JP6509211B2 - 上部構造支持体及び上部構造支持体を製造する方法 - Google Patents

上部構造支持体及び上部構造支持体を製造する方法 Download PDF

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Description

本発明は、インプラント体と上部構造との間の、補綴物としての歯修復物の一部としての上部構造支持体であって、上部構造支持体上又は上部構造支持体に接して、人工の冠又は接着体と冠とからなる複合体が配置されている上部構造支持体及びその製造方法に関する。
インプラント歯科学において、特に補綴物あるいはプロテーゼとしての単歯修復物の製造の枠内で、骨内に植立されるインプラント体が頻用されている。インプラント体は、補綴物を支持する。この場合、インプラント体、すなわち一種のねじ込みピンは、人工的に患者の顎内に形成された窩に螺入される。螺入されたインプラント体は、完成した補綴物においてインプラント柱部を収容している。インプラント柱部は、例えば回動しないようにインプラント体内に特別なボルトにより螺止される。インプラント柱部上には、直接的又は間接的に、可視の歯冠を形成する上部構造が、例えば接着により載置される。
本発明の根底にある課題は、補綴物としての歯修復物のための上部構造支持体及びその製造方法を、効率的に製造しながらも、一方では上部構造の確実な支持が保証され、他方では歯肉への歯修復物の確実な付着が保証されているように改良することである。
上記課題は、請求項1の特徴により解決される。このために上部構造支持体は、接着体及び/又は冠を支持する領域に少なくとも部分的に第1の構造を有する。加えて、上部構造支持体の、インプラント体側の領域には、第2の構造が配置されている。
上部構造支持体を製造する方法に係る請求項9により、補綴物としての歯修復物の一部としての上部構造支持体を経済的に製造するという課題が解決される。上部構造支持体は、インプラント体と上部構造との間に配置されており、接着体及び/又は冠を支持する領域にインプラント柱部を、歯肉及びインプラント体側の領域に少なくとも1つのインプラント頸部を有している。上部構造支持体は、粉末射出成形法により製造されるブランクから製造される。ブランクの、接着体及び/又は冠を支持する領域には、射出成形型により完成形状に数学的に類似した形状が付与される。ブランクの、歯肉及びインプラント体側の領域には、射出成形型により原型ピンの形状が付与される。原型ピンには、機械的かつ光学的に分離を行う加工によりその完成形状が付与され、歯肉に面したインプラント皿部が生じ、インプラント皿部の、歯肉側の面には、少なくとも部分的に構造が加工される。
粉末射出成形では、熱可塑性のバインダと混合された金属粉末又はセラミック粉末が、加圧下で、加熱された射出成形型に射出される。離型後、ブランクのバインダは、ベーキング又は化学的な溶出により少なくとも大部分が除去される。最終的に、バインダが除去されたブランクは、炉内で、必要な材料密度を有するようになるまで焼成される。この工程で、予め収縮量を考慮しておくべき幾何学形状データは、略比例的に5〜35%収縮する。金属粉末として、ここでは例えばチタン合金Ti6Al4Vが使用される。このチタン合金の収縮量は、7〜12パーセントである。
もちろんブランクは、金属粉末又はセラミック粉末の処理に好適な3Dプリンタ内で形成されてもよい。鍛造機又は放電加工機内での製造も可能である。
本発明のさらなる詳細は、従属請求項及び図示の実施の形態の以下の説明から看取可能である。
補綴物としての歯修復物の分解立体モデルである。 補綴物としての歯修復物の縦断面図である。 柱部側の構造を有する上部構造支持体を示す図である。 頸部側の構造を有する上部構造支持体を示す図である。 上部構造支持体のブランクを示す図である。 射出成形型のパーツを含む図5の縦断面図である。 インプラント柱部に設けられた球面状の凹部を有する構造の平面図である。 フライス加工ヘッド(破線)及びフライス軌道をともに示す、図7に示した構造の断面図である。 インプラント柱部に設けられた楕円体状の凹部を有する構造の平面図である。 フライス加工ヘッド(破線)及びフライス軌道をともに示す、図9に示した構造の断面図である。 ローラ工具とともにインプラント皿部の下面の溝状の構造を示す断面図である。 図11に対して狭幅とされたローラ工具とともにインプラント皿部の下面の溝状の構造を示す断面図である。 図11に示した溝状の構造の断面とともに、図11に示したローラ工具を示す図である。
図1は、人工の歯(1)のすべての部材を例示する分解立体図である。ベースには、中空ボルト状のインプラント体(10)が用いられる。インプラント体(10)には、上部構造支持体(20)が、例えば接着される接着体(100)と組み合わされて、六角ボルト(90)により回動しないように螺止される。接着体(100)には、通常、人工の歯冠(120)が載置され、接着される。
図2は、顎骨(3)に螺入されたインプラント体(10)上に構築されている補綴物としての歯修復物(1)を示している。図示の顎骨断面は、患者から見て右の顎側の臼歯の領域に位置している。断面は、咬合平面(6)に対して垂直に方向付けられている。咬合平面(6)に対して所定の角度(18)、例えば80°の角度で傾いた中心線(19)を有するインプラント体(10)内には、円錐座(14)において、例えば折曲した上部構造支持体(20)が嵌合している(図3及び図4参照)。上部構造支持体(20)は、特別な六角ボルト(90)によりインプラント体(10)の空所(13)内に保持される。上部構造支持体(20)上に固定された接着体(100)上には、別の上部構造部分として人工の歯冠(120)が接着されている。
インプラント体(10)は、図1及び図2に示すように、セルフタッピング式の例えば非メートルねじの雄ねじ山を有する中空ボルトである。インプラント体(10)は、約上半分の領域に多段の空所(13)を有している。空所(13)は、3つのゾーンに分割されている。インプラント体(10)のインプラント肩部(12)の領域に位置する第1のゾーン(14)は、円錐穴である。円錐穴は、例えば18°の円錐角度を有している(図1参照)。円錐穴(14)は、第2のゾーンの、回り止めとして用いられる六角穴(15)へと移行する。六角穴(15)は、例えば二重六角穴又は別の形状結合(formschluessig:形状による束縛)又は力結合(kraftschluessig:摩擦力等の力による束縛)を用いた回り止め幾何学形状であってもよい。六角穴(15)には、インプラント体(10)内での上部構造支持体(20)のセンタリングを促進する円筒座(16)が接続している。例えば0.7mmの長さしかない円筒座(16)は、本実施の形態では、六角穴(15)の二面幅に相当する直径を有している。
第3のゾーン(17)は、ねじ山付き孔であり、ねじ山付き孔は、組み付け時、上部構造支持体(20)を保持する六角ボルト(90)を受け入れる。
上部構造支持体(20)は、インプラント体(10)に嵌合されて、人工の歯冠(120)用のベースとして機能するという役割を主に担っている。上部構造支持体(20)は、インプラント体(10)側の領域(51)(図3参照)と、歯冠(120)あるいは上部構造側の領域(21)(図4参照)とを有している。
インプラント体(10)側の領域(51)は、円錐柱部(53)と、六角柱部(54)と、例えば短い円柱付設部(55)とを有するインプラント頸部(52)である。円錐柱部(53)、六角柱部(54)及び円柱付設部(55)は、インプラント体(10)の空所(13)にちょうど嵌合する。インプラント体(10)の先端に向かう軸方向で、部分(54,55)の端面は、空所(13)に接触しない。
インプラント頸部(52)の上側には、インプラント皿部(31)が接続している。インプラント皿部(31)は、例えば連続的な移行部をもってインプラント頸部(52)から移行している(図4参照)。例えば非円形のインプラント皿部(31)は、少なくとも部分的に円錐台の側面の形状を呈している。円錐台の円錐角度は、歯冠(120)に向かって開いている。円錐角度は、例えば125〜131°である。場合によっては、インプラント皿部(31)の下面は、互いに移行し合う複数の部分円錐(Kegelkoni)からなっており、各々は、中心線(29)に対してそれぞれ異なる角度をなしている。この場合、部分円錐の円錐角度(Koniwinkel)は、120〜136°である。
隣り合う2つの部分円錐間の、その際に生じる稜は、突き合わされる側面フランクによりそれぞれ形成される角度が、インプラント皿部(31)の外側の空間で測定して、180°より大きい場合、バクテリアバリアの機能も担うことができる。
インプラント皿部(31)の外側の縁部(33)は、本実施の形態では、中心線(29)周りの360°周回時に2.22〜3.48mmの間で領域毎に連続的に変化する、中心線(29)に対する間隔を有している。縁部(33)は、本実施の形態では、中心線(29)の長手方向で、例えば0.78±0.2mmの高低差を有している。
図4に示すように、インプラント皿部(31)の下面(32)は、溝構造(71)を有している。構造(71)の個々の溝(74)は、例えばフライス加工プロセス又は研削加工プロセスにより形成される。この場合、例えばフライス加工工具又は研削加工工具のヘッド、例えば歯科医用のローズヘッドバーの球状のヘッドの中心点は、中心線(29)に対して垂直に方向付けられている平面上を案内され得る。フライス加工工具又は研削加工工具により形成される各々の溝(74)又は刻み目は、閉曲線である軌道曲線上に位置する。軌道曲線は、例えば連続的な延びを有している。
本実施の形態でも、複数の溝(74)の代わりに、単一の溝又は刻み目が、中断あり又はなしに略スパイラル状及び/又はヘリカル状にインプラント皿部(31)の下面(32)に沿って巻回していてもよい。
図4に示すように、溝(74)は、例えば個々の又は複数の溝の幅に相当する領域又はランドが溝(74)間に残されているように互いに間隔を置いている。場合によっては、溝(74)は、間隔を空けずに相並んで位置していてもよい。この場合、2つの溝間には、稜をもった隆起部が生じる。個々の溝は、溝の長手方向の延在に対して横方向に、弓形の横断面を有している。そして、3つの溝により生じる稜をもった2つの隆起部間の間隔は、この弓形の横断面の数学的な弦長sに相当する。溝の深さは、数学的な矢高hに相当する。矢高h及び弦長sの、フライス半径rに関する関係は、次式:
Figure 0006509211
により表される。
相並んで位置する複数の溝の稜をもった隆起部がそれぞれいわゆるピッチとして互いに間隔sを置いて位置するように形成されている溝を見ると、hは、溝の谷と、稜をもった隆起部(=ランド)との間に位置する振幅を形成している。振幅h及び間隔sは、表面のマクロ構造をなしている。
0.5mmの半径を有するボールヘッドフライスにおいて、ピッチが100μmである場合、振幅は、約2.5μmと算出される。半径を変えずにピッチを2倍にすると、振幅は、約21μmに増加する。
下面の表面には、2つの要求が課され、一方では、表面は、周囲を取り巻くように延びる隆起したランド若しくは段部又は表面に切られた溝又は刻み目を有していることが望ましい。ランド、段部、溝又は刻み目により、周囲を取り巻くように延びる、バクテリアバリアとして用いられる稜が生じる。隣り合う稜(=稜をもった隆起部)の間隔は、例えば0.1〜0.5mmの範囲にある。他方では、表面自体は、短期的にも継続的にもバクテリアが付着することを既に物理的理由から阻止すべく、略鏡面状に平滑であることが望ましい。
このために算術平均粗さ値は、インプラント皿部(31)の下面(32)の領域内において、かつインプラント頸部(52)において、ミクロ構造(71)にもかかわらず僅か1.5〜3.0μmの範囲にある。こうして、ミニチュアバリアを有する「波状」の下面(32)は、「波の山」上にかつ「波の谷」内に略気孔なしの閉じた表面を有している。
インプラント皿部(31)の下側の面及びインプラント頸部(52)の切削加工の他、変形加工が行われてもよい。例えば、ローラ工具を用いて表面に溝を押し込み加工することが可能である。いわゆるローラバニシング加工は、粗さが1μm未満の精密加工をなしている。所望の平滑化に加え、被加工物表面は硬化される。
図11及び図13には、ローラ工具(150)を示してある。ローラ工具(150)は、「波の谷」を圧刻するとともに、波の山を平滑化する輪郭を有している。このためにローラ工具(150)のローラバニシング加工ヘッド(151)は、溝輪郭区分(153)を有している。溝輪郭区分(153)の両側には、それぞれ1つの平滑加工区分(154)が接続している。溝輪郭区分(153)は、これに対応する「波の谷」を提供する。平滑加工区分(154)は、新たな圧延稜を回避すべく、その自由縁部において先細りしている。先細りしている領域において、ローラ工具の中心線(159)に関する半径は、ローラバニシング加工ヘッド(151)の中央部からの間隔が増すにつれて減少する。
図12は、軸部遠位側に平滑加工区分(154)を有しないローラバニシング加工ヘッド(151)の部分断面図である。
ローラバニシング加工工程中、ローラ工具(150)は、ローラ接触箇所(155)と中心線(159)との間に引かれた半径方向線が、下面(32)のまだローラバニシング加工されていない表面の包絡面に対して垂直に位置するように、構造支持体に対して方向付けられている。同時に、中心線(159)に対して垂直に方向付けられた平面であって、半径方向線を包含する平面は、「波の谷」の相応の軌道曲線に接している。
回転し、被加工物上を転動するローラ工具の代わりに、ダイヤモンド平滑加工工具が使用されてもよい。ここでは、例えば半球状のダイヤモンドが、溝切り及び平滑化のために上述の軌道曲線に沿って引かれる。
ローラ工具(150)により、1回の周回毎にその都度1つの溝だけが形成される。もちろん、複数のローラバニシング加工ヘッド(151)を統合して、1つの例えば一体の成形工具を形成することも可能である。そしてこの種の成形工具は、1回の周回ですべての溝を同時に形成する。個々の溝は、それぞれ異なる半径上に位置しているため、必然的にスリップが生じる。スリップは、付加的に平滑化作用を示す。1つの成形工具を使用する可能性は、切削加工の場合にも転用可能である。この場合、1つの総形フライスあるいは倣いフライスは、すべての溝又は複数の溝からなる少なくとも1群の溝を1回の周回で同時に加工する。
上述の周囲を取り巻くように延びる構造に対して択一的に、確率論的に分配されたくぼみが、インプラント皿部(31)の下面(32)に変形加工されてもよい。このために特にブラスト加工(Glanzstrahlen)が好適である。この方法では、15〜50μmの直径を有するガラスビーズが、圧縮空気によりノズルを通して、加工すべき対象物に吹き付けられる。
インプラント皿部(31)の上側には、領域(21)に、インプラント柱部(23)が延在している。インプラント柱部(23)は、インプラント皿部(31)への例えば丸み付けられた移行領域(34)に、インプラント皿部(31)の最大の横断面より小さい横断面を有している。これによりインプラント皿部(31)も、インプラント柱部(23)に向かって平面状の縁部上面(37)を有している。中心線(29)を通る略すべての断面において、平面状の縁部上面の輪郭は、少なくとも部分的に中心線(29)に対して垂直に方向付けられている。インプラント皿部(31)は、最も狭い箇所で0.4〜0.5mm半径方向に張り出している。最も広い箇所は、2mmを越えていてもよい。平面状の縁部上面(37)は、特に接着体(100)又は歯冠(120)のための載置面を形成している。
丸み付けられた移行領域は、軸方向で中心線(29)に対して平行に0.05〜0.2mmくぼまされてもよい。その結果、平面状の縁部上面(37)とインプラント柱部(23)との間に陥凹部(35)が生じる(図6、破線参照)。
大抵の場合、3〜4mmの高さのインプラント柱部(23)は、図2及び図6に示した断面図で見て台形断面を有している。左側のフランク線(27)は、中心線(29)に対して例えば13.3°、インプラント皿部(31)の上側で中心線(29)に接近するように傾けられている。右側のフランク線(28)は、中心線(29)とともに例えば3.2°の角度を形成している。右側のフランク線(28)の仮想延長線は、インプラント皿部(31)の遙か下で中心線(29)に交わる。
図6に示したフランク線(27,28)は、上側の領域で水平の輪郭に移行している。この輪郭は、主載置面(25)に属しており(図3参照)、主載置面(25)は、理想的には、少なくとも上部構造支持体(20)が歯科技工士によりまだ加工されていない状態では、中心線(29)に対して垂直に方向付けられている。
図6に示した断面に対して横方向に、インプラント柱部(23)は、上方に先細りしている。そこのフランク線は、中心線(29)とともに一般に3±0.5°の角度を形成している。中心線(29)に対して平行に延びるフランク線を有するインプラント柱部も存在する。
図1及び図4に示すように、インプラント柱部(23)は、概ね、円形の基本横断面を有する斜めの円錐台と、この円錐台と部分的に交錯する、楕円形の横断面を有する斜めの円錐台とからなっている。両円錐台の中心線が形成する1平面内に、楕円形の横断面の短半径が包含されている。斜めの両円錐台の交錯領域には、丸み付け部が存在している。丸み付け部の半径は、0.3〜0.4mmである。
インプラント柱部(23)のこの特別な形状により、支持すべき接着体(100)用の回り止めされたベースが得られる。
インプラント柱部(23)の半径方向の外面(26)は、図3に示すように、例えば多数の平行な溝(44)からなる構造を有している。各溝は、本実施の形態では、中心線(29)に対して垂直に方向付けられた平面内に位置している。最も上側の溝は、主載置面(25)から例えば0.5mm離間している。構造(41)は、例えば2.5mmの高さで延在している。各溝(44)は、0.005〜0.025mmの最大深さを有している。本実施の形態では、深さは、インプラント柱部(23)を取り巻くように延びる包絡面と、それぞれの溝の最深点との間の最短の間隔である。包絡面は、溝がフライス加工される前の理論的な半径方向の外面(26)に相当する仮想面である。
図6では、構造が、所定の角度をなす2つの領域(42,43)に分割されている。上側の領域(42)は、インプラント柱部(23)上に図3と対比可能な形式で配置されている溝を示している。下側の領域は、中心線(29)に対して9±1°傾いた法線を有する平面内に位置する溝(44)を示している。この傾きは、溝がインプラント皿部(31)の縁部上面(37)に対して平行又は略平行に方向付けられているように設計されている。もちろん、個々の溝(44)及び/又は(45)を扇状に拡がるようにインプラント柱部(23)上に分配することも可能である。この場合、隣り合う溝は、左側のフランク線(27)に沿うよりも、右側のフランク線(28)(図6参照)に沿って、小さな間隔を有している。さらに、溝の少なくとも一部を交差させることも可能である。
択一的に、多数の溝(44)の代わりに、中断あり又は中断なしに略ヘリカル状又はスクリュー状にインプラント柱部(23)の半径方向の外壁(26)に沿って巻回している単一の溝又は刻み目を使用してもよい。溝(44,45)は、溝(74)と同様に形成されてもよい(上記参照)。
図3及び図6に示すように、溝(44,45)は、例えば個々の溝の幅に相当する領域又はランドが溝(44,45)間に残されているように離間している。場合によっては、溝(44,45)は、互いに間隔を置かずに相並んで位置していてもよい。
例えば周期的に変動する深さ及び/又は幅を有する溝(74)又は軌跡(48)を形成すべく、例えば歯数の少ないボールヘッドフライスが、インプラント柱部(23)の半径方向の外面(26)に沿って案内される。この場合、フライスの中心線は、中心線(29)とともに15±20°の角度をなしている。送り/回転数比をある特定のものにすれば、外面(26)上に、「ディンプル」とも称呼されるくぼみが設けられ、ゴルフボールのパターンに概ね相当する構造が生じる(図7参照)。くぼみは、図7及び図9に示すように凹部(46,47)である。凹部(46,47)の縁部又は稜は、外面(26)上に例えば閉曲線(166,167)として看取可能である。閉曲線(166)は、垂直平面図で見て略円形の形状を有している一方、閉曲線(167)は、垂直平面図で見て略楕円形である。
図8及び図10は、それぞれ、凹部(46,47)を如何にして形成し得るかの一例を示している。単純化するために、図8及び図10では、外面(26)を平面とみなしている。外面(26)に沿ってフライスを案内し、フライスのフライス加工ヘッド(161)を図8に示すように軌道曲線(48)上を案内する。ここでは、フライス加工ヘッド(161)を、まず、包絡外面(26)に沿って平行に案内する。軌道曲線(48)は、包絡外面(26)に対して例えば、フライス加工ヘッド(161)の半径に相当する間隔を有している。フライス加工ヘッド(161)が、形成すべき凹部(46)の中心上方に到達すると直ちに、フライス加工ヘッド(161)をインプラント柱部(23)の外面(26)に沈み込ませて、切削加工を行う。適当な深さに到達したら、フライス加工ヘッド(161)を沈み込ませた寸法分だけ戻し、包絡外面(26)に対して再び平行に次のフライス加工箇所に移動させる。
図10では、フライス加工ヘッド(161)は、略楕円形の縁部(167)を有する凹部(47)を形成すべく、波形の軌道曲線(48)上を移動する。
両事例とも、構造化された表面が生じる。構造化された表面の凹部は、例えば1〜20μmの深さを有していてもよい。ここでは例えば球面状、楕円体状、又は長穴状に構成されている個々の凹部は、1〜1000μmの直径又は長さを有している。図示しない実施の形態において、直径が100μmであるとき、深さは2.5μmである。
微視的な構造(41)の幾何学形状値は、特にインプラント柱部(23)を接着体(100)に結合する接着剤(113)の粒子の粒径の関数である。粒子の粒径が1〜20μmであり、接着目地(111)の間隙が10〜35μmの幅を有している場合、構造(41)の領域における接着技術的な素材結合(Stoffschluss:分子間力等の化学結合による束縛)にもかかわらず、接着剤(113)の、凹部あるいは溝(44,45)内にあるより大きな粒子による一種の形状結合が生じる。
付加的に、上部構造支持体(20)には、少なくともインプラント皿部(31)の上側において、窒化チタンコーティングが施されている。窒化チタンコーティングの層厚さは、例えば1〜4μmである。択一的には、そこに薄壁のセラミックコーティング又はコポリマーコーティングが被着されていてもよい。
図1に示すように上部構造支持体(20)は、貫通した空所(61)を有している。空所(61)は、中央領域に11±4°の屈曲角度を有する屈曲箇所を有している。加工し終えた空所(61)は、3つのゾーンからなっている。下側のゾーン(62)は、直径が例えば1.7mmである円筒形の孔である。下側のゾーン(62)の中心線(63)は、中心線(29)と一致している。図1に示すように、このゾーン(62)を六角ボルト(90)の軸部(96)が貫通しており、軸部(96)は、ゾーン(62)の壁と接触しない。
上側のゾーン(67)は、やはり円筒形の孔である。上側のゾーン(67)の中心線(69)は、中心線(29)と中央のゾーン(64)において、本実施の形態では11°の角度で交差している。この上側のゾーン(67)は、六角ボルト(90)の導入と、六角ボルト(90)を締める工具の案内とに用いられる。中央のゾーン(64)は、一方では円錐穴(65)を、他方では折曲領域(66)を有する移行領域をなしている(図2参照)。下側のゾーン(62)に対して同軸に配置されている円錐穴(65)は、六角ボルト(90)の頭部(92)用の載置面として用いられる。
折曲領域(66)は、円筒形の孔(67)を屈曲箇所において円錐穴(65)の大径側の開口横断面に適合させている。移行は、本実施の形態において稜なしに、つまり接線方向で実施される。
図6は、上部構造支持体(20)の、例えば粉末射出成形法で製造したいブランク(80)の縦断面図を、射出成形型(140)を開いた状態で示している。射出成形型(140)は、実質的に互いにセンタリングされる2つの型半部(141)と2つのスライダ(143,145)とからなっている。スライダ(143,145)の端面は、分離面(146)において接触する。
型半部(141)の分離平面(142)は、図6に示した図平面内にある。両型半部(141)により生じる外側に残るシーム跡(82)あるいは相応のバリは、図5に引いた線として看取可能である。
射出成形型(140)は、上部構造支持体(20)に対して、インプラント皿部(31)あるいは縁部上面(37)の上側において一般にその最終的な形状を付与する。したがって溝(44,45)又は凹部(46,47)も、射出成形型(140)あるいは型半部(141)の構造によって形成される。上述のオーダの構造を形成する別の選択肢は、少なくともインプラント皿部(31)の上側の領域において粉末の粒径を例えば10〜50μmに拡大することにある。結果として、平滑な壁を有する射出成形型(140)であっても、平均粒径に起因して、確率論的に分配される、10〜30μmの深さを達成可能な凹部が生じる。
場合によっては、上部構造支持体(20)に、縁部上面(37)の領域あるいは主載置面(25)の領域又はその近傍領域において、歯科技工士による加工前の構成部材の取り扱いを容易にすべく、ピン状の延長部が一体成形されていてもよい。
上部構造支持体(20)は、縁部上面(37)の下側では、後の時点で例えば切削加工による後加工がなされるプリフォームを有している。この後加工の対象には、特にインプラント皿部(31)の下面(32)、インプラント円錐柱部(53)、六角柱部(54)及び円柱付設部(55)が属する。
上側のスライダ(143)は、空所(61)の上側のゾーン(67)にその最終形状を付与する一方、中央のゾーン(64)では、上側のスライダ(143)によりプリフォームとしての原型ピン(81)が生じるだけである。中央のゾーン(64)は、縮小される円錐穴(83)と、短縮される折曲領域(84)とを有している。円錐穴(83)と折曲領域(84)とは、仕上げ加工、例えば仕上げ旋削がなされて初めて、図2に示す形状を得る。このためにバイトは、下側のスライダ(145)により成形される下側のゾーン(62)を介して導入される。仕上げ旋削時、場合によっては、円筒形の孔(62)も、その仕上げ寸法に旋削される。
六角ボルト(90)は、3つの領域、すなわち頭部領域(91)と、軸部領域(96)と、ねじ山領域(97)とに分割されている(図1及び図2参照)。第1の領域は、頭部領域(91)である。頭部領域(91)は、円錐形の頭部(92)と、頭部(92)上に配置される工具連行部(94)とからなっている。例えば1.28mmの高さの頭部(92)は、ねじ山領域(97)に向かって先細りする、例えば30°の円錐角度を有する円錐台の形状を有している。ボルト(90)が上部構造支持体(20)に当接する円錐形の領域は、例えば1.09mmの長さを有している。その最大の直径は、2.2mmである。
工具収容部(94)は、六角柱部である。六角柱部には、ボルト(90)を締める際に、六角穴を有するパイプレンチが載置される。六角柱部は、頭部自由端に向かって六角柱部の長さの少なくとも残りの3分の2において先細りしている。六角柱部は、1.42mmの最大の二面幅を有している。この最大の幅をもつ領域は、例えば上側の頭部端面(93)の0.29mm上側にある。六角柱部のフランク(95)の曲率半径は、例えば2.36mmである。
頭部(92)の円錐形の領域には、例えば接線方向で第2の領域としての軸部領域(96)が接続している。軸部領域(96)は、回転対称のくびれ部からなっている。くびれ部は、ボルト中央領域において、例えば頭部領域(91)の自由端から3.8mmの距離のところに最小の直径、例えば1.28mmの直径を有している。くびれ部の外側輪郭の平均曲率は、図2の断面図で見て、5.2mmの半径を有している。
第3の領域は、ねじ山領域(97)である。ねじ山領域(97)は、M1.6ねじ山を有している。このねじ山の利用可能な長さは、例えば1.5mmである。
上部構造支持体(20)上には、本実施の形態では、接着体(100)が接着又は合着される。接着体(100)は、中空体であり、歯補綴物において上部構造支持体(20)と人工の歯冠(120)との間に配置されている。接着体(100)により、特に歯冠(120)の角度位置は、インプラント柱部(23)の角度位置に適合される。
接着体(100)は、実質的にポット状の形状を有している。その内壁(105)は、縁部上面(37)も含めてインプラント柱部(23)の外壁(26)に適合されている。遊びは、例えば30〜50μmであり、その結果、接着体(100)は、接着剤(113)の介在下で、上部構造支持体(20)のインプラント柱部(23)上に大面積に載置される。インプラント柱部(23)の上側の構造(41)により、接着剤(113)は、形状結合的にもインプラント柱部(23)に付着する。
接着体(100)は、幅広とされた縁部(107)を有しており、縁部(107)でもって、一方では上部構造支持体(20)の縁部上面(37)に支持され、他方ではそれ自体少なくとも部分的に軸方向の支持を冠に提供する。
接着体(100)は、その上面(102)の領域に空所(106)を有している。空所(106)は、補綴物が組み付けられた状態で、インプラント柱部(23)の孔(67)の延長部をなしている。
本実施の形態において、ここでは、歯冠(120)が接着体(100)上に嵌合されている。したがって歯冠(120)の内壁(125)は、接着体(100)の外壁(101)に適合されている。ここでも、外壁(101)と内壁(125)との間に存在する遊びは、30〜50μmである。接着体(100)及び歯冠(120)は、その接着目地(131)の縁部(132)の領域において、終端の10分の1ミリメートルが90±10°の角度で共通の補綴物外面(2)に交わるように構成されている。その接着目地(131)の縁部の領域において、歯冠(120)の外面(121)と、接着体(100)の外面(101)とは、接線方向で又は少なくとも略接線方向で互いに移行している。そこに屈曲部が設けられていることが望まれる場合、形成される角度は、180°より小さく、175°より大きい範囲にある。
図2に示すように、完成した補綴物において、上部構造支持体(20)は、インプラント円錐柱部(53)により、インプラント体(10)の円錐座(14)内に回動しないように嵌合され、そして螺止されている。インプラント頸部(52)と、インプラント皿部(31)の下面(32)とは、歯肉(4)に当接している。下面(32)の、菌に対するバリアを形成する構造(71)は、インプラント皿部(31)と歯肉(4)との間の間隙空間内のバクテリア生息を低減又は阻止する。加えて構造(71)は、歯肉(4)の結合組織線維がインプラント皿部(31)の下側で上部構造支持体(20)に付着するのを助ける。
インプラント皿部(31)上には、ここでは接着されて、接着体(100)と人工の歯冠(120)とからなる組み合わせが嵌合されている。歯の頬側あるいは外側では、接着目地(111)及び(131)が、上側の歯肉縁部(5)の下に保護されて位置している。歯の舌側あるいは内側では、少なくとも接着目地(111)が歯肉(4)により覆われている。
1 歯修復物、補綴物として
2 補綴物外面
3 顎骨
4 歯肉、粘膜
5 歯肉縁部、歯側
6 咬合平面
8 セメント、接着剤
10 インプラント体
11 雄ねじ山
12 インプラント肩部
13 空所、段あり
14 円錐穴、第1のゾーン、円錐部、円錐座
15 六角穴、第2のゾーン
16 円筒座
17 ねじ山付き孔、第3のゾーン
18 インプラント傾き角度
19 中心線
20 上部構造支持体、完成形状、ハイブリッド支台の一部
21 歯冠側の領域、
23 インプラント柱部
24 上面
25 主載置面
26 外面、半径方向;外壁
27 フランク線、左
28 フランク線、右
29 中心線
31 インプラント皿部
32 下面、歯肉側の面
33 縁部
34 移行領域、丸み付け部
35 陥凹部
37 縁部上面、平面状
38 高低差
41 構造、溝構造
42 上側の領域
43 下側の領域
44 溝
45 (43)の溝
46 略円形の稜を有する凹部
47 略楕円形の稜を有する凹部
48 (46)のための中心点軌道、軌跡
49 (47)のための中心点軌道、軌跡
51 インプラント体側の領域
52 インプラント頸部
53 インプラント円錐部、円錐柱部
54 回り止め、六角柱部
55 円柱付設部
59 溝(45)の平面に対する法線
61 空所、屈曲あり、ボルト導入空所
62 下側のゾーン;孔、円筒形;ボルト嵌合孔
63 (62)の中心線
64 中央のゾーン
65 円錐穴
66 折曲領域
67 上側のゾーン;孔、円筒形
69 (67)の中心線
71 構造、ミクロ構造、溝構造
74 溝
80 上部構造支持体のブランク
81 原型ピン、プリフォーム
82 シーム跡
83 円錐穴、縮小
84 折曲領域、非加工
90 六角ボルト、ボルト
91 頭部領域
92 頭部、円錐形
93 頭部端面
94 工具収容部、六角柱部
95 六角柱部のフランク
96 軸部領域、くびれ部、軸部
97 ねじ山領域、ねじ山
100 接着体、ハイブリッド支台の一部
101 外壁、外面
102 上面
105 内壁、内面
106 空所
107 縁部
111 (23)と(100)との間の接着目地
113 接着剤
120 歯冠、人工、上部構造
121 外壁、外面
125 内壁、内面
131 (100)と(120)との間の接着目地
132 接着目地の縁部
133 接着剤
140 射出成形型
141 型半部、型部分
142 分離平面
143 スライダ、上;柱部孔スライダ
145 スライダ、下;頸部孔スライダ
146 (143)と(145)との間の分離面
147 センタリングピン
150 ローラ工具
151 ローラバニシング加工ヘッド
153 溝輪郭区分
154 平滑加工区分
155 ローラ接触箇所
157 軸部
159 (150)の中心線
161 フライス加工ヘッド、フライスヘッドの包絡面の断面
166 閉曲線、略円形、(46)の縁部
167 閉曲線、略楕円形、(47)の縁部

Claims (6)

  1. インプラント体(10)と上部構造との間の、補綴物としての歯修復物(1)の一部としての上部構造支持体(20)であって、前記上部構造支持体(20)上又は前記上部構造支持体(20)に接して、人工の冠(120)又は接着体(100)と冠(120)とからなる複合体が配置されている上部構造支持体(20)において、
    記上部構造支持体(20)の、前記インプラント体(10)側の領域(51)には、構造(71)として、全体的又は部分的に周囲を取り巻くように延びる段部、ランド、溝(74)又は刻み目が配置されており
    前記上部構造支持体(20)は、前記インプラント体(10)側の領域(51)において、少なくとも部分的に円錐台の側面の形状を持つインプラント皿部(31)を有し、前記インプラント皿部(31)は、互いに移行し合う複数の部分円錐からなっており、前記複数の部分円錐の各々は、中心線(29)に対してそれぞれ異なる角度をなしていることを特徴とする、上部構造支持体。
  2. 前記上部構造支持体(20)は、前記接着体及び/又は前記冠を支持する領域(21)にインプラント柱部(23)を、前記インプラント体(10)あるいは歯肉(4)側の領域(21)にインプラント頸部(52)を有し、前記インプラント柱部(23)にボルト導入空所(61)が配置されており、前記ボルト導入空所(61)は、前記インプラント頸部(52)内に配置されるボルト嵌合孔(62)とともに155〜178°の角度をなす、請求項1に記載の上部構造支持体。
  3. 周囲を取り巻くように延びる前記段部又は前記ランド及び前記溝(74)又は前記刻み目は、80μmより大きく、250μmより小さいピッチを有する、請求項1または2に記載の上部構造支持体。
  4. 前記インプラント皿部(31)の表面は、前記段部、前記ランド、前記溝(74)又は前記刻み目にかかわらず、1μmより大きく、2.5μmより小さい算術平均粗さ値を有する請求項1から3のいずれか1項に記載の上部構造支持体。
  5. インプラント体(10)と上部構造(100,120)との間の、補綴物としての歯修復物(1)の一部としての上部構造支持体(20)であって、接着体及び/又は冠を支持する領域(21)にインプラント柱部(23)を、歯肉(4)及び前記インプラント体(10)側の領域(51)に少なくとも1つのインプラント頸部(52)を有する上部構造支持体(20)を製造する方法において、
    前記上部構造支持体(20)を、粉末射出成形法により製造されるブランク(80)から製造し、
    前記ブランク(80)の、前記接着体及び/又は前記冠を支持する領域(21)には、射出成形型(140)により完成形状(20)に類似した形状を付与し、
    前記ブランク(80)の、前記歯肉(4)及び前記インプラント体(10)側の領域(51)には、前記射出成形型(140)により原型ピン(81)の形状を付与し、
    前記原型ピン(81)に加工を施してその完成形状(20)を付与し、前記歯肉(4)に面したインプラント皿部(31)を生じさせ、前記インプラント皿部(31)の、前記歯肉(4)側の面(32)に、少なくとも部分的に構造(71)として、全体的又は部分的に周囲を取り巻くように延びる段部、ランド、溝(74)又は刻み目を加工前記インプラント皿部(31)の前記歯肉(4)側の面(32)は、互いに移行し合う複数の部分円錐からなっており、前記複数の部分円錐の各々は、中心線(29)に対してそれぞれ異なる角度をなしていることを特徴とする、上部構造支持体を製造する方法。
  6. 前記粉末射出成形法の原材料として金属粉末又はセラミック粉末を使用し、前記金属粉末は、チタン‐アルミニウム‐合金をベースとする、請求項に記載の方法。
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