JP6435579B2 - 照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、照明器具に関する。
特許文献1に記載された埋込型機器の取付装置は取付バネを有する。取付バネは取付装置のバネ取付部に差し込まれて取付装置に取り付けられる。取付装置に取り付けられた取付バネを折り曲げ、天井に設けた埋込孔に取付装置を挿入した後、取付バネの復元力によって埋込孔に取付装置を取付ける。
特開平9−134611号公報
しかしながら、特許文献1に記載された取付装置では、バネ取付部は、取付装置の外壁に形成され、外側壁、バネ係止部、取付背板、取付ガイド、及び突起部を有する。従って、バネ取付部の構造が複雑である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡素な構造により取付バネを装着できる照明器具を提供することにある。
本願に開示する照明器具は、灯具本体と、前記灯具本体を支持する枠体と、前記枠体を取付位置に固定する複数の取付バネとを備える。前記取付バネは、第1端部と、第2端部と、インナーアーム部と、アウターアーム部と、結合部とを有する。第1端部は、前記枠体の縁部に支持される。第2端部は、前記枠体の外部に位置する。インナーアーム部は、前記第1端部から延びて前記枠体の内部に位置する。アウターアーム部は、前記第2端部から延びて前記枠体の外部に位置する。結合部は、前記インナーアーム部と前記アウターアーム部とを結合する。
本願に開示する照明器具において、前記枠体は、前記複数の取付バネに対応して、前記枠体の外壁面から内壁面まで貫通する複数の開口を有することが好ましい。前記取付バネの前記結合部は、前記開口を通ることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、前記取付バネの前記第1端部は、鉤状の第1鉤部を含むことが好ましい。
本願に開示する照明器具において、前記第1鉤部は、前記枠体に向かって突出する爪部を含むことが好ましい。
本願に開示する照明器具において、前記アウターアーム部には、係合孔が形成されることが好ましい。前記第1鉤部は、前記係合孔に係合される鉤状の第2鉤部を含むことが好ましい。
本願に開示する照明器具は、反射部材をさらに備えることが好ましい。反射部材は、前記枠体の内部に固定され、前記灯具本体が出射した光を反射する。前記取付バネは、固定部をさらに有することが好ましい。固定部は、前記枠体の内部に位置し、前記反射部材を前記枠体に固定する。
本願に開示する照明器具において、前記インナーアーム部の幅は、前記アウターアーム部の幅より小さいことが好ましい。
本願に開示する照明器具において、前記取付バネの前記第1端部は、前記灯具本体と前記枠体の前記縁部とで挟まれることが好ましい。
本発明によれば、簡素な構造により取付バネを装着できる。
本発明の実施形態に係る照明器具の正面側を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の背面側を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の灯具本体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の取付バネを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の枠体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の取付バネを配置した枠体を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の取付バネを装着した枠体を示す断面図である。 図8の取付バネの第1端部の近傍を示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る照明器具の取付状態を示す断面図である。 (a)本発明の実施形態に係る第1変形例に係る照明器具の取付バネを示す斜視図である。(b)本発明の実施形態の第1変形例に係る照明器具を説明する断面図である。 (a)本発明の実施形態の第2変形例に係る照明器具の取付バネを示す斜視図である。(b)本発明の実施形態に係る第2変形例に係る照明器具を説明する断面図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る照明器具の取付バネを示す斜視図である。 本発明の実施形態の第3変形例に係る照明器具を説明する断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。本発明の実施形態において、X軸、Y軸、及びZ軸は互いに直交し、X軸及びY軸は水平面に平行であり、Z軸は鉛直線に平行である。
図1及び図2は、それぞれ、本発明の実施形態に係る照明器具100の正面側及び背面側を示す斜視図である。照明器具100の正面は、照明器具100が光を出射する側である。図3は、照明器具100の灯具本体1を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、照明器具100は、灯具本体1と、灯具本体1を支持する枠体3と、枠体3を建造物の取付位置に固定する複数の取付バネ5と、灯具本体1が出射した光を反射する反射部材7とを備える。灯具本体1はヒートシンク9及び光源ユニット11を含む。ヒートシンク9は複数のフィン10を含む。灯具本体1は、ヒートシンク9が露出するように、反射部材7の固定された枠体3の上方から枠体3に挿入され、枠体3に固定される。なお、本実施形態では、照明器具100は3個の取付バネ5を備えるが、取付バネ5の数は2以上の複数であればよい。
図1〜図4を参照して、照明器具100の各構成について詳細に説明する。図4は、照明器具100を示す分解斜視図である。図1〜図4に示すように、ヒートシンク9は光源ユニット11の上部に固定される。ヒートシンク9は、複数のフィン10によって放熱し、光源モジュール23の温度上昇を抑制する。ヒートシンク9は、伝熱性の高い材料で形成されており、例えば金属で形成されていることが好ましい。金属の中でも、成形加工の容易性や照明器具100の軽量化を考慮し、例えばアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成されていることが好ましい。
光源ユニット11は、光源モジュール23、ハウジング25、及び拡散部材27を含む。光源モジュール23は、発光素子アレイ28及び基板29を含む。光源モジュール23は、ヒートシンク9の底部に固定される。発光素子アレイ28は、複数の発光素子を含み、基板29の実装面に実装される。本実施形態では、発光素子アレイ28は、LED(Light Emitting Diode)アレイであり、複数のLEDを含む。本実施形態では、発光素子アレイ28は、複数のLEDを蛍光体で封止することにより形成されるCOB(Chip on Board)タイプである。なお、発光素子アレイ28は、LEDと蛍光体とを1ユニット化してLEDチップを形成し、複数のLEDチップを基板29の実装面に載置して基板29の導電パターンに電気的に接続するSMD(Surface Mount Device)タイプであってもよい。
基板29の実装面の裏面はヒートシンク9の底部に接している。従って、光源モジュール23が発した熱は、ヒートシンク9に伝達され、ヒートシンク9によって効果的に放散される。その結果、光源モジュール23の異常な温度上昇を抑制できる。
ハウジング25は、光源モジュール23を覆うように、ヒートシンク9の底部に固定される。ハウジング25は、枠体3の上縁に対応して、円形の帯状の挟み部24を有する。挟み部24については後述する。ハウジング25の内部には、円錐台状の反射部が形成される。反射部の上部には円状の小径の開口が形成され、反射部の下部には円状の大径の開口が形成される。発光素子アレイ28から出射した光は、反射部の小径の開口から入射し、反射部によって反射された光と小径の開口を通った直接光とが、反射部の大径の開口から出射される。ハウジング25のうち少なくとも反射部は、発光素子アレイ28から出射される光を効率良く反射するために、白色塗装、銀色塗装、又は光沢のある金属メッキなどの反射加工が施されていることが好ましい。ハウジング25の素材が白色又は銀色等の光反射率の高い色彩を有していてもよい。
拡散部材27は、円板状であり、ハウジング25の反射部の大径の開口、つまり、ハウジング25の先端の円状の開口26を覆う位置でハウジング25に固定される。拡散部材27は、発光素子アレイ28から出射した光及びハウジング25の反射部から反射した光を拡散して、光源ユニット11の下方に出射する。例えば、拡散部材27は、光拡散材料を混ぜた樹脂を板状に成形することによって形成される。例えば、拡散部材27は、透明の板状部材の光出射面又は光入射面に微小な凹凸を設けることによって形成される。
図5〜図9を参照して、取付バネ5及び枠体3の詳細について説明する。図5は、取付バネ5を示す斜視図である。取付バネ5は、弾性を有する金属製である。取付バネ5は、薄板状部材を曲げ加工することにより成形される。取付バネ5は、第1端部51と、第2端部52と、インナーアーム部53と、アウターアーム部54と、結合部55とを有する。第1端部51は鉤状の第1鉤部56を含む。第1鉤部56は第1突出部57及び第1引掛部58を含む。第1突出部57は、インナーアーム部53の先端から第2端部52の側に略90度折れ曲がって突出している。第1引掛部58は、第1突出部57の先端から結合部55の側に略90度折れ曲がって突出している。第1引掛部58とインナーアーム部53とは略面平行である。
インナーアーム部53は、平板状であり、第1端部51から延びている。アウターアーム部54は第2端部52から延びている。インナーアーム部53の幅W1は、アウターアーム部54の幅W2より小さい。アウターアーム部54は傾斜部59及び屈曲部60を含む。傾斜部59はインナーアーム部53に対して傾斜している。屈曲部60は略V字状に屈曲している。結合部55は、平板状であり、インナーアーム部53とアウターアーム部54とを結合する。本実施形態では、結合部55の幅は、インナーアーム部53の幅W1と略同一である。
図6は、枠体3を示す斜視図である。枠体3は円筒状である。本実施形態では、枠体3は、金属製であるが、セラミック製、合成樹脂製、又は木製等でもよい。枠体3の下部には鍔部32が形成される。枠体3は、3個の取付バネ5(図1)に対応して、3つの開口31を有する。開口31の幅W5は、インナーアーム部53及び結合部55の幅W1より大きく、アウターアーム部54の幅W2より小さい。なお、開口31の数は、取付バネ5の数に応じて変更される。開口31は、枠体3の外壁面34から枠体3の内壁面35まで貫通する。本実施形態では、開口31は矩形状である。
枠体3の上部には、3つの第1上縁部33(縁部)、2つの第2上縁部36、及び複数の第3上縁部38が円状に形成される。3つの第1上縁部33は、3個の取付バネ5に対応して略等間隔で形成される。第1上縁部33は、第3上縁部38に対して比較的浅い凹状である。なお、第1上縁部33の数は、取付バネ5の数に応じて任意の個数とすることができる。2つの第2上縁部36は対向する。第2上縁部36は、第3上縁部38に対して凹状である。第2上縁部36には凹部37が形成される。複数の第3上縁部38には、ハウジング25(図4)の挟み部24が当接される。
図7は、取付バネ5を配置した枠体3を示す斜視図である。図8は、取付バネ5を装着した枠体3を示す断面図である。図9は、図8の取付バネ5の第1端部51の近傍を示す拡大断面図である。なお、図8及び図9では、灯具本体1の固定された枠体3が示され、図面の簡略化のため、取付バネ5の断面を示す斜線及び反射部材7(図4)を省略している。
図7に示すように、取付バネ5は、枠体3の外部から開口31を通して枠体3の内部に挿入され、枠体3に支持される。
図8に示すように、取付バネ5の第1端部51は枠体3の第1上縁部33に支持される。インナーアーム部53は、枠体3の内部に位置し、第1端部51から内壁面35に沿って下方に延びる。結合部55は、インナーアーム部53の基端から斜め下方に傾斜し、開口31を通り、インナーアーム部53とアウターアーム部54とを結合する。結合部55は開口31に位置する。アウターアーム部54は、枠体3の外部に位置し、結合部55の下端から斜め下方に延び、略V字状に屈曲して、第2端部52まで斜め上方に延びている。第2端部52は枠体3の外部に位置する。
図9に示すように、取付バネ5の第1端部51は灯具本体1と枠体3の第1上縁部33とで挟まれる。その結果、取付バネ5が、第1上縁部33から抜けることが防止され、枠体3に装着される。
具体的には、灯具本体1と第1上縁部33とによる第1端部51の挟み込みに先だって、取付バネ5の第1鉤部56は枠体3の第1上縁部33に係合される。その結果、第1突出部57が、第1上縁部33に当接し、枠体3の内部から外部に向かって突出する。加えて、第1引掛部58が第1上縁部33に引っ掛かる。その結果、取付バネ5が枠体3に仮止めされる。また、第1引掛部58の内面とインナーアーム部53の内面との間の幅W3は、枠体3の壁厚W4より大きい。従って、取付バネ5の第1端部51には遊びが付与される。さらに、仮止めされた取付バネ5の第1突出部57は、ハウジング25の挟み部24と第1上縁部33とで挟まれる。その結果、取付バネ5が枠体3に装着される。本実施形態では、第1上縁部33は凹状であるため、第1突出部57と挟み部24との間には微小の隙間が形成される。なお、挟み部24は第1突出部57に密着してもよい。
ここで、第1上縁部33の上端面と第3上縁部38の上端面との高低差(つまり、第3上縁部38に対する第1上縁部33の深さ)をαと記載し、取付バネ5の第1突出部57の厚さをβと記載し、第1引掛部58の短手方向の長さ(つまり、第1引掛部58の略鉛直方向の長さ)をγと記載する。高低差α、厚さβ、及び長さγは、β≦α<γの関係を満足する。
β≦αであるため、第1突出部57は、第3上縁部38と面一であるか、第3上縁部38よりも下方に位置する。従って、第1突出部57が第3上縁部38から突出しない。その結果、灯具本体1の姿勢が安定する。また、α<γであるため、第1鉤部56が第1上縁部33から外れることを防止できる。
図1、図4、図6、及び図7を参照して、反射部材7、並びに反射部材7に関連する部材及び部位について説明する。図1及び図4に示すように、反射部材7は円錐台状の反射部8を有する。発光素子アレイ28が出射し、拡散部材27が拡散した光の一部が反射部8によって反射される。反射部材7のうち少なくとも反射部8は、拡散部材27の拡散した光を効率良く反射するために、白色塗装、銀色塗装、又は光沢のある金属メッキなどの反射加工が施されていることが好ましい。反射部材7の素材が白色又は銀色等の光反射率の高い色彩を有していてもよい。例えば、反射部材7は反射鏡である。
図4に示すように、照明器具100は、反射部材7を枠体3に固定する複数の固定バネ21をさらに備える。なお、本実施形態では、照明器具100は2個の固定バネ21を備えるが、固定バネ21の数は2以上の複数であればよい。図6に示すように、枠体3の2つの第2上縁部36は、2個の固定バネ21に対応して形成される。なお、第2上縁部36の数は、固定バネ21の数に応じて任意の個数とすることができる。
図7に示すように、固定バネ21は、略V字状に屈曲しており、先端部61及び基端部62を有する。基端部62は、断面略U字状であり、第2上縁部36を挟む。さらに、基端部62には第1爪部63が形成され、第1爪部63は第2上縁部36の凹部37に引っ掛けられる。その結果、固定バネ21が枠体3に固定される。2個の固定バネ21は互いに対向する。反射部材7(図4)は、固定バネ21の弾性力に抗して固定バネ21を弾性変形させながら、枠体3の下方から枠体3に挿入される。その結果、反射部材7の外壁面が2つの固定バネ21の2つの先端部61によって付勢され、反射部材7が枠体3の内部に固定される。
図10を参照して、照明器具100の建造物への取付けについて説明する。図10は、建造物に取り付けられた照明器具100を示す断面図である。なお、図10では、枠体3、取付バネ5、及び天井としてのボードRBの断面が示される。また、灯具本体1及び反射部材7については、簡略化した側面が示される。
3個の取付バネ5が枠体3をボードRBに固定することによって、照明器具100は、ボードRBに取り付けられる。具体的には、ボードRBには、枠体3の形状に対応して円状の取付孔RHが形成される。取付孔RHは、ボードRBにおいて、枠体3の取付位置、つまり、照明器具100の取付位置に形成される。取付孔RHの直径は、枠体3の直径よりも大きく、鍔部32の直径よりも小さい。
照明器具100は、鍔部32がボードRBに当接するまで取付孔RHに挿入される。そして、ボードRBは、各取付バネ5の弾力によって、3個の取付バネ5と鍔部32とで強く挟まれる。従って、枠体3がボードRBに固定される。その結果、照明器具100がボードRBに取り付けられる。
以上、図7及び図8を参照して説明したように、本実施形態によれば、取付バネ5は、インナーアーム部53を有し、枠体3の内部を経由して枠体3の第1上縁部33に支持される。従って、従来のような複雑な構造のバネ取付部を枠体3に形成することなく、簡素な構造により取付バネ5を枠体3に装着できる。
また、本実施形態によれば、取付バネ5はインナーアーム部53を有しているため、従来のような枠体の外壁にバネ取付部が形成される場合と比較して、枠体3の径方向への取付バネ5の移動が枠体3によって規制され難い。つまり、本実施形態では、照明器具100には、枠体3の径方向への取付バネ5の逃げが設けられる。なお、枠体3の径方向は、枠体3の中心線に直交する方向であり、枠体3の外部から枠体3の中心線に向かう方向を示す。
取付バネ5の逃げを設けているため、照明器具100の取付時において、取付バネ5は取付孔RHの内径の加工バラツキに応じて枠体3の内部に押し込まれ、取付バネ5からボードRBへの押圧力が取付孔RHの内径の加工バラツキに応じて調整され得る。従って、取付孔RHの内径の加工バラツキが発生したとしても、ボードRBの破損を抑制しつつ照明器具100の取付強度を確保できる。特に、図9を参照して説明したように、取付バネ5の第1端部51に遊びを付与することで、取付バネ5の逃げがさらに効果的に機能する。
一般的に、取付孔RHはボードRBの製造工場で開口及び加工されるものではなく、ボードRBを住宅等の建造物に施工した後に大工又は照明器具施工業者等の作業者が電動カッター等の道具を使って手作業で取付孔RHを開口及び加工する。手作業であるため、取付孔RHの内径にバラツキが生じたり、取付孔RHが完全な真円にならなかったりする可能性がある。本実施形態では、取付バネ5の逃げによって、手作業による取付孔RHの内径の加工バラツキを吸収して、照明器具100を適切な強度でボードRBに取り付けることができる。
また、取付バネ5の逃げを設けているため、照明器具100の取付時において、取付バネ5はボードRBの性質(例えば、ボードRBの厚み及び材質等)に応じて枠体3の内部に押し込まれ、取付バネ5からボードRBへの押圧力がボードRBの性質に応じて調整され得る。従って、異なる性質のボードRBごとに、性質(例えば、形状、材質、寸法、及び弾力等)の異なる取付バネ5を用意することなく、ボードRBの破損を抑制しつつ照明器具100の取付強度を確保できる。特に、図9を参照して説明したように、取付バネ5の第1端部51に遊びを付与することで、取付バネ5の逃げがさらに効果的に機能する。
さらに、本実施形態によれば、枠体3に開口31を形成することによって、取付バネ5の逃げを簡易に設けることができる。本実施形態では、照明器具100の取付時において、取付バネ5は、開口31を介して、枠体3の内部に押し込まれる。また、開口31を設けることによって、インナーアーム部53を簡易に枠体3の内部に位置させることができる。
さらに、本実施形態によれば、取付バネ5の第1端部51を灯具本体1と枠体3の第1上縁部33とで挟むことによって、簡素な構造により取付バネ5を枠体3に装着する。その結果、取付バネ5をビスによって枠体3に装着することが要求されないため、部品点数の削減及び組立工数の削減を実現でき、コストを低減できる。
さらに、本実施形態によれば、取付バネ5には第1鉤部56が形成されている。従って、第1鉤部56を枠体3の第1上縁部33に引っ掛けることで、取付バネ5を枠体3に簡易に仮止めすることができる。取付バネ5を仮止め可能にすることにより、照明器具100の組立作業を容易化できる。
また、図5を参照して説明したように、本実施形態によれば、インナーアーム部53の幅W1はアウターアーム部54の幅W2より小さい。インナーアーム部53はアウターアーム部54よりも細いので、照明器具100の取付時において、取付バネ5を容易に折り曲げることができる。従って、照明器具100を取付孔RHに容易に挿入でき、照明器具100の取付作業が容易になる。加えて、アウターアーム部54はインナーアーム部53よりも太いので、強い弾力によって照明器具100の取付強度を確保できる。
さらに、図5及び図6を参照して説明したように、開口31の幅W5は、インナーアーム部53及び結合部55の幅W1より大きく、アウターアーム部54の幅W2より小さい。従って、アウターアーム部54が枠体3の内部に入り込むことを防止でき、取付バネ5の弾力によって、照明器具100をボードRBに取り付けることができる。
次に、図11〜図14を参照して、本発明の実施形態の第1変形例〜第3変形例について説明する。以下、第1変形例〜第3変形例に係る照明器具100と図1〜図10を参照して説明した本実施形態に係る照明器具100との相違点を主に説明する。
[第1変形例]
図11(a)は、第1変形例に係る照明器具100の取付バネ5を示す斜視図である。図11(b)は、第1変形例に係る照明器具100を説明する断面図である。なお、図11(b)では、灯具本体1の固定された枠体3が示され、図面の簡略化のため、取付バネ5の断面を示す斜線を省略している。
図11(a)に示すように、第1変形例に係る取付バネ5は、固定部64を有している点で、図5に示す取付バネ5の構造と異なる。各取付バネ5の固定部64は、インナーアーム部53に対してアウターアーム部54の反対側において、インナーアーム部53の下部から斜め上方に延びる。図11(b)に示すように、各取付バネ5の固定部64は枠体3の内部に位置する。そして、各取付バネ5の固定部64は、枠体3の内部に位置する反射部材7を反射部材7の外部から内部に向かって付勢し、反射部材7を枠体3に固定する。
本実施形態の第1変形例によれば、取付バネ5には反射部材7を固定する固定部64が形成される。従って、反射部材7を枠体3に固定するための固定バネを別部材として設ける場合と比較して、部品点数の削減及び組立工数を削減でき、コストを低減できる。
[第2変形例]
図12(a)は、第2変形例に係る照明器具100の取付バネ5を示す斜視図である。図12(b)は、第2変形例に係る照明器具100を説明する断面図である。なお、図12(b)では、図面の簡略化のため、取付バネ5の断面を示す斜線を省略している。
図12(a)に示すように、第2変形例に係る取付バネ5は、第1鉤部56が第2爪部69(爪部)を有する点で、図4に示す取付バネ5の構造と異なる。第1鉤部56の第1引掛部58には、第2爪部69が形成される。第2爪部69は、インナーアーム部53に向かって斜め上方に突出する。図12(b)に示すように、第2爪部69は枠体3に向かって突出しているため、第1鉤部56が第1上縁部33に係合されると、第2爪部69は枠体3の外壁面34を押圧する。その結果、取付バネ5が枠体3に仮止めされる。
本実施形態の第2変形例によれば、第2爪部69を設けることで、簡素な構造により、さらに確実に取付バネ5を枠体3に仮止めできる。従って、照明器具100の組立作業をさらに容易化できる。なお、外壁面34における第2爪部69が接する位置に、微小な凹凸又は微小な凹凸よりも深い凹部(例えば溝)などを設けることにより、第2爪部69が外壁面34に引っ掛かり易くなり、好ましい。
[第3変形例]
図13は、第3変形例に係る照明器具100の取付バネ5を示す斜視図である。第3変形例に係る取付バネ5は、第1鉤部56が第2鉤部66を有すると伴にアウターアーム部54に係合孔65が形成される点で、図4に示す取付バネ5の構造と異なる。
第1引掛部58の下端に第2鉤部66が形成される。第2鉤部66は第2突出部67及び第2引掛部68を含む。第2突出部67は、第1引掛部58の先端から第2端部52の側に略90度折れ曲がって突出している。第2引掛部68は、第2突出部67の先端から結合部55の側に略90度折れ曲がって突出している。第2引掛部68とインナーアーム部53とは略面平行である。アウターアーム部54の傾斜部59には、第2鉤部66に対応して、係合孔65が形成される。本実施形態では、係合孔65は矩形状である。
図14は、第3変形例に係る照明器具100を説明する断面図である。なお、図14では、灯具本体1の固定された枠体3が示され、図面の簡略化のため、取付バネ5の断面を示す斜線及び反射部材7(図4)を省略している。まず、照明器具100を取付孔RHに挿入する前に、第2鉤部66の第2引掛部68を係合孔65に係合させる。第2引掛部68が係合孔65に係合された照明器具100を取付孔RHに挿入すると、取付バネ5がボードRBに当接する。
取付バネ5がボードRBに当接した状態からさらに照明器具100を挿入方向(つまり、天井裏に向かう略鉛直方向)へ移動させると、取付バネ5の屈曲部60がボードRBによって矢印A1の示す方向(つまり、枠体3に向かう略水平方向)に押される。屈曲部60が矢印A1の示す方向に押されると、傾斜部59及びその近傍部分が矢印A2に示す方向(つまり、鍔部32に向かう略鉛直方向)へ下降し、下降に伴い係合孔65が矢印A2の示す方向に下降する。係合孔65の下端が第2引掛部68の下端よりも下方に位置する状態まで傾斜部59が下降すると第2引掛部68が係合孔65から離脱可能となり、アウターアーム部54が変形前の形状に復元するのに伴い第2引掛部68が係合孔65から外れる。その結果、図14において、二点鎖線で示されるように、取付バネ5と鍔部32とでボードRBが挟まれ、照明器具100がボードRBに取り付けられる。
本実施形態の第3変形例によれば、第2鉤部66を係合孔65に引っ掛けることによって、簡素な構造により、アウターアーム部54を仮止めすることができる。従って、照明器具100を取付孔RHに容易に挿入できる。その結果、照明器具100の取付作業が容易になる。
以上、図面(図1〜図14)を参照しながら本発明の実施形態について説明した。但し、本発明は、上記の実施形態及び変形例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である(例えば、下記に示す(1)〜(4))。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
(1)取付バネ5がインナーアーム部53を有する限り、取付バネ5の形状は、図5に示す形状に限定されない。取付バネ5に第1引掛部58は設けなくてもよい。枠体3は、円筒状に限定されず、例えば、多角筒状でもよい。灯具本体1にヒートシンク9は設けなくてもよい。
(2)枠体3に開口31を設けて、インナーアーム部53を枠体3の内部に位置させたが、インナーアーム部53を枠体3の内部に位置させる構成は特に限定されない。例えば、枠体3の鍔部32の一部を切り欠いて、枠体3の下縁を経由して、インナーアーム部53を枠体3の内部に位置させてもよい。
この変形例では、灯具本体1の外形、特に、枠体3の外径を大きくすることができ、設計の自由度が高まる。すなわち、この変形例では、枠体3の外壁面34に取付バネ5がほとんど配置されないため、取付孔RHと枠体3との隙間を小さくすべく枠体3の外径を大きくすることができる。枠体3の外径を大きくすることで枠体3の内部空間を拡大できる。従って、枠体3の内部に収納する部品及び/又は部材の配置の自由度が高まったり、反射部材7の開口内径を大きくすることができる。
(3)第1変形例と第2変形例との組合せ、第1変形例と第3変形例との組合せ、第2変形例と第3変形例との組合せ、及び第1変形例と第2変形例と第3変形例との組合せも可能である。
(4)光源ユニット11の光照射方向は、一定であったが、可変であってもよい。例えば、照明器具100は、ユニバーサルダウンライトであってもよい。この場合、枠体3は灯具本体1を回転自在に支持する。従って、灯具本体1を回転操作することによって、光源ユニット11の光照射方向を変更できる。
この変形例でも、取付バネ5の逃げを設けているため、灯具本体1を回転操作した時に枠体3に回転方向の負荷がかかったとしても、取付バネ5は負荷に応じて枠体3の内部に押し込まれ、取付バネ5からボードRBへの押圧力が負荷に応じて調整され得る。その結果、取付バネ5によってボードRBの破損を抑制しつつ照明器具100の取付強度を確保できる。
本発明は、建造物に取り付けられる照明器具の分野に利用可能である。
1 灯具本体
3 枠体
5 取付バネ
7 反射部材
31 開口
33 第1上縁部(縁部)
34 外壁面
35 内壁面
36 第2上縁部
38 第3上縁部
51 第1端部
52 第2端部
53 インナーアーム部
54 アウターアーム部
55 結合部
56 第1鉤部
57 第1突出部
58 第1引掛部
63 第1爪部
64 固定部
65 係合孔
66 第2鉤部
67 第2突出部
68 第2引掛部
69 第2爪部
100 照明器具

Claims (8)

  1. 灯具本体と、
    前記灯具本体を支持する枠体と、
    前記枠体を取付位置に固定する複数の取付バネと
    を備え、
    前記取付バネは、
    前記枠体の縁部に支持される第1端部と、
    前記枠体の外部に位置する第2端部と、
    前記第1端部から延びて前記枠体の内部に位置するインナーアーム部と、
    前記第2端部から延びて前記枠体の外部に位置するアウターアーム部と、
    前記インナーアーム部と前記アウターアーム部とを結合する結合部と
    を有
    前記インナーアーム部は、前記第1端部から前記枠体の内壁面に沿って前記結合部まで延びており、
    前記取付バネは、前記枠体の内部を経由して前記枠体の前記縁部に支持される、照明器具。
  2. 前記枠体は、前記複数の取付バネに対応して、前記枠体の外壁面から内壁面まで貫通する複数の開口を有し、
    前記取付バネの前記結合部は、前記開口を通る、請求項1に記載の照明器具。
  3. 前記取付バネの前記第1端部は、鉤状の第1鉤部を含む、請求項1又は請求項2に記載の照明器具。
  4. 前記第1鉤部は、前記枠体に向かって突出する爪部を含む、請求項3に記載の照明器具。
  5. 前記アウターアーム部には、係合孔が形成され、
    前記第1鉤部は、前記係合孔に係合される鉤状の第2鉤部を含む、請求項3又は請求項4に記載の照明器具。
  6. 前記枠体の内部に固定され、前記灯具本体が出射した光を反射する反射部材をさらに備え、
    前記取付バネは、
    前記枠体の内部に位置し、前記反射部材を前記枠体に固定する固定部をさらに有する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の照明器具。
  7. 前記インナーアーム部の幅は、前記アウターアーム部の幅より小さい、請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の照明器具。
  8. 前記取付バネの前記第1端部は、前記灯具本体と前記枠体の前記縁部とで挟まれる、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の照明器具。
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