JP6518536B2 - 車両 - Google Patents

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    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Description

本発明は、電動車両、ハイブリッド車両等の車両に関する。
モータを駆動源とする電動車両、ハイブリッド車両等の車両には、モータに電力を供給するバッテリモジュールが搭載されている(例えば、特許文献1参照)。この種の車両には、異常な温度上昇によるバッテリの性能劣化を防止するために、バッテリの温度を適正範囲に維持するバッテリ冷却手段が設けられている。
例えば、特許文献1の車両は、荷室下のバッテリケースに収容されたバッテリモジュールと、バッテリモジュールの上流側に配置された電動ファンと、ホイールハウスを覆い荷室を区画するサイドトリム内に配設された吸気ダクトと、を備え、電動ファンによって、吸気ダクトから冷却風をバッテリケースに導入してバッテリケース内に配置されたバッテリモジュールを冷却している。
特開2013−173469号公報
しかしながら、特許文献1の車両では、サイドトリムにホイールハウスがあるため、吸気ダクトをサイドトリム内で屈曲して配設する必要があり、吸気ダクトを流れる空気の圧損が増加する虞があった。また、吸気ダクトを取り付けるためには、サイドトリムを取り外す必要があり、吸気ダクトの取り付け作業が煩雑であった。
また、吸気ダクトがホイールハウスを迂回する構成では、ホイールハウス上部などはルーフから近く雰囲気温度が比較的高いため、吸気ダクト内の空気が受熱により温度が上昇してしまい、バッテリモジュールの冷却効率が低下する虞がある。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、吸気ダクトを流れる空気の圧損を低減でき、吸気ダクトを容易に組み付けることができる車両を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
バッテリモジュール(例えば、後述の実施形態のバッテリモジュール11)と、
該バッテリモジュールを冷却するために車室(例えば、後述の実施形態の車室6)内の空気を導入する吸気ダクト(例えば、後述の実施形態の上流側吸気ダクト118)と、
前後方向に延びる左右一対の車両骨格部材(例えば、後述の実施形態のフロアフレーム8)と、
前記車両骨格部材間であって、荷室下(例えば、後述の実施形態の荷室下空間10)に設けられるバッテリ収納部(例えば、後述の実施形態のバッテリ収納部5)と、
前記バッテリモジュールが前記バッテリ収納部に配置されるように、前記車両骨格部材間に前記バッテリモジュールを吊り下げて保持するクロスメンバ(例えば、後述の実施形態の前部フレーム部材21及び後部フレーム部材22)と、を備える車両(例えば、後述の実施形態の車両1)であって、
前記クロスメンバの一端部(例えば、後述の実施形態の固定部14a)は、一方の前記車両骨格部材に締結され、
前記クロスメンバの他端部(例えば、後述の実施形態の固定部14a)は、他方の前記車両骨格部材に締結され、
前記吸気ダクトは、一方の前記車両骨格部材に沿って前記荷室下に配置される、車両。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両であって、
上方から見て、前記吸気ダクトと前記バッテリモジュールとの間に、前記クロスメンバと一方の前記車両骨格部材との締結部(例えば、後述の実施形態の固定点14b)が設けられる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両であって、
前記バッテリ収納部は、左右の後輪を収容する左右一対のホイールハウス(例えば、後述の実施形態のホイールハウスWH)間に設けられ、
前記吸気ダクトは、一方の前記ホイールハウスと前記バッテリモジュールとの間に設けられ、
前記吸気ダクトに車室内の空気を導入する冷却ファン(例えば、後述の実施形態の冷却ファン117)が、一方の前記ホイールハウスの後方、且つ、一方の前記車両骨格部材の外側に配置される。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両であって、
前記バッテリモジュールは、ケース(例えば、後述の実施形態のケース15)と、該ケースの開口部を覆うカバー(例えば、後述の実施形態のカバー16)と、により区画されたバッテリ収容空間(例えば、後述の実施形態のバッテリ収容空間220)に収容され、
該バッテリ収容空間には、前記吸気ダクトを流れる空気を前記バッテリモジュールの前方に供給する第1導入ダクト部(例えば、後述の実施形態の前側内部吸気ダクト111)と、前記吸気ダクトを流れる空気を前記バッテリモジュールの後方に供給する第2導入ダクト部(例えば、後述の実施形態の後側内部吸気ダクト113)とが収容される。
請求項5に記載の発明は、
請求項2に記載の車両であって、
前記クロスメンバの一端部は、前記締結部から前記バッテリモジュールに向かって斜め上方に傾斜する駆け上がり部(例えば、後述の実施形態の駆け上がり部14c)を有し、
前記吸気ダクトの最上面は、前記駆け上がり部の最上面以下となるように配置される。
請求項1の発明によれば、吸気ダクトを一方の車両骨格部材に沿って荷室下に略直線状に配置することで、吸気ダクトをサイドトリム内で取り廻す場合に比べて吸気ダクトを流れる空気の圧損を低減できる。また、吸気ダクトを取り付けるためにサイドトリムを取り外す必要がなく、吸気ダクトを容易に組み付けることができる。
請求項2の発明によれば、上方から見て、吸気ダクトとバッテリモジュールとの間にクロスメンバと一方の車両骨格部材との締結部が設けられるので、バッテリモジュールを着脱する際に吸気ダクトを取り外さずに上方から締結部にアクセスでき、バッテリモジュールの着脱時の作業性が向上する。
請求項3の発明によれば、荷室空間に影響なく冷却ファンを配置できる。また、冷却ファンを車室から最も遠い車両後方の荷室下に配置することで車室内への騒音も抑制できる。
請求項4の発明によれば、バッテリモジュール、第1導入ダクト部及び第2導入ダクト部を、ユニットして取り扱うことができるため作業性がよい。
請求項5の発明によれば、吸気ダクトが荷室側に張り出すことがないため、荷室を広く確保することができる。
本発明の一実施形態に係る車両の車室後部及び荷室下を示す斜視図である。 外部吸気ダクトが接続されたバッテリユニットの分解斜視図である。 外部吸気ダクトが接続されたバッテリユニットの要部平面図である。 ケース内のバッテリモジュールユニット及び内部吸気ダクトの分解斜視図である。 バッテリモジュールユニットの分解斜視図である。 後側内部ダクトの分岐部に設けられたチャンバースペースを示す説明図である。 下側剛体の斜視図である。 バッテリモジュールと下側剛体との間に形成された隙間を示すモジュールユニットの部分断面図である。
以下、本発明の車両の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左側をL、右側をR、上方をU、下方をD、として示す。
[1.車両]
図1は、本実施形態に係る車両1の車室後部及び荷室下を示す斜視図である。
本実施形態に係る車両1は、車室6に配置された後部座席2の後方に荷室3を有している。荷室3の下方には、左右の後輪を収容する左右一対のホイールハウスWH間にバッテリ収納部5が設けられている。バッテリ収納部5は、フロアパネル7を凹状に折り曲げることで形成され、バッテリ収納部5にバッテリユニット100が配置される。フロアパネル7の下方であって、バッテリ収納部5の両脇には、1対のフロアフレーム8が車両1の前後方向に延びている。荷室3は、バッテリユニット100を覆うラゲッジボード、サイドトリムの延出部等によって荷室下空間10から区画される。図1中の符号9は、荷室3のフロア面である。図1においては右側のホイールハウスWHのみを図示し、左側のホイールハウスWHの図示を省略している。
[2.バッテリユニット]
バッテリユニット100は、図2〜図5に示すように、複数のバッテリ11aを有するバッテリモジュール11及び合流ダクト112が、バッテリフレーム14に保持されることで構成されたバッテリモジュールユニット200と、バッテリモジュールユニット200に車室内の空気を供給する内部吸気ダクト210と、これらを収容するケース15と、ケース15の上部開口を覆うカバー16と、を備える。ケース15とカバー16で囲まれる空間はバッテリ収容空間220をなし、バッテリモジュールユニット200及び内部吸気ダクト210がバッテリ収容空間220に収容される。バッテリユニット100は、図1に示すように、ケース15から左右に突出するバッテリフレーム14の固定部14aがフロアパネル7を介してフロアフレーム8に固定されることにより、荷室3のフロア面9より下側で荷室下空間10の一部をなす、バッテリ収納部5に配置される。また、バッテリユニット100には、外部吸気ダクト230が接続されている。
[3.外部吸気ダクト]
外部吸気ダクト230は、冷却ファン117、上流側吸気ダクト118、及び下流側吸気ダクト122から構成され、いずれも荷室下空間10に配置される。上流側吸気ダクト118は冷却ファン117の上流側に、下流側吸気ダクト122は冷却ファン117の下流側にそれぞれ接続されている。
冷却ファン117は、シロッコファンであり、内装される回転ファン(不図示)の回転軸方向に形成される不図示の吸入口から空気を吸入し、吸入した空気を回転ファンの接線方向に突出する吐出口117aから吐出するように構成される。冷却ファン117は、右側のホイールハウスWHの後方、且つ、右側のフロアフレーム8の外側に配置されている。
また、冷却ファン117の吐出口117aは、バッテリモジュール11を指向し、冷却ファン117とバッテリモジュール11との間に配置される下流側吸気ダクト122に接続される。具体的には、図3に示すように、冷却ファン117の吐出口117aが、バッテリモジュール11の右後端の角部を指向し、バッテリモジュール11の右後端の角部近傍に配された下流側吸気ダクト122に接続されている。
冷却ファン117の上流側に配置された上流側吸気ダクト118は、図1及び図3に示すように、車両1の前後方向に延設され右側のフロアフレーム8に沿って略直線状に配置される。上流側吸気ダクト118の前端部は後部座席2の下の不図示の吸気口に接続されて車両1の車室6から空気を吸入する。冷却ファン117の下流側に配置された下流側吸気ダクト122には、下流側端部に、内部吸気ダクト210に接続される嵌合部122aが形成されている。
[4.バッテリモジュールユニット]
バッテリモジュールユニット200は、図5に示すように、バッテリモジュール11、合流ダクト112、及びバッテリフレーム14と、を備えており、バッテリモジュール11及び合流ダクト112がバッテリフレーム14に保持されている。また、バッテリフレーム14は、後述するように、フレーム組立体20と、下側剛体30と、左右一対のサイドプレート40と、後部保護部材50と、を備えている。
[4−1.バッテリモジュール]
バッテリモジュールユニット200には、前後方向(車両長さ方向)に2つのバッテリモジュール11が並ぶように配置されている。バッテリモジュール11は、矩形状であり、その長手方向が左右方向(車幅方向)に沿うようにバッテリ収容空間220に配置される。各バッテリモジュール11内には、複数のバッテリ11aが左右方向に並べて配置されている。また、隣り合うバッテリ11a間には、冷却風の流路である冷却流路11bが前後方向に沿って形成されている。冷却流路11bは、前側及び後側が開口しており、上側及び下側は気密に塞がれている。
[4−2.合流ダクト]
前後一対の2つのバッテリモジュール11間には、下側剛体30の上部に固定された合流ダクト112が設けられている。合流ダクト112は、前後一対の2つのバッテリモジュール11をそれぞれ冷却した冷却風が、前後から合流するように内部が中空状に構成されている。また、合流ダクト112の下部には、複数の連通部112aが設けられ、後述するバッテリモジュール11と下側剛体30との間に形成されたクリアランスCL(図8参照)に連通している。
[4−3.バッテリフレーム]
バッテリフレーム14は、上記したように、バッテリモジュール11の上方に配置されるフレーム組立体20と、バッテリモジュール11の下方に配置される下側剛体30と、下側剛体30とフレーム組立体20とを連結する左右一対のサイドプレート40と、バッテリモジュール11の後方に配置される後部保護部材50と、を備えている。
フレーム組立体20は、図4及び図5に示すように、バッテリモジュール11の長手方向である左右方向に延びる前部フレーム部材21及び後部フレーム部材22と、前部フレーム部材21及び後部フレーム部材22を前後方向に連結する3本のロードパスフレーム部材23と、を有する平面視梯子形状の枠状フレームである。
下側剛体30は、バッテリユニット100の底部を構成する板状の剛体であり、図2及び図5に示すように、サイドプレート40の下端部と連結され、該サイドプレート40を介してフレーム組立体20に吊り下げ状態で保持されている。下側剛体30の上部には、図7に示すように、凹状に窪んだ冷却風主経路30aが形成されている。また、下側剛体30の上面部には4個の多機能パッド33が固着されている。そのため、図8に示すように、バッテリモジュール11の下方には多機能パッド33の厚み分だけクリアランスCLが形成されるため、該クリアランスCLが冷却風副経路30bとして機能する。
サイドプレート40は、図4及び図5に示すように、その上端部に、フレーム組立体20に固定される上側固定部41が設けられる一方、その下端部に、下側剛体30に固定される下側固定部42が設けられている。また、サイドプレート40の上下中間部には、バッテリ取付部43が形成されており、このバッテリ取付部43にバッテリモジュール11の左右端部を取り付けることにより、バッテリモジュール11がサイドプレート40を介してフレーム組立体20に吊り下げ状態で保持される。
後部保護部材50は、車両後突時にバッテリユニット100の後部を保護するとともに、車両後突時の衝撃をフレーム組立体20及び下側剛体30に伝達するための部材である。後部保護部材50の上端部には、図5に示すように、フレーム組立体20の後部フレーム部材22に固定される複数の上側固定部51が設けられる一方、下端部には、下側剛体30に固定される複数の下側固定部52が設けられている。
このようにバッテリフレーム14は、フレーム組立体20と、下側剛体30と、左右一対のサイドプレート40と、後部保護部材50とが一体的に結合され、バッテリモジュール11を強固に保持する。フレーム組立体20及び下側剛体30は、車両後突時の衝撃を前方に伝達するロードパス部材として機能するように構成されている。
[5.内部吸気ダクト]
内部吸気ダクト210は、前側内部吸気ダクト111及び後側内部吸気ダクト113から構成されている。内部吸気ダクト210は、外部吸気ダクト230、合流ダクト112及び下側剛体30とともに、冷却風の通路である冷却機構を構成する。
図3及び図4に示すように、前側内部吸気ダクト111は、後面が前側のバッテリモジュール11に向かって開口するとともに、前側内部吸気ダクト111の右端は後方に向けて屈曲しており、その端部には開口部111aが形成されている。また、後側内部吸気ダクト113は、前面が後側のバッテリモジュール11に向かって開口するとともに、後側内部吸気ダクト113の右端には分岐部116が設けられている。分岐部116によって分岐された後側内部吸気ダクト113の右端は前方に向けて延びて、その端部には前側内部吸気ダクト111の開口部111aに接続される開口部113aが形成されている。そして、前側内部吸気ダクト111の開口部111aと後側内部吸気ダクト113の開口部113aとを接続することにより、図3に示すように、一対のバッテリモジュール11の前後及び右側を取り囲む上面視略コ字状の空気流路が形成される。
図6は、後側内部ダクトの分岐部に設けられたチャンバースペースを示す説明図である。後側内部吸気ダクト113の分岐部116には、チャンバースペース116a、前側内部吸気ダクト111に空気を供給する前側内部吸気ダクト流路116b、及び後側内部吸気ダクト113に空気を配給する後側内部吸気ダクト流路116cが形成されている。そして、前側内部吸気ダクト流路116b及び後側内部吸気ダクト流路116cの断面積を適宜設定することによって、前側内部吸気ダクト111及び後側内部吸気ダクト113に配分される空気の流量を最適となるように調整している。これにより、前側内部吸気ダクト111と後側内部吸気ダクト113とに対して冷却空気を均等に分配することが可能になる。
また分岐部116の上部には、図4に示すように、下流側吸気ダクト122の嵌合部122aに接続される嵌合部116dが形成されている。嵌合部116dを下流側吸気ダクト122の嵌合部122aに接続することで、内部吸気ダクト210と外部吸気ダクト230とが接続される。
前側に配置されるバッテリモジュール11は、その前面が前側内部吸気ダクト111に気密に嵌入される一方、後面が合流ダクト112に気密に嵌入されている。また、後側に配置されるバッテリモジュール11は、その後面が後側内部吸気ダクト113に気密に嵌入される一方、前面が合流ダクト112に気密に嵌入されている。そのため、内部吸気ダクト210はバッテリモジュール11を介して合流ダクト112と空気経路として連通する。
このように構成された冷却機構では、冷却ファン117が駆動されると、外部吸気ダクト230の上流側吸気ダクト118の吸気口(不図示)によって車両1の車室6から空気が吸入され、吸気口から吸入した空気は、冷却ファン117、下流側吸気ダクト122を介して冷却風としてバッテリユニット100内部の内部吸気ダクト210に供給される。バッテリユニット100内部の内部吸気ダクト210に供給された冷却風は、後側内部吸気ダクト113の分岐部116のチャンバースペース116aに送られ、チャンバースペース116aから分岐して、一方は前側内部吸気ダクト流路116bから前側内部吸気ダクト111に送られ、他方は後側内部吸気ダクト流路116cから後側内部吸気ダクト113に送られる。
そして、前側内部吸気ダクト111及び後側内部吸気ダクト113の内部に送り込まれた冷却風は、それぞれ前後のバッテリモジュール11の冷却流路11bに流れ込んでバッテリ11aを冷却した後、合流ダクト112の内部に前後両側から到達して再び合流する。合流ダクト112の内部に前後から到達し合流した冷却風は、合流ダクト112の下部に形成される複数の連通部112aを介してバッテリモジュール11の下方に位置する下側剛体30(図5参照)に排出される。下側剛体30に排出された冷却風は、図7の矢印で示すように、大部分が冷却風主経路30aを流れ、残りが冷却風副経路30bを流れてケース15とバッテリモジュールユニット200との間に形成された隙間に放出される。冷却風主経路30aに加えて、冷却風副経路30bを残すことで、排出側における冷却風の圧力損失を低減することができる。
続いて、冷却風は、図2に示すケース15の後部側に形成された排気部119からケース15外部のバッテリ収納部5に排出され、バッテリ収納部5から徐々に車室6内に戻される。
[6.バッテリユニットの配置]
このように構成されるバッテリユニット100は、ユニットとして予め組み立てられ、バッテリフレーム14の固定部14aをフロアパネル7を介してフロアフレーム8に締結することで、上記したように前後方向に延びる左右一対のフロアフレーム8の間で、荷室下空間10のバッテリ収納部5に配置される。また、荷室下空間10には、外部吸気ダクト230の上流側吸気ダクト118が右側のフロアフレーム8に沿って略直線状に前後方向に向けて配置される。
また、図4に示すように、バッテリフレーム14の固定部14aは、フロアフレーム8に締結される固定点14bと、固定点14bからバッテリモジュール11に向かって斜め上方に傾斜する駆け上がり部14cとを有しており、該駆け上がり部14cによってバッテリユニット100の取り付け高さが規定されている。
バッテリユニット100が取り付けられると、図3に示すように、前部フレーム部材21及び後部フレーム部材22とフロアフレーム8とを固定する固定点14bが、上方から見て、バッテリモジュール11と上流側吸気ダクト118との間の空間に位置することになる。さらに、上流側吸気ダクト118は、荷室3の容量に対する影響を回避するために、最上面が駆け上がり部14cの最上面以下となるように配置される。
以上説明したように、本実施形態の車両1によれば、上流側吸気ダクト118が右側のフロアフレーム8に沿って荷室下空間10に配置されるので、従来の吸気ダクトがホイールハウスを迂回する構成のように経路長が長く複雑にならず、上流側吸気ダクト118を流れる空気の圧損を低減できる。また、上流側吸気ダクト118を取り付けるためにサイドトリムを取り外す必要がなく、吸気ダクトを容易に組み付けることができる。さらに、サイドトリムに特別な処理をする必要はないので、汎用性のあるサイドトリムを使用できる。
なお、「上流側吸気ダクト118がフロアフレーム8に沿う」とは、平面視で上流側吸気ダクト118がフロアフレーム8と略平行に延びる部分があることを意味している。
また、前部フレーム部材21及び後部フレーム部材22とフロアフレーム8とを固定する固定点14bが、上方から見て、バッテリユニット100と上流側吸気ダクト118との間の空間に位置しているので、バッテリモジュール11を着脱する際に、締結ボルトを着脱する工具が上流側吸気ダクト118と干渉しない。そのため、上流側吸気ダクト118を取り外さずに上方から固定点14bにアクセスすることができ、バッテリモジュール11の着脱時の作業性を向上させることができる。
また、冷却ファン117の取り付け位置を、一方のホイールハウスWHの後方、且つ、一方のフロアフレーム8の外側とすることで、荷室空間に影響なく冷却ファン117を配置できる。また、冷却ファン117を車室6から最も遠い車両後方の荷室下空間10に配置することで車室6内への騒音も抑制できる。
また、ケース15とケース15の開口部を覆うカバー16とにより区画されたバッテリ収容空間220に、バッテリモジュール11、内部吸気ダクト210、及びバッテリフレーム14が収容されるため、バッテリモジュール11、内部吸気ダクト210、及びバッテリフレーム14を予め組み付けてユニットして取り扱うことができ作業性がよい。
また、バッテリユニット100と外部吸気ダクト230との接続は、下流側吸気ダクト122の嵌合部122aと分岐部116の嵌合部116dとを接続するだけでよく一箇所のみとなっている。そのため、複数個所で接続する場合に比較して、部品点数の削減及び組立工数の削減が可能になされている。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、上記した実施形態では、バッテリモジュール11を含むバッテリモジュールユニット200を内部吸気ダクト210とともにバッテリユニット100としてユニット化したが、これに限らず、バッテリモジュールユニット200、若しくはバッテリモジュール11のみをバッテリ収納部5に配置してもよい。
また、上記した実施形態では、上流側吸気ダクト118は、バッテリユニット100の右側のフロアフレーム8に沿って荷室3下に配置されているが、左側のフロアフレーム8に沿って荷室3下に配置してもよい。
また、冷却ファン117は、右側のホイールハウスWHの後方に限らず、左側のホイールハウスWHの後方に配置してもよく、左右のホイールハウスWHの斜め前方に配置してもよい。
1 車両
3 荷室
5 バッテリ収納部
6 車室
8 フロアフレーム(車両骨格部材)
10 荷室下空間(車両の荷室下)
11 バッテリモジュール
14a 固定部(一端部、他端部)
14b 固定点(締結部)
14c 駆け上がり部
15 ケース
16 カバー
21 前部フレーム部材(クロスメンバ)
22 後部フレーム部材(クロスメンバ)
111 前側内部吸気ダクト(第1導入ダクト部)
113 後側内部吸気ダクト(第2導入ダクト部)
117 冷却ファン
118 上流側吸気ダクト(吸気ダクト)
220 バッテリ収容空間
WH ホイールハウス

Claims (5)

  1. バッテリモジュールと、
    該バッテリモジュールを冷却するために車室内の空気を導入する吸気ダクトと、
    前後方向に延びる左右一対の車両骨格部材と、
    前記車両骨格部材間であって、荷室下に設けられるバッテリ収納部と、
    前記バッテリモジュールが前記バッテリ収納部に配置されるように、前記車両骨格部材間に前記バッテリモジュールを吊り下げて保持するクロスメンバと、を備える車両であって、
    前記クロスメンバの一端部は、一方の前記車両骨格部材に締結され、
    前記クロスメンバの他端部は、他方の前記車両骨格部材に締結され、
    前記吸気ダクトは、一方の前記車両骨格部材に沿って前記荷室下に配置される車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    上方から見て、前記吸気ダクトと前記バッテリモジュールとの間に、前記クロスメンバと一方の前記車両骨格部材との締結部が設けられる車両。
  3. 請求項1又は2に記載の車両であって、
    前記バッテリ収納部は、左右の後輪を収容する左右一対のホイールハウス間に設けられ、
    前記吸気ダクトは、一方の前記ホイールハウスと前記バッテリモジュールとの間に設けられ、
    前記吸気ダクトに車室内の空気を導入する冷却ファンが、一方の前記ホイールハウスの後方、且つ、一方の前記車両骨格部材の外側に配置される車両。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両であって、
    前記バッテリモジュールは、ケースと、該ケースの開口部を覆うカバーと、により区画されたバッテリ収容空間に収容され、
    該バッテリ収容空間には、前記吸気ダクトを流れる空気を前記バッテリモジュールの前方に供給する第1導入ダクト部と、前記吸気ダクトを流れる空気を前記バッテリモジュールの後方に供給する第2導入ダクト部とが収容される車両。
  5. 請求項2に記載の車両であって、
    前記クロスメンバの一端部は、前記締結部から前記バッテリモジュールに向かって斜め上方に傾斜する駆け上がり部を有し、
    前記吸気ダクトの最上面は、前記駆け上がり部の最上面以下となるように配置される車両。
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