JP2010274255A - 液体貯留容器、塗布液体供給システムおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

液体貯留容器、塗布液体供給システムおよびインクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 塗布液から異物を除去することができる液体塗布機構を提供する。
【解決手段】 液体塗布機構は、供給された液体を塗布媒体に塗布する液体塗布手段と、液体塗布手段に供給する液体供給手段と、を有する。液体供給手段は、貯蔵部3002内の液体を貯蔵部3002の流出口3402から流出させて液体塗布手段に供給する。さらに液体供給手段は、それとともに、液体塗布手段に供給された液体のうち、液体塗布手段により塗布媒体に塗布されなかった液体を貯蔵部3002の流入口3404から流入させて貯蔵部3002に戻す。貯蔵部3002の底部には、リブ3502によって区画された複数の捕捉空間部3501が形成されている。捕捉空間部3501は、連続した矩形形状からなり、その重力方向上方が開口されている。捕捉空間部3501のリブ高さは3mm以上であり、リブ間隔は2mm以上10mm以下である。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液体貯留容器、塗布液体供給システムおよびインクジェット記録装置に関し、塗布液体を貯留する容器の内部構造が特定の構造を採用した液体貯留容器、塗布液体供給システムおよびインクジェット記録装置に関する。
インクジェット方式が採用された記録分野では、例えば顔料を色材とするインクを用いて行った記録の品位向上を図るために、顔料の凝集を早める液体(以下、処理液あるいは塗布液とも称する)を記録媒体(記録紙)上に塗布することが提案されている。処理液で処理された記録媒体上に吐出された顔料が不溶化し記録濃度の向上を図ることができ、またブリーディングの軽減または防止が可能となり、記録品位が向上する。
処理液を記録媒体に対して塗布する塗布液体供給システム(液体塗布機構)は、たとえば、特許文献1に開示されている。この公報には、記録媒体に塗布液を塗布する塗布ローラ等の液体塗布部材と、塗布部材との間に塗布液を保持する液体保持部材と、塗布液を貯蔵する貯蔵部と、塗布液を循環させるポンプと、貯蔵部と塗布部材との間の循環路である液体供給路と、を開示している。また、液体保持部材の一方の端部には貯蔵タンクの流出部から塗布液の供給を受けるための供給口が設けられ、他方の端部には貯蔵部の流入部に塗布液を回収させるための回収口が設けられた構成が開示されている。
ところで、上記のような液体塗布機構においては、記録媒体に付着していた異物や塗布部材(塗布ローラ)と記録媒体との摺擦等により発生した異物(例えば紙粉)が塗布部材および液体保持部材を介して回収された塗布液とともに回収されることがある。回収された異物は結果として貯蔵部の塗布液の中に混入することになる。異物が混入した塗布液が流路等を循環することによる懸念点として、流路に異物が詰まることによる循環不良や、塗布液の塗布対象である記録媒体への汚れの付着、記録媒体に付着した汚れがさらに搬送部に付着することによる搬送精度の低下などが考えられる。
液体塗布機構の塗布液の循環が停止している状態において、貯蔵部内の塗布液の中に混入している異物は、重力作用により沈降し、貯蔵部の底面に堆積する。このとき、塗布液と異物とは分離された状態にある。しかし、塗布液の循環が再開されると底面に堆積した異物は巻き上げられてしまい、再び塗布液に混入してしまう。
このような事態を抑制するために特許文献1には、液体を貯蔵する貯蔵部内に、液体保持部材に液体を供給するための流出口より下側に開口部を備えた捕捉空間部を設けた構成を採用している。そして、循環中および循環停止中に異物を開口部から捕捉空間部内に導いて液体から異物を分離する方法が記載されている。
なお、その他に塗布液への異物の混入によって液体塗布機構の本来の機能が損なわれないように、異物が液体塗布機構内を循環することを防止するための方法の一例として特許文献2に開示される構成が提案されている。この公報には、液体塗布装置の液体の循環路において、外部から循環路内に侵入した異物を含む液体をフィルタによりろ過し、異物を液体から分離する方法が開示されている。
特開2007−44649号公報 特開2004−130614号公報
しかしながら、特許文献1に記載された貯蔵部の底部に開口部を備えた捕捉空間部を設ける構成では、捕捉空間部の開口部に進入する異物を捕捉空間部内に捕捉できるものの、捕捉空間部の開口部以外の部分に沈殿した異物は捕捉空間部内に捕捉できない。したがって、捕捉空間部内に捕捉できない異物が液体の循環時に液体に再混入してしまう。
また、特許文献2に記載されたフィルタによる異物除去方法では、時間の経過と共にフィルタの目詰まりが生じ、異物除去の機能が低下したり、液体を循環させる際の流動抵抗が大きくなってしまう。特に、異物の除去能力を向上させるために目の細かいフィルタを用いた場合、上記の問題はより顕著となる。そのため、頻繁にフィルタの交換や清掃等のメンテナンスをする必要があり手間がかかる。
そこで、本発明は、循環されて使用される塗布液から異物を良好に除去することが可能な構成を採用した貯留部を備えた液体塗布機構およびこの液体塗布機構を備えたインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の液体貯留容器はインクジェット方式によって記録がなされる記録媒体の記録面に対して液体塗布部材によって塗布される液体を貯留する液体貯留部において、前記液体貯留部には前記液体貯留部から前記液体塗布部材に対して液体を流出させて供給する流出部と、前記液体塗布部材から余剰液体を前記液体貯留部に流入させて回収する流入部と、を備えており、前記液体貯留部の底部となる面には、格子状に立設して設けられた壁部材によって区画されて構成された上面が開口された複数の空間部を備えており、前記空間部はX、Y方向における一辺の長さは2mm以上10mm以下、Z方向の長さは3mm以上であることを特徴とする。
また、本発明の塗布液体供給システムは、インクジェット方式によって記録がなされる記録媒体の記録面に対して液体を塗布する液体塗布部材と、
塗布される液体を貯留し、前記液体を前記液体塗布部材に供給するために前記液体を流出させる流出部と、前記液体塗布部材に供給された前記液体のうち前記記録媒体に塗布されなかった余剰の前記液体を流入させて回収する流入部と、を備えた液体貯留容器と、
前記液体塗布部材と前記流出部および前記流入部とを繋ぐ液体供給路と、
を有する塗布液体供給システムにおいて、
前記液体貯留部の底部となる面には、格子状に立設して設けられた壁部材によって区画されて構成された上面が開口された複数の空間部を備えており、前記空間部はX、Y方向における一辺の長さは2mm以上10mm以下、Z方向の長さは3mm以上であり、
前記流出部は前記液体貯留容器の中央領域に、前記流入部は前記液体貯留容器を構成する側壁の近くにそれぞれ配置されていることを特徴とする。
さらに、本発明のインクジェット記録装置は、上記の塗布液体供給システムと、該塗布液体供給システムの前記液体貯留容器に対して補充される液体を収納した液体タンクと、該液体タンクと前記液体貯留容器とを繋ぎ液体の補充を行う補充路と、前記記録媒体に前記液体を塗布した後に前記記録媒体の前記液体を塗布した部分にインクを吐出することにより前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、を備えて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、異物を含んだ状態で液体貯留容器に返送された処理液(塗布液)が再び供給されるまでの間に記録媒体への処理液の塗布状態に影響を与えない程度に十分に塗布液から異物が除去できる構造が採用された液体貯留容器を提供することができる。また、塗布液から異物が除去できる構造が採用された液体貯留容器を備えた塗布液体供給システムおよびインクジェット記録装置を提供できる。
液体塗布機構の塗布ローラ付近を示した概略構成図である。 液体塗布機構の液体保持部材の正面図である。 液体塗布機構の液体流路の概略構成図である。 液体塗布機構の貯蔵タンクの斜視図である。 貯蔵タンクの側断面図である。 貯蔵タンクの捕捉空間部の拡大図である。 貯蔵タンクのリブ間隔と異物の巻き上げ量との関係を示した図である。 貯蔵タンクのリブ間隔と異物の巻き上げ量との関係を示した図である。 貯蔵タンクのリブ間隔と異物の巻き上げ量との関係を示した図である。 捕捉空間部を設けた効果を示した図である。 液体塗布機構の制御系の機能を示したブロック図である。 液体塗布機構における液体を塗布する動作を示したフローチャートである。 液体塗布機構における充填工程の動作を示したフローチャートである。 液体塗布機構の塗布ローラ付近を示した概略構成図である。 液体塗布機構を備えたインクジェット記録装置の概略構成図である。 インクジェット記録装置の記録動作を示したフローチャートである。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(液体塗布機構の実施形態)
[全体構成]
塗布液体供給システムを構成する液体塗布手段の概略構成を図1に示す。円筒状の塗布ローラ1001と、この塗布ローラ1001に対向して配置された円筒状のカウンタローラ1002と、塗布ローラ1001を駆動させる不図示のローラ駆動機構と、を有する。ローラ駆動機構は、ローラ駆動モータ(不図示)と、このローラ駆動モータの駆動力を塗布ローラ1001に伝達するギアトレイン(不図示)などを有する動力伝達機構と、を備えている。
また、液体塗布手段は、液体塗布部材としての塗布ローラ1001の外周面との間に液体(以下、処理液、塗布液とも称する)を保持する液体保持部材2001とを備える。加えて、この液体保持部材2001に塗布液を供給する液体流路3000(図1中には不図示。図3参照)を有している。塗布ローラ1001およびカウンタローラ1002は、互いに平行な軸を有し、その軸の両端がそれぞれ不図示のフレームに対して回動自在に支持されている。また、液体保持部材2001は、塗布ローラ1001の長手方向のほぼ全体にわたって延在するものである。この液体保持部材2001は、塗布ローラ1001の外周面に対して接離動作を可能とする機構を介して上記のフレームに移動可能に取り付けられている。
[液体塗布部]
カウンタローラ1002は、塗布ローラ1001の外周面に向けて付勢されている。この構成により、塗布ローラ1001を図1中の時計回り(矢印方向)に回転させることにより、両ローラの間に記録媒体(以下、塗布媒体とも称す)Pを挟持し得ると共に、塗布媒体Pを図中の矢印方向に搬送し得るようになっている。
本実施形態では、塗布ローラ1001の材質はゴム硬度20度のシリコン系材料とし、表面粗さはRa1.0〜2.0μm程度とし、直径23.169mmとした。カウンタローラ1002の材質は鉄材とし、直径は12mmとした。
また、液体保持部材2001は、バネ部材(押圧手段)2006の付勢力によって塗布ローラ1001の外周面に対して付勢されて当接するとき、塗布ローラ1001による液体塗布領域全体に亘って延在する長尺な液体保持空間Sを形成するようになっている。この液体保持空間S内には、液体流路(図1中には不図示。図3参照)から液体保持部材2001を介して塗布液が供給される。
図2に示すように、液体保持部材2001は、空間形成基材2002と、この空間形成基材2002の一方の面に設けられた環状の当接部材2009と、を有している。空間形成基材2002には、その中央部分には長手方向に沿って、凹部2003が形成されている。そして、当接部材2009は、凹部2003の全周を囲むように空間形成基材2002に固着されている。当接部材2009の、凹部2003の長手方向における両端部に配置された部分は、凹部の深さ方向に窪んでいる。これにより、液体保持部材2001の当接部2009は、塗布ローラ1001に対して、塗布ローラ1001の外周面に沿って均一な圧力で当接することが可能となる。
上記のように本実施形態における液体保持部材2001では、継ぎ目のない一体に形成された当接部材2009が、バネ部材2006の付勢力によって塗布ローラ1001の外周面に隙間なく連続した状態で当接する。その結果、液体保持空間Sは、この当接部材2009と、空間形成基材2002の凹部2003と、塗布ローラ1001の外周面と、に囲まれた実質的に閉塞した空間となり、この空間に塗布液が保持される。よって、塗布ローラ1001の回転が停止した状態では、当接部材2009と塗布ローラ1001の外周面とは液密状態を維持し、塗布液がこの液体保持空間Sの外部へと漏出するのを防止することができる。また、これにより液体保持空間S内の塗布液の蒸発も抑制できる。
一方、塗布ローラ1001が回転している状態のときは、塗布液が塗布ローラ1001の外周面と当接部材2009との間をすり抜けて、塗布ローラ1001の外周面に層状に付着する。
ここで、塗布ローラ1001の停止状態において、その外周面と当接部材2009とが液密状態にあるとは、上記のとおり、上記液体保持空間Sの内と外との間で塗布液を通さない状態にあることを示す。この場合、当接部材2009の当接状態としては、それが塗布ローラ1001の外周面に対し、直に接する状態の他、毛管力によって形成される塗布液の膜を介して塗布ローラ1001の外周面に当接する状態を含むものとする。
一方、空間形成基材2002には、当接部材2009に囲繞された領域内に、それぞれ空間形成基材2002を貫通する孔を形成する液体供給口2004および液体回収口2005が設けられている。これらは空間形成基材2002の背面側に突設された円筒状の連結部(不図示)にそれぞれ連通している。また、この連結部は、後述のチューブ3102、3103(図3参照)に連結されている。なお、この実施形態では、液体供給口2004が当接部材2009に囲繞された領域の一端部(図2では左端部)近傍に形成され、液体回収口2005が同領域の他端部(図2では右端部)近傍に設けられている。この液体供給口2004は、液体流路3000から供給される塗布液を前述の液体保持空間Sに供給させるためのものである。そして、液体回収口2005は、液体保持空間S内に供給された塗布液のうち塗布媒体に塗布されなかった余剰液体としての塗布液を液体流路3000へ回収させるためのものである。この塗布液の供給、回収を行う際に、液体保持空間S内において、塗布液は上記の左端部から右端部へと流動する。
[液体流路]
図3は、図2等に示した液体保持部材2001に連結される液体流路3000の概略構成図である。
この液体流路3000は、液体保持部材2001を構成する空間形成基材2002の液体供給口2004と塗布液を貯蔵する貯蔵部である液体貯留容器3002とを連結する第1流路を構成するチューブ3101およびチューブ3102を有する。(なお、以下では貯蔵タンク3002とも称する。)また、液体流路3000は、空間形成基材2002の液体回収口2005と貯蔵タンク3002とを連結する第2流路を構成するチューブ3103、液体検知センサY001、チューブ3103a、チューブ3104およびチューブ3105を有する。この貯蔵タンク3002には、大気連通口3004が設けられている。
ここで、液体検知センサY001は、空間形成基材2002内の塗布液の有無を検知するために第2流路の途中に設けられている電気的な検知手段である。
第1流路には三方に開口部を有する第1丁字流路3301が含まれており、第1丁字流路3301のそれぞれの開口部は、チューブ3101、チューブ3202およびチューブ3109に連結されている。さらに、第1丁字流路3301は、チューブ3101側およびチューブ3109側にそれぞれ流路の連通、遮断の切り換えを可能とする第1遮断弁3201および第2遮断弁3202が設けられている。チューブ3101の第1丁字流路3301に連結されている端部とは反対側の端部は貯蔵タンク3002に連結されている。また、チューブ3109の第1丁字流路3301に連結されている端部とは反対側の端部は貯蔵タンク3002の内部空間に連結されており、貯蔵タンク3002の内部空間および大気連通口3004を介して貯蔵タンク3002の外部の大気に連通されている。
この第1遮断弁3201、第2遮断弁3202および第1丁字流路3301を有する構成により、チューブ3102の連結先を、貯蔵タンク3002の外部の大気と、貯蔵タンク3002に貯蔵された塗布液と、から選択することができる。
第2流路は、チューブ3103、液体検知センサY001、チューブ3103a、チューブ3104およびチューブ3105を含み、本液体流路3000内の塗布液および空気を貯蔵タンク3002の方向へと強制的に流動させるポンプ3007を備えている。ポンプ3007の塗布液を吸い込む側の端部には、チューブ3104が連結されている。一方、ポンプ3007の塗布液を吐き出す側の端部には、チューブ3105が連結されている。このチューブ3105は貯蔵タンク3002とポンプ3007とを連結している。
これらの第1流路および第2流路で貯蔵タンク3002と空間形成基材2002とを連結し、ポンプ3007を駆動させることで、貯蔵タンク3002内の塗布液を第1の流路および第2の流路に循環させながら空間形成基材2002に供給することが可能になる。
さらに液体流路3000は、貯蔵タンク3002よりも容積が大きく、貯蔵タンク3002内に補給するための塗布液を貯蔵・収納している液体タンク(以下、交換タンク)3001を有する。また、液体流路3000は、さらに、交換タンク3001と第2流路とを連結する第3流路と、貯蔵タンク3002と交換タンク3001とを連結する第4流路と、を有する。
第3流路に含まれるチューブ3106は、一方の開口部が、注射針状の第1連結口3005と、連結流路を構成する台座3003と、を介して交換タンク3001に連結されている。チューブ3106の他方の開口部は第2丁字流路3302に連結されている。本実施形態では、チューブ3106が、交換タンク3001から貯蔵タンク3002へと塗布液を補給するための流路となる。
第2丁字流路3302の三つの開口部は、チューブ3103a、チューブ3104およびチューブ3106に連結されている。さらに、第2丁字流路3302にはチューブ3103a側に第3遮断弁3203、チューブ3106側に第4遮断弁3204が設けられており、各チューブ3103a,3106への連通、遮断を切換えることができる。これにより、チューブ3104の連結先を、交換タンク3001と空間形成基材2002とから選択することが可能となる。
第4流路は、液体の補充路となるもので、チューブ3107およびチューブ3108を含んでいる。第4流路に含まれるチューブ3108は、注射針状の第2連結口3006と、連結流路を構成する台座3003と、を介して交換タンク3001に連結されている。交換タンク3001は、チューブ3107とチューブ3108とを介して貯蔵タンク3002に連通されている。また、チューブ3107とチューブ3108との間には、チューブ3107とチューブ3108との連通、遮断の切換えを可能とする第5遮断弁3205が設けられている。
また、交換タンク3001には、大気連通パイプ3001aが設けられている。大気連通パイプ3001aは、下端が第2の連結口3006に接続され、上端は交換タンク3001内の空気層Aに突出している。このように構成することで、第5遮断弁3205を開放することにより、交換タンク3001内の塗布液Lを循環経路に流出させることなく、交換タンク3001の内圧を大気圧にすることができる。
なお、第4流路を設けることによって、交換タンク3001に大気連通口3004を設けずに構成することが可能となる。また、交換タンク3001から貯蔵タンク3002へと塗布液を補給する際に、循環補給を行うことが可能となる。
なお、各遮断弁の切換えは後述の制御部4000からの制御信号によって行われ、塗布液の充填、供給、回収などが行われる。具体的な動作の詳細は後述する。
また、本実施形態では水頭差制御などの目的で貯蔵タンク3002を設ける場合でも、液体塗布に必要な部材を、同一の液体塗布機構内に収めることが可能である。
次に、本実施形態に係る液体塗布機構の特徴部分である、塗布液から異物を除去する機構について説明する。
液体塗布機構においては塗布部材を介して塗布液に異物が混入することがある。異物は塗布液の回収動作により塗布液とともに貯蔵タンク3002内に回収される。貯蔵タンク3002内の異物は重力作用により沈降し、貯蔵タンク3002の底に堆積する。そして、再び循環動作が開始されると、貯蔵タンク3002内に塗布液の流れが発生し、堆積した異物は巻き上げられやすい状態となる。本実施形態に係る液体塗布機構は、貯蔵タンク3002の底面に捕捉空間部を設けることで、循環動作時における異物の巻き上げを抑制している。
図4は本実施形態に係る液体塗布機構の貯蔵タンクの内部を示した模式図である。
液体貯留容器(以下、貯蔵タンク)3002には、底面に、壁部材(以下、リブと称する)3502が立設して配されている。リブ3502は、貯蔵タンク3002の底面に沿ってリブ編み状(格子状)に交差する形状を有している。このようなリブ3502によって底面全体に渡って複数の空間部(以下、捕捉空間部と称する)3501を形成している。リブ3502は、各捕捉空間部3501の側方を囲む壁部材になっており、各捕捉空間部3501を連続した矩形形状に区画している。各捕捉空間部3501の重力方向上方は開口されている。
循環停止時において貯蔵タンク3002内の塗布液に混入している異物は、重力作用により沈降し、捕捉空間部3501内に堆積する。循環動作による塗布液の流れにより異物は巻き上げられやすい状態となるが、捕捉空間部3501内における塗布液の流速はリブ3502によって抑えられるため、捕捉空間部3501内に堆積した異物の巻き上げは抑制される。
図5に本実施形態に係る液体塗布機構の貯蔵タンク3002の断面図を示す。図5に示すように、本実施形態において、流入部(以下、流入口)3404および流出部(以下、流出口)3402は、その先端の位置がリブ3502の上面よりも重力方向上方に配置されている。これにより、循環時における流入口3404から流出口3402への主流れ(図中の矢印に沿った流れ)はリブ3502よりも上側で発生するため、捕捉空間部3501内への塗布液の流れ込みを抑えることで異物の巻き上げを防止できる。塗布液の循環が行なわれている間、上記の状態が維持される。また、流出口3402は貯蔵タンク3002の中央領域に配置されており、一方流入口3404は貯蔵タンク3002を構成する側壁の近くに配置されて構成されている。
ここで、本実施形態に係る液体塗布機構の貯蔵タンク3002およびリブ3502の構成について詳しく説明する。本実施形態での貯蔵タンク3002のサイズは、幅59.3mm、奥行き45.8mmである。
図6に捕捉空間部3501の拡大図を示す。貯蔵タンク3002においてリブの形状を決定する要素としてはリブ厚さT、捕捉空間部3501の重力方向における一辺の長さであるリブ高さZ方向、捕捉空間部3501の水平方向における一辺の長さであるリブ間隔X方向、Y方向の4つの要素がある。本実施形態においてリブ間隔はX=Yとし、捕捉空間部3501の開口部の形状は正方形とした。以下の説明ではリブ間隔はXのみを用いて説明する。
まず最初にリブ厚さTについて説明する。貯蔵タンク3002内に混入した異物は沈降によりリブ3502上面または捕捉空間部3501に堆積する。捕捉空間部3501へと堆積した異物の巻き上げは防止できるが、リブ3502上面に堆積した異物は、循環時において塗布液中に再混入する可能性がある。よって、異物の捕捉効率を高めるにはリブ3502の上面の面積を減らす必要があり、リブ厚さTは薄くすることが望ましい。本実施形態においては、リブ厚さTは1mmとしている。
リブ厚さTを薄くする以外にリブ3502上面の面積を減らす方法としては、リブ3502を略突起形状にしたり、リブ3502上部の稜線を面取りしたりする方法がある。
次にリブ高さZについて説明する。図7に各リブ高さZにおけるリブ間隔Xと巻き上げ量との関係を示す。ここで、巻き上げ量とは、捕捉空間部3501のない状態を1とし、値が小さいほど捕捉効率が高いことを示している。なお、本実施形態で想定される塗布液の流量は1cc/secである。
図7より、リブ高さZを1mmにした場合に対し、リブ高さZを3mm、5mmにした場合に異物の巻き上げ量が低下することがわかり、リブ高さZが3mm以上であれば十分な異物の捕捉効果が期待できることがわかった。よって、本実施形態におけるリブ高さZは3mm以上とする。なお、異物の発生量が増加した場合を考慮すると、リブ高さZが高いほうが、捕捉空間部3501の容積が大きくなるため、捕捉できる量の点で有利と考えられる。
次にリブ間隔Xについて説明する。図8にリブ間隔Xと巻き上げ量との関係を示す。ここで、リブ厚さTは1mm、リブ高さZは5mmとしている。図8より、リブ間隔Xは2mm以上とすることで捕捉効率が高くなり、2mm〜10mm程度にした場合に特に捕捉効率が高いことがわかった。
図9に本実施形態において、塗布液の流量を変化させた場合のリブ間隔Xと巻き上げ量との関係を示す。図9より、塗布液の流量の増加により捕捉効率は全体的に低下するものの、大きく変化しないことがわかった。
以上のことから、本実施形態におけるリブ間隔Xは2mm以上10mm以下とする。
なお、本実施形態において、リブ3502は貯蔵タンク3002と一体に形成されている。そのため、リブ3502を構成する新たな部材を追加する必要がないため、コストや組み立て性の面で優れている。もちろん、リブ3502を貯蔵タンク3002と一体ではなく、別部品として貯蔵タンク3002の底面に配置し、捕捉空間部3501を設けた場合においても、本実施形態と同様の効果が得られる。また、リブ3502を別部品として設ける場合には貯蔵タンク3002の底部に設ければよく、すなわち貯蔵タンク3002の底面に当接または近接させて設ければよい。貯留タンク内における塗布液の流動の影響を抑制できるような構造が貯留タンクの底部に配されていればよい。
また、リブ3502の交差形状、すなわち捕捉空間部3501の開口部の形状は、本実施形態の正方形に限定されない。例えば矩形や六角形、さらには曲線を含んだ形状であってもよい。
図10は捕捉空間部3501を設けた貯蔵タンク3002を用いた場合と、捕捉空間部を設けていない貯留タンクを用いた場合について、循環時間と濁度の関係を比較した結果を示す。実験は塗布液を流量:1cc/secで30分間循環させた際の塗布液の濁度を10分、20分、30分に計測した結果である。濁度は、貯蔵タンク内における液体の濁り度合を示しており、濁度が高いほどタンク内に堆積した異物が巻き上げられていることになる。なお、捕捉空間部3501はリブ厚さTは1mm、リブ間隔X、Yはそれぞれ5mm、リブ高さZは5mmで構成した。図16より、「補足空間部なし」は、循環時間の増加に伴い、濁度が増加している。一方で「補足空間部あり」は、循環時間が増加しても濁度の増加が抑えられていることが理解され、本発明構成の効果が明らかである。
[制御系]
図11は、本実施形態に係る液体塗布機構における制御系の概略構成を示すブロック図である。図11において、4000は液体塗布機構全体を制御する制御手段としての制御部を示している。この制御部4000は、種々の演算、制御、判別などの処理動作を実行するCPU4001を有する。また、制御部4000は、CPU4001によって実行される図11にて示される処理などのための制御プログラムなどを格納するROM4002や、CPU4001の処理動作中のデータや入力データなどを一時的に格納するRAM4003などを有する。
この制御部4000には、所定の指令あるいはデータなどを入力するキーボードあるいは各種スイッチなどを含む入力操作部4004と、液体塗布機構の入力・設定状態などをはじめとする種々の表示を行う表示部4005と、が接続されている。また、制御部4000には、塗布媒体の位置や各部の動作状態などを検出するセンサ等を含む検出部4006が接続されている。前述の液体検知センサY001は、検出部4006の一部を構成する。さらに、制御部4000には、ローラ駆動モータ1004、ポンプ駆動モータ4009および第1〜第5切換弁4012が、それぞれ駆動回路4007,4008,4011を介して接続されている。
[液体塗布動作シーケンス]
図12は、本実施形態に係る液体塗布機構の液体塗布に関わる処理手順を示すフローチャートである。以下、図12を参照して、各工程を説明する。液体塗布機構に電源が投入されると、制御部4000は、図12に示すフローチャートに従って液体塗布動作シーケンスを実行する。
本実施形態に係る液体塗布機構における各遮断弁の「開(Open)」と「閉(Close)」との組み合わせには、表1に示す「放置」、「補給」、「塗布」、「回収」の4つの組み合わせがある。制御部4000は、4つの組み合わせの中から適切な組み合わせを選択し、対応する動作を行うように各遮断弁へと制御信号を送信する。
Figure 2010274255
「放置」と示した組み合わせは、ポンプ3007の非動作時であって、液体保持空間S内の塗布液を貯蔵タンク3002に回収した後の各遮断弁の状態を示している。「補給」と示した組み合わせは、交換タンク3001から貯蔵タンク3002へと塗布液を補給する際の各遮断弁の状態を示している。「循環」と示した組み合わせは、貯蔵タンク3002、第1流路、液体保持空間S、第2流路内において塗布液を循環させる際の各遮断弁の状態を示している。「回収」と示した組み合せは、液体保持空間Sから貯蔵タンク3002へと塗布液を回収する際の各遮断弁の状態を示している。
また、「放置」の組み合わせとしては、第2遮断弁を「開」状態でなく「閉」状態にすることも可能である。この場合は、液体保持空間Sと貯蔵タンク3002が遮断されることになるので、非動作時に、貯蔵タンク3002内の塗布液が液体保持空間Sに侵入することを防止できる。
(1)充填工程
図12において、ステップS1は、塗布空間Sに対する塗布液の充填工程である。また、図13は、充填工程の動作の詳細を示したフローチャートである。この充填工程では、まず、各遮断弁を「循環」の開閉組み合わせにする(ステップS100a)。この開閉組み合わせにすると、液体塗布空間Sが第1流路および第2流路によって貯蔵タンク3002に連通する。
その後、液体検知センサY001で塗布液の有無を監視しながら、ポンプ3007を駆動させる(ステップS101)。これにより、第1流路、液体塗布空間S、チューブ3103、液体検知センサY001の順に塗布液が送られる。そして、液体検知センサY001内の流路が塗布液で満たされると、液体検知センサY001が液体有の状態を検知し(ステップS102)、ポンプ3007の駆動が停止される。この工程によって、塗布ローラ1001に対し塗布液が供給された状態となり、塗布媒体への塗布が可能となる(ステップS105)。
(2)補給工程
図12において、ステップS1で、液体保持部材内の液面の高さを検知するための液面管理手段としてのセンサ等により、貯蔵タンク3002内の塗布液の充填が不十分であると判断する場合は、各遮断弁を「補給」の開閉組み合わせにする。その後、ポンプ3007を一定時間駆動させる。この開閉組み合わせにすると、交換タンク3001が第3流路および第4流路によって貯蔵タンク3002に連通する。これにより、貯蔵タンク3002に塗布液が補給されていく。
この補給動作を説明する。貯蔵タンクの内部を図3に示す。本実施形態における貯蔵タンク3002の内部の空間は説明の便宜を考慮して直方体であるものとする。チューブ3101は流出口3402に連通している。チューブ3105は流入口3404に連通している。チューブ3109は開口部3405に連通している。第4流路であるチューブ3107は開口部3403に連通している。
図3は、流出口3402、流入口3404、開口部3405、開口部3403および大気連通口3004の下端3401の垂直方向の位置関係について示したものである。
流出口3402は、貯蔵タンク3002の有効容量を確保し、第1流路への気泡の混入を抑制するために、貯蔵タンク3002の底部に近い位置に配置される。ただし、本実施形態のように貯蔵タンク3002が交換タンク3001から供給される塗布液を一時的に貯蔵するものであれば、この限りではない。また、図3に示すように、本実施形態において流出口3402は貯蔵タンク3002の中央付近に配置されている。これにより、装置が傾いた場合などにおいても、流出口3402の位置における液面の高さを確保することができるため、第1流路への気泡の混入を防止することができる。
開口部3405は回収動作の際に大気に連通される必要があり、貯蔵タンク3002の内部を介して大気連通口3004に連通していなければならない。よって、開口部3405の位置は貯蔵タンク3002の上面に近い位置に配置する。大気連通口3004の下端3401は貯蔵タンク3002の高さ方向の中心になるべく近い位置に配置する。開口部3403は大気連通口3004の下端3401よりも低く配置する。
塗布液の充填は、貯蔵タンク3002の内部に位置する第4流路の端部である開口部3403に達するまで行われる(図3に示した状態)。この第4流路の端部である開口部3403の下端まで塗布液が充填されると、塗布液は交換タンク3001と貯蔵タンク3002間で循環するため、貯蔵タンク3002内の水位は変化しない。この第4流路の端部である開口部3403の下端を大気連通口3004の下端3401よりも低くすることで、大気連通口3004から塗布液が流出することを防止できる。
本構成によれば補給工程においてポンプ3007の駆動時間に関わらず貯蔵タンク3002からの液漏れが発生することを防止できる。
なお、別の構成として、貯蔵タンク3002内に塗布液の水位を検出するセンサを設けてもよい。これにより、塗布液の水位が大気連通口3004の下端3401よりも低くならないように制御することが可能となる。この場合は第4流路が不要となる。また、水位を検出するセンサが故障した場合を考慮して、第4流路とセンサの双方を併せ持っていてもよい。
他には、上述した水位を検出するセンサよりも貯蔵タンク3002の底面により近い側に、別の水位センサを設置するようにしてもよい。この場合は、貯蔵タンク3002内の液量が少なくなったことを検知した場合に、それをトリガにして、補給工程を行わせるように制御することが可能になる。
(3)塗布工程
図12に示すように、塗布開始指令が入力されると(ステップS2)、再びポンプ3007が作動を開始し(ステップS3)、塗布ローラ1001は図2に矢印で示す時計周りの回転を開始する(ステップS4)。この塗布ローラ1001の回転により、液体保持空間Sに充填された塗布液Lは、塗布ローラ1001に対する液体保持部材2001の当接部材2009の押圧力に抗して、塗布ローラ1001と当接部材2009の下縁部2011との間をすり抜ける。この塗布液Lは、塗布ローラ1001の外周に層をなして付着する。塗布ローラ1001に付着した塗布液Lは、塗布ローラ1001とカウンタローラ1002との当接部に送られる。
次いで、塗布媒体送給機構1006によって搬送された塗布媒体Pは、塗布ローラ1001とカウンタローラ1002との間に挿入される。これと共に、塗布媒体Pは、塗布ローラ1001とカウンタローラ1002との回転に伴い排紙部へ向けて搬送される(ステップS5)。この搬送の間に、塗布ローラ1001に付着した塗布液Lは、図14に示すように塗布ローラ1001から塗布媒体Pへと転写される。なお、塗布ローラ1001とカウンタローラ1002との間に塗布媒体Pを供給する手段としては、上記の搬送機構に限られない。
図14において、交差する斜線で表した部分が塗布液Lを示している。なお、ここでは、塗布ローラ1001および塗布媒体Pにおける塗布液Lの層の厚みは、塗布時における塗布液Lの様子を明確に示すため、実際の厚みよりもかなり厚く表している。
上記のようにして、塗布媒体Pの塗布液が塗布された部分は塗布ローラ1001の搬送力により矢印方向に搬送される。これと共に、塗布媒体Pと塗布ローラ1001との接触部に塗布媒体Pの未塗布部分が搬送され、この動作を連続的もしくは間欠的に行うことで塗布媒体全体に塗布液が塗布される。
ところで、図14においては、当接部材2009の下縁部2011からすり抜けて塗布ローラ1001に付着した塗布液Lの全てが塗布媒体Pに転写された理想的な塗布状態を示している。しかしながら、実際には、塗布ローラ1001に付着した塗布液Lの全てが塗布媒体Pに転写されるとは限らない。つまり、搬送される塗布媒体Pが塗布ローラ1001から離間する際、塗布液Lの一部が塗布ローラ1001の周面に残留することが多い。この塗布ローラ1001における塗布液Lの残留量は、塗布媒体Pの材質および表面の微小な凹凸の状態によっても異なるが、塗布媒体Pが普通紙であればたいていの場合、塗布動作後も塗布ローラ1001の周面には塗布液Lが残留する。
この塗布ローラ1001に残留した塗布液Lは、塗布ローラ1001に対する液体保持部材2001の当接部材2009の押圧力に抗して、塗布ローラ1001と当接部材2009の上縁部2010との間をすり抜けて液体保持空間S内に戻る。液体保持空間S内に戻った塗布液は、同空間S内に充填されている塗布液に混ざり込む。
また、この塗布液が液体保持空間S内に戻る動作は、塗布媒体が存在せず、塗布ローラ1001を回転させた場合においても発生する。すなわち、塗布ローラ1001を回転することで塗布ローラ1001の外周に付着した塗布液は、塗布ローラ1001とカウンタローラ1002との間の部分(ニップ部)の間をすり抜ける。すり抜けた塗布液はカウンタローラ1002から分離し、塗布ローラ1001の周面に残る。そして、塗布ローラ1001側に付着している塗布液Lは当接部材2009の上縁部2010と塗布ローラ1001との間をすり抜けて液体保持空間S内に侵入し、同空間S内に充填されている塗布液に混ざり込む。
(4)終了工程
図12に示すように、上記のようにして、塗布媒体への塗布動作が実行されると、次に塗布工程を終了して良いか否かの判断を行う(ステップS6)。塗布工程を終了しない場合は、ステップS5に戻り、塗布媒体の塗布が必要な部分全体に塗布工程を終了するまで塗布動作を繰り返す。塗布工程を終了すると、ポンプ3007の駆動を停止させる(ステップS7)。この後、ステップS2へ移行し、塗布開始指令が入力されていれば、前述のステップS2〜S7の動作を繰り返す。一方、塗布開始指令が入力されていなければ、塗布空間Sおよび液体流路3000内の塗布液を回収する回収動作などの後処理を行い(ステップ8)、塗布に関わる処理を終了する。
なお、上記回収動作は、各遮断弁を「回収」の開閉組み合わせにして、ポンプ3007を一定時間駆動させる。この開閉組み合わせにすると、液体塗布空間Sが第2流路によって貯蔵タンク3002に連通し、また液体塗布空間Sが第1流路によって大気連通口3004に連通する。これにより、チューブ3102、液体塗布空間S、チューブ3103、チューブ3104、ポンプ3007およびチューブ3105に大気を供給することになり、塗布液は貯蔵タンク3002に回収される。この回収動作を行うことにより、液体保持空間Sからの塗布液の蒸発を防止ないしは軽減することができる。
また、回収動作後は、各遮断弁を「放置」の開閉組み合わせにする。この開閉組み合わせにすると、交換タンク3001、貯蔵タンク3002および液体塗布空間Sは互いに遮断された状態になる。よって、移動、運搬などにおいて装置の姿勢が傾いた場合にも塗布液が各タンク間を移動や外部へ流出するのを防止ないしは軽減することができる。
なお、本実施形態では、交換タンク3001から貯蔵タンク3002への塗布液の補給と、液体保持空間Sに対する塗布液の循環とを別個に行っているが、同時に行っても良い。このときは、第1遮断弁3201は閉じ、第2遮断弁3202〜第5遮断弁3205を開けるようにすれば良い。
(インクジェット記録装置の実施形態)
図15は、図1ないし図3に示した液体塗布機構を備えたインクジェット記録装置の概略構成図である。
このインクジェット記録装置1には、複数枚の記録媒体Pを積載可能な給送トレイ2が設けられており、半月形状の分離ローラ3が、給送トレイ2に積載された記録媒体Pを1枚ずつ分離して搬送経路に給送する。搬送経路中には、上記液体塗布機構の液体塗布手段を構成する塗布ローラ1001およびカウンタローラ1002が配置されている(その他の液体塗布機構の構成は便宜的に省略している)。給送トレイ2から給送された記録媒体Pは、両ローラ1001,1002の間に送られる。塗布ローラ1001はローラ駆動モータの回転によって、図中時計周りに回転し、記録媒体Pを搬送しながら塗布液を記録媒体Pの記録面に塗布する。塗布液が塗布された記録媒体Pは、搬送ローラ4とピンチローラ5との間に送られ、搬送ローラ4が図中反時計周りに回転することによって、記録媒体Pはプラテン6の上を搬送され、記録手段を構成する記録ヘッド7に対向する位置へと移動する。記録ヘッド7は所定数のインク吐出用のノズルを配設したインクジェット記録ヘッドであり、この記録ヘッド7が紙面に垂直方向に走査する間に、記録データに従ってノズルから記録媒体Pの記録面に対してインク滴を吐出して記録を行う。この記録動作と搬送ローラ4による所定量の搬送動作とを交互に繰り返しながら、記録媒体に画像を形成して行く。この画像形成動作とともに、記録媒体の搬送路において記録ヘッドの走査領域の下流側に設けられた、排紙ローラ8と排紙拍車9とによって記録媒体Pが挟持され、排紙ローラ8の回転によって排紙トレイ10上に排紙される。
なお、このインクジェット記録装置は、インクを吐出するノズルを記録媒体の最大幅にわたって配設した長尺の記録ヘッドを用いて記録動作を行う、いわゆるフルライン型のインクジェット記録装置として構成することも可能である。
また、本実施形態で用いる塗布液は、顔料を色材とするインクの凝集を早めるための処理液である。この処理液は、この処理液が塗布された記録媒体に吐出されるインクに反応することによりインクの色材である顔料を不溶化して顔料の凝集を早めさせる。この不溶化によって、記録濃度の向上やインクの滲みの防止を図ることができる。さらに、ブリーディングの軽減または防止が可能となる。なお、インクジェット記録装置において用いる塗布液は、上記の処理液に限られない。
図16は、本実施形態のインクジェット記録装置における液体塗布およびそれに伴う記録動作の手順を示すフローチャートである。
同図における、各ステップS11、S13、S14、S15、S19の処理は、図12に示したフローチャートのステップS1、S3、S4、S5、S7の処理にそれぞれ対応する。
図16に示すように、本実施形態では、記録開始の指令があると(ステップS12)、ポンプ作動などの一連の液体塗布動作を行う(ステップS13〜S15)。そして、液体塗布機構100の塗布媒体である記録媒体の液体塗布が必要な部分に塗布液を塗布する。
この塗布工程の後、記録媒体の塗布液が塗布された部分に対して、記録動作を行う(ステップS16)。すなわち、搬送ローラ4によって所定量ずつ搬送される記録媒体Pに対して記録ヘッド7を走査させ、この走査の間に記録データに応じてノズルからインクを吐出することにより記録媒体にインクを付着させてドットを形成する。この付着させるインクは塗布液に反応することにより記録濃度の向上やインクの滲みの防止が可能となる。以上の記録媒体の搬送と記録ヘッドの走査を繰り返すことにより、記録媒体Pに対して記録がなされ、記録を終了した記録媒体は排紙トレイ10上に排紙される。ステップS17で記録が終了したと判断すると、ステップS18以降の処理を行い、本処理を終了する。
なお、本実施形態に係るインクジェット記録装置では、記録媒体に対して液体塗布を行い、その塗布が終了した部分に対して順次記録を行うものである。すなわち、塗布ローラから記録ヘッドへ至る搬送路の長さが記録媒体の長さよりも短く、記録媒体上の塗布液が塗布された部分が記録ヘッドによる走査領域に至るときに、記録媒体の搬送経路の上流側にある部分に液体塗布機構によって塗布が行う形態である。この形態により、記録媒体の所定量の搬送ごとに、記録媒体の異なる部分で、順次、液体塗布と記録がなされていく。しかし、本実施形態の変形例として、1つの記録媒体全体に対する塗布が完了してから記録を行う形態であってもよい。
上述したように、本実施形態で使用する塗布液は、顔料を色材とするインクで記録する際に顔料の凝集を早めることを目的とした液体である。
塗布する液体の成分の一例を以下に記述する。
硝酸カルシウム・4水和物 10%
グリセリン 42%
界面活性剤 1%
水 残量
なお、塗布液の粘度は25℃で5〜6cP(センチポアズ)である。
また、本発明が適用される塗布液の成分は、上記のものに限られない。例えば、別の塗布液として、染料を不溶化あるいは凝集させる成分を含有する液体を用いることも可能である。また、別の塗布液として、塗布媒体のカール(媒体が湾曲形状となる現象)を抑制する成分を含有する液体を用いることも可能である。
塗布する液体に水を用いる場合、本発明の塗布ローラとの液体保持部材の当接部分での摺動性は、表面張力を低下させる成分を液体に含ませることで良好なものとなる。上述の塗布する液体の成分の一例では、グリセリンおよび界面活性剤が水の表面張力を低下させる成分である。
さらに、本実施形態に係るインクジェット記録装置において液体塗布機構によって塗布する液体は、例えば、蛍光増白剤を含有する液体であってもかまわない。この液体を記録媒体に塗布することにより、記録媒体の白色度を向上させることが可能である。この場合、液体塗布後の記録方式は、インクジェット記録方式に限られず、熱転写方式、電子写真方式などの記録方式でも同様の効果を得ることができる。また、上記の液体塗布機構は、銀塩写真方式の記録装置に適用することもでき、この場合においては、液体塗布機構を、記録前に感光剤を塗布するために用いることもできる。
また、本実施形態に係るインクジェット記録装置に上記の液体塗布機構を適用した場合において想定される除去すべき塗布液中の異物は、主に紙粉であり、そのほとんどが塗布液中で沈殿するものである。
紙粉に含まれるものの成分と大きさの一例を以下に示す。紙粉には、主にパルプと填料(炭酸カルシウム、カオリン、タルク等)が含まれている。
パルプ 10〜50μm
炭酸カルシウム 10μm以下
カオリン 10μm前後
タルク 40〜50μm程度
しかし、本実施形態において除去可能な塗布液中の異物は、上記のものに限定されない。
1001 塗布ローラ(液体塗布手段)
3002 貯蔵タンク(貯蔵部)
3402 流出口
P 塗布媒体
3502 リブ(壁部材)
3501 捕捉空間部

Claims (6)

  1. インクジェット方式によって記録がなされる記録媒体の記録面に対して液体塗布部材によって塗布される液体を貯留する液体貯留容器において、
    前記液体貯留容器には前記液体貯留容器から前記液体塗布部材に対して液体を流出させて供給する流出部と、前記液体塗布部材から余剰液体を前記液体貯留容器に流入させて回収する流入部と、を備えており、前記液体貯留容器の底部となる面には、格子状に立設して設けられた壁部材によって区画されて構成された上面が開口された複数の空間部を備えており、前記空間部はX、Y方向における一辺の長さは2mm以上10mm以下、Z方向の長さは3mm以上であることを特徴とする液体貯留容器。
  2. 前記空間部は前記液体貯留容器の底面全体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体貯留容器。
  3. 前記流出部は前記液体貯留容器の中央領域に配置され、前記流入部は前記液体貯留容器を構成する側壁の近くに配置されていることを特徴とする請求項1に記載の液体貯留容器。
  4. 前記流出部および前記流入部の先端の位置は、前記液体貯留容器の底面に設けられた空間部を構成する壁部材の上面よりも重力方向上方に位置していること特徴とする請求項1に記載の液体貯留容器。
  5. インクジェット方式によって記録がなされる記録媒体の記録面に対して液体を塗布する液体塗布部材と、
    塗布される液体を貯留し、前記液体を前記液体塗布部材に供給するために前記液体を流出させる流出部と、前記液体塗布部材に供給された前記液体のうち前記記録媒体に塗布されなかった余剰の前記液体を流入させて回収する流入部と、を備えた液体貯留容器と、
    前記液体塗布部材と前記流出部および前記流入部とを繋ぐ液体供給路と、
    を有する液体塗布機構において、
    前記液体貯留容器の底部となる面には、格子状に立設して設けられた壁部材によって区画されて構成された上面が開口された複数の空間部を備えており、前記空間部はX、Y方向における一辺の長さは2mm以上10mm以下、Z方向の長さは3mm以上であり、
    前記流出部は前記液体貯留容器の中央領域に、前記流入部は前記液体貯留容器を構成する側壁の近くにそれぞれ配置されていることを特徴とする塗布液体供給システム。
  6. 請求項5に記載の塗布液体供給システムと、該塗布液体供給システムの前記液体貯留容器に対して補給される液体を収納した液体タンクと、該液体タンクと前記液体貯留容器とを繋ぎ液体の補充を行う補充路と、前記記録媒体に前記液体を塗布した後に前記記録媒体の前記液体を塗布した部分にインクを吐出することにより前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、を備えて構成されることを特徴とするインクジェット記録装置。
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