JP6519630B1 - 電流検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電流の検出精度を向上できる電流検出装置を提供する。【解決手段】電流検出装置100は多層基板1と電流検出部CD1と制御部CNT1と検出用配線SL1と導体GND1とを備えている。多層基板1の表面1aは、スイッチング素子を有するパワーモジュールIPM1の実装に供される。電流検出部CD1は表面1aに実装され、パワーモジュールIPM1を流れる電流を検出して検出信号を出力する。制御部CNT1は表面1aに実装され、検出信号が入力される。検出用配線SL1は電流検出部CD1から制御部CNT1へと検出信号を伝達する配線であって、配線部51〜53を有する。配線部51は電流検出部CD1から配線層22bへ延在する。配線部52は配線部51に接続し配線層22bに形成される。配線部53は配線部52に接続し配線層22bから制御部CNT1へ延在する。導体GND1は配線層22aにおいて、配線部52とパワーモジュールIPM1との間に配置され、固定電位が印加される。【選択図】図2

Description

本開示は、電流検出装置に関する。
特許文献1には、車両用警告灯制御回路が記載されている。この回路は、警告灯と、この警告灯に直列に接続される1次側コイルと、1次側コイルとともにトランスを構成する2次側コイルと、2次側コイルに流れる電流を検出する電流検出部とを備えている。
特開2016−8829号公報
電流の検出精度を向上できることが望まれている。
本開示は、電流の検出精度を向上できる電流検出装置を提供する。
本開示にかかる電流検出装置の第1の態様は、スイッチング素子(S1〜S6)を有するパワーモジュール(IPM1)の実装に供される面である第1表面(1a)と、前記第1表面とは反対側の第2表面(1b)と、前記第1表面における第1配線層(21a)と、前記第1配線層よりも前記第2表面側に配置された第2配線層(22a)と、前記第2配線層よりも前記第2表面側に配置された第3配線層(22b)とを有する多層基板(1)と、前記第1表面に実装され、スイッチング素子(S1〜S6)を有するパワーモジュール(IPM1)と、前記第1表面に実装され、前記パワーモジュールを流れる電流を検出して検出信号を出力する電流検出部(CD1)と、前記第1表面に実装され、前記検出信号が入力される制御部(CNT1)と、前記電流検出部から前記制御部へと前記検出信号を伝達する配線であって、前記電流検出部から前記第3配線層へ延在する第1配線部(51)と、前記第1配線部に接続し前記第3配線層に形成された第2配線部(52)と、前記第2配線部に接続し前記第3配線層から前記制御部へ延在する第3配線部(53)とを有する検出用配線(SL1,SL2)と、前記第2配線層において、前記検出用配線の前記第2配線部と前記パワーモジュールとの間に配置され、固定電位が印加される第1導体(GND1)と、を備える。
前記多層基板(1)は、前記第2表面における第4配線層(21b)と、前記第1配線層(21a)と前記第4配線層との間に位置する内側配線層の一組(22)と、前記第1配線層との間に配置された第1絶縁層(31a)と、少なくとも一つの第2絶縁層(32a)と、前記一組(22)と前記第4配線層との間に配置された第3絶縁層(31b)とを更に有し、前記一組は前記第2配線層(22a)および前記第3配線層(22b)を含み、前記第2絶縁層は隣り合う前記内側配線層の間に配置され、前記第1絶縁層の比較トラッキング指数はいずれの前記第2絶縁層の比較トラッキング指数よりも高く、前記第3絶縁層の比較トラッキング指数はいずれの前記第2絶縁層の比較トラッキング指数よりも高い。
本開示にかかる電流検出装置の第2の態様は、第1の態様にかかる電流検出装置であって、前記第1導体(GND1)は、前記検出用配線(SL1,SL2)の前記第2配線部(52)および前記パワーモジュール(IPM1)の少なくともいずれか一方と、前記多層基板(1)の厚み方向(D11)において対向する。
本開示にかかる電流検出装置の第3の態様は、第2の態様にかかる電流検出装置であって、前記パワーモジュール(IPM1)は前記多層基板(1)の前記第1表面(1a)において前記電流検出部(CD1)と前記制御部(CNT1)との間に位置する。
本開示にかかる電流検出装置の第4の態様は、第1から第3の態様のいずれか一つの態様にかかる電流検出装置であって、前記検出用配線(SL1,SL2)の前記第2配線部(52)と前記第3配線層(22b)において他の配線を介在することなく隣り合う位置に形成され、固定電位が印加される第2導体(GND2)を更に備える。
本開示にかかる電流検出装置の第の態様は、第1から第4の態様のいずれか一つの態様にかかる電流検出装置であって、前記第1配線層(21a)に形成された配線に印加される電圧の最大値、および、前記第4配線層(21b)に形成された配線に印加される電圧の最大値は、いずれの前記内側配線層に形成された配線に印加される電圧の最大値よりも大きい。
本開示にかかる電流検出装置の第の態様は、第1から第4の態様のいずれか一つの態様にかかる電流検出装置であって、前記第1配線層(21a)に形成された複数の配線の相互間の隙間の最小値、および、前記第4配線層(21b)に形成された複数の配線の相互間の隙間の最小値は、いずれの前記内側配線層に形成された複数の配線の相互間の隙間の最小値よりも小さい。
本開示にかかる電流検出装置の第1の態様によれば、制御部にはノイズの小さい検出信号を入力できる。つまり、電流の検出精度を向上できる。第2絶縁層として比較トラッキング指数の高い絶縁層を採用する場合に比べて、製造コストを低減できる。
本開示にかかる電流検出装置の第2の態様によれば、第1導体は、パワーモジュールから配線部へ伝搬されるノイズをシールドしやすい。
本開示にかかる電流検出装置の第3の態様によれば、検出用配線の第2配線部をパワーモジュールと対向して配置しやすい。
本開示にかかる電流検出装置の第4の態様によれば、第3配線層に形成される他の配線から検出用配線へ伝搬されるノイズを第2導体がシールドすることができる。
本開示にかかる電流検出装置の第の態様は、第2絶縁層の比較トラッキング指数が低く第1絶縁層および第3絶縁層の比較トラッキング指数が高い多層基板に適している。
本開示にかかる電流検出装置の第の態様は、第2絶縁層の比較トラッキング指数が低く第1絶縁層および第3絶縁層の比較トラッキング指数が高い多層基板に適している。
電流検出装置の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。 電流検出装置の機械的な構成の一例を概略的に示す断面図である。 電流検出装置の機械的な構成の一例を概略的に示す平面図である。 パワーモジュール、導体および配線部の位置関係の一例を説明するための図である。 電流検出装置の機械的な構成の一例を概略的に示す断面図である。
図1は、電流検出装置100の電気的な構成の一例を概略的に示す図である。電流検出装置100は電流検出部CD1と制御部CNT1とを備えている。この電流検出装置100はパワーモジュールIPM1を流れる電流を検出する装置である。パワーモジュールIPM1は例えばインテリジェントパワーモジュールである。パワーモジュールIPM1はスイッチング素子を有しており、例えば電力変換機能を有している。図1の例では、パワーモジュールIPM1はインバータを有している。具体的には、パワーモジュールIPM1は入力端子PH,PLとスイッチング素子S1〜S6とダイオードD1〜D6と出力端子Pu,Pv,Pwとを有している。
入力端子PH,PLの間には、直流電圧が印加される。ここでは、入力端子PHに印加される電位は、入力端子PLに印加される電位よりも高い。入力端子PH,PLには、それぞれ直流電源線LH,LLの一端が接続されており、図1の例では、その直流電源線LH,LLの間において、コンデンサC1が接続されている。コンデンサC1の静電容量は直流電源線LH,LLの間の直流電圧を平滑する程度に大きくてもよく、あるいは、当該直流電圧に脈動が生じる程度に小さくてもよい。
図1の例では、コネクタCN1が設けられている。コネクタCN1は直流電源線LH,LLの他端に接続されている。また、このコネクタCN1には直流電源E1が接続されている。直流電源E1はコネクタCN1を介して直流電源線LH,LLの間に直流電圧を印加する。この直流電圧は例えば数百(例えば280)[V]程度である。
スイッチング素子S1〜S6は、例えば、絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどのトランジスタである。スイッチング素子S1,S2は入力端子PH,PLの間において相互に直列に接続されており、スイッチング素子S3,S4は入力端子PH,PLの間において相互に直列に接続されており、スイッチング素子S5,S6は入力端子PH,PLの間において相互に直列に接続されている。スイッチング素子S1,S2の一組、スイッチング素子S3,S4の一組およびスイッチング素子S5,S6の一組は相互に並列に接続されている。
ダイオードD1〜D6はそれぞれスイッチング素子S1〜S6に並列に接続され、その順方向はいずれも入力端子PLから入力端子PHへ向かう方向である。
スイッチング素子S1,S2を互いに接続する接続点は出力端子Puに接続され、スイッチング素子S3,S4を互いに接続する接続点は出力端子Pvに接続され、スイッチング素子S5,S6を互いに接続する接続点は出力端子Pwに接続されている。
このようなパワーモジュールIPM1はスイッチング素子S1〜S6の動作によって、入力端子PH,PLの間の直流電圧を三相交流電圧に変換し、当該三相交流電圧を出力端子Pu,Pv,Pwから出力する。
図1の例では、コネクタCN2が設けられている。コネクタCN2は出力線Lu,Lv,Lwを介してそれぞれパワーモジュールIPM1の出力端子Pu,Pv,Pwに接続されている。また、このコネクタCN2には負荷M1が接続されている。負荷M1は例えば三相モータであって、パワーモジュールIPM1からの三相交流電圧に応じて回転する。
電流検出部CD1はパワーモジュールIPM1を流れる電流を検出し、その電流の大きさを示す検出信号を出力する。図1の例では、電流検出部CD1は、入力端子PLを流れる電流を検出すべく、直流電源線LLの上に設けられている。図1の例では、電流検出部DC1は抵抗R1を有している。この抵抗R1は直流電源線LLの上に設けられている。この電流検出部DC1は抵抗R1の両端電圧を検出信号として出力する。つまり、抵抗R1はいわゆるシャント抵抗として機能する。
抵抗R1の抵抗値が小さいほど、抵抗R1における消費電力を低減することができる。この場合、抵抗R1の両端電圧は小さくなる。抵抗R1の両端電圧は電流の大きさに応じて、例えば0[V]〜十数[V]以下程度の範囲で変動する。そこで、図1に例示するように、電流検出装置100には増幅器AMP1が設けられていてもよい。増幅器AMP1は検出用配線SL1,SL2を介して電流検出部CD1から検出信号を受け取る。具体的には、検出用配線SL1は抵抗R1の一端および増幅器AMP1を互いに接続し、検出用配線SL2は抵抗R1の他端および増幅器AMP1を互いに接続している。これにより、抵抗R1の両端電圧が検出信号として増幅器AMP1に入力される。増幅器AMP1は、入力された検出信号を増幅し、増幅した検出信号を、検出用配線SL3,SL4を介して制御部CNT1へと出力する。
制御部CNT1は検出用配線SL1〜SL4を介して検出信号を受け取る。検出用配線SL1〜SL4は検出信号を電流検出部CD1から制御部CNT1へと伝達するための配線である、ともいえる。制御部CNT1はこの検出信号に基づいて、パワーモジュールIPM1のスイッチング素子S1〜S6を制御するための制御信号Sを生成し、この制御信号Sを出力する。より具体的には、制御部CNT1には、負荷M1に対する指令値(例えばモータの回転速度についての指令値)が外部から入力され、当該指令値と検出信号とに基づいて制御信号Sを生成する。このような制御信号Sの生成自体は公知の技術で実現でき、本願の本質ではないので、詳細な説明を省略する。
なおここでは、制御部CNT1は、マイクロコンピュータと記憶装置を含んで構成される。マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップ(換言すれば手順)を実行する。上記記憶装置は、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、書き換え可能な不揮発性メモリ(EPROM(Erasable Programmable ROM)等)などの各種記憶装置の1つ又は複数で構成可能である。当該記憶装置は、各種の情報やデータ等を格納し、またマイクロコンピュータが実行するプログラムを格納し、また、プログラムを実行するための作業領域を提供する。なお、マイクロコンピュータは、プログラムに記述された各処理ステップに対応する各種手段として機能するとも把握でき、あるいは、各処理ステップに対応する各種機能を実現するとも把握できる。また、制御部CNT1はこれに限らず、制御部CNT1によって実行される各種手順、あるいは実現される各種手段又は各種機能の一部又は全部をハードウェアで実現しても構わない。
またパワーモジュールIPM1および電流検出装置100の一組は、負荷M1を駆動できることから負荷駆動装置であるともいえる。この負荷駆動装置は例えば空気調和機に搭載される。負荷駆動装置が例えば空気調和機の室内機に搭載される場合、負荷M1としては、当該室内機に搭載されたファンモータを採用してもよい。
図2および図3は、それぞれ電流検出装置100の機械的な構成の一例を概略的に示す断面図および平面図である。図2は図3のA−A断面を示している。電流検出装置100は多層基板1を有している。多層基板1は板状の形状を有しており、図2では、その厚み方向D11を含む断面が例示されている。図3は厚み方向D11に沿った平面視での平面図である。
多層基板1は第1表面1a、および、第1表面1aとは反対側の第2表面1bを有している。第1表面1aおよび第2表面1bは厚み方向D11において互いに対向している。第1表面1aおよび第2表面1bの一方を表面とみれば、他方は裏面となる。
多層基板1はいわゆるプリント配線板であって、3層以上の配線層を有している。図2では、多層基板1として4層の配線層を有する4層基板が例示されている。より具体的には、多層基板1は配線層21a,21b,22a,22bと絶縁層31a,31b,32aとを有している。配線層21aは第1表面1aに配置されており、配線層22aは配線層21aよりも第2表面1b側に配置されており、配線層22bは配線層22aよりも第2表面1b側に配置されている。配線層21bは配線層22bよりも第2表面1b側に配置されており、より具体的には第2表面1bに配置されている。
このような構造によれば、配線層21a,21bは厚み方向D11において多層基板1の両側に配置され、配線層22a,22bは配線層21a,21bの間に配置される。よって以下では、配線層21a,21bをそれぞれ外側配線層21a,21bとも呼び、また配線層22a,22bをそれぞれ内側配線層22a,22bとも呼ぶ。さらに内側配線層22a,22bの一組を内側配線層組22とも呼ぶ。
絶縁層31aは外側配線層21aと内側配線層組22との間に配置されており、外側配線層21aと内側配線層22aとの間を絶縁する。より具体的には、絶縁層31aは外側配線層21aと内側配線層22aとの間に配置されており、外側配線層21aおよび内側配線層22aに接している。絶縁層32aは内側配線層22a,22bの間に配置されており、内側配線層22a,22bの間を絶縁する。絶縁層32aは内側配線層22a,22bに接している。絶縁層31bは内側配線層組22と外側配線層21bとの間に配置されており、内側配線層22bと外側配線層21bとの間を絶縁する。より具体的には、絶縁層31bは内側配線層22bと外側配線層21bとの間に配置されており、内側配線層22bおよび外側配線層21bに接している。例えば絶縁層31a,31b,32aは、いわゆるプリプレグとも呼ばれるシートを溶融および硬化することで形成される。
絶縁層31a,31bは絶縁層32aに対して多層基板1の外側に位置することから、以下では、絶縁層31a,31bをそれぞれ外側絶縁層31a,31bとも呼び、また絶縁層32aを内側絶縁層32aとも呼ぶ。
配線層21a,21b,22a,22bには、それぞれ適宜に配線(例えば銅配線)が形成される。例えば配線層21a,21b,22a,22bの各々において、金属製の板状部材(例えば銅箔)をエッチングすることで、各種の配線が形成される。また多層基板1には、適宜にスルーホールが形成されて、各配線層の配線を適宜に接続する。このようなスルーホールは配線層21a,21b,22a,22bおよび絶縁層31a,31b,32aを適宜にエッチングすることで形成される。以下、その配線の具体的な一例とともに、上述の各種の電気部品についても述べる。
多層基板1の第1表面1aは、パワーモジュールIPM1の実装に供される。第1表面1aには、電流検出部CD1、増幅器AMP1および制御部CNT1が実装され、コネクタCN1,CN2は多層基板1の第2表面1bに実装されている。コネクタCN1,CN2、パワーモジュールIPM1、電流検出部DC1、増幅器AMP1および制御部CNT1は、例えば表面実装部品である。これらの部品が表面実装部品であれば、これらは例えばリフロー半田付けによって多層基板1に実装される。
パワーモジュールIPM1の入力端子PH,PLにそれぞれ接続される直流電源線LH,LLは、外側配線層21aに形成される。直流電源線LH,LLは多層基板1に形成されたスルーホール(不図示)を経由して外側配線層21aから外側配線層21bへ延在して、外側配線層21bにおいてコネクタCN1に接続される。
図2では図示していないものの、パワーモジュールIPM1の出力端子Pu,Pv,Pwにそれぞれ接続される出力線Lu,Lv,Lwは、外側配線層21aに形成される。これらの出力線Lu,Lv,Lwはそれぞれ多層基板1に形成されたスルーホール(不図示)を経由して外側配線層21aから外側配線層21bへと延在して、外側配線層21bにおいてコネクタCN2に接続される。
検出用配線SL1は、図2に示すように、内側配線層22bを経由して電流検出部CD1と増幅器AMP1とを接続する。具体的には、検出用配線SL1は配線部51〜53を有している。配線部51は外側配線層21aにおいて電流検出部CD1と接続されており、外側配線層21aから内側配線層22bへ延在している。図2に例示するように、多層基板1には、外側配線層21aから内側配線層22bへ延在するスルーホール41が形成されており、配線部51がこのスルーホール41を介して外側配線層21aから内側配線層22bへと延在している。
配線部52は内側配線層22bに形成されており、配線部51に接続されている。配線部53は配線部52に接続されており、内側配線層22bから外側配線層21aへと延在して、外側配線層21aにおいて増幅器AMP1に接続される。図2に例示するように、多層基板1には、内側配線層22bから外側配線層21aへと延在するスルーホール42が形成されており、配線部53はこのスルーホール42を介して内側配線層22bから外側配線層21aへと延在している。
検出用配線SL2も検出用配線SL1と同様である。即ち、検出用配線SL2も内側配線層22bを経由して電流検出部CD1と増幅器AMP1とを接続する。言い換えれば、検出用配線SL2も配線部51〜53と同様の配線部を有している。
このように検出用配線SL1,SL2が内側配線層22bを経由することで、電流検出部CD1と増幅器AMP1とを接続するために外側配線層21aにおいて必要な領域の面積を低減できる。したがって、検出用配線SL1,SL2を外側配線層21aのみに配置した基板に比して、多層基板1の面積を小さくすることができる。つまり、電流検出装置100を小さいサイズで実現できる。
増幅器AMP1と制御部CNT1とを接続する検出用配線SL3,SL4は、外側配線層21aに形成される。
外側配線層21aと内側配線層22bとの間に位置する内側配線層22aには、固定電位が印加される導体GND1が形成されている。この導体GND1は配線の一種であり、金属製の板状部材(例えば銅箔)をエッチングすることで形成される。固定電位には、接地電位を採用することができる。言い換えれば、導体GND1は接地され得る。導体GND1は線状のグランドパターンであってもよく、あるいは、板状のグランドプレーンであってもよい。
この導体GND1は検出用配線SL1,SL2の各々とパワーモジュールIPM1との間に位置している。より具体的な一例として、導体GND1は検出用配線SL1の配線部52の一部およびパワーモジュールIPM1の両方と厚み方向D11において互いに対向している。導体GND1は平面視においてパワーモジュールIPM1の全部または大部分と対向する程度の広さを有しているとよい。
図3の例では、電流検出部CD1、パワーモジュールIPM1、増幅器AMP1および制御部CNT1は平面視においてこの順で並んで配置されている。つまり、パワーモジュールIPM1は多層基板1の第1表面1aにおいて電流検出部CD1と、増幅器AMP1および制御部CNT1の一組との間に位置している。
このような位置関係によれば、パワーモジュールIPM1を跨ぐように検出用配線SL1,SL2を形成しやすい。言い換えれば、配線部52が厚み方向D11においてパワーモジュールIPM1と対向するように、検出用配線SL1を形成しやすい。検出用配線SL2も同様である。そしてこの構造において、導体GND1を配線部52とパワーモジュールIPM1との間に形成することにより、配線部52、導体GND1およびパワーモジュールIPM1が厚み方向D11において互いに対向することになる。
パワーモジュールIPM1はスイッチング素子S1〜S6のスイッチングに起因して、ノイズを周囲に伝搬する。つまり、パワーモジュールIPM1はノイズ放射源となる。
しかるに、電流検出装置100においては、検出用配線SL1,SL2の配線部52の各々とパワーモジュールIPM1との間には、固定電位が印加される導体GND1が位置している。よって、パワーモジュールIPM1からのノイズは導体GND1によってシールドされて、配線部52へと伝搬しにくい。したがって、検出用配線SL1,SL2を流れる検出信号にノイズが載りにくい。よって、ノイズの小さい検出信号を増幅器AMP1に入力できる。ひいては、ノイズの小さい検出信号を制御部CNT1に入力することができる。
図2の例では、検出用配線SL1,SL2の配線部52の各々、導体GND1およびパワーモジュールIPM1は厚み方向D11において互いに対向している。しかしながら、かかる対向は必須ではない。ノイズの伝搬抑制の効果は低減するものの、検出用配線SL1,SL2の配線部52の各々、導体GND1およびパワーモジュールIPM1は互いにずれていてもよい。
図4は、配線部52、導体GND1およびパワーモジュールIPM1の位置関係の一例を説明するための図である。図4では、これら三者以外は、当該説明には不要なので省略した。図4の例では、パワーモジュールIPM1は配線部52および導体GND1のいずれとも厚み方向D11において対向していない。また配線部52はパワーモジュールIPM1および導体GND1のいずれとも厚み方向D11において対向していない。ただしこの場合であっても、導体GND1は配線部52とパワーモジュールIPM1との間に設けられている。例えば配線部52とパワーモジュールIPM1とを結ぶ直線B上に導体GND1が位置している。これにより、パワーモジュールIPM1から配線部52へ伝搬するノイズを抑制することができる。
ただし、この構造によれば、パワーモジュールIPM1からのノイズが厚み方向D11に沿って他の配線(例えば図2の内側配線層22bにおいて設けられる不図示の配線)に伝搬し、その配線から配線部52へとノイズが伝搬する場合もあり得る。よって、ノイズの伝搬抑制という点では、図2の構成の方が優れている。
なお図2の例では、検出用配線SL1,SL2の両方が内側配線層22bを経由した。しかるに、検出用配線SL1,SL2の一方が内側配線層22bを経由し、他方が外側配線層21bを経由してもよい。この場合でも、検出用配線SL1,SL2の他方のうち外側配線層21bに形成される配線部と、パワーモジュールIPM1との間に導体GND1が位置するように、当該配線部を形成することが望ましい。
また検出用配線SL1,SL2の一方が接地される場合には、当該一方は導体GND1に接続されてもよい。この場合、当該一方は内側配線層22bを経由する必要は無い。
また上述の例においては、多層基板1は4層基板であるものの、少なくとも3層の配線層を有していればよい。3層の配線層があれば、導体GND1を配線部52とパワーモジュールIPM1との間に位置するように、配線部52と導体GND1とパワーモジュールIPM1とを互いに異なる層に形成できるからである。
また、パワーモジュールIPM1は三相インバータを有しているものの、その相の数は負荷M1に応じて決定されればよい。またパワーモジュールIPM1は必ずしもインバータを有している必要は無く、例えばスイッチングレギュレータなどの電力変換回路を有していてもよい。
<導体GND2>
図5は、電流検出装置100Aの構成の一例を概略的に示す図である。電流検出装置100Aは導体GND2の有無という点で電流検出装置100と相違している。導体GND2は、検出用配線SL1,SL2の配線部52が形成される内側配線層22bに形成されており、導体GND1と同様に固定電位(例えば接地電位)が印加される。導体GND1,GND2に印加される固定電位は互いに異なっていてもよい。導体GND2は内側配線層22bにおいて検出用配線SL1,SL2の配線部52と隣り合って形成されている。より具体的には、導体GND2は他の配線を介在させずに配線部52の少なくとも一部と隣り合っている。導体GND2は例えば平面視において検出用配線SL1,SL2の配線部52の一組を囲っていてもよい。
これによれば、内側配線層22bに形成される他の配線からのノイズが導体GND2によってシールドされるので、当該ノイズが配線部52に載りにくい。よって、導体GND2は、よりノイズの小さな検出信号を増幅器AMP1、ひいては制御部CNT1に入力することに資する。
<絶縁層の材料>
以下で述べる多層基板1は必ずしも上述の構成を前提とするものではないが、典型的な一例として上述の具体例を用いて説明する。
多層基板1は4層以上の配線層を有している。そして、外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数(CTI:comparative tracking index)のいずれもが、内側絶縁層32aの比較トラッキング指数よりも高い。例えば、外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数は1600以上であり、内側絶縁層32aの比較トラッキング指数は175以上であり、かつ、外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数のいずれよりも小さい。内側絶縁層32aの材料としては、例えばガラス布基材エポキシ樹脂が採用でき、外側絶縁層31a,31bの材料としては、例えばガラス布基材エポキシ樹脂が採用できる。ガラス布基材エポキシ樹脂であっても、その組成比(例えば全体に対するエポキシの質量比)を変更することで、内側絶縁層32と外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数を変更できる。あるいは、外側絶縁層31a,31bとして、内側絶縁層32とは異なる材料を採用してもよい。
このような多層基板1において、外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数は内側絶縁層32aの比較トラッキング指数よりも高いので、全ての絶縁層において高い比較トラッキング指数を有する材料を用いる場合に比べて、製造コストを低減することができる。
上述の例では4層基板について説明したが、5層以上の基板であってもよい。つまり内側配線層組22は3層以上の内側配線層22a,22b,・・・を有していてもよい。この場合、N(Nは3以上の整数)個の内側配線層22a,22b,・・・の相互間にそれぞれ内側絶縁層が配置される。つまり、(N−1)個の内側絶縁層32a,32b,・・・が配置される。この場合、外側絶縁層31aの比較トラッキング指数を(N−1)個の内側絶縁層32a,32b,・・・の比較トラッキング指数のいずれよりも高くし、外側絶縁層31bの比較トラッキング指数を(N−1)個の内側絶縁層32a,32b,・・・の比較トラッキング指数のいずれよりも高くすればよい。
<弱電/強電>
例えばこのような多層基板1において、外側配線層21a,21bは強電用の配線を含んでおり、内側配線層22a,22bは弱電用の配線のみを含む。この例を言い換えれば、外側配線層21aの配線に印加される電圧の最大値は、内側配線層22a,22bの配線に印加される電圧の最大値よりも大きく、かつ、外側配線層21bの配線に印加される電圧の最大値は、内側配線層22a,22bの配線に印加される電圧の最大値よりも大きい。以下、具体的な一例について説明する。
強電用の配線としては、数百[V]程度の電圧が印加される直流電源線LH,LLおよび出力線Lu,Lv,Lwが例示される。直流電源線LH,LLおよび出力線Lu,Lv,Lwは外側配線層21a,21bにおいて配置され、内側配線層22a,22bでは配置されない。
弱電用の配線としては、例えば数[V]程度の電圧が印加される検出用配線SL1,SL2が例示される。図2の例では、検出用配線SL1,SL2は外側配線層21aおよび内側配線層22bにおいて配置される。
弱電用の配線としては、検出用配線SL1,SL2の他、検出用配線SL3,SL4、および、制御部CNT1または増幅器AMP1の電源を供給するための配線(不図示)も例示できる。これらの配線に印加される電圧は十数[V]程度以下である。これらの配線は、適宜に外側配線層21a,21bおよび内側配線層22a,22bにおいて配置されてもよい。
内側配線層22bには弱電用の配線のみが形成されるので、内側配線層22bにおいて複数の配線(例えば検出用配線SL1,SL2)の相互間に印加される電圧は低い。よって、内側絶縁層32aの比較トラッキング指数が低くても、内側配線層22bの配線の相互間において内側絶縁層32aにはトラッキングが生じにくい。
同様に、内側配線層22aにも弱電用の配線のみが形成されるので、内側配線層22aにおいて複数の配線の相互間に印加される電圧も低い。したがって、内側絶縁層32aの比較トラッキング指数が低くても、内側配線層22aの配線の相互間において内側絶縁層32aにもトラッキングは生じにくい。
以上のように、内側配線層22a,22bに弱電用の配線のみを形成することは、内側絶縁層32aの比較トラッキング指数が低く外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数が高い多層基板1に適している。
なお内側配線層組22がN個の内側配線層を有している場合には、N個の内側配線層に弱電用の配線のみを配置すればよい。
<配線間の隙間>
多層基板1において、外側配線層21aに形成される複数の配線の間の隙間(パターン間の隙間)の最小値は、内側配線層22a,22bの各々に形成される配線の間の隙間(パターン間の距離)の最小値よりも小さくても構わない。例えば、外側配線層21aに形成される複数の配線の間の隙間の最小値は0.15[mm]であり、内側配線層22a,22bの各々に形成される複数の配線の間の隙間の最小値は0.25[mm]である。また外側配線層21aに形成される配線の幅の最小値は0.15[mm]であり、内側配線層22a,22bの各々に形成される配線の幅の最小値は0.5[mm]である。外側配線層21bについても同様である。
比較トラッキング指数が大きいほど誘電率は低くなる傾向があるので、外側絶縁層31aの誘電率は内側絶縁層32aよりも低い。よって、外側配線層21aに形成される複数の配線間の隙間が小さくても、当該配線の間のインピーダンスの低減を抑制することができる。外側配線層21bも同様である。逆に言えば、内側絶縁層32aの誘電率が低くても、内側配線層22a,22bに形成される複数の配線の隙間を広くすることで、当該配線の間のインピーダンスの低減を抑制することができる。このような隙間の大小関係を採用することにより、外側配線層21a,21bおよび内側配線層22a,22bの各々の配線の相互間のノイズの伝搬を抑制することができる。
以上のように、外側配線層21a,21bの各々の配線の相互間の隙間の最小値を、内側配線層22a,22bの各々の配線の相互間の隙間の最小値の両方よりも小さくすることは、内側絶縁層32aの比較トラッキング指数が低く外側絶縁層31a,31bの比較トラッキング指数が高い多層基板1に適している。
なお内側配線層組22がN個の内側配線層を有している場合には、外側配線層21a,21bの各々の配線の相互間の隙間の最小値を、N個の内側配線層の各々の配線の相互間の隙間の最小値のいずれよりも小さくする。
以上、実施の形態を説明したが、特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。また上述の各種の実施例および変形例は相互に組み合わせることができる。
1 多層基板
1a 第1表面
1b 第2表面
21a,21b,22a,22b 配線層
31a,31b,32a 絶縁層
CD1 電流検出部
CNT1 制御部
IPM1 パワーモジュール
GND1,GND2 導体
SL1,SL2 検出用配線

Claims (6)

  1. スイッチング素子(S1〜S6)を有するパワーモジュール(IPM1)の実装に供される面である第1表面(1a)と、前記第1表面とは反対側の第2表面(1b)と、前記第1表面における第1配線層(21a)と、前記第1配線層よりも前記第2表面側に配置された第2配線層(22a)と、前記第2配線層よりも前記第2表面側に配置された第3配線層(22b)とを有する多層基板(1)と、
    前記第1表面に実装され、前記パワーモジュールを流れる電流を検出して検出信号を出力する電流検出部(CD1)と、
    前記第1表面に実装され、前記検出信号が入力される制御部(CNT1)と、
    前記電流検出部から前記制御部へと前記検出信号を伝達する配線であって、前記電流検出部から前記第3配線層へ延在する第1配線部(51)と、前記第1配線部に接続し前記第3配線層に形成された第2配線部(52)と、前記第2配線部に接続し前記第3配線層から前記制御部へ延在する第3配線部(53)とを有する検出用配線(SL1,SL2)と、
    前記第2配線層において、前記検出用配線の前記第2配線部と前記パワーモジュールとの間に配置され、固定電位が印加される第1導体(GND1)と、
    を備え
    前記多層基板(1)は、
    前記第2表面における第4配線層(21b)と、
    前記第1配線層(21a)と前記第4配線層との間に位置する内側配線層の一組(22)と、前記第1配線層との間に配置された第1絶縁層(31a)と、
    少なくとも一つの第2絶縁層(32a)と、
    前記一組(22)と前記第4配線層との間に配置された第3絶縁層(31b)と
    を更に有し、
    前記一組は前記第2配線層(22a)および前記第3配線層(22b)を含み、
    前記第2絶縁層は隣り合う前記内側配線層の間に配置され、
    前記第1絶縁層の比較トラッキング指数はいずれの前記第2絶縁層の比較トラッキング指数よりも高く、
    前記第3絶縁層の比較トラッキング指数はいずれの前記第2絶縁層の比較トラッキング指数よりも高い、電流検出装置。
  2. 前記第1導体(GND1)は、前記検出用配線(SL1,SL2)の前記第2配線部(52)および前記パワーモジュール(IPM1)の少なくともいずれか一方と、前記多層基板(1)の厚み方向(D11)において対向する、請求項1に記載の電流検出装置。
  3. 前記パワーモジュール(IPM1)は前記多層基板(1)の前記第1表面(1a)において前記電流検出部(CD1)と前記制御部(CNT1)との間に位置する、請求項2に記載の電流検出装置。
  4. 前記検出用配線(SL1,SL2)の前記第2配線部(52)と前記第3配線層(22b)において他の配線を介在することなく隣り合う位置に形成され、固定電位が印加される第2導体(GND2)を更に備える、請求項1から請求項3のいずれか一つに記載の電流検出装置。
  5. 前記第1配線層(21a)に形成された配線に印加される電圧の最大値、および、前記第4配線層(21b)に形成された配線に印加される電圧の最大値は、いずれの前記内側配線層に形成された配線に印加される電圧の最大値よりも大きい、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の電流検出装置。
  6. 前記第1配線層(21a)に形成された複数の配線の相互間の隙間の最小値、および、前記第4配線層(21b)に形成された複数の配線の相互間の隙間の最小値は、いずれの前記内側配線層に形成された複数の配線の相互間の隙間の最小値よりも小さい、請求項1から請求項4のいずれか一つに記載の電流検出装置。
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