JP2019148471A - 可搬型レーザー測量機台座、計測車両、及びレーザー計測方法 - Google Patents

可搬型レーザー測量機台座、計測車両、及びレーザー計測方法 Download PDF

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Abstract

【課題】本願発明の課題は、従来の問題を解決することであり、すなわちレーザー測量機を容易に移動体間転用することができる可搬型レーザー測量機台座、これを搭載した計測車両、及び可搬型レーザー測量機台座を用いたレーザー計測方法を提供することである。【解決手段】 本願発明のレーザー計測方法は、台車等に搭載した可搬型レーザー測量機台座を用いて計測する方法であり、輸送工程と、移設工程、計測工程を備えた方法である。このうち輸送工程では、移動車で可搬型レーザー測量機台座を目的地まで輸送する。また移設工程では、目的地において本体設置架台から可搬型レーザー測量機台座を取り外すとともに、移動車が有する揚重装置によってこの可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ、移動車外に配置された台車等の上に可搬型レーザー測量機台座を設置する。そして計測工程では、台車等を移動させながらレーザー測量機によって計測する。【選択図】図2

Description

本願発明は、レーザー計測に関する技術であり、より具体的には、可搬型レーザー測量機を載置する台座と、その台座を搭載した車両、その台座を用いた計測方法に関するものである。
地形図を作製するため広範囲に渡って計測を行う場合、従来では航空機から撮影した空中写真を利用するのが一般的であったが、昨今では航空レーザー計測も多用されるようになった。航空レーザー計測は、計測したい地形の上空を航空機で飛行し、地形に対して照射したレーザーパルスの反射信号を受けて計測するものである。航空機には通常、GNSS( Global Navigation Satellite System)などの測位計とIMU(Inertial Measurement Unit)などの慣性計測装置が搭載されていることから、レーザー測量機の照射位置(x,y,z)と照射姿勢(ω,φ,κ)を把握することができ、その結果、照射時刻と受信時刻の時間差から計測点(レーザーパルスが反射した地点)の3次元座標を得ることができる。
またレーザー計測は、航空機に限らず車両で移動しながら行うこともある。車両で移動しながら計測を行う手法はモバイルマッピングシステム(Mobile Mapping System:MMS)と呼ばれ、その計測手段のひとつとしてレーザー計測も行われている。MMSによるレーザー計測では、車両に測位計(例えばGNSS)や慣性計測装置(例えばIMU)、カメラ等を搭載し、さらにレーザー測量機を設置して、車両の移動中にこれらの計測機器で沿道の空間情報を取得する。
航空レーザー計測やMMSのほか、地上にレーザー計測器を設置して計測する地上型レーザー計測も広まりつつある。この地上型レーザー計測は、これまで地上計測の主流であったトータルステーションと同様、既地点上に水平姿勢でレーザー計測器を設置し、計測対象に対して照射したレーザーパルスの反射信号を受けて計測する。このとき、鉛直面内で照射方向を変えながら(つまり上下に首を振りながら)、しかも水平回転(鉛直軸周り回転)しながら照射するため、レーザー計測器の設置周辺のあらゆる地物(計測対象)を一度に計測することができる。また、レーザーパルスが到達して反射することができる場所までは計測可能であるから、その計測範囲は半径1km程度と極めて広い。加えて、一般的なレーザー計測器のスキャンレートは毎秒1万〜5万点であり、高密度な地物計測点群を取得することができる。
ところで、これまでレーザー測量機はその手法に特化したものとして利用されていた。すなわち、航空レーザー計測にはそれ専用のレーザー測量機が利用され、MMSや地上型レーザー計測にも専用のレーザー測量機が利用されている。そのため、例えばMMS用のレーザー測量機は車両に固定されたままとされるのが一般的であった。なお、特許文献1ではMMS車両に搭載したカメラを移動可能(カメラの支持部材を可倒式)にする技術を提案している。
特開2016−147570号公報
昨今、航空レーザー計測やMMSのほか、レーザー測量機を台車上に設置して移動計測を行う手法や、レーザー測量機を船舶上に設置して移動計測を行う手法、あるいは背負子等を利用して人がレーザー測量機を背負った状態で歩行しながら計測する手法など、様々な移動手段を用いたレーザー計測手法も行われるようになってきた。ところが、既述したとおりレーザー測量機はその手法に特化したものとして利用されていたため、例えば車両に搭載したレーザー測量機を台車に載せ替えるといった移動体間転用が実施されることは、これまであまり例を見なかった。しかしながら、一般的にレーザー測量機は極めて高価なものであるから、このようにレーザー測量機を種々の移動体に転用できれば利用機会が増加し、すなわち投資対効果が向上して好適となる。このような背景から、レーザー測量機を容易に移動体間転用することができる技術が待望されていた。
本願発明の課題は、従来の問題を解決することであり、すなわち可搬型レーザー測量機を容易に移動体間転用することができる可搬型レーザー測量機用の台座と、その台座を搭載した車両、その台座を用いた計測方法を提供することである。
本願発明は、可搬型レーザー測量機を載置するターンテーブルと収容体を組み合わせることで可搬型レーザー測量機用の台座を形成する、という点に着目したものであり、従来にはなかった発想に基づいてなされた発明である。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座は、可搬型レーザー測量機を設置する台座であり、ターンテーブル、収容体を備えたものである。可搬型レーザー測量機を設置するターンテーブルは収容体の上部に設置され、記収容体内には可搬型レーザー測量機用のバッテリを収容するための収容空間(バッテリスペース)が設けられる。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座は、上下に伸縮する昇降ジャッキをさらに備えたものとすることもできる。この場合、昇降ジャッキが昇降することで、ターンテーブル上に設置された可搬型レーザー測量機を上下に移動させることができる。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座は、荷台と車輪を有する台車をさらに備えたものとすることもできる。この場合、収容体は台車の荷台上に固定される。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座は、上下に伸縮可能な昇降ジャッキをさらに備えたものとすることもできる。この場合、昇降ジャッキはターンテーブルと収容体の間に(又は、収容体の下方に)配置さる。
本願発明の計測車両は、路上を走行する移動車と、可搬型レーザー測量機台座、可搬型レーザー測量機を備えたものである。可搬型レーザー測量機台座は移動車に着脱可能に設置され、可搬型レーザー測量機は可搬型レーザー測量機台座のターンテーブル上に設置される。そして、移動しながら可搬型レーザー測量機によって計測することができる。
本願発明の計測車両は、可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ得る揚重装置ををさらに備えたものとすることもできる。
本願発明のレーザー計測方法は、計測車両に搭載した可搬型レーザー測量機を他の移動体に移設し、該移動体に搭載した該可搬型レーザー測量機によって計測する方法であり、移設工程、計測工程を備えた方法である。このうち移設工程では、移動車から可搬型レーザー測量機台座を取り外すとともに、計測車両の揚重装置によってこの可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ、さらに移動車外に配置された移動体上に可搬型レーザー測量機台座を設置する。また計測工程では、移動体が移動しながら、可搬型レーザー測量機台座のターンテーブル上に設置された可搬型レーザー測量機によって計測する。
本願発明のレーザー計測方法は、台車を具備する可搬型レーザー測量機台座を用いて計測する方法とすることもできる。この場合、移設工程では、移動車から可搬型レーザー測量機台座を取り外すとともに、揚重装置によってこの可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ、さらに移動車外に可搬型レーザー測量機台座を降ろす。また計測工程では、可搬型レーザー測量機台座の台車で移動しながら、可搬型レーザー測量機台座のターンテーブル上に設置された可搬型レーザー測量機によって計測する。
本願発明のレーザー計測方法は、測位工程をさらに備えた方法とすることもできる。この測位工程では、測位衛星からの電波を受信する第1受信機と第2受信機によって、移動体(又は台車)を移動させながら測位する。なお第1受信機は可搬型レーザー測量機台座に取り付けられ、第2受信機は移動体(又は台車)の移動方向における後方に配置された支持体上に取り付けられる。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座、計測車両、及びレーザー計測方法には、次のような効果がある。
(1)可搬型レーザー測量機台座を載せかえることによって、車両や船舶など種々の移動体にレーザー測量機を載せ替えることがきるため、高価な可搬型レーザー測量機の利用機会が増加し、すなわち投資対効果が向上する。
(2)また、可搬型レーザー測量機を種々の移動体に転用することができることから、幹線道路と狭隘道路といった組み合わせでも柔軟に対応することができる。
(3)計測車両に揚重装置(クレーン)を設けることで、可搬型レーザー測量機台座の荷降ろしや荷揚げが極めて容易となり、同時に可搬型レーザー測量機の載せ替え作業の負担が著しく軽減される。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座の主な構成を示すブロック図。 可搬型レーザー測量機を載置した可搬型レーザー測量機台座を模式的に示す側面図。 (a)はターンテーブルと収容体の間に昇降ジャッキを取り付けた可搬型レーザー測量機台座を模式的に示す側面図、(b)は収容体の下方に昇降ジャッキを取り付けた可搬型レーザー測量機台座を模式的に示す側面図。 台車を有する可搬型レーザー測量機台座を模式的に示す側面図。 本願発明の計測車両の主な構成を示すブロック図。 本願発明のレーザー計測方法の主な工程を示すフロー図。 第1受信機と第2受信機で測位しながら、台車上の可搬型レーザー測量機台座でレーザー計測を行う状況を示すモデル図。
本願発明の可搬型レーザー測量機台座、計測車両、及びレーザー計測方法の実施形態の一例を、図に基づいて説明する。なお本願発明の計測車両は本願発明の可搬型レーザー測量機台座を搭載したものであり、また本願発明のレーザー計測方法は本願発明の計測車両を用いて行う方法である。したがって、まずは本願発明の可搬型レーザー測量機台座について説明し、その後に本願発明の計測車両とレーザー計測方法について順を追って説明する。
1.可搬型レーザー測量機台座
図1は、本願発明の可搬型レーザー測量機台座100の主な構成を示すブロック図であり、図2は可搬型レーザー測量機を載置した状態の可搬型レーザー測量機台座100を模式的に示す側面図である。図1に示すように可搬型レーザー測量機台座100は、ターンテーブル110と収容体130を含んで構成され、さらに台車140や第1受信機150を含んで構成することもできる。
収容体130は、鋼板などを利用した底板131(図2)の上に山形鋼や溝形鋼といった軸部材を組み立てたもので、収容体130の内部(軸部材と底板131で囲まれた領域)は中空(以下、この中空部分を「収容空間132」という。)とされる。この収容空間132は、可搬型レーザー測量機210用のバッテリ220を収容する空間(以下、「バッテリスペース132A」という。)を有しており、さらにバッテリ220を配置したときにその上方にケーブル(可搬型レーザー測量機210とバッテリ220を接続するケーブル)を収容するケーブルスペース132Bを形成することもできる。
図2に示すように、ターンテーブル110が収容体130の上部(上面)に設置され、さらに可搬型レーザー測量機210がターンテーブル110上に設置されることで、可搬型レーザー測量機台座100は形成される。そして、ネジやボルト等によって可搬型レーザー測量機210がターンテーブル110上に着脱可能に設置される。このようにターンテーブル110上に載置することで、可搬型レーザー測量機210が鉛直方向の回転軸(図2に示す一点鎖線)周りに回転可能となるわけである。なおバッテリ220は、バッテリスペース132A(収容空間132)内に収められて設置され、可搬型レーザー測量機210とバッテリ220の接続ケーブルはケーブルスペース132B(収容空間132)内に収められる。
可搬型レーザー測量機台座100は、図3に示すように、上下に伸縮する昇降ジャッキ120を取り付けたものとすることもできる。計測時には可搬型レーザー測量機210が適切な高さとなるように昇降ジャッキ120を上に伸ばし、計測しないときは昇降ジャッキ120を下に縮めて可搬型レーザー測量機210を低い位置に保つわけである。この昇降ジャッキ120は、図3(a)に示すようにターンテーブル110と収容体130の間に配置することもできるし、図3(b)に示すように収容体130の下方に配置することもできる。
また可搬型レーザー測量機台座100は、図4に示すように、台車140を設けたものとすることもできる。この台車140は、台車荷台141と車輪142を有するもので、従来用いられているものを利用することができる。この場合、収容体130は台車荷台141の上に固定するとよい。台車荷台141が可搬型レーザー測量機台座100の一部となることから、ターンテーブル110上に設置した可搬型レーザー測量機210や、収容体130(バッテリスペース132A)内に収容したバッテリ220の水平移動が極めて容易となる。
可搬型レーザー測量機210には、GNSS受信機を有するものもある。なお、後述する台車後方に配置されるGNSS受信機と区別するため、図1では可搬型レーザー測量機210が具備するGNSS受信機のことを「第1受信機150」としている。可搬型レーザー測量機210によっては第1受信機150を有していないものもあり、その場合は必要に応じて別途第1受信機150を可搬型レーザー測量機台座100に取り付けることもできる。
ここまで説明したように可搬型レーザー測量機台座100は、ターンテーブル110と収容体130が一体となるように形成されたものであり、さらにターンテーブル110上に可搬型レーザー測量機210を載置すると通常は相当な重量となるため、これを持ち上げるためクレーンなどの揚重装置を利用することも考えられる。そこで可搬型レーザー測量機台座100には、クレーンのフックを掛けるための吊環を設けるとよい。この吊環は、溶接等で収容体130に固定することができる。
2.計測車両
次に、本願発明の計測車両について説明する。なお、既述したとおり本願発明の計測車両は可搬型レーザー測量機台座100を搭載したものであり、したがって「1.可搬型レーザー測量機台座」で説明した内容と重複する説明はここでは避け、本願発明の計測車両に特有の内容のみ説明することとする。すなわち、ここに記載されていない内容は、「1.可搬型レーザー測量機台座」で説明したものと同様である。
図5は、本願発明の計測車両300の主な構成を示すブロック図である。この図に示すように計測車両300は、可搬型レーザー測量機210と、可搬型レーザー測量機台座100、移動車310を含んで構成され、さらに揚重装置320を含んで構成することもできる。計測車両300に用いられる移動車310は荷台を有するものが好ましく、この荷台上に可搬型レーザー測量機台座100が着脱可能に設置(例えばボルト固定)され、可搬型レーザー測量機台座100のターンテーブル110上に可搬型レーザー測量機210が着脱可能に設置されることで、計測車両300は形成される。計測車両300は、MMS用として利用することができ、すなわち計測車両300が走行しながら搭載した可搬型レーザー測量機210によってレーザー計測を行うことができる。また計測車両300は、可搬型レーザー測量機210に加えて、GNSS受信機やIMU、カメラ等を搭載したものとすることもできる。
既述したとおり、ターンテーブル110上に可搬型レーザー測量機210を載置した可搬型レーザー測量機台座100は、相当な重量となることから、これを持ち上げるためにはクレーンなどの揚重装置を利用することが考えられる。そこで計測車両300は、揚重装置320を備えたものとするとよい。この場合、計測車両300の重量と、作業半径(揚重装置から荷降ろし位置までの距離)を考慮した上で、適切な規格(性能)の揚重装置320を選択することが望ましい。
3.レーザー計測方法
続いて、本願発明のレーザー計測方法について説明する。なお、既述したとおり本願発明のレーザー計測方法は本願発明の計測車両を用いて行う方法であり、したがって「1.可搬型レーザー測量機台座」や「2.計測車両」で説明した内容と重複する説明はここでは避け、本願発明のレーザー計測方法に特有の内容のみ説明することとする。すなわち、ここに記載されていない内容は、「1.可搬型レーザー測量機台座」や「2.計測車両」で説明したものと同様である。
図6は、本願発明のレーザー計測方法の主な工程を示すフロー図である。以下、この図を参照しながら本願発明のレーザー計測方法について説明する。はじめに、移動車310の荷台上に可搬型レーザー測量機台座100を設置する(Step10)。このとき、可搬型レーザー測量機台座100は例えばボルト固定とするなど着脱可能に移動車310に設置される。
可搬型レーザー測量機台座100を荷台211上に設置すると、目的の場所まで移動する(Step20)。移動の途中、可搬型レーザー測量機210を使用してレーザー計測することもできる。
目的の場所まで移動すると、可搬型レーザー測量機台座100を移設する(Step30)。より詳しくは、ボルト固定を解除するなど可搬型レーザー測量機台座100を本体設置架台220(あるいはジャッキ230)から取り外すとともに、計測車両300に設置されている揚重装置320を使用して可搬型レーザー測量機台座100を吊り上げ、移動車310外に配置された移動体に可搬型レーザー測量機台座100を吊降ろす。このとき、可搬型レーザー測量機210が載置された状態の可搬型レーザー測量機台座100を移設することもできるし、可搬型レーザー測量機210を取り外したうえで可搬型レーザー測量機台座100のみを移設することもできる。可搬型レーザー測量機台座100を移設する移動車としては、陸上であれば台車等が用意され、水上であれば船舶等が用意される。なお可搬型レーザー測量機台座100が台車140を有している場合は、他の移動体を用意することなくそのまま可搬型レーザー測量機台座100を地上に置くことができる。
可搬型レーザー測量機210が載置された可搬型レーザー測量機台座100を移設すると(あるいは移設した可搬型レーザー測量機台座100に可搬型レーザー測量機210を載置すると)、移動しながら可搬型レーザー測量機210を使用してレーザー計測を行う(Step50)。具体的には、可搬型レーザー測量機台座100が台車140を有している場合(あるいは別途用意した台車に可搬型レーザー測量機台座100を移設した場合)は、地上で人が台車140を押しながら周辺地物に対してレーザー計測を行い、船舶に可搬型レーザー測量機台座100を移設した場合は、当該船舶で水上を航行しながら周辺地物に対してレーザー計測を行う。レーザー計測を行うにあたっては、あわせて計測位置の測位を行うとよい(Step60)。計測位置の測位は、GNSSを利用することで行うことができる。すなわち、既述したとおり出荷時の可搬型レーザー測量機210が具備する第1受信機150(あるいは事後的に設置した第1受信機150)を使用して測位を行うわけである。
ところで、1つのGNSS受信機で測位を行う場合、受信位置によっては欠測することもある。つまり、第1受信機150のみで測位を行うと、十分な結果が得られないことも考えられる。そこで、図7に示すように、第1受信機150に加え第2受信機500も使用して測位するとよい。図7は、第1受信機150と第2受信機500で測位しながら、台車140上の可搬型レーザー測量機台座100でレーザー計測を行う状況を示すモデル図である。
図7では、台車140を有する可搬型レーザー測量機台座100が用いられており、そのターンテーブル110上に載置された可搬型レーザー測量機210を使用してレーザー計測を行っている。そしてレーザー計測を行うとともに、可搬型レーザー測量機210が具備する第1受信機150と、台車140の進行方向(図中の矢印方向)における後方側に配置された第2受信機500が測位衛星STからの電波を受信することで測位を行っている。図7に示す台車140は、台車荷台141上に支柱143が立設され、この支柱143の上方に略水平(水平含む)姿勢のアーム144(ハンドル)が連結されている。この場合、アーム144の後方側に略鉛直(鉛直含む)姿勢の支持体400を固定し、この支持体400上部に設置すれば、第2受信機500を後方側に配置することができる。なお船舶の場合は、艫(船尾)側に固定した支持体400の上部に第2受信機500を設置すればよい。
可搬型レーザー測量機台座100によるレーザー計測(Step50)と、第1受信機150、第2受信機500による測位(Step60)を行いながら、計画した経路を移動していく。そして、目的の場所まで計画経路を移動すると、一連の計測を終了する。
100 可搬型レーザー測量機台座
110 (可搬型レーザー測量機台座の)ターンテーブル
120 (可搬型レーザー測量機台座の)昇降ジャッキ
130 (可搬型レーザー測量機台座の)収容体
131 (収容体の)底板
131 (収容体の)収容空間
131A (収容空間の)バッテリスペース
131B (収容空間の)ケーブルスペース
140 (可搬型レーザー測量機台座の)台車
141 (台車の)台車荷台
142 (台車の)車輪
143 (台車の)支柱
144 (台車の)アーム
150 第1受信機
210 可搬型レーザー測量機
220 バッテリ
162 (可搬型レーザー測量機台座の)第2受信機
300 計測車両
310 (計測車両の)移動車
320 (計測車両の)揚重装置
400 支持体
500 第2受信機
ST 測位衛星

Claims (9)

  1. 可搬型レーザー測量機を設置する台座であって、
    ターンテーブルと、収容体と、を備え、
    前記可搬型レーザー測量機を設置する前記ターンテーブルは、前記収容体の上部に設置され、
    前記収容体内には、前記可搬型レーザー測量機用のバッテリを収容する収容空間が設けられた、
    ことを特徴とする可搬型レーザー測量機台座。
  2. 上下に伸縮する昇降ジャッキを、さらに備え、
    前記昇降ジャッキが昇降することで、前記ターンテーブル上に設置された可搬型レーザー測量機が上下に移動する、
    ことを特徴とする請求項1記載の可搬型レーザー測量機台座。
  3. 荷台と車輪を有する台車を、さらに備え、
    前記収容体が前記荷台上に固定された、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の可搬型レーザー測量機台座。
  4. 上下に伸縮可能な昇降ジャッキを、さらに備え、
    前記昇降ジャッキは、前記ターンテーブルと前記収容体の間に、又は前記収容体の下方に配置された、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の可搬型レーザー測量機台座。
  5. 路上を走行する移動車と、
    前記移動車に着脱可能に設置された、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の前記可搬型レーザー測量機台座と、
    前記ターンテーブル上に設置された可搬型レーザー測量機と、を備え、
    走行しながら前記可搬型レーザー測量機によって計測し得る、
    ことを特徴とする計測車両。
  6. 前記可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ得る揚重装置を、
    さらに備えた、ことを特徴とする請求項5記載の計測車両。
  7. 計測車両に搭載した可搬型レーザー測量機を他の移動体に移設し、該移動体に搭載した該可搬型レーザー測量機によって計測する方法であって、
    前記計測車両は、路上を走行する移動車と、該移動車に着脱可能に設置された可搬型レーザー測量機台座と、可搬型レーザー測量機と、前記可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ得る揚重装置と、を有し、
    前記可搬型レーザー測量機台座は、収容体と、該収容体の上部に設置されたターンテーブルと、を有し、
    さらに前記計測車両は、走行しながら前記ターンテーブル上に設置された前記可搬型レーザー測量機によって計測可能であり、
    前記移動車から前記可搬型レーザー測量機台座を取り外すとともに、前記揚重装置によって該可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ、該移動車外に配置された前記移動体上に該可搬型レーザー測量機台座を設置する移設工程と、
    前記移動体が移動しながら、前記可搬型レーザー測量機台座の前記ターンテーブル上に設置された前記可搬型レーザー測量機によって計測する計測工程と、
    を備えた、ことを特徴とするレーザー計測方法。
  8. 計測車両に搭載した可搬型レーザー測量機台座を該計測車両から降ろし、該可搬型レーザー測量機台座上に設置された可搬型レーザー測量機を用いて計測する方法であって、
    前記計測車両は、路上を走行する移動車と、該移動車に着脱可能に設置された前記可搬型レーザー測量機台座と、該可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ得る揚重装置と、前記可搬型レーザー測量機と、を有し、
    前記可搬型レーザー測量機台座は、荷台と車輪を具備する台車と、該荷台上に固定された収容体と、該収容体の上部に設置されたターンテーブルと、を有し、
    さらに前記計測車両は、走行しながら前記ターンテーブル上に設置された前記可搬型レーザー測量機によって計測可能であり、
    前記移動車から前記可搬型レーザー測量機台座を取り外すとともに、前記揚重装置によって該可搬型レーザー測量機台座を吊り上げ、該移動車外に該可搬型レーザー測量機台座を降ろす移設工程と、
    前記可搬型レーザー測量機台座の前記台車で移動しながら、該可搬型レーザー測量機台座の前記ターンテーブル上に設置された前記可搬型レーザー測量機によって計測する計測工程と、
    を備えた、ことを特徴とするレーザー計測方法。
  9. 測位衛星からの電波を受信する第1受信機と第2受信機によって、前記移動体又は前記台車が移動しながら測位する測位工程を、さらに備え、
    前記第1受信機は、前記可搬型レーザー測量機又は前記可搬型レーザー測量機台座に設けられ、
    前記第2受信機は、前記移動体又は前記台車の移動方向における後方に配置された支持体上に取り付けられた、
    ことを特徴とする請求項7又は請求項8記載のレーザー計測方法。
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