JP6515540B2 - 液体塗布装置および画像形成システム - Google Patents
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Description
この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドから搬送される被記録媒体(例えば、記録用紙など)に対してインク滴を吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する)を行なうものであり、シリアルプリンタと、ラインプリンタとがある。
一方、ラインプリンタは、被記録媒体の幅分の印刷幅を有するラインヘッドを有し、このラインヘッドと被記録媒体とを相対移動させながら印刷を行う。
特許文献1には、インクと反応してにじみ防止を促す処理液を塗布ローラで塗布する技術、特許文献2には、被記録媒体に処理液を噴霧して塗布する技術がそれぞれ記載されている。
特許文献4には、液体ポンプの使用量を記録することで液体の全使用量が把握され、装置のエラーや誤動作等、動作上の問題がある可能性をユーザーに警告し、補修処置をとるように促す目的で、全使用量とパージング、プライミング、クリーニングでの消費量といった他のパラメータが示す量とが照合可能となっている構成が開示されている。
画像形成システム100は、被記録媒体Wの搬送方向に沿って、上流側に液体塗布装置102、下流側に処理液が塗布された被記録媒体Wに画像を形成する画像形成装置103が配置されてなる。
画像形成装置103は、インクジェット方式の画像形成装置である。
処理液を塗布される面は、片面のみであっても、両面であってもよい。
また、両面印刷を行うための構成として、例えば、図示した構成の下流側に反転装置と第二の画像形成装置を配置し、被記録媒体Wの表裏を反転させた後、第二の画像形成装置に送り込み、画像形成装置103により画像が形成された面の裏面にインク滴を吐出し、所望の画像を形成することができる。
本実施形態の液体塗布装置は、画像形成前の被記録媒体Wに塗布する処理液を保持する保持容器4と、前記処理液を被記録媒体Wに塗布する塗布ローラ1と、少なくとも一部が保持容器4内の前記処理液に浸漬され、該処理液を汲み上げて前記塗布ローラの表面に薄膜状に塗布するスクイーズ手段(スクイーズローラ)2と、保持容器4内の前記処理液の液面高さを複数の水準で検知する第一液面検知センサ30と、第一液面検知センサ30が検知可能な水準よりも高い液面を検知する第二液面検知センサ32と、保持容器4に連通する供給配管34を通じて前記処理液を送液する供給ポンプ17と、供給配管内の前記処理液の流量を検知する流量検知センサ31と、供給配管34から分岐し、逆止弁33が配置されたバイパス経路35と、バイパス経路35への前記処理液の流入を検知するバイパス流入検知手段と、表示手段とを備える。
このうち、破線で囲まれた領域Aで示す塗布部は、塗布ローラ1、スクイーズローラ2、及び塗布ローラ1と対向して被記録媒体Wを挟み込む加圧ローラ3からなる。また、スクイーズローラ2は、処理液を溜めておく保持容器(供給パン)4内で処理液に浸されている。
被記録媒体Wに対する処理液の塗布動作時は、塗布量が一定となるように、保持容器4内の処理液の液面高さはHIGHレベルとCONTROLレベルの間となるように制御される。
退避経路12上でリザーブタンク11の手前に設けられた電磁弁13を開放することで、水頭差により保持容器4からリザーブタンク11に処理液が移送され、略密閉系の環境で処理液の粘度上昇を抑えることが可能となっている。
被記録媒体Wに処理液を塗布している最中に、適時、電磁弁19を開き、三方弁20をフィルタ14側と保持容器4とが連通する状態にし、供給ポンプ17を駆動することで、保持容器4内に滞留している処理液の一部をフィルタ14に通すことができる。これにより、被記録媒体Wと塗布ローラ1及び加圧ローラ3の摺動で発生し、保持容器4内に溜まっている紙片や紙粉等をフィルタ14により除去することができ、保持容器4内の前処理液が糊状になることを防止することができる。
バイパス経路35はリザーブタンク11と連通し、供給配管34が閉塞した場合は逆止弁33が開いてリザーブタンク11に処理液が流れ込む構成となっている。このため、リザーブタンク11内に配置されたセンサ7は、バイパス流入検知手段としての機能を有する。すなわち、供給配管34が閉塞した場合はリザーブタンク11内の処理液は無くならないため、センサ7の検知結果によって供給配管34の閉塞を判断することができる。
処理液の供給開始後、所定の時間内に保持容器4内の液面が第一液面検知センサ30により検知されなかった場合に、前記表示手段にエラーを表示させる。
前記エラーの表示内容は、第二液面検知センサ32、流量検知センサ31、及びバイパス流入検知手段(例えば、センサ7)の検知結果に応じて選択される。
エラーは、保持容器4に供給された処理液の液面高さを検知する場合において、一定の時間内に第一液面検知センサ30によって所定の水準の液面が検知されなかった場合に生じる。第一液面検知センサ30が保持容器4内の処理液の液面高さを「HIGHレベル」、「CONTROLレベル」、「LOWレベル」の3つの水準で検知する態様において、塗布動作時に保持容器4内の液面は「HIGHレベル」と「CONTROLレベル」の間となるように制御されるため、これを外れた場合にエラーとなる。
被記録媒体Wの種類及び搬送速度に応じて設定されている規定の供給時間が経過し、塗布動作を終了するかを判断し(S02)、終了の場合は供給ポンプ17を停止する(S03)。
本実施形態の液体塗布装置の構成では、供給配管34に異常(例えば、閉塞)がみられる時は、逆止弁33が開いてリザーブタンク11に処理液が流れ込む構成となっているので、リザーブタンク11内の液量をセンサ7によって参照し、リザーブタンク11に処理液があれば供給配管34に異常があると判断することができる(S18)。
バイパス流入検知手段(センサ7)による処理液のバイパス経路35への流入が検知されない場合は、供給ポンプの異常(例えば、故障)であると判断することができる(S19)。
判断された供給配管34の異常または供給ポンプの異常は、表示手段にその旨を表示し、オペレータに通知する。
2 スクイーズ手段(スクイーズローラ)
3 加圧ローラ
4 保持容器
7 センサ(バイパス流入検知手段)
8 廃液タンク
11 リザーブタンク
12 退避経路
13 電磁弁
14 フィルタ
17 供給ポンプ
30 第一液面検知センサ
31 流量検知センサ
32 第二液面検知センサ
33 逆止弁
34 供給配管
35 バイパス経路
100 画像形成システム
101 給紙装置
102 液体塗布装置
103 画像形成装置
W 被記録媒体(ウエブ)
Claims (6)
- 画像形成前の被記録媒体に塗布する処理液を保持する保持容器と、
前記処理液を前記被記録媒体に塗布する塗布ローラと、
少なくとも一部が前記保持容器内の前記処理液に浸漬され、該処理液を汲み上げて前記塗布ローラの表面に薄膜状に塗布するスクイーズ手段と、
前記保持容器内の前記処理液の液面高さを複数の水準で検知する第一液面検知センサと、
前記第一液面検知センサが検知可能な水準よりも高い液面を検知する第二液面検知センサと、
前記保持容器に連通する供給配管を通じて前記処理液を送液する供給ポンプと、
前記供給配管内の前記処理液の流量を検知する流量検知センサと、
前記供給配管から分岐し、逆止弁が配置されたバイパス経路と、
前記バイパス経路への前記処理液の流入を検知するバイパス流入検知手段と、
表示手段と、を備え、
前記処理液の前記保持容器への送液開始後、所定の時間内に前記保持容器内の液面が前記第一液面検知センサにより検知されなかった場合に、前記表示手段にエラーを表示させるとともに、前記エラーの表示内容が、前記第二液面検知センサ、前記流量検知センサ、及び前記バイパス流入検知手段の検知結果に応じて選択されることを特徴とする液体塗布装置。 - 前記処理液の前記保持容器への送液開始後、所定の時間内に前記保持容器内の液面が前記第一液面検知センサにより検知されなかった場合において、前記流量検知センサに異常が無いと判断されたとき、前記被記録媒体への前記処理液の塗布量の異常を告知する内容のエラーが表示されることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布装置。
- 前記処理液の前記保持容器への送液開始後、所定の時間内に前記保持容器内の液面が前記第一液面検知センサにより検知された場合において、前記流量検知センサに異常があると判断されたとき、前記流量検知センサの異常を告知する内容のエラーが表示されることを特徴とする請求項1に記載の液体塗布装置。
- 前記流量検知センサの検知結果と、前記供給ポンプの運転時間とを用いた演算処理により、前記流量検知センサの異常の有無を判断することを特徴とする請求項2または3に記載の液体塗布装置。
- 前記流量検知センサの検知結果と、予め登録された前記被記録媒体の種類及び搬送速度に基づく前記処理液の消費量データとを用いた演算処理により、前記流量検知センサの異常の有無を判断することを特徴とする請求項2または3に記載の液体塗布装置。
- 前記被記録媒体の搬送方向に沿って、上流側に請求項1から5のいずれかに記載の液体塗布装置、下流側に前記処理液が塗布された前記被記録媒体に画像を形成する画像形成装置が配置されたことを特徴とする画像形成システム。
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