JPH07328079A - 就寝装置 - Google Patents

就寝装置

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JPH07328079A
JPH07328079A JP6127763A JP12776394A JPH07328079A JP H07328079 A JPH07328079 A JP H07328079A JP 6127763 A JP6127763 A JP 6127763A JP 12776394 A JP12776394 A JP 12776394A JP H07328079 A JPH07328079 A JP H07328079A
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JP
Japan
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sleeping
detecting means
detecting
bed
physiological
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JP6127763A
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English (en)
Inventor
Masayoshi Miki
正義 三木
Takuo Shimada
拓生 嶋田
Yoshiyuki Yamauchi
美幸 山内
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 寝室内の環境状態および就寝者の生理状態を
検知するとともに、就寝者の健康状態を検出し、就寝環
境を快適にする。 【構成】 寝室2にはベッド1と、環境状態検出手段3
と、生理状態検出手段10と、複数の機器23、24、
25が設けられている。環境状態検出手段3および生理
状態検出手段10で得られたデータは中央演算装置29
に転送され、ここで健康状態が演算されて、第1の送信
手段31を介して表示手段32に表示される。さらに制
御手段33から第2の送信手段34を介して室内2の複
数の機器23、24、25を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は病院や老人ホームなどの
施設において在床中の患者の健康状態を判定し表示する
とともに、就寝環境を改善する就寝装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来この種の就寝装置は図8に示すよう
に、寝具35の上の人体36の動きを感知して出力する
センサ37と、このセンサ37の出力に基づき作成され
たデータ情報を表示するディスプレイ装置38を備えた
監視装置39とからなるものであった(例えば特開平2
−149248号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、センサ37が寝具上の人体36の寝返りな
どの動きをとらえて、その出力をディスプレイ装置38
に表示して不眠か否かを表示するものであり、どの様な
原因で不眠に陥っているのかはわからなかった。また、
就寝中の人体には身体の動きの他にも様々な生理指標が
現れるが、これらを総合的に判定しないと健康状態を判
断することはできない。さらに、上記従来の構成では、
センサ37の出力をディスプレイ装置38に表示する段
階にとどまっているので、介護者や看護人は異常時には
必ず患者のいる場所まで足を運ばなければならないとい
う課題があった。
【0004】本発明は上記課題を解決するもので、就寝
者の就寝中の様々な生理状態と環境状態とを検知し、予
め入力された就寝者の生理情報とを合わせて健康状態を
判断し、その結果を表示するとともに、寝室内または寝
床内に設置された複数の機器を制御して快適な就寝環境
を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、寝室内または寝具に設置され就寝者の就寝中
の生理状態を検出する生理状態検出手段と、前記就寝者
の通常の生理情報を記憶しておく生理情報記憶手段と、
前記寝室内または寝床内の環境状態を検出する環境状態
検出手段と、前記生理状態検出手段と生理情報記憶手段
と環境状態検出手段とから得られる信号に基づいて前記
就寝者の就寝状態および健康状態を演算する演算手段
と、前記生理状態と環境状態と演算結果を送信する第1
の送信手段と、前記第1の送信手段から得られた送信結
果を表示する表示手段と、前記演算手段からの演算結果
に基づいて前記寝室内または寝具に設置された複数の機
器を制御する制御手段と、前記制御手段からの制御信号
を前記複数の機器へ送信する第2の送信手段とを設けた
ものである。
【0006】
【作用】本発明は上記構成によって、寝室内または寝具
に設置された生理状態検出手段が就寝者の就寝中の睡眠
状態、脳波、心拍、呼吸、体動、皮膚温度、筋電位、血
圧、発汗、皮膚電位、いびきなどを検出する。環境状態
検出手段は寝室内または寝床内の温度、湿度、風速、輻
射熱などを検出する。生理状態検出手段および環境状態
検出手段から得られたデータは、就寝者の通常の生理的
な属性が記憶された生理情報記憶手段からのデータと合
わせて、演算手段において健康状態が演算される。演算
結果は前記生理状態、環境状態とともに第1の送信手段
によって表示手段に表示される。また、前記演算結果に
基づいて制御手段を介し、第2の送信手段によって前記
寝室内または寝床内に設置された機器を制御する。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0008】図1、2、3において、1は病院や老人ホ
ームなどの施設の室内2に設置されたベッドで、環境状
態検出手段3として、室温センサ4、湿度計5、風速計
6、輻射計7が設置されており、ベッド1の寝床内にも
温度センサ8、湿度センサ9が設けられている。また、
生理状態検出手段10としては脳波計11、心電計1
2、呼吸計13、加速度計14、サーミスタ15、筋電
計16、血圧計17、湿分センサ18、皮膚電位計1
9、及びマイクロフォン20などがある。また、施設内
のナースセンター21などに設置され、就寝者の年齢、
性別、身体的特徴、病歴、などの通常の生理情報を入力
する生理情報入力手段22がある。さらに、室内2には
空調機23、芳香発生器などの覚醒入眠促進手段24、
電気毛布などの寝床内環境制御手段25の複数の機器が
設置されている。
【0009】また、図4に示すように、室内2の就寝者
がベッド1の上に在床状態であるか、不在であるかを検
知する在床状態検出手段として室内に設置される赤外線
センサやテレビカメラ(いずれも図示せず)が考えられ
るが、本実施例ではベッド1の上の就寝者の身体の動き
を検出する体動検出手段26を用いた。体動検出手段2
6としてはベッド1のマットレス27の上に設けられた
薄膜状の圧電素子で、就寝者の動きによって圧電素子に
生じる微少な起電力を信号処理ボックス28の中でろ
波、増幅、整流などの信号処理を行うものである。
【0010】環境状態検出手段3、生理状態検出手段1
0、体動検出手段26は図1に示すように、中央制御室
などに設置された演算手段としての中央演算装置29に
接続されている。また、ナースセンター21などに設置
された生理情報入力手段22から入力されたデータは中
央演算装置29の中で生理情報記憶手段30に記憶され
適宜使用される。
【0011】そして、中央演算装置29で得られた結果
は環境状態および生理状態のデータと共に第1の送信手
段31を介して、やはりナースセンター21などに設置
された表示手段32に送られ表示される。また、中央演
算手段29の演算結果に基づいて、制御手段33は第2
の送信手段34を介して、室内2またはベッド1の寝床
内に設置された空調機23、覚醒入眠促進手段24、寝
床内環境制御手段25などの複数の機器を制御する。
【0012】上記構成において、ベッド1のマットレス
27に設置された体動検出手段26はベッド1の上に人
体が在床状態であるか、不在であるかを検出することが
できる。すなわち、人体が不在の場合には体動検知手段
26からの信号はゼロだが、在床する場合には体動検知
手段26は人体の手足の動きおよび心拍・呼吸などの体
動により変形を受け、圧電効果による微小な電圧が発生
する。そして発生した電圧出力のうち所定の周波数成分
のみが信号処理ボックス28の中でろ波、増幅、整流な
どの信号処理が行われ在床状態が判定される。この場
合、在床検知手段は薄膜状の圧電素子でマットレス27
に設置されているため、寝心地を損なったり、ベッド1
の上の人体を拘束したり、テレビカメラのように監視さ
れているという意識を持たせることもない。
【0013】また、この体動検知手段26は在床者の睡
眠状態を検出する手段としても応用することができる。
すなわち、図5に示すように就寝者が入床すると体動検
知手段26からは人体やベッド1の振動などで大きな出
力が得られ、その後しばらくは寝返りや手足の動きなど
の大きな体動が生じるが、入眠に至ると大きな体動が静
止し、心拍や呼吸だけの小さな体動だけとなる。その後
は一般的に眠りの深度が深ければ(熟睡であれば)大き
な体動が静止し心拍と呼吸だけの小さな体動のみとな
り、眠りの深度が浅くなると再び大きな体動が生ずるよ
うになる。したがって、ベッド1の上の就寝者の体動を
モニターすることによって概略の睡眠状態をも検出する
ことができる。
【0014】上記の体動検知手段26により就寝者の在
床状態が判定できれば、室内2に設置された環境状態検
出手段3の室温センサ4は室内温度を、湿度計5は室内
湿度を、風速計6は室内の気流を、輻射計7は室内2に
進入する日射や壁面の温度を計測する。また、ベッド1
の寝床内の温度センサ8は寝床内の温度を、湿度センサ
9は寝床内の湿度を計測する。これらの値は室内2の環
境状態データとして中央演算装置29に転送される。
【0015】また、生理状態検出手段10として、就寝
者の脳波を検出する脳波計11、心拍数を計る心電計1
2、呼吸数を計る呼吸計13、体動を計る加速度計1
4、皮膚温度を計るサーミスタ15、筋電位を計る筋電
計16、血圧を計る血圧計17、発汗を検出する湿分セ
ンサ18、皮膚電位を計る皮膚電位計19、いびきを検
出するマイクロフォン20などからの生理状態のデータ
も中央演算装置29に転送される。これらの生理状態検
出手段10によって在床者の就寝中の総合的な生理状態
を把握することができる。さらに、ナースセンター21
などに設置された生理情報入力手段22からは、看護婦
等により就寝者の年齢や性別や身体的特徴や病歴などの
情報が入力され、やはり中央演算装置29に転送され
る。
【0016】中央演算装置29では、体動検知手段26
からの信号により一定時間毎の就寝者の在床状態と睡眠
状態が判定される。また、環境状態検知手段3からの信
号により一定時間毎の就寝者の室内環境の状態を知るこ
とができる。さらに、生理状態検出手段10からの信号
により、就寝者の健康状態を知ることができる。そし
て、これらの結果は図6に示すように、生理情報記憶手
段30に蓄えられた就寝者の通常の生理情報とともに、
第1の送信手段31を介してナースセンター21などに
設置された表示手段32に表示される。
【0017】特に第1の送信手段は400MHz帯特定
小電力無線モデムで構成され、ナースセンター21とワ
イヤレスで接続されている。通常ベッド1とナースセン
ター21は同一構内の離れた場所にあるが、その間の配
線工事が全く不要となる。複数の装置を多重化して信号
を伝送するワイヤレスLANの構築も可能となる。
【0018】また、室内2に設置された環境状態検出手
段3から得られたデータを基に就寝者の体感温度を中央
演算装置29において算出することができる。すなわ
ち、室内2の室内温度、湿度、風速、輻射熱から就寝者
の感じる温感を算出し、生理状態検出手段10から得ら
れた各データとともに、やはり表示手段32に表示され
る。体感温度と生理状態は密接な関係があり、図7に示
すように、例えば冬季などにおいて、体感温度(実線で
示す)が低下すれば、心拍数や血圧(点線で示す)が上
昇して就寝者に負担を与えていることになる。逆に、夏
期などにおいては、体感温度が上昇すれば皮膚温や発汗
量が上昇する。このように、体感温度の低下または上昇
により生理状態の異常が生ずれば、中央演算装置29は
制御手段33に信号を発し、制御手段33は第2の送信
手段34を介して室内2に設置された空調器23や寝床
内環境制御手段25などの機器を運転または停止するこ
とができる。また、上記の体動検知手段26により、就
寝者の睡眠状態を検出して制御手段33により覚醒入眠
促進手段24を制御することも可能である。すなわち、
体動検出手段26により就寝者の体動を検知するが、体
動が多くなかなか寝つかれないような場合であれば、制
御手段により制御手段33により覚醒入眠促進手段とし
ての芳香発生装置から鎮静性の香りを発生指させ入眠を
促すなどの制御を行うことが可能である。尚、第2の送
信手段は第1の送信手段同様無線によってデータ送信し
てもかまわない。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明の
就寝装置によれば、次の効果が得られる。
【0020】(1)就寝者の就寝中の様々な生理状態デ
ータを計測しているので、睡眠中の総合的な健康状態を
知ることができる。
【0021】(2)就寝者の通常の生理情報をもとに寝
室内の環境状態および就寝者の生理状態の異常を検出し
て寝室内の機器を制御することができるので就寝者の生
理状態に応じた快適な就寝環境を提供することができ
る。
【0022】(3)就寝者の在床状態、睡眠状態を体動
センサにより検出しているので、他人に監視されている
というストレスや寝心地を損なうことがない。
【0023】(4)無線によってデータ送信しているの
で、設置や交換の作業が容易に行える。また本装置の設
置場所も自由に変更できる上、増設にも対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における就寝装置の制御ブロ
ック図
【図2】同装置における環境状態検出手段の制御ブロッ
ク図
【図3】同装置における生理状態検出手段の制御ブロッ
ク図
【図4】同装置における体動検出手段の外観斜視図
【図5】同装置の体動検出手段からの出力波形図
【図6】同装置からの出力結果を示す出力図
【図7】同装置の体感温度と生理データの関係を示す関
係図
【図8】従来の就寝装置の構成図
【符号の説明】
1 ベッド 3 環境状態検出手段 10 生理状態検出手段 22 生理状態入力手段 23 空調機 24 覚醒入眠促進手段 25 寝床内環境制御手段 29 中央演算手段 30 生理情報記憶手段 31 第1の送信手段 32 表示手段 33 制御手段 34 第2の送信手段

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】寝室内または寝具に設置され就寝者の就寝
    中の生理状態を検出する生理状態検出手段と、前記就寝
    者の通常の生理情報を記憶しておく生理情報記憶手段
    と、前記寝室内または寝床内の環境状態を検出する環境
    状態検出手段と、前記生理状態検出手段と前記生理情報
    記憶手段と前記環境状態検出手段とから得られる信号に
    基づいて前記就寝者の就寝状態および健康状態を演算す
    る演算手段と、前記生理状態と環境状態と演算結果を送
    信する第1の送信手段と、前記第1の送信手段から得ら
    れた送信結果を表示する表示手段と、前記演算手段から
    の演算結果に基づいて前記寝室内または寝具に設置され
    た複数の機器を制御する制御手段と、前記制御手段から
    の制御信号を前記複数の機器へ送信する第2の送信手段
    とからなる就寝装置。
  2. 【請求項2】生理状態検出手段は就寝者の在床状態を検
    出する在床状態検出手段を有する請求項1記載の就寝装
    置。
  3. 【請求項3】在床状態検出手段は就寝者の体動を検出す
    る体動検出手段を有する請求項2記載の就寝装置。
  4. 【請求項4】体動検出手段は就寝者の睡眠状態を検出す
    る睡眠状態検出手段を有する請求項3記載の就寝装置。
  5. 【請求項5】生理状態検出手段は就寝者の脳波、心拍、
    呼吸、体動、皮膚温度、筋電位、血圧、発汗、皮膚電位
    及びいびきの少なくとも1つ以上を検出する検出手段を
    有する請求項1記載の就寝装置。
  6. 【請求項6】環境状態検出手段は寝室か寝床内のいずれ
    か一方または両方の温度、湿度、風速および輻射熱を検
    出する検出手段を有する請求項1記載の就寝装置。
  7. 【請求項7】寝室内には覚醒入眠促進手段を有する請求
    項1記載の就寝装置。
  8. 【請求項8】寝室内には空調機および寝床内環境制御手
    段を有する請求項1記載の就寝装置。
  9. 【請求項9】第1の送信手段ないし第2の送信手段は無
    線送信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の就
    寝装置。
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