JP6509155B2 - 撮像装置、アクセサリ装置および通信制御プログラム - Google Patents

撮像装置、アクセサリ装置および通信制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、相互に通信が可能な撮像装置(以下、カメラ本体という)と交換レンズ等のアクセサリ装置に関する。
アクセサリ装置が着脱可能なカメラ本体を含むアクセサリ交換型カメラシステムでは、カメラ本体がアクセサリ装置を制御したりアクセサリ装置がその制御や撮像に必要なデータをカメラ本体に提供したりするための通信が行われる。特に、交換レンズを用いて記録用動画やライブビュー表示用動画を撮像する際にはその撮像周期に合わせた滑らかなレンズ制御が求められるため、カメラ本体の撮像タイミングと交換レンズの制御タイミングとの同期をとる必要がある。したがって、カメラ本体は、交換レンズからのデータの受信と交換レンズへの各種命令や要求等の送信とを撮像周期内で完了させる必要がある。ただし、カメラ本体が交換レンズから受信するデータ量が増加したり撮像周期が短縮したり(高フレームレート化したり)することで、より短時間で大量のデータの通信が求められる。
特許文献1には、クロックチャネルと、カメラ本体から交換レンズへのデータ送信チャネルと、交換レンズからカメラ本体へのデータ送信チャネルの3チャネルを用いたクロック同期通信システムが開示されている。この通信システムでは、まずカメラ本体が通信マスタとしてクロック信号を生成し、1フレーム(8ビット)のクロック信号をクロックチャネルで交換レンズに出力(送信)する。その後、クロックチャネルの入出力が入れ替わり、カメラ本体に代わって通信マスタとなった交換レンズが同チャネルにBUSY信号を重畳する。これにより、交換レンズはカメラ本体に対して通信後の処理待ち(通信不可)状態を通知することが可能となる。
特許第3658084号公報
しかしながら、特許文献1にて開示された通信システムでは、同じチャネルにおいてクロック信号を出力するカメラ本体とBUSY信号を重畳する交換レンズとの間で通信マスタを時間管理によって切り替える必要がある。このため、通信マスタ同士の衝突を防止する目的で、通信マスタを切り替える時間、すなわち通信を行うことができない通信無効時間を設ける必要があり、この結果、通信や制御の遅延につながる。この通信システムでは、CMOS化によりクロックの高速化を狙っているが、クロックが高速化するにしたがって上記問題が全体のスループットに大きな影響を及ぼす。
このような問題を解決するために、交換レンズによるクロックチャネルへのBUSY信号の重畳を止めると、交換レンズからカメラ本体への通信停止(待機)要求が一切できなくなる。大量のデータをBUSY信号無しで通信すると、通信スレーブである交換レンズにおいて受信バッファのオーバーフローが生じたりカメラ本体に送信するデータの生成が間に合わなかったりした場合に通信が破綻するおそれがある。また、BUSY信号用のチャネルを新たに設けると、消費電力が増加したりカメラ本体や交換レンズの小型化が妨げられたりする。
本発明は、新たなチャネルを追加することなく、大量のデータを高速で通信することができるようにした撮像装置およびアクセサリ装置等を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、アクセサリ装置が取り外し可能に装着される。該撮像装置は、アクセサリ装置との間に、撮像装置からアクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、アクセサリ装置から撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、撮像装置からアクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるカメラ通信部と、カメラ通信部を介してアクセサリ装置とのデータ通信を制御するカメラ制御部とを有する。カメラ制御部は、アクセサリデータのフレームごとに含まれる該フレームの開始を示すスタートビットを検出することに応じて1フレームのカメラデータをアクセサリ装置に送信し、カメラデータをアクセサリ装置に送信しているか否かにかかわらずスタートビットの検出を行うことを特徴とする。
なお、上記撮像装置に取り外し可能に装着されるアクセサリ装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、本発明の他の一側面としてのアクセサリ装置は、撮像装置に取り外し可能に装着される。該アクセサリ装置は、撮像装置との間に、該撮像装置からアクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、アクセサリ装置から撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、撮像装置からアクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるアクセサリ通信部と、アクセサリ通信部を介して撮像装置とののデータ通信を制御するアクセサリ制御部とを有する。前記アクセサリ制御部は、アクセサリデータとして、1フレームのデータ長がカメラデータにおける1フレームのデータ長よりも長いデータを撮像装置に送信することを特徴とする。
なお、上記アクセサリ装置が取り外し可能に装着される撮像装置も、本発明の他の一側面を構成する。
また、コンピュータに上記アクセサリ装置および撮像装置としての動作を行わせるコンピュータプログラムとしての通信制御プログラムも、本発明の他の一側面を構成する。
本発明によれば、新たなチャネルを追加することなく、3つのチャネルを用いて大量のデータを高速で通信することができる。
本発明の実施例1であるカメラシステムの構成を示すブロック図。 実施例1におけるカメラ本体(カメラマイコン)と交換レンズ(レンズマイコン)との間の通信回路を示す図。 実施例1における通信モードM1での信号波形を示す図。 実施例1における通信モードM2の信号波形を示す図。 実施例1における通信モードM3の信号波形を示す図。 通信モードM3でのレンズおよびカメラデータ信号のフレーム関係の問題を示す図。 実施例1における通信モードM3でのレンズおよびカメラデータ信号のフレーム関係を示す図。 本発明の実施例2における通信モードM3での通信制御を示すフローチャート。 実施例2における通信モードM3でのレンズおよびカメラデータ信号のフレーム関係を示す図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。各実施例では、撮像装置(以下、カメラ本体という)とアクセサリ装置としての交換レンズとの間での通信制御に関する。まず、実施例における用語の定義について説明する。
「通信フォーマット」は、カメラ本体と交換レンズとの間の通信全体の取り決めを示す。「通信方式」はクロック同期式と調歩同期式を意味し、クロック同期式を通信方式Aとし調歩同期式を通信方式Bとする。「データフォーマット」はBUSY信号の付加の許否を示し、BUSY信号の付加を許可するデータフォーマットを「フォーマットF1」とし、BUSY信号の付加を禁止するデータフォーマットを「フォーマットF2」とする。
「通信モード」は、通信方式とデータフォーマットの組み合わせを意味し、実施例では以下の3つの通信モードについて述べる。「通信モードM1」は旧通信の制御通信モード(通信方式A+フォーマットF1)であり、「通信モードM2」は新通信の制御通信モード(通信方式B+フォーマットF1)である。また、「通信モードM3」は新通信のDLC1chバースト通信モード(通信方式B+フォーマットF2)である。
図1には、本発明の実施例1であるカメラ本体200とこれに取り外し可能に装着された交換レンズ100とを含む撮像システム(以下、カメラシステムという)の構成を示している。
カメラ本体200と交換レンズ100は、それぞれが有する後述する通信部を介して制御命令や内部情報の伝送を行う。また、それぞれの通信部はともに複数の通信形式をサポートしており、通信するデータの種類や通信目的に応じて互いに同期して同一の通信形式に切り替えることにより、様々な状況に対する最適な通信形式を選択することが可能となっている。
まず、交換レンズ100とカメラ本体200の具体的な構成について説明する。交換レンズ100とカメラ本体200は、結合機構であるマウント300を介して機械的および電気的に接続されている。交換レンズ100は、マウント300に設けられた電源端子部(図示せず)を介してカメラ本体200から電源を取得し、後述する各種アクチュエータやレンズマイクロコンピュータ111に動作に必要な電源を供給する。また、交換レンズ100とカメラ本体200は、マウント300に設けられた通信端子部(図2に示す)を介して相互に通信を行う。
交換レンズ100は、撮像光学系を有する。撮像光学系は、被写体OBJ側から順に、フィールドレンズ101と、変倍を行うズームレンズ(変倍レンズ)102と、光量を調節する絞りユニット114と、像振れ補正レンズ103と、焦点調節を行うフォーカスレンズ104とを含む。
ズームレンズ102とフォーカスレンズ104はそれぞれ、レンズ保持枠105,106により保持されている。レンズ保持枠105,106は、不図示のガイド軸により光軸方向(図中に破線で示す)に移動可能にガイドされており、それぞれステッピングモータ107,108によって光軸方向に駆動される。ステッピングモータ107,108はそれぞれ、駆動パルスに同期してズームレンズ102およびフォーカスレンズ104を移動させる。
像振れ補正レンズ103は、撮像光学系の光軸に直交する方向に移動することで、手振れ等に起因する像振れを低減する。
レンズマイクロコンピュータ(以下、レンズマイコンという)111は、交換レンズ100内の各部の動作を制御するアクセサリ制御部である。レンズマイコン111は、内蔵するレンズ通信部112を介して、カメラ本体200から送信された制御コマンドを受信したりレンズデータ(アクセサリデータ)の送信要求を受けたりする。レンズマイコン111は、制御コマンドに対応するレンズ制御を行ったり、レンズ通信部112を介して送信要求に対応するレンズデータをカメラ本体200に送信したりする。レンズマイコン111は、コンピュータプログラムとしての通信制御プログラムに従ってカメラ本体200(後述するカメラマイクロコンピュータ205)との通信に関する動作を行う。
また、レンズマイコン111は、制御コマンドのうち変倍やフォーカシングに関するコマンドに応答してズーム駆動回路119およびフォーカス駆動回路120に駆動信号を出力させ、ステッピングモータ107,108を駆動させる。これにより、ズームレンズ102による変倍動作を制御するズーム処理やフォーカスレンズ104による焦点調節動作を制御するAF(オートフォーカス)処理が行われる。
交換レンズ100は、ユーザにより回転操作可能なマニュアルフォーカスリング130と、該マニュアルフォーカスリング130の回転操作量を検出するフォーカスエンコーダ131とを有する。レンズマイコン111は、フォーカスエンコーダ131により検出されたマニュアルフォーカスリング130の回転操作量に応じてフォーカス駆動回路120にステッピングモータ108を駆動させてフォーカスレンズ104を移動させる。これにより、MF(マニュアルフォーカス)が行われる。
絞りユニット114は、絞り羽根114a,114bを備えて構成される。絞り羽根114a,114bの状態は、ホール素子115により検出され、増幅回路122およびA/D変換回路123を介してレンズマイコン111に入力される。レンズマイコン111は、A/D変換回路123からの入力信号に基づいて絞り駆動回路121に駆動信号を出力して絞りアクチュエータ113を駆動させる。これにより、絞りユニット114による光量調節動作を制御する。
さらに、レンズマイコン111は、交換レンズ100内に設けられた振動ジャイロ等の振れセンサ(不図示)により検出されたカメラ振れに応じて、防振駆動回路125を介して防振アクチュエータ(ボイスコイルモータ等)126を駆動する。これにより、像振れ補正レンズ103の移動を制御する防振処理が行われる。
カメラ本体200は、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子201と、A/D変換回路202と、信号処理回路203と、記録部204と、カメラマイクロコンピュータ(以下、カメラマイコンという)205と、表示部206とを有する。
撮像素子201は、交換レンズ100内の撮像光学系により形成された被写体像を光電変換して電気信号(アナログ信号)を出力する。A/D変換回路202は、撮像素子201からのアナログ信号をデジタル信号に変換する。信号処理回路203は、A/D変換回路202からのデジタル信号に対して各種画像処理を行って映像信号を生成する。また、信号処理回路203は、映像信号から被写体像のコントラスト状態(撮像光学系の焦点状態)を示すフォーカス情報や露出状態を表す輝度情報も生成する。信号処理回路203は、映像信号を表示部206に出力し、表示部206は映像信号を構図やピント状態等の確認に用いられるライブビュー画像として表示する。
カメラ制御部としてのカメラマイコン205は、不図示の撮像指示スイッチおよび各種設定スイッチ等を含むカメラ操作部207(図面修正)からの入力に応じてカメラ本体200の制御を行う。また、カメラマイコン205は、内蔵するカメラ通信部208を介して、不図示のズームスイッチの操作に応じてズームレンズ102の変倍動作に関する制御コマンドをレンズマイコン111に送信する。さらに、カメラマイコン205は、カメラ通信部208を介して、輝度情報に応じた絞りユニット114の光量調節動作やフォーカス情報に応じたフォーカスレンズ104の焦点調節動作に関する制御コマンドをレンズマイコン111に送信する。カメラマイコン205は、コンピュータプログラムとしての通信制御プログラムに従ってレンズマイコン111との通信に関する動作を行う。
次に、図2を用いてカメラ本体200(カメラマイコン205)と交換レンズ100(レンズマイコン111)との間で構成される通信回路とこれらの間で行われる通信について説明する。カメラマイコン205は、レンズマイコン111との間での通信方式や通信モードを管理する機能と、レンズマイコン111に対して送信要求等の通知を行う機能とを有する。また、レンズマイコン111は、レンズデータを生成する機能と該レンズデータを送信する機能とを有する。
カメラマイコン205はカメラ通信インタフェース回路208aを有し、レンズマイコン111はレンズ通信インタフェース回路112aを有する。カメラマイコン205(カメラデータ送受信部208b)とレンズマイコン111(レンズデータ送受信部112b)は、マウント300に設けられた通信端子部(図中に3つの四角形で示す)と上記通信インタフェース回路208a,112aとを介して通信を行う。本実施例では、カメラマイコン205とレンズマイコン111は、3つのチャネルを用いた(3線式の)通信方式Aおよび通信方式Bによるシリアル通信を行う。カメラ通信部208とカメラ通信インタフェース回路208aとによりカメラ通信部208が構成され、レンズ通信部112とレンズ通信インタフェース回路112aとによりアクセサリ通信部としてのレンズ通信部112が構成される。
上記3つのチャネルのうち1つは、通信方式Aではクロックチャネルとなり、通信方式Bでは通知チャネルとしての送信要求チャネルとなるチャネルである。他の2つのチャネルのうち1つは、レンズマイコン111からカメラマイコン205へのレンズデータ送信に用いられる第1のデータ通信チャネルである。もう1つのチャネルは、カメラマイコン205からレンズマイコン111へのカメラデータ送信に用いられる第2のデータ通信チャネルである。第1のデータ通信チャネルでレンズマイコン111からカメラマイコン205に信号として送信されるレンズデータ(アクセサリデータ)を、レンズデータ信号DLCという。また、第2のデータ通信チャネルでカメラマイコン205からレンズマイコン111に信号として送信されるカメラデータを、カメラデータ信号DCLという。
まず、通信方式Aでの通信について説明する。通信方式Aでは、通信マスタとしてのカメラマイコン205から通信スレーブとしてのレンズマイコン111にクロック信号LCLKがクロックチャネルを通じて出力される。カメラデータ信号DCLは、カメラマイコン205からレンズマイコン111への制御コマンドや送信要求コマンド等を含む。一方、レンズデータ信号DLCは、クロック信号LCLKに同期してレンズマイコン111からカメラマイコン205に送信される様々なデータを含む。カメラマイコン205とレンズマイコン111は、共通のクロック信号LCLKに同期して相互かつ同時に送受信を行う全二重通信方式(フルデュープレックス方式)で通信する。
図3(A)〜(C)には、通信方式Aにおいてカメラマイコン205とレンズマイコン111との間でやり取りされる信号の波形を示している。このやり取りの手順を取り決めたものを通信プロトコルと呼ぶ。
図3(A)は、最小通信単位である1フレームの信号波形を示している。まず、カメラマイコン205は、8周期のクロックパルスを1組とするクロック信号LCLKを出力するとともに、クロック信号LCLKに同期してレンズマイコン111に対してカメラデータ信号DCLを送信する。これと同時に、カメラマイコン205は、クロック信号LCLKに同期してレンズマイコン111から出力されたレンズデータ信号DLCを受信する。このようにして、レンズマイコン111とカメラマイコン205との間で1組のクロック信号LCLKに同期して1バイト(8ビット)のデータが送受信される。この1バイトのデータ送受信の期間をデータフレームと呼ぶ。このデータフレームの送受信の後、後に詳細に説明するように、レンズマイコン111がカメラマイコン205に対して通信待機要求BUSYを通知する信号(以下、BUSY信号という)を送信し、これにより通信休止期間が挿入される。この通信休止期間をBUSYフレームと呼ぶ。そして、データフレーム期間とBUSYフレーム期間とを1組とする通信単位が1フレームとなる。なお、通信状況により、BUSYフレームが付加されない場合もあるが、この場合はデータフレーム期間のみで1フレームが構成される。
図3(B)は、カメラマイコン205がレンズマイコン111に送信要求コマンドCMD1を送信し、これに対応する2バイトのレンズデータDT1(DT1a、DT1b)をレンズマイコン111から受信する際の連続3フレームでの信号波形を示す。カメラマイコン205とレンズマイコン111との間では、予め複数種類の送信要求コマンドCMDのそれぞれに対応するレンズデータDTの種類とバイト数が決められている。通信マスタ(クロックマスタ)であるカメラマイコン205がある送信要求コマンドCMDをレンズマイコン111に送信すると、レンズマイコン111は該送信要求コマンドCMDに対応するレンズデータバイト数の情報に基づいて必要なクロック数をカメラマイコン205に送信する。また、送信要求コマンドCMD1に対するレンズマイコン111の処理には、各フレームのクロック信号LCLKにBUSY信号を重畳することが含まれており、フレーム間には上述したBUSYフレームが挿入される。
図3(B)では、カメラマイコン205はクロック信号LCLKをレンズマイコン111に送信し、さらにレンズデータDT1の送信を要求する送信要求コマンドCMD1をカメラデータ信号DCLとしてレンズマイコン111に送信する。このフレームでのレンズデータ信号DLCは無効データとして扱われる。
続いて、カメラマイコン205は、クロックチャネルでクロック信号LCLKを8周期だけ出力した後にカメラマイコン側(カメラ本体側)のクロックチャネルを出力設定から入力設定に切り替える。レンズマイコン111は、カメラマイコン側のクロックチャネルの切り替えが完了すると、レンズマイコン111側(交換レンズ側)のクロックチャネルを入力設定から出力設定に切り替える。そして、レンズマイコン111は、通信待機要求BUSYをカメラマイコン205に通知するために、クロックチャネルの信号レベル(電圧レベル)をLowにする。これにより、クロックチャネルにBUSY信号を重畳する。カメラマイコン205は、通信待機要求BUSYが通知されている期間はクロックチャネルの入力設定を維持し、レンズマイコン111への通信を休止する。
レンズマイコン111は、通信待機要求BUSYの通知期間中に送信要求コマンドCMD1に対応するレンズデータDT1を生成する。そして、レンズデータDT1を次のフレームのレンズデータ信号DLCとして送信する準備が完了すると、レンズマイコン側のクロックチャネルの信号レベルをHighに切り替え、通信待機要求BUSYを解除する。カメラマイコン205は、通信待機要求BUSYの解除を認識すると、1フレームのクロック信号LCLKをレンズマイコン111に送信することでレンズマイコン111からレンズデータDT1aを受信する。次のフレームでカメラマイコン205がクロック信号LCLKを再び8周期だけ出力したカメラマイコン205とレンズマイコン111が上記と同様の動作を繰り返すことで、カメラマイコン205はレンズマイコン111からレンズデータDT1bを受信する。
図3(C)は、カメラマイコン205がレンズマイコン111に送信要求コマンドCMD2を送信し、これに対応するレンズマイコン111からの3バイトのレンズデータDT2(DT2a〜DT2c)を受信する際の4フレームの信号波形を示す。送信要求コマンドCMD2に対するレンズマイコン111の処理には、1フレーム目にのみクロックチャネルにBUSY信号を重畳することが含まれる。すなわち、レンズマイコン111は、続く2フレーム目から4フレーム目にはBUSY信号を重畳しない。これにより、2フレーム目から4フレーム目までのフレーム間にBUSYフレームが挿入されず、フレーム間の時間を短くすることが可能である。ただし、BUSYフレームを挿入しない期間は、レンズマイコン111がカメラマイコン205に対して通信待機要求を送ることができない。このため、これによる通信の破綻が生じないように送信するデータ数や送信間隔、レンズマイコン111内での通信の優先順位等を決定しておく必要がある。
次に、通信方式Bでの通信について説明する。ここでは通信方式Bを用いてフォーマットF1により通信を行う通信モードM2についても併せて説明する。図4には、通信方式Bでの通信モードM2においてカメラマイコン205とレンズマイコン111との間でやり取りされる通信信号の波形を示している。先に述べたように、フォーマットF1では、レンズデータ信号DLCにBUSYフレームに付加することが許可される。
次に、通信方式Bでの通信について説明する。ここでは通信方式Bを用いてフォーマットF1により通信を行う通信モードM2についても併せて説明する。図4には、通信モードM2においてカメラマイコン205とレンズマイコン111との間でやり取りされる通信信号の波形を示している。先に述べたように、フォーマットF1では、レンズデータ信号DLCにBUSYフレームに付加することが許可される。
通信方式Bにおいて、送信要求チャネル(RTS)は、通信マスタであるカメラマイコン205から通信スレーブとしてのレンズマイコン111へのレンズデータの送信要求(送信指示)等の通知に用いられる。送信要求チャネルでの通知は該送信要求チャネルでの信号のレベル(電圧レベル)をHigh(第1のレベル)とLow(第2のレベル)との間で切り替えることで行う。以下の説明では、送信要求チャネルに供給される信号を送信要求信号RTSという。
第1のデータ通信チャネルは、通信方式Aと同様に、レンズマイコン111からカメラマイコン205への各種データを含むレンズデータ信号DLCの送信に用いられる。第2のデータ通信チャネルも、通信方式Aと同様に、カメラマイコン205からレンズマイコン111への制御コマンドや送信要求コマンド等を含むカメラデータ信号DCLの送信に用いられる。
通信方式Bでは、通信方式Aと異なり、カメラマイコン205とレンズマイコン111は、共通のクロック信号に同期してデータの送受信を行うのではなく、予め通信速度を設定し、この設定に沿った通信ビットレートで送受信を行う。通信ビットレートとは、1秒間に転送することができるデータ量を示し、単位はbps(bits per second)で表される。
なお、本実施例では、この通信方式Bにおいても、通信方式Aと同様に、カメラマイコン205とレンズマイコン111は相互に送受信を行う全二重通信方式(フルデュープレックス方式)で通信する。
図4は最小通信単位である1フレームの信号波形を示している。1フレームのデータフォーマットの内訳は、カメラデータ信号DCLとレンズデータ信号DLCでは一部異なる部分がある。
まずレンズデータ信号DLCのデータフォーマットについて説明する。1フレームのレンズデータ信号DLCは、大きな区分けとして、前半のデータフレームとこれに続くBUSYフレームとにより構成されている。レンズデータ信号DLCは、データ送信を行っていない非送信状態では信号レベルはHighに維持されている。
レンズマイコン111は、レンズデータ信号DLCの1フレームの送信開始をカメラマイコン205に通知するため、レンズデータ信号DLCの信号レベルを1ビット期間の間Lowとする。この1ビット期間を1フレームの開始を示すスタートビットSTと呼ぶ。すなわち、このスタートビットSTからデータフレームが開始される。スタートビットSTは、レンズデータ信号DLCの1フレームごとにその先頭ビットに設けられている。
続いて、レンズマイコン111は、次の2ビット目から9ビット目までの8ビット期間で1バイトのレンズデータを送信する。データのビット配列はMSBファーストフォーマットとして、最上位のデータD7から始まり、順にデータD6、データD5と続き、最下位のデータD0で終わる。そして、レンズマイコン111は、10ビット目に1ビットのパリティー情報(PA)を付加し、1フレームの最後を示すストップビットSPの期間のレンズデータ信号DLCの信号レベルをHighとする。これにより、スタートビットSTから開始されたデータフレーム期間が終了する。
次に、図中の「DLC(BUSY有)」に示すように、レンズマイコン111は、ストップビットSPの後にBUSYフレームを付加する。BUSYフレームは、通信方式Aと同様に、レンズマイコン111からカメラマイコン205に通知する通信待機要求BUSYの期間を表す。レンズマイコン111は、通信待機要求BUSYを解除するまでレンズデータ信号DLCの信号レベルをLowに保持する。
一方、レンズマイコン111からカメラマイコン205への通信待機要求BUSYの通知が不要な場合がある。この場合のために、図中の「DLC(BUSY無)」に示すように、BUSYフレーム(以下、BUSY通知ともいう)を付加せずに1フレームを構成するデータフォーマットも設けられている。つまり、レンズデータ信号DLCのデータフォーマットとしては、レンズマイコン側の処理状況に応じてBUSY通知を付加したものと付加しないものとを選択することができる。
カメラマイコン205が行うBUSY通知の有無の識別方法について説明する。図4中の「DLC(BUSY無)」に示す信号波形および図4中の「DLC(BUSY有)」に示す信号波形には、B1とB2というビット位置が含まれている。カメラマイコン205は、これらB1とB2のいずれかのビット位置をBUSY通知の有無を識別するBUSY識別位置Pとして選択する。このように本実施例では、BUSY識別位置PをB1とB2のビット位置から選択するデータフォーマットを採用する。これにより、レンズマイコン111の処理性能によってレンズデータ信号DLCのデータフレーム送信後にBUSY通知(DLCのLow)が確定するまでの処理時間が異なる課題に対処することができる。
BUSY識別位置PをB1のビット位置とするかB2のビット位置とするかは、通信方式Bでの通信を行う前にカメラマイコン205とレンズマイコン111との間で通信により決定する。なお、BUSY識別位置PをB1とB2のビット位置のいずれかに固定する必要はなく、両マイコン205、111の処理能力に応じて変更してもよい。
ここで、通信方式Aにおいてクロック信号LCLKに付加されたBUSYフレームが、通信方式Bではレンズデータ信号DLCに付加されるデータフォーマットとされた理由について説明する。
通信形式Aでは、通信マスタであるカメラマイコン205が出力するクロック信号LCLKと通信スレーブであるレンズマイコン111が出力するBUSY信号とを同一のクロックチャネルでやり取りする必要がある。このため、カメラマイコン205とレンズマイコン111の出力同士の衝突を、時分割方式で両マイコン205、111の出力可能期間を割当てることで防止する。ただし、この時分割方式では、両マイコン205、111の出力同士の衝突を確実に防ぐ必要がある。このため、カメラマイコン205が8パルスのクロック信号LCLKの出力を完了した時点からレンズマイコン111がBUSY信号の出力を許容される時点までの間に、両マイコン205、111の出力が禁止される一定の出力禁止期間が挿入される。この出力禁止期間は両マイコン205、111が通信できない通信無効期間となるため、実効的な通信速度を低下させる原因となる。
このような課題を解決するために、通信方式Bでは、レンズマイコン111からのBUSYフレームは、レンズマイコン111の専用出力チャネルでのレンズデータ信号DLCに付加するデータフォーマットを採用している。
次に、カメラデータ信号DCLのデータフォーマットについて説明する。1フレームのデータフレームの仕様はレンズデータ信号DLCと共通である。ただし、カメラデータ信号DCLは、レンズデータ信号DLCとは異なり、BUSYフレームの付加が禁止されている。
次に、カメラマイコン205とレンズマイコン111との間での通信方式Bでの通信の手順について説明する。まず、カメラマイコン205は、レンズマイコン111との通信を開始するイベントが発生すると、送信要求信号RTSのレベルをLowにする(以下、送信要求信号RTSをアサートするという)ことで、レンズマイコン111に対して送信要求を通知する。レンズマイコン111は、送信要求信号RTSのアサートにより送信要求を検出すると、カメラマイコン205に送信するレンズデータ信号DLCの生成処理を行う。そして、該レンズデータ信号DLCの送信準備が整うと、第1のデータ通信チャネルでの1フレームのレンズデータ信号DLCの送信を開始する。ここで、レンズマイコン111は、送信要求信号RTSがLowとなった時点からカメラマイコン205とレンズマイコン111との間で相互に設定した設定時間内にレンズデータ信号DLCの送信を開始すればよい。すなわち、通信方式Bでは、送信要求信号RTSがLowとなった時点からレンズデータ信号DLCの送信開始までの間に、通信方式Aのように最初のクロックパルスが入力される時点までに送信するレンズデータを確定させておく必要があるといった厳しい制約はない。
次にカメラマイコン205は、レンズマイコン111から受信したレンズデータ信号DLCのデータフレームの先頭ビットであるスタートビットSTの検出に応じて、送信要求信号RTSのレベルをHighに戻す(以下、送信要求信号RTSをネゲートするという)。これにより、送信要求を解除するとともに第2のデータ通信チャネルでのカメラデータ信号DCLの送信を開始する。なお、送信要求信号RTSのネゲートとカメラデータ信号DCLの送信開始はどちらが先であってもよく、レンズデータ信号DLCのデータフレームの受信が完了するまでにこれらを行えばよい。
レンズデータ信号DLCのデータフレームを送信したレンズマイコン111は、カメラマイコン205に通信待機要求BUSYを通知する必要がある場合に、レンズデータ信号DLCにBUSYフレームを付加する。カメラマイコン205は、通信待機要求BUSYの通知の有無を監視しており、通信待機要求BUSYが通知されている間は次の送信要求のために送信要求信号RTSをアサートすることが禁止される。レンズマイコン111は、通信待機要求BUSYによりカメラマイコン205からの通信を待機させている期間に必要な処理を実行し、次の通信準備が整った後に通信待機要求BUSYを解除する。カメラマイコン205は、通信待機要求BUSYが解除され、かつカメラデータ信号DCLのデータフレームの送信が完了したことを条件に、次の送信要求のために送信要求信号RTSをアサートすることが許可される。
このように、本実施例では、カメラマイコン205での通信開始イベントがトリガとなって送信要求信号RTSがアサートされたことに応じて、レンズマイコン111がカメラマイコン205にレンズデータ信号DLCのデータフレームの送信を開始する。そして、カメラマイコン205は、レンズデータ信号DLCのスタートビットSTを検出することに応じて、カメラデータ信号DCLのデータフレームのレンズマイコン111への送信を開始する。ここでレンズマイコン111は、必要に応じて通信待機要求BUSYのためにレンズデータ信号DLCのデータフレームの後にBUSYフレームを付加し、その後、通信待機要求BUSYを解除することで1フレームの通信処理が完了する。この通信処理により、カメラマイコン205とレンズマイコン111との間で相互に1バイトのデータが送受信される。
次に、通信方式Bを用いてフォーマットF2により通信を行う通信モードM3について説明する。図5(A)には、通信モードM3においてカメラマイコン205とレンズマイコン111との間でやり取りされる通信信号の波形を示している。また、図5(A)には、連続3フレームでの通信信号の波形を示している。先に述べたように、フォーマットF2では、レンズデータ信号DLCに通信待機要求BUSYを付加することは禁止される。
通信モードM3では、レンズデータ信号DLCのデータフォーマットは、1フレームがデータフレームのみで構成され、BUSYフレームは存在しない。このため、通信モードM3では、レンズマイコン111からカメラマイコン205への通信待機要求BUSYを通知することができない。このようなフォーマットF2は、比較的大きな容量のデータをカメラマイコン205とレンズマイコン111との間で転送する際に、フレーム間の間隔を短くした連続通信を行う用途に用いられる。すなわち、フォーマットF2により、大容量データの高速通信が可能となる。
次に、本実施例が特徴とするカメラマイコン205とレンズマイコン111との間の通信制御処理について説明する。図5(B)には、カメラマイコン205とレンズマイコン111がそれぞれ、nフレームのカメラデータ信号DCLおよびレンズデータ信号DLCを連続して送受信する場合の通信信号の波形を示している。まず、カメラマイコン205は、レンズマイコン111との通信を開始するイベントが発生すると、送信要求信号RTSをアサートする。フォーマットF2では、フォーマットF1と異なり、カメラマイコン205は送信要求信号RTSを1フレームごとにネゲートする必要はなく、連続してデータ送受信が可能な状態である間は送信要求信号RTSのアサート状態を維持する。
レンズマイコン111は、送信要求信号RTSのアサートにより送信要求を検出すると、カメラマイコン205に送信するレンズデータ信号DLCの生成処理を行う。そして、該レンズデータ信号DLCの送信準備が整うと、第1のデータ通信チャネルでのレンズデータ信号DLCの1フレーム目DL1の送信を開始する。
1フレーム目のレンズデータ信号DLCのデータフレームを送信したレンズマイコン111は、再び送信要求信号RTSを確認する。このとき、送信要求信号RTSがアサート状態であった場合には、レンズマイコン111は送信が完了した1フレーム目に続けてレンズデータ信号DLCの2フレーム目DL2をカメラマイコン205に送信する。このようにして送信要求信号RTSのアサート状態が維持されている間はレンズマイコン111からのレンズデータ信号DLC(DL1〜DLn)がカメラマイコン205に連続して送信される。そして、予め決められたフレーム数nの送信が完了すると、レンズデータ信号DLCの送信が停止される。
カメラマイコン205からは、レンズマイコン111からのレンズデータ信号DCLのフレームごとのスタートビットSTを検出することに応じて、nフレームのカメラデータ信号DCL(DC1〜DCn)の第2のデータ通信チャネルでの送信が開始される。
図5(C)には、図5(B)で示した連続データ送受信の通信中にカメラマイコン205から又はレンズマイコン111から一時的な通信休止が指示された場合の通信信号の波形を示している。ここでも、カメラマイコン205から送信要求信号RTSがアサートされることでレンズマイコン111がレンズデータ信号DLCの送信を開始し、そのスタートビットSTの検出に応じてカメラマイコン205がカメラデータ信号DCLの送信を開始する。
T2w1は、カメラマイコン205から通信休止が指示された期間である通信休止期間を示し、該指示は送信要求信号RTSを一時的にネゲートすることでレンズマイコン111に通知される。レンズマイコン111は、送信要求信号RTSがネゲートされたことを検出すると、その検出時点で送信途中のレンズデータ信号DLCのフレーム(図ではDL6:以下、休止フレームという)の送信を完了した後、送信を休止する。このレンズデータ信号DLCの送信休止を受けて、カメラマイコン205も、カメラデータ信号DCLのうち上記休止フレームに対応するフレーム(DC6)を送信した後にカメラデータ信号DCLの送信を休止する。このような通信制御により、連続データ送受信の通信中に通信休止指示が発生した場合でもレンズデータ信号DLCとカメラデータ信号DCLの送信済みフレーム数を同数にするように管理することができる。
カメラマイコン205は、通信休止の要求イベントがなくなると、送信要求信号RTSを再びアサートすることでレンズマイコン111に対して通信再開を指示することができる。通信再開指示に応じて、レンズマイコン111は休止フレームの次のフレーム(DL7:以下、再開フレームという)からレンズデータ信号DLCの送信を再開する。そして、再開フレームのスタートビットSTの検出に応じて、カメラマイコン205はカメラデータ信号DCLの上記再開フレームに対応するフレーム(DC7)からの送信を再開する。
通信休止期間T2w1の終了後は、カメラマイコン205およびレンズマイコン111とも通信休止を指示しておらず、上述した再開フレームDL7、DC7およびそれに続くフレームDL8、DC8〜DL9、DC9の順で連続データ送受信が行われる。
そして、レンズマイコン111内でフレームDL9の送信(カメラマイコン205でのフレームDC9の受信)が完了したときに通信休止要求イベントが発生することで、レンズマイコン111はカメラマイコン205に対して通信休止を通知する。該通知は、レンズマイコン111が送信要求信号RTSが、アサート状態であってもレンズデータ信号DLCを送信しないことで行う。T2w2はレンズマイコン111から通信休止が通知された期間である通信休止期間を表している。
カメラマイコン205は、レンズデータ信号DLCのフレームごとのスタートビットSTを常時監視しており、スタートビットSTを検出しない場合には次のカメラデータ信号DCLのフレームの送信を停止するよう取り決めている。このため、カメラマイコン205は、送信要求信号RTSをアサートしていてもレンズマイコン111からのレンズデータ信号DLC(図ではDL10)を受信しない場合はレンズマイコン111にカメラデータ信号DCL(DC10)を送信せずに通信を休止する。なお、カメラマイコン205は、レンズマイコン111からの指示による通信中止期間T2w2中は送信要求信号RTSをアサート状態に維持する。
その後、レンズマイコン111内で通信休止要求イベントがなくなってレンズマイコン111がレンズデータ信号DLCの再開フレームDL10の送信を再開する。カメラマイコン205は、該再開フレームDL10のスタートビットSTを検出することに応じてカメラデータ信号DCLにおける対応フレームDC10の送信を再開する。
次に、通信モードM3においてカメラマイコン205が出力するカメラデータ信号DCLのビットレートとレンズマイコン111が出力するレンズデータ信号DLCのビットレートに差がある場合に生じ得る問題について、図6(A)、(B)を用いて説明する。
図6(A)は、カメラデータ信号DCLのビットレートがレンズデータ信号DLCのそれよりも遅い場合を示している。この場合は、まずカメラマイコン205が送信要求信号RTSをアサートする。送信要求信号RTSのアサートを検出したレンズマイコン111は、レンズデータ信号DLCの生成処理を行い、該レンズデータ信号DLCの送信準備が整うと第1のデータ通信チャネルでの1フレームのレンズデータ信号DLCの送信を開始する。カメラマイコン205は、レンズマイコン111から受信したレンズデータ信号DLCのデータフレームのスタートビットSTを検出すると、第2の通信チャネルでのカメラデータ信号DCLの送信を開始する。1フレーム目の送受信はこのように問題なく行われるが、次のフレーム以降で問題が生じる。
レンズマイコン111は、カメラマイコン205による送信要求信号RTSのアサート状態が継続されているためにレンズデータ信号DLCの2フレーム目の送信を開始する。しかし、レンズデータ信号DLCの2フレーム目のスタートビットSTはカメラマイコン205によるカメラデータ信号DCLの送信中に出力され(すなわちアサートされ)、該送信中にスタートビットSTから次のビットに移る(すなわちネゲートされる)。このため、カメラマイコン205はカメラデータ信号DCLの1フレーム目の送信が完了した時点で2フレーム目の送信開始許可となるレンズデータ信号DLCの2フレーム目のスタートビットSTを検出することができない。このため、レンズデータ信号DLCの2フレーム目に対応するカメラデータ信号DCLの2フレーム目の送信を開始することができない。
この後、カメラマイコン205は、レンズマイコン111が3フレーム目の送信を開始したときに該3フレーム目のスタートビットSTを検出することによってようやくカメラデータ信号DCLの2フレーム目を出力することができる。
このような状態が継続すると、レンズマイコン111はレンズデータ信号DLCの全フレームの送信を完了したにもかかわらず、カメラマイコン205はカメラデータ信号DCLの全フレームのうち半分しか送信できていないことになる。カメラマイコン205は、この後にレンズデータ信号DLCのスタートビットSTを検出しないため、カメラデータ信号DCLの残りを送信することができない。この結果、カメラマイコン205とレンズマイコン111間での通信データ数の管理が困難となったりデータ通信が破綻したりする。さらに、レンズデータ信号DLCのデータ内容によっては、カメラマイコン205がレンズデータ信号DLCのスタートビットST以外のビットをスタートビットSTと誤認識することで、ビットずれが生じる可能性もある。
上記問題を回避するため、本実施例では、図6(B)に示すように、カメラマイコン205は、カメラデータ信号DCLを送信している途中であっても(つまりは送信している途中か否かにかかわらず)レンズデータ信号DLCのスタートビットSTを検出する。カメラマイコン205は、カメラデータ信号DCLの各フレームの送信完了時に、レンズデータ信号DLCのスタートビットSTを既に検出したか否かを判定する。スタートビットSTを検出していたカメラマイコン205は、カメラデータ信号DCLの次のフレームの送信を開始する。これにより、図6(A)に示したようにフレームごとにカメラデータ信号DCLのフレーム間に通信が行われない空白時間が生じたりスタートビットSTの誤認識によってビットずれが生じたりすることを回避することができる。
しかし、送信するデータ量が多いと、カメラデータ信号DCLとレンズデータ信号DLCとに1フレーム以上の差ができる場合がある。この場合、カメラマイコン205は、レンズデータ信号DLCの(n−1)フレーム目のスタートビットSTに対応するカメラデータ信号DCLをレンズマイコン111に送信する前にレンズデータ信号DLCのnフレーム目のストップビットSPを受信し得る。この結果、それぞれ送信されるレンズデータ信号DLCとカメラデータ信号DCLとが1フレーム分ずれる。これにより、最終的なレンズデータ信号DLCとカメラデータ信号DCLの送信データ数に差が生じる。
そこで、本実施例では、図7に示すように、レンズデータ信号DLCのフレームごとの最終ビットであるストップビットSPの数を、カメラデータ信号DCLのフレームごとのストップビットSTの数よりも多くしている。具体的には、カメラデータ信号DCLのフレームごとのストップビットSTの数が1であるに対して、レンズデータ信号DLCのフレームごとのストップビットSPの数を2としている。ストップビット数の違い以外はレンズデータ信号DLCのデータフォーマットとカメラデータ信号DCLのデータフォーマットは同じである。このストップビット数の違いにより、レンズデータ信号DLCの1フレーム(のデータフレーム)のビット数がカメラデータ信号DCLの1フレームのビット数より多くなる。言い換えれば、レンズデータ信号DLCの1フレームのビット長がカメラデータ信号DCLの1フレームのビット長より長くなる。これにより、カメラデータ信号DCLのビットレートがレンズデータ信号DLC信号のビットレートより遅い場合でも、レンズデータ信号DLCのフレームに対してカメラデータ信号DCLのフレームのずれが蓄積されることを防止することができる。
レンズデータ信号DLCの1フレームのビット長がカメラデータ信号DCLの1フレームのビット長より長いことで、ビットレートが同一である場合はカメラデータ信号DCLの方が早く送信完了となる。さらに、ビットレート誤差によってカメラデータ信号DCLのビットレートがレンズデータ信号DLCのそれより遅い場合であっても、1フレームのビット長差としての1ビットは、ビットレート誤差によるフレームごとの送信時間の差を吸収するには十分な余裕量である。
なお、カメラデータ信号DCLのビットレートがレンズデータ信号DLCのそれよりも速い場合は、上記のようなフレームのずれの問題は生じない。これは、カメラデータ信号DCLのフレームがレンズデータ信号DLCのフレームのスタートビットSTを検出することに応じて送信されるように設定されているためである。また、カメラ本体200と交換レンズ100において設定できるビットレートが僅かに異なる場合であっても、レンズデータ信号DLCのストップビットSPのビット数をさらに増やすことによって対応することが可能である。
このように本実施例では、カメラマイコン205がカメラデータ信号DCLの送信途中であってもレンズデータ信号DLCのスタートビットSTを検出することができるようにしている。さらに、レンズデータ信号DLCのフレームごとのデータ長を、カメラデータ信号DCLのフレームごとのデータ長よりも長く設定している。これにより、レンズデータ信号DLCとカメラデータ信号DCLとのフレームのずれに起因する問題の発生を回避することができ、カメラマイコン205とレンズマイコン111との間で3つのチャネルを用いて大量のデータを高速で通信することができる。
次に、本発明の実施例2について説明する。本実施例におけるカメラシステム(カメラ本体200および交換レンズ100)の構成および通信モードM1、M2は、実施例1にて説明したそれらと同じである。
実施例1では、通信モードM3でカメラマイコン205が出力するカメラデータ信号DCLのビットレートとレンズマイコン111が出力するレンズデータ信号DLCのビットレートに差がある場合に生じ得る問題について、図6(A)、(B)を用いて説明した。そして、図7に示したようにレンズデータ信号DLCの1フレームのビット長(スタートビットSTのビット数)をカメラデータ信号DCLのそれより長く(多く)することで、その問題の発生を回避した。本実施例では、カメラマイコン205にカウンタを設け、該カウンタによりスタートビットSTの検出回数を把握することで、より確実に上記問題の発生を回避する。
カメラマイコン205は、コンピュータプログラムである通信制御プログラムに従って、図8のフローチャートおよび図9のフレーム関係を示す図に示すように通信制御を行う。図8におよび以下の説明において、「S」はステップを意味する。図9において、「CNT」はカメラマイコン205に設けられた上記カウンタのカウント値である。
まず、カメラマイコン205は、S701において送信要求信号RTSをアサートする。これにより、S801にてカウンタのカウント動作を開始する。レンズマイコン111は、送信要求信号RTSのアサートを検出すると、レンズデータ信号DLCの生成処理を行い、その送信準備が整うと第1のデータ通信チャネルでレンズデータ信号DLCの1フレームを送信する。カメラマイコン205は、ステップS802でレンズマイコン111から送信されたレンズデータ信号DLCのフレームのスタートビットSTを検出すると、S803でカウンタのカウント値を1つ増加させる。
カメラマイコン205は、S702にてカウンタのカウント値が0より大きいか否か(1または2)を判定する。カウント値が0より大きい場合は、カメラマイコン205は、S703において、受信したレンズデータ信号DLCのフレームが最終フレーム(n+1フレーム)か否かを判定する。受信したレンズデータ信号DLCのフレームが最終フレームでないときは、カメラマイコン205はS705にて次に送信すべきカメラデータ信号DCLのフレームの送信準備が整っているか否かを判定する。なお、受信したレンズデータ信号DLCのフレームが最終フレームであるときは、カメラマイコン205はS704にて送信要求信号RTSをネゲートする。
S705にて送信準備が整っている場合は、カメラマイコン205は、S706にてカウンタのカウント値を1つ減少させ、S707にて送信準備が整ったカメラデータ信号DCLのフレームをレンズマイコン111に第2のデータ通信チャネルで送信する。
そして、カメラマイコン205は、S708にてレンズマイコン111との通信が終了したか否かを判定し、該通信が終了したときは本処理を終了する。一方、レンズマイコン111との通信がまだ終了していないときは、S702に戻ってS702〜S707の処理を繰り返す。すなわち、S702でカウント値が1または2である限り、カメラデータ信号DCLのフレームのレンズマイコン111への送信を行う。
図9に例示するように、カメラマイコン205がレンズデータ信号DLCの(n−1)フレームに対応するカメラデータ信号DCLの(n−1)フレームを送信する前にレンズデータ信号のnフレームのスタートビットSTを検出する場合がある。このとき、レンズデータ信号DLCの(n−1)フレームのスタートビットSTの検出によってカウンタのカウント値が1であった場合は、レンズデータ信号のnフレームのスタートビットSTの検出によってカウント値は2になる。そして、その後のカメラデータ信号DCLの(n−1)フレームのレンズマイコン111への送信によってカウント値は1になる。
この場合は、カメラデータ信号DCLの送信がレンズデータ信号DLCの受信に対して1フレームの遅れが生じていることになる。しかし、カメラマイコン205は、カウンタのカウント値が0でない(1である)ことでその遅れを認識することができる。このため、カメラマイコン205は、レンズデータ信号のスタートビットSTを検出しなくても、カメラデータ信号DCLの残ったフレームをレンズマイコン111に送信することができる。
なお、本実施例では、レンズデータ信号DLCのスタートビットSTは時間幅が決められた(例えば1ビット幅)信号であり、カメラマイコン205は同一のスタートビットSTを複数回重複して検出およびカウントすることがないように構成されている。
本実施例では、実施例1と同様にカメラマイコン205がカメラデータ信号DCLの送信途中であってもレンズデータ信号DLCのスタートビットSTを検出することができる。また、レンズデータ信号DLCのフレームごとのデータ長を、カメラデータ信号DCLのフレームごとのデータ長よりも長く設定している。しかも、カウンタによってレンズデータ信号DLCのスタートビットSTの検出回数を把握することができる。これにより、レンズデータ信号DLCとカメラデータ信号DCLとのフレームのずれに起因する問題の発生を実施例1よりも確実に回避することができる。したがって、カメラマイコン205とレンズマイコン111との間で3つのチャネルを用いて大量のデータを高速で通信することができる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
100 交換レンズ
111 レンズマイコン
112a、112b レンズ通信部
200 カメラ本体
205 カメラマイコン
208a、208b カメラ通信部

Claims (10)

  1. アクセサリ装置が取り外し可能に装着される撮像装置であって、
    前記アクセサリ装置との間に、前記撮像装置から前記アクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、前記アクセサリ装置から前記撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、前記撮像装置から前記アクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるカメラ通信部と、
    前記カメラ通信部を介した前記アクセサリ装置とのデータ通信を制御するカメラ制御部とを有し、
    前記カメラ制御部は、
    前記アクセサリデータのフレームごとに含まれる該フレームの開始を示すスタートビットを検出することに応じて1フレームの前記カメラデータを前記アクセサリ装置に送信し、
    前記カメラデータを前記アクセサリ装置に送信しているか否かにかかわらず前記スタートビットの検出を行うことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記カメラ制御部は、さらにカウンタを有し、
    前記スタートビットを検出するごとに前記カウンタのカウント値を増加するとともに、1フレームの前記カメラデータを送信するごとに前記カウント値を減少させ、
    前記カウント値が0になるまで前記カメラデータを送信することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記カメラ制御部は、
    通信方式を調歩同期式とクロック同期式との間で切り替えてシリアル通信を行うことが可能であり、
    前記調歩同期式のシリアル通信において、前記通知チャネルの信号レベルを第1のレベルから第2のレベルに切り替えることで前記アクセサリ装置に対して前記通知を行い、
    前記クロック同期式のシリアル通信において、前記通知チャネルで前記アクセサリ装置に対してクロック信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の撮像装置に取り外し可能に装着されるアクセサリ装置であって、
    前記撮像装置との間に、前記撮像装置から前記アクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、前記アクセサリ装置から前記撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、前記撮像装置から前記アクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるアクセサリ通信部と、
    前記アクセサリ通信部を介した前記撮像装置とのデータ通信を制御するアクセサリ制御部とを有し、
    前記アクセサリ制御部は、前記アクセサリデータとして、フレームの開始を示すスタートビットを含むデータを前記撮像装置に送信することを特徴とするアクセサリ装置。
  5. 撮像装置に取り外し可能に装着されるアクセサリ装置であって、
    前記撮像装置との間に、前記撮像装置から前記アクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、前記アクセサリ装置から前記撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、前記撮像装置から前記アクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるアクセサリ通信部と、
    前記アクセサリ通信部を介した前記撮像装置とのデータ通信を制御するアクセサリ制御部とを有し、
    前記アクセサリ制御部は、前記アクセサリデータとして、1フレームのデータ長が前記カメラデータにおける1フレームのデータ長よりも長いデータを前記撮像装置に送信することを特徴とするアクセサリ装置。
  6. 前記アクセサリデータおよび前記カメラデータはそれぞれ、フレームごとに含まれるフレームの終了を示すストップビットを含み、
    前記アクセサリ制御部は、前記アクセサリデータの1フレームに含まれる前記ストップビットの数を前記カメラデータの1フレームに含まれる前記ストップビットの数よりも多くすることを特徴とする請求項5に記載のアクセサリ装置。
  7. 前記アクセサリ制御部は、
    通信方式を調歩同期式とクロック同期式との間で切り替えてシリアル通信を行うことが可能であり、
    前記調歩同期式のシリアル通信において、前記通知チャネルの信号レベルが第1のレベルから第2のレベルに切り替わることで前記通知を受け、
    前記クロック同期式のシリアル通信において、前記通知チャネルで前記撮像装置からのクロック信号が入力されることを特徴とする請求項5または6に記載のアクセサリ装置。
  8. 請求項5から7のいずれか一項に記載のアクセサリ装置が取り外し可能に装着される撮像装置であって、
    前記アクセサリ装置との間に、前記撮像装置から前記アクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、前記アクセサリ装置から前記撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、前記撮像装置から前記アクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるカメラ通信部と、
    前記カメラ通信部を介した前記アクセサリ装置とのデータ通信を制御するカメラ制御部とを有し、
    前記カメラ制御部は、前記アクセサリデータとして、1フレームのデータ長が前記カメラデータにおける1フレームのデータ長よりも長いデータを前記アクセサリ装置から受信することを特徴とする撮像装置。
  9. アクセサリ装置が取り外し可能に装着される撮像装置であって、前記アクセサリ装置との間に、前記撮像装置から前記アクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、前記アクセサリ装置から前記撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、前記撮像装置から前記アクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設ける撮像装置のコンピュータに、
    前記カメラデータを前記アクセサリ装置に送信しているか否かにかかわらず、前記アクセサリデータのフレームごとに含まれる該フレームの開始を示すスタートビットを検出するステップと、
    前記スタートビットを検出することに応じて1フレームの前記カメラデータを前記アクセサリ装置に送信するステップとを実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
  10. 撮像装置に取り外し可能に装着されるアクセサリ装置であって、前記撮像装置との間に、前記撮像装置から前記アクセサリ装置への通知に用いられる通知チャネルと、前記アクセサリ装置から前記撮像装置へのアクセサリデータの送信に用いられる第1のデータ通信チャネルと、前記撮像装置から前記アクセサリ装置へのカメラデータの送信に用いられる第2のデータ通信チャネルから構成される3つのチャネルを設けるアクセサリ装置のコンピュータに、
    前記アクセサリデータとして、1フレームのデータ長が前記カメラデータにおける1フレームのデータ長よりも長いデータを前記撮像装置に送信する制御を実行させることを特徴とする通信制御プログラム。
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