面における流れ方向の両端のうちの一方である軒を前記地面へ垂直投影して得られる線分の長さに相当する、前記線分の一端に配置された距離計によって計測された前記一端から前記線分の他端までの距離を、前記屋根面における棟寸法として取得し、
    算出した前記流れ寸法と取得した前記棟寸法とに基づき、前記屋根の屋根面に設置する太陽光パネルの個数を算出する処理、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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