JP2009218067A - 蓄電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の前後方向のコンパクト化、騒音の低減、および冷却効率の向上が図られた蓄電装置を提供する。
【解決手段】 蓄電装置は、蓄電池と、蓄電池を収容する収容ケース170と、収容ケース170に接続され、収容ケース170内の空気を排気する冷却風排気機構130とを備え、車両のラゲッジルーム110に搭載される蓄電装置であって、車両後方側に位置する収容ケース170の後壁部には、排気口が形成され、冷却風排気機構130は、上方に向けて開口する吸入口を有するファンユニット135と、排気口と吸入口とを接続し、吸入口に向けて垂下する排気通路133とを含む。
【選択図】図3

Description

本発明は、蓄電装置に関し、特に、蓄電装置内の冷却が図られた蓄電装置に関する。
従来から、蓄電装置内の冷却が図られた蓄電装置が各種提案されている。
特開2001−283803号公報に記載された組電池システムは、キャビン内のリヤシート後方に配置され、組電池が収納された組電池ケースと、組電池ケースに接続され、冷却ファンを内蔵する排気ダクトとを備えている。そして、組電池ケースの排気ダクト接続部の反対側にエア吸入口が形成されている。
そして、組電池を冷却するためのエアをキャビン、エア吸入口、組電池ケース、排気ダクト、冷却ファン、排気ダクトの順に流し、冷却ファンにエアと共に単電池から放出されたミスト状の電解液をファンの翼列あるいはファンの壁面に衝突させて付着させている。
特開2006−228556号公報に記載された2次電池の冷却構造は、吸気口から2次電池に向けて延びる吸気通路と、吸気口と2次電池との間に位置して、吸気通路に配置された冷却ファンとを備えている。吸気口は、リヤウインドとリヤシートとの間に設けられ、略水平状のパッケージトレイに形成されている。
特開2004−42698号公報に記載された冷却装置の配置構造は、蓄電装置へ冷媒を取り込む吸入口と、蓄電装置から排出される冷媒を流通させる排出ダクトと、排出ダクト内にあって冷媒を排出するファンとを備え、ファンが車両のトランクルームの側方の内装材より外側に配置されている。
特開2001−105894号公報に記載されたバッテリ冷却装置は、多数のバッテリが収納されたバッテリケースと、バッテリケース内に冷却空気を導入する冷却空気導入ダクトと、バッテリケース内の空気を外部に排出する空気排出ダクトとを備えている。
そして、バッテリケースは、車両前後方向に間隔をあけて形成された隔壁によって、各バッテリごとに独立したバッテリ収納室に区分けされている。そして、バッテリケースの左,右側壁に冷却空気を供給する空気導入ダクトが接続されている。そして、左, 右の空気導入ダクトの上流口に連通接続される空気分配ダクトを設け、該空気分配ダクトに冷却ファンが設けられている。
特開2001−283803号公報 特開2006−228556号公報 特開2004−42698号公報 特開2001−105894号公報
特開2001−283803号公報に記載された組電池システムにおいては、冷却ファンと組電池ケースとを接続するダクトは、車両の前後方向に向けて延びており、さらに、このダクトの後端部に冷却ファンが設けられている。
このため、この組電池システムは、車両の前後方向の長さが長くなっており、車両内に搭載する際に、非常に搭載し難い構成となっている。特開2004−42698号公報に記載された冷却装置の配置構造においては、ファンは、車両の前後方向に延びる排気ダクトの端部の上面上に搭載されている。そして、排気ダクトの延在方向は、車両の前後方向に向けて延びている一方で、ファンの吸入口は下方に向けて配置されており、排気ダクトの延在方向とファンの吸入口の開口方向が一致していない。このため、排気ダクトから供給される空気は、ファンに対して傾斜する方向からファンに供給されており、ファンの駆動効率が低くなっており、蓄電池の冷却効率が低いものとなっている。
特開2006−228556号公報に記載された2次電池の冷却構造においては、吸気口と、2次電池との間に冷却ファンが設けられており、冷却ファンの駆動音等が、吸気口から車室内に達し易くなっている。
特開2001−105894号公報に記載されたバッテリ冷却装置においても、吸気口とバッテリケースとの間に冷却ファンが設けられている。このため、冷却ファンの駆動音が車室内に達するおそれがある。
本発明は、上記のような課題に鑑みてなされたものであって、その目的は、車両の前後方向のコンパクト化、騒音の低減、および冷却効率の向上が図られた蓄電装置を提供することである。
本発明に係る蓄電装置は、蓄電池と、蓄電池を収容する収容ケースと、収容ケースに接続され、収容ケース内の空気を排気する排気機構と、を備え、車両のラゲッジルームに搭載される蓄電装置である。そして、上記車両後方側に位置する収容ケースの後壁部には、排気口が形成され、排気機器は、上方に向けて開口する吸入口を有するファンユニットと、排気口と吸入口とを接続し、吸入口に向けて垂下する排気通路とを含む。好ましくは、上記ファンユニットは、収容ケースの底部より下方に設置される。好ましくは、上記車両には、収容ケースの搭載位置より下方に底部が位置する凹部が形成され、ファンユニットは、凹部内に収容される。好ましくは、上記収容ケースの周面に装着され、収容ケースを保護する保護部材と、ファンユニットが搭載される載置台をさらに備え、搭載台は、保護部材に接続され、凹部の内壁面から離れて配置される。好ましくは、上記ファンユニットは、車両の上下方向に延びる回転中心線を中心に回転可能に設けられたファンと、ファンを収容する筐体とを含む。そして、上記ファンは、筒状に形成され、上端部に空気を吸入する開口部が形成されたシロッコファンとされ、排気通路は、ファンの開口部に向けて垂下する。好ましくは、車両は、ラゲッジルームと車室とを区分する区画壁部と、車室内に設置されたシートとを含む。そして、上記収容ケースには、蓄電池を冷却する空気が入り込む供給口が形成され、供給口に接続され、車室内であって、シート下に達する吸気通路をさらに備える。好ましくは、上記排気通路は、ファンユニットに接続され、車両の幅方向に延び、該ファンユニットから吐出される空気を車両外部に排出する排出ダクトを含む。
本発明に係る蓄電装置によれば、車両の前後方向の長さを低減、騒音の低減、および冷却効率の向上を図ることができる。
本実施の形態に係る蓄電装置およびこの蓄電装置を備えた車両について、図1から図9を用いて説明する。
なお、以下に説明する実施の形態において、個数、量などに言及する場合、特に記載がある場合を除き、本発明の範囲は必ずしもその個数、量などに限定されない。また、以下の実施の形態において、各々の構成要素は、特に記載がある場合を除き、本発明にとって必ずしも必須のものではない。また、以下に複数の実施の形態が存在する場合、特に記載がある場合を除き、各々の実施の形態の特徴部分を適宜組合わせることは、当初から予定されている。
(実施の形態1)
二次電池やキャパシタ等の蓄電機器は、ケースに収容されて自動車に搭載される。本発明においては、ケースと、ケースに収容された蓄電機器とを含む機器を蓄電装置という。蓄電装置には、その他の内部構成部品が含まれていても構わない。その他の内部構成部品としては、たとえば、冷却ダクトや冷却ファンなどの蓄電機器を冷却するための冷却装置や電力を変換する電気機器などが含まれる。
図1は、本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両500のトランクルーム110における平面図であり、図2は、トランクルーム110を規定するフロア部材152およびその周囲の構成を示す分解斜視図である。
図1および図2に示すように、本実施の形態に係るハイブリッド車両500は、セダンタイプの車両である。
このハイブリッド車両500は、ボディ161と、車両の幅方向に間隔をあけて配置されたサイドメンバ150と、サイドメンバ150同士を接続するクロスメンバ151と、これらサイドメンバ150およびクロスメンバ151上に配置された板状のフロア部材152とを備えている。フロア部材152は、車両の後方端部側に位置する部分に、凹部153が形成されている。
ハイブリッド車両500は、フロア部材152のうち、車両後方側に位置する部分に搭載された蓄電装置200を備えている。
図3は、トランクルーム110におけるハイブリッド車両500の断面図である。この図3に示すように、車両内部は、パーティションパネル163によって、トランクルーム110と車室105に区画されている。
車室105には、後部座席162、運転席および助手席などが設置されている。そして、蓄電装置200は、トランクルーム110内に搭載されており、蓄電装置200は、蓄電池および蓄電池を収容する収容ケース170を含む電池パック100と、収容ケース170を保護するフレーム120と、収容ケース170内に空気を供給する冷却風供給機構114と、収容ケース170内の空気を車両外部に排出する冷却風排気機構130とを備えている。
フレーム120は、フロア部材152上に固定された梯子状の下フレーム122と、収容ケース170の上壁部、後壁部および前壁部上に亘って延び、車両の幅方向に間隔をあけて設けられた上フレーム121とを備えている。
このフレーム120は、電池パック100を外部からの衝撃から保護するための部材である。
冷却風供給機構114は、収容ケース170の周面のうち、車両の幅方向に配列する側壁部に形成された供給口115に接続された供給ダクト116を含む。供給ダクト116の吸入口117は、後部座席162下に位置している。
供給ダクト116は、温度の比較的低い空気を電池パック100内に供給する。さらに、供給ダクト116の吸入口117は、後部座席162下に位置しており、吸入音等が搭乗者に届き難くなっている。
冷却風排気機構130は、収容ケース170の周面のうち、車両の後方側に位置する後壁部に接続された排気ダクト(排気通路)133と、この排気ダクト133の端部に接続されたファンユニット135とを備えている。
ファンユニット135は、電池パック100を介して、車室105と反対側に設けられており、ファンユニット135の駆動音が車室105内に届き難くなっている。さらに、ファンユニット135は、電池パック100の車両後方側の後壁部に接続され、車室105内に延びる供給ダクト116は、電池パック100の側壁部の車両前方側に接続されており、供給ダクト116の吸入口117とファンユニット135の間の空気流通経路の長さは長くなっている。このため、ファンユニット135の駆動音が、排気ダクト133収容ケース170および供給ダクト116内を通って、吸入口117から車室105内に達することが抑制されている。
図4は、収容ケース170の内部構成を模式的に示す平面図である。この図4に示すように、収容ケース170は、車両の幅方向に配列する側壁部173,174と、車両の前方側に位置する前壁部172と、後方側に位置する後壁部171とを備えており、略直方体形状とされている。
収容ケース170の内部空間は、セパレータ178によって収容室180A,180Bに区分されており、収容室180Aと収容室180Bとは、車両の幅方向に配列している。収容室180A,180B内には、それぞれ、蓄電池175A,175Bが収容されている。
蓄電池175A,175Bは、車両の前後方向に配列する複数の電池モジュール176によって構成されている。各電池モジュール176は、車両の前後方向に間隔をあけて配置されており、各電池モジュール176間には、冷却風が流通可能な冷却通路183が形成されている。各電池モジュール176には、車両の幅方向に間隔をあけて電池セル177が設けられている。
そして、蓄電池175Aは、収容室180Aの幅方向中央部に配置されており、収容室180Aのうち、蓄電池175Aに対して、収容室180Bと反対側に位置する部分には、供給通路181Aが規定されている。さらに、収容室180A内のうち、蓄電池175Aに対して、供給通路181Aと反対側に位置する部分には、排気通路182Aが規定されている。
ここで、側壁部173のうち、車両前方側に位置する端部には、供給口115Aが形成されており、供給ダクト116Aが接続されている。そして、供給ダクト116Aと供給通路181Aとが連通しており、供給通路181Aと排気通路182Aとは、冷却通路183によって互いに連通している。
後壁部171のうち、セパレータ178と後壁部171との接続部に対して隣り合う部分には、排気口131Aが形成されており、排気口131Aには、排気ダクト133Aの一方の端部が接続されている。そして、排気ダクト133Aと排気通路182Aとが連通している。
排気ダクト133Aの他方の端部には、ファンユニット135Aが接続されている。ファンユニット135Aには、排気ダクト(排気通路)140Aの一方の端部が接続されており、排気ダクト140Aの他方の端部は、ボディ161に形成された排気口141に接続されている。
蓄電池175Bは、収容室180Bの車両の幅方向中央部に配置されており、収容室180Bのうち、蓄電池175Bに対して、収容室180Aと反対側に位置する部分には、供給通路181Bが規定されている。さらに、収容室180B内のうち、蓄電池175Bに対して、供給通路181Bと反対側に位置する部分には、排気通路182Bが規定されている。
ここで、側壁部174のうち、車両前方側に位置する端部には、供給口115Bが形成されている。この供給口115Bには、供給ダクト116Bが接続されており、供給ダクト116Bと供給通路181Bとが連通しており、供給通路181Bと排気通路182Bとは、冷却通路183によって連通している。
後壁部171のうち、セパレータ178と後壁部171との接続部に対して、排気口131Aと反対側に位置する部分には、排気口131Bが形成されている。この排気口131Bには、排気ダクト133Bの一方の端部が接続されており、排気ダクト133Bの他方の端部は、ファンユニット135Bに接続されている。
ファンユニット135Bには、排気ダクト140Bの一方の端部が接続されており、排気ダクト140のBの他方の端部は、ボディ161に形成された排気口141に接続されている。
そして、ファンユニット135A,135Bは、収容ケース170内の空気を吸い込むように駆動可能となっており、ファンユニット135A,135Bが駆動することで、供給ダクト116A,116Bから車室105内の空気が供給通路181A,181B内に供給される。供給通路181A,181B内に供給された空気は、冷却通路183内を通り、電池セル177を冷却する。その後、排気通路182A,182B、および排気ダクト133A,133Bを通り、ファンユニット135A,135Bに達する。そして、ボディ161に形成された排気口から車両外部に空気が排気される。
図5は、電池モジュール176および冷却通路183を示す側面図である。この図5に示すように、電池モジュール176間には、高さ方向に間隔をあけて複数の冷却通路183を形成する樹脂性の通路規定部材184が配置されている。そして、各冷却通路183内を空気が流れることで、電池モジュール176内の電池セルが冷却される。
このように、本実施の形態に係る蓄電装置200においては、組電池を複数の蓄電池175A,175Bに分割して、各蓄電池175A,175Bに冷却風して、各蓄電池175A,175Bを冷却するようにしている。このように、各蓄電池175A,175Bごとに冷却することで、大きな組電池を一括して冷却する場合と比較して、電池モジュール176および電池セル177の温度にばらつきが生じることを抑制することができ、安定した出力を得ることができる。
さらに、各蓄電池175A,175Bには、複数の温度センサが設けられており、各蓄電池175A,175Bの温度が所定の温度以下となると、ファンユニット135A,135Bの駆動をそれぞれ選択的に停止させることで、ファンユニット135A,135Bの駆動効率の向上を図ることができる。
図6は、ファンユニット135Bの平面図であり、図7は、ファンユニット135Bの断面図である。これら図6および図7に示すように、ファンユニット135Bは、車両の上下方向に延びる回転中心線Oを中心に回転可能に設けられたシロッコファン136と、シロッコファン136を回転可能に収容する筐体137と、シロッコファン136を回転させるモータとを備えている。シロッコファン136は、円筒状に形成されており、複数の羽根部が、周方向に間隔をあけて複数配列することで、シロッコファン136の周壁部が形成されている。なお、シロッコファン136の上下面には、開口部が規定されている。
筐体137の上面には、シロッコファン136の開口部に対応する部分に、吸入口138が形成されており、排気ダクト133Bが接続されている。
ここで、図3に示すように、排気ダクト133Bは、収容ケース170の後壁部171に形成された排気口131Bから車両後方側に向けて延びる水平部145と、この水平部145の後端部に接続され、下方に向けて屈曲する屈曲部146と、この屈曲部146の端部に接続され、下方に向けて垂下する垂下部147とを備えている。そして、垂下部147は、図6に示す吸入口138に接続されている。
このように、排気ダクト133Bは、排気口131Bより下方に向けて延び、ファンユニット135Bに接続されている。このように、排気口131Bよりも下方にファンユニット135Bを配置して、排気ダクト133Bを下方に向けて屈曲させることで、蓄電装置200の車両前後方向の全長を小さくすることができる。
すなわち、排気ダクト133Bおよびファンユニット135Bを平面視した際に、排気ダクト133Bとファンユニット135Bとが互いに重なり合う部分ができ、車両の前後方向の長さが低減されている。
排気ダクト133Bの垂下部147は、車両の上方側から下方側に垂下しており、図6の回転中心線Oの延在方向と一致している。
このため、排気ダクト133Bからファンユニット135Bに供給される空気は、シロッコファン136に向けて、回転中心線Oの延在方向(回転中心線O方向)から供給される。ここで、ファンユニット135Bの吸引効率が最も高くなるのは、シロッコファン136の開口部に向けて回転中心線O方向から空気が供給されたときである。
このため、本実施の形態に係る蓄電装置200においては、ファンユニット135Bの駆動効率は高く、良好に収容ケース170の収容室180Bの空気がファンユニット135Bによって吸引される。
なお、ファンユニット135Aも、ファンユニット135Bと同様に、構成されており、さらに、排気ダクト133Aも、排気ダクト133Bと同様に、下方に向けて垂下している。このため、ファンユニット135Aの吸引効率も高く、収容ケース170の収容室180A内の空気が良好に吸引される。なお、回転中心線Oに対して、傾斜する方向から空気がシロッコファン136に供給された場合には、シロッコファン136の羽根部後方側に空気の渦等が生じ易くなり、シロッコファン136の吸引効率は低下する。
さらに、図4において、排気ダクト133Bは、排気通路182B内の空気が供給されており、排気通路182Bは、車両の前後方向に延びている。このため、蓄電池175Bを冷却した空気は、排気通路182B内を通る間に、車両の前方側から後方側に向けて流れるように整流される。このため、排気口131Bから排出される空気は、車両の幅方向のばらつきが低減された状態で、排気ダクト133Bを介して、ファンユニット135B内に供給される。このため、ファンユニット135Bに供給される空気は、シロッコファン136の羽根部に対して、傾斜するように供給されることを抑制することができ、シロッコファン136の吸引効率の向上を図ることができる。
また、同様に、排気通路182Aも、車両の前後方向に延びており、排気口131Aから排気される空気も、幅方向のばらつくことが抑制されており、ファンユニット135Aの駆動効率の向上が図られている。
図6および図7において、ファンユニット135Bは、シロッコファン136の周面の接線方向に延びる排気ダクト142を備えており、排出口139は、車両の幅方向に向けて開口している。
そして、排出口139には、図1に示す排気ダクト140が接続されており、排気ダクト140も、車両の幅方向に向けて延びている。このため、蓄電装置200の車両前後方向の長さが長くなることが抑制されている。
ここで、図3に示すように、ファンユニット135A,135Bは、収容ケース170の底部よりも、下方に配置されている。このため、たとえば、ハイブリッド車両500の後方側から他の車両等が衝突した際に、ファンユニット135A,135Bが収容ケース170と衝突することが抑制されており、電池パック100の損傷の抑制が図られている。さらに、ファンユニット135A,135Bと収容ケース170とが直接接触することが抑制されているので、ファンユニット135A,135Bが収容ケース170を車室105に向けて押圧し、収容ケース170が、車室105内に入り込むことも抑制されている。
ファンユニット135A,135Bは、フロア部材152に形成された凹部153内に収容されており、ファンユニット135A,135Bの駆動音が、車室105に達し難くなっている。
さらに、収容ケース170、フレーム120およびファンユニット135A,135B上を覆うように、デッキボード111が配置されており、ファンユニット135A,135Bからの駆動音が車室105内に達することが抑制されている。ここで、凹部153は、ファンユニット135A,135Bの他にも、他の機器を収容可能な程度の大きさとされており、たとえば、出力電圧が15Vの蓄電器等が収容されている。
ここで、収容ケース170は、凹部153の開口部の一部を覆うように配置されている。このため、収容ケース170下に他の機器等を配置することができると共に、当該機器は、後突時に、収容ケース170に衝突することが抑制されている。
図8は、下フレーム122および135A,135Bを示す斜視図である。この図8に示すように、下フレーム122は、車両の前後方向に間隔をあけて配置されたクロスバー123と、車両の前後方向に延び、クロスバー123同士を接続する複数の接続バー124とを備えている。そして、上フレーム121の両端部は、前後方向に間隔をあけて配置されたクロスバー123にそれぞれ接続されている。ファンユニット135A,135Bは、搭載台125上に搭載されている。搭載台125は、接続バー124に固定された脚部126によって支持されている。そして、搭載台125は、凹部153の底部よりも上方に位置しており、搭載台125と凹部153の底部との間に他の機器等を配置可能とされている。
さらに、搭載台125が、凹部153の内壁面から離れて配置されているので、車両からの振動がファンユニット135A,135Bに加えられることを抑制することができ、ファンユニット135A,135Bを良好に駆動させることができる。
図9は、ファンユニット135A,135Bの搭載構造の変形例を示す断面図である。この図9に示すように、凹部153の内壁面に固定された台550上に、ファンユニット135A,135Bが設置されている。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行なったが、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。さらに、上記数値などは、例示であり、上記数値および範囲にかぎられない。
本発明は、蓄電装置に適用することができ、特に、車両に搭載される蓄電装置に好適である。
本発明の実施の形態に係るハイブリッド車両のトランクルームにおける平面図である。 トランクルームを規定するフロア部材およびその周囲の構成を示す分解斜視図である。 トランクルームにおけるハイブリッド車両の断面図である。 収容ケースの内部構成を模式的に示す平面図である。 電池モジュールおよび冷却通路を示す側面図である。 ファンユニットの平面図である。 ファンユニットの断面図である。 下フレームを示す斜視図である。 ファンユニットの搭載構造の変形例を示す断面図である。
符号の説明
100 電池パック、105 車室、110 トランクルーム、111 デッキボード、115A,115B 供給口、116A,116B 供給ダクト、125 搭載台、126 脚部、130 冷却風排気機構、131A,131B 排気口、133A,133B 排気ダクト、135A,135B ファンユニット、145 水平部、146 屈曲部、147 垂下部、152 フロア部材、153 凹部、161 ボディ、162 後部座席、163 パーティションパネル、170 収容ケース。

Claims (7)

  1. 蓄電池と、
    前記蓄電池を収容する収容ケースと、
    前記収容ケースに接続され、前記収容ケース内の空気を排気する排気機構と、
    を備え、車両のラゲッジルームに搭載される蓄電装置であって、
    前記車両後方側に位置する前記収容ケースの後壁部には、排気口が形成され、
    前記排気機器は、上方に向けて開口する吸入口を有するファンユニットと、前記排気口と前記吸入口とを接続し、前記吸入口に向けて垂下する排気通路とを含む、蓄電装置。
  2. 前記ファンユニットは、前記収容ケースの底部より下方に設置された、請求項1に記載の蓄電装置。
  3. 前記車両には、前記収容ケースの搭載位置より下方に底部が位置する凹部が形成され、
    前記ファンユニットは、前記凹部内に収容された、請求項1または請求項2に記載の蓄電装置。
  4. 前記収容ケースの周面に装着され、前記収容ケースを保護する保護部材と、前記ファンユニットが搭載される載置台をさらに備え、
    前記搭載台は、前記保護部材に接続され、前記凹部の内壁面から離れて配置された、請求項3に記載の蓄電装置。
  5. 前記ファンユニットは、車両の上下方向に延びる回転中心線を中心に回転可能に設けられたファンと、前記ファンを収容する筐体とを含み、
    前記ファンは、筒状に形成され、上端部に空気を吸入する開口部が形成されたシロッコファンとされ、
    前記排気通路は、前記ファンの前記開口部に向けて垂下する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の蓄電装置。
  6. 前記車両は、前記ラゲッジルームと車室とを区分する区画壁部と、前記車室内に設置されたシートとを含み、
    前記収容ケースには、前記蓄電池を冷却する空気が入り込む供給口が形成され、
    前記供給口に接続され、前記車室内であって、前記シート下に達する吸気通路をさらに備えた、請求項1から請求項5のいずれかに記載の蓄電装置。
  7. 前記排気通路は、前記ファンユニットに接続され、前記車両の幅方向に延び、該ファンユニットから吐出される空気を車両外部に排出する排出ダクトを含む、請求項1から請求項6のいずれかに記載の蓄電装置。
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