JP6507759B2 - 調湿装置 - Google Patents
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Description
除湿モードDM1は、第一空間S1から流路Lに導入された空気の除湿を行うとともに、除湿をされた空気を第二空間S2に導出する運転モードである。除湿モードDM1においては、送風装置20が流路L内の圧力を第一圧力値とする第一駆動量R1にて駆動され、かつ、調湿部30を非通電状態にするように通電部40の開閉器43が開路とされる。本第一実施形態においては、第一空間S1の空気の温度が25℃かつ相対湿度が60%である場合、相対湿度をおよそ40%とするように除湿された空気が第二空間S2に導出されるように、送風装置20の駆動量や調湿部30のフィルム31の表面積等が設定されている。
また、除湿制御部82は、第二空間S2の除湿を行う場合、除湿モードDM1と除湿準備モードDM2とを所定動作時間Ts毎に交互に繰り返す。
調湿装置1の運転が行われていない場合、送風装置20が駆動しておらず、調湿部30が非通電状態である。また、この場合、遮断装置60,70が作動しないため連通部12,13が遮断状態である(図2参照)。また、各空間S1,S2,S3および熱交換部50の温度は、室温Trになっている。加湿制御部81は、例えば使用者Aによって第二空間S2の加湿を開始するためのスイッチ(図示なし)がオンされたときに、第二空間S2の加湿を開始する。加湿制御部81は、加湿モードHM1にて調湿装置1の運転を開始する。
除湿制御部82は、除湿モードDM1にて調湿装置1の運転を開始した時点から所定動作時間Tsが経過したとき、除湿モードDM1による調湿装置1の運転を停止して、除湿準備モードDM2にて調湿装置1の運転を開始する。
これによれば、導電性高分子材料を用いて形成された調湿部30が、流路Lに導入された空気の加湿または除湿を行う。導電性高分子は、ゼオライトやシリカゲルと比べて、一般的に水分を吸着する速度および水分を放出する速度の両方とも速い。よって、調湿部30がゼオライトやシリカゲルを用いて形成されている場合に比べて、導電性高分子材料を用いて形成された調湿部30は、単位時間における水分の吸着量および水分の放出量を増加させることができる。よって、調湿部30が比較的小さい場合においても、単位時間における水分の吸着量および水分の放出量を確保することができるため、調湿部30ひいては調湿装置1の小型化を図ることができる。
また、従来技術においては、吸着材から水分を放出させる場合、ペルチェ素子等の吸着材を間接的に加熱する部材を用いている。これに対し、本第一実施形態の調湿装置1は、通電部40によって調湿部30を直接通電することで、調湿部30の温度を直接的に上昇させている。よって、従来技術に比べて、調湿装置1の部品点数を少なくすることができるため、調湿装置1の小型化をさらに図ることができる。
さらに、調湿装置1は、使用者Aが給水することなく加湿を行うことができるため、一般的な加湿装置と比べて、使用者Aが簡便に使用することができる。また、調湿装置1は、水を貯留する部材が不要であるため、一般的な加湿装置と比べて部品点数を少なくすることができる。よって、調湿装置1の小型化を図ることができる。
そして、調湿装置1は、第一空間S1または第三空間S3の空気の水分を利用して、第二空間S2の加湿または除湿を行っている。各空間S1,S2,S3は、同じ室内であるため、室内全体の湿度は変化しない。よって、調湿装置1によって第二空間S2が調湿される場合においても、室内における結露の発生を抑制することができる。
これによれば、熱交換部50が、流路Lに導入された空気に含まれた調湿部30から放出された熱を吸収するため、第二空間S2に導出される加湿または除湿された空気の上昇温度を比較的簡便に抑制することができる。
これによれば、熱交換部50が、潜熱蓄熱材51aによって形成されているため、従来技術のように、加湿された空気の上昇温度を抑制するためにペルチェ素子を用いる場合に比べて、調湿装置1を簡便に構成することができるとともに、調湿装置1の小型化を図ることができる。
これによれば、各遮断装置60,70は、流路L内の圧力値に応じて各連通部11,12,13における連通状態と遮断状態とを切り替える。よって、各連通部11,12,13を、例えばモータ等の駆動源を用いて連通状態と遮断状態とを切り替える場合に比べ、部品点数を少なくすることができる。よって、遮断装置60,70ひいては調湿装置1の小型化を図ることができる。
目標湿度設定部183は、入力部191に入力された目標湿度にしたがって、目標湿度を設定するものである。本第二実施形態においては、加湿モードHM1における目標湿度として第一湿度H1および第二湿度H2の一方が、除湿モードDM1の目標湿度として第三湿度H3および第四湿度H4の一方が設定される。
一方、加湿準備モードHM2においては、目標湿度が第一湿度H1および第二湿度H2の両方において送風装置20は第二駆動量R2にて駆動される。
一方、除湿準備モードDM2においては、目標湿度が第三湿度H3および第四湿度H4の両方において、送風装置20は第二駆動量R2にて駆動される。
なお、各モードにおいて、調湿部30への通電量および所定動作時間Tsは一つの所定値に設定されている。
これによれば、加湿制御部81は、第一水分量調整部181aによって、第二空間S2に導出される加湿をされた空気の湿度を目標湿度設定部183によって設定された目標湿度とするように調湿装置1を運転する。よって、目標湿度が、例えば使用者Aの所望する湿度に設定されることにより、使用者Aの快適感を向上させることができる。
睡眠状態判定部292b3は、マットレスM上の使用者Aが睡眠状態にあるか否かを第一所定時間毎に判定するものである。睡眠状態判定部292b3は、マットレスM上の使用者Aが睡眠状態であるか否かを、下記数式1に示す判定式から算出される値Zに基づいて判定する。判定式は、睡眠状態および覚醒状態における体動数Nmの評価、並びに、人の脳波によって睡眠深さを評価可能な終夜睡眠時ポリグラフ検査(以下、PSG検査とする。)を複数の被験者に対して予め実行し、例えば判別分析法を用いて導出されている。なお、人が睡眠状態である場合、睡眠が浅い状態と深い状態とを周期的(一般的に90分毎)に繰り返す。
値Z=C0+C1×体動数Nm1+C2×体動数Nm2+C3×体動数Nm3
+・・・・+Cn×体動数Nmn
これによれば、使用者Aが睡眠状態である場合においても、第二空間S2の空気の調湿を適切に行うことができ、使用者Aの快適感を向上させることができる。
これによれば、使用者Aの肌の水分量が標準より少ない場合、調湿装置1は、第二空間S2に導出される空気の湿度を、例えば比較的高い湿度に調整する。よって、使用者Aの肌の状態を良好に保つことができる。
これによれば、ベッドBにて睡眠状態である使用者Aが咳をした場合に、調湿装置1は、第二空間S2に導出される空気の湿度を、例えば比較的高い湿度に調整する。よって、使用者Aの呼吸状態を良好な状態にすることができる。
呼吸状態算出部595bは、荷重センサ595aの検出結果をフィルタリングするとともに、フィルタリングによって得られた呼吸情報に基づいて、使用者Aが呼気状態であるか吸気状態であるかを検出する。具体的には、呼吸状態算出部595bは、フィルタリングによって得られた呼吸情報において、荷重が減少している場合、使用者Aが呼気状態であり、荷重が増加している場合、使用者Aが吸気状態であると検出する。呼吸状態検出部595の検出結果は、導出タイミング制御部581bに導出される。
これによれば、加湿制御部81は、導出タイミング制御部581bによって、使用者Aが息を吸う吸気状態である場合にのみ、加湿をされた空気を第二空間S2に導出する。よって、加湿制御部81が所定動作時間Ts毎に加湿モードHM1と加湿準備モードHM2とを切り替える場合に比べ、使用者Aの体内に供給される水分量を多くすることができるため、使用者Aの呼吸器の乾燥を抑制することができる。また、調湿部30に吸着させる水分量を、使用者Aの呼吸器の乾燥を抑制するために必要な最低限の水分量にすることで、調湿部30ひいては調湿装置1の小型化を図ることができる。
解析部696a2は、カメラ696a1によって撮影された画像を解析して、第二空間S2における使用者Aの頭部の位置を導出するものである。
導出方向調整部696cは、ヘッドボード部B3の貫通穴B3aに配設されている。導出方向調整部696cは、回動可能な複数のルーバー696c1およびルーバー696c1を回動させるモータ(例えばステッピングモータ;図示なし)を備えている。ルーバー696c1がモータによって回動されることにより、第二空間S2に導出される空気の導出方向が変更される。
これによれば、就寝中の使用者Aが寝返りをして移動した場合においても、導出方向制御部696bは、加湿制御部81または除湿制御部82によって調湿された空気を使用者Aの頭部に向けて導出する。よって、調湿装置1は、調湿された空気を使用者Aの周囲に適切に導出することができる。
ケース710は、流路Lを有し、左右方向に延びる筒状に形成され、第一連通部711、第二連通部712および第三連通部713が形成されている。第一連通部711は、ケース710の一端(図25の右側)にて第一空間S1に向けて開口する。第二連通部712は、ケース710の側壁に二つ形成され、連通穴G1にそれぞれ連通するように開口する。なお、第二連通部712は、フィルム31によって覆われている。第三連通部713は、ケース710の他端(図25の左側)にて第三空間S3に向けて開口する。
これによれば、調湿装置1は、使用者Aによる水分の供給が不要であるため、使用者Aによる水分の供給が必要な、一般的な加湿装置に比べて、使用者Aの目を簡便に加湿することができる。
これによれば、第二空間S2に導出される調湿された空気の清潔性を向上させることができる。
これによれば、送風装置821,822を一対の電極によって構成された第二放電部によって形成することができるため、送風装置821,822ひいては調湿装置1の小型化を図ることができる。
これによれば、成分供給部は、第二空間S2に導出される空気に、例えば使用者Aが所望する香りを付加することができる。よって、使用者Aの快適感を向上させることができる。
これによれば、制御装置80は、調湿部30を流通する空気に含まれる雑菌等を死滅させることができるため、加湿モードHM1および除湿モードDM1において、第二空間S2に導出される空気の清潔性を向上させることができる。
また、上述した各実施形態および各変形例において、調湿装置1は、一基のみによって運転されているが、これに代えて、調湿装置1を二基用いるとともに、一方の調湿装置1が加湿モードHM1を運転しているときに、他方の調湿装置1が加湿準備モードHM2を運転させるようにする。これにより、第二空間S2を常に加湿するようにすることができる。
また、上述した各実施形態において、調湿装置1は、熱交換部50を備えているが、これに代えて、熱交換部50を備えないようにしても良い。
また、上述した第三実施形態乃至第五実施形態において、上述した第二実施形態における入力部191をさらに備えるようにしても良い。この場合、入力部191に入力された情報は、各実施形態における目標湿度設定部283,383,483に送信されるようにする。
また、上述した第六実施形態乃至第八実施形態において、上述した第二実施形態における入力部191、目標湿度設定部183、第一水分量調整部181aおよび第二水分量調整部182aをさらに備えるようにしても良い。
これによれば、加湿制御部81は、第二空間S2に導出される加湿をされた空気の湿度を、目標湿度設定部183によって設定された目標湿度とするように、送風装置20の駆動量および調湿部30の通電量の少なくとも何れか一方を調整することによって、流路Lに導入された空気の量に対する流路Lに導入された空気に放出される水分の量を調節する第一水分量調整部181aを備えている。
また、上述した第四実施形態において、肌情報センサ393aは、一対の電極を使用者Aの肌に接触させて、生体電気インピーダンス測定しているが、これに代えて、カメラ等によって使用者Aの肌を撮影して、その画像をフィルタリングすることにより、肌情報を使用者Aの肌と非接触にて検出するようにしても良い。
また、上述した第三実施形態および第五実施形態において、体動および咳を荷重センサ292a,494aによって検出しているが、これに代えて、マイク等の使用者Aの体動および咳によって生じる音を検出する音検出装置(図示なし)を用いるようにしても良い。例えば、音検出装置によって検出される音量が音量判定値以上である場合、使用者Aの体動または咳が検知される。
また、上述した第七実施形態において、頭部位置検出部696aは、カメラ696a1を用いて使用者Aの頭部の位置を検出しているが、これに代えて、荷重センサを用いて使用者Aの頭部の位置を検出するようにしても良い。
また、上述した各実施形態において、フィルム31と電線41とが直接的に接続されているが、これに代えて、図44に示すように、フィルム31と電線41とを、フィルム31の両端に配設された電極31dを介して接続するようにしても良い。電極31dは、例えば金属平板によって形成され、フィルム31の端部を挟持するように配設されている。
Claims (14)
- 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記調湿部は、前記水分を吸着するとき、および、前記通電状態であるときに生じる熱を前記流路に導入された空気に放出し、
前記調湿装置は、前記流路に配設され、前記流路に導入された空気に放出された前記熱を吸収する熱交換部をさらに備え、
前記熱交換部は、前記流路に導入された空気に放出された前記熱を蓄える潜熱蓄熱材によって形成されている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記調湿部は、前記導電性高分子材料を用いて、複数の凸形状を有するように形成されたフィルムによって構成されている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記送風部は、放電することにより生成されるイオン風によって、前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する第二放電部を備えている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記制御部は、前記通電部によって前記調湿部の通電量を調整することにより、前記調湿部の温度を、前記流路に導入された空気に含まれる雑菌、ウイルスおよび花粉のうち少なくとも何れか一つが死滅する所定温度以上となるように調節する温度調節部をさらに備えている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記流路は、前記流路と前記第一空間とを連通する第一連通部と、前記流路と前記第二空間とを連通する第二連通部と、前記第二連通部と前記調湿部との間にて前記流路と第三空間とを連通する第三連通部と、をさらに備え、
前記調湿装置は、前記第二連通部に配設され、前記流路内の圧力値に応じて前記第二連通部を連通状態または遮断状態にする第一遮断部と、前記第三連通部に配設され、前記流路内の圧力値に応じて前記第三連通部を連通状態または遮断状態にする第二遮断部と、をさらに備え、
前記加湿制御部は、
前記加湿モードにおいて、前記送風部の駆動量を調整することにより、前記流路内の圧力値を、前記第二連通部を連通状態かつ前記第三連通部を遮断状態にする前記流路内の圧力値である第一圧力値にして前記第一空間の空気を前記流路に導入し、
前記送風部の駆動量を調整することにより、前記流路内の圧力値を、前記第二連通部を遮断状態かつ前記第三連通部を連通状態にする前記流路内の圧力値である第二圧力値にして、前記第一空間の空気および前記第三空間の空気の一方を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させて前記加湿を行うための準備を行う加湿準備モードをさらに備え、
前記除湿制御部は、
前記除湿モードにおいて、前記送風部の駆動量を調整することにより、前記流路内の圧力値を前記第一圧力値にして、前記第一空間の空気を前記流路に導入し、
前記送風部の駆動量を調整することにより、前記流路内の圧力値を前記第二圧力値にして、前記第一空間の空気および前記第三空間の空気の一方を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記調湿部に吸着している水分を前記流路に導入された空気に放出させて前記除湿を行うための準備を行う除湿準備モードをさらに備えている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記制御部は、前記第二空間に導出される空気の目標湿度を設定する目標湿度設定部をさらに備え、
前記加湿制御部は、前記第二空間に導出される前記加湿をされた空気の湿度を、前記目標湿度設定部によって設定された前記目標湿度とするように、前記送風部の駆動量および前記調湿部の通電量の少なくとも一方を調整することによって、前記流路に導入された空気の量に対する前記流路に導入された空気に放出される水分の量を調節する第一水分量調整部を備え、
前記除湿制御部は、前記第二空間に導出される前記除湿をされた空気の湿度を、前記目標湿度設定部によって設定された前記目標湿度とするように、前記送風部の駆動量を調整することによって、前記流路に導入された空気の量に対する前記調湿部に吸着する前記流路に導入された空気の水分の量を調整する第二水分量調整部を備えている調湿装置。 - 前記調湿装置は、使用者の睡眠情報を検出する睡眠情報検出部をさらに備え、
前記目標湿度設定部は、前記睡眠情報検出部によって検出された前記睡眠情報に基づいて、前記目標湿度を設定する請求項6記載の調湿装置。 - 前記調湿装置は、使用者の肌情報を検出する肌情報検出部をさらに備え、
前記目標湿度設定部は、前記肌情報検出部によって検出された前記肌情報に基づいて、前記目標湿度を設定する請求項6記載の調湿装置。 - 前記調湿装置は、使用者の呼吸情報を検出する呼吸情報検出部をさらに備え、
前記目標湿度設定部は、前記呼吸情報検出部によって検出された前記呼吸情報に基づいて、前記目標湿度を設定する請求項6記載の調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記調湿装置は、使用者の呼吸状態のうち前記使用者が息を吸っている状態である吸気状態および前記使用者が息を吐いている状態である呼気状態を検出する呼吸状態検出部をさらに備え、
前記加湿制御部は、前記呼吸状態検出部によって前記使用者が前記吸気状態であると検出された場合、前記加湿をされた空気を前記第二空間に導出し、前記呼吸状態検出部によって前記使用者が前記呼気状態であると検出された場合、前記加湿をされた空気を前記第二空間に導出することを制限するように、前記加湿をされた空気を導出するタイミングを制御する導出タイミング制御部をさらに備えている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記調湿装置は、使用者の頭部の位置を検出する頭部位置検出部と、前記第二空間に導出される空気の方向を調整する導出方向調整部と、をさらに備え、
前記制御部は、前記導出方向調整部によって前記第二空間に導出される空気の方向を、前記頭部位置検出部によって検出された前記使用者の前記頭部に向かう方向とするように調節する導出方向制御部をさらに備えている調湿装置。 - 第一空間と第二空間とを連通する流路と、
前記第一空間の空気を前記流路に導入し、前記流路に導入された空気を前記第二空間に導出する送風部と、
前記流路に配設され、前記流路に導入された空気の加湿または除湿を行う調湿部と、
前記調湿部と電気的に接続され、前記調湿部の通電を行う通電部と、
前記送風部を少なくとも制御する制御部と、を備えた調湿装置であって、
前記調湿部は、非通電状態である場合、前記流路に導入された空気の水分を吸着し、通電状態である場合、前記非通電状態であるときに吸着した前記水分を前記流路に導入された空気に放出する導電性高分子材料を用いて形成され、
前記制御部は、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記通電状態にして、前記流路に導入された空気に対して前記調湿部に吸着している水分を放出させることにより、前記流路に導入された空気の前記加湿を行うとともに、前記加湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する加湿モードを有する加湿制御部と、
前記送風部によって前記第一空間の空気を前記流路に導入し、かつ、前記通電部によって前記調湿部を前記非通電状態にして、前記流路に導入された空気の水分を前記調湿部に吸着させることにより、前記流路に導入された空気の前記除湿を行うとともに、前記除湿をされた空気を前記送風部によって前記第二空間に導出する除湿モードを有する除湿制御部と、を備え、
前記調湿装置は、使用者の目を覆う被覆部をさらに備え、
前記第二空間は、前記被覆部内側の空間である調湿装置。 - 前記調湿装置は、前記流路に配設され、放電することにより前記流路に導入された空気からオゾンを生成する第一放電部をさらに備えている請求項1〜12の何れか一項に記載の調湿装置。
- 前記調湿装置は、前記流路に配設され、芳香成分、除菌成分、消臭成分および美容成分のうち何れか一つまたは複数の成分を前記流路に導入された空気に供給する成分供給部をさらに備えている請求項1〜12の何れか一項に記載の調湿装置。
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