JP6518509B2 - 電線付き端子支持装置 - Google Patents

電線付き端子支持装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6518509B2
JP6518509B2 JP2015102592A JP2015102592A JP6518509B2 JP 6518509 B2 JP6518509 B2 JP 6518509B2 JP 2015102592 A JP2015102592 A JP 2015102592A JP 2015102592 A JP2015102592 A JP 2015102592A JP 6518509 B2 JP6518509 B2 JP 6518509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
wire
electric wire
holding
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015102592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016219233A (ja
Inventor
大亮 宮川
大亮 宮川
川上 友則
友則 川上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2015102592A priority Critical patent/JP6518509B2/ja
Publication of JP2016219233A publication Critical patent/JP2016219233A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6518509B2 publication Critical patent/JP6518509B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

本発明は、例えば、電線及び端子金具における異種金属同士の接続部分に防食部を形成してなる電線付き端子を、この製造途中で支持するための装置に関する。
例えば、自動車に搭載される機器間を電気的に接続するために、車両にはワイヤハーネスが配索される。ワイヤハーネスは、電線束と、この電線束の端末に配設される各種のコネクタとを備えて構成される。ワイヤハーネスのコネクタは、絶縁性のコネクタハウジングと、このコネクタハウジングの端子収容室に収容される複数の導電性の端子金具とを備えて構成される。端子金具は、電線束を構成する電線の端末に配設される。電線は、一般的に銅電線(導体が銅製又は銅合金製の撚り線になるもの)が用いられ、そして、この銅電線の端末を皮剥した後に端子金具が圧着により接続される。尚、端子金具は、母材が銅電線の導体と同じ銅製又は銅合金製であり、メッキが施されることもある。
近年、銅資源の不足に加え、車両の軽量化、材料のリサイクルの容易性を考慮して、銅電線に替えてアルミ電線が用いられることもある(アルミ電線とは、本明細書において、導体がアルミニウム製又はアルミニウム合金製のものを称する)。しかしながら、アルミ電線は、銅電線を構成する導体の材料である銅に比べて表面に形成される酸化被膜が厚く、アルミ電線においては、この導体と端子金具(圧着端子)との間の接触抵抗が比較的高くなる傾向にあることが知られる。そこで、アルミ電線の導体と圧着端子との間の接触抵抗を低減するために、圧着端子に形成される一対の導体加締め片にて導体を強く加締めて圧縮率を高くする方法が採用される。この方法によれば、アルミ電線の導体を強く加締めることにより、導体を構成する各素線の酸化被膜を破壊することができる。すなわち、導体と圧着端子との間の接触抵抗を低減することができる。
ところで、アルミニウム材と銅材との接触部分、別な言い方をすれば異種金属同士の接触部分は、この接触部分に水分が介在すると、アルミニウム及び銅の両金属が水中にイオンとして溶け込んで両者の間に電位差などが生じて電食が起こることが知られる。尚、アルミ電線の導体と、銅製又は銅合金製の圧着端子とを電気的、機械的に接続すると、圧着端子の導体加締め片による導体の圧着部分では、高圧縮になる圧着であることから浸水が防止され、結果、電食の発生が回避される。けれども、導体加締め片による導体の圧着部分に対し端子軸方向(電線延在方向)の位置では、導体が一部露出した状態にあることから、ここに水分が付着して上記圧着部分にまで達してしまうと、圧着部分が恰も電解溶液に浸漬された状態になって、イオン化傾向が大きい金属であるアルミニウムが溶解して電食が進んでしまうという虞がある。そこで、導体の露出部分に対する水分の付着や、圧着部分に対する浸水を防止するため、従来においては図13に示すような防食部115(封止部)が形成される(例えば、下記特許文献1参照)。
図13において、引用符号101はアルミ電線、引用符号102は圧着端子を示す。アルミ電線101は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導体103と、この導体103を覆う絶縁性の樹脂被覆104とを備えて構成される。アルミ電線101は、樹脂被覆104の端部を除去して導体露出部105が形成される。一方、圧着端子102は、雌形の端子金具であって、銅製又は銅合金製の金属板をプレス加工することにより、図示形状に形成される。圧着端子102は、矩形筒状の電気接触部106と、加締め部107と、これら電気接触部106及び加締め部107を連結する連結部108とを有する。加締め部107には、導体露出部105を載置するための載置部109と、この載置部109に載置された導体露出部105を加締めるための導体加締め片110と、導体露出部105の近傍の樹脂被覆104を加締めるための被覆加締め片111とが形成される。
上記構成及び構造において、導体露出部105を導体加締め片110にて加締めてなる導体加締め部分112と、導体露出部105の近傍の樹脂被覆104を被覆加締め片111にて加締めてなる被覆加締め部分113とを含んで電線・端子接続部118が形成される。尚、導体加締め部分112においては、導体露出部105の長さと導体加締め片110の幅との関係から、非加締め部分114が生じてしまう。そこで、この非加締め部分114を覆うような状態で、電線・端子接続部118には防食部115(封止部)が形成される。防食部115は、二つのディスペンサーの各ノズル116から防食材117(封止材)をそれぞれ滴下し、そして、この滴下にて塗布された防食材117(シリコーンゴム)を硬化させることにより形成される。
尚、特に図示しないが、下記特許文献2では、電線付き端子を斜めに配置し電線押さえ部でしっかりと電線部分を固定した上で、ディスペンサーのノズルから防食材を滴下し、そして、この滴下にて塗布された防食材を硬化させて防食部が形成される、というような技術が開示される。
特開2011−113708号公報 特開2014−130703号公報
特許文献2の従来技術にあっては、電線付き端子を斜めに配置することから、電線付き端子が下がって位置ズレしないように装置にしっかりと固定しておく必要がある。そのため装置には、電線押さえ部が設けられる。しかしながら、防食部を圧着端子の全周にわたって形成するような場合、電線付き端子の向きを変え、その都度、防食材を滴下し硬化させる工程を経るようになることから、電線押さえ部にて電線部分をしっかりと固定してしまうと作業性が悪くなるという問題点を有する。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、作業性の向上を図ることが可能な電線付き端子支持装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の本発明の電線付き端子支持装置は、電線の樹脂被覆を除去して形成される導体露出部の位置に端子金具を接続して電線・端子接続部を形成し、さらには、該電線・端子接続部に対しノズルから封止材を供給して前記電線・端子接続部を覆う封止部を形成してなる電線付き端子の、前記封止材を供給する際に用いられる、電線付き端子支持装置において
前記電線を曲げて該電線に元の状態に戻ろうとする反力を生じさせた時に、前記端子金具の電気接触部を着脱自在に保持する保持構造を備える端子簡易保持部と、前記電線の前記樹脂被覆を着脱自在に保持する保持構造を備える電線簡易保持部とを含んで構成し、
前記端子簡易保持部は、曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の端子軸回りのいずれかの側面が当接すると保持状態になるような保持構造を備える、又は、曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の先端が当接すると保持状態になるような保持構造を備え、
曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の端子軸回りのいずれかの側面が当接すると保持状態になるような保持構造を備える前記端子簡易保持部は、前記電気接触部を挿入可能に形成される挿入穴、前記電気接触部を引っ掛け可能に形成される引っ掛け部、又は、前記電気接触部を挟み込むような構造を備える挟み込み部であり、
曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の先端が当接すると保持状態になるような保持構造を備える前記端子簡易保持部は、前記電気接触部の先端が当接可能に形成される当接部であり、
前記電線簡易保持部は、前記電線の前記樹脂被覆が当接可能に形成される当接部、前記電線の前記樹脂被覆を引っ掛け可能に形成される引っ掛け部、又は、前記電線の前記樹脂被覆を挟み込むような構造を備える挟み込み部であることを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、電線を曲げて生じさせる反力によって電線付き端子が装置に支持される。電線付き端子が装置に支持された状態においては、電線の反力が作用したままの状態になることから、端子金具や電線の樹脂被覆に対する保持構造が簡易であっても十分に保持することが可能になる。
また、電線を曲げて生じさせる反力によって端子金具における電気接触部の側面が端子簡易保持部に当接する。端子金具に対する保持構造が当接による簡易な構造であっても、反力が端子軸略直交方向に沿って作用したままの状態になることから、端子金具を十分に保持することが可能になる。
また、本発明によれば、電線を曲げて生じさせる反力によって端子金具における電気接触部の先端が端子簡易保持部に当接する。端子金具に対する保持構造が当接による簡易な構造であっても、反力が端子軸方向に沿って作用したままの状態になることから、端子金具を十分に保持することが可能になる。
請求項に記載の本発明は、請求項1に記載の電線付き端子支持装置において、前記端子簡易保持部と前記電線簡易保持部との位置関係を調節する位置調節機構を更に含んで構成することを特徴とする。
このような特徴を有する本発明によれば、端子簡易保持部と電線簡易保持部との位置関係を調節することで、例えば電線に生じさせる反力の強弱をコントロールすることが可能になる。
尚、上記請求項1に記載の本発明は、電線をアルミ電線、端子金具をアルミ電線に対し異種金属となるもの、封止材を防食材、封止部を防食部、として対象を限定すれば、次のような特徴になる。すなわち、「アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導体と、該導体を覆う絶縁性の樹脂被覆とを備える電線の、前記樹脂被覆を除去して形成される導体露出部の位置に、母材が銅製又は銅合金製の端子金具を接続して電線・端子接続部を形成し、さらには、該電線・端子接続部に対しノズルから防食材を供給して前記電線・端子接続部を覆う防食部を形成してなる電線付き端子の、前記防食材を供給する際に用いられる、電線付き端子支持装置において、前記アルミ電線を曲げて該アルミ電線に元の状態に戻ろうとする反力を生じさせた時に、前記端子金具の端部をワンタッチで着脱自在に保持する端子簡易保持部と、前記アルミ電線の前記樹脂被覆をワンタッチで着脱自在に保持する電線簡易保持部とを含んで構成することを特徴とする電線付き端子支持装置。」になる。
また、上記請求項1に記載の本発明は、封止材を防水材、封止部を防水部、として対象を限定すれば、次のような特徴になる。すなわち、「電線の樹脂被覆を除去して形成される導体露出部の位置に端子金具を接続して電線・端子接続部を形成し、さらには、該電線・端子接続部に対しノズルから防水材を供給して前記電線・端子接続部を覆う防水部を形成してなる電線付き端子の、前記防水材を供給する際に用いられる、電線付き端子支持装置において、前記電線を曲げて該電線に元の状態に戻ろうとする反力を生じさせた時に、前記端子金具の端部をワンタッチで着脱自在に保持する端子簡易保持部と、前記電線の前記樹脂被覆をワンタッチで着脱自在に保持する電線簡易保持部とを含んで構成することを特徴とする電線付き端子支持装置。」になる。
請求項1に記載された本発明によれば、電線の反力を利用して電線付き端子を簡易的に保持することができる。従って、本発明によれば、作業性の向上を図ることが可能な電線付き端子支持装置を提供することができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、当接による簡易な構造によって端子金具を保持することができるという効果を奏する。また、本発明によれば、端子簡易保持部の構造をシンプルにすることができるという効果も奏する。
請求項に記載された本発明によれば、端子簡易保持部と電線簡易保持部との位置関係を調節することが可能であることから、更に作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
本発明の支持対象になる電線付き端子を示す斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 防食部を形成する前の電線付き端子の斜視図である。 図3のB−B線断面図である。 電線付き端子の製造方法を説明するための斜視図である。 図5のA−A線断面図である。 電線付き端子の製造方法に係る工程説明図である。 本発明の電線付き端子支持装置の模式的な構成図である。 図8に対し圧着端子の向きを変えた図であり、(a)は端子側面を上に向けた図、(b)は端子下面を上に向けた図である。 図8に対し電線付き端子を斜めに配置した図及び変形例であり、(a)は端子端部を差し込みにより保持した図、(b)は端子端部を当接により保持した図、(c)は端子端部を引っ掛けにより保持した図である。 ワイヤハーネスを構成するコネクタの斜視図である。 図11のコネクタハウジングの図であり、(a)は斜視図、(b)はC−C線断面図である。 従来例の電線付き端子の図であり、(a)は斜視図、(b)はD−D線断面図である。
電線付き端子支持装置は、電線付き端子の製造における防食部の形成にあたり用いられる。具体的には、ノズルから電線・端子接続部に防食材を供給する際に用いられる。電線付き端子支持装置は、アルミ電線を曲げてこれに反力を生じさせた時に、圧着端子における電気接触部の先端が当接する、又はワンタッチで挿抜自在に差し込まれて電気接触部の側面が当接する、或いはワンタッチで着脱自在に引っ掛かり電気接触部の側面が当接する等の端子簡易保持部と、アルミ電線の樹脂被覆が当接する、又はワンタッチで着脱自在に挟み込まれたり引っ掛かったりする等の電線簡易保持部と、これら端子簡易保持部及び電線簡易保持部の位置関係を調節する位置調節機構とを含んで構成される。
電線付き端子は、アルミ電線と、圧着端子とを備えて構成される。アルミ電線は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導体と、この導体を覆う絶縁性の樹脂被覆とを備えて構成される。アルミ電線は、樹脂被覆を除去して導体露出部が形成される。圧着端子は、圧着部分としての加締め部を有し、この加締め部には、導体加締め片及び被覆加締め片が形成される。電線付き端子は、導体露出部に加締め部を圧着して電線・端子接続部が形成される。そして、この電線・端子接続部を覆うようにして防食部が形成される。
以下、図面を参照しながら実施例を説明する。図1は本発明の支持対象になる電線付き端子を示す斜視図である。また、図2は図1のA−A線断面図、図3は防食部を形成する前の電線付き端子の斜視図、図4は図3のB−B線断面図である。さらに、図5は電線付き端子の製造方法を説明するための斜視図、図6は図5のA−A線断面図、図7は電線付き端子の製造方法に係る工程説明図、図8〜図10は本発明の電線付き端子支持装置に係る図である。この他、図11はワイヤハーネスを構成するコネクタの斜視図、図12は図11のコネクタハウジングの図である。
<電線付き端子1の構成について>
図1及び図2において、引用符号1は電線付き端子を示す。電線付き端子1は、アルミ電線2(電線)と、このアルミ電線2の端末に配設される圧着端子3(端子金具)とを備えて構成される。また、電線付き端子1は、アルミ電線2及び圧着端子3における異種金属同士の接続部分に防食部4(封止部、防水部)を有するように構成される。尚、本実施例の電線付き端子1は、アルミ電線2の端末に圧着端子3を配設してなるものであるが、例えばアルミ電線2の中間に適宜形状の端子金具を配設してもよいものとする。
<アルミ電線2の構成及び構造について>
図1ないし図4において、アルミ電線2は、断面円形状で且つ曲げの力を加えた時に元の状態に戻ろうとする反力が発生するような柔軟性を有するものが採用される。アルミ電線2は、導体5と、樹脂被覆6とを備えて構成される。
導体5は、断面円形状の複数本の素線(符号省略)を撚り合わせて形成される。この素線は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製である。すなわち、導体5は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製のものである。導体5は、所定の導体断面積を有する。そして、この導体断面積の部分がアルミ電線2の電線長の分だけ存在する。アルミニウム材は、比重が2.70g/cmであり、後述する銅材の比重が8.96g/cmであることから、アルミ電線2は軽量であって長尺な車載用電線として使用されれば燃費効率の向上等に有効である。
尚、アルミニウム材は、電気化学反応における標準電極電位が−1.676Vであり、また、後述する銅材の標準電極電位は+0.340Vである。これらの電位差は大きなものであり、そのためアルミニウム材と銅材との間に水分が浸入して滞留してしまうと、アルミニウム、銅、及び電解質水溶液により電池が形成される。そして、この電池の陽極になる方、すなわち導体5の方に異種金属接触腐食(ガルバニック腐食、電食)が発生してしまうことになる。このようなことから、電食を防ぐための防食部4が必要になるのは勿論である。
樹脂被覆6は、所謂絶縁体であって、絶縁性を有する樹脂材料を導体5の外側に押出成形することにより断面円形状に形成される。上記樹脂材料としては、公知の様々な種類のものが採用可能である。例えば、ポリ塩化ビニル樹脂やポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂などの高分子材料から適宜選択される。
以上のようなアルミ電線2は、この端末において樹脂被覆6が所定長さ分だけ除去されて導体露出部7が形成される。
<圧着端子3の構造について>
図1ないし図4において、圧着端子3は、雌形の端子金具であって、母材が銅製又は銅合金製の金属板をプレス加工することにより、例えば図示形状に形成される(雄形の端子金具であってもよいものとする)。尚、特に図示しないが、上記母材の表面にメッキが施されるものとする。メッキは、異種金属接触部分になる銅材とアルミニウム材との間に介在することになる。圧着端子3は、電気接触部8と、加締め部9と、これら電気接触部8及び加締め部9を連結する連結部10とを有する。
電気接触部8は、図示しない相手端子金具との電気的な接続部分であって、断面長方形の筒形状に形成される。電気接触部8の内部には、相手端子金具のタブに対する挿入空間が形成される。また、タブが挿入されると弾性的に接触する弾性接触片11が形成される。電気接触部8における引用符号12は、後述するコネクタハウジング52のランス54に引っ掛かり係止される被係止部を示す。
加締め部9は、アルミ電線2との電気的な接続部分であって、本実施例の端子金具は圧着端子3であることから、圧着により接続可能な部分に形成される。具体的には、アルミ電線2の導体露出部7を載置するための載置部13と、この載置部13に載置された導体露出部7を加締めるための一対の導体加締め片14と、導体露出部7の近傍の樹脂被覆6を加締めるための一対の被覆加締め片15とを有する部分に形成される。尚、載置部13は底板と称することもある。また、導体加締め片14はワイヤバレルと称することもある。さらに、被覆加締め片15はインシュレーションバレルと称することもある。
一対の導体加締め片14と一対の被覆加締め片15は、端子軸方向に所定の間隔をあけて配置される。また、一対の導体加締め片14と一対の被覆加締め片15は、加締め前の形状が共に略V字状になる形状に形成される。尚、一対の導体加締め片14が導体露出部7を加締め、一対の被覆加締め片15が樹脂被覆6を加締めることから、これらは加締め対象の形状や外周長の差に合わせて異なる幅や突出長さで形成される。
以上のような加締め部9に対し導体露出部7が圧着されると、引用符号16で示すような電線・端子接続部が形成される。電線・端子接続部16は、導体露出部7を一対の導体加締め片14にて加締めてなる導体加締め部分17と、この導体加締め部分17の周辺の非加締め部分18と、導体露出部7の近傍の樹脂被覆6を一対の被覆加締め片15にて加締めてなる被覆加締め部分19とを含んで形成される。
連結部10は、端子軸方向に所定長さでのびる略樋形状に形成される。連結部10の端子軸方向一端には、電気接触部8が連成される。また、連結部10の端子軸方向他端には、加締め部9が連成される。
<防食部4について>
図1及び図2において、防食部4は、電食を防止するため電線・端子接続部16を水密に覆う部分として形成される。具体的には、図中の矢印を上下・左右・前後と定義すると、加締め部9の上側(導体加締め部分17及び非加締め部分18の上側)、加締め部9の下側(載置部13の下側)、加締め部9の左側・右側、加締め部9の前側(導体加締め部分17の前側)、被覆加締め部分19の後側、を覆う部分として防食部4が形成される。別な言い方をすれば、電線・端子接続部16の前後と、電線・端子接続部16の端子軸回り全周にわたって覆う部分として防食部4が形成される。
<電線付き端子1の製造方法について>
図5ないし図7において、電線付き端子1は、次のような工程を経て製造される。すなわち、電線加工工程S1と、電線・端子接続工程S2と、防食材供給工程S3(封止材供給工程、防水材供給工程)と、防食材硬化工程S4(封止材硬化工程、防水材硬化工程)とを順に経て製造される。防食材供給工程S3と防食材硬化工程S4は、防食部4を形成するための工程(形成方法)である。
尚、本実施例においては、防食材供給工程S3及び防食材硬化工程S4の最中に本発明の電線付き端子支持装置31(図8〜図10参照)が用いられる。この電線付き端子支持装置31に関しては後述する。
電線加工工程S1では、アルミ電線2の端末に導体露出部7を形成することが行われる。具体的には、樹脂被覆6を所定長さ分だけ除去して導体5を露出させて導体露出部7を形成することが行われる。
電線・端子接続工程S2では、導体露出部7の位置に圧着端子3の加締め部9を配置して、この後に圧着接続により電線・端子接続部16を形成することが行われる。圧着においては、圧着機のアンビルとクリンパとによるプレス、すなわち加締めが行われる。加締め部9に対し導体露出部7が圧着されると、導体加締め部分17と、非加締め部分18と、被覆加締め部分19とが形成される。
防食材供給工程S3では、防食材20(封止材、防水材)を電線・端子接続部16に供給することが行われる。防食材供給工程S3では、次のような構成の防食材供給装置が使用される。防食材供給装置は、金属製ノズル21を有するディスペンサー(静電併用型ディスペンサー)と、金属製ノズル21及び圧着端子3の間に電圧を印加する電圧印加部22と、上記ディスペンサーや電圧印加部22を制御する制御部とを含んで構成される。
防食材20は、液状の紫外線硬化性樹脂が採用される。このような防食材20は、金属製ノズル21及び圧着端子3の間に電圧が印加されると、液表面にプラスの電荷が誘起される。尚、金属製ノズル21及び圧着端子3の間に印加される電圧は、本実施例において3kV程度である。一方、圧着端子3の側には、マイナスの電荷が誘起される。
金属製ノズル21及び圧着端子3の間に電圧が印加されると、防食材20の液の界面は電気力線の方向に静電的な力で引っ張られる。すなわち、金属製ノズル21から電線・端子接続部16に向かう方向に電荷を帯びた状態で防食材20が引き寄せられる。防食材20が引っ張られると(引き寄せられると)、この防食材20は金属製ノズル21における先端部の濡れ上がりのない状態で電線・端子接続部16に接触する。具体的には、電界が集中する部分まで連続する略糸引き状態になって接触する。
防食材供給工程S3では、防食材20の供給にあたり金属製ノズル21を図5及び図6の矢印X、Y、Z方向に移動させる。防食材20は、電荷を帯びた状態で供給されることから、このような防食材20は静電気力によって電線・端子接続部16に引き寄せられ、この後に供給位置の反対側まで回り込むような状態で供給される。すなわち、上側から供給されても電線・端子接続部16の下側まで回り込むような全周にわたって防食材20が供給される。電線・端子接続部16の全周にわたって供給された防食材20は、静電気力による引き寄せの力が作用して液だれすることなくその場に留まるようになる。この他、防食材20は、非加締め部分18における導体5の素線内に浸透して留まるようにもなる。
防食材硬化工程S4では、電線・端子接続部16の全周にわたって供給された防食材20に対し紫外線(UV光)を照射してUV硬化させることが行われる。防食材20は、液状の紫外線硬化性樹脂からなることから、例えばUVライト23の紫外線照射によるエネルギーを受けると、上記留まった状態を保持しながら短時間で硬化する。防食材20が硬化すると、電線・端子接続部16を水密に覆う防食部4の形成が完了する。すなわち、電線付き端子1の製造が完了する。
防食部4は、上記説明から分かるように、十分な状態で形成することができる。また、防食部4は、最大幅がW1、最大高さがH1になるような形状に形成することができる。これは、防食材20が上述の如く略糸引き状態になって供給されることから、供給量を精度良く管理することが可能になり、結果、防食部4の形状が安定するからである。防食部4の形状が安定することは、後述するコネクタ51(図11参照)の組み付けに有効である。
<電線付き端子支持装置31の構成及び構造について>
図8において、本発明の電線付き端子支持装置31は、上述の如く防食材供給工程S3及び防食材硬化工程S4(図7参照)の最中に用いられる。電線付き端子支持装置31は、アルミ電線2の反力Pを利用して、防食材20を供給する前のワーク(電線付き端子1)を簡易的に保持することができるように構成される。電線付き端子支持装置31は、本実施例において、ベース32と、支柱33と、第一位置調節機構34と、端子簡易保持部35と、第二位置調節機構36と、電線簡易保持部37とを含んで構成される。
ベース32は、いわゆる台であって、このようなベース32に対し上方に立ち上がるような状態で支柱33が設けられる。第一位置調節機構34は、略竿状の部分を有するように形成される。第一位置調節機構34の一端側は、支柱33に対し上下動自在に、また、前後動自在に組み付けられる。第一位置調節機構34の他端側には、端子簡易保持部35が回動自在に組み付けられる。端子簡易保持部35は、圧着端子3の端部(電気接触部8の先端側の端部)をワンタッチで着脱自在に保持することができるように形成される。本実施例においては、電気接触部8の先端側の端部を単に差し込むだけの挿入穴38が形成される(一例である。他の例は後述する)。
第二位置調節機構36は、第一位置調節機構34と同様に略竿状に形成される。また、第二位置調節機構36は、この一端側が支柱33に対し上下動自在に組み付けられる。第二位置調節機構36の他端側には、電線簡易保持部37が前後動自在に組み付けられる。電線簡易保持部37は、アルミ電線2の樹脂被覆6をワンタッチで着脱自在に保持することができるように形成される。本実施例においては、樹脂被覆6が当接するような部分に形成される。
以上のような構成の電線付き端子支持装置31は、防食材20(図7参照)を供給する前の電線付き端子1を位置ズレすることなく簡易的に支持することができるような装置になる。すなわち、アルミ電線2の例えば端末側を図示の如く弓なりに曲げて曲げ部39を形成し、この形成時に生じる、アルミ電線2の元の状態に戻ろうとする反力Pを利用することで、位置ずれすることなく簡易的に支持することができるような装置になる。もう少し具体的に説明すると、反力Pが生じた状態のままで電気接触部8の先端側の端部を挿入穴38に差し込むとともに、アルミ電線2の中間側の樹脂被覆6を電線簡易保持部37に当接させると、反力Pの作用によって、防食材20を供給する前の電線付き端子1を位置ズレすることなく簡易的に支持することができるような装置になる(或いは、先に電気接触部8の先端側の端部を挿入穴38に差し込み、この後にアルミ電線2を曲げて曲げ部39を形成し、最後にアルミ電線2の中間側の樹脂被覆6を電線簡易保持部37に当接させるような装置であってもよい)。
尚、本実施例の電線付き端子支持装置31は、図9(a)に示す如く圧着端子3の電気接触部8の側面を上に向けた状態で簡易的に端子簡易保持部35に保持することも可能である。また、図9(b)に示す如く圧着端子3の電気接触部8の下面を上に向けた状態で簡易的に端子簡易保持部35に保持することも可能である。また、端子簡易保持部35は、図10(a)に示す如く所定の角度に傾けて使用することも可能である(これにより、圧着端子3が斜めになった状態で保持される)。この他、圧着端子3の端部(電気接触部8の先端)をワンタッチで着脱自在に保持するために、図10(b)に示す如く電気接触部8の先端を端子簡易保持部35に対し当接させるように(突き当てるように)したり、図10(c)に示す如く引っ掛け部40に引っ掛けるようにしたりすることも可能である(挿入穴38に限らない例である)。また、特に図示しないが、簡易的に挟み込むような構造を採用してもよい。以上のような簡易的な保持構造は、電線簡易保持部37の方にも適用可能である。尚、図10(b)の端子簡易保持部が構造的に最もシンプルになる(電気接触部8の先端を突き当てて保持する端子簡易保持部が最も構造がシンプルになる)。
<本発明の電線付き端子支持装置31の効果について>
電線付き端子支持装置31は、以上の説明からも分かるように、アルミ電線2に生じる反力Pを利用して簡易的に保持することができる装置であることから、特許文献2に開示された従来例の装置と比べて、格段に作業性の向上を図ることができるという効果を奏する。
この他、電線付き端子支持装置31によれば、圧着端子3に対する保持構造が電気接触部8の先端又は側面の当接による簡易な構造であっても、反力Pが端子軸方向、又は端子軸略直交方向のいずれかの向きに沿って作用したままの状態になることから、圧着端子3を十分に保持することができるという効果を奏する。
<電線付き端子1の使用例について>
図11において、電線付き端子1は、ワイヤハーネスの端末に配設されるコネクタ51の一構成部品として使用される。コネクタ51は、一対の電線付き端子1の他に、絶縁性を有するコネクタハウジング52を備えて構成される。
図11及び図12において、コネクタハウジング52は、樹脂成形品であって矩形の箱形状に形成される。コネクタハウジング52の内部には、一対の端子収容室53が形成される。端子収容室53は、コネクタハウジング52の前面から後面までを貫通するように形成される。端子収容室53には、電線付き端子1の圧着端子3(被係止部12)を引っ掛けて係止するためのランス54が形成される。また、端子収容室53には、圧着端子3が当接するストッパ部55と、図示しない相手端子金具のタブが挿入されるタブ挿入口56とが形成される。
端子収容室53は、コネクタハウジング52の後面において、幅がW2、高さがH2で開口するように形成される。幅W2は、防食部4の最大幅W1よりも大きく(W2>W1)、また、高さH2も防食部4の最大高さH1より大きい(H2>H1)。つまり、防食部4を有する電線付き端子1であっても、端子収容室53に対する圧着端子3の収容は問題ない。
コネクタハウジング52の外側には、図示しない相手コネクタに対するガイドリブ57と、ロッキングアーム58とが形成される。
<電線付き端子1のまとめ及び効果について>
以上、図1ないし図12を参照しながら説明してきたように、電線付き端子1は、アルミ電線2と、圧着端子3とを備えて構成される。アルミ電線2は、アルミニウム製又はアルミニウム合金製の導体5と、この導体5を覆う絶縁性の樹脂被覆6とを備えて構成される。アルミ電線2は、樹脂被覆6を除去して導体露出部7が形成される(電線加工工程S1)。一方、圧着端子3は、圧着部分としての加締め部9を有し、この加締め部9には、一対の導体加締め片14及び被覆加締め片15が形成される。電線付き端子1は、導体露出部7に加締め部9を圧着して電線・端子接続部16が形成される(電線・端子接続工程S2)。そして、この電線・端子接続部16を覆うようにして防食部4が形成される。防食部4は、圧着端子3と金属製ノズル21との間に電圧を印加し且つ金属製ノズル21から電荷を帯びた防食材20を電線・端子接続部16に引き寄せるような状態で供給することにより形成される(防食材供給工程S3)。また、防食部4は、電線・端子接続部16に供給された防食材20に対し紫外線を照射しUV硬化させて形成される(防食材硬化工程S4)。
電線付き端子1によれば、防食部4の形成にあたり、静電気力によって防食材20が電線・端子接続部16に引き寄せられるようになる。また、電線・端子接続部16に供給された防食材20に対しては、静電気力による引き寄せの力が作用することから、防食材20が電線・端子接続部16に留まるようになる。
また、電線付き端子1によれば、防食部4の形成にあたり、電荷を帯びた防食材20が静電気力によって引き寄せられて供給位置の反対側まで回り込むようになる。すなわち、電線・端子接続部16の全周にわたって防食材20が供給されるようになる。全周にわたって供給された防食材20は、静電気力による引き寄せの力が作用して液だれすることなくその場に留まるようになる。
また、電線付き端子1によれば、防食部4の形成にあたり、紫外線硬化性樹脂からなる防食材20が採用される。防食材20は、静電気力による引き寄せの力が作用することから電線・端子接続部16に留まり、そして、留まった状態で例えばUVライト23等による紫外線の照射がなされると、この紫外線照射によるエネルギーを受けて、上記留まった状態を保持しながら硬化するようになる。
また、電線付き端子1によれば、防食部4の形成にあたり、導体加締め部分17及びこの周辺の非加締め部分18と、被覆加締め部分19とを含んで電線・端子接続部16が形成されるようになる。すなわち、防食部4は、比較的広い範囲で形成されるようになる。
本発明は本発明の主旨を変えない範囲で種々変更実施可能なことは勿論である。
1…線付き端子、 2…アルミ電線(電線)、 3…圧着端子(端子金具)、 4…防食部(封止部、防水部)、 5…導体、 6…樹脂被覆、 7…導体露出部、 8…電気接触部、 9…加締め部、 10…連結部、 11…弾性接触片、 12…被係止部、 13…載置部、 14…導体加締め片、 15…被覆加締め片、 16…電線・端子接続部、 17…導体加締め部分、 18…非加締め部分、 19…被覆加締め部分、 20…防食材(封止材、防水材)、 21…金属製ノズル、 22…電圧印加部、 23…UVライト、 31…電線付き端子支持装置、 32…ベース、 33…支柱、 34…第一位置調節機構(位置調節機構)、 35…端子簡易保持部、 36…第二位置調節機構(位置調節機構)、 37…電線簡易保持部、 38…挿入穴、 39…曲げ部、 40…引っ掛け部、 51…コネクタ、 52…コネクタハウジング、 53…端子収容室、 54…ランス、 55…ストッパ部、 56…タブ挿入口、 57…ガイドリブ、 58…ロッキングアーム、 S1…電線加工工程、 S2…電線・端子接続工程、 S3…防食材供給工程(封止材供給工程、防水材供給工程)、 S4…防食材硬化工程(封止材硬化工程、防水材硬化工程)

Claims (2)

  1. 電線の樹脂被覆を除去して形成される導体露出部の位置に端子金具を接続して電線・端子接続部を形成し、さらには、該電線・端子接続部に対しノズルから封止材を供給して前記電線・端子接続部を覆う封止部を形成してなる電線付き端子の、前記封止材を供給する際に用いられる、電線付き端子支持装置において、
    前記電線を曲げて該電線に元の状態に戻ろうとする反力を生じさせた時に、前記端子金具の電気接触部を着脱自在に保持する保持構造を備える端子簡易保持部と、前記電線の前記樹脂被覆を着脱自在に保持する保持構造を備える電線簡易保持部とを含んで構成し、
    前記端子簡易保持部は、曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の端子軸回りのいずれかの側面が当接すると保持状態になるような保持構造を備える、又は、曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の先端が当接すると保持状態になるような保持構造を備え、
    曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の端子軸回りのいずれかの側面が当接すると保持状態になるような保持構造を備える前記端子簡易保持部は、前記電気接触部を挿入可能に形成される挿入穴、前記電気接触部を引っ掛け可能に形成される引っ掛け部、又は、前記電気接触部を挟み込むような構造を備える挟み込み部であり、
    曲げた前記電線が元の状態に戻ろうとする前記反力によって前記電気接触部の先端が当接すると保持状態になるような保持構造を備える前記端子簡易保持部は、前記電気接触部の先端が当接可能に形成される当接部であり、
    前記電線簡易保持部は、前記電線の前記樹脂被覆が当接可能に形成される当接部、前記電線の前記樹脂被覆を引っ掛け可能に形成される引っ掛け部、又は、前記電線の前記樹脂被覆を挟み込むような構造を備える挟み込み部であ
    ことを特徴とする電線付き端子支持装置。
  2. 請求項1に記載の電線付き端子支持装置において、
    前記端子簡易保持部と前記電線簡易保持部との位置関係を調節する位置調節機構を更に含んで構成する
    ことを特徴とする電線付き端子支持装置
JP2015102592A 2015-05-20 2015-05-20 電線付き端子支持装置 Expired - Fee Related JP6518509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102592A JP6518509B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 電線付き端子支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015102592A JP6518509B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 電線付き端子支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016219233A JP2016219233A (ja) 2016-12-22
JP6518509B2 true JP6518509B2 (ja) 2019-05-22

Family

ID=57581503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015102592A Expired - Fee Related JP6518509B2 (ja) 2015-05-20 2015-05-20 電線付き端子支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6518509B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6546623B2 (ja) 2017-06-26 2019-07-17 矢崎総業株式会社 端子付き電線の製造方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07245167A (ja) * 1994-03-03 1995-09-19 Sumitomo Wiring Syst Ltd 後入れ端子の処理方法およびそれに用いられる仮保持治具
JP2014130703A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Sumitomo Wiring Syst Ltd 端子付電線における防食被覆形成方法及び端子付電線支持装置
JP2014220097A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 株式会社オートネットワーク技術研究所 端子付電線

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016219233A (ja) 2016-12-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9954289B2 (en) Terminal with wire, manufacturing method of terminal with wire, and wire harness
JP6440147B2 (ja) 電線付き端子の製造方法
JP6489526B2 (ja) 電線付き端子の製造方法
US9774099B2 (en) Structure for connecting crimping terminal and electric wire
JP6263500B2 (ja) 電線付き端子及びワイヤハーネス
JP6066609B2 (ja) 圧着端子付きアルミ電線
US9022821B2 (en) Crimped connection of a wire with a terminal having vapor deposited film
JP2010165514A (ja) 連鎖端子、端子金具、及び端子金具の製造方法
KR101629125B1 (ko) 단자 피팅
CN104541409A (zh) 带有压接端子的铝电线和带有压接端子的铝电线的生产方法
JP2010165630A (ja) 端子付き電線
US20170162997A1 (en) Method for manufacturing terminal fitting with electric wire
US10644415B2 (en) Terminal-equipped wire and method for crimping terminal onto wire
JP6518509B2 (ja) 電線付き端子支持装置
JP2010055901A (ja) 端子金具付き電線及びその製造方法
JP2011204582A (ja) 電線付き端子金具
JP6249988B2 (ja) 電線付き端子の製造方法
JP6280079B2 (ja) 電線付き端子の製造方法
JP6495753B2 (ja) 電線付き端子の封止材供給量測定方法、電線付き端子の製造方法、及び封止材供給装置
JP2015220163A (ja) コネクタ付ワイヤハーネスの防水構造
JP7339067B2 (ja) 端子付き電線、及び、端子金具
JP2020047447A (ja) 電線とコネクタとの接続構造
JP2020181698A (ja) 端子付き電線、及び、端子金具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181225

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20190301

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20190320

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190422

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6518509

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees