JP6507808B2 - 口腔内崩壊錠 - Google Patents
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Description
該安定化剤が、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含有し;
該安定化剤の含有量が、スタチン類の含有量100重量部に対して15重量部から80重量部であり;そして
該被覆層がアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーを含有する、口腔内崩壊錠である。
スタチン類および安定化剤を含有する粉体を湿式造粒してコア粒子を得る工程;
該コア粒子を被覆層で被覆して被覆粒子を得る工程;ならびに
該被覆粒子を打錠する工程;
を包含し、ここで:
該安定化剤が、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含有し;
該安定化剤の含有量が、該スタチン類の含有量100重量部に対して15重量部から80重量部であり;そして
該被覆層がアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーを含有する、方法である。
本発明の口腔内崩壊錠は、スタチン類および安定化剤を含有するコア粒子を被覆層で被覆して構成される。
本発明の口腔内崩壊錠は、例えば以下のようにして製造され得る。
炭酸カリウムの代わりに、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE24gを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。
炭酸カリウムの代わりに、炭酸マグネシウム24gを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。
炭酸カリウムの代わりに、酸化マグネシウム24gを用いたこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。
実施例1、および比較例1〜3で得られたロスバスタチンOD錠について、以下の各条件でのロスバスタチン由来の類縁物質の増加率を測定した。
実施例1および比較例1〜3で得られた各ロスバスタチンOD錠について、製造直後の当該OD錠中に含まれるロスバスタチンに由来するケト体およびラクトン体、ならびに全ての類縁物質(総類縁物質)の含有量を、各OD錠の液体クロマトグラフィーの検出結果から、ロスバスタチンのピーク面積に対する各類縁物質のピーク面積の割合(%)として算出した。得られた結果を表1に示す。
実施例1および比較例1〜3で得られた各ロスバスタチンOD錠について、それぞれ個別にアルミニウム袋で包装して完全に遮光し、得られた包装体を60℃の温度条件にて1週間保管した。保管終了後、直ちに当該OD錠に含まれるロスバスタチンに由来するケト体およびラクトン体、ならびに全ての類縁物質(総類縁物質)の含有量を、上記条件1−1と同様にして測定した。得られた結果を表1に示す。
実施例1および比較例1〜3で得られた各ロスバスタチンOD錠について、それぞれ個別にアルミニウム袋で包装して完全に遮光し、得られた包装体を40℃の温度条件にて1カ月間保管した。保管終了後、直ちに当該OD錠に含まれるロスバスタチンに由来するケト体およびラクトン体、ならびに全ての類縁物質(総類縁物質)の含有量を、上記条件1−1と同様にして測定した。得られた結果を表1に示す。
実施例1および比較例1〜3で得られた各ロスバスタチンOD錠について、いずれも個別に包装することなく、そのまま2000lx・時間の強度でD65ランプの白色光を連続して1週間照射した。照射終了後、直ちに当該OD錠に含まれるロスバスタチンに由来するケト体およびラクトン体、ならびに全ての類縁物質(総類縁物質)の含有量を、上記条件1−1と同様にして測定した。得られた結果を表1に示す。
実施例1および比較例1〜3で得られた各ロスバスタチンOD錠について、いずれも個別に包装することなく、そのまま2000lx・時間の強度でD65ランプの白色光を連続して25日間照射した。照射終了後、直ちに当該OD錠に含まれるロスバスタチンに由来するケト体およびラクトン体、ならびに全ての類縁物質(総類縁物質)の含有量を、上記条件1−1と同様にして測定した。得られた結果を表1に示す。
炭酸カリウムの添加量を18gに変更し、かつD−マンニトールの添加量を84gに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。ここで、得られたロスバスタチンOD錠の有効成分(ロスバスタチンカルシウム)の含有量は2.6mg/錠であり、炭酸カリウムの含有量は1.5mg/錠(ロスバスタチンカルシウム100重量部に対し、約57.7重量部に相当)であった。
炭酸カリウムの添加量を8.4gに変更し、かつD−マンニトールの添加量を75.6gに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。ここで、得られたロスバスタチンOD錠の有効成分(ロスバスタチンカルシウム)の含有量は2.6mg/錠であり、炭酸カリウムの含有量は0.7mg/錠(ロスバスタチンカルシウム100重量部に対し、約26.9重量部に相当)であった。
炭酸カリウムの添加量を6gに変更し、かつD−マンニトールの添加量を96gに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。ここで、得られたロスバスタチンOD錠の有効成分(ロスバスタチンカルシウム)の含有量は2.6mg/錠であり、炭酸カリウムの含有量は0.5mg/錠(ロスバスタチンカルシウム100重量部に対し、約19.2重量部に相当)であった。
炭酸カリウムの代わりに炭酸ナトリウム18gを添加し、かつD−マンニトールの添加量を84gに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてロスバスタチンOD錠を得た。ここで、得られたロスバスタチンOD錠の有効成分(ロスバスタチンカルシウム)の含有量は2.6mg/錠であり、炭酸ナトリウムの含有量は1.5mg/錠(ロスバスタチンカルシウム100重量部に対し、約57.7重量部に相当)であった。
実施例2〜5で得られたロスバスタチンOD錠および先発品「クレストール(登録商標)錠」(塩野義製薬株式会社製;ロスバスタチンカルシウムの含有量は2.6mgであり、炭酸カリウムおよび炭酸ナトリウムは含有せず)(参考例1)について、上記試験例1の条件1−1〜1−5に記載の条件下に配置し、それぞれの全ての類縁物質(総類縁物質)の含有量を、上記条件1−1と同様にして測定した。得られた結果を、実施例1で得られた結果をともに表2に示す。
Claims (6)
- スタチン類および安定化剤を含有するコア粒子を被覆層で被覆して構成される口腔内崩壊錠であって、
該安定化剤が、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含有し;
該安定化剤の含有量が、スタチン類の含有量100重量部に対して15重量部から80重量部であり;
該被覆層がアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーを含有し;そして
該スタチン類がロスバスタチンである、口腔内崩壊錠。 - 前記安定化剤の含有量が、前記スタチン類の含有量100重量部に対して25重量部から60重量部である、請求項1に記載の口腔内崩壊錠。
- 前記コア粒子が、前記スタチン類および前記安定化剤を含有する粉体を少なくとも1種の結合剤の存在下で湿式造粒して得られたものである、請求項1または2に記載の口腔内崩壊錠。
- 口腔内崩壊錠の製造方法であって、
スタチン類および安定化剤を含有する粉体を湿式造粒してコア粒子を得る工程;
該コア粒子を被覆層で被覆して被覆粒子を得る工程;ならびに
該被覆粒子を打錠する工程;
を包含し、ここで:
該安定化剤が、炭酸ナトリウムおよび炭酸カリウムからなる群から選択される少なくとも1種の化合物を含有し;
該安定化剤の含有量が、該スタチン類の含有量100重量部に対して15重量部から80重量部であり;
該被覆層がアクリル酸エチル・メタクリル酸メチルコポリマーを含有し;そして
該スタチン類がロスバスタチンである、方法。 - 前記安定化剤の含有量が、前記スタチン類の含有量100重量部に対して25重量部から60重量部である、請求項4に記載の方法。
- 前記湿式造粒する工程が、少なくとも1種の結合剤の存在下で行われる、請求項4または5に記載の方法。
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