JP3498250B2 - 橋梁鈑桁など長尺構造物の自動計測装置及び方法 - Google Patents

橋梁鈑桁など長尺構造物の自動計測装置及び方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば橋梁を構成する
長尺鈑桁の所用計測部位の三次元座標を自動計測する装
置と方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の計測装置としては、三脚
を備えた整準台上に、ズームレンズ付き画像取り込み用
CCDカメラ,赤外線パルスディスプレイ方式の光波測
距計、水平・高度角駆動用サーボモータ、計測ターゲッ
ト探照用ライト、フレームの傾斜検出センサー、電源,
制御・通信ケーブルを備えた計測機本体と、コマンド入
力、座標入力、機器制御、データ表示、記録を行う全体
制御用パソコン、自動視準用の画像処理装置、手動操作
用のローカルコントローラ、電線・通信ケーブルを備え
たコントロールユニットとを搭載したものによって構成
されている。この装置による自動視準原理について説明
すると、CCDカメラによってライトがオンの状態で標
的を含む一般画像Aを、同じくオフの状態で一般画像B
を輝度レベル8階調で画像処理装置に取り込むと、画像
処理1.により画像間A−Bの試算、ラベリング、図形
の選別、図心計算処理をして標的の選別を行い、画像C
のように標的だけを抽出する。つぎに標的図心をと光軸
を一致させるよう水平角・高度角用サーボモータにフィ
ードバックがかけられる。そして、画像をズームイン
し、ズーム、アイリス、フォーカスの自動調節後、画像
処理2.によって標的心の“ずれ量”△x,△yの検定
を行なう。検定結果Δx、Δyが1ドット以下の場合
は、測距・測角を行い、1ドットを越える場合は最初の
“画像取り込みA”に戻って再処理する。測量方法とし
ては、最初に初期設定として標的位置を作業者が入力す
る必要がある。これにはインプット法とティーチング法
の2通りの方法がある。インプット法は、標的位置が既
知の場合に用い、測点位置座標および計測順序、測定間
隔、測定回数をあらかじめ全体統括用パソコンに入力す
る。また、ティーチング法は、標的位置が未知の場合に
用い、ローカルコントローラを用いて電動ズームレンズ
付きCCDカメラを標的に向け、表示モニタ内に入れ、
測点No.、測定間隔および測定回数を入力し、計測点
の数だけ同様の手順を繰り返す。これらの初期設定終了
後、自動モード計測にすると計測順序に従って、各測点
を前述の方法で計測し、記録するようにしたものであ
る。(例えば、1994年7月19〜20日に行われた
「第4回ロボットシンポジウム論文集」中「三次元空間
自動測量システムの開発」、特開平4−13919号公
報、特平2−228517号公報参照)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなシステムお
よび装置によれば、建設現場で施工される構造躯体や建
築現場で組み立てられる型枠などの表面の精度を測定す
るための建設現場における通り精度の測定は可能である
が、計測機本体を三脚を用いて自動視準部位に固定して
行うため、例えば、橋梁を構成する長尺の鈑桁の左右側
面の所要計測箇所に計測ターゲットを付設し、この計測
ターゲットを視準測定して精度を測定する場合には、計
測機本体を鈑桁の左右に動かし、その都度、手動操作用
のローカルコントローラを用いて計測機本体の位置制御
を行う必要があり、このことは多くの計測時間と労力を
要するなどの不都合がある。また、画像処理において
は、望遠鏡のズーム操作、ライトのオン、オフや演算処
理に時間がかかり計測時間短縮の障害となっている。
【0004】本発明の目的は、長尺被計測部材の左右両
面の所用計測部位に付設した計測ターゲットを、NC制
御により自動、かつ連続的に計測しうる装置と方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】従来技術の課題を解決す
る本発明の構成は、平滑な基礎床版上に、左右側の所用
計測部位に計測ターゲットを着脱可能に付設した長尺鈑
桁などの被計測部材を所定の位置に乗載セットする基準
架台と、この基準架台の中心軸と直交する中心軸を持つ
案内架台を各々配置し、この案内架台に、当該被計測部
材の設計値データを入力した制御盤によりNC制御され
ると共に、被計測部材の両面で停止しうるようにした三
次元自動計測装置を移動可能に搭載せしめ、一方、該三
次元自動計測装置が各計測ターゲットを視準し、画像処
理して得られた全ての三次元計測データと、当該被計測
部材が持つ予め入力された設計値データとを前記制御盤
にて比較演算するように構成した基準架台上に、これの
中心軸線に沿うように両面側の所定計測部位に計測ター
ゲットを付設した鈑桁などの被計測部材を所定位置に搭
載セットする第1工程、制御盤に入力された当該被計測
部材のNC制御により基準架台の中心軸線方向と直交す
る方向に、前記被計測部材の一側面に付設した全ての計
測ターゲットが視準計測しうる計測点まで、三次元自動
計測装置を移動制御する第2工程、前記計測点で停止し
た三次元計測装置により被計測部材片側の計測ターゲッ
トを視準し、画像処理により位置補正して、その計測デ
ータを順次制御盤に入力保管する第3工程、前記制御盤
のNC制御により三次元自動計測装置を被計測部材の反
対側の計測点まで移動する第4工程、第3工程と同様に
被計測部材の他方の側面に付設せる計測ターゲットを順
次視準計測し、その計測データを制御盤に入力保管する
第5工程、制御盤に予め入力されている当該被計測部材
の設計値データと計測データとを比較演算し、当該被計
測部材の良否の判定を行なう第6工程、とよりなるこ
と、および、前記計測ターゲットを、マグネットを有す
る吸着体の一側に白色の表示板面にカラー画像取り込み
用の赤色の円形表示部と、当該円形表示部の内側に正方
形状の再帰性反射板部を設けたものによって構成したも
のである。また、画像処理においては、計測ターゲット
を含む被計測部材のカラー画像を取り込み、計測ターゲ
ットまでの距離に対応した画像処理範囲を設定して対象
外の計測ターゲット画像を排除すると共に、赤色のみを
対象とした画像処理を行い、その重心位置を求めること
により、光波測距計とのずれ量△x、△yをすばやく得
ることができる。
【0006】
【実施例】次に図面について本発明実施例の詳細を説明
する。図1は本発明の斜視図、図2は被計測部材に付設
せる計測ターゲットの視準計測状態を示す側面図、図3
は図2の平面図、図4は図2の正面図、図5は自動計測
のフローチャート、図6は鈑桁フランジ部に付設するタ
ーゲットの斜視図、図7は図6の横断平面図、図8は鈑
桁ウェブ・フランジの連結孔に付設する計測ターゲット
の正面図、図9は図8の横断平面図、図10は鈑桁ステ
ィフナーに設けた連結用孔に付設する計測ターゲットの
正面図、図11は図10の横断平面図である。
【0007】図1について本発明の自動計測装置の構成
について説明する。1は、平滑な基礎床版2上に適当な
間隔を介して配置された基準架台で、該基準架台1の所
定の位置には、この基準架台1の中心軸線a−aに沿う
ように被計測対象物である橋梁構成用の長尺鈑桁3が乗
載セットされる。前記基準架台1の中心軸線a−aと直
交する中心軸線b−bを持つ案内架台4が床版2に配設
設置され、この案内架台4に、当該鈑桁3の設計値デー
タを予め入力した制御盤5によりNC制御されると共
に、前記鈑桁3の両側面の所用計測箇所に付設した計測
ターゲット6、7、8を各別に三次元(X,Y,Z)座
標を各々視準計測する2位置計測点c,dで停止しうる
ようにした三次元自動計測装置9を移動可能に搭載す
る。前記三次元自動計測装置9は、カラー画像取り込み
用CCDカメラ10、光波測距計11、水平軸(NC駆
動)12a、高度軸(NC駆動)12b、計測ターゲッ
ト探照用ライト(図示略)、制御・通信ケーブル(図示
略)などにより構成されると共に、前記案内架台4に対
してスライド可能に搭載した角筒構造の架台13に対し
て昇降可能に設けられている。尚、前記架台13の下に
はサーボモータにより正・逆移動するスクリュウ軸(図
示略)が設置されており、案内架台4に対して前記制御
盤5に予め入力された当該鈑桁3の設計値データに基づ
くNC制御によりスライド移動し、前記2位置の計測点
c,dで停止するように構成されている。
【0008】前記計測ターゲット6は、鈑桁3を構成す
る上下フランジ3aの前後端左右及びスティフナー3b
の取り付け位置のフランジ3a部に着脱可能に配設され
るもので、図7に示すように、上部フランジ3aの下面
又は下部フランジ3aの上面に吸着される複数のマグネ
ット14を埋設した吸着体15の一側に、正面形状が正
方形状の基板16をボルト17にて取り付け、この基板
16の表面にカラー画像取り込み用の赤色の図形表示部
18と、該円形表示部18の内側に正方形状の再帰性反
射板部19を設けたシール構造の白色表示板20を貼着
したもので、吸着体15に、表面板20と一致するけ書
線21を刻設し、このけ書線21をフランジ3aに設け
たけ書線(図示略)と一致させ、前後計測ターゲット6
の取り付け位置決めをするものである。計測ターゲット
7は、前記鈑桁3を構成するフランジ3a、ウェブ3c
の前後端部に設けた連結用の添接板(図示略)を取り付
けるための連結用孔3dに挿入付設されるもので、連結
用孔3dに適嵌するマグネット22を埋入した筒軸23
の一側に基板24を一体に形成し、この基板24の前面
に図7、8に示す実施例と同様な表示板20を貼着した
ものである。更に、計測ターゲット8は、鈑桁3を構成
するスティフナー3bに形成した対傾構取り付け孔3e
に挿入付設されるもので、孔3eに適嵌するマグネット
25を埋入した筒軸26の前部に円形の基板27を一体
に形成し、この基板27の前面に図7、8に示す実施例
と同様な表示板20を貼着したものである。尚、前記各
計測ターゲット6、7、8の表示板20にカラー画像処
理用として赤色の図形表示部18を使用した理由は、白
黒の画像処理であると近くに同じ明るさの色があると識
別に困難であるが、カラー画像処理の場合は近くに同じ
明るさがあっても、ある色だけを特定することにより識
別が容易で精度が高いという利点がある。特に赤色とし
たのは工場内の計測を行う場所に赤色が少いため定めた
もので、白黒以外であれば、赤以外の色でもよい。
【0009】
【計測方法の説明】次に、図面に示した実施例に基いて
計測方法を説明する。基準架台1上の所定位置に、これ
の中心軸線a−aに沿うように両側面の所定計測部位、
詳しくは、鈑桁3の各端部,鈑桁3を構成するウェブ3
cの前後端に穿設形成した連結用の孔3d,スティフナ
ー3bの取り付け位置,スティフナー3bに穿設形成し
た対傾構取り付け用の孔3eなど各々計測ターゲット
6、7、8を着脱自在に付設した鈑桁3を乗載セットす
る第1工程、制御盤5に予め入力された当該鈑桁3の設
計値データに基くNC制御により、前記基準架台1の中
心軸線a−aと直交する方向、即ち、前記案内架台4に
沿って三次元自動計測装置9を全ての計測ターゲット
6、7、8が視準しうる位置、つまり計測点cまで移動
し停止させる第2工程、計測点cで停止された三次元自
動計測装置9により鈑桁3の計測位置の読み込みを行っ
たのち、鈑桁3に設定されたNo.1計測ターゲット6
を視準画像処理し、図5の自動計測フローチャートに従
って鈑桁3のNo.1計測点を測定し、更に続いてN
o.2〜No.nの計測ターゲット6、7、8を視準計
測し、鈑桁3の片側に設定した全ての計測部位データを
保管する第3工程、制御盤5に入力された当該鈑桁3の
設計値データに基づくNC制御により、三次元自動計測
装置9を鈑桁3の反対側に付設した全ての計測ターゲッ
ト6、7、8が視準しうる位置、つまり計測点dまで移
動し停止させる第4工程計測点dで停止された三次元自
動計測装置9により鈑桁3の計測位置の読み込みを行っ
たのち、第3工程と同様の操作で計測ターゲット6、
7、8を定められた順序で順次視準計測し、全ての計測
データを保管する第5行程、制御盤5に予め入力されて
いる当該鈑桁3の設計値データと、実際の計測データと
を比較演算し、各計測部位の各々のデータの誤差が許容
範囲にあれば良と判定し、それ以外の場合は、警報を発
する第6行程、とからなるものである。
【0010】次に、図5の自動計測フローチャートに沿
ってカラー画像処理装置による自動計測方法を説明す
る。まず、鈑桁3に付設した計測ターゲットのNo.1
の位置データx1,y1,z1と三次元自動計測装置9
の位置データx2,y2,z2(計測点cまたはd)を
読み込む(ステップ100)。次いで、計測ターゲット
を視準できるように三次元計測装置9の水平角θhと高
度角θvおよび計測ターゲットまでの焦点距離Lを計算
する(ステップ101)。そして、制御盤5より三次元
自動計測装置9に水平角θh、高度角θvおよびCCD
カメラの焦点距離Lの指令を与える(ステップ10
2)。三次元自動計測装置がNC駆動により所定の水平
角、高度角に移動した後、カラー画像の取り込みを行な
う(ステップ103)。次に、焦点距離Lに対応した画
像処理範囲を設定して対象外の計測ターゲット画像を排
除すると共に、赤色のみを対象とした画像処理を行い、
その重心位置および面積を求める(ステップ104)。
そして、計測ターゲットの重心位置のずれ量△x、△y
および計測ターゲットの面積誤差△aが許容差内にある
かどうか判定する(ステップ105)。もし、許容差を
越える場合には、水平角及び高度角の補正値を計算して
ステップ102に戻る(ステップ106)。計測ターゲ
ットの位置が許容差内の場合には、三次元自動計測装置
に測距、測角の指令を与え、計測ターゲットまでの水平
角、高度角および距離を求める(ステップ107)。次
に、水平角、高度角、距離および三次元自動計測装置9
の位置データより計測ターゲットの位置を演算で求め、
制御盤5にデータを保管する(ステップ108)。上記
のステップを繰り返し、全ての計測ターゲットの位置デ
ータを求める。
【0011】
【発明の効果】上述のように本発明の構成によれば、次
のような効果が得られる。 (a)平滑な基礎床版上に、橋梁を構成する長尺鈑桁の
ような被計測部材を中心軸線にそうように乗載セットす
る基準架台と、この基準架台の中心軸線と直交する中心
軸線を持つ案内架台を配設し、この案内架台に被計測部
材の設計値データを入力した制御盤によりNC制御され
ると共に、被計測部材の両面所用箇所に付設した計測タ
ーゲットを各別に視準計測する2位置計測点で停止しう
る三次元自動計測装置を搭載したことにより、自動連続
的に前記計測ターゲット、即ち、被計測部材の所用箇所
の測距計測がなし得られると共に、制御盤に予め入力さ
れた当該被計測部材の設計値データと実際の計測データ
とを比較演算し、被計測部材の良否の判定が自動的に行
え、この集積された計測データを、従来工場で行われて
いた橋梁の仮組立作業に代行させることができる。
(b)視準計測する計測ターゲットにカラー表示部を設
け、カラー画像の取り込み、カラ ー画像処理が行えるようにしたので、識別が容易で、且
つ、測定時間が短縮され計測効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の斜視図である。
【図2】被計測部材に付設せる計測ターゲットの視準計
測状態を示す側面図である。
【図3】図2の平面図である。
【図4】図2の正面図である。
【図5】フローチャートである。
【図6】鈑桁フランジ部に付設する計測ターゲットの斜
視図である。
【図7】図6の横断平面図である。
【図8】鈑桁ウエブの連結用孔に付設する計測ターゲッ
トの正面図である。
【図9】図8の横断平面図である。
【図10】鈑桁スティフナーに設けた連結用孔に付設す
る計測ターゲットの正面図である。
【図11】図10の横断平面図である。
【符号の説明】
1 基準架台 2 基礎床版 3 鈑桁 3a フランジ 3b スティフナー 3c ウェブ 3d 孔 3e 孔 4 案内架台 5 制御盤 6 計測ターゲット 7 計測ターゲット 8 計測ターゲット 9 三次元自動計測装置 10 CCDカメラ 11 光波測距計 12a 水平軸(NC駆動) 12b 高度軸(NC駆動) 13 基台 14 マグネット 15 吸着体 16 基板 17 ボルト 18 円形表示部 19 再帰性反射板部 20 表示板 21 け書線 22 マグネット 23 筒軸 24 基板 25 マグネット 26 筒軸 27 基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−196615(JP,A) 特開 平3−170812(JP,A) 特開 平5−288547(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 15/00 G01B 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平滑な基礎床版上に、左右側の所用計測
    部位に計測ターゲットを着脱可能に付設した長尺鈑桁な
    どの被計測部材を所定の位置に乗載セットする基準架台
    と、この基準架台の中心軸線と直交する中心軸線をもつ
    案内架台を各々配設設置し、この案内架台に、当該被計
    測部材の設計値データを入力した制御盤によりNC制御
    されるとともに、被計測部材の両面所要箇所に付設した
    前記計測ターゲットを各別に各々視準計測する2位置計
    測点で停止しうるようにした三次元自動計測装置を移動
    可能に搭載せしめ、一方、該三次元自動計測装置が各計
    測ターゲットを視準し、画像処理して得られた全ての三
    次元計測データと、当該被計測部材がもつ予め入力され
    た設計値データとを前記制御盤にて比較演算するように
    構成したことを特徴とする橋梁鈑桁など長尺構造物の自
    動計測装置。
  2. 【請求項2】 基準架台上に、これの中心軸線にそうよ
    うに両側面の所定計測部位に計測ターゲットを付設した
    鈑桁などの被計測部材を所定の位置に搭載セットする第
    1行程、制御盤に入力された当該被計測部材の設計値デ
    ータに基づくNC制御により基準架台の中心軸線方向と
    直交する方向に、前記被計測部材の一側面に付設した全
    ての計測ターゲットが視準計測しうる計測点まで、三次
    元自動計測装置を移動制御する第2行程、前記計測点で
    停止した三次元自動計測装置により被計測部材片側の計
    測ターゲットを視準し、画像処理により位置補正して、
    その計測データを順次制御盤に入力保管する第3行程、
    前記制御盤のNC信号により三次元自動計測装置を被計
    測部材の反対側の計測点まで移動する第4行程、第3工
    程と同様に被計測部材の他方の側面に付設せる計測ター
    ゲットを順次視準計測し、その計測データを制御盤に入
    力保管する第5工程、制御盤に予め入力されている当該
    被計測部材の設計値データと計測データとを比較演算
    し、当該被計測部材の良否の判定を行う第6行程、とよ
    りなることを特徴とする橋梁鈑桁など長尺構造物の自動
    計測方法。
  3. 【請求項3】 前記計測ターゲットを、マグネットを有
    する吸着体の一側に白色の表示板面にカラー画像取り込
    み用の赤色の円形表示部と、該円形表示部の内側に正方
    形状の再帰性反射板部を設けたものによって構成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の橋梁鈑桁など長尺構造物
    の自動計測装置
  4. 【請求項4】 前記計測ターゲットを、マグネットを有
    する吸着体の一側に白色の表示板面にカラー画像取り込
    み用の赤色の円形表示部と、該円形表示部の内側に正方
    形状の再帰性反射板部を設けることを特徴とする請求項
    2記載の橋梁鈑桁など長尺構造物の自動計測方法
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