JP2009183406A - 空調装置付きベッド - Google Patents

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Abstract

【課題】人が呼吸して吸い込む空気の湿度を適切に設定できる空調装置付きベッドを提供する。
【解決手段】呼吸検出部(15)によって対象者(P)の呼吸を検出して呼吸信号を出力し、噴霧装置(41)では、この呼吸信号に応じて、就寝者(P)の頭部周辺に霧化した水を間欠的に噴霧する。
【選択図】図2

Description

本発明は、就寝者の空気調和を行う空調装置付きベッドに関するものである。
従来より、就寝者が快適に就寝できるように、就寝者の頭側の空気調和を行う頭側空調手段と就寝者の脚側の空気調和行う脚側空調手段とを備え、就寝空間を空気調和するようにした空調装置付きベッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような空調装置付きベッドでは、就寝者がベッド本体のマットレスに横臥して就寝し、空調装置を起動すると、就寝者の頭側では、頭側の吸込口から空気が吸い込まれ、空気を熱処理して頭側の調和空気を生成する。頭側の調和空気は、頭側の吹出口から吹き出され、就寝者の頭側の空間へ供給される。一方、就寝者の脚側では、脚側の吸込口から空気が吸い込まれ、空気を熱処理して脚側の調和空気を生成する。脚側の調和空気は、脚側の吹出口から吹き出され、就寝者の脚側の空間へ吹き出される。
特許第3456206号公報
しかしながら、従来の空調装置付きベッドでは、就寝空間の空気調和を長時間連続して行うと、就寝空間内の空気が乾燥してしまうおそれがある。このように、就寝者の気管に対して流入する空気が乾燥していると、粘膜が弱まり外からの異物の除去能力が低下する。そこで、就寝空間内を空気調和するとともに湿度調整を行うことができる空調装置付きベッドの開発が望まれていた。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、人が呼吸して吸い込む空気の湿度を適切に設定できる空調装置付きベッドを提供することにある。
上述した目的を達成するため、本発明は、液体を霧化して就寝者の頭部周辺に液体を噴霧する噴霧手段を設けるようにした。
具体的に、本発明は、就寝者(P)が就寝するためのベッド本体(10)と、該ベッド本体(10)上方の就寝空間(14)に調和空気を吹き出して就寝空間(14)を空気調和する空調装置(60)とを備えた空調装置付きベッドを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記就寝空間(14)における就寝者(P)の頭側に設けられ、液体を霧化して該就寝者(P)の頭部周辺に液体を噴霧する噴霧手段(41)を備えたことを特徴とするものである。
第2の発明は、第1の発明において、
前記空調装置(60)は、前記就寝空間(14)における就寝者(P)の頭側には、前記空調装置(60)が設けられ、
前記空調装置(60)は、調和空気を吹き出す吹出口(32a)と、該吹出口(32a)から吹き出された調和空気を吸い込む吸込口(33b)とが設けられ、前記噴霧手段(41)で噴霧された液体を該吸込口(33b)から吸い込むように構成されていることを特徴とするものである。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、
前記就寝者(P)の呼吸を検出して呼吸信号を出力する呼吸検出手段(15)を備え、
前記噴霧手段(41)は、前記呼吸検出手段(15)から出力された呼吸信号に応じて間欠的に液体を噴霧するように構成されていることを特徴とするものである。
第4の発明は、第3の発明において、
前記呼吸検出手段(15)は、前記就寝者(P)が呼吸する際の体動に伴う圧力変化を検出して呼吸信号を出力するように構成されていることを特徴とするものである。
第5の発明は、第3の発明において、
前記呼吸検出手段(15)は、前記就寝者(P)の呼吸音を検出して呼吸信号を出力するように構成されていることを特徴とするものである。
第1の発明によれば、就寝空間(14)における就寝者(P)の頭側に、液体を霧化して就寝者(P)の頭部周辺に霧化された水、すなわち、微細な水滴を噴霧する噴霧手段(41)を設けたから、就寝空間(14)内の湿度調整を適切に行うことができる。そのため、就寝者(P)の気管に対して乾燥した空気が流入することはなく、粘膜を保護して異物の除去能力を向上させることができる。
また、就寝者(P)の頭部周辺に水滴を噴霧することで、水滴の噴霧量を減らして就寝空間(14)の湿度を低くしつつ、就寝者(P)が吸い込む空気の加湿量を十分に確保することができる。すなわち、結露の発生を抑えてベッドにカビが生じることを防止するとともに、就寝者(P)に対して水滴を効率良く供給することができる。
第2の発明によれば、噴霧手段(41)で噴霧された水滴を就寝者(P)の頭部周辺に供給することで、就寝者(P)が吸い込む空気の加湿量を十分に確保することができるとともに、この水滴を空調装置(60)の吹出口(32a)から吹き出された調和空気とともに吸込口(33b)から吸い込むことで、就寝空間(14)内に滞留する液体の量を少なくすることができる。すなわち、就寝者(P)に水滴を積極的に吸収させることができるとともに、結露の発生を抑えてベッドにカビが生じることを防止することができる。
第3の発明によれば、就寝者(P)の呼吸が呼吸検出手段(15)で検出されて呼吸信号が出力され、呼吸信号に応じて、化された水、すなわち、微細な水滴が噴霧手段(41)により間欠的に噴霧されるから、水滴の噴霧量を減らして就寝空間(14)の湿度を低くしつつ、就寝者(P)が吸い込む空気の加湿量を十分に確保することができる。すなわち、結露の発生を抑えてベッドにカビが生じることを防止するとともに、就寝者(P)に水滴を積極的に吸収させることができる。
さらに、例えば、就寝者(P)が吸気を行う際に噴霧手段(41)で噴霧動作を行うようにすれば、加湿された空気を就寝者(P)がより効率良く吸気することができる。
また、水滴の噴霧量を減らしたことで、加湿に使用する水の量が少なくて済むから、加湿装置(40)に貯留しておく水の量を、一定期間内に就寝者(P)が吸収可能な必要最低限の量に設定して早めに使い切ることができ、加湿装置(40)内に貯留している水に細菌類が繁殖することを抑制することができる。
第4の発明によれば、呼吸検出手段(15)により、就寝者(P)が呼吸する際の体動に伴う圧力変化を検出して呼吸信号を出力するから、例えば、呼吸検出手段(15)を圧力素子や圧力センサ等で構成してベッド本体(10)に設けておくことで、就寝者(P)がベッド本体(10)に寝転がった状態で、就寝者(P)が特に意識することなく自動的に呼吸の検出を行うことができる。
第5の発明によれば、呼吸検出手段(15)より、就寝者(P)の呼吸音を検出して呼吸信号を出力するから、例えば、呼吸検出手段(15)を集音マイク等で構成して就寝者(P)の頭部の上方位置に配設することで、就寝者(P)がベッド本体(10)に寝転がった状態で、就寝者(P)が特に意識することなく自動的に呼吸の検出を行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は本発明の実施形態に係る空調装置付きベッドの構成を示す斜視図、図2は側面図である。図1及び図2に示すように、この空調装置付きベッド(1)は、就寝者(P)の頭側の空気調和を行うベッドであって、ベッド本体(10)と、空調装置(60)と、加湿装置(40)とを備えている。
<ベッド本体の構成>
前記ベッド本体(10)は、図1及び図2に示すように、寝台部(11)とヘッドボード(20)とを備えている。
前記寝台部(11)は、扁平な直方体の台状に形成されている。寝台部(11)の上には、就寝者(P)が横臥するためのマットレス(13)が載置されている。このマットレス(13)は、寝台部(11)の上面の面積よりも一回り小さく形成され、寝台部(11)の上面には、マットレス(13)より露出した両側スペース(17)及び脚側スペース(16)が形成されている。
前記ヘッドボード(20)は、前記寝台部(11)の頭側の端部に立設されている。前記ヘッドボード(20)は、図3及び図4に示すように、ボード本体(20a)と調和空気を導くダクト部材(30)とを備えている。
前記ボード本体(20a)は、前面板(21)と背面板(22)と上面板(25)と下面板(24)と2枚の側面板(23)とを備え、横長の扁平な矩形状の箱形に形成されている。
前記前面板(21)は、下側平板部(21a)と上側平板部(21b)とから構成され、上側平板部(21b)は、下端が前記下側平板部(21a)の上端に連続して形成され、下端から上端へ向かって前記寝台部(11)と反対の方向に傾斜している。また、前記前面板(21)の上側平板部(21b)には、略中央部に第1通風グリル(21c)が設けられている。前記背面板(22)の上部の両側には、第2通風グリル(22a)が設けられている。前記各側面板(23)の下部には、第3通風グリル(23a)が設けられている。
前記ダクト部材(30)は、図3に示すように、前記ボード本体(20a)内において、第1通風グリル(21c)の後方に収納されている。また、ダクト部材(30)は、後述する空調装置(60)に載置されている。ダクト部材(30)は、前面が開口し、側面視台形状の扁平な横長の矩形体に形成され、背板(36)と左右の側板(35)と該左右の側板(35)との間に設けられる上側板(31)下側板(33)とを備えている。また、上側板(31)と下側板(33)と間に仕切板(32)が設けられている。
また、前記ダクト部材(30)には、頭側吹出口(32a)及び頭側吸込口(33b)が形成されている。前記頭側吹出口(32a)は、前記仕切板(32)の中央部に横長の長方形状に形成され、前記頭側吸込口(33b)は、前記下側板(33)の両側部に略正方形状に形成されている。前記上側板(31)の下面には、前記頭側吹出口(32a)に対応した位置に、風向板(31a)が取り付けられている。 また、前記下側板(33)の中央部に頭側中間吹出口(33a)が形成されており、前記仕切板(32)と前記下側板(33)との間には、前記下側板(33)前記頭側吸込口(33b)と前記頭側中間吹出口(33a)とを区画し且つ前記頭側中間吹出口(33a)と前記頭側吹出口(32a)とを連通させる連通板(34)が形成されている。
<空調装置の構成>
前記空調装置(60)は、就寝空間(14)における頭側の空調制御を行うものであり、ヘッドボード(20)のボード本体(20a)に収納されている。この空調装置(60)は、図4及び図5に示すように、頭側ケーシング(70)と頭側空調系統(61)とを備えている。
前記頭側ケーシング(70)は、ボード本体(20a)の内部において、ダクト部材(30)の下方の空間に配置される下部ケーシング(70a)と、両側方に位置するダクトケーシング(70b)とからなり、背面パネル(71)、前面パネル(72)、2つの側面パネル(73)、下面パネル(74)、2つのカバーパネル(76)及び上面パネル(75)を備えている。
前記下部ケーシング(70a)は、ボード本体(20a)の下部に収納され、内部に頭側空調系統(61)が収納されており、下面パネル(74)の下面には脚部(74a)が設けられている。ダクトケーシング(70b)は、下部ケーシング(70a)の両側部の上方に設けられ、側面パネル(73)の上部とカバーパネル(76)とによって形成されている。そして左右のダクトケーシング(70b)の間には、下部ケーシング(70a)に載置された状態で、ダクト部材(30)が設けられている。
前記背面パネル(71)の上部の両側には、背面板(22)の第2通風グリル(22a)に対応した位置に排熱側吸込口(71a)が形成され、この排熱側吸込口(71a)にはフィルタ等により覆われている。前記側面パネル(73)の下部には、側面板(23)の第3通風グリル(23a)に対応した排熱側吹出口(73a)が形成されている。
前記上面パネル(75)は、前記ダクト部材(30)の下側板(33)と略同じ形状に形成され、中央に下側板(33)の頭側中間吹出口(33a)に対応する第1頭側開口(75a)が、両側に下側板(33)の頭側吸込口(33b)に対応する第2頭側開口(75b)がそれぞれ形成されている。
前記頭側ケーシング(70)では、下部ケーシング(70a)内の上面パネル(75)の鉛直下方の空間が利用側通路(83)を構成し、下部ケーシング(70a)内の両側部及びダクトケーシング(70b)内の空間が排熱側通路(84)を構成している。
前記頭側空調系統(61)は、2つの頭側熱源ユニット(90)と利用側ファン(95)と2つの排熱側ファン(96)とを備えている。
前記各頭側熱源ユニット(90)は、頭側熱源(91)と利用側熱交換部(92)と排熱側熱交換部(93)から構成されている。
前記頭側熱源(91)は、いわゆるペルチェ素子で構成されている。各頭側熱源(91)は、上面パネル(75)の両端から鉛直下方に延びるように配置されている。つまり、頭側熱源(91)は、利用側通路(83)と排熱側通路(84)とを区画するように配置されている。また、頭側熱源(91)では、利用側通路(83)に面した熱面が冷却面(91a)、排熱側通路(84)に面した熱面が加熱面(91b)となるように構成されている。
前記頭側熱源ユニット(90)では、頭側熱源(91)の冷却面(91a)に利用側熱交換部(92)が、加熱面(91b)に排熱側熱交換部(93)が設けられている。つまり、利用側熱交換部(92)は、前記利用側通路(83)における上面パネル(75)の第2頭側開口(75b)の下方に配置され、排熱側熱交換部(93)は、排熱側通路(84)側に配置されている。利用側熱交換部(92)及び排熱側熱交換部(93)の詳細については、図示を省略するが、頭側熱源(91)の各熱面と同じ大きさに形成されて頭側熱源(91)を挟み込む台座と各台座から突出した複数のフィン群とをそれぞれ備えている。
また、前記各頭側熱源ユニット(90)と下面パネル(74)の間には、蒸散板ユニット(94)が配置されている。この蒸散板ユニット(94)は、ドレン回収部(94a)と蒸散部(94b)とを備えている。ドレン回収部(94a)は、利用側熱交換部(92)の下方に配置され、利用側熱交換部(92)で発生したドレンを回収するものである。前記蒸散部(94b)は、複数の蒸散板(94d)を備えている。
前記蒸散板(94d)は、吸収部材を多孔質状で波形のシート状に形成にしたものであり、ドレン回収部(94a)で回収されたドレンを吸収するものである。蒸散板(94d)は、排熱側熱交換部(93)の下方において、背面パネル(71)から前面パネル(72)にかけて前後に並ぶように配置されている。また、ドレン回収部(94a)と蒸散部(94b)との間には、板状の仕切部(94c)が設けられている。仕切部(94c)は、頭側熱源ユニット(90)の頭側熱源(91)の下方に位置し、利用側通路(83)と排熱側通路(84)とを区画している。また、蒸散板ユニット(94)では、ドレン回収部(94a)と蒸散部(94b)とが、それぞれの下端部で連通し、ドレン回収部(94a)で回収されたドレンが、蒸散板(94d)の下端から吸収される。
前記利用側ファン(95)は、利用側通路(83)における各利用側熱交換部(92)の間に配置されている。一方、排熱側ファン(96)は、排熱側通路(84)における蒸散板ユニット(94)の蒸散部(94b)と排熱側吹出口(73a)の間に設けられている。このように、頭側ケーシング内では各機器(90,95,96)が横方向に並ぶように配置されている。
また、前記側面パネル(73)には、排熱側ファン(96)の上方に断熱材(78)が取り付けられている。断熱材(78)は、排熱側熱交換部(93)と側面パネル(73)の間に介在して排熱側熱交換部(93)の熱が頭側ケーシング(70)外に伝わらないようにするためのものである。なお、頭側ケーシング(70)では、各パネル(71,72,73,74)の内側に、このような頭側ケーシング(70)の内外での熱の出入りをを遮断する断熱材が適宜配置されている。
−空調装置の運転動作−
次に、前記空調装置付きベッド(1)における空調装置(60)の運転動作について、図4及び図5に基づいて説明する。
まず、就寝者(P)が、マットレス(13)の上の就寝空間(14)に入り、就寝を開始する。そして、就寝者(P)の就寝の開始を検知して自動的に、又は就寝者(P)の手動により空調装置(60)の制御を開始する。これにより、空調装置(60)では、頭側熱源(91)の通電及び各ファン(95,96)の駆動が開始される。また、温度制御部(81)が、電熱ヒータ(54a)及び頭側熱源(91)に流れる電流値や各ファン(55,95,96)の回転数を適宜制御する。
前記就寝空間(14)において、就寝者(P)の頭側では、ヘッドボード(20)のダクト部材(30)の頭側吸込口(33b)から就寝空間(14)の空気(RA1)が吸い込まれる。吸い込まれた空気(RA1)は、上面パネル(75)の第2頭側開口(75b)を通って空調装置(60)の利用側通路(83)に導入され、頭側熱源ユニット(90)の利用側熱交換部(92)を通過し、冷却された頭側調和空気(SA1)となる。頭側調和空気(SA1)は、利用側ファン(95)を通過し、上面パネル(75)の第1頭側開口(75a)から流出する。その後、頭側調和空気(SA1)は、ダクト部材(30)の下側板(33)の頭側中間吹出口(33a)を通って仕切板(32)の頭側吹出口(32a)から就寝者(P)の頭側空間へ上方に向かって流出する。
流出した頭側調和空気(SA1)は、就寝者(P)の頭側の上方から下方に広がるように流れ、就寝者(P)の頭側空間が所定温度となるように空気調和を行った後、ダクト部材(30)の頭側吸込口(33b)から再び吸い込まれる。
また、前記空調装置(60)の排熱側通路(84)では、就寝空間(14)外の空気(OA)が、ボード本体(20a)の背面板(22)の第2通風グリル(22a)を介して排熱側吸込口(71a)から取り込まれ、排熱側熱交換部(93)で加熱処理される。加熱された空気(OA)は、蒸散板ユニット(94)の蒸散板(94d)の間を流れて、蒸散板(94d)が吸収したドレンを蒸散させる。その後、空気(OA)は、蒸散させたドレンの水蒸気とともに排熱側ファン(96)を通って排熱側吹出口(73a)から流出し、ヘッドボード(20)の側面板(23)の第3通風グリル(23a)から流出する。
(加湿装置の構成)
図6は、本発明の実施形態に係る加湿装置(40)の構成を示す概略図である。図6に示すように、この加湿装置(40)は、就寝者(P)の呼吸を検出して呼吸信号を出力する呼吸検出部(15)と、水を霧化して噴霧する噴霧装置(41)とを備えている。
前記呼吸検出部(15)は、就寝者(P)の呼吸を検出するものであり、具体的には、就寝者(P)が横臥するベッド本体(10)のマットレス(13)に配設されて、マットレス(13)に横臥した就寝者(P)が呼吸する際の体動に伴う圧力変化を感圧する感圧部(15a)を備えている。
前記感圧部(15a)は、マットレス(13)の幅方向に延びる細長で中空状のチューブで構成され、その内側に空間が形成されている。そして、就寝者(P)がベッドに横臥すると、就寝者(P)の呼吸する際の体動に伴って感圧部(15a)に圧力及び振動が伝達され、感圧部(15a)の内圧を呼吸信号として制御部(44)に出力する。具体的に、この呼吸検出部(15)では、就寝者(P)が吸気を行った場合にはオン状態の呼吸信号を出力し、呼気を行った場合にはオフ状態の呼吸信号を出力する。
なお、前記呼吸検出部(15)を感圧部(15a)で構成する他にも、圧電素子や圧力センサ等で構成してもよい。
前記噴霧装置(41)は、ベッド本体(10)の頭側に設けられたヘッドボード(20)の上部に収納されていて、就寝者(P)の頭部周辺に霧化した水を噴霧するように構成されている。そして、この噴霧装置(41)は、貯留タンク(42)と、貯留タンク(42)の前面上部に接続された噴霧ノズル(43)と、噴霧動作を制御する制御部(44)と、超音波振動子(45)とを備えている。
前記貯留タンク(42)は、直方体形状に形成された中空の容器で構成され、噴霧用液体として水が貯留されている。この貯留タンク(42)の前面には、その内部空間と連通する噴霧ノズル(43)の基端部が取り付けられている。噴霧ノズル(43)はステンレス製の円筒管で構成され、内部空間に貯留された水の液面よりも高い位置で水平方向に突出するように取り付けられ、霧化した水のみが噴霧ノズル(43)を通過するようになっている。
前記超音波振動子(45)は、前記貯留タンク(42)の底面に設置されるとともに、アンプ(46)に接続されている。つまり、超音波振動子(45)はアンプ(46)から電力供給されることによって超音波帯域の振動数で振動し、貯留タンク(42)内の液体に超音波の振動エネルギーを与える。こうすることで、貯留タンク(42)の液体が微細な水滴となって空気中に供給、すなわち、噴霧が行われる。
前記アンプ(46)には、制御部(44)が接続されている。つまり、制御部(44)の制御によってアンプ(46)から超音波振動子(45)へ電力が供給されて、噴霧が行われる。
前記制御部(44)は、呼吸検出部(15)から出力された呼吸信号に応じて、超音波振動子(45)の動作を切り替えるものである。具体的に、呼吸信号がオン状態、すなわち、就寝者(P)が吸気を行っている場合には、アンプ(46)をオン状態にして超音波振動子(45)に電力を供給するように制御する。一方、呼吸信号がオフ状態の場合には、アンプ(46)をオフ状態にして超音波振動子(45)に電力を供給しないように制御する。
なお、前記噴霧装置(41)の制御部(44)は、空調装置付きベッド(1)に就寝者(P)が横臥していないことを呼吸検出部(15)で検出した場合には、噴霧装置(41)の噴霧動作を停止するように制御している。すなわち、就寝者(P)が起床して室内に居なくなった場合には室内の湿度調整を行う必要がないから、噴霧動作を停止して室内が無駄に加湿されないようにしている。
−加湿装置の運転動作−
前記加湿装置(40)の運転動作について説明する。まず、呼吸検出部(15)で就寝者(P)の呼吸を検出する。この呼吸検出部(15)では、就寝者(P)が吸気を行った場合にオン状態の呼吸信号を出力し、呼気を行った場合にオフ状態の呼吸信号を出力する。
前記呼吸検出部(15)から出力された呼吸信号は、噴霧装置(41)の制御部(44)に送信される。制御部(44)では、呼吸信号のオン状態又はオフ状態に応じて、超音波振動子(45)の動作を切り替える。まず、呼吸信号がオン状態の場合には、制御部(44)がアンプ(46)をオン状態にして超音波振動子(45)に対して電力を供給する。そして、超音波振動子(45)の振動により、貯留タンク(42)内の水が微細な水滴となって空気中に供給される。ここで、噴霧装置(41)は、就寝者(P)の頭部周辺に噴霧するように噴霧ノズル(43)を配向させているから、噴霧ノズル(43)から噴霧された水滴は就寝空間(14)へ放出されるとともに、就寝者(P)の頭部周辺に積極的に供給される。
ここで、前記空調装置(60)が運転動作を行っている場合には、就寝者(P)の頭部周辺に噴霧された水滴は、空調装置(60)の吹出口(32a)から吹き出された調和空気とともに吸込口(33b)から吸い込まれる。すなわち、就寝空間(14)内に滞留する水滴の量を少なくすることができるので、結露の発生を抑えてベッドにカビが生じることを防止することができる。
一方、呼吸信号がオフ状態の場合には、制御部(44)がアンプ(46)をオフ状態にして超音波振動子(45)に対して電力を供給しないようにする。すなわち、噴霧ノズル(43)から水滴を噴霧しないように制御する。
以上のように、本実施形態に係る空調装置付きベッド(1)によれば、就寝者(P)の呼吸が呼吸検出部(15)で検出されて呼吸信号が出力され、呼吸信号に応じて、霧化された水、すなわち、微細な水滴が噴霧装置(41)により間欠的に噴霧されるから、水滴の噴霧量を減らして室内空間の湿度を低くしつつ、就寝者(P)が吸い込む空気の加湿量を十分に確保することができる。すなわち、結露の発生を抑えて室内の家具等にカビが生じることを防止するとともに、就寝者(P)に供給される水滴の量を増大させることができる。
また、噴霧装置(41)で就寝者(P)の頭部周辺に水滴を噴霧するようにすれば、水滴を就寝者(P)に積極的に吸収させることができる。
さらに、例えば、就寝者(P)が吸気を行う際に噴霧手段(41)で噴霧動作を行うようにすれば、加湿された空気を就寝者(P)がより効率良く吸気することができる。
なお、本実施形態では、前記空調装置(60)を就寝者(P)の頭側にのみ設けた構成について説明したが、就寝者(P)の脚側にも空調装置を設けた構成としてもよい。
<変形例1>
図7は、本発明の変形例1に係る空調装置付きベッドの加湿装置の構成を示す概略図である。前記実施形態との違いは、加湿装置(40)の噴霧装置(41)において、超音波振動子(45)の代わりに加熱ヒータ(47)を用いて貯留タンク(42)内の水を霧化するようにした点であるため、以下、実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図7に示すように、前記加湿装置(40)の噴霧装置(41)は、貯留タンク(42)と、貯留タンク(42)の前面上部に接続された噴霧ノズル(43)と、噴霧動作を制御する制御部(44)と、加熱ヒータ(47)と、噴霧ノズル(43)の先端に開閉自在に取り付けられた開閉弁(48)とを備えている。
前記加熱ヒータ(47)は、貯留タンク(42)内に配設されて、外部から電力供給されることで貯留タンク(42)内の水を昇温するものである。この加熱ヒータ(47)により貯留タンク(42)内の水が蒸発して、貯留タンク(42)内に水蒸気が充満する。
前記開閉弁(48)は、噴霧ノズル(43)の先端に開閉自在に取り付けられている。そして、開閉弁(48)には制御部(44)が接続されている。つまり、制御部(44)の制御によって開閉弁(48)の開閉状態が制御されて、貯留タンク(42)内の水蒸気の噴霧が行われる。
−加湿装置の運転動作−
前記加湿装置(40)の運転動作について説明する。まず、加熱ヒータ(47)に電力を供給して昇温させ、貯留タンク(42)内で水蒸気を発生させる。なお、運転初期状態では、水蒸気が噴霧ノズル(43)から漏れ出さないように、開閉弁(48)を閉状態としている。次に、呼吸検出部(15)で就寝者(P)の呼吸を検出する。この呼吸検出部(15)では、就寝者(P)が吸気を行った場合にオン状態の呼吸信号を出力し、呼気を行った場合にオフ状態の呼吸信号を出力する。
前記呼吸検出部(15)から出力された呼吸信号は、噴霧装置(41)の制御部(44)に送信される。制御部(44)では、呼吸信号のオンオフ状態に応じて、開閉弁(48)の開閉動作を切り替える。まず、呼吸信号がオン状態の場合には、制御部(44)により開閉弁(48)を開状態にして、貯留タンク(42)内の水蒸気を噴霧ノズル(43)から空気中に供給する。ここで、噴霧装置(41)は、就寝者(P)の頭部周辺に噴霧するように噴霧ノズル(43)を配向させているから、噴霧ノズル(43)から噴霧された水滴は就寝空間(14)へ放出されるとともに、就寝者(P)の頭部周辺に積極的に供給される。
一方、呼吸信号がオフ状態の場合には、制御部(44)により開閉弁(48)を閉状態して、貯留タンク(42)内の水蒸気が噴霧ノズル(43)から漏れ出さないように制御する。
<変形例2>
図8は、本発明の変形例2に係る空調装置付きベッドの構成を示す側面図である。前記実施形態との違いは、就寝者(P)の呼吸を呼吸音で検出するようにした点であるため、以下、実施形態と同じ部分については同じ符号を付し、相違点についてのみ説明する。
図8に示すように、就寝者(P)の頭部上方には、呼吸検出部(15)をなす集音マイク(18)が配設されている。この集音マイク(18)は、そのマイク部分が就寝者(P)に向けられており、就寝者(P)の呼吸音が集音されるようになっている。そして、集音マイク(18)で集音された呼吸音に基づいて、就寝者(P)が呼気中であるか又は吸気中であるかの呼吸状態が検出される。そして、この呼吸検出部(15)では、就寝者(P)が吸気を行った場合にオン状態の呼吸信号を出力し、呼気を行った場合にオフ状態の呼吸信号を出力する。なお、空調装置(60)及び加湿装置(40)の運転動作については、前記実施形態と同様であるため説明を省略する。
以上のように、本変形例2に係る空調装置付きベッド(1)によれば、呼吸検出部(15)をなす集音マイク(18)を就寝者(P)の頭部の上方位置に配設することで、就寝者(P)がマットレス(13)に寝転がった状態で、就寝者(P)が特に意識することなく自動的に呼吸の検出を行うことができる。
以上説明したように、本発明は、人が呼吸して吸い込む空気の湿度を適切に設定できる空調装置付きベッドを提供することができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
本発明の実施形態に係る空調装置付きベッドの構成を示す斜視図である。 空調装置付きベッドの構成を示す側面図である。 ヘッドボードの構成を示す斜視図である。 空調装置及びダクト部の構成と空気の流れとを示す図であり、(a)が前面パネルとカバーパネルを取り外した状態における前面視、(b)が側面視である。 空調装置及びダクト部の構成と空気の流れとを示す図であり、ダクト部と頭側空調ユニットとを分離した状態における斜視図である。 加湿装置の構成を示す概略図である。 本変形例1に係る加湿装置の構成を示す概略図である。 本変形例2に係る空調装置付きベッドの構成を示す側面図である。
符号の説明
P 就寝者(P)
10 ベッド
14 就寝空間
15 呼吸検出部
32a 頭側吹出口(吹出口)
33b 頭側吸込口(吸込口)
40 加湿装置
41 噴霧装置(噴霧手段)
60 空調装置

Claims (5)

  1. 就寝者(P)が就寝するためのベッド本体(10)と、該ベッド本体(10)上方の就寝空間(14)に調和空気を吹き出して就寝空間(14)を空気調和する空調装置(60)とを備えた空調装置付きベッドであって、
    前記就寝空間(14)における就寝者(P)の頭側に設けられ、液体を霧化して該就寝者(P)の頭部周辺に液体を噴霧する噴霧手段(41)を備えたことを特徴とする空調装置付きベッド。
  2. 請求項1において、
    前記就寝空間(14)における就寝者(P)の頭側には、前記空調装置(60)が設けられ、
    前記空調装置(60)には、調和空気を吹き出す吹出口(32a)と、該吹出口(32a)から吹き出された調和空気を吸い込む吸込口(33b)とが設けられ、前記噴霧手段(41)で噴霧された液体を該吸込口(33b)から吸い込むように構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。
  3. 請求項1又は2において、
    前記就寝者(P)の呼吸を検出して呼吸信号を出力する呼吸検出手段(15)を備え、
    前記噴霧手段(41)は、前記呼吸検出手段(15)から出力された呼吸信号に応じて間欠的に液体を噴霧するように構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。
  4. 請求項3において、
    前記呼吸検出手段(15)は、前記就寝者(P)が呼吸する際の体動に伴う圧力変化を検出して呼吸信号を出力するように構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。
  5. 請求項3において、
    前記呼吸検出手段(15)は、前記就寝者(P)の呼吸音を検出して呼吸信号を出力するように構成されていることを特徴とする空調装置付きベッド。
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