JP6512432B2 - ベッド柵固定装置 - Google Patents
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Description
介護ベッドは、使用者や寝具の落下防止のため、落下防止用ベッド柵101(以下、ベッド柵101と称する)が一側部に取り付けられている。
そこで、ベッド柵101は介護ベッドにリジッドに固定される必要があるが、従来の方法では、例えば痴呆症の患者がベッド柵101を引き抜いて暴れるなどの事態を防止することは困難である。
一方、ベッド柵101の支軸102a、102bを側面からネジn101、n102で固定する方法(図16参照)は、ネジn101、n102をそれぞれ締めることで、2つの支軸102a、102bを支点102a1、102b1周りに回転させて支軸102a、102bのそれぞれの下端部が相対的に離れる方向に傾けることで行う。
しかし、この方法は手回しネジn101、n102を2か所で締める必要がある。
また、2つのネジn101、n102の締め付け作業を行うので、締め付け作業に時間がかかり着脱に手間がかかるという問題がある。
加えて、子供、女性など力が弱い人には、2つのネジn101、n102の締め付け作業が困難であるという不都合もある。
つまり、本発明は、ベッドに容易に脱着できるとともに、リジッドに固定可能なベッド柵固定装置の提供を目的とする。
第3の本発明によれば、押圧手段は、固定足に接触する面が曲率を有する形状に形成されているので、押圧手段の固定足への接触動作が円滑に行える。
第4の本発明によれば、押圧手段の固定足に接触する箇所に摩擦力を高める部材が設けられるので、押圧手段で固定足を安定して保持できる。
第5の本発明によれば、操作部材の操作力は操作部材の長さを変えることで変更できるので、操作部材の長さを調整することで、操作部材の操作力を調整できる。
第6の本発明によれば、操作部材が長さ調整できるので、操作部材の長さを調整することで、操作部材の操作力を調整できる。そのため、使用者に応じた操作力を得ることができる。従って、ユーザフレンドリーなベッド柵固定装置が実現できる。
図1は、本発明の実施形態に係るベッド柵着脱装置が着脱する落下防止用ベッド柵を介護ベッドに固定した状態を示す斜視図である。図2は、介護ベッドから落下防止用ベッド柵を外した状態の斜視図である。
落下防止用ベッド柵1Sは、介護ベッドBの一側部に固定され、使用者や寝具の落下防止のために用いられる。
落下防止用ベッド柵1Sには、ベッド柵着脱装置1が一体的に取り付けられている(図4参照)。以下、落下防止用ベッド柵1Sをベッド柵1Sと称す。
ベッド柵1Sは、ベッド柵着脱装置1の柵着脱用のハンドル2をα11のように回動させることにより、介護ベッドBに固定(ロック)される。
ベッド柵1Sを介護ベッドBから外す際には、ハンドル2をα12のように回動させることにより、ベッド柵着脱装置1の固定(ロック)が解除され、ベッド柵1Sを介護ベッドBから外すことができる。
図3は、介護ベッドから外した実施形態のベッド柵着脱装置とベッド柵とカバーを示す斜視図である。図4は、ベッド柵とベッド柵着脱装置とからカバーを外した状態を示す斜視図である。図5は、カバーを外したベッド柵およびベッド柵着脱装置を示す拡大斜視図である。
図4に示すように、ベッド柵1Sに一体に固定されるベッド柵着脱装置1は、固定足4a、4bと、プシャー5a、5bと、カム6と、隙間調整ねじ7a、7bと、ハンドル2とを構成部品として有している。ベッド柵1Sは、構造部材として、枠状の柵フレーム8a、8b、8cを有している。
固定足4aは、ベッド柵1Sの柵フレーム8aの固定足中心軸8a1周りに回動自在(図5の矢印α21、α22参照)に支持されている。同様に、固定足4bは、ベッド柵1Sの柵フレーム8bの固定足中心軸8b1周りに回動自在(図5の矢印α31、α32参照)に支持されている。
隙間調整ねじ7aは、カム6とプシャー5aをつなぐ役割をもつ。換言すれば、隙間調整ねじ7aは、カム6とプシャー5aとの間の距離を調整するための部材である。隙間調整ねじ7aを回転させることで、カム6とプシャー5a間の距離が調整される。
ハンドル2には、カム6が嵌合される。ハンドル2は、カム6を回転させ、ベッド柵1Sを介護ベッドBに固定(ロック)または固定解除(ロック解除)するための部材である。ハンドル2は、使用者に把持されて操作され、ベッド柵1Sの介護ベッドBへのロックまたはロック解除が行われる。
図6(a)は、偏心カムの斜視図であり、図6(b)は、偏心カムの上面図であり、図6(c)は、図6(a)のA方向矢視図であり、図6(d)は、図6(a)のB方向矢視図である。
図7(a)は、楕円カムの斜視図であり、図7(b)は、楕円カムの上面図であり、図7(c)は、図7(a)のC方向矢視図であり、図7(d)は、図7(a)のD方向矢視図である。
図6(a)、(b)に示すように、偏心カム6aは、上面視で両側の基礎円(円の一部)の中心が偏心したカムであり、回転することで、周面6a1までの距離が変化する。つまり、偏心カム6aは、長径部6acと短径部6atとを有している。
取り付け穴6a2にハンドル2の取り付け部2tを嵌入することで、ハンドル2が偏心カム6aに取り付けられる。これにより、ハンドル2を回動させる(図5の矢印α11、α12)ことで、偏心カム6aを回転(図5の矢印γ11、γ12)させることができる。
偏心カム6bの中心部には、ハンドル2の矩形状の取り付け部2t(図5参照)が嵌合される取り付け穴6b2が貫設されている。
なお、本実施形態では、カム6に偏心カム6aを用いた場合を例に挙げて説明する。
図8(a)は、プシャーと隙間調整ねじを示す斜視図であり、図8(b)は、図8(a)のE方向矢視図であり、図8(c)は、図8(b)のF−F断面図である。
図8(c)に示すように、プシャー5aは一方端部に雄ねじ5a1が螺刻されている。また、プシャー5aの他方端部は、固定足4aの上端部4a1(図5参照)を押圧することから、上端部4a1に当接する際にスムーズな動作をするように、曲率を有する形状の曲面部5a2が形成されている。
プシャー5aの雄ねじ5a1は、隙間調整ねじ7aの雌ねじ7a3に螺合される。
プシャー5bと隙間調整ねじ7bの構成は、上述のプシャー5aと隙間調整ねじ7aと同様な構成であるから、詳細な説明は省略する。
上述の構成により、ハンドル2の取り付け部2tは、偏心カム6aの取り付け穴6a2に嵌入され固定される。偏心カム6aとハンドル2とは、ベッド柵1Sの柵フレーム8cに略水平方向に回転自在にとりつけられる。
前記したように、固定足4aは、柵フレーム8aの固定足中心軸8a1周りに回転自在に取り付けられている。同様に、固定足4bは、柵フレーム8bの固定足中心軸8b1周りに回転自在に取り付けられている。
同様に、プシャー5bと隙間調整ねじ7bとのアッセンブリは、ベッド柵1Sの柵フレーム8d、8eに軸方向に移動自在(図5の矢印β21、β22方向)に取り付けられている。
こうして、図5に示すベッド柵着脱装置1が設けられている。
図1に示すベッド柵1Sを介護ベッドBに対して脱着する場合には、ハンドル2を介護ベッドBの長手方向(ベッド柵1Sの延在面)に対して、略90度成す位置とする(図4、図5参照)。
この場合、偏心カム6aの短径部6at(図6(a)、(b)参照)がそれぞれ隙間調整ねじ7a、7bの一端部に対向する位置にある。
図9は、ベッド柵を介護ベッドに対して固定する場合のベッド柵着脱装置とベッド柵を示す斜視図である。
ベッド柵1Sを、介護ベッドBに対して固定する場合、ハンドル2は介護ベッドBの長手方向(ベッド柵1Sの延在面)に対して、略0度の位置にある。
これによって、ベッド柵1Sは、ベッド柵着脱装置1を介して、介護ベッドBのベッドフレームfに固定される。
上述のことから、ベッド柵1Sが脱着できる初期状態においては、ハンドル2は2点鎖線の位置にある。
ベッド柵1Sを介護ベッドBに固定する場合、使用者はハンドル2を把持して、2点鎖線の状態から、操作力Fを加えて図10の矢印α11方向に回動させる。
すると、隙間調整ねじ7a、7bの他端部に、一端部が締結されるプシャー5a、5bの他端部の各曲面部5a2、5b2は、ベッド柵1Sの固定足4a、4bの各上端部4a1、4b1を外方に押圧する(図10の矢印β11、β21参照)。
同様に、固定足4bは回転軸8b1周りに回動し(図10の矢印α31)、固定足4bの下端部4b2はベッドフレームfの装着穴f2(図2参照)の内面f2nに押圧され、固定足4bが介護ベッドBのベッドフレームf2に固定される。
すると、ハンドル2に固定される偏心カム6aの短径部6at(図6(a)、(b)参照)がそれぞれ隙間調整ねじ7a、7bの一端部に対向し、隙間調整ねじ7a、7bの外方への押圧が解除される。
これにより、ベッド柵1Sをベッド柵着脱装置1とともに、介護ベッドBのベッドフレームfから抜くことができる。
図11は、ベッド柵を介護ベッドのベッドフレームに取り付ける状態を示す斜視図である。なお、図11では、介護ベッドB全体は省略し、介護ベッドBのベッドフレームfのみを示している。
ベッド柵1Sを装着する際は、図11に示すように、ハンドル2をベッド柵1Sの長手方向に略直角(略90度)の位置にし、ベッド柵1Sに固定されるベッド柵着脱装置1の2本の固定足4a、4bを介護ベッドBの装着穴f1、f2(図2参照)に挿入する。
図12は、ベッド柵を介護ベッドのベッドフレームに取り付け、ベッド柵をベッドフレームに固定(ロック)した状態の斜視図である。
すると、固定足4aは、柵フレーム8aの固定足中心軸8a1周りに回動し(図5の矢印α21)、固定足4aの下端部4a2が装着穴f1の内面f1nに押し付けられる。
こうして、ベッド柵1Sが、ベッド柵着脱装置1を介して、介護ベッドBのベッドフレームfに固定される(図1参照)。
図13は、ベッド柵の偏心カムと隙間調節ねじの接触状態における荷重状態を示す図である。
緒元は表1の通りとする。
τは、(偏心カム6aと隙間調整ねじ7a(7b)との摩擦力によるトルク)と(押圧力Lの反力によるトルク)との和で表せるので、
τ = μL (R + e・sinθ) + L・e・cosθ (1)
となる。
τ = L(e・cosθ+eμ・sinθ+μR)
と表せる。なお、「・」は積を表す。表1の数値を代入すると、
τ =2200*(0.5*cosθ+0.5*0.1*sinθ+0.1*10) (2)
となる。なお、「*」は積を表す。
τ =Hc×F (3)
操作レバーであるハンドル2の長さを150mmとし、回転角を0°から90°まで変化させたときの操作力Fをプロットすると、図14の様になる。図14は、ハンドルの操作力Fと偏心カムの角度θとを示す図である。なお、図14の横軸は、偏心カム6aの角度θ(°)をとり、縦軸は、ハンドル2の操作力F(N:ニュートン)をとっている。なお、角度0°とは、図11に示すハンドル2がベッド柵1Sおよびベッド柵着脱装置1の延在面に対して、略90度の場合をいう。すなわち、ベッド柵1Sが介護ベッドBに対して、脱着可能な状態である。
そのため、その後のベッド柵1Sの取り外しとベッド柵1Sの再装着の際には、隙間調整ねじ7a、7bの操作を省くことができる。
1.ベッド柵1Sの介護ベッドBへの着脱が容易になる。そのため、老人や力の弱い女性、子供などでも、ベッド柵1Sの脱着を行うことが可能である。
図15(a)は、変形形態のハンドルの第1の状態を示す斜視図であり、 図15(b)は、変形形態のハンドルの第2の状態を示す斜視図である。
変形形態のハンドル22は、長さを調整できるハンドルとしたものである。
ハンドル22は、第1ハンドル部22aと、第2ハンドル部22bとを有している。
第1ハンドル部22aはストッパ穴22a1が形成されており、第2ハンドル部22bには弾性的に上下するストッパ釦22b1が設けられている。
ハンドル22は第1の状態(図15(a)参照)では、第1ハンドル部22aの長さとなり短い。
例えば、第2の状態(図15(b)参照)のハンドル22の長さs2を第1の状態(図15(a)参照)のハンドル22の長さs1の2倍とすれば、第1の状態の操作力Fの半分の操作力Fでベッド柵1Sを固定することができる。
なお、本例では、ハンドル22を2段階に操作できる場合を示したが、3段階以上に変更できる構成としてもよい。
この構成により、ハンドル22の長さを長くして操作することで、操作力Fを充分に低くして操作できる。そのため、老人、力の弱い女性、子供などでもベッド柵1Sの脱着を容易に手間がかかることなく行える。
また、ハンドル22の操作後(図1参照)は、ハンドル22を短くしておけば(例えば、第1の状態(図15(a)参照))、邪魔になることはない。
1.プシャー5a、5bの固定足4a、4bへの接触部の曲面部5a2、5b2に、ゴムその他の摩擦係数が高い部材(摩擦力を高める部材)を嵌め込むなどして設けてもよい。これにより、プシャー5a、5bでそれぞれ固定足4a、4bを確実に押して保持することができる。
1S ベッド柵
2 ハンドル(操作部材)
4a、4b 固定足
4a2、4b2 下端部(固定足の他部、固定足の下部)
4a1、4b1 上端部(固定足の一部、固定足の上部)
5a、5b プッシャー(押圧手段)
5a2、5b2 曲面部(固定足に接触する面)
6 カム
6a 偏心カム(カム)
6b 楕円カム(カム)
7a、7b 隙間調整ねじ(隙間調整手段)
8a1、8b1 中心軸(軸)
B 介護ベッド(ベッド)
f1、f2 装着穴(取付穴)
f1n、f2n 内面(取付穴の内面、ベッドの一部)
Claims (6)
- ベッド柵が固定され、
移動可能な固定足と、
固定足の一部を押圧する押圧手段と、
前記押圧手段を動かすカムと
前記カムと前記押圧手段との距離を調整する隙間調整手段と、
前記カムを回転させる操作部材とを備え、
前記カムが回転することで、前記カムが前記押圧手段を押圧し、さらに前記押圧手段が前記固定足の一部を押圧し、さらに前記固定足の他部がベッドの一部に押圧されることで、前記ベッド柵が前記ベッドに固定される
ことを特徴とするベッド柵固定装置。 - ベッド柵が固定され、
軸を中心に回転可能な固定足と、
前記固定足の上部を押圧する押圧手段と、
前記押圧手段を動かすカムと、
前記カムと前記押圧手段との距離を調整する隙間調整ねじと、
前記カムを回転させる操作部材とを備え、
前記操作部材で前記カムを回転することで、前記カムが前記押圧手段を押圧し、さらに前記押圧手段が前記固定足の上部を押圧し、さらに前記固定足が前記軸を中心に回転して前記固定足の下部が、前記固定足が挿入されるベッドの取付穴の内面を押圧することで、前記ベッド柵が前記ベッドに固定される
ことを特徴とするベッド柵固定装置。 - 請求項1または請求項2に記載のベッド柵固定装置において、
前記押圧手段は、前記固定足に接触する面が曲率を有する形状に形成される
ことを特徴とするベッド柵固定装置。 - 請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載のベッド柵固定装置において、
前記押圧手段は、前記固定足に接触する箇所に摩擦力を高める部材が設けられる
ことを特徴とするベッド柵固定装置。 - 請求項2から請求項4のうちの何れか一項に記載のベッド柵固定装置において、
前記操作部材の操作力は、前記操作部材の長さを変えることで変更できる
ことを特徴とするベッド柵固定装置。 - 請求項2から請求項5のうちの何れか一項に記載のベッド柵固定装置において、
前記操作部材は、長さ調整できる
ことを特徴とするベッド柵固定装置。
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