JP6517410B1 - リッドロック機構およびコンソールボックス - Google Patents

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Abstract

【課題】主に、容易且つ確実に操作ボタンとガイド部との間のガタ付きをなくし得るようにする。【解決手段】リッド部4の開閉をロック・解除可能なロック部11と、ロック部11を操作する操作部12とを有し、操作部12が、操作ボタン15と、操作ボタン15の押込みを案内するガイド部81と、を備えたリッドロック機構1に関する。操作ボタン15とガイド部81との間に、クリアランス82が形成される。操作ボタン15がガイド部81内でクリアランス82の分だけ一側83へ傾き得るように構成される。ガイド部81は、その内部に、操作ボタン15が一側83へ傾いた時にガイド部81内で点当たりする突起部84,85を有する。【選択図】図6

Description

この発明は、リッドロック機構およびコンソールボックスに関するものである。
自動車などの車両は、車室内にコンソールボックスなどの収納装置を備えている。このような収納装置には、開閉可能なリッド部を有するものがあり、リッド部に対し、リッド部を閉状態にロックするためのリッドロック機構が備えられている(例えば、特許文献1参照)。
そして、特許文献1のリッドロック機構は、リッド部の開閉をロック・解除可能なロック部と、ロック部を操作する操作部とを有している。操作部は、操作ボタンと、操作ボタンの押込みを案内するガイド部とを備えている。
CN204172791
コンソールボックスのリッドロック機構は、操作ボタンとガイド部との間のガタ付きをなくす必要があるが、全くガタ付きのない設計にすると、部品の寸法管理が難しくなる。
そこで、本発明は、主に、上記した問題点を解決することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明は、
リッド部の開閉をロック・解除可能なロック部と、該ロック部を操作する操作部とを有し、
該操作部が、操作ボタンと、該操作ボタンの押込みを案内するガイド部と、を備えたリッドロック機構において、
前記ガイド部に、クリアランスが形成され、
前記操作ボタンが前記クリアランスの分だけ一側へ傾き得るように構成され、
前記ガイド部は、その内部に、前記操作ボタンが一側へ傾いた時に前記ガイド部内で点当たりする突起部を有することを特徴とする。
本発明によれば、上記構成によって、容易且つ確実に操作ボタンとガイド部との間のガタ付きをなくすことなどができる。
本実施の形態にかかるリッドロック機構を備えた(車両用)収納装置の全体斜視図である。 リッド部を開いた状態を示す図1の収納装置の斜視図である。 リッド部の1つを閉じた状態を示す図1の収納装置の斜視図である。 リッドロック機構の全体斜視図である。 4Aの側面図である。 4Aの背面図である。 4Aの平面図である。 実施例1にかかるリッドロック機構の縦断面図である。 図7のガイド部の位置の縦断面図である。 実施例2にかかるリッドロック機構の縦断面図である。 図7のガイド部の位置の縦断面図である。 比較例にかかるリッドロック機構のガイド部の位置の縦断面図である。
以下、本実施の形態を、図面を用いて詳細に説明する。
図1〜図9は、この実施の形態を説明するためのものである。このうち、図1〜図6が実施例1、図7、図8が実施例2、図9が比較例となっている。
図1〜図3(主に、図2参照)はこの実施例のリッドロック機構1を示す図であり、方向については、前後方向X(車両前後方向)、幅方向Y(車幅方向)、上下方向Zとなっている。
先ず、自動車などの車両の車室内に収納装置2(車両用収納装置)を設ける。この収納装置2の開口部3に、リッド部4を開閉可能に取付ける。そして、リッド部4の近傍に、リッド部4を閉状態にロックするためのリッドロック機構1を設ける。
そして、リッドロック機構1は、図4A〜図4Dに示すようなものとすることができる。リッドロック機構1は、図5に示すように、リッド部4の開閉をロック・解除可能なロック部11と、ロック部11を操作する操作部12とを有する。
ロック部11は、リッド部4に設けた受部13と、受部13に対して係合離脱可能なストライカ14とを備えている。操作部12は、操作ボタン15と、操作ボタン15の押込みによってストライカ14を操作可能な伝達アーム16とを備えている。
ここで、車室内の収納装置2には、コンソールボックス72やグローブボックスなど各種のものが存在している。コンソールボックス72は、運転席と助手席との間に設置する大型の収納装置2のことである。コンソールボックス72の場合、リッド部4は、コンソール本体71の上部の開口部3に開閉自在に取付けられる。コンソールボックス72は、車両に対し、前後方向Xを車両前後方向とし、幅方向Yを車幅方向として設置される。コンソールボックス72については、後述する。
リッド部4は、蓋部材のことである。リッド部4は、収納装置2の本体(コンソール本体71)の上部に設けた開口部3に開閉自在に取付けられる。リッド部4は、付勢手段によって開方向に常時付勢される。
受部13は、リッド部4に設けた、ストライカ14が係止する部位である。受部13は、リッド部4に一体に設けたり、リッド部4とは別体の受部材で構成してリッド部4に取付けたりすることができる。受部13は、ストライカ14を受けるために、前後方向Xへ凹む凹部を有しており、この凹部に、上方へ向いたほぼ水平な係止面13aを有している。
ストライカ14は、受部13に係止する爪部17を有する部材である。爪部17は、受部13の凹部内で係止面13aに上方から係止可能な下向きのほぼ水平な係止面17aを有している。爪部17は、その上部に、リッド部4で上から押圧することで退避可能な下り勾配の傾斜面17bを有している。ストライカ14は、付勢手段によって受部13へ向けて常時付勢する。
操作ボタン15は、上から下へ向けて押し込むようにした押込ボタンである。操作ボタン15は、ストライカ14を受部13へ向けて付勢する付勢手段の付勢力やその他の付勢手段の付勢力によって伝達アーム16と共に押し込み前の位置へ復帰されるようになっている。
操作ボタン15の上面の押し込み前の位置は、閉状態のリッド部4や、リッド部4の取付面18の位置とほぼ面一になっている。リッド部4や取付面18は、ほぼ水平とされる。なお、リッド部4や取付面18は、水平に対して若干前下がりに傾斜されることもある。操作ボタン15は、乗員が操作し易いように、リッド部4よりも前後方向Xの前側に位置している。
伝達アーム16は、操作ボタン15による操作力をストライカ14へ伝えるためのアーム状をした部材である。
上記のような基本的な構成に対し、この実施例では、以下のような構成を備えるようにしている。
なお、この実施例のリッドロック機構1は、リッド部4の開閉をロック・解除可能なロック部11と、ロック部11を操作する操作部12とを有しており、操作部12が、操作ボタン15と、操作ボタン15の押込みを案内するガイド部81と、を備えたものとなっている。
ここで、ガイド部81は、操作部12の伝達アーム16や、ロック部11のストライカ14に対して、幅方向Yにズレた位置(操作部12の側部)に設けられる。操作ボタン15の側部は、幅方向Yに位置する側面のことである。ガイド部81は、操作ボタン15の片側または両側に設けられる。これにより、伝達アーム16やストライカ14との干渉が生じないようにガイド部81を設けて、操作ボタン15を支障なくガイド部81で案内することが可能になる。
(1)図6に示すように、ガイド部81に、クリアランス82が形成される。
操作ボタン15がガイド部81内でクリアランス82の分だけ一側83へ傾き得るように構成される。
ガイド部81は、その内部に、操作ボタン15が一側83へ傾いた時にガイド部81内で点当たりする突起部84,85を有する。
ここで、クリアランス82は、ガイド部81の内部に設定される。クリアランス82は、ガイド部81の前後に設けられる。クリアランス82は、少なくとも、有効な突起部84,85を設けることができる大きさにする。そのため、この実施例の場合、ガイド部81のクリアランス82は、可動部品間に設けられる通常のクリアランスよりも大きくする。
一側83は、どちら側に設定しても良い。例えば、図5、図6の実施例1の場合、図の右側(後側)を一側83とし、左側(前側)を他側としている。これに対し、図7、図8の実施例2の場合には、実施例1とは反対に、図の左側(前側)を一側83とし、右側(後側)を他側としている。
点当たりは、ガイド部81を側方(例えば、幅方向Y)から見た時の状態を指している。よって、幅方向Yと直交する方向(例えば、前後方向X)から見た時に、線当りとなっていても良い。点当たりは、実質的に点当たりといえる程度の僅かな接触状態が得られれば良い。
突起部84,85は、ガイド部81の内部に設置される。突起部84,85は、クリアランス82に対してほぼ面直方向に突出する部分を有するものとされる。突起部84,85は、操作ボタン15が一側83へ傾いて突起部84,85がガイド部81の内部に点当たりした時に、当接力を発生させて操作ボタン15のガタ付きをなくすものとされる。突起部84,85は、ガイド部81の内部にどのように設置しても良いが、以下のように設置するのが好ましい。また、突起部84,85は、1点または複数点設けることができる。
(2)突起部84,85は、少なくとも一側83の手前の位置と、他側の奥部の位置とに形成されても良い。
ここで、手前の位置は、操作ボタン15の押込方向33の手前側(図の上側)となる位置である。奥部の位置は、操作ボタン15の押込方向33の奥側(図の下側)となる位置である。手前の突起部84が第一突起部となり、奥部の突起部85が第二突起部となる。
(3)ガイド部81は、操作ボタン15に設けられた、操作ボタン15の押込方向33へ延びるガイドリブ91と、
操作ボタン15の周囲を取囲むガイド部材92に設けられた、ガイドリブ91を、操作ボタン15の押込方向33へ案内するガイド溝93とを有しても良い。
クリアランス82が、ガイドリブ91とガイド溝93との間に形成されても良い。
手前の突起部84は、ガイドリブ91に設けられ、奥部の突起部85は、ガイド部材92に設けられても良い。
ここで、ガイドリブ91は、操作ボタン15に一体に形成される。ガイドリブ91の上端部は、一側83および他側へ拡がるフランジ部となっている。そして、操作ボタン15と共にガイドリブ91が一側83へ傾いた時には、フランジ部の一側83の部分が突起部84となって、ガイド溝93の一側83の内壁面に点当たりする。反対に、操作ボタン15と共にガイドリブ91が他側へ傾いた時には、フランジ部の他側の部分が倒れ止め部94(第三突起部)となって、ガイド溝93の他側の内壁面に点当たりする。これにより、操作ボタン15の過大な傾斜や過度のガタ付きが抑制される。なお、フランジ部とガイド溝93の内面との間には、必要に応じて、可動部品間に設けられる通常程度またはそれ以下のクリアランスが設定される。そして、突起部84と倒れ止め部94は、ガイド溝93の内壁面に同時に当たらないようになっている。
ガイド部材92は、操作ボタン15の取付面18や、取付面18の裏面側に設けられる部材であり、操作ボタン15を設置する穴部、および、穴部から押込方向33へ向けて取付面18の裏面側へ延びる筒状部を有しており、この穴部および筒状部の側面(片面または両面)に対してガイド溝93が凹設形成される。
(4)操作ボタン15を、リッド部4の側へ傾かせる傾斜案内部95を備えても良い。
ここで、傾斜案内部95は、操作ボタン15に操作力を加えない時には、操作ボタン15の僅かなガタ付きを許容すると共に、操作ボタン15に操作力を加えた時に、操作ボタン15をリッド部4の側へ傾かせて、ガタ付きをなくすようなものとするのが好ましい。傾斜案内部95は、ガイド部81の内部または外部に設けることができる。傾斜案内部95は、専用の(傾斜)機構として設けることができる。この実施例では、傾斜案内部95を以下のようにしている。
(5)傾斜案内部95を、操作ボタン15の下部に設けられた一側83へ向かうに従い上がり勾配の傾斜面としても良い。
ここで、傾斜案内部95は、専用の(傾斜)機構を設ける代わりに、ロック部11への入力部41を傾斜案内部95として利用している。
図5、図6の実施例1の場合、傾斜案内部95は、(操作ボタン15の下部に設けられた)後上がりの傾斜面(カム面45)を有している。なお、実施例1では、傾斜案内部95は、操作ボタン15の押込方向33に対して45度以下の緩い勾配にしている。実施例1の場合には、構造的に、緩勾配とするのが、操作ボタン15の操作力をロック部11へ有効に伝える上で好ましいものとなる。
また、図7、図8の実施例2の場合、傾斜案内部95は、(操作ボタン15の下部に設けられた)前上がりの傾斜面(カム面45)を有している。なお、実施例2では、傾斜案内部95は、操作ボタン15の押込方向33に対して45度以上の急な勾配にしている。実施例2の場合には、構造的に、急勾配とするのが、操作ボタン15の操作力をロック部11へ有効に伝える上で好ましいものとなる。なお、この点については、後述する。
(6)一側83をリッド部4の側としても良い。
ここで、リッド部4の側は、操作ボタン15が前後方向Xの前側に設けられている場合には後側となり、操作ボタン15が前後方向Xの後側に設けられている場合には前側となる。なお、一側83は、図7、図8の実施例2に示すように、リッド部4の反対側とすることもできるが、図5、図6の実施例1に示すように、リッド部4の側とするのが好ましい。
<作用>以下、この実施の形態の作用について説明する。
リッドロック機構1は、操作部12によってロック部11を操作することで、ロック部11がロック・解除を行い、リッド部4が開閉するようになっている。操作部12は、操作ボタン15とガイド部81とを備え、ガイド部81が操作ボタン15の押込みを案内する。
<効果>この実施の形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果1)操作ボタン15を案内するガイド部81には、フリー状態ではクリアランス82による(僅かな)ガタがあるが、押込方向33の操作力が入力された時に操作ボタン15がガイド部81のクリアランス82の分だけ一側83へ傾いて突起部84,85がガイド部81内で点当たりすることで、ガイド部81のガタ付きが無くなるようになっている。
これにより、部品単品についての公差管理ポイントを減らし、また、クリアランス82を広くすることで寸法公差をロバスト(寸法にばらつきがあっても機能が損なわれないもの)にできる。そのため、寸法管理が容易化し、コスト低減を実現できる。そして、クリアランス82を広くすることで、環境変化による部品の膨張・収縮など(環境要因)に対する作動不良を防止でき、ロバスト性を向上して品質向上を実現できる。
これに対し、図9の比較例に示すように、クリアランス82がない構造にした場合、ガイド部81(のガイドリブ91とガイド部材92)を両面全面に亘って面当てにする必要が生じる。そして、ガイドリブ91とガイド部材92とを面当てにすると、両者の接点が明確ではなくなるため、全面を管理する必要が生じる。また、公差がタイトになるため、部品の良品率の低下や管理費のアップなどによって、コストが高くなってしまう。 また、公差をタイトにすることにより、環境変化の要因で、部品が膨張・収縮した場合などに作動不良などの不具合が生じる要因となる 。この実施の形態によれば、クリアランス82があっても良い構造にしたことで、このような不具合が解消される。
(効果2)突起部84,85を、操作ボタン15の一側83の手前の位置と、他側の奥部の位置と(の対角位置)に形成しても良い。これにより、一側83の手前の突起部84(第一突起部)が力点となり、他側の奥部の突起部85(第二突起部)が支点となり、(操作ボタン15と伝達アーム16との接点(伝達アーム16の入力部41)が作用点となって)ロック部11へと操作ボタン15の操作力を伝えることができる。
そのため、ガイド部81内での支点、力点、作用点の関係が明確になるので、操作ボタン15の押込力を梃子の原理を利用してロック部11へと(伝達アーム16を介して)効率良く伝えることができる。よって、リッドロック機構1の操作感を向上することができる。
(効果3)ガイド部81が、操作ボタン15とガイド部材92との間に設けられたガイドリブ91およびガイド溝93を有しても良い。また、クリアランス82を、ガイドリブ91とガイド溝93との間に形成すると共に、手前の突起部84をガイドリブ91に設け、奥部の突起部85をガイド部材92に設けても良い。これにより、手前の突起部84と奥部の突起部85とを、可動部となるガイドリブ91と固定部となるガイド部材92とに分けて設けることができるので、突起部84,85をより作り易くしてロバスト性を向上することができる。
また、手前の突起部84をガイドリブ91に設けることで、操作ボタン15の待機状態での姿勢を設定・調整し易くすることができる。そして、支点となる奥部の突起部85を固定部となるガイド溝93に設けることで、支点の位置が固定されるので、ロック部11へ効率良く安定して操作ボタン15の押込力を伝えることができる。
(効果4)操作ボタン15を一側83へ傾かせる傾斜案内部95を設けるようにしても良い。これにより、操作ボタン15が他側へ傾くのを防止し、操作ボタン15を、確実に一側83へ傾かせることができる。
(効果5)傾斜案内部95を、操作ボタン15の下部に設けられた一側83へ向かうに従い上がり勾配の傾斜面としても良い。これにより、確実に操作ボタン15を一側83へ傾斜させることができる。
(効果6)一側83をリッド部4の側としても良い。これにより、操作ボタン15を押込む時に無意識に操作ボタン15に作用されるリッド部4へ向かう偏荷重を利用して操作ボタン15を自然にリッド部4の側へ傾かせることができる。よって、操作ボタン15に対する操作力の無駄をなくすことができる。
<伝達アーム16およびロック部11について>
以下、伝達アーム16およびロック部11について説明する。まず、図7の実施例2について説明した後、図5の実施例1との違いについて説明する。
[実施例2の伝達アーム16およびロック部11について]
(7)図7に示すように、伝達アーム16を、受部13と操作ボタン15との間の領域21内に収めるようにする。
ここで、受部13と操作ボタン15との間の領域21は、前後方向Xにおける、受部13と操作ボタン15との間の範囲のことである。受部13は、凹部の奥部の位置、または、係止面13aにおける爪部17が係止する部分を領域21の境界とする。操作ボタン15は、その前部の位置を領域21の境界とする。
伝達アーム16は、領域21内に収まるように、大きさや形状を設定する。但し、伝達アーム16は、実質的に操作力を伝達する機能を担う部分が上記した領域21内に入っていれば良く、伝達機能に関与しない部分については若干であれば上記した領域21からハミ出ても許容できる。
(8)ストライカ14をストライカ回動軸部31によって回動自在に軸支する。
また、伝達アーム16を、ストライカ回動軸部31と平行な伝達アーム回動軸部32によって回動自在に軸支する。
この際、ストライカ回動軸部31を、受部13の直下部に配置する。
また、伝達アーム回動軸部32を、操作ボタン15の押込方向33の直下部で且つストライカ回動軸部31よりも操作ボタン15に近い位置に配置する。
ここで、ストライカ回動軸部31および伝達アーム回動軸部32は、幅方向Yに延設した水平軸とする。これにより、ストライカ14および伝達アーム16は、紙面と平行な方向に回動する回動部材となる。
ストライカ回動軸部31は、受部13の係止面13aのほぼ真下の位置に配置する。
操作ボタン15の押込方向33は、ほぼ上下方向Zとする。図では、操作ボタン15の押込方向33は、若干前傾されたリッド部4や取付面18とほぼ面直にすることで下方へ進むに従い後側へ向かうように若干前傾している。但し、リッド部4や取付面18をほぼ水平にして、操作ボタン15の押込方向33をほぼ垂直にしても良い。操作ボタン15の押込方向33の直下部は、図中一点鎖線で示す操作ボタン15の前後方向Xの中心線を通る位置、または、操作ボタン15の前後の位置を通り、操作ボタン15の前後方向Xの中心線と平行な範囲内のことである。
操作ボタン15に近い位置は、ストライカ回動軸部31よりも上側の位置のことである。この場合、伝達アーム回動軸部32は、伝達アーム16の上端部に、受部13の係止面13aとほぼ同じ高さとなって、幅方向Yから見て操作ボタン15の下側部分に重なるように設けている。これにより、伝達アーム16は、下振り子状に動く吊り部材などとなる。
ストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32は、それぞれ収納装置2の本体の内部に設置した取付ベース35に対して軸支されている。取付ベース35は、ストライカ回動軸部31を軸支するための軸受部35aと、伝達アーム回動軸部32を軸支するための軸受部35bとを一体に備えている。なお、上記したストライカ14を受部13へ向けて付勢する付勢手段は、例えば、トーションスプリングなどとして、ストライカ14と取付ベース35との間に介装することができる。
(9)操作ボタン15の押込みを伝達アーム16へ伝える入力部41を、操作ボタン15の押込方向33の直下部で且つ伝達アーム回動軸部32よりも押込方向33の奥側の位置に設けるようにしても良い。
ここで、入力部41は、操作ボタン15と伝達アーム16との間に設けたカム機構とすることができる。このカム機構は、操作ボタン15の下部に設けたカム面45によって伝達アーム16の上側部分に設けた円柱状のカム46を案内して、伝達アーム16を回動するものとなっている。なお、この入力部41のカム面45およびカム46が、上記した傾斜案内部95として利用されている。
操作ボタン15は、筒状をしており、その下端部は、前側が高く、後側が低い段差形状を有している。段差形状を構成している段差面は、操作ボタン15の前後方向Xのほぼ中心線の位置に設けられている。そして、この段差面をカム面45とする。この段差面は、操作ボタン15の押込方向33に対し、下方へ進むに従い後側へ向かうように若干前傾している。例えば、カム面45は、前後方向Xに対して45度よりも大きい角度で前傾するように立ち上がった縦面となっている。このカム面45は、操作ボタン15の前後方向Xの中心線と交差している。
円柱状のカム46は、伝達アーム回動軸部32と平行で、操作ボタン15の前後方向Xの中心線上に位置している。このカム機構によって、伝達アーム16は、カム46の部分が図中に矢印で示すような小さな角度変化を伴って傾動する。この角度変化を小さく抑える(例えば、10度程度以下にする)ことによって、無駄な分力が発生することがなくなり、より有効に伝達アーム16へ力を伝えることができるようになる。
押込方向33の奥側の位置は、伝達アーム回動軸部32よりも下側でストライカ回動軸部31よりも上側の位置のことである。そして、入力部41が、操作ボタン15の押込方向33の直下部で伝達アーム回動軸部32よりも低い位置にあることで、伝達アーム16は、高い位置にある伝達アーム回動軸部32を中心として安定して前後方向Xに揺動することができる。
(10)伝達アーム16の回動をストライカ14へ伝える出力部51を、ストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32との間で且つ入力部41よりも押込方向33の奥側の位置に設けるようにしても良い。
ここで、出力部51は、伝達アーム16とストライカ14との間に設けた、ストライカ14を引っ張る引張機構とすることができる。この引張機構は、ストライカ14に設けた円柱状の引張軸55と、伝達アーム16に設けた係止穴56とを有している。そして、引張軸55と係止穴56とを嵌合した状態にして、伝達アーム16を回動することでストライカ回動軸部31を中心としてストライカ14を前後方向Xで且つ上下方向Zへ回動するものとしている。この際、ストライカ14は、引張軸55の部分が図中に矢印で示すような小さな角度変化を伴って傾動する。この角度変化を小さく抑える(例えば、10度程度以下にする)ことによって、無駄な分力が発生することがなくなり、より有効にストライカ14へ力を伝えることができるようになる。
但し、引張軸55と係止穴56は逆に設けることも可能である。円柱状の引張軸55は、伝達アーム回動軸部32と平行になっている。係止穴56は、伝達アーム16とストライカ14の回動方向の違いを吸収するために長孔にしている。この際、例えば、リッド部4によって上から押された時に、ストライカ14のみが単独で退避できるように、係止穴56を、ストライカ回動軸部31を中心とする円弧状の長孔としている。
この場合、伝達アーム16の係止穴56は、上端部にてストライカ14の引張軸55を係止するようになっている。
ストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32との間は、ストライカ回動軸部31の中心と伝達アーム回動軸部32中心とを結んだ線上およびその近傍のことである。よって、出力部51は、上下方向Zおよび前後方向Xに対してストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32との間に位置することになる。
入力部41よりも押込方向33の奥側の位置は、入力部41よりも下側となる位置のことである。
よって、出力部51は、ストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32とを内分する点またはその周辺となる。ストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32とを内分する出力部51の位置は、操作ボタン15の押込み量と、ストライカ14の回動量とのバランスに合わせて設定する。
上記により、伝達アーム16は、側方から見た時に、ほぼ上下方向Zへ延びると共に、下端部分が後方へ屈曲したほぼL字状の縦型アームになる。そして、この縦型アームは、上端部に伝達アーム回動軸部32を有し、中間部に入力部41のカム46を有し、下端側の屈曲部分の先端に出力部51の係止穴56を有する吊下アームとなる。
また、ストライカ14は、側方から見た時に、ほぼ上下方向Zへ延びると共に、前方へ迂回した形状を有する縦型アームとなる。そして、この縦型アームの上端部に後方へ延びる爪部17を有し、中間部(の前側)に出力部51の引張軸55を有し、下端部にストライカ回動軸部31を有するものとなる。
(11)そして、図1(〜図3)に示すように、リッド部4を複数並設し、各リッド部4に対してそれぞれストライカ14を設けると共に、複数のストライカ14を同一の伝達アーム16で操作するようにしても良い。
ここで、リッド部4は、前後方向Xへ延びる開閉軸61(図2参照)を中心として左右両開き(観音開き)となるように二枚設けることができる。この場合、各リッド部4(の開閉軸61から幅方向Yに離れた中央寄りの位置)にそれぞれ受部13を設け、各受部13に対してそれぞれ左右のストライカ14を設けて、左右のストライカ14を共通の操作ボタン15および伝達アーム16で操作するようにする。伝達アーム16は、複数のものを連結した形状にしても良いし、または、複数個分の厚みを有するものにしても良い。
なお、複数のストライカ14を同一の伝達アーム16で操作するようにした場合、出力部51の係止穴56の長孔形状は、一方のリッド部4が閉じた状態で、他方のリッド部4を開いた状態から閉じる操作を行った時に、他方のリッド部4のストライカ14が回動しても、伝達アーム16は回動しないようにするための逃げ溝としても機能する。これによって、一方のリッド部4が閉じていて他方のリッド部4が開いている状態から他方のリッド部4を閉じても、一方のリッド部4が開くことなく他方のリッド部4を閉じることができる。
(12)上記リッドロック機構1を、コンソール本体71と、コンソール本体71に開閉可能に取付けたリッド部4との間に備えることでコンソールボックス72を構成しても良い。
ここで、コンソールボックス72は、既に上記したように、運転席と助手席との間に設置する大型の収納装置2のことである。コンソールボックス72の場合、リッド部4は、コンソール本体71の上部の開口部3に開閉自在に取付ける。
そして、コンソールボックス72は、車両に対し、前後方向Xを車両前後方向とし、幅方向Yを車幅方向として設置する。
<作用>以下、この実施例2の作用について説明する。
リッド部4を開く場合、操作ボタン15を下へ押し込む。すると、操作ボタン15の押し込みの動きが入力部41を介して伝達アーム16へ伝わり、伝達アーム回動軸部32を中心として伝達アーム16の下部が前方で且つ下側へ回動する。そのため、伝達アーム16の回動が、出力部51を介してストライカ14へ伝わり、ストライカ回動軸部31を中心としてストライカ14の上部が前方で且つ下側へ回動する。これにより、ストライカ14の上部の爪部17が受部13から外れて、ロックが解除する。よって、リッド部4は付勢手段の付勢力によって自動的に開くことになる。そして、操作ボタン15から手を離すことで、操作ボタン15は付勢手段の付勢力によって自動的に元の位置に復帰する。
反対に、リッド部4を閉じる場合、付勢手段の付勢力に抗してリッド部4を下へ押し込む。すると、リッド部4の下部によってストライカ14の爪部17の傾斜面17bが押され、ストライカ14が退避する。リッド部4が完全に閉じた時に、リッド部4の受部13がストライカ14と対向する位置に来るので、ストライカ14は付勢手段の付勢力によって受部13へ入る。これにより、リッド部4が自動的にロックする。この際、出力部51では、引張軸55のみが係止穴56(長孔)の内部で動くことにより、操作部12に影響を与えないようにすることができる。リッド部4は、図3に示すように、1枚ずつ個別にロックすることができる。
<効果>この実施例によれば、以下のような効果を得ることができる。
(効果7)伝達アーム16を、受部13と操作ボタン15との間の領域21内に収まる(大きさや形状を有する)ものとした。これにより、伝達アーム16を小型化し、以って、リッドロック機構1の小型化を図ることができる。
(効果8)ストライカ回動軸部31を受部13の直下部に配置しても良い。これにより、受部13の係止面13aに対する爪部17の係止面17aの向きや大きさを最適化し易くして、ロック時におけるストライカ14の受部13への掛かり量を十分に確保できるようにすると共に、ロックを解除する際のストライカ14の受部13に対するロック方向の分力を低減することができ、ロックおよび解除の確実性を確保することができる。
また、伝達アーム回動軸部32を、操作ボタン15の押込方向33の直下部で且つストライカ回動軸部31よりも操作ボタン15に近い位置に配置することで、伝達アーム16の小型化を図ることができる。また、操作ボタン15の押込力を伝達アーム16へ直接的且つ効率的に伝えることが可能になる。
(効果9)入力部41を、操作ボタン15の押込方向33の直下部で且つ伝達アーム回動軸部32よりも押込方向33の奥側の位置に設けても良い。これにより、入力部41と伝達アーム回動軸部32を共に操作ボタン15の押込方向33に沿って配置することができて、伝達アーム16を受部13と操作ボタン15との間の領域21内に収めるのに有利な形状にすることができる。また、上記により、操作ボタン15の操作力を無駄なく安定して入力部41に伝えることが可能になる。
(効果10)出力部51を、ストライカ回動軸部31と伝達アーム回動軸部32との間で且つ入力部41よりも押込方向33の奥側の位置に設けても良い。これにより、出力部51および伝達アーム16を受部13と操作ボタン15との間の領域21内に収めるのに有利な形状にすることができる。また、伝達アーム16の回動を、出力部51を介して無駄なく(引張力として)ストライカ14に伝えることが可能になる。
(効果11)複数のストライカ14を同一の伝達アーム16で操作するようにしても良い。これによって、複数のリッド部4を同時且つ均等に開操作することができる。よって、複数のリッド部4を開く動きにバラ付きが生じるのを防止できる。また、ストライカ14を複数有することにより、リッド部4を別々に閉めてロックすることができる。
(効果12)リッドロック機構1をコンソールボックス72に適用しても良い。これによって、コンソールボックス72は小型のリッドロック機構1を備えることができる。
[実施例2のロック部11と実施例1のロック部11との違いについて]
次に、実施例2のロック部11と実施例1のロック部11との違いについて説明する。
実施例2のロック部11では、伝達アーム回動軸部32とカム46が共に操作ボタン15の前後方向Xの中心線にほぼ沿って配置されると共に、伝達アーム回動軸部32がカム46よりも上側に配置されていた。そのため、カム面45が、後下がりの傾斜面となっている。また、押込方向33も若干前傾状態とされている。そのため、操作ボタン15は、自然に前側へ傾くことになる。よって、実施例2では、前側が一側83となる。
これに対し、実施例1のロック部11では、伝達アーム回動軸部32を、操作ボタン15の前後方向Xの中心線よりも前側に配置し、カム46を、操作ボタン15の前後方向Xの中心線よりも僅かに後側に配置すると共に、伝達アーム回動軸部32よりもカム46を上側に配置している。そして、カム面45を、後上がりの傾斜面にしている。そのため、操作ボタン15は、自然に後側へ傾くことになる。よって、実施例1では、後側が一側83になる。なお、実施例1および実施例2は、カム面45が、共に操作ボタン15の下部に設けられた一側83へ向かうに従い上がり勾配の傾斜面となっている点では、同じとなっている。
実施例1は、上記した(構成7)(構成8)(構成10)(構成11)(構成12)およびその効果については実施例2と同じであるが、(構成9)の構成については、操作ボタン15の押込みを伝達アーム16へ伝える入力部41を、操作ボタン15の押込方向33の直下部で且つ伝達アーム回動軸部32よりも押込方向33の「手前側」の位置に設けるようにしている。即ち、入力部41と伝達アーム回動軸部32との位置関係を上下反対にした点が実施例2とは異なっている。なお、効果については(効果9)とほぼ同様である。
なお、(構成8)については、伝達アーム回動軸部32の配置が、操作ボタン15の前後方向Xの中心線よりも前側となっているが、操作ボタン15の前部の位置を越えていないので、伝達アーム回動軸部32は、操作ボタン15の押込方向33の直下部に配置されている。
実施例1と実施例2は、どちらの構造としても良いが、伝達アーム回動軸部32とカム46を、操作ボタン15の前後方向Xの中心線に影響されずに配置できる点で、実施例1の方が、設計自由度が高いという利点がある。
即ち、実施例2では、デザイン的な理由などによって、操作ボタン15の前後方向Xの中心線の傾きを変更した場合、操作ボタン15と伝達アーム16との両方の設計を見直す必要が生じる。これに対し、実施例1では、操作ボタン15のカム面45の角度を見直すだけで対応できる。よって、形状変更に対する対応力については実施例1の方が構造的には有利である。
また、実施例2では、伝達アーム回動軸部32とカム46の前後方向Xの配置が上下に重なっているので、伝達アーム16を回動させるのに、操作ボタン15の押込力によって大きな横力を発生させる必要があるため、カム46を45度より急な角度にする必要が生じる。これに対し、実施例1では、伝達アーム回動軸部32とカム46の前後方向Xの配置がズレているため、伝達アーム16を回動させるのに、大きな横力が必要ないので、カム46を45度より緩い角度にできる。よって、実施例1には、操作ボタン15の下方への押込力をより有効に使うことができるという利点がある。これに対し、実施例2には、前後方向Xの寸法をより短くできるという利点を有している。
1 リッドロック機構
4 リッド部
11 ロック部
12 操作部
13 受部
14 ストライカ
15 操作ボタン
16 伝達アーム
21 領域
31 ストライカ回動軸部
32 伝達アーム回動軸部
33 押込方向
41 入力部
45 カム面(傾斜面)
51 出力部
71 コンソール本体
72 コンソールボックス
81 ガイド部
82 クリアランス
83 一側
84 突起部
85 突起部
91 ガイドリブ
92 ガイド部材
93 ガイド溝
95 傾斜案内部
X 前後方向
Y 幅方向
Z 上下方向

Claims (12)

  1. リッド部の開閉をロック・解除可能なロック部と、該ロック部を操作する操作部とを有し、
    該操作部が、操作ボタンと、該操作ボタンの押込みを案内するガイド部と、を備えたリッドロック機構において、
    前記ガイド部に、クリアランスが形成され、
    前記操作ボタンが前記クリアランスの分だけ一側へ傾き得るように構成され、
    前記ガイド部は、その内部に、前記操作ボタンが一側へ傾いた時に前記ガイド部内で点当たりする突起部を有することを特徴とするリッドロック機構。
  2. 請求項1に記載のリッドロック機構において、
    前記突起部は、一側の手前の位置と、他側の奥部の位置とに形成されることを特徴とするリッドロック機構。
  3. 請求項2に記載のリッドロック機構において、
    前記ガイド部は、前記操作ボタンに設けられた、前記操作ボタンの押込方向へ延びるガイドリブと、
    前記操作ボタンの周囲を取囲むガイド部材に設けられた、前記ガイドリブを、前記操作ボタンの押込方向へ案内するガイド溝とを有し、
    前記クリアランスが、前記ガイドリブと前記ガイド溝との間に形成されると共に、
    前記手前の突起部は、前記ガイドリブに設けられ、前記奥部の突起部は、前記ガイド部材に設けられることを特徴とするリッドロック機構。
  4. 請求項3に記載のリッドロック機構において、
    前記操作ボタンを、前記一側へ傾かせる傾斜案内部を備えたことを特徴とするリッドロック機構。
  5. 請求項4に記載のリッドロック機構において、
    前記傾斜案内部は、前記操作ボタンの下部に設けられた一側へ向かうに従い上がり勾配の傾斜面を有することを特徴とするリッドロック機構。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載のリッドロック機構において、
    前記一側が前記リッド部の側とされたことを特徴とするリッドロック機構。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載のリッドロック機構において、
    前記ロック部が、前記リッド部に設けた受部に対して係合離脱可能なストライカを備え、
    前記操作部が、前記操作ボタンの押込みによって前記ストライカを操作可能な伝達アームを備え、
    前記伝達アームが、前記受部と前記操作ボタンとの間の領域内に収められ、
    前記ガイド部は、前記操作ボタンの、前記ストライカおよび前記伝達アームに対して幅方向にズレた位置に設けられることを特徴とするリッドロック機構。
  8. 請求項7に記載のリッドロック機構であって、
    前記ストライカをストライカ回動軸部によって回動自在に軸支し、
    前記伝達アームを、前記ストライカ回動軸部と平行な伝達アーム回動軸部によって回動自在に軸支すると共に、
    前記ストライカ回動軸部を、前記受部の直下部に配置すると共に、
    前記伝達アーム回動軸部を、前記操作ボタンの押込方向の直下部で且つ前記ストライカ回動軸部よりも前記操作ボタンに近い位置に配置したことを特徴とするリッドロック機構。
  9. 請求項8に記載のリッドロック機構であって、
    前記操作ボタンの押込みを前記伝達アームへ伝える入力部を、前記操作ボタンの押込方向の直下部で且つ前記伝達アーム回動軸部よりも押込方向の奥側の位置に設けたことを特徴とするリッドロック機構。
  10. 請求項8または請求項9に記載のリッドロック機構であって、
    前記伝達アームの回動を前記ストライカへ伝える出力部を、前記ストライカ回動軸部と前記伝達アーム回動軸部との間で且つ前記入力部よりも押込方向の奥側の位置に設けたことを特徴とするリッドロック機構。
  11. 請求項7ないし請求項10のいずれか1項に記載のリッドロック機構であって、
    前記リッド部を複数並設し、該各リッド部に対してそれぞれ前記ストライカを設けると共に、複数の該ストライカを同一の前記伝達アームで操作するようにしたことを特徴とするリッドロック機構。
  12. 請求項7ないし請求項11のいずれか1項に記載のリッドロック機構を、コンソール本体と、該コンソール本体に開閉可能に取付けたリッド部との間に備えたことを特徴とするコンソールボックス。
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