JP4326664B2 - 屋根部材等の誘導位置決め方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ドーム屋根等を構築する屋根部材(鉄骨など)を順次結合しながら大空間屋根を構築する際に、この屋根部材の姿勢を保ちながらその位置を目標位置へ誘導する誘導位置決め方法の技術分野に属する。なお、本発明の適用対象は屋根部材に限らず、同様にクレーン等で吊って位置誘導を必要とする物全てに適用することができるので、以下、「屋根部材等」と総称する。
【0002】
【従来の技術】
屋内野球場等の大空間のドーム屋根を構築するには、単材としての屋根部材、又は複数の単材を結合してブロックとなった屋根部材を順次結合している。なお、屋根部材としては、一般的に鉄骨が使用されている。以下、屋根部材の具体例として屋根鉄骨とするが、鉄骨に限定されるものではない。
【0003】
ドーム屋根は高所にあるため、従来の屋根構築方法の1つでは、支保工を用い、ドーム屋根部材である屋根鉄骨を取り付けていた。この構築方法では、屋根鉄骨の位置決めに特殊な方法を必要としないが、支保工を先ず構築しなければならず、ドーム屋根の構築の作業日程が長くなると共に、仮設費が高価になった。
【0004】
そこで、支保工を用いないで屋根を構築するために、屋根鉄骨をクレーンなどで吊り上げて目標位置へ移動させる鉄骨誘導システムが、例えば特開平11−183173号公報に記載されている。この鉄骨誘導システムでは、鉄骨の先端位置である所定部分に反射板を取り付け、所定位置に設置された追尾型測距・測角儀により反射板に光を照射し、反射光により鉄骨の3次元位置を測量している。また、この3次元位置をコンピュータへ入力し、目標とする3次元位置との差を数値及び図形的に表示することにより、鉄骨を目標位置に誘導している。
【0005】
前記特開平11−183173号公報に記載された鉄骨誘導システムでは、屋根鉄骨の姿勢(ヨーイング角度、ピッチング角度及びローリング角度)を求めるために、システムを2系統としている。すなわち、第1所定部分とは異なる屋根鉄骨の第2所定部分にも反射板を取り付け、第1及び第2所定部分の2つの3次元位置を求め、これら2つの3次元位置の相対関係から、屋根鉄骨の姿勢を求めている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開平11−183173号公報に記載された鉄骨誘導システムでは、1システムで連続して測量できるのは、先端の1点の位置のみであるから、単材の鉄骨の取り付けには効果が認められる。しかし、単材を組み合わせてブロックとした屋根鉄骨を取り付ける場合には、屋根鉄骨の1点の位置のみ測量できても、屋根鉄骨の全体姿勢が判らず、その正確な取り付けには困難が伴った。また、屋根鉄骨の位置を正確に測量するには、反射板を屋根鉄骨の所定部分に厳密に取り付けなければならないため、屋根鉄骨の姿勢を求めるためにシステムを2系統にすると、その作業が繁雑になる。更に、鉄骨誘導システム全体の構成も複雑になる。
【0007】
一般に、追尾型測距・測角儀は、その機能上、自動追尾中の位置測量精度は、追尾を停止して測量する状態と比較して低くなる。上述の特開平11−183173号公報に記載された鉄骨誘導システムは、自動追尾機能を常に用いているため、屋根鉄骨の誘導の精度が損なわれる。
【0009】
したがって、本発明の目的は、屋根部材等の位置及び姿勢の測量を高精度に行い、この屋根部材等を目標位置へ正確に誘導できる屋根部材等の誘導位置決め方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上述した解決するための手段として請求項記載の発明に係る屋根部材等の誘導位置決め方法は、
屋根部材等の特定部位に取り付けられた光波測距用反射プリズム及び略三角形状に配置された3個の検出用発光源と、
上記屋根部材等の作業領域内の位置に設置され、上記3個の検出用発光源からの光を検知する自動追尾機能付きビデオ・カメラと、
前記ビデオ・カメラに取り付けられ、上記光波測距用反射プリズムに光を照射し、上記光波測距用反射プリズムによる反射光を検知して、上記屋根部材の上記所定部分までの距離及び角度を測量する測距・測角儀と、
上記ビデオ・カメラからのビデオ出力信号、並びに上記測距・測角儀からの距離及び角度データに基いて上記屋根部材等の実際の3次元位置及び姿勢を求め、上記屋根部材の実際の位置及び姿勢と目標の位置及び姿勢との関係を表す位置ビデオ信号を発生する処理手段と、
前記処理手段からの上記位置ビデオ信号により、上記屋根部材等の実際の位置及び姿勢と目標の位置及び姿勢との関係を表示する表示器とを用いた屋根部材等の誘導位置決め方法であって、
上記自動追尾機能をオフにした状態で、上記屋根部材等の姿勢をモニタして上記屋根部材の姿勢を調整し、
上記自動追尾機能をオンにして、上記屋根部材等の姿勢及び位置をモニタしながら、上記屋根部材等を目標の位置に向けて移動させ、
上記屋根部材等が上記目標の位置に接近したときに上記自動追尾機能をオフにし、
上記自動追尾機能をオフにした状態のまま上記屋根部材等の姿勢及び位置をモニタしながら、上記屋根部材等を上記目標の位置に対して最終位置決めすることを特徴とする。
【0015】
【作用】
本発明では、上述したように屋根部材等に取り付ける光波測距用反射プリズムと、同じ位置に設置された追尾型(自動追尾機能付き)測距・測角儀及びビデオ・カメラと、画像及びデータ処理により位置及び姿勢を演算する処理手段と、処理結果を表示する表示器とを具えている。通常は、ビデオ・カメラ及び追尾型測距・測角儀によって、常時、屋根部材等を追尾しながら、その位置及び姿勢データを表示する。屋根部材等が目標位置の近傍にまで来たことを処理手段が判断すると、自動追尾機能をオフ(停止)にするので、測距・測角儀は精密測定モードに入り、精密な3次元位置データにより、屋根部材等の位置及び姿勢を演算し、その演算結果を表示するので、屋根部材等を目標位置に正確に位置決めするよう誘導できる。これらの作業において、屋根部材等の実際の位置と目標(基準)位置とのずれを表す数値データと共に、実際の位置及び姿勢を表す3点と、目標の位置及び姿勢を表す3点との位置関係が表示器のモニタ画面に図形的に表示される。よって、目標の位置及び姿勢を表す3点の図形に対して、実際の位置及び姿勢を表す3点の図形が合うように、クレーン運転者がクレーンを操作することにより、感覚的にミスのない誘導位置決めが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施形態を説明する。
【0017】
図1は、屋根部材等の誘導位置決め装置の全体を示す概略図である。屋内野球場等の大空間の既設のドーム屋根10(一部のみを示す)は、ユニット化した大きさの屋根部材12−1、12−2(鉄骨)を順次継ぎ足して地盤14の上に構築される。屋根部材12は、単材でもよいし、又は複数の単材を結合した鉄骨ブロックであってもよい。屋根部材12は、鉄骨以外の金属又は木材などであってもよい。
【0018】
ドーム屋根10の構築において、既に取り付けた屋根部材12−1に次の屋根部材12−2を継ぎ足す場合、クレーン16がワイヤ8により屋根部材12−2を吊り、クレーン操作者の操縦により、屋根部材12−2をその目標姿勢を保ちながら目標位置にまで移動させる。この目標位置へ誘導するための方法が本発明の内容である。屋根部材12−2は屋根で待つ作業者により、屋根部材12−1へ継ぎ足される。
【0019】
屋根部材12−2を目標位置へ誘導するため、屋根部材12−2の所定部位、例えば鉄骨先端に、ターゲット18が取り付けられている。このターゲット18は、図2に示すように、略三角形状に配置された3個の検出用輝点(発光源20、22及び24)と、前記発光源20の近傍(同じ部位)に固定された光波測距用反射プリズム26とで構成されている。これら発光源20、22及び24は、発光ダイオード等の適切な光源である。また、これら発光源20、22及び24の位置関係を平面方向から見ると、図3に示すように正三角形又は二等辺三角形の各頂点に正確に配置されている。正面方向から見ると、図4に示すように水平な直線上に正確に配置される位置関係に固定されている。光波測距用反射プリズム26は、測距・測角儀28からの光を受け、その光を反射する。
【0020】
測距・測角儀28はビデオ・カメラ30に固定され、これら測距・測角儀28及びビデオ・カメラ30は、屋根部材12の作業領域内における既知の位置に配置されている。ビデオ・カメラ30は、屋根部材12−2に取り付けられた3個の検出用発光源20、22及び24からの光を検知し、これら光源のビデオ出力信号を発生する。また、測距・測角儀28は、光波測距用反射プリズム26に光を照射し、この光波測距用反射プリズムによる反射光を検知して、屋根部材12−2の所定部位(検出用輝点の位置)までの距離及び角度を測量し、これらの測定結果をデジタル・データとして出力する。
【0021】
処理手段32は、ビデオ・カメラ30からのビデオ出力信号と、測距・測角儀28からの距離及び角度データから、屋根部材12−2の3次元位置及び姿勢を求めて、屋根部材12−2の実際の位置及び姿勢と目標の位置及び姿勢との関係を表す位置ビデオ信号を発生する。
【0022】
なお、ビデオ・カメラ30には、その撮影方向を制御する方向制御機構として、水平な平面内での回転を制御するステップ・モータと、仰角を制御するステップ・モータとが取り付けられており、処理手段32からの制御信号により、ビデオ・カメラ30及び測距・測角儀28がターゲット18を自動的に追尾する。
【0023】
表示器(図示せず)は、クレーン16の操作者に見える位置に配置され、処理手段32からの位置ビデオ信号により、屋根部材12−2の実際の位置及び姿勢と目標の位置及び姿勢との関係を表示する。
【0024】
図5は処理手段32及びその周辺装置を示すブロック図である。処理手段32は、画像処理手段34と、データ処理手段である中央処理装置(CPU)36と、目標の位置及び姿勢のデータを蓄積したハードディスクなどの蓄積装置38とで構成されている。画像処理手段34は、ビデオ・カメラ30からのビデオ出力信号に応じて、このビデオ・カメラから見た3個の検出用の発光源20、22及び24の平面的な相対位置を求める。この場合、各光源の位置、即ち、輝点においてビデオ信号の値が高くなる(高振幅)ため、平面における各光源のX位置は、ビデオ信号の水平同期信号から高振幅までの時間で求まり、各光源のY位置は、垂直同期信号から高振幅の水平走査線までの時間で求まる。このように求めた3個の検出用発光源20、22及び24の平面的な相対位置のデジタル・データは、CPU36に供給される。
【0025】
CPU36は、測距・測角儀28が測量した光波測距用反射プリズム26までの距離データ及び角度データも受ける。測距・測角儀28及びビデオ・カメラ30の位置が既知であるので、CPU36は、測距・測角儀28及び画像処理手段34の出力データに基き、三角関数を用いた従来の計算方法により、ターゲット(発光源及び光波測距用反射プリズム)18の実際の位置及び屋根鉄骨12−2の姿勢(ヨーイング角度、ピッチング角度及びローリング角度)を演算できる。なお、屋根部材12−2には、1個のターゲット18のみを取り付ければよいことに留意されたい。これは発光源20、22及び24の配置関係が、図3及び図4に示すように、平面方向から見ると正三角形又は二等辺三角形の各頂点に正確に配置され、正面方向から見ると水平な直線上に正確に配置される位置関係に固定されているためである。
【0026】
三角関数を用いた演算方法は、例えば、特公平4−4529号公報に記載されている従来技術なので、その詳細説明は省略する。CPU36は、屋根部材12−2の実際の位置及び姿勢が求まると、それらの数値データを出力する。同様に、CPU36は、三角関数と、蓄積手段38からの目標の位置及び姿勢のデータとによって、3個の発光源20、22及び24をビデオ・カメラ30が撮影した場合の目標の画像(3輝点の画像)を演算する。
【0027】
CPU34は、発光源20、22及び24の実際の位置関係(屋根部材の実際の位置及び姿勢を表す)を表す3輝点と、目標の位置関係(屋根部材の目標の位置及び姿勢を表す)を表す3輝点とを表す位置ビデオ信号を発生し、表示器40にその映像を表示する。なお、表示器42は、ブラウン管(CRT)又は液晶表示装置などである。
【0028】
図6及び図7は、表示器40の表示例を示す。これら2つの表示を、単一の表示スクリーンの異なる位置に表示してもよいし、異なる表示器に表示してもよい。図6の表示は、CPU36が求めた実際のターゲット18(屋根部材12−2)の3次元位置(平面における位置X、平面における位置Y、高さ位置Z)と、屋根部材12−2の姿勢(ピッチング角度、ローリング角度及びヨーイング角度)とを数字データで示すと共に、3次元位置をグラフで示している。また、図7の表示では、目標の位置及び姿勢の3輝点を黒丸で示すと共に、実際の位置及び姿勢の3輝点を白丸で示す。これらは表示器40上では、輝度、色、形状の違いで区別してもよい。これら3輝点の実際と目標との位置関係が一致した場合は、図10に示すように、完全に重なる。
【0029】
これら3輝点の実際と目標との位置関係が図8のような場合、屋根部材12−2の実際の位置が目標位置よりも低いため、クレーン操作者は、屋根部材12−2を更に上昇させて、図10の表示になるように屋根部材12−2の位置を調整する。また、これら3輝点の実際と目標との位置関係が図9のような場合、ローリングが生じているため、クレーン操作者は、図10の表示になるように屋根部材12−2のローリングを調整すればよい。
【0030】
あらゆる場合において、図10に示すように、目標と実際の輝点が重なるようにクレーンを制御すれば、屋根部材12−2は、目標姿勢で目標位置に達する。
【0031】
自動追尾機能がオンの状態では、CPU36は、画像処理手段34が検出用発光源20、22及び24の画像を出力するように、ビデオ・カメラ30の水平回転方向を制御するステップ・モータと、仰角を制御するステップ・モータとを有する制御機構42を連続的に制御する。その後、ビデオ・カメラ30が検出用発光源20、22及び24の画像を捕らえた後は、常にこれらの画像を捕らえるように、CPU36は、画像処理手段34の出力信号に応じて制御機構42を制御する。自動追尾機能がオフの状態では、CPU36は、制御機構42を制御しない。
【0032】
図11は、本発明に係る屋根部材等の誘導位置決め方法を示す流れ図である。屋根部材等の誘導位置決めを行うには、先ず、ステップ44にて、自動追尾機能をオフにし、屋根部材12−2の姿勢(ヨーイング角度、ピッチング角度及びローリング角度)をモニタする。ステップ46にて、ステップ44のモニタ結果に応じて、クレーンを制御し、屋根部材12−2の吊り姿勢を調整する。ステップ48にて、CPU36は、ステップ46での姿勢調整がOKかを判断し、その判断結果を表示器40に表示する。OKでない場合は、ステップ44に戻り、OKになるまで上述の調整を繰り返す。
【0033】
ステップ48がOKになると、ステップ50へ進み、自動追尾機能をオンにして、屋根部材12−2の位置及び姿勢をモニタしながら、この屋根部材12−2を目標位置に向けて移動させる。ステップ52では、屋根部材12−2が目標位置に接近したかをCPU36が判断し、その判断結果を表示器40に表示する。これは主に、測距・測角儀28の測量結果から判断できる。ステップ52の判断で、まだ目標位置へ接近していない場合は、ステップ50に戻る。また、ステップ52の判断で、目標位置に接近した場合は、ステップ54に進む。このステップ54では、CPU54が自動追尾機能をオフにする。ここで、クレーン操作者は、屋根部材12−2の位置及び姿勢をモニタしながら、屋根部材12−2を目標位置に位置決めするようにクレーン16を操作する。ステップ56にて、CPU36は、屋根部材12−2の実際の位置が目標の位置に一致したか否かを判断し、その判断結果を表示器に40に表示する。まだ一致しない場合は、ステップ54に戻る。屋根部材12−2の実際の位置が目標の位置に一致した場合は、位置決めが終了する。ステップ54で自動追尾機能をオフにしているため、目標の位置へ接近した最終段階での測量精度が良いことに留意されたい。
【0034】
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変形応用が可能である。例えば、図11の流れ図において、CPUが自動的に判断したが、クレーンの操作者が表示器(モニタ)を見ながら判断してもよい。
【0035】
【発明が奏する効果】
請求項1記載の発明によれば、屋根部材等に取り付けるべきターゲットが1個でよいため、システムの構成が簡単であると共に、屋根構築の際の作業が一層容易になる。また、屋根部材等が目標の位置へ接近したときに自動追尾機能をオフにするので、屋根部材等の位置及び姿勢の測量を高精度に行え、この屋根部材等を目標位置に正確に誘導できる。よって、屋根部材等の位置決めの効率化及び安全性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】屋根部材等の誘導位置決め装置の全体を示す概略図である。
【図2】ターゲットを構成する3個の検出用発光源と光波測距用反射プリズムとを示す図である。
【図3】平面方向から見た場合の発光源の位置関係を示す図である。
【図4】正面方向から見た場合の発光源の位置関係を示す図である。
【図5】処理手段及びその周辺装置を示すブロック図である。
【図6】表示器の表示例を示す図である。
【図7】表示器の表示例を示す図である。
【図8】表示器の表示例を示す図である。
【図9】表示器の表示例を示す図である。
【図10】表示器の表示例を示す図である。
【図11】本発明による屋根部材等の誘導位置決め方法を示す流れ図である。
【符号の説明】
10 ドーム屋根
12 屋根部材(屋根鉄骨)
14 基盤
16 クレーン
18 ターゲット
20、22、24 検出用発光源
26 光波測距用反射プリズム
28 測距・測角儀
30 ビデオ・カメラ
32 処理手段
34 画像処理手段
36 中央処理装置(CPU)
38 蓄積装置
40 表示器
42 制御機構

Claims (1)

  1. 屋根部材等の特定部位に取り付けられた光波測距用反射プリズム及び略三角形状に配置された3個の検出用発光源と、
    上記屋根部材等の作業領域内の位置に設置され、上記3個の検出用発光源からの光を検知する自動追尾機能付きビデオ・カメラと、
    前記ビデオ・カメラに取り付けられ、上記光波測距用反射プリズムに光を照射し、上記光波測距用反射プリズムによる反射光を検知して、上記屋根部材の上記所定部分までの距離及び角度を測量する測距・測角儀と、
    上記ビデオ・カメラからのビデオ出力信号、並びに上記測距・測角儀からの距離及び角度データに基いて上記屋根部材等の実際の3次元位置及び姿勢を求め、上記屋根部材の実際の位置及び姿勢と目標の位置及び姿勢との関係を表す位置ビデオ信号を発生する処理手段と、
    前記処理手段からの上記位置ビデオ信号により、上記屋根部材等の実際の位置及び姿勢と目標の位置及び姿勢との関係を表示する表示器とを用いた屋根部材等の誘導位置決め方法であって、
    上記自動追尾機能をオフにした状態で、上記屋根部材等の姿勢をモニタして上記屋根部材の姿勢を調整し、
    上記自動追尾機能をオンにして、上記屋根部材等の姿勢及び位置をモニタしながら、上記屋根部材等を目標の位置に向けて移動させ、
    上記屋根部材等が上記目標の位置に接近したときに上記自動追尾機能をオフにし、
    上記自動追尾機能をオフにした状態のまま上記屋根部材等の姿勢及び位置をモニタしながら、上記屋根部材等を上記目標の位置に対して最終位置決めすることを特徴とする、屋根部材等の誘導位置決め方法。
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