JP6518865B1 - 介護用品とマットレスの併用による介護システム - Google Patents

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Abstract

【課題】大きな社会問題となる、おむつ介護における介護者と被介護者の負担軽減とその時間短縮を図る改良されたおむつなどによる介護方法の提供である。【解決手段】上体部、被介護者の臀部を受ける腰部と下肢部に分かれたおむつ介護用三分割マットレスの前記腰部を等分割した左右の中間体の両方または片方をマットレスの左右幅方向に移動して形成した手作業空間に、併用する前記おむつを介して肛門周辺に接着固定した便受容袋を納め配置する三分割マットレスおむつ介護方法は、介護作業の軽減に寄与し、介護者と非介護者の精神的負担も軽減するのである。なお、前記三分割マットレスは通常の寝具としても使えるのである。【選択図】 図1

Description

本発明は、介護用品であるおむつと便受容袋と分割マットレスとで構成する高齢者用の介護システムである。
高齢者介護において介護用のおむつが広く実用されているが、介護時の介護者の労力と精神的負担と、おむつゴミの軽減が喫緊に要請されている。
実用新案登録第3184520号 再公表W2016−157496 公開実用新案公報昭57(1982)―193828
本発明は、大きな社会問題となりつつある、高齢者おむつ介護における介護者と被介護者の労力と精神的負担およびおむつゴミの軽減を図ることを目的とし、分割マットレスと介護用おむつと便受容袋とで構成する介護システムを提供することである。
介護システムは、分割マットレスと便受容袋と、前身頃と後身頃と股下部からなるおむつ
を構成要素とし、上体部、左右の二等分割した腰部と下肢部の四分割マットレスの左右の
前記等分割体の両方または片方をマットレスの横方向に移動してマットレスにより形成す
る手作業空間に、被介護者に装着した開口部付き前記おむつの股下部を外し、使用前の便
受容袋を肛門周辺に接着後、外した前記股下部の復帰の際に該股下の開口部を通して前記
便受容袋を前記手作業空間に置いた後、該手作業空間において前記分割体が便受容袋を挟
閉しない程度に元の位置に戻す介護システムである。
便受容袋は、有底円筒袋体と環状柔軟接合薄面体でなる非透水性の便受容袋であって、そ
の直径が前記おむつの略円形開口の直径に略等しい前記円筒袋体の上周に、該円筒袋体の
直径の略1.5倍の直径の接着性の前記環状柔軟接合面体がフランジ状に非透水に接合した、開口から底部までの長さが前記手作業空間の深さ以上である便受容袋であり、またスペーサ式便受容袋は、前記便受容袋にスパイラル状またはヘリカル状の弾性変形能スペーサを内部に備えるスペーサ式便受容袋である。
本発明の、便受容袋と既存の介護用おむつと四分割マットレスを構成要素とする介護システムは、被介護者の臀部に対応するマットレスの部分に形成した手作業空間と介護用おむつと併用する便受容袋により排泄後の清浄処理の簡素化を図り、介護者と被介護者両者の肉体的、精神的な負担とおむつゴミを低減し、また一般住宅でもこの介護システムが容易に実施でき、そしてその分割マットレスは健常者の通常寝具として使用も可能である。
四分割マットレスの斜視図である。(文献3) おむつの内側から見た概要展開図である。 便受容袋の概要斜視図である。
本発明の、分割マットレスと便受容袋とおむつを構成要素とする介護システムを図1、2、3に基づいて説明する。昨今、社会問題化している高齢者おむつ介護における喫緊の問題は、前記のごとく介護者と被介護者の肉体的、精神的な負担の軽減と介護の簡素化による看護時間の短縮であり、特に排泄便の始末の簡素化であり、そしておむつゴミの低減である。
病院や施設で使う機械動力式の介護補助装置や座椅子式簡易便器などを使用しない住宅におけるマットレス上の被介護者におむつの装着は、被介護者の臀部の持ち上げによる、介護者の手の入る空間を確保し、さらに排泄汚れおむつの取外しとその後の清浄作業用のより広い手作業用空間も無く、しかも排泄自体が平面状のマットレス上で行われて、介護者と被介護者両者の負担を大きくするおむつ内に大便汚染の拡大を生じ、また増加するおむつゴミの処理問題が浮上しているのが現状である。
本発明の介護の簡素化とゴミ低減を図る介護システムは、分割マットレス1(図1)とおむつ6(図2)と便受容袋14(図3)で構成するのである。なお以下の説明は、被介護者が仰向け姿勢の場合である。
介護に必要な前記の手作業空間2は、上体部3、横長腰部の中央で分割した左分割体4Lと右分割体4Rと下肢部5の四分割マットレス1(特許文献3)の分割体4L、4Rを左右に少し移動して臀部の下に、例えば略20〜30cm四方とマットレスの厚さが略その深さの前記空間として形成されるのである。なおマットレスのベッド上配置はもちろん、床置きでもよい。
おむつと併用する排泄便の入る非透湿性の便受容袋14は、有底円筒袋体15と環状柔軟接合薄面体16でなり、その薄面体が円筒袋体15の開口端にフランジ状に接合をしており、前記の円筒袋体15は、その直径が後記するおむつの略円形開口より小さく、 長さが前記手作業空間の深さ以上であり、柔軟性に富む前記の環状柔軟接合薄面体16は、その外径が前記円筒袋体15の直径の略2倍ないしそれ以上であり、その内径周が円筒袋体の開口に接合し、かつその内径の中心が前記接合面体16の外径の中心と例えば略1cmズレており、つまりそのズレ線上のフランジ面である前記状接合薄面体の幅に最大略2cmの差を生じており、この最大幅部を肛門の下側にして、接合薄面体16の保護薄フィルムを剥がした接着性の接合薄面体が肛門周辺に接着されて、便受容袋14が装着されることになる。
前記の分割体移動式の分割マットレス1に形成した手作業空間2を活用する介護プロセスの一例は以下のごとくである。まず、被介護者の指示によりまたは排便の予想時刻以前に余裕をもって、排泄介護に必要な手作業空間2を前記の様に形成し、前記おむつ6(図2)は、腹側の前身頃7と背側の後身頃8が着脱接合して環状一体になり、さらにこれらの両身頃の中央部の間を着脱可能に繋ぐ股下部10があり、肛門周辺に対応する部分に開口枠とそれに嵌る開口蓋12でなる略円形ないし長円状の非透水性の開閉式の開口部13があり、おむつの内側と前記手作業空間2が通じる開口となるのである。
さて、前記おむつ6を装着している被介護者の上で曲げた大腿を多少開いた状態での便受
容袋14の装着は、その既着のおむつの股下部10を環状一体の前後の身頃から外し、前
記接合薄面体16の開口部の中心を肛門に略対させ、かつ前記の様に受容袋の前記接合薄
面体の最大幅部を尾てい骨側つまり下側にして、肛門の周囲皮膚に前記保護フィルムをは
がして受容袋を接着し、さらに所定幅の薄軟非透湿性の接着テープを分割した複数片を、
接合面体の外縁部に重ねかつ相互に順次ラップして、肛門周辺皮膚にも環状に連続接着し、つまり前記接合面体は、それ自身と前記の薄軟接着材とにより肛門の周囲部皮膚に接着固定されるのである。
なお、薄軟接着材の連続環状の貼り付けは、前記接合面体の部分的剥離による下痢便の滲
出漏出防止のためであり、その剥離の懸念のない場合、部分的な補助的な貼り付けもよい。なお、前記接着テープは、全面に小孔が分布しており連続長期使用による皮膚かぶれを抑制するものである。
そして、先に外した股下部10の復帰時にその開口部を開き、装着固定した便受容袋をそ
の開口を通して前記手作業空間2に収置して、被介護者への排便対応の準備作業は終わり、前記手作業空間を、左右の分割中間体4Lと4Rを、前記スペーサの入った前記受容袋を挟閉しない程度に元の位置へ戻して、介護態勢が完了するのである。
なお、前記接合面体の肛門周辺への接着以前に前記受容袋の中にスペーサ、例えば内径が
前記円筒袋体15の内径より小さく一定で長さ10〜20cmの弾性細線材製スパイラル状弾
性変形能スペーサ(図略)の一端を、または一端の直径が前記スパイラル状の直径と略等
しく他端で前記円筒袋体の内径に略等しくなるつまり一端から他端へ順次太くなるヘリカ
ル状の前記同様の変形能スペーサ(図略)の小径端を、前記円筒状体の接合薄面体16よ
り5cm以上離してその中に配置し袋体内にスキマを確保し、排泄物の下方移動を容易にす
るのもよい。前記袋体部を前記手作業空間に置くので、被介護者の動きに伴う圧迫変形が
ほとんどなくその機能を失うことはない。
この受容袋装着の後の排便において、排泄物が手作業空間の置かれた前記受容袋中を前記スペーサ効果によっても速やかに下方へ移動し、その受容袋の先端部に順次溜まるので、肛門周辺皮膚や前記接合面材への移動拡散つまり周辺汚れを最小に抑えるのであり、これゆえにおむつゴミの低減になるのである。
そして、排泄後の介護作業は、その手作業空間内の受容袋とおむつを丁寧に外し、肛門周辺の限られた汚れ部分の、介護者の手拭い作業またはその後の小型温水シャワー機と水受器での清浄と温風器での乾燥あり、前記の左右中間体の元への復帰による前記空間の閉鎖と新たなおむつ装着後、被介護者を正常仰臥に整え、そして受容袋などの汚染物やシャワー機と水受器、前記空間内と周辺に及ぶシーツの片付けと清浄、さらにおむつの洗濯であり、介護者は被介護者全体をマットレス上で大きく動かす労苦がなく、簡便な作業ですむのである。
以上の手作業空間利用の新しいおむつ介護システムは、介護者の負担、特に排泄後処理の軽減を図り被介護者の精神的負担も減らせるのであり、病院、介護養護施設はもとより、介護に至る以前より普通寝具として使用できる簡易な構成の前記四分割マットレスにより一般家庭でも穏やかな介護が可能となる。なお被介護者の容態により介護方法は多様に変化することになる。
そして小便の処理方法は、被介護者の尿意表示を受けた介護者がその都度、排泄器官にあてがう採尿具から、パイプ経由により容量のあるタンクに導入し日に少なくとも一度の廃棄をするのが一の方法であり、既存の吸収パッドの方法もよい。
以上が介護用分割マットレスと開口部のあるおむつと便受容袋の構成する介護プロセスの概要である。
1四分割マットレス、 2手作業空間、 3上体部、
4L左分割体、 4R右分割体、 5下肢部、 6おむつ
7前身頃、 8後身頃、 10股下部、 12開口蓋、
13開口部、 14便受容袋、 15有底円筒袋体、
16環状柔軟接合薄面体

Claims (3)

  1. 分割マットレスと便受容袋と、前身頃と後身頃と股下部からなるおむつを構
    成要素とし、上体部、左右の二等分割した腰部と下肢部の四分割マットレスの左右の前記
    等分割体の両方または片方をマットレスの横方向に移動してマットレスにより形成する手
    作業空間に、被介護者に装着した開口部付き前記おむつの股下部を外し、使用前の便受容
    袋を肛門周辺に接着後、外した前記股下部の復帰の際に該股下の開口部を通して前記便受
    容袋を前記手作業空間に置いた後、該手作業空間において前記分割体が便受容袋を挟閉し
    ない程度に元の位置に戻すことを特徴とする介護システム。
  2. 有底円筒袋体と環状柔軟接合薄面体でなる非透水性の便受容袋であって、そ
    の直径が前記おむつの略円形開口の直径に略等しい前記円筒袋体の上周に、該円筒袋体の
    直径の略1.5倍の直径の接着性の前記環状柔軟接合面体がフランジ状に非透水に接合し、
    開口から底部までの長さが前記手作業空間の深さ以上であることを特徴とする請求項1に
    記載の便受容袋。
  3. 前記便受容袋にスパイラル状またはヘリカル状の弾性変形能スペーサを内部
    に備えることを特徴とする請求項2に記載のスペーサ式便受容袋。


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