JPH06137868A - 既設建物外壁形状寸法測定方法及び測距装置 - Google Patents
既設建物外壁形状寸法測定方法及び測距装置Info
- Publication number
- JPH06137868A JPH06137868A JP4291188A JP29118892A JPH06137868A JP H06137868 A JPH06137868 A JP H06137868A JP 4291188 A JP4291188 A JP 4291188A JP 29118892 A JP29118892 A JP 29118892A JP H06137868 A JPH06137868 A JP H06137868A
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- Japan
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- wall
- distance
- distance measuring
- measuring device
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- Measurement Of Optical Distance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 安価で、精度良く、安全に、更に、能率良く
測定を行なうことができ、また、どのような構造の外壁
にも適用することができる既設建物外壁形状寸法測定方
法を提供することである。 【構成】 被測定箇所に有色レーザビームを投光して視
準点を設定するレーザポイント機構と、有色レーザビー
ムの被測定箇所への投光を拡大観察するビデオカメラ
と、任意の2つの視準点間の距離を三角測量法により求
める測距機構とを備えた測距装置1を、外壁51から離
れた位置に設置し、測距装置1により、視準点を多くの
被測定箇所に設定して測定を行なうことを特徴とする。
測定を行なうことができ、また、どのような構造の外壁
にも適用することができる既設建物外壁形状寸法測定方
法を提供することである。 【構成】 被測定箇所に有色レーザビームを投光して視
準点を設定するレーザポイント機構と、有色レーザビー
ムの被測定箇所への投光を拡大観察するビデオカメラ
と、任意の2つの視準点間の距離を三角測量法により求
める測距機構とを備えた測距装置1を、外壁51から離
れた位置に設置し、測距装置1により、視準点を多くの
被測定箇所に設定して測定を行なうことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既設建物の外壁を改装
する際に用いる設計図面を作成するために、外壁の各箇
所の位置関係を測定する方法、及びその方法に利用され
る測距装置に関するものである。
する際に用いる設計図面を作成するために、外壁の各箇
所の位置関係を測定する方法、及びその方法に利用され
る測距装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】既設建物の外壁を、例えば、既設のスチ
ールサッシをアルミサッシに取替たり、ひび割れの目立
つ壁面をアルミ製外装材で覆ったりして、改装するに
は、各箇所の位置関係を正確に測定して新たな設計図面
を作成することが、まず必要である。従来では、外壁に
沿って、足場を仮設し又はゴンドラを吊り下げ、作業者
が足場に上がって又はゴンドラに乗って、スケールを用
いて直接に測定していた。
ールサッシをアルミサッシに取替たり、ひび割れの目立
つ壁面をアルミ製外装材で覆ったりして、改装するに
は、各箇所の位置関係を正確に測定して新たな設計図面
を作成することが、まず必要である。従来では、外壁に
沿って、足場を仮設し又はゴンドラを吊り下げ、作業者
が足場に上がって又はゴンドラに乗って、スケールを用
いて直接に測定していた。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、従来
の方法には、次のような問題点があった。 (1) 足場の仮設費が高かった。 (2) 外壁の構造によっては、ゴンドラを用いる方法を適
用できない場合があった。例えば、大きな凹凸を有する
外壁には適用できなかった。 (3) 高所での作業であるので、安全面から種々の規制が
あり、そのため作業能率が悪かった。 (4) スケールを用いて直接に測定するため、複数の作業
者が必要であり、人手を要した。 (5) スケールを用いた測定であるので、精度が悪かっ
た。 (6) ゴンドラを用いる方法では、測定可能範囲が狭くな
り、作業能率が特に悪かった。
の方法には、次のような問題点があった。 (1) 足場の仮設費が高かった。 (2) 外壁の構造によっては、ゴンドラを用いる方法を適
用できない場合があった。例えば、大きな凹凸を有する
外壁には適用できなかった。 (3) 高所での作業であるので、安全面から種々の規制が
あり、そのため作業能率が悪かった。 (4) スケールを用いて直接に測定するため、複数の作業
者が必要であり、人手を要した。 (5) スケールを用いた測定であるので、精度が悪かっ
た。 (6) ゴンドラを用いる方法では、測定可能範囲が狭くな
り、作業能率が特に悪かった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解消する
ためになされたものであり、安価で、精度良く、安全
に、更に、能率良く測定を行なうことができ、また、ど
のような構造の外壁にも適用することができる既設建物
外壁形状寸法測定方法を提供すること、及びその方法に
利用される測距装置を提供することを目的とする。
ためになされたものであり、安価で、精度良く、安全
に、更に、能率良く測定を行なうことができ、また、ど
のような構造の外壁にも適用することができる既設建物
外壁形状寸法測定方法を提供すること、及びその方法に
利用される測距装置を提供することを目的とする。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明の既設建物外壁
形状寸法測定方法は、被測定箇所に有色レーザビームを
投光して視準点を設定するレーザポイント機構と、有色
レーザビームの被測定箇所への投光を拡大観察するビデ
オカメラと、任意の2つの視準点間の距離を三角測量法
により求める測距機構とを備えた測距装置を、外壁から
離れた位置に設置し、測距装置により、視準点を多くの
被測定箇所に設定して測定を行なうことを特徴とするも
のである。
形状寸法測定方法は、被測定箇所に有色レーザビームを
投光して視準点を設定するレーザポイント機構と、有色
レーザビームの被測定箇所への投光を拡大観察するビデ
オカメラと、任意の2つの視準点間の距離を三角測量法
により求める測距機構とを備えた測距装置を、外壁から
離れた位置に設置し、測距装置により、視準点を多くの
被測定箇所に設定して測定を行なうことを特徴とするも
のである。
【0006】また、本発明の測距装置は、被測定箇所に
有色レーザビームを投光して視準点を設定するレーザポ
イント機構と、有色レーザビームの被測定箇所への投光
を拡大観察するビデオカメラと、任意の2つの視準点間
の距離を三角測量法により求める測距機構とを備えたこ
とを特徴とするものである。
有色レーザビームを投光して視準点を設定するレーザポ
イント機構と、有色レーザビームの被測定箇所への投光
を拡大観察するビデオカメラと、任意の2つの視準点間
の距離を三角測量法により求める測距機構とを備えたこ
とを特徴とするものである。
【0007】
【作用】測距装置により測定が行なわれ、しかも、被測
定箇所に視準点を設定して行なわれ、更に、視準点の設
定がビデオカメラで拡大観察しながら正確に行なわれる
ので、作業者が直接にスケールを用いて測定する場合に
比して、比較にならないほどの高精度なデータが得られ
る。
定箇所に視準点を設定して行なわれ、更に、視準点の設
定がビデオカメラで拡大観察しながら正確に行なわれる
ので、作業者が直接にスケールを用いて測定する場合に
比して、比較にならないほどの高精度なデータが得られ
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1は本発明の測定方法を実施する際に用いる測距
装置を示す斜視図である。測距装置1は測定部2と本体
3とからなっている。測定部2は、垂直軸21を中心に
矢印Aのように左右に例えば各45度回動可能であり、
水平軸22を中心に矢印Bのように上下に例えば各45
度回動可能である。本体3の下面には移動のための車輪
31が設けられている。
る。図1は本発明の測定方法を実施する際に用いる測距
装置を示す斜視図である。測距装置1は測定部2と本体
3とからなっている。測定部2は、垂直軸21を中心に
矢印Aのように左右に例えば各45度回動可能であり、
水平軸22を中心に矢印Bのように上下に例えば各45
度回動可能である。本体3の下面には移動のための車輪
31が設けられている。
【0009】測距装置1は、被測定箇所に有色レーザビ
ームを投光して視準点を設定するレーザポイント機構
と、有色レーザビームの被測定箇所への投光を拡大観察
するビデオカメラと、任意の2つの視準点間の距離を三
角測量法により測定する測距機構とを備えており、測定
部2の前面には、有色レーザビームの投光部23と、測
距機構の受光部24と、ビデオカメラの受光部25とが
設けられている。
ームを投光して視準点を設定するレーザポイント機構
と、有色レーザビームの被測定箇所への投光を拡大観察
するビデオカメラと、任意の2つの視準点間の距離を三
角測量法により測定する測距機構とを備えており、測定
部2の前面には、有色レーザビームの投光部23と、測
距機構の受光部24と、ビデオカメラの受光部25とが
設けられている。
【0010】本発明の測定方法は、上記構成の測距装置
1を既設建物の外壁から離れた所定の位置に設置し、測
定部2の可動範囲即ち測定範囲に対応する外壁部分の測
定を行なう。測定部2の可動範囲が外壁全面に及ぶ場合
は、測距装置1を所定の位置に設置したままで測定を行
なえばよいが、測定部2の可動範囲が外壁の一部にしか
及ばない場合には、測距装置1を次々に移動させて設置
して、測定部2の可動範囲の総和が外壁全面に及ぶこと
となるようにする必要がある。
1を既設建物の外壁から離れた所定の位置に設置し、測
定部2の可動範囲即ち測定範囲に対応する外壁部分の測
定を行なう。測定部2の可動範囲が外壁全面に及ぶ場合
は、測距装置1を所定の位置に設置したままで測定を行
なえばよいが、測定部2の可動範囲が外壁の一部にしか
及ばない場合には、測距装置1を次々に移動させて設置
して、測定部2の可動範囲の総和が外壁全面に及ぶこと
となるようにする必要がある。
【0011】図2は測距装置1を次々に移動させ設置し
て用いるようにした場合を示す模式斜視図、図3は図2
のII矢視部分図である。測距装置1は、ここでは3段に
組まれたレール4上を移動するようになっている。レー
ル4は、既設建物5の外壁51に平行に且つ外壁51か
ら1.5〜3.0m程度離れて敷設されており、垂直支
柱41により水平に且つ撓まないよう保持されており、
連結アーム42により外壁51に固定されている。
て用いるようにした場合を示す模式斜視図、図3は図2
のII矢視部分図である。測距装置1は、ここでは3段に
組まれたレール4上を移動するようになっている。レー
ル4は、既設建物5の外壁51に平行に且つ外壁51か
ら1.5〜3.0m程度離れて敷設されており、垂直支
柱41により水平に且つ撓まないよう保持されており、
連結アーム42により外壁51に固定されている。
【0012】レール4の一端部にはリフトタワー6が立
設されている。図4はリフトタワー6の縦断面図、図5
は同じく横断面図である。リフトタワー6は、エレベー
ター機構を有しており、昇降する箱61内には、測距装
置1を遠隔操作するとともに測距装置1による測定デー
タを処理する制御装置7が設置されている。また、箱6
1は、制御装置7を操作する1人の作業者が乗り込める
ようになっているとともに、測距装置1を運搬するスペ
ースを有している。箱61は、各段のレール4の位置で
停止した際にレール4に連結するレール43を有してお
り、測距装置1は、レール43に載せられた状態で各段
のレール4の高さ位置に運搬され、各段のレール4上に
送り出されるようになっている。レール4上に設置され
た測距装置1は自動的に水平状態を維持するようになっ
ている。なお、測距装置1と制御装置7とは、通信ケー
ブルにより又は無線通信により連絡している。
設されている。図4はリフトタワー6の縦断面図、図5
は同じく横断面図である。リフトタワー6は、エレベー
ター機構を有しており、昇降する箱61内には、測距装
置1を遠隔操作するとともに測距装置1による測定デー
タを処理する制御装置7が設置されている。また、箱6
1は、制御装置7を操作する1人の作業者が乗り込める
ようになっているとともに、測距装置1を運搬するスペ
ースを有している。箱61は、各段のレール4の位置で
停止した際にレール4に連結するレール43を有してお
り、測距装置1は、レール43に載せられた状態で各段
のレール4の高さ位置に運搬され、各段のレール4上に
送り出されるようになっている。レール4上に設置され
た測距装置1は自動的に水平状態を維持するようになっ
ている。なお、測距装置1と制御装置7とは、通信ケー
ブルにより又は無線通信により連絡している。
【0013】次に、測定方法について説明する。まず、
測距装置1を、測定部2の可動範囲即ち測定範囲が外壁
51の測定しようとする部分に及ぶこととなるレール4
上の位置に設置する。図2では、測距装置1を3段目の
レール4の中央に設置して、外壁51の3階中央の部分
を測定しようとしている。なお、測距装置1は、箱61
内に載せられ、3段目のレール4の高さまで運搬され、
レール4上に送り出され、制御装置7による遠隔操作に
よって上記位置まで移動され停止されることによって設
置されている。
測距装置1を、測定部2の可動範囲即ち測定範囲が外壁
51の測定しようとする部分に及ぶこととなるレール4
上の位置に設置する。図2では、測距装置1を3段目の
レール4の中央に設置して、外壁51の3階中央の部分
を測定しようとしている。なお、測距装置1は、箱61
内に載せられ、3段目のレール4の高さまで運搬され、
レール4上に送り出され、制御装置7による遠隔操作に
よって上記位置まで移動され停止されることによって設
置されている。
【0014】次に、図6に示すように、被測定箇所に向
けて測定部2を回動し、レーザポイント機構を作動させ
て投光部23から被測定箇所に有色レーザビーム10を
投光し、被測定箇所に例えば直径2mm以下のスポット
マークからなる視準点11を設定する。なお、視準点1
1の設定は、ビデオカメラによって被測定箇所を拡大観
察しながら行なう。次に、視準点11に、受光部24を
通して測距機構の焦点を合わせる。視準点11は、有色
であるので、周囲との色差又は光度差により、受光部2
4を通して測距機構に検知され、従って、測距機構によ
り、測距装置1から視準点11即ち被測定箇所までの距
離が測定される。
けて測定部2を回動し、レーザポイント機構を作動させ
て投光部23から被測定箇所に有色レーザビーム10を
投光し、被測定箇所に例えば直径2mm以下のスポット
マークからなる視準点11を設定する。なお、視準点1
1の設定は、ビデオカメラによって被測定箇所を拡大観
察しながら行なう。次に、視準点11に、受光部24を
通して測距機構の焦点を合わせる。視準点11は、有色
であるので、周囲との色差又は光度差により、受光部2
4を通して測距機構に検知され、従って、測距機構によ
り、測距装置1から視準点11即ち被測定箇所までの距
離が測定される。
【0015】次に、図6に示すように、任意の他の被測
定箇所に向けて測定部2を動かし、同様にして、視準点
11aを設定し、測距装置1から視準点11aまでの距
離を測定する。このような動作を繰り返しながら、視準
点を次々に設定し、例えば20個ほど設定し、隣り合う
2個の視準点間の距離を、制御装置7に内蔵したコンピ
ュータによって三角測量法により求める。得られるデー
タの精度は±2mmに設定されている。なお、視準点は
設定する毎に番号を付して登録する。
定箇所に向けて測定部2を動かし、同様にして、視準点
11aを設定し、測距装置1から視準点11aまでの距
離を測定する。このような動作を繰り返しながら、視準
点を次々に設定し、例えば20個ほど設定し、隣り合う
2個の視準点間の距離を、制御装置7に内蔵したコンピ
ュータによって三角測量法により求める。得られるデー
タの精度は±2mmに設定されている。なお、視準点は
設定する毎に番号を付して登録する。
【0016】なお、上記した測距装置1の動作は、内蔵
されているバッテリーをエネルギー源とし、全て制御装
置7からの遠隔操作によって行なわれる。
されているバッテリーをエネルギー源とし、全て制御装
置7からの遠隔操作によって行なわれる。
【0017】制御装置7は、得られたデータを必要に応
じてモニターに表示したりプリンターによって打出した
りする。また、制御装置7は、必要に応じて、設定した
例えば20個の視準点をモニターに表示し、任意に選択
した2個の視準点間を直線で結んで、モニターに表示し
たりプリンターによって打出したりする。プリントアウ
トされる視準点は登録された番号で表示される。なお、
打出されるデータには、測定の年月日、測定した者、測
定の対象物件名がローマ字で登録される。
じてモニターに表示したりプリンターによって打出した
りする。また、制御装置7は、必要に応じて、設定した
例えば20個の視準点をモニターに表示し、任意に選択
した2個の視準点間を直線で結んで、モニターに表示し
たりプリンターによって打出したりする。プリントアウ
トされる視準点は登録された番号で表示される。なお、
打出されるデータには、測定の年月日、測定した者、測
定の対象物件名がローマ字で登録される。
【0018】こうして、外壁51の測定しようとした部
分の測定が終了すると、測距装置1を、測定部2の可動
範囲が外壁51の次に測定しようとする部分に及ぶこと
となるレール4上の位置まで移動させて設置し、上記と
同様にして測定を行なう。なお、この際、測距装置1を
異なる段のレール4上に移動させる時には、上記したよ
うに箱61内に載せて運搬する。そして、得られたデー
タに基づいて新たな設計図面が作成され、外壁51にお
ける各箇所の位置関係が明確になり、改装作業が良好に
行なわれることとなる。
分の測定が終了すると、測距装置1を、測定部2の可動
範囲が外壁51の次に測定しようとする部分に及ぶこと
となるレール4上の位置まで移動させて設置し、上記と
同様にして測定を行なう。なお、この際、測距装置1を
異なる段のレール4上に移動させる時には、上記したよ
うに箱61内に載せて運搬する。そして、得られたデー
タに基づいて新たな設計図面が作成され、外壁51にお
ける各箇所の位置関係が明確になり、改装作業が良好に
行なわれることとなる。
【0019】このように上記測定方法では、測距装置1
により行ない、しかも、被測定箇所に視準点を設定して
行ない、更に、視準点の設定をビデオカメラで拡大観察
しながら正確に行なっているので、作業者が直接にスケ
ールを用いて測定する場合に比して、比較にならないほ
どの高精度なデータが得られる。
により行ない、しかも、被測定箇所に視準点を設定して
行ない、更に、視準点の設定をビデオカメラで拡大観察
しながら正確に行なっているので、作業者が直接にスケ
ールを用いて測定する場合に比して、比較にならないほ
どの高精度なデータが得られる。
【0020】また、測距装置1を外壁51から離れた位
置に設置して行なうので、たとえ凹凸のある外壁であっ
ても、測定することができる。
置に設置して行なうので、たとえ凹凸のある外壁であっ
ても、測定することができる。
【0021】また、被測定箇所をビデオカメラで拡大観
察しながら行なうので、作業者が直接にスケールを用い
て測定する場合と変わらない臨場感が得られる。
察しながら行なうので、作業者が直接にスケールを用い
て測定する場合と変わらない臨場感が得られる。
【0022】また、リフトタワー6やレール4を組立て
る手間は必要であるが、レール4は、作業者が乗るもの
ではないので、作業者が乗る足場に比して遥かに簡単な
構造でよい。このため、仮設費は大幅に軽減される。
る手間は必要であるが、レール4は、作業者が乗るもの
ではないので、作業者が乗る足場に比して遥かに簡単な
構造でよい。このため、仮設費は大幅に軽減される。
【0023】また、作業者は、制御装置7を操作するた
め、リフトタワー6の箱61内に1人いればよいので、
作業者が直接にスケールを用いて測定する場合に比して
人手は少なくなる。
め、リフトタワー6の箱61内に1人いればよいので、
作業者が直接にスケールを用いて測定する場合に比して
人手は少なくなる。
【0024】また、測距装置1を遠隔操作して行なうも
のであり、作業者が高所にて直接行なうものではないの
で、安全であり、安全面からの規制は少ない。従って、
作業能率は向上する。
のであり、作業者が高所にて直接行なうものではないの
で、安全であり、安全面からの規制は少ない。従って、
作業能率は向上する。
【0025】
(1) 図7は上記実施例におけるレール4やリフトタワー
6を組むことなく、測定を行なうことができる測距装置
を示す。この装置では、測定部2は伸縮自在に立設され
たアーム8上に設置されており、アーム8、本体3、及
び制御装置7は、移動可能な台車9上に設置されてい
る。この装置は、測定部2の外壁51に対する左右方向
の移動を台車9により行ない、上下方向の移動をアーム
8の伸縮により行なうようになっている。
6を組むことなく、測定を行なうことができる測距装置
を示す。この装置では、測定部2は伸縮自在に立設され
たアーム8上に設置されており、アーム8、本体3、及
び制御装置7は、移動可能な台車9上に設置されてい
る。この装置は、測定部2の外壁51に対する左右方向
の移動を台車9により行ない、上下方向の移動をアーム
8の伸縮により行なうようになっている。
【0026】(2) 視準点11、11a、…を設定する際
に、例えば視準点11として反射プリズム又はミラーを
直接設置して、測定精度の向上を図るようにしてもよ
い。
に、例えば視準点11として反射プリズム又はミラーを
直接設置して、測定精度の向上を図るようにしてもよ
い。
【0027】(3) 図6において、測定部2の移動距離L
を正確にカウントできる機構を本体3に設けてもよく、
これによれば、三角測量法により視準点11と11a間
の寸法を測定できる。
を正確にカウントできる機構を本体3に設けてもよく、
これによれば、三角測量法により視準点11と11a間
の寸法を測定できる。
【0028】(4) 箱61内の制御装置7を地上に設置
し、従って、作業者も地上に居ることとし、測距装置1
のみを箱61に載せてリフトタワー6内を上下に運搬す
るようにしてもよい。
し、従って、作業者も地上に居ることとし、測距装置1
のみを箱61に載せてリフトタワー6内を上下に運搬す
るようにしてもよい。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の既設建物外壁形状
寸法測定方法によれば、被測定箇所に有色レーザビーム
を投光して視準点を設定するレーザポイント機構と、有
色レーザビームの被測定箇所への投光を拡大観察するビ
デオカメラと、任意の2つの視準点間の距離を三角測量
法により求める測距機構とを備えた測距装置1を、外壁
51から離れた位置に設置し、測距装置1により、視準
点を多くの被測定箇所に設定して測定を行なうので、次
のような効果を奏する。
寸法測定方法によれば、被測定箇所に有色レーザビーム
を投光して視準点を設定するレーザポイント機構と、有
色レーザビームの被測定箇所への投光を拡大観察するビ
デオカメラと、任意の2つの視準点間の距離を三角測量
法により求める測距機構とを備えた測距装置1を、外壁
51から離れた位置に設置し、測距装置1により、視準
点を多くの被測定箇所に設定して測定を行なうので、次
のような効果を奏する。
【0030】(1) 測距装置1により行ない、しかも、被
測定箇所に視準点を設定して行ない、更に、視準点の設
定をビデオカメラで拡大観察しながら正確に行なってい
るので、作業者が直接にスケールを用いて測定する場合
に比して、比較にならないほどの高精度なデータを得る
ことができる。
測定箇所に視準点を設定して行ない、更に、視準点の設
定をビデオカメラで拡大観察しながら正確に行なってい
るので、作業者が直接にスケールを用いて測定する場合
に比して、比較にならないほどの高精度なデータを得る
ことができる。
【0031】(2) 測距装置1を外壁51から離れた位置
に設置して行なうので、たとえ凹凸のある外壁であって
も、測定することができる。
に設置して行なうので、たとえ凹凸のある外壁であって
も、測定することができる。
【0032】(3) 被測定箇所をビデオカメラで拡大観察
しながら行なうので、作業者が直接にスケールを用いて
測定する場合と変わらない臨場感を得ることができる。
しながら行なうので、作業者が直接にスケールを用いて
測定する場合と変わらない臨場感を得ることができる。
【0033】また、測距装置1を1段又は複数段のレー
ル4上を移動可能に設けた場合でも、レール4を組立て
る手間は必要であるが、レール4は、作業者が乗るもの
ではないので、作業者が乗る足場に比して遥かに簡単な
構造でよい。このため、仮設費を大幅に軽減できる。
ル4上を移動可能に設けた場合でも、レール4を組立て
る手間は必要であるが、レール4は、作業者が乗るもの
ではないので、作業者が乗る足場に比して遥かに簡単な
構造でよい。このため、仮設費を大幅に軽減できる。
【0034】また、測距装置1を離れた位置の制御装置
7により遠隔操作するようにすると、作業者は、制御装
置7を操作するため、1人いればよいので、作業者が直
接にスケールを用いて測定する場合に比して人手を少な
くできる。しかも、作業者が高所にて直接行なうもので
はないので、安全であり、安全面からの規制は少ない。
従って、作業能率を向上できる。
7により遠隔操作するようにすると、作業者は、制御装
置7を操作するため、1人いればよいので、作業者が直
接にスケールを用いて測定する場合に比して人手を少な
くできる。しかも、作業者が高所にて直接行なうもので
はないので、安全であり、安全面からの規制は少ない。
従って、作業能率を向上できる。
【0035】また、本発明の測距装置は、被測定箇所に
有色レーザビームを投光して視準点を設定するレーザポ
イント機構と、有色レーザビームの被測定箇所への投光
を拡大観察するビデオカメラと、任意の2つの視準点間
の距離を三角測量法により求める測距機構とを備えてい
るので、上記測定方法に有効に利用することができる。
有色レーザビームを投光して視準点を設定するレーザポ
イント機構と、有色レーザビームの被測定箇所への投光
を拡大観察するビデオカメラと、任意の2つの視準点間
の距離を三角測量法により求める測距機構とを備えてい
るので、上記測定方法に有効に利用することができる。
【図1】 本発明の測定方法を実施する際に用いる測距
装置を示す斜視図である。
装置を示す斜視図である。
【図2】 測距装置を次々に移動させ設置して用いるよ
うにした場合を示す模式斜視図である。
うにした場合を示す模式斜視図である。
【図3】 図2のII矢視部分図である。
【図4】 リフトタワーの縦断面図である。
【図5】 リフトタワーの横断面図である。
【図6】 測距装置の一作動状態を示す平面図である。
【図7】 測距装置の別の例を示す斜視図である。
1 測距装置 4 レール 5 既設建物 7 制御装置 10 有色レーザビーム 11、11a 視準点 51 外壁
Claims (4)
- 【請求項1】 既設建物の外壁の各箇所の位置関係を、
設計図面を作成するために測定する方法において、被測
定箇所に有色レーザビームを投光して視準点を設定する
レーザポイント機構と、有色レーザビームの被測定箇所
への投光を拡大観察するビデオカメラと、任意の2つの
視準点間の距離を三角測量法により求める測距機構とを
備えた測距装置を、外壁から離れた位置に設置し、測距
装置により、視準点を多くの被測定箇所に設定して測定
を行なうことを特徴とする既設建物外壁形状寸法測定方
法。 - 【請求項2】 測距装置は、外壁に沿って敷設された1
段又は複数段のレール上を移動可能に設けられている請
求項1記載の既設建物外壁形状寸法測定方法。 - 【請求項3】 測距装置は、離れた位置に設けられた制
御装置により遠隔操作される請求項1記載の既設建物外
壁形状寸法測定方法。 - 【請求項4】 既設建物の外壁の各箇所の位置関係を、
設計図面を作成するために測定する測距装置であって、
被測定箇所に有色レーザビームを投光して視準点を設定
するレーザポイント機構と、有色レーザビームの被測定
箇所への投光を拡大観察するビデオカメラと、任意の2
つの視準点間の距離を三角測量法により求める測距機構
とを備えたことを特徴とする測距装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4291188A JPH06137868A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 既設建物外壁形状寸法測定方法及び測距装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4291188A JPH06137868A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 既設建物外壁形状寸法測定方法及び測距装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06137868A true JPH06137868A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17765603
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4291188A Pending JPH06137868A (ja) | 1992-10-29 | 1992-10-29 | 既設建物外壁形状寸法測定方法及び測距装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06137868A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003214829A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-30 | Js Corp | 外壁検査装置および外壁検査方法並びに外壁検査診断システム |
JP2016122415A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 富士通株式会社 | 太陽光発電システムの導入支援方法、導入支援装置、及びプログラム |
JP2019148471A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 国際航業株式会社 | 可搬型レーザー測量機台座、計測車両、及びレーザー計測方法 |
-
1992
- 1992-10-29 JP JP4291188A patent/JPH06137868A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003214829A (ja) * | 2002-01-21 | 2003-07-30 | Js Corp | 外壁検査装置および外壁検査方法並びに外壁検査診断システム |
JP2016122415A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 富士通株式会社 | 太陽光発電システムの導入支援方法、導入支援装置、及びプログラム |
JP2019148471A (ja) * | 2018-02-27 | 2019-09-05 | 国際航業株式会社 | 可搬型レーザー測量機台座、計測車両、及びレーザー計測方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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