JP6515023B2 - バケット - Google Patents
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鋼管内部の掘削は、人力または小型バックホウにより行うのが一般的である。
また、小型バックホウを利用した場合であっても、断面円形の鋼管杭の内面と、開口部が矩形状のバケットの外面との間に隙間が形成されるため、鋼管杭の内面に沿って掘削するには手間がかかっていた。
かかるバケットによれば、管の内周面に沿った形状を有しているため、管の内面とバケットの外面との間に形成される隙間が小さくなる。つまり、本発明のバケットによれば、管の内面に沿った掘削が可能となるため、管内の掘削を効率的に行うことができる。
そして、バケットの前記取付部側の面から前記開口部に至る内角が65〜85°の範囲内であれば、1回の掘削により採取できる土量を多くすることができ、掘削作業がより効率的になる。
バックホウ1は、図1に示すように、掘削機本体11、走行手段12、ブーム13およびアーム14を備えている。
走行手段12は、掘削機本体11に設けられたエンジンまたはモータの動力により駆動する。
ブーム13の基端部は、掘削機本体11に軸支されている。すなわち、ブーム13は、基端部を中心にして上下方向に回転(横軸を中心とした回転)が可能である。本実施形態では、く字状のブーム13を採用するが、ブーム13の形状は限定されない。
アーム14には、ジャッキ15が添設されている。ジャッキ15の基端部はアーム14の基端部に取り付けられている。ジャッキ15の先端部はアタッチメントの着脱が可能に構成されている。
バケット2は、鋼管杭の内部の土砂を掘削するためのアタッチメントであって、図2に示すように、アーム14の先端を中心にして上下(前後)方向での回転(アーム14の回転軸と平行な軸を中心とした回転)が可能である。
バケット本体21は、開口部24を有した容器である。
開口部24は、図3(a)に示すように、直線状の縁と弧状の縁とを組み合わせることにより半円形状と呈している。
また、第二鋼板21bは、バケット本体21の開口部の弧状の縁(取付部22と反対側の縁)を形成している。
すなわち、バケット本体21は、球の中心軸から、所定の内角によって2方向に切り出したような形(くし切状)を有している。
また、開口部24から第一鋼板21aに至る内角θは、適宜設定すればよいが、本実施形態では、65〜85°の範囲内(例えば、75°程度)とする。
取付部22は、バケット本体21をアーム14に取り付けるためのブラケットであって、図3(a)および(b)に示すように、第一鋼板21aの外面に突設されている。
爪23,23は、バケット本体21の開口部24の縁から突出するように固定された鋼板からなる。本実施形態では、2枚の鋼板を重ね合わせることにより爪23が形成されている。また、本実施形態では、爪23が2箇所に形成されているが、爪23の数や配置は限定されるものではない。また、爪23の形状も限定されるものではなく、必ずしも2枚の鋼板により形成する必要はない。さらに、爪23は必要に応じて形成すればよく、省略してもよい。
直線状の縁(第一鋼板21aの縁)の中点が鋼管杭3の中心付近に位置するようにし、弧状の縁(第二鋼板21bの縁)を鋼管杭3の内周面に沿わせておく。
前記の作業を繰り返すことにより、鋼管杭3の内部を、所定の深さ(例えば、1m)まで掘削する。
また、バケット2による掘削は、鋼管の内部に限定されるものではなく、例えば、コンクリート管の内部の掘削にバケット2を使用してもよい。
また、開口部24の形状は必ずしも半円形である必要はなく、例えば、扇状やくし状であってもよい。
また、第一鋼板21aは平板である必要はなく、例えば、く字状に曲がっていてもよい。
2 バケット
21 バケット本体
22 取付部
23 爪
24 開口部
3 鋼管杭
Claims (5)
- 管内の掘削に使用する掘削機用のバケットであって、
バケット本体と、前記バケット本体の外面に形成された取付部と、を備えており、
前記バケット本体は、前記取付部が形成された半円形状の第一鋼板と、球面状または多面状の第二鋼板とを組み合わせることにより形成されていて、
前記バケット本体の開口部の縁のうち、前記取付部側の縁の形状が前記第一鋼板により直線状を呈しており、前記取付部と反対側の縁の形状が前記第二鋼板により前記管の内周面に沿って弧状または多角形状を呈していることを特徴とする、バケット。 - 前記開口部の取付部側の縁の中央から前記取付部と反対側の縁の中央までの距離および前記開口部の取付部側の縁の中央から取付部側の縁の両端までの距離が、前記管の内半径の65〜85%の範囲内であることを特徴とする、請求項1に記載のバケット。
- 前記開口部の縁の形状が半円形状であることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載のバケット。
- 前記バケット本体は、取付部側の面が半円形状を呈しており、かつ、側面視扇形状であることを特徴とする、請求項3に記載のバケット。
- 前記取付部側の面から前記開口部に至る内角が65〜85°の範囲内であることを特徴とする、請求項4に記載のバケット。
Priority Applications (1)
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JP2015238049A JP6515023B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | バケット |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015238049A JP6515023B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | バケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017101522A JP2017101522A (ja) | 2017-06-08 |
JP6515023B2 true JP6515023B2 (ja) | 2019-05-15 |
Family
ID=59017991
Family Applications (1)
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JP2015238049A Active JP6515023B2 (ja) | 2015-12-04 | 2015-12-04 | バケット |
Country Status (1)
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2015
- 2015-12-04 JP JP2015238049A patent/JP6515023B2/ja active Active
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