JP3203508U - トイレ付ベット - Google Patents

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信恭 金井
信恭 金井
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Abstract

【課題】オムツを着用する等の人にとり身近にトイレを置くことによりオムツ着用を無くし自力で廃用症候群を起こすこと無く生活できるトイレ付ベットを提供する。【解決手段】ベットの上半身用枠体には、当該上半身用枠体上に敷設する上半身用マットレスの上半身部8を起立する起立手段を設けることにより上半身用マットレスの上半身部8を起立自在とし、かつ上半身用マットレスの腰部用マットレス9の中央部には、排泄用凹部11を凹設するとともに当該凹部11に蓋体を着脱自在に嵌着することにより、排泄部13を設けることにより構成し、更に、上半身用枠体に対して、当該上半身用枠体に敷設される腰部用マットレス9の排泄部13との対応位置に排泄物処理用ボックス20としての外箱部21を設けるとともに当該外箱部21内に、排泄物処理用ボックス20としての内箱部22を前後方向に移動自在に内装することにより、排泄物処理用ボックス20を設ける。【選択図】図8

Description

本考案はトイレ付ベットに関するものである。
しかして、本考案の主な目的としては、頭脳は正常であって、尿、便意もあり、これを訴えることが可能であってもトイレにての排泄が間に合わない為にオムツによる排泄に頼る人が多い。又、オムツを着用の主な理由の第一位が同様にしてトイレが間に合わないからとするデータが存在することから、これらの人に取って、身近に「トイレ」を置くことによりオムツを着用せずに自力で癈用症候群を起こすことなく生活のできる排泄物の処理が可能なトイレ付ベットの提供を目的とするものである。
本考案者は、同様の目的を以って、特開2010−8701号公報(特許文献1)記載の発明を提案するとともに当該特許文献1の発明における諸欠点を解消する発明として特願2015−116805号(特許文献2)記載の発明を提案したところであります。
すなわち、前記特許文献2は、特許文献1における処理ボックスの排泄用長溝部と防水シートの袋体、あるいは、ベット本体の特許文献1のマットレスにおける処理ボックスの長溝部とに対応する処理ボックスの長溝部内に装入されるバキュームボックスの長溝開口部と防水シートの袋体との開放部からの排泄物並びに臀部洗浄水等の漏れ出しを皆無とし、悪臭を無くすとともにバキュームボックスのバキューム効果を向上することのできるマットレス又はベットにおける排泄物の処理方法の提供を目的とするものである。
特開2010−88701号公報 特願2015−116805号
そこで、本考案は特に特許文献2に於いて使用するベットの構成について、実際の実施に当たって前記本考案の目的とする「トイレ付きベット」のより効果達成に使用することのできるトイレ付ベットを提供することを目的とするものである。
すなわち、特許文献2におけるバキュームボックスは、バキューム手段を備えるものであるが、単体から成るバキュームボックスであると、バキューム手段の構成が、ベットに敷設するマットレスに設けた排泄用長溝部に対応せしめるセッテイングに困難性を生じるとともに排泄時の位置を排泄者に対して移動する調整がスムースに実施することのできない欠点を有するものである。
因って本考案は、ベットにおける排泄物の処理方法の実施に当たり、前記欠点を解消しつつ、特許文献2の作用効果を発揮することのできるトイレ付ベットの提供を目的とするものである。
本考案の請求項1の考案は前記目的を達成するため、身体の上半身用枠体と下半身用枠体の2分割自在な枠体からなるベット用枠体に上半身用マットレスと下半身用マットレスを敷設したベットに於いて、前記ベットの上半身用枠体には、当該上半身用枠体上に敷設する前記上半身用マットレスの上半身部を起立する起立手段を設けることにより上半身用マットレスの上半身部を起立自在とし、かつ前記上半身用マットレスの腰部用マットレスの中央部には、排泄用凹部を凹設するとともに当該凹部に蓋体を着脱自在に嵌着することにより、排泄部を設けることにより構成し、更に、前記上半身用枠体に対して、当該上半身用枠体に敷設される前記腰部用マットレスの排泄部との対応位置に排泄物処理用ボックスとしての外箱部を設けるとともに当該外箱部内に、排泄物処理用ボックスとしての内箱部を前後方向に移動自在に内装することにより、排泄物処理用ボックスを設けることにより構成し、加えて前記ベットの排泄物処理用ボックスを構成する内箱部の開口部に対して、前記上半身用マットレスの腰部用マットレス上面に敷設される防水シートの袋体部の開口部を気密かつ水密的に閉止しつつ連結して構成し、当該排泄物処理用ボックスの内箱部内に排泄される排尿、排便及び洗浄水等の排泄物を、前記排泄物処理ボックスの外箱部に備えるバキューム手段により吸引することにより、外部の排泄物収集タンク内に収集処理することができるように構成したことを特徴とするものである。
本考案は、請求項1〜6の考案により、前記特許文献2の段落〔0016〕〜〔0018〕記載の作用効果を発揮することができる。
さらに、同請求項1〜6の考案により、頭脳はしっかりしていて、尿、便意もあり、訴えることもできる。しかしトイレまで間に合わない為、オムツ排泄を余議なしとする人が多い。
因に、オムツ着用の第一位は、トイレに間に合わないからのデータもある。
これらの人に、身近にトイレを置くことでオムツをせず、自力で癈用症候群を起こすことなく過ごすことができるベットを提供することができる効果が発揮できるものである。そして、自力排泄から失禁に至る日々変わりゆく体調、精神状況の全てに対応することのできるトイレ付ベットとその排泄方法を選択することのできるトイレ付ベットの提供を可能とするものである。
図1はトイレ付ベットの斜視図である。 図2(a)、(b)はトイレ付ベットの使用状態を示す斜視図である。 図3はトイレ付ベットの一部を縦断して示す側面図である。 図4は排泄物処理ボックスにおける吸引ユニットおよび処理ボックスユニットの回路構成を示す説明図である。 図5(a)は内箱部の平面図、(b)は内箱部の正面図、(c)は図5(a)のA−A断面図である。 図6は腰部用マットレスの斜視図である。 図7(a)は防水シートの斜視図、(b)は図7(a)のA−A断面図である。 図8(a)、(b)はトイレ付ベットの使用方法と排泄物の処理方法の説明図である。
図1〜3は、本考案のベットにおける排泄物の処理方法の実施に使用するトイレ付ベットの実施例1を示すもので、図1はトイレ付ベットの斜視図、図2(a)、(b)は使用状態を示す斜視図、図3は一部を縦断して示す側面図である。
本考案の処理方法の実施に使用するトイレ付ベット1は図1に示す如く、上半身用枠体2と下半身用枠体3の2分割自在に構成したベット用枠体4に、上半身用マットレス5を、前記上半身用枠体2の上面に、下半身用マットレス6を前記下半身用枠体3の上面にそれぞれ敷設することにより構成されている。
又、当該トイレ付ベット1のベット用枠体4については、その構成上、前記上半身用枠体2に対して、下半身用枠体3を分離することができるように構成したもので、図2(a)、(b)に示す如く上下両半身用枠体2,3の突き合わせ端部2a,3aに、着脱自在な連結金具等の連結手段(図示しない)を設けることによって、上下両半身用枠体2,3のいずれか一方を対抗方向に移動力を加えることにより分離することができるとともにこれを突合方向に移動力を加えることにより、図1の状態に合体することができるように構成するものである。
尚、その具体的な構成については既存の構成によって種々実施することができるもので省略する。さらに、前記トイレ付ベット1のベット用枠体4の上下両半身用枠体2,3のそれぞれの脚部にはキャスター7を取付て、移動を容易にするとともに特に上下半身用枠体2には、当該枠体2上面に敷設した上半身用マットレス5のうちの背もたれ部用マットレス8を図2に示す如く斜傾しつつ起立することができるように起立手段10を設けることにより構成されている。
尚、当該起立手段10については、従来技術(例えば従来のベットや介護用ベットに装備される起立手段)を適用して実施するもので起立した背もたれ部用マットレス8は同手段10により復帰する。
そして、前記上半身用マットレス5は、腰部用マットレス9の部分の中央部には、後記する排泄物処理ボックスを設置する排泄用凹部11を設けるとともに当該排泄用凹部11に蓋体12を着脱自在に嵌着することにより排泄部13を設けることにより構成されている。
尚、前記蓋体12は、腰部用マットレス9と同一部材にて形成することによりマットレスとしての作用を維持するものである。
図1〜3にて示すトイレ付ベット1を使用して、当該トイレ付ベット1の排泄部13における排泄物を処理する場合の排泄物処理装置の実施例2を図4〜8により説明する。
さて、実施例1にて、その構成を説明したトイレ付ベット1においてベット用枠体4の上半身用枠体2には、図3および図8(a)に示す如く排泄物処理ボックス20を構成する外箱部21を、前記腰部用マットレス9の排泄部13の下部に位置せしめて設置する。
そして、前記外箱部21内には、内箱部22を当該外箱部21の前後方向に、例えば4〜5cmの範囲内において移動することができるように内装することにより、排泄物処理ボックス20を構成する。
すなわち、これは前記腰部用マットレス9に設けた排泄部13における排泄用凹部11の長さ方向において排泄物処理ボックス20における内箱部22の開口部を前後方向(長さ方向)においてその位置を対向配置にすることにより位置合わせしつつ使用することができるようにしたものである。
因って、より具体的な使用方法については後述するが、トイレ付ベット1における排泄物の処理方法は、図8(a)の寝たままにおける排尿、排便の際の処理に加えて、図8(b)のベット1の下半身用枠体3を分離し、上半身用枠体2の腰部用マットレス9の排泄物13に着座した状態における排尿、排便の際の排泄物の処理を可能にするものである。
尚、前記実施例1の構成からなるトイレ付ベット1において、出願人が既に提案した特許文献2(特願2015−11680)記載の排泄物処理ボックス(図2および段落〔0028〕〜〔0032〕)を使用しての排尿、排便の排泄物の処理が可能である。
しかして、本考案の場合には、特にトイレ付ベット1については、これを実施例1に示す二分割自在なベット1を適用するとともに排泄物処理ボックス20を内外箱部21、22にて構成し排泄物処理用のバキューム手段の構成を外箱部21を介して装備する構成とすることにより排泄物処理ボックス20の構成と取り扱い性をより簡易化し、排泄物処理作業の簡便性を向上し得るようにしたものである。
図5〜図7は、本考案の排泄物の処理方法の実施に使用する排泄物処理ボックス20における内箱部22の具体的な実施例3を示すもので、図5(a)は内箱部22の平面図、(b)は正面図、(c)は図5(a)のA−A断面図であるとともに、図6は腰部用マットレスの斜視図、図7(a)は防水シートの斜視図、(b)は図7(a)のA−A断面図である。
図5に示す内箱部22は、ステンレス(FRPP)、あるいは合成樹脂材等により一体形成したもので、図7の防水シート30の袋体部31の開口縁31aを水密かつ気密的に接着あるいは溶着する開口部23を設けるとともに底部には排泄物の落込部24を設け、当該落込部24には外箱部21に備える伸縮自在な吸引ノズル25(図3および図8参照)に連結する吸引口26を設けることにより構成されている。
尚、支持ガイド27は、内箱部22を外箱部21内に前後方向に移動自在に支持するための支持ガイドである。
また、外箱部21内に当該内箱部22を外箱部21の前後方向に移動自在に内装する構成については具体的に図示しないが、前記支持ガイド27を介して外箱部21に支持するワイヤー(図示しない)により吊り下げ支持する構成あるいは、外箱部21の内壁側面のスライド方向間に支持フランジを延設するとともに内箱部22の開口部23の外壁側面に設けたガイドフランジをスライド自在に係合することにより内箱部22を外箱部21の内部に移動自在に装着する構成等を挙げることができる。
図6は、トイレ付ベット1の上半身用枠体2の上面に敷設して使用する腰部用マットレス9を示すもので中央部には排泄用凹部11を設けるとともに当該排泄用凹部11には、同凹部11に嵌着する蓋体12を着脱自在に装着することができるように、マットレス部材により形成されている。
また、前記蓋体12は2分割できるように排泄部用12aとマットレス部用12bにより構成するとともに排泄用凹部11の開口端部11aにはつなぎコマ11bを嵌着してある
さらに当該腰部用マットレス9には、後記防水シート30を、同マットレス9上面に敷設した際にこれを止着するための面ファスナー28を接着固定してある。
図7は、前記腰部用マットレス9の上面に敷設して使用する防水シート30を示すもので、中央部には腰部用マットレス9に設けた排泄部13に対応する形状の開口部31aを備える袋体部31を設けることにより、防水シート部材にて一体的に形成されている。。
また、防水シート30の表側および裏側面には前記腰部用マットレス9に設けた面ファスナー28に止着するための面ファスナー32を止着固定することにより構成されている。
以上の構成からなる内箱部22を外箱部21内に装入するに当たっては、予め防水シート30の袋体部31の開口部31aを内箱部22の開口部23の内側あるいは外側に装入するとともに袋体部31を内箱部22の開口部23の筒状部23aの内壁あるいは外壁に対して水密かつ気密的に接着または溶着することにより止着固定する。
係る構成によって防水シート30を止着固定した内箱部22を複数(予備的に)用意して置くことにより防水シート30が排尿、排便の際に汚損され、以後の使用が不可能と判断された場合は内箱部22の交換を迅速に行う利点を発揮することができる。
尚、内箱部22に対する防水シート30の袋体部31と内箱部22の筒状部23aとの水密かつ気密的な止着固定状態についての具体的な図示は省略するが、例えば特許文献2に記載される図2とその構成を説明する段落〔0029〕〜〔0031〕記載の構成による実施が可能である。
因って、トイレ付ベット1の上半身用枠体2上に図6に図示の腰部用マットレス9を、予め上半身用枠体2の下半身用枠体3との突き合わせ端部2aの中央部に位置せしめて装着した外箱部21(例えば図3参照)に対して当該要部用マットレス9の排泄用凹部11を位置合わせしつつ敷設セットする。
また、かかる腰部用マットレス9の上半身用枠体2上に敷設セット作業に先立って、前記防水シート30を止着固定した内箱部22を、腰部用マットレス9の排泄用凹部11を介して外箱部21内に落とし込みつつ装入する。
また、外箱部21内に装入した内箱部22は、これを外箱部21の前後方向に4〜5cm程度の移動範囲を以て、前述した支持手段により移動自在に支持してセットする。
しかして、内箱部22の筒状部23aに止着固定される防水シート30の袋体部31が腰部用マットレス9の排泄用凹部11を覆いつつ装入されてセットするとともに防水シート30により腰部用マットレス9の上面が被覆されることになる。
この際防水シート30の裏面に止着される面ファスナー32を腰部用マットレス9の面ファスナー28にそれぞれ止着することにより防水シート30を腰部用マットレス9の上面に止着しつつ覆うことができる。
尚、この内箱部22と防水シート30のセット時には腰部用マットレス9の蓋体12を排泄用凹部11より取り外した状態にて遂行し、セット後これを嵌着することにより、図1図示のトイレ付ベット1の通常の使用状態にセットするものである。
前記実施例3により図1のトイレ付ベット1において、当該ベット1における排泄物の排泄処理方法の実施に必要な排泄ボックス20をセットすることができる。
かかる構成については図3により図示されている。
そして、当該トイレ付ベット1における排尿、排便時の使用状態については、、図2および図8により具体的に説明するが、図3および図4は、排泄物処理ボックス20により排尿、排便される排泄物を吸引処理する吸引ユニット40の概要説明図である。
以下にはその実施例4を図3、図4とともに説明する。
当該吸引ユニット40は図3、図4に示すように、基本ユニット41と処理ボックスユニット42から構成される。
しかして、処理ボックスユニット42は内箱部22の吸引口26に連結した外箱部21の吸引ノズル25に対して電動ボールバルブ43を取り付けて、基本ユニット41の排泄物収集タンク44に連結パイプ45を介して連結されている。
また、処理ボックスユニット42においては、内箱部22に装備した洗浄ノズル29(図8参照)が基本ユニット41のお湯タンク46に連結パイプ47を介して連結されている。
さらに基本ユニット41において、前記排泄物収集タンク44には、排泄物を吸引するための真空ポンプ48を備えるとともに、この真空ポンプ48は電磁バルブ49を介装した吸引パイプ50が排泄物収集タンク44に連結されている。
また、前記お湯タンク46には加温用のヒーター51および温度コントローラ52を設けるとともに水位センサー53を設けることにより構成されている。
そして、お湯タンク46の温水はポンプ54により前記内箱部22の洗浄ノズル29に対して連結パイプ47に設けた電磁バルブ55により供給することができるよう構成されている。
尚、前記排泄物収集タンク44による吸引操作は、同タンク44に設けた制御回路56をリモコン57を介して遂行することができるように構成されている。
以上の実施例1〜4の構成を備えるトイレ付ベット1を使用する方法について以下に説明する。
先ず、本願考案の実施に当たって使用するトイレ付ベット1については、本考案の目的において述べた通り頭脳は正常であって尿意、便意もあり、これを訴えることが可能であってもトイレにての排泄が間に合わないためにオムツによる排泄に頼る人が多い。
また、オムツ着用の主な理由の第一位が同様にてトイレが間に合わないからとするデータが存在することから、これらの人にとって身近に「トイレ」を置くことによりオムツを着用せずに自力で廃用症候群を起こすことなく生活できるトイレ付ベットの提供を主な目的とする。
従って、前述した実施例1〜4の構成から成るトイレ付ベット1によりこの目的を達成することができるものである。
先ず、図1の状態下におけるトイレ付ベット1により通常のベットとしての使用が可能である。
次に、自力で当該トイレ付ベット1を使用することができる場合には、図2等の状態にすることにより即座のトイレ使用が可能となる。
先ず、背もたれ部用マットレス8をベット用枠体4の上半身用枠体2に備える起立用手段10を作動して(例えばこれはリモコンによりその場で操作できる)図2(a)の状態とする。
さらに、下半身用枠体3を上半身用枠体2より分離する(その分離動作は自力でできる人は自力で、これが不可能であれば電動による分離操作ができるように、前記背もたれ部用マットレス8を起立手段10と同様のリモコン操作による操作により実施可能である)。
しかして、図2(b)の状態の下半身用枠体3、下半身用マットレス6を上半身用枠体2から分離した状態にセットすることができる。
この状態下において、腰部用マットレス9における排泄部13を使用状態とすることができ、図2(b)にしめすように排泄部13の蓋体12を外した後、腰部用マットレス9の排泄部13に腰部を位置せしめつつ着座、すなわち腰掛けた状態にて排尿、排便をすることができるものである。
すなわち、図1のトイレ付ベット1に寝ていて排尿、排便の尿、便意に従って前記図2(a)、(b)の操作を実施することによりトイレ使用が完了し、トイレが間に合わない人にとっては全く心配する必要はなく最善である。
従って、自力で着座可能な人のオムツ着用はこれにより回避できるとともにオムツ着用の人が寝たきりになるのを回避する手段とすることも可能である。
すなわち、オムツ着用の場合には図8(a)に示す状態、背もたれ部用マットレス8を起立させつつ腰部を腰部用マットレス9の排泄部13に位置することによりトイレ使用が可能である。
かかる図8(a)の使用に慣れて自力で着座できる体力が回復した場合には、図8(b)の状態、すなわち前記図2にて説明した使用方法にてのトイレ使用を可能とすることができる。
また、自力で図8(b)、図2(b)の使用ができる人にとっては、トイレの心配がなくなることによる精神力の回復により、通常のトイレに行くゆとりができることにもつながるのである。
さて、図8(a)の寝たきりの人についてや、図8(b)の着座状態での排泄部13における排泄物の処理に当たっては、排泄物13等の周辺の尿、便の漏れの心配が排尿、排便者にとってばかりでなく介護者にとっても最大となる。
よって、この心配は特許文献2の発明によっても解決できたものである(例えば段落〔0034〕〜〔0036〕の記載参照)。
かかる作用効果により寝たきりの人のトイレ付ベット1における排尿、排便における漏れや周辺の悪臭の発生を防止でき介護者にとってもその心配を激減することができる。
よって、本考案の実施例1〜4を具備するトイレ付ベット1における寝たきりの人の排尿、排便と着座状態における排泄物の処理方法について具体的に説明する。
以下図3、図4および図8によりトイレ付ベット1における排泄物の処理方法の実施について説明する。
当該トイレ付ベット1の種々の使用方法の具体例については前記した通りであるが、その際の当該トイレ付ベット1の排泄物処理ボックス20による処理方法の実施例について説明する。
寝たきり状態における排尿、排便の処理については図3の横になった状態による処理に加えて図8(a)の背もたれ部用マットレス8を起立せしめた状態による処理が可能で、さらに自力にて起きられる人には図8(b)の座位による処理が可能である点については前述したところである。
しかして、これらの各状態における排泄物処理に当たっては、先ず排泄物処理ボックス20の排泄部13の蓋体12を取り外した後、排尿、排便者の腰部を排泄用凹部11に位置合わせするが、これが自力あるいは介護者の移動による位置合わせができない場合には、内箱部22の位置を外箱部21内の位置の前後方向(4〜5cm)に移動することができるので、当該内箱部22の移動にてこれを排尿、排便者の腰部位置に位置合わせすることができる。
従って、その際の排泄物処理ボックス20の周辺への排尿、排便の漏れを防止することができ、同時に排尿、排便の漏れによる悪臭の発生をも防止することができる。
そして、この位置合わせ操作に加えて、リモコン57による制御回路56を介する電動ボールバルブ43の操作により内箱部22内に排泄される排尿、排便をバキューム手段(吸引ユニット40)により吸引しつつ連絡パイプ45を介して排泄物収集タンク44内に収集処理することができる。
この際の排尿、排便については防水シート30の袋体部31の開口縁31aが内箱部22の筒状部23aに気密かつ水密的に接着または溶着により閉止され、バキューム効果はより適確に遂行することができる。
また、排尿、排便の際には洗浄ノズル29を介する排尿、排便の部分の洗浄が可能である。
そして、かかる洗浄ノズル29についても前記制御回路56のリモコン57による操作を可能とすることはもちろんであり、お湯タンク46に関する諸操作も同様である。
かかる洗浄水の処理についても前記排尿、排便の処理と同様に処理することが可能である。
1 トイレ付ベット
2 上半身用枠体
3 下半身用枠体
4 ベット用枠体
5 上半身用マットレス
6 下半身用マットレス
7 キャスター
8 背もたれ部用マットレス
9 腰部用マットレス
10 起立手段
11 排泄用凹部
12 蓋体
13 排泄部
20 排泄物処理ボックス
21 外箱部
22 内箱部
23 開口部
23a 筒状部
24 落込部
25 吸引ノズル
26 吸引口
27 支持ガイド
28 面ファスナー
29 洗浄ノズル
30 防水シート
31 袋体部
31a 開口縁
32 面ファスナー
40 吸引ユニット
41 基本ユニット
42 処理ボックスユニット
43 電動ボールバルブ
44 排泄物収集タンク
45 連結パイプ
46 お湯タンク
47 連結ポンプ
48 真空ポンプ
49 電磁バルブ
50 吸引パイプ
51 ヒーター
52 温度コントローラ
53 水位センサー
54 ポンプ
55 電磁バルブ
56 制御回路
57 リモコン

Claims (6)

  1. 身体の上半身用枠体と下半身用枠体の2分割自在な枠体からなるベット用枠体に上半身用マットレスと下半身用マットレスを敷設したベットに於いて、
    前記ベットの上半身用枠体には、当該上半身用枠体上に敷設する前記上半身用マットレスの上半身部を起立する起立手段を設けることにより上半身用マットレスの上半身部を起立自在とし、かつ前記上半身用マットレスの腰部用マットレスの中央部には、排泄用凹部を凹設するとともに当該凹部に蓋体を着脱自在に嵌着することにより、排泄部を設けることにより構成し、更に、前記上半身用枠体に対して、当該上半身用枠体に敷設される前記腰部用マットレスの排泄部との対応位置に排泄物処理用ボックスとしての外箱部を設けるとともに当該外箱部内に、排泄物処理用ボックスとしての内箱部を前後方向に移動自在に内装することにより、排泄物処理用ボックスを設けることにより構成し、加えて前記ベットの排泄物処理用ボックスを構成する内箱部の開口部に対して、前記上半身用マットレスの腰部用マットレス上面に敷設される防水シートの袋体部の開口部を気密かつ水密的に閉止しつつ連結して構成し、当該排泄物処理用ボックスの内箱部内に排泄される排尿、排便及び洗浄水等の排泄物を、前記排泄物処理ボックスの外箱部に備えるバキューム手段により吸引することにより、外部の排泄物収集タンク内に収集処理することができるように構成したことを特徴とするトイレ付ベット。
  2. 前記ベットの排泄物処理ボックスの内箱部は、前記外箱部に設けた支持フランジに対して、内箱部に設けたガイドフランジをスライド自在に係合することにより、外箱部の前後方向に移動自在に装着することにより構成したことを特徴とする請求項1記載のトイレ付ベット。
  3. 前記ベットの排泄物処理ボックスは、前記内箱部に設けた吸引口を前記外箱部に設けた伸縮自在な吸引ノズルに連結することにより構成したことを特徴とする請求項1記載のトイレ付ベット。
  4. 前記ベットの排泄物の処理ボックスは、前記外箱部に設けた吸引ノズルを、前記外部の排泄物収集タンクに連結する吸引ホースに電動ボールバルブを介して連結することにより構成したことを特徴とする請求項1記載のトイレ付ベット。
  5. 前記ベットの排泄物の処理ボックスは、前記内箱部に洗浄水噴出ノズルを設けることにより構成したことを特徴とする請求項1記載のトイレ付ベット。
  6. 前記ベットの排泄物の処理ボックスは、前記上半身用マットレスの腰部用マットレス上面に敷設される防水シートの袋体開口部を、前記内箱部の開口部に対して気密かつ水密的に接着または、溶着しつつ連結するとともに当該接着または溶着部分の防水シートの袋体開口部分には、内箱部を外箱部内に於いて前後方向に移動する際のゆとりを備えて連結することにより構成したことを特徴とする請求項1記載のトイレ付ベット。
JP2016000279U 2016-01-22 2016-01-22 トイレ付ベット Active JP3203508U (ja)

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