JP6514008B2 - カシメ方法 - Google Patents

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Description

本発明は、カシメ方法に関し、例えば、カシメ装置の駆動部によって押し込み部をストロークさせて、第1の被カシメ部材のカシメ部を第2の被カシメ部材にカシメ固定するカシメ方法に関する。
一般的なカシメ装置は、駆動部によって押し込み部をストロークさせて、第1の被カシメ部材のカシメ部を第2の被カシメ部材にカシメ固定している。このとき、センサを用いて押し込み部のストローク量を実測し、この実測量をフィードバックしながら駆動部の目標制御ストローク量を決定している。
例えば、特許文献1のカシメ装置も、ベアリングに歪みが生じるストローク量未満のストローク量でカシメローラをストロークさせるために、センサを用いてカシメローラのストローク量を実測して駆動部をフィードバック制御している。
特開2010−264480号公報
特許文献1のカシメ装置は、カシメローラのストローク量を実測するためのセンサを用意する必要があり、カシメ装置のコストが嵩む課題を有する。また、特許文献1のカシメ装置は、ストローク量の実測量に基づいてフィードバック制御するため、演算量が多く、演算負荷や演算時間の増加を招く課題を有する。
本発明は、上記を鑑みなされたものであって、演算負荷や演算時間の増加を抑制し、且つ安価にカシメ固定を実現する。
本発明の一態様に係るカシメ方法は、カシメ装置の駆動部によって押し込み部をストロークさせて、第1の被カシメ部材のカシメ部を第2の被カシメ部材にカシメ固定するカシメ方法であって、
前記カシメ部が前記第2の被カシメ部材にカシメ固定された状態を解放するために必要なトルクを必要解放トルクとし、前記カシメ部が前記第2の被カシメ部材にカシメ固定される前の状態から前記第2の被カシメ部材にカシメ固定された後の状態までの前記カシメ部における前記押し込み部のストローク方向の変位量をカシメ深さとしたとき、予め設定された必要解放トルク以上となる前記カシメ深さを、予め設定された必要解放トルクと前記カシメ深さとの関係に基づいて決定する工程と、
前記決定したカシメ深さ以上となる前記押し込み部のストローク量を、予め設定されたカシメ深さと前記押し込み部のストローク量との関係に基づいて決定する工程と、
前記決定した押し込み部のストローク量以上となる前記駆動部のストローク量を、予め設定された押し込み部のストローク量と前記駆動部のストローク量との関係に基づいて決定する工程と、
前記決定した駆動部のストローク量以上であって、且つ予め設定された前記カシメ部が破損する前記駆動部のストローク量未満である目標制御ストローク量で、前記駆動部を制御する工程と、を備える。
本発明によれば、演算負荷や演算時間の増加を抑制でき、且つ安価にカシメ固定を実現できる。
実施の形態のカシメ装置を示す正面図であり、ナットをシャフトにカシメ固定する様子を部分的に断面図として示している。 実施の形態のカシメ装置の制御系を示すブロック図である。 ナットがシャフトにカシメ固定された状態を示す平面図である。 カシメ部のカシメ深さを説明するための図であり、(a)はカシメ部がカシメ固定される前の状態を示し、(b)はカシメ部がカシメ固定された後の状態を示している。 実施の形態のカシメ方法の流れを示すフローチャート図である。 必要解放トルクとカシメ深さとの関係を示す図である、 カシメ深さと押し込み部のストローク量との関係を示す図である。 押し込み部のストローク量、ネジ軸のストローク量及びカシメ品質保証範囲の関係を示す図である。
本実施の形態のカシメ方法を説明する。先ず、本実施の形態のカシメ方法に用いられるカシメ装置の構成を説明する。
図1は、本実施の形態のカシメ装置を示す正面図であり、ナットをシャフトにカシメ固定する様子を部分的に断面図として示している。図2は、本実施の形態のカシメ装置の制御系を示すブロック図である。図3は、ナットがシャフトにカシメ固定された状態を示す平面図である。図4は、カシメ部のカシメ深さを説明するための図であり、(a)はカシメ部がカシメ固定される前の状態を示し、(b)はカシメ部がカシメ固定された後の状態を示している。なお、以下の説明では、図1の形態に基づいて、カシメ装置の上下方向及び左右方向を規定している。
本実施の形態のカシメ装置1は、図1及び図2に示すように、フレーム部2、駆動部3、押し込み部4、カシメ冶具5及び制御部6を備えている。フレーム部2は、基部2a及びアーチ部2bを備えている。本実施の形態では、基部2aの上面が平坦面とされており、当該平坦面上にアーチ部2bが支持されている。
駆動部3は、押し込み部4をカシメ装置1の上下方向にストローク(変位)させる。本実施の形態の駆動部3は、駆動源3a、ネジ軸3b、接触部3c及びガイド3dを備えている。
駆動源3aは、サーボモータであり、図2に示すように、出力軸の回転角度を検出する検出部(例えば、エンコーダ)3eを備えている。駆動源3aの出力軸は、駆動源3aのハウジング3a1からカシメ装置1の下方に向かって突出しており、アーチ部2bの梁部分2b1に形成された貫通部(図示を省略)に挿入されている。駆動源3aのハウジング3a1は、アーチ部2bの梁部分2b1に固定されている。なお、本実施の形態では、駆動源3aとしてサーボモータを用いているが、一般的に用いられるモータを用いることができる。
ネジ軸3bは、カシメ装置1の上下方向に延在しており、アーチ部2bの梁部分2b1に形成された貫通部(図示を省略)に挿入されている。そして、ネジ軸3bの上端部は、駆動源3aの出力軸に当該駆動源3aの駆動力を伝達可能に連結されている。本実施の形態では、ネジ軸3bの上端部が駆動源3aの出力軸の下端部に相互の回転軸が略重なるように固定されている。
接触部3cは、駆動源3aの駆動力を押し込み部4に伝達する。本実施の形態では、接触部3cの上面にネジ軸3bの下端部が回転可能に連結されている。そして、接触部3cの下面は、平坦面とされている。
ガイド3dは、接触部3cをカシメ装置1の上下方向に案内するロッドである。本実施の形態では、複数本のガイド3dがカシメ装置1の上下方向に延在しており、各々のガイド3dはアーチ部2bの梁部分2b1に形成された貫通部(図示を省略)に通されている。そして、ガイド3dの下端部は、接触部3cの上面に固定されている。これらのガイド3dは、カシメ装置1の上下方向から見て、例えばネジ軸3bを中心とした点対称に配置されている。
押し込み部4は、第1の被カシメ部材のカシメ部を第2の被カシメ部材にカシメ固定するために、カシメ部を押し込んで折り曲げるパンチである。本実施の形態の押し込み部4は、図1に示すように、ロータコア7に通された第2の被カシメ部材であるシャフト8を上下から挟み込むように当該シャフト8にねじ込まれ、且つシャフト8をロータコア7に固定する第1の被カシメ部材であるナット9を、当該シャフト8にカシメ固定する。詳細には、図3に示すように、ナット9におけるシャフト8へのねじ込み方向に対して逆側の端面から立ち上がるカシメ部9aをシャフト8側に折り曲げて当該シャフト8に食い込ませることで、ナット9の緩みを防ぐ。なお、本実施の形態では、第1の被カシメ部材をナット9とし、第2の被カシメ部材をシャフト8としたが、第1の被カシメ部材のカシメ部を押し込むことによって当該カシメ部を第2の被カシメ部材にカシメ固定できれば、第1の被カシメ部材及び第2の被カシメ部材は特に限定されない。
このような押し込み部4の上面は、平坦面とされており、接触部3cの下面と接触する。このとき、押し込み部4は、カシメ装置1の上下方向から見て、ネジ軸3bの中心軸と押し込み部4の中央とが略重なるように配置される。
カシメ冶具5は、ナット9で固定されたロータコア7及びシャフト8を支持すると共に、押し込み部4をカシメ装置1の上下方向に案内する。本実施の形態のカシメ冶具5は、アーム部5a、ガイド5b、弾性体5c、支持部5d及び基部5eを備えている。アーム部5aは、押し込み部4からカシメ装置1の左右方向に突出している。
ガイド5bは、押し込み部4をカシメ装置1の上下方向に案内するロッドである。本実施の形態では、複数本のガイド5bが基部5eの上面から立ち上がり、カシメ装置1の上下方向に延在している。そして、ガイド5bは、アーム部5aの先端部に形成された貫通部(図示を省略)に通されている。このようなガイド5bは、カシメ装置1の上下方向から見て、例えば、ナット9で固定されたロータコア7及びシャフト8を囲み、且つネジ軸3bを中心とした点対称に配置されている。
弾性体5cは、カシメ部9aの押し込み動作が終了した押し込み部4を原位置(接触部3cと押し込み部4とが略非接触状態となる高さ位置)に上昇させる。本実施の形態の弾性体5cは、コイルバネであって、内部にガイド5bが通されている。そして、弾性体5cは、アーム部5aと基部5eとの間に配置されている。なお、本実施の形態では、弾性体5cとしてコイルバネを用いたが、板バネなどの一般的な弾性体を用いてもよい。
支持部5dは、ナット9で固定されたロータコア7及びシャフト8を下方から支持する。本実施の形態の支持部5dは、シャフト8の下端部が挿入される凹み部(図示を省略)を備えており、基部5eの上面に固定されている。そして、凹み部にシャフト8の下端部が挿入されて、ナット9で固定されたロータコア7及びシャフト8が支持部5dで支持されると、カシメ装置1を上下方向から見て、ネジ軸3bの中心軸とシャフト8の中心軸とが略重なるように、支持部5dは配置されている。
基部5eは、板状部材であり、フレーム部2における基部2aの上面に固定されている。このようなカシメ冶具5は、カシメ固定される部材やカシメ部の形状などに応じて、押し込み部4と共に一体的に交換される。
制御部6は、駆動源3aの回転角度が所定の回転角度になるように、検出部3eの検出値に基づいて、駆動源3aを制御する。つまり、制御部6は、ネジ軸3bが所定のストローク量でカシメ装置1の下方にストロークするように、駆動源3aの回転角度を制御する。このとき、詳細は後述するが、制御部6は、カシメ深さ、必要解放トルク、押し込み部4のストローク量、ネジ軸3bのストローク量、及びカシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量に基づいて、ネジ軸3bの目標制御ストローク量を決定し、決定したネジ軸3bの目標制御ストローク量を実現するために駆動源3aを制御する。
ここで、「カシメ深さ」は、第1の被カシメ部材(ナット9)のカシメ部が第2の被カシメ部材(シャフト8)にカシメ固定される前の状態からカシメ固定された後の状態までの押し込み部4のストローク方向(即ち、カシメ装置1の上下方向)の変位量である。
例えば、図4に示すように、押し込み部4の先端部と同形状の測定ゲージを使用して実測した、カシメ固定される前の状態(図4(a)の状態)のカシメ部9aとカシメ固定された後の状態(図4(b)の状態)のカシメ部9aとの高さの差分である。
詳細には、カシメ固定される前の状態のカシメ部9aに接触させた測定ゲージの先端面の高さ(カシメ装置1の上下方向の位置)からカシメ固定された後の状態のカシメ部9aに接触させた測定ゲージの先端面の高さを引いた値である。
「必要解放トルク」は、第1の被カシメ部材のカシメ部が第2の被カシメ部材にカシメ固定された状態を解放するために必要なトルクである。本実施の形態では、ナット9がシャフト8に対して回転可能となるように、折り曲げられたカシメ部9aを引き起こすために必要なトルクである。
「押し込み部4のストローク量」は、押し込み部4が原位置からカシメ装置1の上下方向に変位する変位量である。ここで、押し込み部4によってカシメ部9aが押し込まれた後に当該カシメ部9aは若干復元するので、押し込み部4のストローク量は、カシメ深さに比べて大きくなる。
「ネジ軸3bのストローク量」は、押し込み部4が原位置に配置された状態からネジ軸3bがカシメ装置1の上下方向に変位する変位量である。ここで、押し込み部4を押し込む際に反力をとるフレーム部2などが塑性変形するので、ネジ軸3bのストローク量は、押し込み部4のストローク量に比べて大きくなる。
「カシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量」は、カシメ部が押し込み部4で押し込まれた際に破損し始める当該押し込み部4のストローク量である。
「ネジ軸3bの目標制御ストローク量」は、カシメ部の破損を防ぎつつ当該カシメ部の必要解放トルクを満たすように制御部6で決定されるネジ軸3bのストローク量である。
次に、本実施の形態のカシメ方法を説明する。図5は、本実施の形態のカシメ方法の流れを示すフローチャート図である。図6は、必要解放トルクとカシメ深さとの関係を示す図である、図7は、カシメ深さと押し込み部のストローク量との関係を示す図である。図8は、押し込み部のストローク量、ネジ軸のストローク量及びカシメ品質保証範囲の関係を示す図である。
先ず、制御部6は、必要解放トルク及びカシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量がカシメ装置1に入力されているか否かを判定する(S1)。制御部6は、必要解放トルク又はカシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量が入力されていないと判定すると、S1の工程に戻る(S1のNO)。
一方、制御部6は、必要解放トルク及びカシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量が入力されていると判定すると(S1のYES)、当該必要解放トルク以上となるカシメ深さを、図6に示すような予め設定された必要解放トルクとカシメ深さとの関係に基づいて決定する(S2)。
ここで、図6において、σ1は必要解放トルクとカシメ深さとの関係における標準偏差であり、−3σ1を必要解放トルクとカシメ深さとの関係における標準偏差の下限値とし、+3σ1を必要解放トルクとカシメ深さとの関係における標準偏差の上限値としている。本実施の形態では、入力された必要解放トルクが必要最小解放トルクとなるように、下限値である−3σ1に基づいてカシメ深さを決定する。
次に、制御部6は、決定したカシメ深さ以上となる押し込み部4のストローク量を、図7に示すような予め設定されたカシメ深さと押し込み部4のストローク量との関係に基づいて決定する(S3)。
ここで、図7において、σ2はカシメ深さと押し込み部4のストローク量との関係における標準偏差であり、−3σ2をカシメ深さと押し込み部4のストローク量との関係における標準偏差の下限値とし、+3σ2をカシメ深さと押し込み部4のストローク量との関係における標準偏差の上限値としている。本実施の形態では、決定されたカシメ深さが最小カシメ深さとなるように、下限値である−3σ2に基づいて押し込み部4のストローク量を決定する。
次に、制御部6は、決定した押し込み部4のストローク量以上となるネジ軸3bのストローク量を、図8に示すような予め設定された押し込み部4のストローク量とネジ軸3bのストローク量との関係に基づいて決定する(S4)。
ここで、図8において、σ3は押し込み部4のストローク量とネジ軸3bのストローク量との関係における標準偏差であり、−3σ3を押し込み部4のストローク量とネジ軸3bのストローク量との関係における標準偏差の下限値とし、+3σ3を押し込み部4のストローク量とネジ軸3bのストローク量との関係における標準偏差の上限値としている。本実施の形態では、決定された押し込み部4のストローク量が当該押し込み部4の最小ストローク量となるように、下限値である−3σ3に基づいてネジ軸3bのストローク量を決定する。
次に、制御部6は、決定したネジ軸3bのストローク量以上となり、且つカシメ部9aが破損するネジ軸3bのストローク量未満となる目標制御ストローク量を決定する(S5)。これにより、目標制御ストローク量は、カシメ部9aの破損を防ぎつつ当該カシメ部9aの必要解放トルクを満たすカシメ品質保証範囲内に収まる。
ここで、本実施の形態では、予め設定されたカシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量が当該押し込み部4の最大ストローク量となるように、上限値である+3σ3に基づいてカシメ部9aが破損するネジ軸3bのストローク量を決定する。なお、カシメ部9aが破損するネジ軸3bのストローク量は、予め設定されたカシメ部9aが破損する押し込み部4のストローク量に基づいて導き出されるため、カシメ部9aが破損するネジ軸3bのストローク量も予め設定されているものとみなすことができる。
次に、制御部6は、ネジ軸3bが目標制御ストローク量を実現するように、検出部3eで出力軸の回転角度を検出しつつ駆動源3aを制御する(S6)。これにより、押し込み部4によってカシメ部9aが押し込まれて折り曲げられ、ナット9がシャフト8にカシメ固定される。
このように本実施の形態では、ネジ軸3bの目標制御ストローク量を実現するように検出部3eで出力軸の回転角度を検出しつつ駆動源3aを制御すれば、カシメ部9aの破損を防ぎつつ当該カシメ部9aの必要解放トルクを満たすようにカシメ部9aをシャフト8にカシメ固定することができる。そのため、一般的なカシメ装置のように押し込み部4のストローク量を実測する必要がなく、簡易な構成で、しかも安価にカシメ部9aをシャフト8にカシメ固定することができる。また、一般的なサーボモータはエンコーダなどの出力軸の回転角度を検出する検出部を備えているので、新たに検出部を用意する必要がない。
さらに、本実施の形態では駆動源3aを制御する際にフィードバック制御する必要がなく、制御部6の演算負担を軽減でき、しかも演算時間を短縮することができる。そのため、カシメ部9aをシャフト8にカシメ固定するための作業時間を短縮することができる。
ここで、上述の標準偏差の上限値及び下限値は、カシメ部9aの厚さや高さに応じて適宜、設定することができ、例えば、上限値はカシメ部9aの厚さが最も厚く、且つ高さが最も低い場合とし、下限値はカシメ部9aの厚さが最も薄く、且つ高さが最も高い場合とするとよい。
本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
1 カシメ装置
2 フレーム部、2a 基部、2b アーチ部、2b1 梁部分
3 駆動部、3a 駆動源、3a1 ハウジング、3b ネジ軸、3c 接触部、3d ガイド、3e 検出部
4 押し込み部
5 カシメ冶具、5a アーム部、5b ガイド、5c 弾性体、5d 支持部、5e 基部
6 制御部
7 ロータコア
8 シャフト
9 ナット、9a カシメ部

Claims (1)

  1. カシメ装置の駆動部であるサーボモータによってネジ軸を回転させることで押し込み部をストロークさせて、第1の被カシメ部材のカシメ部を第2の被カシメ部材にカシメ固定するカシメ方法であって、
    前記カシメ部が前記第2の被カシメ部材にカシメ固定された状態を解放するために必要なトルクを必要解放トルクとしたとき、予め設定された必要解放トルク、及び予め設定された前記カシメ部が破損する前記ネジ軸のストローク量が入力されているか否かを判定する工程と、
    前記予め設定された必要解放トルク、及び前記予め設定された前記カシメ部が破損する前記ネジ軸のストローク量が入力されている場合、前記カシメ部が前記第2の被カシメ部材にカシメ固定される前の状態から前記第2の被カシメ部材にカシメ固定された後の状態までの前記カシメ部における前記押し込み部のストローク方向の変位量をカシメ深さとしたとき、前記予め設定された必要解放トルク以上となる前記カシメ深さを、予め設定された必要解放トルクと前記カシメ深さとの関係に基づいて決定する工程と、
    前記決定したカシメ深さ以上となる前記押し込み部のストローク量を、予め設定されたカシメ深さと前記押し込み部のストローク量との関係に基づいて決定する工程と、
    前記決定した押し込み部のストローク量以上となる前記ネジ軸のストローク量を、予め設定された押し込み部のストローク量と前記ネジ軸のストローク量との関係に基づいて決定する工程と、
    前記押し込み部のストローク量を実測することなく、前記サーボモータが備えるエンコーダによる当該サーボモータの出力軸の回転角度の検出結果に基づいて、前記決定したネジ軸のストローク量以上であって、且つ前記予め設定された前記カシメ部が破損する前記ネジ軸のストローク量未満である目標制御ストローク量を実現するように、前記サーボモータを制御する工程と、
    を備える、カシメ方法。
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