JP6510382B2 - 動力伝達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ギヤによって動力を駆動輪等の駆動対象物へ伝達させる動力伝達装置に関し、特に、リングギヤ及びピニオンギヤを備え、差動機構に動力を伝達するための動力伝達装置に関する。
従来、内燃機関からの動力を駆動輪へ伝達させる動力伝達装置が知られている。この動力伝達装置では、第1かさ歯車に、第1かさ歯車よりも大径の第2かさ歯車を噛合させているものがある。この種の動力伝達装置としては、案内部を備え、その案内部によって、大径の第2かさ歯車によってハウジング内の油溜から掻き上げられた潤滑油をベアリング等の潤滑対象物に供給するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2011−214640号公報
ところで、特許文献1に記載のような従来の動力伝達装置では、大径の第2かさ歯車は回転速度が小さく、潤滑油が十分に掻き上げられない場合がある。そして、潤滑油が十分に掻き上げられなかった場合には、潤滑対象物まで潤滑油を十分に供給することができないおそれがあった。
本発明は以上の点に鑑みてなされたものであり、潤滑対象物に潤滑油を十分に供給することができる動力伝達装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の動力伝達装置(例えば、実施形態の動力伝達装置PT)は、内部に潤滑油の油溜を有するハウジング(例えば、実施形態のハウジング1)と、前記ハウジングの内部に回転可能に配置されたかさ歯車である第1ギヤ(例えば、実施形態のドライブピニオンギヤ2)と、前記ハウジングの内部に回転可能に配置され、前記第1ギヤと噛合し、前記第1ギヤよりも大径のリング状のかさ歯車である第2ギヤ(例えば、実施形態のファイナルドリブンギヤ3)と、前記第2ギヤの前記第1ギヤ側を覆う第2ギヤ用バッフル(例えば、実施形態の左側方バッフル9)と、前記第2ギヤ用バッフルの前記第2ギヤとは反対側に配置された潤滑対象物(例えば、実施形態の左側方ベアリング6b)と、前記第1ギヤが前記油溜から掻き上げた前記潤滑油を受ける受止部(例えば、実施形態の受止部7b)と、前記受止部の受けた前記潤滑油を前記第2ギヤ用バッフルの前記第2ギヤとは反対側の面へ案内する第1ギヤ側案内部(例えば、実施形態のピニオン側案内部7d)と、前記第1ギヤ側案内部に案内された前記潤滑油を前記潤滑対象物に案内する第2ギヤ側案内部(例えば、実施形態の左側方案内部9e)とを備え、前記受止部は、前記第1ギヤの上方で、前記第1ギヤの歯面に対して立設し、且つ、前記第1ギヤの回転中心軸線方向に沿うように延設された平板状の部材であり、前記第1ギヤ側案内部は、前記受止部の下方部から前記第2ギヤ側に向かって延設され、前記第1ギヤの前記回転中心軸線方向に沿って前記第2ギヤの中心側へ延びるように配置された平板状の部材であることを特徴とする。
本発明の動力伝達装置では、第1ギヤは、第2ギヤよりも小径であるので、第2ギヤよりも回転速度が大きく、多量の潤滑油を掻き上げる。そして、その第1ギヤによって掻き上げられた潤滑油は、受止部及び第1ギヤ側案内部によって、第2ギヤの第1ギヤ側を覆う第2ギヤ用バッフルの第1ギヤ側の面に案内される。その後、第1ギヤ側案内部によって案内された潤滑油は、第2ギヤ側案内部によって、潤滑対象物に案内される。
したがって、本発明の動力伝達装置によれば、第2ギヤによって掻き上げられた潤滑油の量が少ない場合であっても、第1ギヤによって掻き上げられた潤滑油が受止部、第1ギヤ側案内部及び第2ギヤ側案内部によって潤滑対象物に案内されるので、潤滑対象物に潤滑油を十分に供給することができる。
また、本発明の動力伝達装置においては、前記第2ギヤの回転中心軸線(例えば、実施形態のファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線a2)は、前記第1ギヤの回転中心軸線(例えば、実施形態のドライブピニオンギヤ2の回転中心軸線a1)よりも下方に位置していることが好ましい。
このように、第2ギヤの回転中心軸線が第1ギヤの回転中心軸線よりも下方に位置していれば、潤滑油の供給が必要となる第1ギヤと第2ギヤとの噛合部よりも上方の位置に受止部を設置しやすくなる。その結果、噛合部への潤滑油の供給を低減させることなく、潤滑対象物に潤滑油をさらに供給しやすくなる。
また、本発明の動力伝達装置においては、前記第1ギヤの上方に配置され、前記第1ギヤが前記油溜から掻き上げた前記潤滑油を受け、該潤滑油を前記受止部、前記第1ギヤ側案内部又は前記第2ギヤ側案内部へと案内する天井部(例えば、実施形態の天井部9d)と、前記天井部の下方で、前記天井部に対向するように配置された平板状の樋部(例えば、実施形態の樋部9e1)とを備え、前記第1ギヤ側案内部と、前記天井部と、前記樋部とは、平面視で重なっていることが好ましい。
また、本発明の動力伝達装置においては、天井部と樋部とを備える構成の場合、前記第1ギヤを覆う第1ギヤ用バッフル(例えば、実施形態のピニオンバッフル7)を備え、前記第1ギヤ用バッフルは、前記受止部と、前記第1ギヤ側案内部と、前記受止部及び前記第1ギヤ側案内部に連接され、前記第1ギヤ案内部から前記天井部側に向かって延設され、前記第1ギヤの前記回転中心軸線方向に沿って前記第2ギヤの中心側へ延びるように配置された平板状の側壁部(例えば、実施形態の側壁部7c)を備え、前記第2ギヤ用バッフルは、前記第2ギヤの歯面を覆うカバー部(例えば、実施形態の左側方カバー部9a)と、前記天井部と、前記樋部を有している前記第2ギヤ側案内部と備え、前記カバー部、前記天井部、前記樋部、前記側壁部及び前記第1ギヤ側案内部によって、前記受止部又は前記天井部が受け止めた潤滑油を前記潤滑対象物まで導く通路が形成されていることが好ましい。
このように、天井部を備えていれば、第1ギヤに掻き上げられ受止部で受け止められなかった潤滑油や受止部で上方へ跳ねてしまった潤滑油を天井部で回収できるので、潤滑対象物に潤滑油をさらに供給しやすくなる。
また、本発明の動力伝達装置としては、前記ハウジングの内部に配置され、デフケース(例えば、実施形態のデフケース4a)を有する差動機構(例えば、実施形態の差動機構4)と、前記潤滑対象物であり、前記デフケースを前記ハウジングに対して回転自在に支持するベアリング(例えば、実施形態の左側方ベアリング6b)とを備え、前記第2ギヤは、前記デフケースに固定されているようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る動力伝達装置PT及びドライブシャフトDSを備えた車両Vの構成を示す模式図。 図1の動力伝達装置PTの断面図。 図1の動力伝達装置PTのドライブピニオンギヤ2、ファイナルドリブンギヤ3及び左側方バッフル9を示す斜視図。 図4Aは図1の動力伝達装置PTのドライブピニオンギヤ2を示す斜視図、図4Bは図1の動力伝達装置PTのドライブピニオンギヤ2を示す平面図。 図2の動力伝達装置PTのA−A線断面図。 図1の動力伝達装置PTの左側方バッフル9の斜視図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る動力伝達装置PTについて説明する。
まず、図1を参照して、動力伝達装置PT及びドライブシャフトDSを備えた車両Vの概略構成について説明する。
図1に示すように、車両Vは、前輪FW、後輪RW、前輪FWと後輪RWとの間に配置されたエンジンE、車両Vの後方に配置され、エンジンEから入力された動力を変速して出力する動力伝達装置PT、動力伝達装置PTから出力された動力を後輪RWに伝達するドライブシャフトDSとを備えている。動力伝達装置PTは、変速機TMと後述する差動機構4とで構成されている。
次に、図2を参照して、動力伝達装置PTの構成を説明する。
図2に示すように、動力伝達装置PTのハウジング1の内部には、変速機TMの出力部材としてのかさ歯車であるドライブピニオンギヤ2と、ドライブピニオンギヤ2よりも大径のリング状のかさ歯車であるファイナルドリブンギヤ3が配置されている。
ドライブピニオンギヤ2とファイナルドリブンギヤ3とは噛合しており、変速機TMのドライブピニオンギヤ2から出力される動力によって、ファイナルドリブンギヤ3が駆動される。
リング状のファイナルドリブンギヤ3の内周側には、差動機構4(ディファレンシャル。以下「デフ」ともいう。)が配置されている。差動機構4はデフケース4aを有している。デフケース4aは、大径筒状部4a1と、大径筒状部4a1の両端部に連設され、左右方向に延びる一対の小径筒状部4a2とで構成されている。
大径筒状部4a1の外周には、複数本のデフケース固定ボルト5でファイナルドリブンギヤ3が固定されている。そのため、ファイナルドリブンギヤ3とデフケース4aとは、一体的に回転する。
デフケース4aは、小径筒状部4a2の外周面にそれぞれ設けられた右側方ベアリング6a及び左側方ベアリング6bを介して、ハウジング1に回転自在に支持されている。
ハウジング1の右側方ベアリング6aと接する面には、右側方連通溝1aが設けられている。この右側方連通溝1aは、右側方ベアリング6aをハウジング1に配置した際に、ハウジング1とファイナルドリブンギヤ3の歯面とは反対側の面(以下、「背面」という。)との間の空間から、右側方ベアリング6aの転動体の回転中心軸線方向でファイナルドリブンギヤ3から離れた側の端面の位置する空間までを連通する通路となる。
また、ハウジング1の左側方ベアリング6bと接する面には、左側方連通溝1bが設けられている。この左側方連通溝1bは、左側方ベアリング6bをハウジング1に配置した際に、ハウジング1とファイナルドリブンギヤ3の歯面との間の空間から、左側方ベアリング6bの転動体の回転中心軸線方向でファイナルドリブンギヤ3から離れた側の端面の位置する空間までを連通する通路となる。
一方(図2において右側)の小径筒状部4a2の内周面には、右側の後輪RWに動力を伝達する右側のドライブシャフトDSの先端の細径部DSaが回転自在に支持されている。また、他方(図2において左側)の小径筒状部4a2の内周面には、左側の後輪RWに動力を伝達する左側のドライブシャフトDSの先端の細径部DSaが回転自在に支持されている。
左右の小径筒状部4a2は同軸に設けられているので、その小径筒状部4a2に挿入される左右のドライブシャフトDS(すなわち、それらの先端に設けられている左右の細径部DSa)も同軸となっている。
左右の細径部DSaの内端面は、デフケース4aの内部において、間隔を存して対向するように位置している。その左右の細径部DSa同士の間には、ドライブシャフトDSの回転中心軸線と直交するようにして、十字形状のピニオンシャフト4bが配置されている。
なお、以下の説明においては、ドライブシャフトDSの回転中心軸線とピニオンシャフト4bの軸線との交点を「差動機構4の中心」という。
ピニオンシャフト4bは、その各端部で、差動制限機構を介して、デフケース4aに支持されている。差動制限機構は、プレッシャーリング4c及び多板クラッチ4dとで構成されている。ピニオンシャフト4bの各端部には、4つのピニオンギヤ4eが回転自在にそれぞれ支持されている。左右のドライブシャフトDSの細径部DSaの端部には、一対のサイドギヤ4fが、それぞれスプライン結合されている。
なお、プレッシャーリング4c及び多板クラッチ4d(すなわち、差動制限機構)は、省略してもよい。この場合、ピニオンシャフト4bはデフケース4aに固定すればよい。
4つのピニオンギヤ4eは、いずれも、一対のサイドギヤ4fに噛合している。また、4つのピニオンギヤ4eは、差動機構4の中心に対して周方向で等間隔となるように配置されている。一対のサイドギヤ4fは、差動機構4の中心に対して左右対称となるように配置されている。
ドライブピニオンギヤ2の歯面とハウジング1の内壁面との間には、ドライブピニオンギヤ2を覆うピニオンバッフル7が配置されている。ピニオンバッフル7は、ドライブピニオンギヤ2の歯面及びハウジング1の内壁面のいずれに対しても、間隔を存するように配置されている(図5参照)。
ファイナルドリブンギヤ3の背面とハウジング1の内壁面との間には、ファイナルドリブンギヤ3を覆う右側方バッフル8が配置されている。右側方バッフル8は、ファイナルドリブンギヤ3の背面とハウジング1の内壁面のいずれに対しても、間隔を存するように配置されている。また、右側方バッフル8は、不図示のボルトによって、ハウジング1に固定されている。
ファイナルドリブンギヤ3の歯面とハウジング1の内壁面との間には、ファイナルドリブンギヤ3を覆う左側方バッフル9が配置されている。左側方バッフル9は、ファイナルドリブンギヤ3の歯面とハウジング1の内壁面のいずれに対しても、間隔を存するように配置されている。また、左側方バッフル9は、不図示のボルトによって、ハウジング1に固定されている。
次に、図3〜図5を参照して、ドライブピニオンギヤ2を覆うピニオンバッフル7の構成について説明する。
図3に示すように、かさ歯車であるドライブピニオンギヤ2は、ドライブピニオンギヤ2よりも大径のリング状のかさ歯車であるファイナルドリブンギヤ3に噛合している。なお、図3においてドライブピニオンギヤ2の近傍に記載した矢印は、車両Vの前進時におけるドライブピニオンギヤ2の回転方向を示す。また、ファイナルドリブンギヤ3の近傍に記載した矢印は、車両Vの前進時におけるファイナルドリブンギヤ3の回転方向を示す。
ドライブピニオンギヤ2の回転中心軸線a1は、ファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線a2よりも上方に位置している。また、回転中心軸線a1と回転中心軸線a2とは、平面視で直交している。すなわち、回転中心軸線a1と回転中心軸線a2とは、ねじれの位置となっており、ドライブピニオンギヤ2とファイナルドリブンギヤ3とは、ハイポイドギヤとなっている。
変速機TMのドライブピニオンギヤ2から出力される動力は、ファイナルドリブンギヤ3に伝達される。ファイナルドリブンギヤ3に伝達された動力は、ファイナルドリブンギヤ3の内周側に固定された差動機構4を介して、駆動輪である後輪RWに分配される(図1,2参照)。
ドライブピニオンギヤ2の、ファイナルドリブンギヤ3と噛み合う噛合部とは回転中心軸線a1を挟んで反対側となる部分は、ピニオンバッフル7によって覆われている。
図4Aに示すように、ピニオンバッフル7は、ドライブピニオンギヤ2の歯面を覆うピニオン側カバー部7aと、ピニオン側カバー部7aに連設された受止部7bと、受止部7bに連設された側壁部7cと、側壁部7cに連設されたピニオン側案内部7dと、側壁部7cの上方に設けられたピニオン側固定部7eとを有している。
図4Bの平面図に示すように、ピニオン側カバー部7aは、ドライブピニオンギヤ2に沿うように湾曲した板状の部材として形成されている。ピニオン側カバー部7aは、ドライブピニオンギヤ2の歯面のうち、ファイナルドリブンギヤ3と噛み合う噛合部とは回転中心軸線a1を挟んで反対側となる部分を覆っている。
なお、図4A及び図4Bにおいてドライブピニオンギヤ2の近傍に記載した矢印は、車両Vの前進時におけるドライブピニオンギヤ2の回転方向を示す。
受止部7bは、平板状に形成されている。受止部7bは、ドライブピニオンギヤ2の上方で、ドライブピニオンギヤ2の歯面に対して略鉛直に立設されている。そのため、受止部7bでは、後述する油溜からドライブピニオンギヤ2によって掻き上げられた潤滑油の一部が受け止められる。
なお、本実施形態において「略鉛直」とは、鉛直に近い角度である場合だけではなく、鉛直である場合も含む。また、「略水平」とは、水平に近い角度である場合だけではなく、水平である場合も含む。
側壁部7cは、平板状に形成され、略鉛直に配置されている。側壁部7cは、ドライブピニオンギヤ2の回転中心軸線a1方向に沿ってファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線a2側(以下、「中心側」という。)へ延びるように配置されている(図3参照)。
ピニオン側案内部7dは、平板状に形成され、略水平に配置されている。なお、ピニオン側案内部7dは、ドライブピニオンギヤ2から離れるにしたがって、徐々に下方へ傾斜するように配置してもよい。ピニオン側案内部7dは、ドライブピニオンギヤ2の回転中心軸線a1方向に沿ってファイナルドリブンギヤ3の中心側へ延びるように配置されている(図3参照)。
ピニオン側固定部7eは、ファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線a2方向に貫くように形成された貫通孔を有している。ピニオンバッフル7は、ピニオン側固定部7eの貫通孔に挿通したボルトによってハウジング1に固定される。
本実施形態の動力伝達装置PTは、このように構成されたピニオンバッフル7のピニオン側カバー部7aに案内された潤滑油によって、ハウジング1の内部にドライブピニオンギヤ2及びファイナルドリブンギヤ3が油没する油溜が形成される。
形成された油溜からドライブピニオンギヤ2及びファイナルドリブンギヤ3が掻き上げ、ドライブピニオンギヤ2及びファイナルドリブンギヤ3との噛合部に供給される。供給された潤滑油の一部は、ドライブピニオンギヤ2の回転方向に沿うように流れ、受止部7bに受け止められる。受け止められた潤滑油は、側壁部7c及び案内部7dを介して、ファイナルドリブンギヤ3のドライブピニオンギヤ2側の面を覆う左側方バッフル9のファイナルドリブンギヤ3とは反対側の面に案内される。
なお、側壁部7cは、ピニオン側案内部7dからファイナルドリブンギヤ3と離間する方向へ潤滑油が流れ出てしまうことを防止し、ピニオンバッフル7側から左側方バッフル9側により多くのオイルを供給することができるようにするために設けられた部材である。しかし、潤滑油の量が十分である場合等には、側壁部7cは省略してもよい。側壁部7cを省略した場合には、ピニオン側案内部7dはピニオン側カバー部7aに連設し、ピニオン側固定部7eは受止部7bの上方に連設するようにすればよい。
また、本実施形態においては、ピニオンバッフル7を1つの部材として構成しているが、ピニオン側カバー部7a、受止部7b、側壁部7c及びピニオン側案内部7dは、適宜独立した部材として構成してもよい。
図5に示すように、動力伝達装置PTは、ハウジング1の上方に設けられたオイルクーラー10を備えている。なお、図5に記載の矢印は、供給された潤滑油の流れを示す。
ハウジング1には、オイルクーラー10から供給された潤滑油をドライブピニオンギヤ2が配置されている領域に滴下して供給するためのオイル供給孔1cと、オイル供給孔1cから供給された潤滑油が貯留されて油溜が形成される油溜部1dとを有している。
オイルクーラー10は、オイル供給孔1cを介して、ピニオンバッフル7のピニオン側カバー部7aの外周面に、潤滑油を滴下する。滴下された潤滑油は、ピニオン側カバー部7aの外周面で受け止められた後、ピニオン側カバー部7aとハウジング1の内壁面との間を通って、油溜部1dに貯留される(図5における破線は、静止時の油溜の油面)。
次に、図6を参照して、ファイナルドリブンギヤ3の歯面を覆う左側方バッフル9の構成について説明する。なお、図6においてファイナルドリブンギヤ3の近傍に記載した矢印は、車両Vの前進時におけるファイナルドリブンギヤ3の回転方向を示す。
図6に示すように、左側方バッフル9は、ファイナルドリブンギヤ3の歯面を覆う左側方カバー部9aと、左側方カバー部9aの中心に設けられた左側方開口部9bと、左側方カバー部9aの上方に設けられた爪部9cと、左側方カバー部9aの外面に設けられた天井部9d及び左側方案内部9eと、左側方カバー部9aに設けられた左側方バッフル固定部9fとを有している。
左側方カバー部9aは、皿状に形成され、ファイナルドリブンギヤ3の歯面を覆うように配置されている。左側方カバー部9aの上縁部には、切欠部9a1が形成されている。また、左側方カバー部9aの、ドライブピニオンギヤ2とファイナルドリブンギヤ3との噛合部に対応する部分には、噛合用開口部9a2が設けられている。そのため、ドライブピニオンギヤ2又はファイナルドリブンギヤ3と左側方カバー部9aとが干渉することはない。
左側方開口部9bは、潤滑対象物である左側方ベアリング6bの縁部が嵌め込まれる(図2参照)。そのため後述するように、左側方バッフル9の外面に案内された潤滑油は、左側方案内部9eによってハウジング1に設けられた左側方連通溝1bに案内され、左側方ベアリング6bに供給される。
爪部9cは、平板状に形成され、切欠部9a1から上方へ略鉛直となるように延設されている。爪部9cの先端部(径方向外端)は、ファイナルドリブンギヤ3の径方向で、ファイナルドリブンギヤ3の外縁に一致するように位置している。
なお、爪部9cの先端部は、ファイナルドリブンギヤ3の径方向で、ファイナルドリブンギヤ3の外縁よりもファイナルドリブンギヤ3の中心側に位置するようにしてもよい。また、ハウジング1の内部の空間に余裕がある場合には、爪部9cの先端部は、ファイナルドリブンギヤ3の径方向で、ファイナルドリブンギヤ3の外縁よりもファイナルドリブンギヤ3の中心から離れた側に位置するようにしてもよい。
天井部9dは、平板状に形成され、略水平に配置されている。天井部9dは、左側方バッフル9にピニオンバッフル7が組み付けられたときに、ピニオン側案内部7d及び後述する左側方案内部9eの樋部9e1の上方に位置する。すなわち、天井部9dとピニオン側案内部7dと左側方案内部9eの樋部9e1とは、平面視で重なった状態となる。
そのため、ドライブピニオンギヤ2に掻き上げられ、受止部7bで受け止められなかった潤滑油や受止部7bにぶつかって跳ねてしまった潤滑油は、天井部9dによって受け止められ、回収される。回収された潤滑油は、受止部7b、ピニオン側案内部7d又は左側方案内部9eに案内される。
なお、天井部9dは、潤滑油を回収することによって、ピニオンバッフル7側から左側方バッフル9側により多くのオイルを供給することができるようにするために設けられた部材である。しかし、潤滑油の量が十分である場合等には、天井部9dは省略してもよい。
左側方案内部9eは、ピニオン側案内部7dと接続する樋部9e1と、爪部9cに連設された第1壁部9e2と、第1壁部9e2のファイナルドリブンギヤ3の車両Vの前進時における回転方向手前側に設けられた第2壁部9e3と、第1壁部9e2のファイナルドリブンギヤ3の車両Vの前進時における回転方向奥側に設けられた第3壁部9e4とで構成されている。
なお、以下の説明において「回転方向手前側」、「回転方向奥側」というときは、車両Vの前進時の回転方向における手前側、奥側をいう。
樋部9e1は、平板状に形成され、天井部9dと略平行に配置されている。樋部9e1は、左側方バッフル9にピニオンバッフル7が組み付けられたときに、ピニオン側案内部7dの下方に位置する(図3参照)。すなわち、樋部9e1とピニオン側案内部7d及び天井部9dとは、平面視で重なった状態となる。
左側方バッフル9にピニオンバッフル7が組み付けられたときには、左側方カバー部9a、天井部9d、樋部9e1、ピニオンバッフル7の側壁部7c及びピニオン側案内部7dによって、四方を囲まれた通路が形成される。この通路は、ピニオンバッフル7から左側方バッフル9の左側方開口部9bの上方の領域までを連通している。そのため、ピニオン側案内部7dによって案内された潤滑油及び天井部9dによって回収された潤滑油は、その通路を通って、左側方開口部9bの上方の領域に案内される。
第1壁部9e2は、平板状に形成され、それぞれの爪部9cから略鉛直に下方へ延びるように配置されている。第1壁部9e2は、ファイナルドリブンギヤ3が掻き上げて爪部9cによって受け止められた潤滑油を、左側方バッフル9の外面上で、左側方連通溝1bに案内する。
なお、本実施形態の動力伝達装置PTでは、爪部9c及び爪部9cに連設されている第1壁部9e2は、複数設けられている。複数の第1壁部9e2のうち、最もファイナルドリブンギヤ3の回転方向奥側の第1壁部9e2(図6で最も左側の第1壁部9e2)は、他の第1壁部9e2よりも大きく形成されている。これは、樋部9e1及び第1壁部9e2によって案内された潤滑油が左側方開口部9bの上方の領域から他の領域に流れ出てしまうことを防止するためである。
第2壁部9e3は、平板状に形成され、第1壁部9e2に対して略平行となるように配置されている。第2壁部9e3は、天井部9dの上方に設けられている。第2壁部9e3は、樋部9e1及び第1壁部9e2によって案内された潤滑油がドライブピニオンギヤ2側に流れ出てしまうことを防止する。
第3壁部9e4は、平板状に形成され、第1壁部9e2に対して略平行となるように配置されている。第3壁部9e4は、最もファイナルドリブンギヤ3の回転方向奥側の第1壁部9e2よりも回転方向奥側に設けられている。第3壁部9e4は、樋部9e1及び第1壁部9e2によって案内された潤滑油が左側方開口部9bの上方の領域から他の領域に流れ落ちてしまうことを防止する。
なお、本実施形態において左側方案内部9eは、樋部9e1と、第1壁部9e2と、第2壁部9e3と、第3壁部9e4とで構成されている。しかし、左側方案内部9eは、ピニオン側案内部7dに案内された潤滑油を潤滑対象物である左側方ベアリング6b(すなわち、左側方連通溝1b)に案内できる形状であれば、どのような形状であってもよい。
左側方バッフル固定部9fは、ファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線a2方向に貫くように形成された貫通孔を有している。左側方バッフル9は、左側方バッフル固定部9fの貫通孔に挿通したボルトによってハウジング1に固定される。
なお、本実施形態においては、左側方バッフル9を1つの部材として構成しているが、左側方カバー部9a、爪部9c、天井部9d及び左側方案内部9eは、適宜独立した部材として構成してもよい。
本実施形態の動力伝達装置PTはこのように構成された左側方バッフル9を備えているので、ピニオンバッフル7から案内された潤滑油及びファイナルドリブンギヤ3によって掻き上げられた潤滑油の一部は、左側方案内部9eによって左側方連通溝1bに案内されて、左側方開口部9bに嵌め込まれた潤滑対象物である左側方ベアリング6bに案内される。
ここで、図3を参照して、ピニオンバッフル7及び左側方バッフル9によって案内される潤滑油の流れについて説明する。
ドライブピニオンギヤ2又はファイナルドリブンギヤ3で掻き上げられた潤滑油の一部は、ドライブピニオンギヤ2の回転に沿うようにして掻き上げられ、ピニオンバッフル7の受止部7bにぶつかる。
このとき、受止部7bにぶつかった潤滑油の多くは、受止部7bによって受け止められる。受止部7bで受け止められなかった潤滑油や受止部7bにぶつかって跳ねてしまった潤滑油は、天井部9dによって受け止められ、回収される。
受止部7bによって受け止められた潤滑油や天井部9dによって回収された潤滑油は、左側方カバー部9a、天井部9d、樋部9e1、ピニオンバッフル7の側壁部7c及びピニオン側案内部7dによって形成された通路を通り、左側方開口部9bの上方の領域に案内される。
左側方開口部9bの上方の領域に案内された潤滑油は、左側方案内部9eによって、左側方連通溝1bに案内される。その後、潤滑油は左側方ベアリング6bの転動体の回転中心軸線方向でファイナルドリブンギヤ3から離れた側の端面に供給される。
すなわち、本実施形態の動力伝達装置PTでは、ファイナルドリブンギヤ3で掻き上げられた潤滑油だけではなく、ファイナルドリブンギヤ3よりも小径で回転速度が大きいドライブピニオンギヤ2によって掻き上げられた潤滑油も、潤滑対象物である左側方ベアリング6bに案内される。
したがって、本実施形態の動力伝達装置PTでは、ファイナルドリブンギヤ3によって掻き上げられた潤滑油の量が少ない場合であっても、ドライブピニオンギヤ2によって掻き上げられた潤滑油が受止部7b、ピニオン側案内部7d及び左側方案内部9eによって左側方ベアリング6bに案内されるので、左側方ベアリング6bに潤滑油を十分に供給することができる。
以上、図示の実施形態について説明したが、本発明はこのような形態に限られるものではない。
例えば、上記実施形態では、本発明を車両Vに搭載した動力伝達装置PTに対して用いている。しかし、本発明は、車両に搭載した動力伝達装置以外の種々の動力伝達装置にも適用することができる。
また、上記実施形態では、エンジンEを前車軸と後車軸(ドライブシャフトDS)との間に配置し、後輪RWを駆動するMRレイアウトの2WD車両(すなわち、RWD車両)に搭載した動力伝達装置PTに対し、本発明を適用している。しかし、本発明を適用した動力伝達装置を搭載する車両は、後輪および前輪を駆動する4WD車両でもよい。また、駆動源を車両前方に配置し、前輪を駆動するFFレイアウトの2WD車両(すなわち、FWD車両)でもよい。
また、上記実施形態では、ドライブピニオンギヤ2の回転中心軸線a1は、ファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線a2よりも上方に位置させて、ドライブピニオンギヤ2及びファイナルドリブンギヤ3をハイポイドギヤとして形成している。
しかし、本発明は第1ギヤの回転中心軸線が第2ギヤの回転中心軸線よりも下方に位置しているハイポイドギヤにも適用することができる。また、第1ギヤの回転中心軸線と第2ギヤの回転中心軸線とが交差するベベルギヤにも適用することができる。
また、上記実施形態では、ドライブピニオンギヤ2及びファイナルドリブンギヤ3としてかさ歯車を用いている。しかし、本発明は、第1ギヤがかさ歯車であり、第2ギヤが第1ギヤよりも大径のリング状のかさ歯車であれば、ハイポイドピニオン及びハイポイドギヤ以外の歯車を用いたものに対しても適用することができる。
また、上記実施形態では、潤滑対象物を、デフケース4aをハウジング1に対して回転自在に支持するための左側方ベアリング6bとしている。しかし、本発明は、そのようなベアリング以外の構成部材を潤滑対象物としてもよい。
1…ハウジング、1a…右側方連通溝、1b…左側方連通溝、1c…オイル供給孔、1c…油溜部、2…ドライブピニオンギヤ、3…ファイナルドリブンギヤ、4…差動機構、4a…デフケース、4a1…大径筒状部、4a2…小径筒状部、4b…ピニオンシャフト、4c…プレッシャーリング、4d…クラッチ、4e…ピニオンギヤ、4f…サイドギヤ、5…固定ボルト、6a…右側方ベアリング、6b…左側方ベアリング、7…ピニオンバッフル、7a…ピニオン側カバー部、7b…受止部、7c…側壁部、7d…ピニオン側案内部、7e…ピニオン側固定部、8…右側方バッフル、9…左側方バッフル、9a…左側方カバー部、9a1…切欠部、9a2…噛合用開口部、9b…左側方開口部、9c…爪部、9d…天井部、9e…左側方案内部、9e1…樋部、9e2…第1壁部、9e3…第2壁部、9e4…第3壁部、9f…左側方バッフル固定部、10…オイルクーラー、a1…ドライブピニオンギヤ2の回転中心軸線、a2…ファイナルドリブンギヤ3の回転中心軸線、E…エンジン、DS…ドライブシャフト、DSa…細径部、FW…前輪、PT…動力伝達装置、RW…後輪、TM…変速機、V…車両。

Claims (5)

  1. 内部に潤滑油の油溜を有するハウジングと、
    前記ハウジングの内部に回転可能に配置されたかさ歯車である第1ギヤと、
    前記ハウジングの内部に回転可能に配置され、前記第1ギヤと噛合し、前記第1ギヤよりも大径のリング状のかさ歯車である第2ギヤと、
    前記第2ギヤの前記第1ギヤ側を覆う第2ギヤ用バッフルと、
    前記第2ギヤ用バッフルの前記第2ギヤとは反対側に配置された潤滑対象物と、
    前記第1ギヤが前記油溜から掻き上げた前記潤滑油を受ける受止部と、
    前記受止部の受けた前記潤滑油を前記第2ギヤ用バッフルの前記第2ギヤとは反対側の面へ案内する第1ギヤ側案内部と、
    前記第1ギヤ側案内部に案内された前記潤滑油を前記潤滑対象物に案内する第2ギヤ側案内部とを備え、
    前記受止部は、前記第1ギヤの上方で、前記第1ギヤの歯面に対して立設し、且つ、前記第1ギヤの回転中心軸線方向に沿うように延設された平板状の部材であり、
    前記第1ギヤ側案内部は、前記受止部の下方部から前記第2ギヤ側に向かって延設され、前記第1ギヤの前記回転中心軸線方向に沿って前記第2ギヤの中心側へ延びるように配置された平板状の部材であることを特徴とする動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の動力伝達装置であって、
    前記第2ギヤの回転中心軸線は、前記第1ギヤの回転中心軸線よりも下方に位置していることを特徴とする動力伝達装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の動力伝達装置であって、
    前記第1ギヤの上方に配置され、前記第1ギヤが前記油溜から掻き上げた前記潤滑油を受け、該潤滑油を前記受止部、前記第1ギヤ側案内部又は前記第2ギヤ側案内部へと案内する天井部と、
    前記天井部の下方で、前記天井部に対向するように配置された平板状の樋部とを備え、
    前記第1ギヤ側案内部と、前記天井部と、前記樋部とは、平面視で重なっていることを特徴とする動力伝達装置。
  4. 請求項3に記載の動力伝達装置であって、
    前記第1ギヤを覆う第1ギヤ用バッフルを備え、
    前記第1ギヤ用バッフルは、前記受止部と、前記第1ギヤ側案内部と、前記受止部及び前記第1ギヤ側案内部に連接され、前記第1ギヤ案内部から前記天井部側に向かって延設され、前記第1ギヤの前記回転中心軸線方向に沿って前記第2ギヤの中心側へ延びるように配置された平板状の側壁部を備え、
    前記第2ギヤ用バッフルは、前記第2ギヤの歯面を覆うカバー部と、前記天井部と、前記樋部を有している前記第2ギヤ側案内部と備え
    前記カバー部、前記天井部、前記樋部、前記側壁部及び前記第1ギヤ側案内部によって、前記受止部又は前記天井部が受け止めた潤滑油を前記潤滑対象物まで導く通路が形成されていることを特徴とする動力伝達装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の動力伝達装置であって、
    前記ハウジングの内部に配置され、デフケースを有する差動機構と、
    前記潤滑対象物であり、前記デフケースを前記ハウジングに対して回転自在に支持するベアリングとを備え、
    前記第2ギヤは、前記デフケースに固定されていることを特徴とする動力伝達装置。
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