JP6512827B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、液晶表示装置およびその製造方法に関する。
液晶表示装置は、スイッチング素子としての薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor;略称:TFT)および画素電極を備えるアレイ基板(以下「TFTアレイ基板」という場合がある)と、カラー表示を行うためのカラーフィルタを備える対向基板(以下「CF基板」という場合がある)との一対の基板間に液晶を狭持する液晶パネルを備える。
液晶パネルの外方側の表面、すなわち、TFTアレイ基板およびCF基板の外方側の表面には、偏光板が貼り付けられている。偏光板を貼り付ける偏光板貼付工程では、たとえば、偏光板の外形を基準とするメカ位置決め、または、偏光板の角部をカメラで読み取り、これを基準とするカメラ位置決めによって、液晶パネルに偏光板が貼り付けられる。
この偏光板貼付工程は、偏光板の吸収軸または位相差フィルムの遅相軸などの光学軸が、偏光板の外形に対して、設計公差の範囲内に入っていることが前提となっている。
しかし、偏光板の吸収軸または位相差フィルムの遅相軸などの光学軸が、偏光板の外形に対して、設計公差の範囲内に入っていない場合、所望の光学特性が得られない。
この場合でも、前述の偏光板貼付工程において、偏光板の吸収軸または位相差フィルムの遅相軸などの光学軸が、液晶の配向軸に一致するように、偏光板を貼り付けることによって、高品質の製品を製造することができる。すなわち、偏光板の吸収軸または位相差フィルムの遅相軸などの光学軸を基準として、偏光板を貼り付ければよい。
しかし、液晶表示装置の額縁の狭小化が要求されている現状では、偏光板の貼付位置に許容される公差は狭いので、偏光板の回転が許容される角度を十分に確保することができない。したがって、偏光板の回転角度を、光学軸が液晶の配向軸に一致するような角度に合わせることを優先させると、偏光板が液晶パネルの外形から食み出してしまうという問題がある。
この問題を解決するための技術が、たとえば特許文献1に開示される。特許文献1に開示される技術では、偏光板の光学軸のずれ量を測定してグルーピングし、それぞれのグループごとに補正する。また、偏光板が液晶パネルの外形から食み出した場合、液晶パネルの外形から食み出した偏光板を切断する。
特開2010−113109号公報
特許文献1に開示される技術では、偏光板が液晶パネルの外形から食み出した場合、液晶パネルの外形から食み出した偏光板を切断するようにしているが、液晶パネルに偏光板を貼り付けた後に、液晶パネルの外形から食み出した偏光板を切断することは困難であるという問題がある。
この問題を解決するために、偏光板のうち、液晶パネルの外形から食み出すと見込まれる部分(以下「食み出し見込み部分」という場合がある)を事前に切断することが考えられるが、この場合には以下の問題がある。
偏光板は、セパレータと積層されているので、光学軸を正確に測定することは困難である。光学軸を正確に測定するためには、偏光板からセパレータを剥がして光学軸を測定した上で、偏光板の食み出し見込み部分を事前に切断することが必要である。しかし、一旦、矩形に加工された偏光板に対して、追加で切断加工を施すことになるので、製造工程の増加につながり、生産効率が悪い。
また、以上のように、セパレータを剥がした後、または液晶パネルに偏光板を貼り付けた後に、追加で切断加工を施す場合には、偏光板の切断面に仕上げを施すことが困難であるという問題もある。
本発明の目的は、液晶パネルの外形からの偏光板などの光学部材の食み出しが抑制され、品質のばらつきが比較的少ない液晶表示装置、および前記液晶表示装置を比較的高い歩留りで製造することができる液晶表示装置の製造方法を提供することである。
本発明の液晶表示装置は、厚み方向一方側から見た形状が矩形状の液晶セルを有する液晶パネルと、光学軸を有し、前記液晶パネルの厚み方向の一方側または他方側の表面に貼付けられる矩形状の光学部材とを備える液晶表示装置であって、前記光学部材は、面取り加工が施された面取り部を有し、前記面取り加工は、前記面取り部の面取り形状が直線状であるC面取りであり、前記面取り形状は、z=a・cosθ1+b・sinθ1−A0>0、x=z/sinθ1=(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/sinθ1、y=z/cosθ1=(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/cosθ1(式中、aは、光学部材の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、bは、光学部材の外形における長辺の2分の1(1/2)の長さを示し、θ1は、光学部材の中心位置と貼付対象物の中心位置とを一致させた状態で貼付対象物に対して光学部材を傾斜した際に、貼付対象物の長辺の外形端に対して、光学部材の長辺の外形端と面取り部との交点が重なる角度を示し、zは、面取り加工が施されていないときの光学部材を角度θ1だけ回転させた場合の光学部材の貼付対象物からの食み出し量を示し、A0は、貼付対象物の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、xは、光学部材の外形における長辺の面取り長さを示し、yは、光学部材の外形における短辺の面取り長さを示す。)の関係を満たすxおよびyによって規定され、前記面取り部は、前記光学部材の少なくとも対向する2つの角部に形成され、前記光学部材および前記液晶セルは、前記光学軸と前記液晶セル内の配向膜の配向軸とのなす角度の関係において、前記光学部材および前記液晶セルの両者を通過した光の輝度が最も低くなる位置に配置されるとともに、前記光学部材の外形が、前記液晶パネルにおける貼り付け対象物に対して食み出すことなく貼付けられていることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置の製造方法は、前記本発明の液晶表示装置の製造方法であって、前記光学部材を準備する工程と、前記光学部材の光学軸を評価または測定する工程と、前記評価または測定された前記光学軸に関する情報に基づいて前記光学部材の前記回転角度θ1を調整して、前記液晶パネルに対して、前記光学部材を貼り付ける工程とを備えることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置によれば、光学部材には、前述の式の関係を満たすxおよびyで規定される面取り形状の面取り加工が施されて、面取り部が形成される。これによって、液晶パネルの外形からの光学部材の食み出しが抑制され、品質のばらつきが比較的少ない液晶表示装置を得ることができる。
本発明の液晶表示装置の製造方法によれば、前述の式の関係を満たすxおよびyで規定される面取り形状、またはR面取りによる曲線状の面取り形状の面取り加工が施された光学部材が準備され、光学部材の光学軸が評価または測定される。評価または測定された光学軸に関する情報に基づいて光学部材の回転角度θ1が調整されて、液晶パネルに対して、光学部材が貼り付けられる。これによって、液晶パネルの外形からの光学部材の食み出しが抑制され、品質のばらつきが比較的少ない液晶表示装置を、比較的高い歩留りで製造することができる。
本発明の第1の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板2を貼り付けた状態の一例を示す図である。 第1の制約条件に基づいて偏光板の面取り角度を算出する方法を説明するための図である。 図2に示す液晶パネル1の外形からの偏光板2の食み出し部分S0を拡大して示す図である。 偏光板2が、カバーすべき領域をカバーできることという第2の制約条件を説明するための図である。 偏光板2が、カバーすべき領域をカバーできることという第2の制約条件を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板21を貼り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の第3の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板22を貼り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の第4の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板23を貼り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の第5の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板24を貼り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板25を貼り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板26を貼り付けた状態の一例を示す図である。 本発明の第8の実施の形態である液晶表示装置に備えられる液晶パネル50の構成を示す平面図である。 図12の切断面線II−IIから見た液晶パネル50の断面図である。 液晶パネル50の製造工程を示すフローチャートである。 偏光板貼付装置の構成を示す図である。 偏光板貼付装置の構成を示す図である。 偏光板貼付工程が終了した時点における対向基板側偏光板82aの構成を示す図である。 前提技術の液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板200を貼り付けた状態の一例を示す図である。
<前提技術>
図18は、前提技術の液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板200を貼り付けた状態の一例を示す図である。図18では、表示領域を、参照符号「3」で示す。
図18に示すように、前提技術の液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程では、偏光板200の回転角度を、光学軸が液晶の配向軸に一致するような角度に合わせることを優先させると、偏光板200が液晶パネル1の外形から食み出してしまうという問題がある。
この問題を解決するために、たとえば、液晶パネル1の外形から食み出した偏光板200を切断することが考えられるが、液晶パネル1に偏光板200を貼り付けた後に、液晶パネル1の外形から食み出した偏光板200を切断することは困難である。
また、偏光板200のうち、液晶パネル1の外形から食み出すと見込まれる食み出し見込み部分を事前に切断することも考えられるが、この場合には以下の問題がある。
偏光板200は、不図示のセパレータと積層されているので、光学軸を正確に測定することは困難である。光学軸を正確に測定するためには、偏光板200からセパレータを剥がして光学軸を測定した上で、偏光板200の食み出し見込み部分を事前に切断することが必要である。しかし、一旦、矩形に加工された偏光板200に対して、追加で切断加工を施すことになるので、製造工程の増加につながり、生産効率が悪い。
また、以上のように、セパレータを剥がした後、または液晶パネル1に偏光板200を貼り付けた後に、追加で切断加工を施す場合には、偏光板200の切断面に仕上げを施すことが困難であるという問題もある。以上の問題を解決するために、本発明では以下の各実施の形態の構成を採用している。
<第1の実施の形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板2を貼り付けた状態の一例を示す図である。図1では、液晶パネル1および偏光板2が矩形状である場合を示す。
本実施の形態では、偏光板2を液晶パネル1に貼り付ける前に、偏光板2の角部に、予め決められた角度αの面取り加工を施し、面取り部を形成する。これによって、偏光板2を液晶パネル1の外形から食み出させることなく、偏光板2の吸収軸を液晶の配向軸に一致させることができ、所望の光学特性を得ることができる。
偏光板2の表裏および向きを識別するために、偏光板2の角部に面取り加工を施すことがある。この場合の面取り形状は、たとえば、C0.5〜1.5、またはR0.5〜1.5程度であり、偏光板2の角部にわずかな加工を行っているだけである。
これに対し、本実施の形態では、偏光板2の表裏および向きの識別とは異なる目的で、面取り加工を施すので、偏光板2の表裏および向きの識別のための面取り加工と比較して、面取り量が大きくなる。
偏光板2の面取り角度は、偏光板2が液晶パネル1の外形から飛び出さないこと(以下「第1の制約条件」という場合がある)と、偏光板2がカバーすべき領域をカバーできること(以下「第2の制約条件」という場合がある)とが制約条件となる。偏光板2がカバーすべき領域は、たとえば、表示領域3、または表示領域3に対応して筐体に形成された開口部領域である。
図2は、第1の制約条件に基づいて偏光板の面取り角度を算出する方法を説明するための図である。図2では、図1に示す液晶パネル1の外形、具体的には液晶パネル1の外形の短辺を参照符号「10」で示す。また、偏光板2の外形、具体的には偏光板2の外形の4分の1の部分を参照符号「20」で示す。また、液晶パネル1の中心であるパネルセンターを参照符号「PC」で示す。図3は、図2に示す液晶パネル1の外形からの偏光板2の食み出し部分S0を拡大して示す図である。
偏光板2の面取り量は、矩形のままでは食み出しを生ずる条件となる以下の式(1)を満たす偏光板2の回転角度θ1を前提として、以下の式(2)および式(3)で示される。
z=a・cosθ1+b・sinθ1−A0>0 …(1)
x=z/sinθ1
=(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/sinθ1 …(2) y=z/cosθ1
=(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/cosθ1 …(3)
式(1)において、zは、面取り加工が施されていないときの偏光板2の食み出し量を示す。式(2)および式(3)において、aは、偏光板2の外形20における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、bは、偏光板2の外形20における長辺の2分の1(1/2)の長さを示し、θ1は、偏光板2の回転角度を示し、A0は、液晶パネル1の外形10における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、xは、偏光板2の外形20における長辺の面取り長さを示し、yは、偏光板2の外形20における短辺の面取り長さを示す。以下の説明では、液晶パネル1の外形10における長辺の2分の1(1/2)の長さを参照符号「B」で示す。
予め定める回転角度θ1に対して、以上の式(2)および式(3)に基づいて、偏光板2の外形20における長辺の面取り長さx、および偏光板2の外形20における短辺の面取り長さyを求めることによって、偏光板2の外形20が液晶パネル1の外形10から食み出さないように、適切な面取りをするための形状を選択することができる。
予め定める回転角度θ1は、偏光板2の光学軸の設定位置からのずれ量を角度で示した軸ずれ角度の製造ばらつきの範囲を示すデータを考慮して、たとえば、想定される最大軸ずれ角度、軸ずれ角度の製造ばらつきの範囲、または、受入れ検査の許容範囲における最大軸ずれ角度などに設定するとよい。
図4および図5は、偏光板2が、カバーすべき領域をカバーできることという第2の制約条件を説明するための図である。図4および図5では、図1に示す偏光板2の外形、具体的には偏光板2の外形の4分の1の部分を参照符号「20」で示す。また、表示領域3の外形、具体的には表示領域3の外形の4分の1の部分を参照符号「30」で示す。
本実施の形態では、以下の式(4)を満たすΔを確保する必要がある。
Δ=A1・cosθ2+B1・sinθ2−A1 …(4)
式(4)において、aは、偏光板2の外形20における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、θ2は、偏光板2の回転が許容される角度の最大値(以下「回転可能角度」という場合がある)を示し、A1は、表示領域3の外形30における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、B1は、表示領域3の外形30における長辺の2分の1(1/2)の長さを示し、Δは、図4および図5の紙面に向かって上下方向における偏光板2の外形20の端部から表示領域3の外形30までの距離(=a−A1)を示す。以下の説明では、偏光板2の外形20における長辺の2分の1(1/2)の長さを参照符号「b」で示す。
図2〜図5において、偏光板2の回転角度θ1が回転可能角度θ2よりも大きい(θ1>θ2)場合、偏光板2が、カバーすべき領域をカバーすることができない。したがって、偏光板2の回転角度θ1が回転可能角度θ2以下である(θ1≦θ2)という条件を満たす必要がある。
また、前述の式(4)による制約条件に基づいて設計するときには、以下のようにすればよい。たとえば、額縁サイズを狭くする狭額縁化が、それほど要求されない用途の製品においては、まず、先に説明した偏光板2の軸ずれ角度の製造ばらつきの範囲を示すデータを考慮して、想定される最大軸ずれ角度を、偏光板2の回転可能角度θ2として設定する。その上で、偏光板2の回転可能角度θ2に対して、式(4)によって決定されるΔを満たすように、偏光板2の外形20の端部から表示領域3の外形30までの距離などを設計するとよい。偏光板2の外形20の端部から表示領域3の外形30までの距離は、後述する図12に示す額縁領域4の幅となる。
また、狭額縁化の要求が厳しい用途の製品においては、額縁領域4の幅が制約事項になる場合がある。その場合には、所望の額縁領域4の幅によって設定されるΔと、表示領域3のサイズによって設定されるA1,B1とを先に設定した上で、前述の式(4)を満たす回転可能角度θ2を求める。これによって、予め定める回転角度θ1に対応する回転可能角度θ2を決定することができる。また、決定された回転可能角度θ2から、前述の式(2)および式(3)を用いて、具体的な面取り形状を選定することができる。
式(4)を満たす回転可能角度θ2を算出するときには、たとえば、直接回転可能角度θ2を定数によって表した式に展開して解析解によって求められる。これに限定されず、回転可能角度θ2を想定するずらし角度の範囲内、たとえば0°〜3°程度で、所望の角度精度に応じての細かい角度ステップ、たとえば0.05°刻み程度でΔの値を算出してグラフ化などすることによって、所望のΔの値が得られる回転可能角度θ2を逆算して見積もってもよい。
また、図1に示すように、面取り加工は、偏光板2の厚み方向一方側から見て時計回りの方向をプラス方向、反時計回りの方向をマイナス方向として、プラス方向およびマイナス方向のどちらの回転にも対応できるように、偏光板2の4つの角部で行うことが望ましい。
以上に述べた本実施の形態では、偏光板2の面取りの具体的な形状および軸ずれ角度を決定するときに、液晶パネル1の外形サイズ、偏光板2の外形サイズ、表示領域3のサイズ、貼付時の偏光板2の回転可能角度θ2などの数値について、設計値、具体的には設計中心値を用いて計算する方法を例示した。
実際には、液晶パネル1の外形サイズ、偏光板2の外形サイズ、表示エリア3のサイズ、貼付時の偏光板2の回転可能角度θ2の設計中心値に限らず、軸の製造ばらつき以外、たとえば、偏光板2の外形公差、貼り付け装置の貼付精度、装置調整時に実際の仕上がりの中心値と設計中心値との差をどこまで近づけるかなどの精度についても、偏光板2が食み出すかどうか、偏光板2がカバーすべき領域をカバーできるかどうかに影響する。
したがって、軸の製造ばらつき以外の情報も適宜考慮して、偏光板2の面取り量を決めることが好ましい。これによって、表示領域3に影響することの無い範囲内で、偏光板2の回転角度θ1の調整範囲を最大化することができる。
以上のように本実施の形態によれば、光学部材である偏光板2には、前述の式(1),(2),(3)の関係を満たすxおよびyで規定される面取り形状の面取り加工が施されて、面取り部が形成される。これによって、液晶パネル2の外形からの偏光板2の食み出しが抑制され、品質のばらつきが比較的少ない液晶表示装置を得ることができる。
また本実施の形態では、液晶パネル1は、表示に使用される矩形状の表示領域3と、表示領域3を囲繞し、前述の式(4)の関係を満たすΔで規定される額縁領域4とを有する。額縁領域4を前述の式(4)の関係を満たすΔで規定されるようにすることによって、より適切な面取り形状の面取り部を形成することができる。したがって、液晶パネル2の外形からの偏光板2の食み出しをより確実に抑制することができる。
また本実施の形態では、偏光板2の回転角度θ1は、0よりも大きく、回転可能角度θ2以下である(0<θ1≦θ2)。このように偏光板2の回転角度θ1を設定することによって、偏光板2が、カバーすべき領域をより確実にカバーするようにすることができる。したがって、高品質の液晶表示装置をより確実に得ることができる。
特に、偏光板2の回転角度θ1を回転可能角度θ2と等しい値に設定することによって、偏光板2の回転角度θ1を、最大限の範囲とすることができる。したがって、液晶パネル2の外形からの偏光板2の食み出しをより確実に抑制することができる。
また本実施の形態では、面取り部は、偏光板2の4つの角部に形成される。これによって、液晶パネル2の外形からの偏光板2の食み出しをより確実に抑制することができる。
<第2の実施の形態>
図6は、本発明の第2の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板21を貼り付けた状態の一例を示す図である。前述の第1の実施の形態では、偏光板2の4つの角部に面取り加工を施すが、本実施の形態では、偏光板21の2つの角部に面取り加工を施す。
たとえば、液晶パネルの表示面に向かって上下方向、すなわち図6の紙面に向かって上下方向の貼付位置に余裕がある場合は、本実施の形態のように、偏光板21の2つの角部に面取り加工を施せばよい。本実施の形態では、2つ角部にそれぞれ1つの面取り部が形成される。
この場合、偏光板21の面取り加工が施されている角部を液晶パネル1の外周縁部に寄せて貼り付けることによって、前述の第1の実施の形態のように、偏光板2の4つの角部に面取り加工を施す場合と同等の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
図7は、本発明の第3の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板22を貼り付けた状態の一例を示す図である。本実施の形態では、偏光板22の対向する2つの角部に面取り加工を施す。
たとえば、採用している偏光板22の製造プロセスなどによって、偏光板22の光学軸の角度ずれの発生方向に、予め定める角度から正負いずれかの方向のみにずれるなどの一定の傾向があり、一方の回転方向にしか補正する必要がない場合は、本実施の形態のように、対向する2つの角部に面取り加工を施せばよい。これによって、前述の第1の実施の形態のように、偏光板2の4つの角部に面取り加工を施す場合と同等の効果を得ることができる。
<第4の実施の形態>
図8は、本発明の第4の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板23を貼り付けた状態の一例を示す図である。
本実施の形態では、前述の第2の実施の形態および第3の実施の形態を組み合わせて、3つの角部に面取り加工を施し、面取り部を形成する。本実施の形態では、3つの角部にそれぞれ1つの面取り部が形成される。この場合も、前述の第1の実施の形態のように、偏光板2の4つの角部に面取り加工を施す場合と同等の効果を得ることができる。
<第5の実施の形態>
図9は、本発明の第5の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板24を貼り付けた状態の一例を示す図である。
本実施の形態では、前述の第2の実施の形態および第3の実施の形態を組み合わせて、1つの角部のみに面取り加工を施す。この場合も、前述の第1の実施の形態のように、偏光板2の4つの角部に面取り加工を施す場合と同等の効果を得ることができる。
<第6の実施の形態>
図10は、本発明の第6の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板25を貼り付けた状態の一例を示す図である。
本実施の形態では、偏光板25の各角部に、複数の面取り加工を施す。たとえば、偏光板25の長辺側および短辺側にそれぞれ制約がある場合には、偏光板25の4つの角部に、2面ずつ面取り部が形成されるように、面取り加工を施してもよい。具体的には、図10に示すように、12角形になるように面取り加工を施してもよい。この場合も、前述の第1の実施の形態のように、偏光板2の4つの角部に面取り加工を施す場合と同等の効果を得ることができる。
以上の各実施の形態では、図1〜図10に示すように、偏光板2,21,22,23,24,25の面取りは、面取り形状が直線状である、いわゆるC面取りである。C面取りを採用することによって、直線切断パターンから成る抜き型または直線切断が可能な切断加工機によって面取り加工を施すことができるので、面取り加工を容易に施すことができる。
<第7の実施の形態>
図11は、本発明の第7の実施の形態である液晶表示装置の製造方法における偏光板貼付工程で液晶パネル1に偏光板26を貼り付けた状態の一例を示す図である。前述の第1〜第6の実施の形態では、C面取りを採用しているが、本実施の形態では、面取り形状が曲線状である、いわゆるR面取りを採用する。
偏光板26の面取りは、加工上の制約などがある場合には、本実施の形態のように、面取り形状が曲線状であるR面取りでもよい。
本実施の形態のように、面取り形状が曲線状である場合には、C面取りによる直線状の面取り部分との差分の領域で、偏光板26が、カバーすべき領域、たとえば表示領域3をカバーできないおそれがあるので、注意が必要となるが、本発明の基本的な効果に関しては、直線状のC面取りを採用する第1〜第6の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
以上のように第1〜第7の実施の形態では、液晶パネル1の外形サイズ、偏光板2,21,22,23,24,25,26のサイズ、表示領域のサイズ、貼付時の回転角度などを考慮した面取りを偏光板2,21,22,23,24,25,26に施す。
これによって、偏光板2,21,22,23,24,25,26が液晶パネル2の外形20から食み出すことを防ぎ、また、カバーすべき領域である表示領域3を偏光板2,21,22,23,24,25,26でカバーしつつ、偏光板2,21,22,23,24,25,26の外形に対する偏光板2,21,22,23,24,25,26の吸収軸の軸ずれ補正を行うことができる。
<第8の実施の形態>
本実施の形態では、本発明をより具体的に液晶表示装置とその製造方法に適用した場合について説明する。図12は、本発明の第8の実施の形態である液晶表示装置に備えられる液晶パネル50の構成を示す平面図である。図13は、図12の切断面線II−IIから見た液晶パネル50の断面図である。
本実施の形態においては、第1の実施の形態の偏光板2と同様の面取り加工が施された偏光板82a,82bを用いて液晶表示装置を製造する場合を一例として説明する。図12および図13では、一例として、TFTをスイッチング素子として用いて動作される横電界方式の液晶パネル50を示す。本実施の形態液晶パネル50は、より詳細には、フリンジフィールドスイッチング(Fringe Field Switching;略称:FFS)方式を用いた液晶パネルであり、この液晶パネル50に本発明を適用した場合について説明する。
図12および図13に示されるように、液晶パネル50は、TFT基板60と、カラーフィルタ基板70と、シール材80とを備えて構成される。
TFT基板60およびカラーフィルタ基板70の外形は、いずれも矩形、具体的には長方形となっている。本実施の形態では、TFT基板60の外形寸法の方が、カラーフィルタ基板70の外形寸法よりも大きくなっており、TFT基板60は、カラーフィルタ基板70の外周部の端面から一部が突出する突出部を有して、カラーフィルタ基板70と重ね合わせて配置されている。
以下の説明では、TFT基板60およびカラーフィルタ基板70の長辺方向をX方向とし、短辺方向をY方向とし、X方向およびY方向に直交する方向をZ方向として説明する。X方向とY方向とは互いに直交する。図12では、X方向は、紙面に向かって左右方向であり、Y方向は、紙面に向かって上下方向であり、Z方向は、紙面に垂直な方向である。
X方向のうち、一方をX1方向とし、他方をX2方向とする。またY方向のうち、一方をY1方向とし、他方をY2方向とする。また、Z方向のうち、一方をZ1方向とし、他方をZ2方向とする。図12では、図12の紙面に向かって右側から左側に向かう方向をX1方向とし、図12の紙面に向かって左側から右側に向かう方向をX2方向とする。また、図12の紙面に向かって上方に向かう方向をY1方向とし、図12の紙面に向かって下方に向かう方向をY2方向とする。また、図12の紙面の奥側から手前側に向かう方向をZ1方向とし、図12の紙面の手前側から奥側に向かう方向をZ2方向とする。
TFT基板60には、スイッチング素子であるTFT64がアレイ状に配列される。カラーフィルタ基板70は、対向基板であり、TFT基板60に対向して位置合わせをして配置される。カラーフィルタ基板70は、画像が表示される表示領域3を有する。シール材80は、表示領域3に対応する領域を囲むように配置され、カラーフィルタ基板70とTFT基板60との間の間隙を密封する。
TFT基板60とカラーフィルタ基板70との間の表示領域3内には、不図示の柱状スペーサが多数配置される。柱状スペーサは、TFT基板60とカラーフィルタ基板70との間に、予め定める距離の間隙を形成して保持する。
シール材80によって密封され、柱状スペーサによって保持されたカラーフィルタ基板70とTFT基板60との間の間隙のうち、少なくとも表示領域3に対応する領域に、液晶層90が狭持されている。シール材80は、表示領域3に対応する領域の外側に配置される額縁領域4に配置される。
ここで、「表示領域3」とは、液晶パネル50のTFT基板60上の領域、カラーフィルタ基板70上の領域、またはTFT基板60およびカラーフィルタ基板70の両基板間に挟まれる領域において、表示に使用される領域をいう。
また、「額縁領域4」とは、液晶パネル50のTFT基板60上、カラーフィルタ基板70上、またはTFT基板60とカラーフィルタ基板70との間に挟まれる領域において、表示領域3の外側に位置して表示領域3を取り囲む額縁状の領域をいう。本実施の形態では、額縁領域4は、液晶パネル50のTFT基板60上の全領域、カラーフィルタ基板70上の全領域、またはTFT基板60とカラーフィルタ基板70との間に挟まれる領域の全体から、表示領域3を除いた残余の領域である。
前述のカラーフィルタ基板70は、第1の透明基板であるガラス基板71と、液晶を配向させる不図示の配向膜と、色材層であるカラーフィルタ74と、遮光層75とを備えて構成される。
配向膜は、ガラス基板71の厚み方向一方側の表面上の表示領域3に対応する領域に設けられる。カラーフィルタ74は、配向膜の下部に設けられる。遮光層75は、カラーフィルタ74間を遮光するために、または表示領域3に対応する領域の外側に配置される額縁領域4を遮光するために設けられる。
カラーフィルタ74は、たとえば、樹脂中に顔料などを分散させた色材層で構成される。カラーフィルタ74は、赤、緑、青などの特定の波長の範囲の光を選択的に透過するフィルタとして機能し、前述の異なる色の色材層が規則的に配列して構成される。
遮光層75は、たとえば、酸化クロムなどを用いた金属系の材料または樹脂中に黒色粒子を分散させた樹脂系の材料などで構成される。本発明の他の実施の形態では、配向膜よりも下層に、カラーフィルタ74と遮光層75とを覆うように、透明樹脂膜から成るオーバーコート層を設ける構成としてもよい。
また、カラーフィルタ基板70は、ガラス基板71の厚み方向他方側の表面上に、静電気防止用透明導電層81を備える。静電気防止用透明導電層81は、接地接続される。静電気防止用透明導電層81は、ガラス基板71の少なくとも表示領域3を覆って設けられる。静電気防止用透明導電層81は、本実施の形態における横電界方式の液晶パネル50において、静電気による帯電および外部電界による表示不良の防止に有効なものとして設けられる。
前述のTFT基板60は、第2の透明基板であるガラス基板61と、液晶を配向させる不図示の配向膜と、画素電極62と、対向電極63と、TFT64と、絶縁膜65と、複数のゲート配線66gおよびソース配線66sと、不図示のソース・ドレイン電極とを備えて構成される。
配向膜は、ガラス基板61のカラーフィルタ基板70と対向する側の表面のうち、表示領域3に対応する領域に設けられる。画素電極62および対向電極63は、配向膜の下部に設けられる。画素電極62および対向電極63は、TFT基板60またはカラーフィルタ基板70の基板面と平行な方向の電界を発生し、液晶を駆動する電圧を印加する一対の電極である。
TFT64は、一対の電極のうちの一方の電極である画素電極62に電圧を書き込むスイッチング素子である。TFTTFT64は、絶縁膜65によって覆われる。
ゲート配線66gおよびソース配線66sは、TFT64に信号を供給する配線である。ゲート配線116gは、TFT64を構成するゲート電極に接続される。ソース配線66sは、TFT64を構成するソース・ドレイン電極に接続される。
本実施の形態では、液晶を駆動する電圧を印加する一対の電極である画素電極62および対向電極63は、以下のように構成される。一方の電極である画素電極62は、平板形状の透明導電膜パターンによって構成される。他方の電極である対向電極63は、たとえば、複数並列するスリット状の開口部を有する透明導電膜パターンによって構成される。対向電極63は、櫛歯形状の透明導電膜パターンによって構成されてもよい。対向電極63は、画素電極62上に絶縁層を介して重なって配置される。
以下の説明において、対向電極63のように、櫛歯形状の透明導電膜パターン、または複数並列するスリット状の開口部を有する透明導電膜パターンによって構成される電極を、「スリット電極」という場合がある。また、櫛歯形状の透明導電膜パターンの電極部分、および複数並列するスリット状の開口部を有する透明導電膜パターンのスリット状の開口部を、「スリット部」という場合がある。
画素電極62および対向電極63の構成は、以上の構成に限定されるものではない。たとえば、画素電極62および対向電極63の形状および配置の上下関係を本実施の形態とは逆にしてもよい。
この場合、画素電極62は、スリット電極として構成される。具体的には、画素電極62は、櫛歯形状の透明導電膜パターン、または複数並列するスリット状の開口部を有する透明導電膜パターンによって構成され、対向電極63よりも上層に配置される。対向電極63は、平板形状の透明導電膜パターンによって構成され、画素電極62よりも下層に配置される。
TFT64は、櫛歯形状の透明導電膜パターン、または複数並列するスリット状の開口部を有する透明導電膜パターンによって構成される画素電極62に接続して電圧を印加する構成としてもよい。
画素電極62および対向電極63の具体的な平面パターン形状の図示および説明は省略するが、公知のFFS方式を用いた液晶パネルに用いられる画素電極および対向電極の平面パターン形状を採用すればよい。
本実施の形態における絶縁膜、たとえば、TFT基板60を構成する絶縁膜65、および画素電極62と対向電極63との間に形成される絶縁膜などは、単層の透明絶縁膜、または複数層の透明絶縁膜を積層した積層膜によって構成される。
図12において概略の配置を示しているように、表示領域3に形成されるゲート配線66gは、複数本が平行に配列して配置される。同様に、ソース配線66sは、複数本が平行に配列して配置される。ゲート配線66gとソース配線66sとは、互いに交差して配置される。
TFT64を構成するゲート電極およびソース・ドレイン電極は、交差した複数本のゲート配線66gとソース配線66sとによって囲まれる領域(以下「画素領域」という場合がある)に対応して、アレイ状に配列されて配置される。
また、対向電極63に共通電位を供給する共通配線63Lは、ゲート配線66gと平行にゲート配線66gと同数配置される。共通配線63Lは、各画素領域の対向電極63に接続され、各画素領域の対向電極63の電位を全て共通電位に共通化する。
TFT基板60上における額縁領域4、具体的には、TFT基板60のうち、カラーフィルタ基板70の端面よりも突出する突出部のカラーフィルタ基板70を臨む側の表面には、TFT64に供給される信号を外部から受け入れる信号端子68が備えられている。
図12および図13では、信号端子68を一体の構成として示している。実際には、信号端子68は、近接する基板端辺に対して、垂直方向を長手方向として延在する矩形のパッドが複数の信号に対応して分離して形成され、図中のY方向であるパッドの短手方向に多数配列された構成となっている。
さらに、信号端子68の各パッドに対しては、接続配線となるフレキシブルフラットケーブル(Flexible Flat Cable;略称:FFC)86を介して、制御基板85が接続されている。制御基板85は、駆動IC(Integrated Circuit)チップ84を制御する制御信号などを発生する制御ICチップなどを備える。
制御基板85からの制御信号は、信号端子68を介して、突出部に取り付けられた駆動ICチップ84の入力側に入力される。駆動ICチップ84の出力側から出力される出力信号は、表示領域3から引き出された不図示の多数の信号引き出し配線を介して、表示領域3内のTFT64に供給される。
対向基板であるカラーフィルタ基板70は、液晶層90に対して外側表面に設けられる静電気防止用透明導電層81の上層に、対向基板側偏光板82aを備える。
TFT基板60は、ガラス基板71の液晶層90を臨む側と反対側の表面、すなわちガラス基板71の外側の表面に、TFT基板側偏光板82bを備える。
対向基板側偏光板82aおよびTFT基板側偏光板82bは、第1の実施の形態において具体的に説明したように、偏光板82a,82bの角部に予め定める形状の面取り加工が施されている。本実施の形態では、第1の実施の形態と同様に、各偏光板82a,82bの4つの角部に面取り加工が施されている。これによって、液晶パネル50の外形端部から、対向基板側偏光板82aの端部が食み出すことが防止されている。
対向基板側偏光板82aおよびTFT基板側偏光板82bは、それぞれカラーフィルタ基板70およびTFT基板60の少なくとも表示領域3を覆うように配置される。
カラーフィルタ基板70の表面に形成される静電気防止用透明導電層81は、接地接続される。本実施の形態では、たとえば、TFT基板60の突出部に、アースパッド67が設けられ、静電気防止用透明導電層81とアースパッド67とが、導電テープ83を介して接続される。これによって、静電気防止用透明導電層81が接地される。
静電気防止用透明導電層81は、大部分が、対向基板側偏光板82aによって覆われているが、カラーフィルタ基板70の端部において、一部、対向基板側偏光板82aによって覆われない露出部が形成される。その静電気防止用透明導電層81の露出部に導電テープ83が貼り付けられて、静電気防止用透明導電層81に接続されている。
アースパッド67は、信号端子68とFFC86とを順次介して接地接続されることから、静電気防止用透明導電層81は、これらの経路を介して接地接続されることとなる。
導電テープ83としては、アルミニウム(Al)箔および銅(Cu)箔などの金属箔から成る母材に、導電粘着剤を塗布したものを使用することができ、市販品の導電テープを利用することができる。
本実施の形態の液晶表示装置は、以上のように構成される液晶パネル50と、照明装置である不図示のバックライトユニットと、不図示の光学シートと、不図示の筐体とを備えて構成される。
バックライトユニットは、液晶パネル50に対し、カラーフィルタ基板70の表示領域3に形成される表示面と反対側に、光学シートを介して配置される。バックライトユニットは、TFT基板60の基板面に対向して光源となる。光学シートは、バックライトユニットからの光(以下「バックライト光」という場合がある)を調整する機能を有する。
筐体は、表示領域3の部分が開放された形状である。液晶表示装置は、液晶パネル50が前述のバックライトユニットおよび光学シートなどの光学部材とともに筐体の中に収納されて構成される。
以上に説明した本実施の形態の液晶表示装置は、次のように動作する。たとえば制御基板85から制御信号が入力され、駆動ICチップ84が動作し、表示領域3内の配線を介して、制御信号が画素領域に伝わる。その結果、各画素領域に配置される画素電極62および共通電極63間に、TFT基板60またはカラーフィルタ基板70の基板面と平行な方向の電界、より詳細に述べると、FFS方式では、平行方向の電界と平行に近い方向の電界とが混在して発生することから、平行方向の電界の成分が主となる電界を発生させる予め定める駆動電圧が加わる。
この駆動電圧に合わせて、液晶の分子の方向が変わる。そして、バックライトユニットの発する光が、TFT基板60、液晶層90およびカラーフィルタ基板70を介して、観察者側に透過または遮断されることによって、液晶パネル50のカラーフィルタ基板70側の表示領域3に形成される表示面に映像などが表示される。
次に、本実施の形態の液晶表示装置の製造方法について説明する。図14は、液晶パネル50の製造工程を示すフローチャートである。ここでは、本実施の形態において特徴的な液晶パネルの製造工程について、図14に示すフローチャートに従って、順次各工程を説明し、特に重要な工程については、適宜、図15〜図17を参照しつつ、説明する。
まず、基板準備工程において、互いに貼り合わされる前の、TFT基板60を取り出すマザー基板であるマザーTFT基板と、カラーフィルタ基板70を取り出すマザー基板であるマザーカラーフィルタ基板とを準備する。
それぞれのマザー基板上において、予め定める枚数の同じ構成のTFT基板60およびカラーフィルタ基板70が配列して形成される。
このTFT基板60の構成を備えたマザーTFT基板と、カラーフィルタ基板70の構成を備えたマザーカラーフィルタ基板とは、図12および図13を参照して説明したように、TFT基板60の詳細な構成がわかれば、公知のFFSモードの液晶表示装置のTFT基板およびカラーフィルタ基板の製造方法と、公知の成膜工程と、複数のパターンニング工程とを適宜組み合わせて製造することが可能である。したがって、より具体的なマザーTFT基板およびマザーカラーフィルタ基板自体の製造方法の説明については省略する。
続いて、図14のステップS1において、前述の基板準備工程で準備されたTFT基板60が形成されたマザーTFT基板を洗浄する基板洗浄工程を行う。
次に、ステップS2において、配向膜材料塗布工程を行う。配向膜材料塗布工程では、マザーTFT基板の厚み方向一方側の表面に、配向膜材料を塗布する。この配向膜材料塗布工程は、たとえば、印刷法によって、有機膜から成る配向膜材料を塗布し、ホットプレートなどによって焼成処理して乾燥させる。
その後、ステップS3において、ラビング工程を行う。ラビング工程では、配向膜材料にラビングを行い、配向膜材料の表面を配向処理し、TFT基板60側の配向膜を形成する。
また、ステップS1〜ステップS3と同様の工程によって、カラーフィルタ基板70が形成されているマザーカラーフィルタ基板についても、洗浄、配向膜材料の塗布、ラビングを行う。これによって、カラーフィルタ基板70側の配向膜を形成する。
次に、ステップS4において、シール材塗布工程を行う。シール材塗布工程では、スクリーン印刷装置によって、シール材80を印刷ペーストとして、マザーTFT基板およびマザーカラーフィルタ基板の厚み方向一方側の表面にシール材80の塗布を行い、表示領域3を囲む形状のパターンにシール材80を形成する。
次に、ステップS5において、液晶滴下工程を行う。液晶滴下工程では、マザーTFT基板およびマザーカラーフィルタ基板の厚み方向一方側の表面において、シール材80で囲まれる領域内に、多数の液滴状の液晶を滴下する。具体的には、マザーカラーフィルタ基板のカラーフィルタ基板70に対して、シール材80で囲まれる領域内に、多数の液滴状の液晶を、合計で予め定める量の液晶層90が形成されるように滴下する。
また、ここでは、いわゆる滴下注入法を用いて液晶を充填し、液晶層90を形成する方法を一例としたので、前述のように形成したが、いわゆる真空注入法を用いる場合には、シール材80は完全に閉じた形状ではなく、一部を開口させた液晶注入口が形成される。
また、液晶は、TFT基板60とカラーフィルタ基板70とを貼り合わせた後に、液晶注入口から注入されるので、前述の液滴状の液晶の形成処理は省略される。
次に、ステップS6において、貼り合わせ工程を行う。貼り合わせ工程では、マザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板とを貼り合わせて、セル基板を形成する。具体的には、液滴状の液晶を載せた状態でマザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板とが近接され、位置合わせをして重ね合わせられる。
その結果、液滴状に形成された液晶は、マザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板との間に挟まれて均一に拡がり、一体化した液晶層90の状態となり、マザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板との間のそれぞれのシール材80によって囲まれる容積内に満たされる。
次に、ステップS7において、シール材硬化工程を行う。シール材硬化工程では、マザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板とを貼り合わせた状態で、シール材80を完全に硬化させる。
シール材硬化工程は、たとえば、シール材80の材質に合わせて熱を加えること、または紫外線を照射することによって行われる。本実施の形態では、滴下注入法と相性の良い、紫外線を照射する方法によって硬化を行う。
このシール材硬化工程によって、マザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板とは、位置合わせされた位置関係のまま固定される。また、液晶パネルを軽量化するために基板を薄型化する場合には、マザーTFT基板とマザーカラーフィルタ基板とが貼り合わされた状態で、薬液および機械的研磨による薄型化処理を実行するとよい。
次に、ステップS8において、セル分断工程を行う。セル分断工程では、セル基板を多数の個別セルに分断する。液晶を充填するときに、いわゆる真空注入法を用いる場合には、前述のように、シール材80に一部を開口させた液晶注入口を形成しておき、ステップS8のセル分断工程の後に行う液晶注入工程において、個々の個別セルに対して液晶注入口から液晶を注入する。この液晶注入工程は、たとえば、液晶を液晶注入口から真空注入法を用いて充填することによって、液晶層90の形成が行われる。さらに、封止工程において、液晶注入口を封止する。封止工程は、たとえば、光硬化型樹脂を用いて液晶注入口を封じ、光を照射することによって行われる。
以上のように個々の液晶パネルの形状に分断された後は、ステップS9において、偏光板貼付工程を行う。偏光板貼付工程では、個別セルのカラーフィルタ基板70およびTFT基板60のそれぞれの表面に光学フィルムとして、対向基板側偏光板82aおよびTFT基板側偏光板82bを貼り付ける。この偏光板貼付工程については、液晶パネルの製造工程において重要な工程であることから、この液晶パネルの製造工程における各工程を説明した後に、別途、詳細に説明する。
続いて、ステップS10において、制御基板実装工程を行う。制御基板実装工程では、駆動ICチップ84および制御基板85を実装する。この制御基板実装工程では、駆動ICチップ84および制御基板85の取り付けられたFFC86が、信号端子68に導通可能に貼り付けられる。そして、導電テープ83が、カラーフィルタ基板70上からTFT基板60上にわたって貼り付けられ、カラーフィルタ基板70の表面の静電気防止用透明導電層81と、TFT基板60の表面に形成されたアースパッド67との間が導通される。以上の工程を経て、液晶パネル50が完成する。
最後に、液晶パネル50に対して、光学シートを介して、バックライトユニットを対向して配置し、表示面となる表示領域3におけるカラーフィルタ基板70の外側の部分が開放された筐体中に、液晶パネル50およびバックライトユニットを収納する。これによって、本実施の形態の液晶表示装置が完成する。
続いて、液晶パネル50の製造工程において重要な工程である、ステップS9の偏光板貼付工程について、図15および図16を参照しつつ、詳細に説明する。図15および図16は、偏光板貼付装置の構成を示す図である。
対向基板側偏光板82aおよびTFT基板側偏光板82bに関しては、前述の第1の実施の形態において説明した角部に予め定める形状の面取り加工を施した外形、第1の実施の形態と同様とする場合では8角形を有した対向基板側偏光板82aの元部材となる偏光板シート部材が準備されて、偏光板貼付工程が行われる。偏光板シート部材の段階では、対向基板側偏光板82aに加えて、セパレータ6が積層されて構成される。
以下の説明では、前述の図12および図13に示す液晶パネル50の前段階として、TFT基板60とカラーフィルタ基板70とを貼り合せたもの、すなわち制御基板85およびFFC86を実装する前のものを、「液晶セルLCC」という。
液晶セルLCCには、カラーフィルタ基板70の表面に貼り付けられる対向基板側偏光板82aと、TFT基板60の表面に貼り付けられるTFT基板側偏光板82bとがある。両者の偏光板貼付工程に特に大きな違いは無いので、ここでは、液晶セルLCCのカラーフィルタ基板70の表面に対向基板側偏光板82aを貼り付ける場合を一例として説明する。
本実施の形態の液晶表示装置の製造方法におけるステップS9の偏光板貼付工程に用いられる偏光板貼付装置は、図15に示すように、回転ステージSTS、ステージST、回転機構SP、セパレータ剥離機構SPR、光源ヘッドLS、光検出ヘッドLDおよび制御機構CNTを備えて構成される。
回転ステージSTSは、液晶セルLCCを保持する。ステージSTは、対向基板側偏光板82aの元部材となる、対向基板側偏光板82aとセパレータ6との積層部材から成る偏光板シート部材7を保持する。
回転機構SPは、液晶セルLCCに対して対向基板側偏光板82aの貼り付け角度を調整して貼り付けるための構成として、液晶セルLCCを保持する回転ステージSTSを位置合わせして、矢符92で示される方向に回転動作する。これによって、回転ステージSTSが、矢符92で示される方向と同じ方向である、矢符93で示される方向に回転する。
セパレータ剥離機構SPRは、矢符95で示される方向に回転することによって、偏光板シート部材7から、セパレータ6を剥離して除去する。
光源ヘッドLSおよび光検出ヘッドLDは、対向基板側偏光板82aの光学軸が液晶セルLCCの液晶の配向軸に対して所望の位置関係であるかを評価するために、対向基板側偏光板82aおよび液晶セルLCCを挟んで配置される。光学ヘッドLSから照射された光は、回転ステージSTSに形成された貫通孔91を通って、光検出ヘッドLDに向かって、矢符94で示される方向に進む。
制御機構CNTは、光検出ヘッドLDによって読み取られた光学情報、たとえば輝度情報に基づいて、回転機構SPを適正な角度位置まで動作するように制御する。
偏光板貼付装置による貼り付け動作としては、まず、液晶セルLCCが、回転ステージSTSに載置されて保持され、対向基板側偏光板82aとセパレータ6との積層部材から成る偏光板シート部材7が、ステージSTに載置されて保持される。
続いて、図15に示すように、偏光板貼付装置が備えるセパレータ剥離機構SPRを動作させて、偏光板シート部材7の端部からセパレータ6が剥離され始めた状態で、光源ヘッドLSおよび光検出ヘッドLDによって、対向基板側偏光板82aおよび液晶セルLCCの両者を通過した光の輝度情報を検出する。
そして、回転ステージSTSを位置合わせして回転動作する回転機構SPを動作させて、液晶セルLCCを回転させる。そして、光検出ヘッドLDによって読み取られた輝度情報に基づいて、制御機構CNTは、回転機構SPを制御し、光検出ヘッドLDによって読み取られた輝度情報が所望の値、たとえば液晶セルLCCを回転動作させた角度範囲において、最も輝度が低下した角度位置において、位置決めが完了し、液晶セルLCCの回転動作を停止させる。
続いて、対向基板側偏光板82aの液晶セルLCCへ貼り付ける際の所望の光学軸の位置関係への位置決めが完了した状態で、図16に示すように、偏光板シート部材7を載置したステージSTが動作し、矢符96で示される方向にセパレータ6が剥離された対向基板側偏光板82aの端部を、液晶セルLCCの端部、具体的には、予め定められた貼り付け開始位置に近接させる位置まで移動する。
次に、貼り付けローラRLが、前述の液晶セルLCCに近接された対向基板側偏光板82aの端部の表面に当接される。貼り付けローラRLは、矢符95で示されるセパレータ剥離機構SPRの回転方向とは逆の方向である、矢符97で示される方向に回転する。
その後、矢符98で示される方向に、液晶セルLCCを載置した回転ステージSTSが移動することによって、貼り付けローラRLが対向基板側偏光板82aの表面に対して押圧動作される。そして、液晶セルLCCの特にカラーフィルタ基板70の表面に、セパレータ6が剥離された対向基板側偏光板82aが、順次、貼り付けられる。
その結果、対向基板側偏光板82aは、液晶セルLCCに対して、所望の光学軸の位置関係を満たした状態で貼り付けられる。
図17は、偏光板貼付工程が終了した時点における対向基板側偏光板82aの構成を示す図である。以上の偏光板貼付工程を経ることによって、図17に示すように、対向基板側偏光板82aは、液晶セルLCCに対して、所望の光学軸の位置関係を満たした角度で傾いて貼り付けられる。
図17では、説明の便宜上、対向基板側偏光板82aの軸ずれ角度、対向基板側偏光板82aの液晶パネルに対しての傾き角度、および対向基板側偏光板82aの面取り角度については、数倍程度に誇張して示している。
図17では、参照符号「99」で示す矢印で、対向基板側偏光板82aの吸収軸の方向を示している。
対向基板側偏光板82aの吸収軸は、対向基板側偏光板82aの面取り加工を施していない端面中央付近の端面に対して、たとえば、+0.3度、換言すれば時計周りに0.3度傾いていることになる。
しかし、対向基板側偏光板82aは、液晶セルLCCに対して、逆方向、つまり、−0.3度、換言すれば反時計周りに0.3度傾いて貼り付けられる。したがって、液晶セルLCCに対して、対向基板側偏光板82aの吸収軸は、概ね平行に配置されていること、つまり、最適化された位置に貼り付けられていることが分かる。その結果、特に光学軸の位置関係がコントラスト特性などの表示品位に敏感に影響する横電界方式の液晶表示装置において、高品位の表示を比較的容易に得ることができる。
また、以上説明したように、対向基板側偏光板82aの軸方向と液晶セルLCCの方向との関係が最適になるように配置するために、以下のように構成される。対向基板側偏光板82aが液晶セルLCCに対して回転した位置に貼り付けられているにも関わらず、本実施の形態においては、対向基板側偏光板82aに、角部に予め定める形状の面取り加工を施した外形、第1の実施の形態と同様とする場合では8角形を有した対向基板側偏光板82aの元部材が用いられている。面取り加工の形状は、第1の実施の形態において説明した関係性を満たして適切に設定されている。したがって、液晶セルLCCのパネル外形端部から、対向基板側偏光板82aの端部が食み出すことがなく、さらに、対向基板側偏光板82aがカバーすべき領域、たとえば、表示領域3、または表示領域3に対応して筐体に形成された開口部領域をカバーすることができる。
また、本実施の形態においては、特に、対向基板側偏光板82aの貼付工程の後に、液晶セルLCCのパネル外形端部から食み出した対向基板側偏光板82aを切断するような別工程を設ける必要が無い。
本発明を用いずに、たとえば、偏光板貼付工程の開始前、すなわち、対向基板側偏光板82aとセパレータ6との積層部材から成る偏光板シート部材7の状態で、対向基板側偏光板82aの軸のずれ方向の評価と、液晶セルLCCのパネル外形端部から食み出して不要となる対向基板側偏光板82aの端部の切断加工とを事前に行おうとしても、対向基板側偏光板82aとセパレータ6との積層部材の状態では、対向基板側偏光板82a単独での光学軸を正確に測定することは困難である。
また、偏光板貼付工程の開始前に、対向基板側偏光板82aの光学軸を評価するためにセパレータ6を剥がしてしまうと、対向基板側偏光板82aの糊面が露出状態となる時間が長くなってしまい、異物の付着などによって歩留まりの低下につながることになる。
これに対して、本実施の形態においては、対向基板側偏光板82aとセパレータ6との積層部材から成る偏光板シート部材7の状態で、最適化された予め定める形状に加工済みである。その後、セパレータ6の剥離、光学軸の測定、角度合せ、貼り付けまでを一連の偏光板貼付工程または貼り付け装置の中で行うことができる。したがって、無駄な工程を増やすこと無く、効率的に行うことができる。さらに、歩留まりが低下するおそれも無いので、比較的高い歩留りを実現することができる。
以上に述べた本実施の形態の液晶表示装置とその製造方法では、対向基板側偏光板82aおよびTFT基板側偏光板82bの部材となる偏光板シート部材が有する製造時における光学軸のずれに対して、比較的大きな光学軸のずれが生じた場合も含めて、以下の効果を得ることができる。
液晶セルLCCのパネル外形端部から、対向基板側偏光板82aの端部が食み出すことがなく、さらに、少なくとも、それぞれカラーフィルタ基板70およびTFT基板60の少なくとも表示領域3を覆うように配置した上で、光学軸のずれを補正した対向基板側偏光板82aおよびTFT基板側偏光板82bの貼付工程を行うことができる。
したがって、比較的大きな光学軸のずれが生じた偏光板シート部材を無駄にしないこと、製造される液晶表示装置の歩留まりおよび信頼性の低下の発生を抑制すること、さらに、特に光学軸の位置関係がコントラスト特性などの表示品位に敏感に影響する横電界方式の液晶表示装置において、高品位の表示を比較的容易に、かつ低い製造コストで得ることなどの効果を両立して得ることができる。
本実施の形態の液晶表示装置とその製造方法については、一軸偏光板および楕円偏光板などを含む偏光板に限られず、位相差板または視野角補正用(ワイドビュ)フィルムなど、特に、光学軸の方向(具体的な貼り付け角度配置)について、高い位置精度が要求される光学フィルムに対して好適に用いることができる。これによって、本実施の形態の偏光板での適用例と同様に、それぞれの光学フィルムにおいて要求される位置精度の程度に応じた表示品位向上などの作用効果を得ることができる。
また、上記説明を行った本実施の形態では、偏光板シート部材の光学軸方向について液晶セルLCCに対して最適に配置するための光学軸の評価方法について、貼り合わされる液晶セルLCCを基準として、液晶セルLCCを回転して最適な角度に貼り合わせる方法を例示したが、偏光板シート部材と液晶セルLCCとの相対的な配置角度関係が所望の配置に貼り付けることができればよいだけであるので、偏光板シート部材を保持する側を回転可能として角度調整させてもよい。
また、液晶セルLCCの光学軸の配置精度が高く製造できる場合、および別途、液晶セルLCCの光学軸の配置が正確に測定されて同定されている場合は、偏光板シート部材の光学軸のみを正確に評価できればよいことになる。したがって、たとえば、光学軸の方向が予め定める方向である一枚の基準光学フィルムを準備して、偏光板シート部材の軸ずれの程度を評価する方法を用いてもよい。
また、上記説明を行った本実施の形態では、偏光板シート部材に関して、対向基板側偏光板82aとセパレータ6との2つの積層部材から成る例を用いて説明したが、対向基板側偏光板82aのセパレータ6が貼り付けられる面と反対側の面に傷および汚れが付着すること防ぐために、保護フィルムを積層した状態で偏光板貼付工程が行われ、その後、筐体内に収納される前に保護フィルムを剥離して除去する方法を用いる場合も多い。本実施の形態においても、その保護フィルムを有した偏光板シート部材を用いてもよい。
その場合においては、光学軸の測定については、対向基板側偏光板82aと保護フィルムとが積層された状態で行うことになるので、保護フィルムは、光学軸を有さない材料、つまり、光学的に等方性である材料を用いること、保護フィルムの光学軸の影響を見込んだ上での対向基板側偏光板82aの軸の評価とすること、保護フィルムを部分的にまたは一時的に剥離した状態で測定する方法など、より正確に対向基板側偏光板82aの光学軸を測定できる方法を適宜選択するとよい。
前述の各実施の形態では、光学部材は、偏光板であるが、これに限定されず、たとえば位相差板などであってもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることが可能である。また、各実施の形態の任意の構成要素を適宜、変更または省略することが可能である。
1,50 液晶パネル、2,21,22,23,24,25,26 偏光板、3 表示領域、4 額縁領域、6 セパレータ、60 TFT基板、61,71 ガラス基板、62 画素電極、63 対向電極、63L 共通配線、64 TFT、65 絶縁膜、66g ゲート配線、66s ソース配線、67 アースパッド、68 信号端子、70 カラーフィルタ基板、74 カラーフィルタ、75 遮光層、80 シール材、81 静電気防止用透明導電層、82a 対向基板側偏光板、82b TFT基板側偏光板、83 導電テープ、84 駆動ICチップ、85 制御基板、86 FFC、90 液晶層、CNT 制御機構、LCC 液晶セル、LD 光検出ヘッド、LS 光源ヘッド、RL 貼り付けローラ、SP 回転機構、SPR セパレータ剥離機構、ST ステージ、STS 回転ステージ。

Claims (10)

  1. 厚み方向一方側から見た形状が矩形状の液晶セルを有する液晶パネルと、
    光学軸を有し、前記液晶パネルの厚み方向の一方側または他方側の表面に貼付けられる矩形状の光学部材とを備える液晶表示装置であって、
    前記光学部材は、面取り加工が施された面取り部を有し、
    前記面取り加工は、前記面取り部の面取り形状が直線状であるC面取りであり、
    前記面取り形状は、
    z=a・cosθ1+b・sinθ1−A0>0、
    x=z/sinθ1
    =(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/sinθ1、
    y=z/cosθ1
    =(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/cosθ1
    (式中、aは、光学部材の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、bは、光学部材の外形における長辺の2分の1(1/2)の長さを示し、θ1は、光学部材の中心位置と貼付対象物の中心位置とを一致させた状態で貼付対象物に対して光学部材を傾斜した際に、貼付対象物の長辺の外形端に対して、光学部材の長辺の外形端と面取り部との交点が重なる角度を示し、zは、面取り加工が施されていないときの光学部材を角度θ1だけ回転させた場合の光学部材の貼付対象物からの食み出し量を示し、A0は、貼付対象物の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、xは、光学部材の外形における長辺の面取り長さを示し、yは、光学部材の外形における短辺の面取り長さを示す。)
    の関係を満たすxおよびyによって規定され
    前記面取り部は、前記光学部材の少なくとも対向する2つの角部に形成され、
    前記光学部材および前記液晶セルは、
    前記光学軸と前記液晶セル内の配向膜の配向軸とのなす角度の関係において、前記光学部材および前記液晶セルの両者を通過した光の輝度が最も低くなる位置に配置されるとともに、前記光学部材の外形が、前記液晶パネルにおける貼り付け対象物に対して食み出すことなく貼付けられている
    ことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記液晶パネルは、
    表示に使用される矩形状の表示領域と、
    前記表示領域を囲繞し、
    Δ=A1・cosθ2+B1・sinθ2−A1
    (式中、θ2は、光学部材が前記表示領域、または前記表示領域に対応して前記液晶表示装置の筐体に形成された開口部領域をカバー可能な光学部材の回転角度の最大値である回転可能角度を示し、A1は、表示領域の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、B1は、表示領域の外形における長辺の2分の1(1/2)の長さを示し、Δは、光学部材の外形の端部から表示領域の外形までの距離を示す。)
    の関係を満たすΔで規定される額縁領域とを有することを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記光学部材の回転角度θ1は、0よりも大きく、前記回転可能角度θ2以下(0<θ1≦θ2)であることを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記光学部材の回転角度θ1は、前記回転可能角度θ2と等しい(θ1=θ2)ことを特徴とする請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記面取り部は、前記光学部材の4つの角部に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  6. 前記面取り部は、前記光学部材の3つの角部に形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  7. 前記面取り部は、前記光学部材の4つの角部に、2面ずつ形成されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  8. 請求項1からのいずれか1つに記載の液晶表示装置の製造方法であって、
    前記光学部材を準備する工程と、
    前記光学部材の光学軸を評価または測定する工程と、
    前記評価または測定された前記光学軸に関する情報に基づいて前記光学部材の回転角度を調整して、前記液晶パネルに対して、前記光学部材を貼り付ける工程とを備えることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  9. 前記光学部材を準備する工程と、前記光学部材の光学軸を評価または測定する工程との間に、前記光学部材に積層されたセパレータを剥離する工程を備えることを特徴とする請求項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  10. 厚み方向一方側から見た形状が矩形状の液晶セルを有する液晶パネルと、
    光学軸を有し、前記液晶パネルの厚み方向の一方側または他方側の表面に貼付けられる矩形状の光学部材とを備える液晶表示装置の製造方法であって、
    前記光学部材として、
    面取り加工が施された面取り部を有し、
    前記面取り加工は、前記面取り部の面取り形状が直線状であるC面取りであり、
    前記面取り形状は、
    z=a・cosθ1+b・sinθ1−A0>0、
    x=z/sinθ1
    =(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/sinθ1、
    y=z/cosθ1
    =(a・cosθ1+b・sinθ1−A0)/cosθ1
    (式中、aは、光学部材の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、bは、光学部材の外形における長辺の2分の1(1/2)の長さを示し、θ1は、光学部材の光学軸の設定位置からの軸ずれ角度の予め想定された最大値、予め想定された製造ばらつきの範囲における前記軸ずれ角度の最大値、または、受入れ検査の許容範囲における前記軸ずれ角度の最大値のいずれかを示し、zは、面取り加工が施されていないときの光学部材を角度θ1だけ回転させた場合の光学部材の貼付対象物からの食み出し量を示し、A0は、貼付対象物の外形における短辺の2分の1(1/2)の長さを示し、xは、光学部材の外形における長辺の面取り長さを示し、yは、光学部材の外形における短辺の面取り長さを示す。)
    の関係を満たすxおよびyによって規定され、
    前記面取り部は、前記光学部材の少なくとも対向する2つの角部に形成されたもの
    を準備する工程と、
    前記面取り形状を有した前記光学部材を、前記液晶セルに対して、前記光学軸と前記液晶セル内の配向膜の配向軸とのなす角度の関係において、前記光学部材および前記液晶セルの両者を通過した光の輝度が最も低くなる位置に貼り付ける工程と、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
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