JP6517091B2 - 被連結体の連結構造及び連結金具 - Google Patents

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本発明は、吊上げ装置により吊り上げられることにより設置される被連結体を連結金具を介して互いに連結した連結構造、及びこれに用いる連結金具に関する。
特許文献1には、給湯器の上部に取り付けられる防雪ネットが開示されている。
特開2010−286157号公報
ところで、特許文献1のような防雪ネット等の被連結体を複数並べて設置する場合に、被連結体を1つずつ吊上げ装置で吊り上げるようにすると、被連結体の吊上げ作業を複数回行う必要があり、設置作業に手間がかかる。
そこで、複数の被連結体を連結金具を介して互いに連結した状態で吊り上げるようにすることが考えられる。しかし、このようにした場合には、吊上げ作業中に被連結体が揺れにより互いにぶつかって傷つくことを防止するために被連結体の連結箇所を多く設ける必要があり、連結作業に手間がかかるとともに、連結金具が多く必要となる分部品点数が増大し、重量増加及びコストの高騰を招く。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、重量及びコストを抑えつつ、複数の被連結体を吊上げ作業中に互いに干渉させることなく、容易な作業によって設置できるようにすることにある。
上記の目的を達成するため、本発明は、連結金具の一部で被連結体同士の間隔が確保されるようにしたことを特徴とする。
具体的には、第1の発明は、吊上げ装置により吊り上げられることにより設置される第1被連結体及び第2被連結体が連結金具を介して互いに連結され、上記連結金具は、上記第1被連結体の端部に取り付けられた第1取付部及び上記第2被連結体の端部に取り付けられた第2取付部を有する本体部と、上記第1被連結体及び第2被連結体に挟まれるように上記本体部に突設された突出部と、上記吊上げ装置の吊り具に係合可能な係合部とを備えていることを特徴とする。
これによれば、吊上げ作業中に被連結体が揺れても、連結金具の突出部が両被連結体の間隔を確保し、被連結体同士が互いにぶつかって傷つくことがない。したがって、連結箇所を少なくすることで、連結作業を容易にするとともに、使用する連結金具を減らすことで部品点数を削減し、重量及びコストを低減できる。
第2の発明は、第1の発明に係る被連結体の連結構造において、上記吊上げ装置の吊り具を上記連結金具の係合部に係合させて上記第1被連結体及び第2被連結体を吊り上げたときに、上記第1被連結体及び第2被連結体のうちの少なくとも一方が上記突出部に当接することを特徴とする。
これによれば、吊上げ時に被連結体に連結金具との取付箇所を支点として突出部側に回転する力が生じても、かかる力は連結金具の突出部に作用して被連結体の連結金具との取付箇所周りに集中しない。また、被連結体を吊り上げた状態で水平方向に移動させたときに水平方向の力が被連結体に作用しても、かかる力も連結金具の突出部に作用して被連結体の連結金具との取付箇所周りに集中しない。したがって、被連結体の連結金具との取付箇所周りの破損や変形が防止される。また、必要とされる被連結体の剛性が低くなり、被連結体の設計自由度が向上する。
第3の発明は、第1又は第2の発明に係る被連結体の連結構造において、上記第1被連結体の端部には、第1取付孔が形成され、上記第2被連結体の端部には、第2取付孔が形成され、上記連結金具の本体部は、板状に形成され、該本体部には、第1挿通孔が上記第1被連結体の第1取付孔に対応するように形成されて上記第1取付部を構成するとともに、第2挿通孔が上記第2被連結体の第2取付孔に対応するように形成されて上記第2取付部を構成していることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明に係る被連結体の連結構造において、上記本体部の一方の面には、板状の係合片部が平面視で本体部を上記第1挿通孔形成領域と第2挿通孔形成領域とに分ける所定の境界線上で突出するように溶接され、当該係合片部には、係合孔が貫通形成されて上記係合部を構成し、上記突出部は、上記係合片部の反突出方向に突設されていることを特徴とする。
これによれば、吊上げ時に両被連結体の荷重による曲げ応力の大きい領域が、上記本体部における係合片部溶接領域に比較的広く分布し、係合片部の溶接領域の中途部に曲げ応力が集中しないので、溶接が外れにくい。
第5の発明は、第4の発明に係る被連結体の連結構造において、上記突出部は、上記本体部の端縁に曲げ加工により略垂直に一体に延設されていることを特徴とする。
これによれば、突出部が曲げ加工により形成されているので、突出部を溶接等により本体部に取り付ける場合に比べて部品点数を削減し、取付けの手間及び製造コストを削減できる。
第6の発明は、第3〜5の発明のいずれか1つに係る被連結体の連結構造において、上記第1取付孔及び第2取付孔は、それぞれ複数形成され、上記第1挿通孔及び第2挿通孔は、上記第1取付孔及び第2取付孔に対応するようにそれぞれ複数形成され、上記複数の第1挿通孔と上記係合部との距離は互いに略等しく、上記複数の第2挿通孔と上記係合部との距離は互いに略等しいことを特徴とする。
なお、ここで、距離が互いに略等しいとは、最小の距離が、最大の距離の70〜100%の範囲に収まることを意味する。
これによれば、吊上げ時に各被連結体の荷重が被連結体の複数の取付孔の周りに分散するので、各被連結体の取付孔周りの破損及び変形が防止される。
また、吊上げ時に各被連結体の荷重が連結金具の複数の挿通孔の周りに分散するので、連結金具の本体部の破損及び変形が防止される。
また、吊上げ時に連結金具の本体部を水平にした状態で、連結金具の各挿通孔周りに被連結体の荷重がバランス良くかかり、被連結体の荷重が一部の挿通孔周りに集中しないので、連結金具の本体部の破損及び変形がより確実に防止される。
また、吊上げ時に連結金具の本体部を水平にした状態で、被連結体の各取付孔周りに被連結体の荷重がバランス良くかかり、被連結体の荷重が一部の取付孔周りに集中しないので、各被連結体の取付孔周りの破損及び変形がより確実に防止される。
第7の発明は、第1被連結体への取付け用の第1挿通孔及び第2被連結体への取付け用の第2挿通孔を有する本体部と、上記第1被連結体及び第2被連結体に挟まれるように上記本体部に一体に突設された突出部と、上記第1被連結体及び第2被連結体を吊り上げる吊上げ装置の吊り具に係合可能な係合部とを備えていることを特徴とする。
第7の発明によれば、第1の発明と同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、連結箇所を少なくすることで、連結作業を容易にするとともに、使用する連結金具を減らすことで部品点数を削減し、重量及びコストを低減できる。
本発明の実施形態に係る連結構造を適用した防雪ネットをチラ−に取り付けた取付状態を示す斜視図である。 取付状態における連結金具周りの斜視図である。 連結金具の斜視図である。 連結金具の平面図である。 連結金具の背面図である。 図4のVI-VI線における断面図である。 連結金具を防雪ネットに取り付ける過程を示す図2相当図である。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる連結構造を適用した3つの防雪ネット1を示す。これら防雪ネット1は、連結金具3を介して互いに連結されてチラー5の上面に図示しないボルトの締結により取り付けられている。
上記防雪ネット1は、図2にも示すように、それぞれ、矩形環状に延びるフレーム7と、該フレーム7の内側にメッシュ状に張設された板状のネット本体9と、上記フレーム7の4隅から上記ネット本体9に対して略垂直に下方に突出する4本の支柱11とを備えている。上記フレーム7は、上面部7aと側面部7bとで断面L字状に形成され、上記上面部7aの4隅には、1対の取付孔7c(図7参照)が形成されている。各支柱11も、上記フレーム7の4隅で該フレーム7の側面部7bと連続するように、板面を前後方向に向けた第1面部11aと、板面を左右方向に向けた第2面部11bとで断面L字状に構成されている。これら第1面部11a及び第2面部11bの上端部近傍には、それぞれ図示しない貫通孔が形成されている。上記各支柱11は、隣接する支柱11と長手方向中程で雪除け用のプレート12を介して連結されている。各プレート12には、複数の通風孔12aが貫通形成されている。上記前側の1対の支柱11の下端部は、板面を上下方向に向けた長尺状の板状連結部材13により連結され、同様に、後側の一対の支柱11の下端部も連結部材13により連結されている。また、上記支柱11の上端部には、図示しないボルト孔を有する第1締結面部15aと、図示しないボルト孔を有する第2締結面部15bとで断面L字状に形成された補強部材15が取り付けられている。この補強部材15の第1締結面部15aのボルト孔と上記支柱11の第1面部11aの貫通孔とにボルト17を挿通して図示しないナットを螺合させることにより補強部材15の第1締結面部15aが上記支柱11の第1面部11aに締結されている。また、補強部材15の第2締結面部15bのボルト孔と上記支柱11の第2面部11bの貫通孔とにボルト17を挿通して図示しないナットを螺合させることにより補強部材15の第2締結面部15bが上記支柱11の第2面部11bに締結されている。
上記連結金具3は、図3〜図7にも示すように、平面視で図4にAで示す線を対称軸として線対称な略等脚台形状の板状本体部19を備え、該本体部19の一方の面における対称軸A方向中央よりも若干幅の広い側寄りの位置に、略矩形板状の係合片部21が上記本体部19から対称軸A上で垂直に一体に突出するように溶接されている。該係合片部21には、吊上げ装置の吊り具に係合可能な係合部としての係合孔23が貫通形成されている。また、上記対称軸Aの両側の本体部19の隅部には、取付部としての挿通孔25が上記対称軸Aに対して線対称となり、かつ上記係合孔23との距離Dが互いに略等しくなるように貫通形成されている。具体的には、4つの距離Dは、最小の距離Dが、最大の距離Dの70〜100%の範囲に収まるように設定されている。これら挿通孔25は上記防雪ネット1の取付孔7cに対応している。そして、対称軸Aの一方側の挿通孔25と、一方の防雪ネット1の取付孔7cとにボルト29を挿通してナット31に螺合することにより、連結金具3が上記一方の防雪ネット1に取り付けられている。同様に、対称軸Aの他方側の挿通孔25と、他方の防雪ネット1の取付孔7cとにボルト29を挿通してナット31に螺合することにより、連結金具3が上記他方の防雪ネット1に取り付けられている。さらに、上記本体部上記対称軸Aと直交する2端縁の中央部にはそれぞれ、上記対称軸Aと直交する略矩形板状の突出部27が曲げ加工により略垂直に一体に延設されて上記係合片部21の反突出方向に突出している。この突出部27は、両側の防雪ネット1の補強部材15の第2締結面部15bに当接した状態で挟まれることにより、両防雪ネット1の間隔Sを確保している。
以下、上記のように構成された1対の防雪ネット1を水平な地面に載置した状態で連結金具3により互いに連結する手順について説明する。以下、連結対象の1対の防雪ネット1のうちの一方(図2及び図7中右側の防雪ネット)を第1被連結体としての第1防雪ネット、他方(図2及び図7中左側の防雪ネット)を第2被連結体としての第2防雪ネットと呼ぶ。また、連結金具3の対称軸Aの一方側(図2及び図7中右側)の挿通孔25を第1挿通孔、連結金具3の対称軸Aの他方側(図2及び図7中左側)の挿通孔25を第2挿通孔と呼ぶ。まず、図7に示すように、連結金具3の本体部19の平面視で互いに平行な端縁のうち長い方の端縁をフレーム7の前後の端縁に重ね、第1防雪ネット1のフレーム7の上面部7aの連結側(図2及び図7中左側)の前後の隅部にそれぞれ第1挿通孔25周りの本体部19を当接させるとともに、上記第1防雪ネット1のフレーム7の側面部7bに各連結金具3の突出部27を当接させる。これにより、連結金具3の第1挿通孔25が第1防雪ネット1の取付孔7cに対応する。そして、この状態で、第1防雪ネット1の取付孔7cと各連結金具3の第1挿通孔25とにそれぞれネジとしてのボルト29を支柱11側(裏側)から挿通してナット31を反支柱11側(表側)から螺合させることにより第1防雪ネット1のフレーム7の上面部7aに2つの連結金具3の本体部19を締結する。
次に、第2防雪ネット1の連結側(図2及び図7中右側)の前後の隅部を第1防雪ネット1に取り付けられた各連結金具3に対応させ、第2防雪ネット1を図7矢印Y方向に移動させることにより第1防雪ネット1に接近させ、第2防雪ネット1のフレーム7の側面部7bを連結金具3の突出部27に第1防雪ネット1の反対側(図2及び図7中左側)から当接させる。これにより、各連結金具3の第2挿通孔25が第2防雪ネット1の取付孔7cに対応する。このように、防雪ネット1のフレーム7の側面部7bを連結金具3の突出部27に当接させることにより、防雪ネット1を連結金具3に対して取付方向(図2及び図7中左右方向)に位置決めできるので、取付け作業が容易である。そして、この状態で、第2防雪ネット1の取付孔7cと各連結金具3の第2挿通孔25とにそれぞれボルト29を支柱11側(裏側)から挿通してナット31を反支柱11側(表側)から螺合させることにより第2防雪ネット1のフレーム7の上面部7aに2つの連結金具3の本体部19を締結する。このように第1防雪ネット1と第2防雪ネット1とを連結金具3を介して互いに連結した状態で、各連結金具3の突出部27が第1防雪ネット1及び第2防雪ネット1に当接した状態で挟まれて両者の間隔Sを確保する。
上述のような手順を繰り返すことで、3つの防雪ネット1を連結できる。
次に、上記のように連結された3つの防雪ネット1を設置する手順について説明する。
まず、吊り具としてのシャックルをチラー5の図示しない吊上げ用孔に係合させ、上記チラー5を上記シャックルに連結されたワイヤを介して吊上げ装置としてのクレーンにより吊り上げて移動させることにより、所定の設置位置に設置する。
次に、上記シャックルをチラー5の吊上げ用孔から取り外し、上記4つの連結金具3の係合孔23にそれぞれ係合させ、上記3つの防雪ネット1をシャックルに連結されたワイヤを介してクレーンにより吊り上げて移動させることにより、上記チラー5の上面に載置する。その後、防雪ネット1の支柱11の下端部をチラー5の上面に図示しないボルトにより締結する。
したがって、本実施形態によれば、吊上げ作業中に連結金具3の突出部27が防雪ネット1間の間隔Sを確保し、防雪ネット1同士が互いにぶつかって傷つくことがない。したがって、連結箇所を少なくすることで、連結作業を容易にできる。特に、防雪ネット1の設置作業を寒冷地で冬期に行う場合には、作業者の負担を大幅に軽減できる。また、使用する連結金具3を減らすことで部品点数を削減し、重量及びコストを低減できる。
また、3つの防雪ネット1を吊り上げたときに、左右片側だけに連結金具3が取り付けられた防雪ネット1(図1中左右両側の防雪ネット1)には、連結金具3との締結箇所を支点として連結金具3の突出部27側に回転する力が生じるが、かかる力は連結金具3の突出部27に作用して防雪ネット1の取付孔7c周りに集中しない。したがって、防雪ネット1の取付孔7c周りの破損や変形が防止される。また、必要とされる防雪ネット1の剛性が低くなり、防雪ネット1の設計自由度が向上する。
また、連結金具3の本体部19を平面視で第1挿通孔25形成領域と第2挿通孔25形成領域とに分ける境界線としての対称軸A上に係合片部21が形成されているので、防雪ネット1を吊り上げたときに、防雪ネット1の荷重による曲げ応力の大きい領域が、本体部19における係合片部21溶接領域に広く分布し、係合片部21溶接領域の中途部に曲げ応力が集中しないので、溶接が外れにくい。
また、連結金具3の本体部19に板状の突出部27が対称軸Aと交差するように突設されて本体部19を補強しているので、吊上げ時に対称軸Aにおける本体部19の曲げが防止される。
また、防雪ネット1には各連結金具3に対応して2つずつ取付孔7cが形成され、防雪ネット1の荷重が2つの取付孔7cの周りに分散するので、防雪ネット1の取付孔7c周りの破損及び変形が防止される。
また、各連結金具3には、第1挿通孔25及び第2挿通孔25がそれぞれ2つずつ形成され、各防雪ネット1の荷重が2つの挿通孔25の周りに分散するので、連結金具3の本体部19の破損及び変形が防止される。
また、4つの挿通孔25が上記係合孔23との距離Dが互いに略等しくなるように形成されているので、吊上げ時に連結金具3の本体部19を水平にした状態で、連結金具3の各挿通孔25周りに防雪ネット1の荷重がバランス良くかかり、防雪ネット1の荷重が一部の挿通孔25周りに集中しないので、連結金具3の本体部19の破損及び変形がより確実に防止される。また、吊上げ時に連結金具3の本体部19を水平にした状態で、防雪ネット1の各取付孔7c周りにも防雪ネット1の荷重がバランス良くかかり、防雪ネット1の荷重が一部の取付孔7c周りに集中しないので、各防雪ネット1の取付孔7c周りの破損及び変形がより確実に防止される。
また、突出部27が曲げ加工により形成されているので、突出部27を溶接等により本体部19に取り付ける場合に比べて部品点数を削減し、取付けの手間及び製造コストを削減できる。
また、チラー5及び防雪ネット1の設置に共通のシャックルが兼用され、シャックルを付け替える手間が必要ないので、設置作業が容易になる。
なお、本実施形態では、本発明の連結構造を防雪ネット1に適用したが、防雪フード、防鳥ネット、防振台、ダクト類等、他の被連結体に適用してもよい。
また、本実施形態では、防雪ネット1を3つ連結したが、2つだけ連結してもよいし、4つ以上連結してもよい。
また、本実施形態では、防雪ネット1に各連結金具3に対応して2つずつ取付孔7cを形成したが、1つずつ形成してもよいし、3つ以上ずつ形成してもよい。また、各連結金具3に第1挿通孔25及び第2挿通孔25をそれぞれ2つずつ形成したが、上記防雪ネット1の取付孔7cに対応して、1つずつ形成してもよいし、3つ以上ずつ形成してもよい。
また、本実施形態では、連結金具3に防雪ネット1をボルト29の締結により取り付けたが、リベット接合により取り付けてもよい。
また、本実施形態では、係合片部21を対称軸A上に形成したが、本体部19を平面視で第1挿通孔25形成領域と第2挿通孔25形成領域とに分ける境界線上であれば、対称軸Aとは異なる境界線上に形成してもよい。例えば、対称軸Aと平行な境界線上に形成してもよいし、対称軸Aと斜めに交わる境界線上に形成してもよい。
本発明は、吊上げ装置により吊り上げられることにより設置される被連結体を連結金具を介して互いに連結した連結構造、及びこれに用いる連結金具として有用である。
1 防雪ネット(被連結体)
3 連結金具
7c 取付孔
19 本体部
21 係合片部
23 係合孔(係合部)
25 挿通孔(取付部)
27 突出部
29 ボルト(ネジ)
31 ナット
A 対称軸(境界線)
S 間隔
D 距離

Claims (7)

  1. 吊上げ装置により吊り上げられることにより設置される第1被連結体及び第2被連結体が連結金具を介して互いに連結され、
    上記連結金具は、上記第1被連結体の端部に取り付けられた第1取付部及び上記第2被連結体の端部に取り付けられた第2取付部を有する本体部と、上記第1被連結体及び第2被連結体に挟まれるように上記本体部に突設された突出部と、上記吊上げ装置の吊り具に係合可能な係合部とを備えていることを特徴とする被連結体の連結構造。
  2. 請求項1に記載の被連結体の連結構造において、
    上記吊上げ装置の吊り具を上記連結金具の係合部に係合させて上記第1被連結体及び第2被連結体を吊り上げたときに、上記第1被連結体及び第2被連結体のうちの少なくとも一方が上記突出部に当接することを特徴とする被連結体の連結構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の被連結体の連結構造において、
    上記第1被連結体の端部には、第1取付孔が形成され、
    上記第2被連結体の端部には、第2取付孔が形成され、
    上記連結金具の本体部は、板状に形成され、該本体部には、第1挿通孔が上記第1被連結体の第1取付孔に対応するように形成されて上記第1取付部を構成するとともに、第2挿通孔が上記第2被連結体の第2取付孔に対応するように形成されて上記第2取付部を構成していることを特徴とする被連結体の連結構造。
  4. 請求項3に記載の被連結体の連結構造において、
    上記本体部の一方の面には、板状の係合片部が平面視で本体部を上記第1挿通孔形成領域と第2挿通孔形成領域とに分ける所定の境界線上で突出するように溶接され、当該係合片部には、係合孔が貫通形成されて上記係合部を構成し、
    上記突出部は、上記係合片部の反突出方向に突設されていることを特徴とする被連結体の連結構造。
  5. 請求項4に記載の被連結体の連結構造において、
    上記突出部は、上記本体部の端縁に曲げ加工により略垂直に一体に延設されていることを特徴とする被連結体の連結構造。
  6. 請求項3〜5のいずれか1項に記載の被連結体の連結構造において、
    上記第1取付孔及び第2取付孔は、それぞれ複数形成され、
    上記第1挿通孔及び第2挿通孔は、上記第1取付孔及び第2取付孔に対応するようにそれぞれ複数形成され、
    上記複数の第1挿通孔と上記係合部との距離は互いに略等しく、
    上記複数の第2挿通孔と上記係合部との距離は互いに略等しいことを特徴とする被連結体の連結構造。
  7. 第1被連結体への取付け用の第1挿通孔及び第2被連結体への取付け用の第2挿通孔を有する本体部と、
    上記第1被連結体及び第2被連結体に挟まれるように上記本体部に一体に突設された突出部と、
    上記第1被連結体及び第2被連結体を吊り上げる吊上げ装置の吊り具に係合可能な係合部とを備えていることを特徴とする連結金具。
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