JP6508653B2 - ペリクルフレーム収納容器の梱包体 - Google Patents

ペリクルフレーム収納容器の梱包体 Download PDF

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Description

本発明は、ペリクルフレーム収納容器の梱包体に関する。
従来、ペリクルフレーム収納容器を工場間で輸送することが行われていた。ペリクルフレーム収納容器は、フレームに貼られたペリクル膜を収納するもので、半導体回路パターンの製造工程のリソグラフィー工程で使用されるフォトマスクの防塵のために用いられるものである。
工場間で輸送する場合、ペリクル収納容器は、一個ごとに緩衝材に保護された状態で梱包されて輸送が行われていた。例えば、専用の梱包袋にペリクルフレーム収納容器を個別に梱包したり、上下一対の専用の緩衝体を用いて梱包箱を形成したりしていた。
特許文献1には、ペリクルフレーム収納容器を、凹凸を備えた緩衝体で覆い、梱包箱に収納したものが記載されている。特許文献2には、ペリクルフレームを収納する容器本体と、蓋体とを備えるペリクルフレーム収納容器であって、容器本体と蓋体とを係止するクリップをコーナー部に取り付けたものが記載されている。特許文献3には、半導体結晶を収納する収納容器であって、上部容器と下部容器とを有し、上部容器及び下部容器は、中央部を半円凹状に開口した凹部の周囲を囲繞するフランジ部と、フランジ部に設けられた係合部とが形成されており、上部容器と下部容器とで形成される収納空間に、半導体結晶を収納する際、上部容器及び下部容器の各フランジ部の係合部同士を係合することにより封止するものが記載されている。
特許第4807789号公報 特開2012−46239号公報 特許第3269631号公報
従来の梱包構造では、梱包体が嵩張ることとなり、梱包作業や開梱作業も煩雑なものになっていた。また、緩衝体を積み重ねても、位置が規制されていないため、積層された緩衝体が不安定であり、崩れることもあり、作業性が悪かった。逆に、緩衝体を積み重ねず平面的に載置すると、広いスペースが必要となり、作業効率が悪かった。
他方、特許文献3に記載された発明は、半導体結晶を収納するための容器に関するものであるため、半導体結晶を横方向に並列して梱包することを想定しており、ペリクルフレーム収納容器のように上下方向に積層し、前後左右に規制した状態で梱包することを想定しておらず、特許文献3に記載された技術思想をそのまま利用しても、ペリクルフレーム収納容器を効率よく梱包することはできない。
そこで、本発明は、上記の問題点に鑑みなされたものであり、ペリクルフレーム収納容器の出し入れが容易であり、ペリクルフレーム収納容器をがたつくことなく収容できる、梱包体を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る一つの態様は、下トレイと、上トレイと、を有し、下トレイ及び上トレイは、開口と、底板又は天板と、側壁の内面とでそれぞれ収容部を形成し、下トレイ及び上トレイのそれぞれの側壁には、開口側の端部から水平方向外側に張り出すフランジ部が備えられ、下トレイ及び上トレイのそれぞれのフランジ部には、互いに係合する第1の係合部又は第2の係合部がそれぞれの開口側の面に形成され、下トレイ及び上トレイのそれぞれの収容部は、ペリクルフレーム収納容器の動きを規制する幅狭部分と、ペリクルフレーム収納容器を出し入れするための幅広部分と、がそれぞれの側壁で形成され、下トレイの底板には、第1の位置規制部が外面に形成され、上トレイの天板には、下トレイの第1の位置規制部と互いに係合可能な第2の位置規制部が外面に形成されているペリクルフレーム収納容器の梱包体である。
(2)上記の(1)の態様において、第1の位置規制部と第2の位置規制部との係合が、X−Yの2方向の位置を規制するように形成されてもよい。
(3)上記の(1)又は(2)の態様において、梱包体は、複数の梱包体の第1の位置規制部と第2の位置規制部とを係合させて、複数段に積み重ねた状態としてもよい。
(4)上記の(1)から(3)までのいずれか一つの態様において、下トレイ及び上トレイの側壁に、クリップ用の逃がし部が形成されてもよい。
(5)上記の(1)から(4)までのいずれか一つの態様において、梱包されるペリクルフレーム収納容器は、複数段に積層されたものであってもよい。
本発明によれば、ペリクルフレーム収納容器の出し入れが容易であり、ペリクルフレーム収納容器をがたつくことなく収容できる、梱包体を提供することができる。
本発明の実施形態に係る梱包体を示す展開図である。 ペリクルフレーム収納容器の平面図である。 梱包体の下トレイの平面図である。 梱包体の下トレイの正面図である。 梱包体の下トレイの側面図である。 梱包体の下トレイを図3中のA−A線で切断した断面図である。 梱包体の下トレイを図3中のB−B線で切断した断面図である。 梱包体の上トレイの平面図である。 梱包体の上トレイの正面図である。 梱包体の上トレイの側面図である。 梱包体の上トレイを図8中のC−C線で切断した断面図である。 梱包体の上トレイを図8中のD−D線で切断した断面図である。 本発明の実施形態に係る梱包体の使用状態を示す側面図である。 梱包体の下トレイにペリクルフレーム収納容器を収容した状態を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る梱包体を複数段に積み重ねた状態を示す断面図である。
図1は、本発明の実施形態に係る梱包体を示す展開図であり、図2は、ペリクルフレーム収納容器の平面図である。図1に示される梱包体1は、下トレイ2と、上トレイ3とを含み、下トレイ2と上トレイ3との間に形成される収容空間に、複数段に積層されたペリクルフレーム収納容器10を収容して梱包する。図2に示されるペリクルフレーム収納容器10は、上記特許文献2(特開2012−46239号公報)に記載されているものと同等のもので、ペリクルフレームを収納する容器本体10aと、容器本体10aと係合する蓋体10bとを有している。ペリクルフレーム収納容器10の各コーナー部には、容器本体10aと蓋体10bとを係止させるクリップ11が取り付けられている。
クリップ11は、中空部を有する台形状の枠体として形成されていて、中空部がペリクルフレーム収納容器10のコーナー部に係合する。クリップ11は、摺動性の良いポリエチレン、ポリブチレンテレフタレート、ポリアセタールなどの樹脂から形成される。
クリップ11の上面及び下面のそれぞれには、突起がハの字状で、略直角となるように形成されている。上面の突起は、下面の突起よりも間隔が広く形成されていて、2つのペリクルフレーム収納容器10を積み重ねたときに、下側のペリクルフレーム収納容器10に取り付けられたクリップ11の上面側の突起の内側に、上側に位置するペリクルフレーム収納容器10に取り付けられたクリップ11の下側突起が位置することになる。
クリップ11は、ペリクルフレーム収納容器10を積層したときに、ペリクルフレーム収納容器10の容器本体10aと、他のペリクルフレーム収納容器10の蓋体10bとが接触しないように、クリップ11同士が接触する。
図3は、梱包体の下トレイの平面図で、図4は、梱包体の下トレイの正面図で、図5は、梱包体の下トレイの側面図で、図6は、梱包体の下トレイを図3中のA−A線で切断した断面図で、図7は、梱包体の下トレイを図3中のB−B線で切断した断面図である。
図3−7に示される下トレイ2は、底板2aを備えた平面視四角形をした形状である。底板2aは、ペリクルフレーム収納容器10を収容可能な大きさに形成されている。底板2aには、底板2aの外面から外方に突出する規制突部(第1の位置規制部)2bが4か所等間隔に形成されている。
底板2aを囲繞する4つの側壁2cは、底板2aから僅かに傾斜して開口側(図6及び7の上方)に拡開するように形成されて、上端部の内側が開口となり、この開口側の端部から水平方向外側に張り出した水平フランジ部2gに連結されている。水平フランジ部2gの開口側の上面には、係合突起(第1の係合部)2hが4か所のコーナー部付近に配設されている。水平フランジ部2gの外周端には、下方向に折れ曲がる折返しフランジ2iが連結されている。
下トレイ2は、開口と、底板2a及び側壁2cの内面とにより略直方体の下収容部を形成する。下収容部には、ペリクルフレーム収納容器10の外形寸法と等しいか、これよりも僅かに大きい寸法で幅狭部分2dが形成されている。この幅狭部分2dは、ペリクルフレーム収納容器10のX−Yの2方向の移動を実質的に規制している。
下収容部には、ペリクルフレーム収納容器10を出し入れするときに、ペリクルフレーム収納容器10と側壁2cとの間に手又は冶具を差し込む把持空間を形成するように、幅広部分2fが左右の2辺の中央付近に形成されている。さらに、ペリクルフレーム収納容器10のコーナー部が相対する、下収容部のコーナー部には、ペリクルフレーム収納容器10に取り付けられたクリップ11が接触しないように逃がし部2eが形成されている。
すなわち、幅狭部分2dを形成する側壁2cは、幅広部分2fや逃がし部2eを形成する側壁2cに比べて、中心側に向かって突出しているため、対向する側壁2c同士の間隔が狭くなっており、逆に、幅広部分2fや逃がし部2eを形成する側壁2cは、幅狭部分2dを形成する側壁2cから外側に広がっているため、対向する側壁2c同士の間隔が広くなっているのである。幅狭部分2dは、幅広部分2fや逃がし部2eを除いた残余の側壁2cであり、略四角形のペリクルフレーム収納容器10の移動を規制している。実施形態では、図3に示されるように、クリップ用の逃がし部2eは、上下の2辺に形成されており、幅狭部分2dの左右の2辺の間隔は、幅狭部分2dの上下の2辺の間隔より僅かに広くなっている。
図8は、梱包体の上トレイの平面図で、図9は、梱包体の上トレイの正面図で、図10は、梱包体の上トレイの側面図で、図11は、梱包体の上トレイを図8中のC−C線で切断した断面図で、図12は、梱包体の上トレイを図8中のD−D線で切断した断面図である。
図8−12に示される上トレイ3は、天板3aを備えた平面視四角形をした形状である。なお、ここで上トレイ3は、開口を上向きにした状態で図示されているが、使用時には開口が下向きとなり下トレイ2の開口と相対向するようにして嵌合される。天板3aは、ペリクルフレーム収納容器10を収容可能な大きさに形成されている。
天板3aには、天板3aの外面から外方に突出する規制突部(第2の位置規制部)3bが十字形状に形成されている。この十字形状の規制突部3bは、底板2aに規制突部2bが形成された下トレイ2を、上トレイ3の天板3aの上方に積み重ねた際に、下トレイ2の各規制突部2bと干渉しない位置に形成されている。
天板3aを囲繞する4つの側壁3cは、天板3aから僅かに傾斜して開口側(図11及び12の上方)に拡開するように形成されて、上端部の内側が開口となり、この開口側の端部から水平方向外側に張り出した水平フランジ部3gに連結されている。水平フランジ部3gの開口側の下面には、係合溝(第2の係合部)3hが4か所のコーナー部付近に配設されている。係合溝3hは、上トレイ3の開口側と下トレイ2の開口側とを組み合わせた際に、下トレイ2の係合突起2hと係合するように形成されている。なお、係合溝3hは、係合突起2hと同数設けられればよい。
水平フランジ部3gの外周端には、上方向に折れ曲がる折返しフランジ3iが連結されている。
上トレイ3は、開口と、天板3a及び側壁3cの内面とにより略直方体の上収容部を形成する。上収容部には、ペリクルフレーム収納容器10の外形寸法と等しいか、これよりも僅かに大きい寸法で幅狭部分3dが形成されている。この幅狭部分3dは、ペリクルフレーム収納容器10のX−Yの2方向の移動を実質的に規制している。
上収容部には、ペリクルフレーム収納容器10を出し入れするときに、ペリクルフレーム収納容器10と側壁3cとの間に手又は冶具を差し込む把持空間を形成するように、幅広部分3fが左右の2辺の中央付近に形成されている。さらに、ペリクルフレーム収納容器10のコーナー部が相対する、上収容部のコーナー部には、ペリクルフレーム収納容器10に取り付けられたクリップ11が接触しないように逃がし部3eがコーナー部に形成されている。
すなわち、幅狭部分3dを形成する側壁3cは、幅広部分3fや逃がし部3eを形成する側壁3cに比べて、中心側に向かって突出しているため、対向する側壁3c同士の間隔が狭くなっており、逆に、幅広部分3fや逃がし部3eを形成する側壁3cは、幅狭部分3dを形成する側壁3cから外側に広がっているため、対向する側壁3c同士の間隔が広くなっているのである。幅狭部分3dは、幅広部分3fや逃がし部3eを除いた残余の側壁3cであり、略四角形のペリクルフレーム収納容器10の移動を規制している。実施形態では、図8に示されるように、クリップ用の逃がし部3eは、上下の2辺に形成されており、幅狭部分3dの左右の2辺の間隔は、幅狭部分3dの上下の2辺の間隔より僅かに広くなっている。
梱包体1の下トレイ2及び上トレイ3は、厚さ0.5mm〜1.5mmのシート材料を用いて、真空や圧空成型等で成型することができる。下トレイ2及び上トレイ3は、梱包体1の内部が視認できるように、シート材料に透明なものを用いて成型されてもよい。また、下トレイ2及び上トレイ3は、帯電防止処理が施されていてもよい。
図13は、本発明の実施形態に係る梱包体の使用状態を示す側面図であり、図14は、梱包体の下トレイにペリクルフレーム収納容器を収容した状態を示す平面図であり、図15は、本発明の実施形態に係る梱包体を複数段に積み重ねた状態を示す断面図である。
ペリクルフレーム収納容器10を下トレイ2及び上トレイ3に収容し、梱包体1とする手順について説明する。
まず、複数個のペリクルフレーム収納容器10を準備し、下トレイ2の下収容部に順次収容する。ペリクルフレーム収納容器10を下トレイ2に入れる際、下トレイ2には、ペリクルフレーム収納容器10と側壁2cとの間に把持空間を確保する幅広部分2fが形成されているため、容易に収容することができる。また、コーナー部に逃がし部2eが形成されているため、クリップ11が側壁2cに衝突して外れることがない。
各ペリクルフレーム収納容器10が下トレイ2の下収容部に収容されると、図14に示されるように、下トレイ2の幅狭部分2dによって位置が規制される。これにより、ペリクルフレーム収納容器10は、下トレイ2内でX−Yの2方向への移動が規制される。また、幅狭部分2dとペリクルフレーム収納容器10との接触により、Z方向への移動に抵抗する摩擦力も作用する。
次に、下トレイ2に所定数のペリクルフレーム収納容器10を複数段に収容した後に、上トレイ3を、下トレイ2の上方から取り付ける。下トレイ2の係合突起2hと上トレイ3の係合溝3hとを係合させることで、図13に示されるように、梱包体1となる。係合突起2h及び係合溝3hは、4か所のコーナー部付近に設けられているため、下トレイ2及び上トレイ3は確実に保持され一体化されるし、また、下トレイ2及び上トレイ3の係合は一時的なものであるため、開梱の際に、係合は容易に解除される。
ペリクルフレーム収納容器10が梱包体1内に収容されると、ペリクルフレーム収納容器10の上下方向は、図15に示されるように、下トレイ2の底板2aと上トレイ3の天板3aとで挟持されることになる。これにより、ペリクルフレーム収納容器10は、梱包体1内でZ方向への移動が確実に規制される。さらに、上方に位置するペリクルフレーム収納容器10は、上トレイ3の幅狭部分3dによって位置が規制される。よって、ペリクルフレーム収納容器10は、梱包体1内でX−Y−Zの3方向への移動が規制され、がたつくことなく収容される。
この後、梱包体1は、折返しフランジ2iから折返しフランジ3iにわたるようにテーピング材が巻きつけられて密封されてもよい。
次に、梱包体1の上トレイ3の規制突部3bと、他の梱包体1の下トレイ2の規制突部2bとを係合させることで、梱包体1の上に、他の梱包体1を順に複数段に積み重ねることができる。実施形態のような、4か所の矩形型の規制突部2bと、十字型の規制突部3bとが係合されると、梱包体1同士は、互いにX−Yの2方向への移動が確実に規制される。また、梱包体1同士の係合は一時的なものであるため、荷降ろしの際に、係合は容易に解除される。
その後、梱包体1は、プラスチックダンボール箱などに入れられて輸送される。輸送中の振動や衝撃は、下トレイ2の突出した規制突部2bや折返しフランジ2i、上トレイ3の突出した規制突部3bや折返しフランジ3iなどにより、吸収することができる。
以上、本発明の実施形態によれば、ペリクルフレーム収納容器の出し入れが容易であり、ペリクルフレーム収納容器をがたつくことなく収容できる、梱包体を提供することができる。
梱包体を複数段に積み重ねても、荷崩れを防止することができる。それゆえ、広いスペースが不要で、狭いスペースであっても、安全に、効率良く作業を行うことができる。また、複数のペリクルフレーム収納容器を複数段に積み重ねて、梱包体に収容しても、複数のペリクルフレーム収納容器が、梱包体内でがたつくことなく収容できる。それゆえ、ペリクルフレーム収納容器やクリップの破損や摩耗を防止できるし、安全に輸送することができる。
(変形例)
フランジ部の係合部は、上記実施形態の形状に限らず、互いに係合できるような形状であれば、どのような形状でもよい。また、フランジ部の係合部の配置も、上記実施形態の配置に限らず、互いに係合できるように配置されればよい。例えば、係合突起を上トレイに、係合溝を下トレイにそれぞれに配置してもよいし、あるいは、係合突起及び係合溝を、一方のトレイに係合突起と係合溝とを交互に配置して、他方のトレイに係合溝と係合突起とを交互に配置して、これらを係合させてもよい。係合突起及び係合溝の個数は、2つ以上設けられればよい。係合突起及び係合溝の位置は、コーナー部付近以外に設けてもよい。
底板及び天板の位置規制部の係合は、上記実施形態の形状に限らず、X−Yの2方向の位置規制ができればよく、例えば、丸形や多角形をした枠状の突起と、この内側に嵌まり込む丸形や多角形の突起であってもよく、さらに、これらの突起を一個又は複数個形成して係合させてもよい。あるいは、L字形リブと、L字形リブの内側又は外側に係合可能なL字形リブ又は矩形リブとであってもよい。あるいは、水平フランジ部の係合部のような突起と溝とであってもよい。なお、積み重ねた梱包体を、梱包体と同幅の箱に順次入れる場合などは、位置規制部の係合は、X−Yのいずれか1方向のみでもよい。また、底板及び天板の位置規制部の配置は、フランジ部の係合部と同様に、下トレイ又は上トレイに互いに係合できるように配置されればよい。
下トレイ及び上トレイのクリップ用の逃がし部は、上記実施形態の形状に限らず、クリップがいずれの側壁とも接触しないように、ペリクルフレーム収納容器のコーナー部に相対する4か所のコーナー部を形成するすべての辺に設けられてもよい。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
1 梱包体
2 下トレイ
2a 底板、2b 規制突部(第1の位置規制部)、2c 側壁、2d 幅狭部分、
2e 逃がし部、2f 幅広部分、2g 水平フランジ部、
2h 係合突起(第1の係合部)、2i 折返しフランジ
3 上トレイ
3a 天板、3b 規制突部(第2の位置規制部)、3c 側壁、3d 幅狭部分、
3e 逃がし部、3f 幅広部分、3g 水平フランジ部、
3h 係合溝(第2の係合部)、3i 折返しフランジ
10 ペリクルフレーム収納容器
10a 容器本体、10b 蓋体
11 クリップ

Claims (5)

  1. ペリクルフレームを収納したペリクルフレーム収納容器の梱包体であって、
    下トレイと、上トレイと、を有し、
    前記下トレイ及び前記上トレイは、開口と、底板又は天板と、側壁の内面とでそれぞれ収容部を形成し、
    前記下トレイ及び前記上トレイのそれぞれの前記側壁には、開口側の端部から水平方向外側に張り出すフランジ部が備えられ、
    前記下トレイ及び前記上トレイのそれぞれの前記フランジ部には、互いに係合する第1の係合部又は第2の係合部がそれぞれの開口側の面に形成され、
    前記下トレイ及び前記上トレイのそれぞれの前記収容部は、前記ペリクルフレーム収納容器の動きを規制する幅狭部分と、前記ペリクルフレーム収納容器を出し入れするための幅広部分と、がそれぞれの前記側壁で形成され、
    前記下トレイの前記底板には、第1の位置規制部が外面から突出して形成され、
    前記上トレイの前記天板には、前記下トレイの前記第1の位置規制部と互いに係合可能な第2の位置規制部が外面から突出して形成され
    前記第1の位置規制部又は前記第2の位置規制部は、十字形状又はL字形状に形成されている
    ことを特徴とするペリクルフレーム収納容器の梱包体。
  2. 前記第1の位置規制部と前記第2の位置規制部との係合は、X−Yの2方向の位置を規制するものである
    ことを特徴とする請求項1に記載のペリクルフレーム収納容器の梱包体。
  3. 前記梱包体は、一の梱包体の前記上トレイの前記第2の位置規制部と、他の梱包体の前記下トレイの前記第1の位置規制部とを係合させて積み重ねられている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のペリクルフレーム収納容器の梱包体。
  4. 前記ペリクルフレーム収納容器は、容器本体と、蓋体とを備えており、
    ペリクルフレーム収納容器には、蓋体を容器本体に係止するクリップが取り付けられており、
    前記下トレイ及び前記上トレイのそれぞれの前記収容部は、クリップ用の逃がし部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載のペリクルフレーム収納容器の梱包体。
  5. 前記ペリクルフレーム収納容器は、複数段に積層されている
    ことを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載のペリクルフレーム収納容器の梱包体。
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