JP6510206B2 - 照明装置及び締結機構 - Google Patents

照明装置及び締結機構 Download PDF

Info

Publication number
JP6510206B2
JP6510206B2 JP2014192905A JP2014192905A JP6510206B2 JP 6510206 B2 JP6510206 B2 JP 6510206B2 JP 2014192905 A JP2014192905 A JP 2014192905A JP 2014192905 A JP2014192905 A JP 2014192905A JP 6510206 B2 JP6510206 B2 JP 6510206B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
fastening part
shaft portion
lighting device
fastening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014192905A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016066410A (ja
Inventor
博憲 和賀
博憲 和賀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iris Ohyama Inc
Original Assignee
Iris Ohyama Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iris Ohyama Inc filed Critical Iris Ohyama Inc
Priority to JP2014192905A priority Critical patent/JP6510206B2/ja
Publication of JP2016066410A publication Critical patent/JP2016066410A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6510206B2 publication Critical patent/JP6510206B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Description

本発明は、照明装置及び締結機構に関する。
従来、天井又は壁取付け用の照明装置が多数提案されている。特に近年、発光素子として、従来用いられてきた白熱電球や蛍光灯に比べて消費電力が少なく耐久性にも優れた発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)が多く用いられている。例えば、以下に示す特許文献1には、発光素子としてLEDを備える天井取付用の照明器具が記載されている。
引用文献1には、照明器具の基板収納ケースや配線基板を内部に収納するための枠体として、放熱性に優れたアルミニウムなどの金属材料又は成形性に優れた合成樹脂材料を用いることが記載されている。
特開2011−134501号公報
しかしながら、上述した照明器具において、金属材料で形成された枠体の代わりに、軽量化やコスト削減のために樹脂材料で形成された枠体を用いた場合、枠体が損傷するおそれがある。特に、照明器具を天井等に取り付けるための取付用ばねを枠体に固定した場合、枠体の取付用ばね固定部分に照明器具の重量分の力がかかるため、枠体の取付用ばね固定部分が損傷する可能性が高くなる。取付用ばねと枠体との接続部分が損傷した場合、天井等に取り付けた照明器具が落下するおそれがある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、照明装置の枠体の取付用ばね固定部分の損傷を防止した照明装置及び締結機構の提供を目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る照明装置は、結部品と、記締結部品と一体化され枠体と、記締結部品を介して前記枠体に固定された器具本体と、前記締結部品を介して前記枠体と記器具本体を固定するための取付ねじと、を含み、前記締結部品は、軸部と頭部とから成っており、前記取付ねじが螺合するめねじ部が前記頭部にのみ設けられ、前記軸部には、前記軸部の中心軸を含む平面と平行な平面部からなる切欠部を有することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る照明装置は、締結部品と、前記締結部品と一体化される枠体と、前記締結部品を介して前記枠体に固定された器具本体と、前記締結部品を介して前記枠体と前記器具本体を固定するための取付ねじと、を含み、前記締結部品は、軸部と、頭部とから成り、前記取付ねじが螺合するめねじ部が、前記頭部にのみ設けられ、前記軸部は、前記軸部の中心軸を含む平面と平行な平面部に直交した断面形状が略H字状からなる切欠部を有することを特徴とする。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記器具本体に取り付けられ、前記枠体を被取付面の取付孔に固定する取付用ばねを含む。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記取付用ばね、前記器具本体、前記締結部品及び前記枠体が順に重ねられて固定されていてもよい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記締結部品が、前記枠体に埋設される軸部と、前記枠体から突出する頭部と、を含み、前記軸部の表面の全面が、前記枠体と密着していることが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記軸部は、前記締結部品が前記枠体から抜けることを防止する抜け防止部と、前記締結部品が回転することを防止する回転防止部と、を含むことが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記抜け防止部が、前記軸部が抜ける方向に対して交差する方向に向かって設けられた溝部、前記軸部の側壁を貫通する貫通孔、又は前記軸部の少なくとも一部に設けられた逆テーパー部であることが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記回転防止部が、前記軸部の少なくとも一部を切欠いて形成された平面部又は前記軸部の側壁を貫通する貫通孔であることが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記軸部が、前記平面部に直交する断面の断面形状が略D字状を有することが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記軸部の長さは、前記締結部品の長さの30%以上であることが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記締結部品の前記頭部が、前記器具本体と前記取付用ばねとを固定するための取付ねじと螺合するめねじ部を有することが好ましい。
本発明の他の態様に係る照明装置は、上述の照明装置において、前記締結部品は、真鍮、鉄又はステンレスで形成されることが好ましい。
また、本発明の一態様に係る締結機構は、金属材料で形成された締結部品と、樹脂材料で形成され、前記締結部品と一体化された第1の部品と、前記締結部品を介して前記第1の部品に締結された第2の部品と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、照明装置の枠体の取付用ばね固定部分の損傷を防止した照明装置及び締結機構を得ることができる。
本発明の一実施形態に係る照明装置の構成を示す分解斜視図である。 照明装置の外観を示す正投影図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の被取付面への取付状態を示す図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体の外観を示す正投影図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体の外観を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体と一体化された締結部品の一構成例を示す正投影図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体と一体化された締結部品の一構成例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体と一体化された締結部品の一構成例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体と一体化された締結部品の他の構成例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る照明装置の枠体と一体化された締結部品の他の構成例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る照明装置の構成を示す断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る照明装置について説明する。なお、以下の実施形態において、照明装置が天井に取り付けられた場合の鉛直上向き方向を照明装置の上方向とし、鉛直下向き方向(床方向)を照明装置の下方向として説明する場合がある。
[照明装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る照明装置10の構成を示す分解斜視図である。
図2は、照明装置10の外観を示す正投影図であり、図2(a)は照明装置10の正面図、図2(b)は照明装置10の右側面図、図2(c)は照明装置10の左側面図、図2(d)は照明装置10の背面図、図2(e)は照明装置10の上面図、図2(f)は照明装置10の底面図である。
また、図3は、照明装置10の外観を示す斜視図である。図3(a)は、照明装置10の上方向からの斜視図であり、図3(b)は、照明装置10の下方向(床方向)からの斜視図である。
図4は、照明装置10の断面図である。図4は、図2(b)に示す照明装置10のA−A’断面を示す断面図である。
図5は、照明装置10を被取付面30に取り付けた際の取付の様子を示す外観図である。
以下、照明装置10の構成を説明する。
照明装置10は、電源部11と、取付用ばね12(12a,12b)と、器具本体13と、ねじ14(14a,14b,14c)と、発光素子基板15と、LED等の発光素子16と、反射部品17と、取付ねじ18(18a,18b)と、枠体19と、締結部品20(20a,20b)と、透光性カバー21と、パッキン22及び23と、を備えている。
照明装置10は、図5(a)及び(b)に示すように、取付用ばね12a及び12bによって被取付面30に取り付けられる。
以下、照明装置10の各部について説明する。
(電源部)
電源部11は、例えば金属製の電源ボックス11aの内部にLED等の発光素子16の点灯回路(即ち、電源回路)を収納している。電源部11内の電源回路は、照明装置10が取り付けられる天井等の被取付面内の電力供給ケーブル(図示せず)と接続される。
電源ボックス11a内に設けられた電源回路は、例えば、電力供給ケーブルから供給される交流電力を直流に変換し、その出力(即ち、直流電力)を発光素子16に供給する。
電源部11は、ねじ14aによって器具本体13に取り付けられる。
(取付用ばね)
取付用ばね12(12a,12b)は、照明装置10の器具本体13に取り付けられ、照明装置10の枠体19を被取付面の取付孔(図示せず)に固定する。取付用ばね12は、例えば、略L字形状であり、取付用ばね12の一端121(121a,121b)が器具本体13に取り付けられる。また、取付用ばね12のL字形状の折れ曲がり部分122(122a,122b)は、後述する枠体19の一部分との間に被取付面を挟持して照明装置10を固定する。
また、取付用ばね12(12a,12b)は、取付ねじ18を取り付けるための孔部123(123a、123b)を備えている。
(器具本体)
器具本体13は、発光体が取り付けられ、締結部品20を介して枠体19に固定される。器具本体13は、発光素子基板15が取り付けられる平面部13aを備えている。平面部13aの一方の面には、例えばねじ14b及び14cによって、発光体である発光素子16が実装された発光素子基板15が固定される。
また、器具本体13は、平面部13aの端縁から発光素子16の光の照射方向に向けて広がるように形成された側縁部13bと、後述する枠体19と一体化された締結部品20(20a,20b)に対向するように形成された鍔部13cと、を備える。鍔部13cは、締結部品20(20,20b)と対向する位置に、取付ねじ18を取り付けるための孔部13dを備えている。
さらに、器具本体13は、平面部13aの発光素子基板15が取り付けられる回路基板取付面の裏面側と側縁部13bの少なくとも一部から突出した複数個の放熱部13eを備えている。器具本体13は、全体として照明装置10のヒートシンクとなっている。そして、放熱部13eにより、照明装置10の放熱性を向上させることができる。
(発光素子基板)
発光素子基板15は、器具本体13と対向しない一方の面にLED等の発光素子16が実装されている。また、発光素子基板15には、電源部11から導出される配線(図示せず)が接続されており、発光素子基板15の発光素子16に対して電力が供給される。
上述したとおり、発光素子基板15は、器具本体13に対してねじ14b、14cにより固定される。
(反射部品)
反射部品17は、器具本体13の側縁部13bの内面に沿うように設けられ、発光素子16から照射された光を反射する。発光素子16から照射された光は、反射部品17によって予め設定した方向(例えば、床面に向かう方向)へ反射される。
図4に示すように、反射部品17は、例えば器具本体13と枠体19とで挟まれることにより、器具本体13の側縁部13bの内面に沿う位置で固定される。
(透光性カバー)
透光性カバー21は、発光素子16を覆い、発光素子16から照射された光を予め設定した方向(例えば、床面に向かう方向)に対して透過する。透光性カバー21は、発光素子16から照射された光を拡散する機能を有していてもよい。
図4に示すように、透光性カバー21は、例えば器具本体13と枠体19とで挟まれることにより、器具本体13に取り付けられた発光素子16を覆う位置で固定される。
また、透光性カバー21は、パッキン22を介して枠体19と対向する位置に設けられる。
(枠体)
図6は、照明装置10の枠体19の外観を示す正投影図であり、図6(a)は枠体19の正面図、図6(b)は枠体19の右側面図、図6(c)は枠体19の左側面図、図6(d)は枠体19の背面図、図6(e)は枠体19の上面図、図6(f)は枠体19の底面図である。
また、図7は、照明装置10の枠体19の外観を示す斜視図である。図7(a)は、枠体19の上方向からの斜視図であり、図3(b)は、枠体19の下方向(床方向)からの斜視図である。
枠体19は、樹脂材料で形成され、締結部品20と一体化されている。枠体19には、取付ねじ18によって、締結部品20を介して器具本体13及び取付用ばね12が固定される(図4参照)。照明装置10では、取付用ばね12、器具本体13、締結部品20及び枠体19が順に重ねられて固定される。取付用ばね12、器具本体13、締結部品20及び枠体19は、取付ねじ18(18a,18b)によって固定される。
枠体19は、発光素子16もしくは発光素子16の光の経路となる空間を取り囲む形状を有し、枠体19の光照射方向端部には、鍔部191が形成されている。また、枠体19は、枠体19の放熱性を向上させ、かつ枠体19の強度を向上させるリブ192を備えている。
図5に示すように、照明装置10は、枠体19の鍔部191が被取付面30と対向するようにして被取付面30に取り付けられる。このとき、図4に示すように、鍔部191の被取付面30と対向する部分には、パッキン23が配置されている。
(締結部品)
図8は、枠体19と一体化された締結部品20の一構成例を示す正投影図であり、図8(a)は締結部品20の正面図、図8(b)は締結部品20の右側面図、図8(c)は締結部品20の左側面図、図8(d)は締結部品20の背面図、図8(e)は締結部品20の上面図、図8(f)は締結部品20の底面図である。
また、図9(a)及び図9(b)は、図8に示す締結部品20の外観を示す斜視図である。
また、図10は、図8に示す締結部品20のB−B’断面を示す断面図である。
締結部品20は、金属材料で形成される。具体的には、締結部品20は、真鍮、鉄又はステンレスで形成されることが好ましい。
図8及び図9に示すように、締結部品20は、枠体19に埋設される軸部201と、枠体19から突出する頭部202とを含んでいる。
締結部品20の頭部202は、器具本体13と取付用ばね12とを固定するための取付ねじ18と螺合するめねじ部202aを有する。
また、頭部202の長さは、5mm以上であることが好ましい。頭部202の長さを少なくとも5mm以上とすることにより、めねじ部202aの深さを十分に確保することができる。このため、取付ねじ18によって取付用ばね12及び器具本体13が締結部品20に確実に固定される。
軸部201の長さは、締結部品20全体の長さの30%以上であることが好ましく、50%以上であることがより好ましい。軸部201の長さを締結部品20全体の長さの30%以上とすることにより、締結部品20が枠体19に埋設される長さを十分に確保することができる。このため、締結部品20が枠体19から抜けにくくなる。
なお、締結部品20は、軸部201と頭部202とを備えているため、軸部201の長さは、締結部品20全体の長さの100%未満となる。
また、軸部201の表面の全面は、枠体19と密着している。これにより、後述するように、枠体19に埋設された軸部201が枠体19から抜けたり、回転したりすることを防止することができる。なお、軸部201の表面の全面を枠体19と密着させるために、例えばインサート成形により枠体19を形成する。インサート成形で枠体19を形成する際に締結部品20の軸部201の表面の全面が溶融した樹脂材料で覆われた状態で樹脂材料を硬化させる。このため、軸部201の表面の全面を枠体19と密着させることができる。
ここで、樹脂材料で形成された枠体に取付ねじ(例えばタッピンネジ)をねじ込んだ場合、取付ねじの軸部(おねじ)と、ねじを締結した際に取付ねじによって枠体に切られためねじとの間に微小な間隙が生じる場合がある。また、軸部の一部に切欠きを設けた取付ねじを枠体に取り付ける場合には、切欠きの部分に間隙が生じる。このような場合、取付ねじが回転して緩み、枠体から外れやすくなるおそれがある。また、取付ねじを枠体にねじ込む際に、枠体にクラックが生じて枠体が破損しやすくなる。
一方、本実施形態に係る照明装置10では、インサート成形により枠体19と一体化された締結部品20に取付ねじ18をねじ込んで取付用ばね12等を取り付けるため、締結部品20が回転したり抜けることを防止できる。また、取付ねじ18は、枠体19にはねじ込まれないので、枠体19にクラックが生じることを防止できる。
軸部201は、締結部品20が枠体19から抜けることを防止する抜け防止部201aを含んでいる。抜け防止部201aは、例えば、軸部201の表面に溝部を設けて、表面形状を凹凸形状とすることにより、枠体19形成時にこの溝部に樹脂材料が入り込んで硬化し、枠体19から締結部品20が抜けにくくなる構造である。
図8に示すように、軸部201の形状を凹凸形状として抜け防止部201aを形成した締結部品20は、抜け防止部201aの凸部分が枠体19に引っかかり、枠体19から抜けにくくなる。
図11に示すように、締結部品20の抜け防止部201aは、例えば、軸部201が抜ける方向に対して交差する方向に向かって設けられた溝部、軸部201の側壁を貫通する貫通孔、又は軸部201の少なくとも一部に設けられた逆テーパー部であってもよい。
図11(a)に示す締結部品20は、図8に記載したように、軸部201が抜ける方向に対して交差する方向に向かって設けられた溝部を抜け防止部201aとした例である。なお、この場合、抜け防止部201aとして、ねじのようならせん状の溝を設けることは好ましくない。締結部品20を回転させることにより、締結部品20が枠体19から抜ける可能性があるためである。但し、抜け防止部201aとしてらせん状の溝を設け、かつ後述する回転防止部201bを備えていれば、締結部品20が枠体19から抜けることを防止できる。
図11(b)に示す締結部品20は、軸部201の側壁を貫通する貫通孔を抜け防止部201aとした例である。図11(b)に示す締結部品20では、軸部201の貫通孔内に樹脂材料が入り込んだ状態で枠体19が成形されるため、締結部品20が抜けにくくなる。
図11(c)及び図11(d)に示す締結部品20は、軸部201全体又は軸部201のネジ先のみを逆テーパー形状に形成して抜け防止部201aとした例である。軸部201の逆テーパー部が枠体19に引っかかるため、締結部品20が抜けにくくなる。
なお、抜け防止部201aは、上述したいずれかの形状に限られない。
例えば、図11(a)〜図11(d)に示す抜け防止部201a各形状を組み合わせて軸部201としてもよい。
図8に戻って、軸部201は、締結部品20が回転することを防止する回転防止部201bを含んでいる。
回転防止部201bは、例えば、軸部201の少なくとも一部を切欠いて形成された平面部である。このような回転防止部201bを有する軸部201は、断面が円形状ではなく、また軸部201の表面の全面が枠体19と密着しているため、締結部品20が回転できなくなる。
上述したような平面部を有する締結部品20としては、例えば以下の第1の例及び第2の例が挙げられる。
図12(a)及び図12(b)は、軸部201が、軸部201を切欠いて形成された平面部に直交する断面の断面形状が略D字状を有するように切欠きを設けた例(第1の例)である。ここで、断面形状が「D字状」又は「略D字状」とは、例えば断面が直線と円弧状の曲線とで囲まれた形状を示す。このとき、直線と曲線の長さの比は限定されない。
図12(a)及び図12(b)に示す締結部品20は、軸部201の中心軸を含む平面と平行な平面部が形成されるように切欠き部を設け、この平面部を回転防止部201bとした例である。
図12(a)は締結部品20の斜視図であり、図12(b)は図12(a)に示す締結部品20の軸部201を切欠いて形成された平面部に直交する断面を示す断面図である。
図12(c)及び図12(d)は、軸部201が、軸部201を切欠いて形成された平面部に直交する断面の断面形状が略H字状を有するように切欠きを設けた例(第2の例)である。図12(c)及び図12(d)に示す締結部品20は、軸部201の中心軸に向かう溝状の切欠き部を備える。この切欠き部は、内壁に平面部を備え、軸部201の中心軸方向に延びている。すなわち、図12(c)及び図12(d)に示す締結部品20は、軸部201の切欠き部の平面部を回転防止部201bとした例である。
図12(c)は締結部品20の斜視図であり、図12(d)は図12(c)に示す締結部品20の軸部201を切欠いて形成された平面部に直交する断面を示す断面図である。
また、回転防止部201bは、例えば、軸部201の形状を多角柱とした場合に形成される平面部であってもよい。このような回転防止部201bを有する軸部201も、断面が円形状ではなく、また軸部201の表面の全面が枠体19と密着しているため、締結部品20が回転できなくなる。
上述したような平面部を有する締結部品20としては、例えば以下の第3の例及び第4の例が挙げられる。
図12(e)及び図12(f)に示す締結部品20は、軸部201が三角柱状である例(第3の例)である。すなわち、図12(e)及び図12(f)に示す締結部品20は、軸部201の側面の平面部を回転防止部201bとした例である。図12(e)は締結部品20の斜視図であり、図12(f)は図12(e)に示す締結部品20の軸部201の中心軸に直交する断面を示す断面図である。
図12(g)及び図12(h)に示す締結部品20は、軸部201が四角柱状である例(第4の例)である。すなわち、図12(g)及び図12(h)に示す締結部品20は、軸部201の側面の平面部を回転防止部201bとした例である。図12(g)は締結部品20の斜視図であり、図12(h)は図12(g)に示す締結部品20の軸部201の中心軸に直交する断面を示す断面図である。
また、回転防止部201bは、上述した第1〜第4の例のように、軸部201が平面部を有する形状に限られない。
図12(i)及び図12(j)に示す締結部品20は、軸部201の側壁を貫通する貫通孔を回転防止部201bとした場合の例である。図12(i)は締結部品20の斜視図であり、図12(j)は図12(i)に示す締結部品20の軸部201のC−C’断面を示す断面図である。
図12(i)に示す締結部品20では、軸部201の貫通孔内に樹脂材料が入り込んだ状態で枠体19が成形されるため、締結部品20が回転しなくなる。
このような照明装置10は、図5(a)及び(b)に示すように、取付用ばね12a及び12bによって被取付面30に取り付けられる。このとき、照明装置10は、電源部11、器具本体13及び枠体19の順に取付孔30aに挿入される。また、取付用ばね12(12a,12b)は、器具本体13側に寄せて縮められた状態で、取付孔30aに挿入される。
取付用ばね12の全体が被取付面30の上側に入り込むと、縮んでいた取付用ばね12が弾性変形により広がる。このため、取付用ばね12の折り曲げ部122が、被取付面30の上面に接する。そして、枠体19の鍔部191の上面がパッキン23を介して被取付面30の下面と接する。
これにより、照明装置10は、取付用ばね12a及び12bと枠体19の鍔部191とによって挟持されて、取付孔30a内に取り付けられる。
[本発明の作用及び効果]
以上説明した本発明の一実施形態に係る照明装置によれば、以下の作用及び効果を得ることができる。
(1)枠体と一体化された金属材料で形成された締結部品に対して取付ねじを取り付けるため、締結部品20自体にクラックが生じさせることなく枠体と取付用ばね及び器具本体とを締結することができる。
(2)照明装置10が天井に取り付けられると、取付用ばねは天井の上面の設置された位置を維持しようとするのに対し、取付用ばねが固定された器具本体は、照明装置の重量により、床方向に下がろうとする。このため、取付用ばねによって、取付ねじに対して、取付けねじが抜ける方向に力が加わる。
しかしながら、締結部品は金属材料で形成されているため、取付ねじに対して取付けねじが抜ける方向に力が加わっても、締結部品が破損しない。さらに、この場合、樹脂材料で形成された器具本体は、締結部品と一体化されているので、取付ねじに対して取付けねじが抜ける方向に力が加わっても、器具本体が破損しない。
(3)締結部品の軸部の全面が枠体と密着しているため、締結部品を枠体にねじ込んで枠体と締結部品とを一体化した場合と比べて枠体の破損が防止される。
(4)締結部品が上述した抜け防止部と回転防止部との双方を備えるため、インサート成形により枠体と一体化した締結部品が枠体から抜けたり、回転により取付ねじが回転して少しずつ取付ねじが抜けることを防止できる。
(5)締結部品の軸部が適切に設定されているため、締結部品が枠体から抜けにくくなる。
(6)締結部品が真鍮、鉄又はステンレスで形成されるため、締結部品の強度が高くなる。
(7)本願の照明装置は、(1)〜(6)に記載の作用があるため、照明装置が床上等に落下することが防止される。
[その他]
本発明の範囲は、図示され記載された例示的な実施形態に限定されるものではなく、本発明が目的とするものと均等な効果をもたらす全ての実施形態をも含む。さらに、本発明の範囲は、請求項により画される発明の特徴の組み合わせに限定されるものではなく、全ての開示されたそれぞれの特徴のうち特定の特徴のあらゆる所望する組み合わせによって画されうる。
すなわち、本発明は、締結部品を介して接続される部品が器具本体と枠体に限られない。
例えば、照明装置の他の部分や照明装置以外の他の装置において、金属材料で形成された締結部品と、樹脂材料で形成され、前記締結部品と一体化された第1の部品と、前記締結部品を介して前記第1の部品に締結された第2の部品と、を含む締結機構が適用されてもよい。
例えば、本願発明は、第1の部品と第2の部品とが締結される際の締結機構として適用可能である。第1の部品は、樹脂材料で形成されており、金属材料で形成された締結部品と一体化されていれば、取付ねじにより第1の部品に第2の部品を固定することができる。
このため、例えば図13に示すように、締結部品120が一体に設けられた器具本体13(第1の部品)と、電源部11(第2の部品)とを、取付ねじ14aによって固定することもできる。なお、図13において、図1から図12と共通する部分には同一の参照符号を付している。
10 照明装置
11 電源部
12 取付用ばね
13 器具本体
15 発光素子基板
16 発光素子
17 反射部品
19 枠体
20 締結部品
21 透光性カバー

Claims (12)

  1. 締結部品と、
    前記締結部品と一体化される枠体と、
    前記締結部品を介して前記枠体に固定された器具本体と、
    前記締結部品を介して前記枠体と記器具本体を固定するための取付ねじと、
    を含み、
    前記締結部品は、
    軸部と頭部とから成っており、
    前記取付ねじが螺合するめねじ部が前記頭部にのみ設けられ、
    前記軸部には、
    前記軸部の中心軸を含む平面と平行な平面部からなる切欠部を有する
    ことを特徴とした照明装置。
  2. 締結部品と、
    前記締結部品と一体化される枠体と、
    前記締結部品を介して前記枠体に固定された器具本体と、
    前記締結部品を介して前記枠体と前記器具本体を固定するための取付ねじと、
    を含み、
    前記締結部品は、
    軸部と、
    頭部とから成り、
    前記取付ねじが螺合するめねじ部が、
    前記頭部にのみ設けられ、
    前記軸部は、
    前記軸部の中心軸を含む平面と平行な平面部に直交した断面形状が略H字状からなる切欠部を有する
    ことを特徴とした照明装置。
  3. 前記器具本体に取り付けられ、前記枠体を被取付面の取付孔に固定する取付用ばねを含む
    請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記取付用ばね、前記器具本体、前記締結部品及び前記枠体が順に重ねられて固定される
    請求項3に記載の照明装置。
  5. 前記締結部品は、
    前記枠体に埋設される軸部と、
    前記枠体から突出する頭部と、
    を含み、
    前記軸部の表面の全面は、前記枠体と密着している
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明装置。
  6. 前記軸部は、
    前記締結部品が前記枠体から抜けることを防止する抜け防止部と、
    前記締結部品が回転することを防止する回転防止部と、
    を含む
    請求項5に記載の照明装置。
  7. 前記抜け防止部は、前記軸部が抜ける方向に対して交差する方向に向かって設けられた溝部、前記軸部の側壁を貫通する貫通孔、又は前記軸部の少なくとも一部に設けられた逆テーパー部である
    請求項6に記載の照明装置。
  8. 前記回転防止部は、前記軸部の少なくとも一部を切欠いて形成された平面部又は前記軸部の側壁を貫通する貫通孔である
    請求項6又は7に記載の照明装置。
  9. 前記軸部は、前記平面部に直交する断面の断面形状が略D字状を有する
    請求項8に記載の照明装置。
  10. 前記軸部の長さは、前記締結部品の長さの30%以上である
    請求項6〜9の少なくとも1項に記載の照明装置。
  11. 前記締結部品は、
    前記枠体に埋設される前記軸部と、
    前記枠体から突出する前記頭部と、
    を含み、
    前記軸部の表面の全面は、前記枠体と密着しており、
    前記締結部品の前記頭部は、
    前記器具本体と前記取付用ばねとを固定するための取付ねじと螺合するめねじ部を有する
    請求項に記載の照明装置。
  12. 前記締結部品は、真鍮、鉄又はステンレスで形成される
    請求項11に記載の照明装置。
JP2014192905A 2014-09-22 2014-09-22 照明装置及び締結機構 Active JP6510206B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192905A JP6510206B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 照明装置及び締結機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014192905A JP6510206B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 照明装置及び締結機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016066410A JP2016066410A (ja) 2016-04-28
JP6510206B2 true JP6510206B2 (ja) 2019-05-08

Family

ID=55805676

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014192905A Active JP6510206B2 (ja) 2014-09-22 2014-09-22 照明装置及び締結機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6510206B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005180511A (ja) * 2003-12-17 2005-07-07 Sanyo Electric Co Ltd インサートナット
JP2014146533A (ja) * 2013-01-30 2014-08-14 Rohm Co Ltd Led照明器具

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016066410A (ja) 2016-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5954664B2 (ja) 照明器具
WO2015190091A1 (ja) 照明装置、照明装置用器具本体及び発光ユニット
EP2840309A1 (en) Embedded-type lighting apparatus
JP6315373B2 (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP6510206B2 (ja) 照明装置及び締結機構
JP2015125976A (ja) 照明具用取付具
JP2019061773A (ja) 電源装置及び照明器具
EP3141795A1 (en) Monolithic base of led lighting module and lamp having the same
JP5866527B2 (ja) 光源ユニット及び照明器具
JP5701423B2 (ja) Led照明装置
JP2012146463A (ja) 照明器具
JP2012174552A (ja) 照明器具
JP2017195167A (ja) 照明器具
KR101029897B1 (ko) 천정 매입등의 고정장치
JP6726971B2 (ja) 照明器具
JP2013084527A (ja) 照明装置
JP3200680U (ja) 照明具用取付具
JP6471939B2 (ja) 照明器具
KR102387800B1 (ko) 평판형 조명장치
JP6435579B2 (ja) 照明器具
JP6089270B2 (ja) 照明器具
JP2013229245A (ja) Led照明器具
JP6473950B2 (ja) 照明器具
JP7107705B2 (ja) 光源ユニット、および照明器具
KR100920799B1 (ko) 매입등용 케이스

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20161017

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170810

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20170810

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180529

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180628

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6510206

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150