WO2017119332A1 - 睡眠促進装置 - Google Patents

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Abstract

個々の使用者の睡眠時の状態に応じて適切な睡眠促進処置を施す装置を提供する。 睡眠促進装置(1)は、使用者(M)に装着した状態で、使用者(M)の睡眠状態を計測する睡眠レベル判定部(112)を備える計測端末(100)と、使用者(M)の睡眠を促進する睡眠促進気体(G)を放出する気体放出部(200)と、を有し、計測端末(100)によって判定される睡眠状態に基づき、気体放出部(200)から睡眠促進気体(G)を放出する。

Description

睡眠促進装置
 本発明は、睡眠促進に関するものである。更に詳細には、個々の対象者の睡眠時の状態に応じて適切な睡眠促進処置を施す装置に関する。
 近年、不眠症などの睡眠障害に悩む人が増えているという報告がある。睡眠薬には副作用があるので、その使用量を減らすための睡眠補助剤や睡眠補助食品の技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、アロマセラピーによって安眠を促進する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008-88162号公報 特開2005-58557号公報
 しかしながら、上記の従来技術では、個々の対象者の状態に応じて適切な睡眠促進処置を施すものではなく、医師やアロマセラピストなどの専門家による指導やアドバイスなしに行う場合には、十分な効果が得られないことが考えられる。本願発明の課題は、睡眠促進の効果を上げることであり、個々の対象者の睡眠時の状態に応じて、適切な睡眠促進処置を施す睡眠促進装置を提供することを目的とする。
 [適用例1]本適用例の睡眠促進装置は、使用者に装着した状態で、前記使用者の睡眠状態を判定する睡眠判定部を備える計測端末と、前記使用者の睡眠を促進する睡眠促進気体を放出する気体放出部と、を有し前記計測端末によって判定される前記睡眠状態に基づき、前記気体放出部から前記睡眠促進気体を放出することを特徴とする。
 上記構成によれば、計測端末によって判定される使用者の睡眠状態に基づいて気体放出部から睡眠促進気体が放出されるので、使用者に適切な条件で睡眠促進処置を施すことができる。
 [適用例2]上記適用例の睡眠促進装置であって、前記計測端末と前記気体放出部とは別体であり、前記計測端末と前記気体放出部とは無線によって通信可能に接続されていることが好ましい。
 上記構成によれば、計測端末と気体放出部とが別体であるので、計測端末を使用者の装着に最適な形状にしやすく、且つ、気体放出部を睡眠促進気体の生成や睡眠促進気体の放出に最適な形状にしやすい。
 [適用例3]上記適用例の睡眠促進装置であって、前記睡眠状態が設定された睡眠レベルに達しない場合は、前記計測端末は前記気体放出部に出力コマンドを送信し、前記気体放出部は前記出力コマンドを受信することに基づいて前記睡眠促進気体を放出し、前記睡眠状態が前記睡眠レベルに達するかまたは前記睡眠レベルを超える場合は、前記計測端末は前記気体放出部に停止コマンドを送信し、前記気体放出部は前記停止コマンドを受信することに基づいて前記睡眠促進気体の放出を停止することが好ましい。
 上記構成によれば、適正な睡眠状態が維持されている場合には、必要以上に睡眠促進気体を放出させないでよいという効果を奏する。したがって、睡眠促進気体が使用者に対して副作用がある場合には、健康上のリスクを低減できる。また、睡眠促進気体に使用者に対して副作用が無い場合であっても、経済的な負担を軽減できる。
 [適用例4]本適用例の睡眠促進装置であって、睡眠促進気体は、アロマオイルを気化または噴霧させて生成されるものであることが好ましい。
 上記構成によれば、アロマセラピーの芳香作用によって、睡眠を促進させるので、使用者の健康上のリスクを低減できる。
第1実施形態に係る睡眠促進装置の外観図。 第1実施形態に係る睡眠促進装置の要部構成を示すブロック図。 睡眠レベルの変化の一例を示す図。 第1実施形態に係る睡眠促進装置の動作を示すフローチャート。 第2実施形態に係る睡眠促進装置を示す概略図。 第2実施形態に係る気体放出部の要部を示す概略図。
 以下、本発明に係る睡眠促進装置の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
 (第1実施形態)
 まず、第1実施形態に係る睡眠促進装置を説明する。図1は、第1実施形態に係る睡眠促進装置の外観図である。図2は、第1実施形態に係る睡眠促進装置の要部構成を示すブロック図である。図3は、睡眠レベルの変化の一例を示す図である。
 図1に示すように、第1実施形態に係る睡眠促進装置1は、計測端末100と気体放出部200とを有する。計測端末100と気体放出部200とは、個別の筐体を有している。第1実施形態に係る計測端末100は、使用者Mの睡眠状態を計測し判定する。計測端末100は、装着具としてリストバンドを備え、手首をリストバンドで囲むようにして使用者Mに装着されるリスタブル機器である。なお、計測端末100は、活動量計測機能を含む様々な機能を備えた携帯端末であってもよく、例えば、腕時計やスマートウォッチとして機能する情報端末であってもよい。
 第1実施形態に係る気体放出部200は、使用者Mの睡眠を促進する睡眠促進気体Gを放出する。気体放出部200は、使用者Mのベッドの周辺に設置できるような据え置きタイプの装置である。本実施形態では、計測端末100と気体放出部200とは無線通信技術を用いて相互の情報の伝達が行われる。
 図2に示すように、計測端末100は、CPU110、加速度センサー120、表示部130、通信モジュール140、および、メモリー180を備えている。CPU110は、計測端末100の電源がオンにされた後にメモリー180からプログラムを読み出すことによって、活動量測定部111、睡眠判定部としての睡眠レベル判定部112、通知処理部113、および設定情報取得部114として機能するようになる。
 活動量測定部111は、加速度センサー120からの情報に基づいて、活動量を計測する。ここで、活動量とは、使用者の活動の激しさを定量化した数値であり、例えば、歩数、運動量、歩行距離、歩行ペース、消費カロリー、ジョギング歩数、活動時間などがこれに該当する。
 睡眠レベル判定部112は、加速度センサー120からの情報に基づいて、数分から数十分の周期Tで周期的に(例えば、5分毎に)、直近の期間T(例えば、直近の5分間)における使用者Mの睡眠状態を判定する。具体的には、睡眠レベル判定部112は、活動量測定部111が計測した使用者Mの活動量(定量化した数値)に基づいて、使用者の睡眠状態を所定のレベル(睡眠レベル)に区分し判定する。
 睡眠レベル判定部112が判定する睡眠レベルは、例えば、使用者Mが起きている時、即ち覚醒時を「0」とし、使用者Mが寝ている時は、その睡眠の深さに応じて浅いから深いまで、「1」「2」「3」または「4」とする。そして、睡眠レベル判定部112は、睡眠レベルの判定の度に、判定結果を示す情報をメモリー180に保存する。その結果、メモリー180には、図3に例示されるような、現在までの使用者Mの睡眠レベルに関する情報が、常に保持されることになる。
 図3の横軸は時間を示し、縦軸は使用者Mの睡眠レベルを示している。縦軸の使用者Mの睡眠レベルは、上側が使用者Mが起きている覚醒状態の「0」であり、下側に向かって使用者Mの睡眠レベルが浅い「1」から深い「4」となっている。図3に示す例では、使用者Mの睡眠レベルは、時間t1において覚醒状態の「0」であるが、時間t2において浅い「1」となり、時間t3においては深い「4」となる。そして、時間t4から時間t5の間に、一時的に「3」になりまた「4」に戻るが、時間t5から徐々に浅くなって「1」になり、時間t6でまた「2」となる。
 なお、睡眠レベル判定部112は、使用者Mの睡眠レベルを5段階で示す構成に限定されない。また、活動量測定部111が加速度センサー120からの情報だけでなく他の種類のセンサーからの情報に基づいて活動量を計測し、睡眠レベル判定部112がその活動量に基づいて直近の期間Tにおけるユーザーの睡眠レベルを判定してもよい。なお、他の種類のセンサーとしては、例えば、心拍センサー、脈拍センサー、温度センサー、脳波センサーなどが挙げられる。さらに、活動量測定部111が睡眠状態以外の活動量を計測する構成としてもよい。
 図2に示す通知処理部113は、使用者Mの睡眠レベルに応じて、気体放出部200を駆動するためのコマンド信号を送信するように、通信モジュール140を制御する。通信モジュール140は、例えば、Wi-Fi(登録商標)方式など各種の方式も用いることができるが、低消費電力で駆動できるBluetooth(登録商標)方式の無線通信技術を用いると、内蔵するバッテリーを小型にすることができ、計測端末100全体を小型化する上で有利である。
 使用者Mが就寝してから時間が経過し、睡眠レベル判定部112が判定した睡眠レベルが「2」~「4」の場合など、使用者Mの睡眠を促進させる必要はないとする場合には、計測端末100は気体放出部200に信号を送信しない。一方、使用者Mが就寝からある程度の時間が経過し、睡眠レベル判定部112が判定した睡眠レベルが「0」または「1」の場合には、使用者Mの睡眠を促進させるべく、計測端末100は気体放出部200に、睡眠促進気体Gを放出させるための出力コマンド信号を送信する。
 気体放出部200は、計測端末100から送信される睡眠促進気体Gを放出させるための出力コマンド信号に基づいて、睡眠促進気体Gを放出する。気体放出部200は、CPU210、通信モジュール230、操作部240、アロマディフューザー260、および、メモリー280を備えている。
 CPU210は、メモリー280からプログラムを読み出すことによって、駆動部211、および最適処理演算部212として機能するようになる。CPU210は、メモリー280からプログラムを読み出すことによって、睡眠促進気体Gを放出する処理を行う。睡眠促進気体Gの放出には、最適なタイミングで最適な量を放出することが望ましい。
 通信モジュール230によって計測端末100から出力コマンド信号を受信すると、CPU210の駆動部211がアロマディフューザー260に駆動信号を送る。アロマディフューザー260は、アロマオイルを気化または噴霧させて、アロマセラピーに有効な芳香の睡眠促進気体Gを発生させる装置である。
 操作部240は、使用者Mが気体放出部200を操作するためのユーザーインターフェイス部である。操作部240は、操作ボタンや入力部を有しており、使用者Mが操作することによりさまざまな設定ができるようになっている。
 使用者Mが起床してから、自分の睡眠状態がどのように推移し、睡眠促進気体Gが放出されたか否かに関する状況は、計測端末100に設けられた表示部130にレポートとして表示される。使用者Mはその結果を見て、自分の健康管理の参考にすることができる。
 第1実施形態に係る睡眠促進装置1の操作及び動作を説明する。図4は、第1実施形態に係る睡眠促進装置の動作を示すフローチャートである。使用者Mは計測端末100を装着した状態で就寝するが、その時に就寝時刻を計測端末100に知らせるため、計測端末100に設けられた開始ボタンを押下する(ステップS1)。
 ステップS1にて開始ボタンの押下を確認すると、計測端末100は、ボタン押下後の時間の計測を開始する。そして、睡眠レベル判定部112は、周期Tで周期的に使用者Mの睡眠状態を判定する。
 使用者Mによって、就寝から眠りにつくまでの時間は異なるので、使用者Mに応じた設定時間を予め設定しておく。例えば、通常、就寝から1時間で深い眠りにつく使用者Mの場合には、1時間と設定しておく。
 ステップS2では、設定時間が経過したか否かを判定する。設定時間が経過していれば(ステップS2:YES)、処理をステップS3に進める。ステップS2にて、設定時間が経過していなければ(ステップS2:NO)、周期Tが経過した後ステップS2の処理を行う。
 ステップS3では、計測端末100に内蔵された睡眠レベル判定部112は、活動量測定部111によって得られた活動量データから、使用者Mの睡眠状態が睡眠レベル「0」から「4」の何れかであるかを判定し、予め設定された閾値と比較する。ここで、使用者Mは、予め睡眠レベルの閾値を設定しておく。例えば、睡眠レベル「2」未満の浅い眠りのときに睡眠促進のアシストが欲しいと考える場合には、閾値を「2」として入力する。この閾値が本願発明の「設定された睡眠レベル」に相当する。
 設定時間である1時間を経過しても、「設定された睡眠レベル」に達しない場合、すなわち、使用者Mの睡眠レベルが「0」または「1」の場合には、睡眠レベルが閾値未満であるので(ステップS3:YES)、処理をステップS4に進める。
 そして、ステップS4にて、計測端末100は、気体放出部200に睡眠促進気体放出コマンドを送信する。すると、計測端末100の電波が届く場所、例えば、使用者Mのベッド近傍に設置された気体放出部200から、睡眠促進気体Gが放出される。続いて、処理をステップS7に進める。
 一方、設定時間である1時間を経過して、ステップS3で使用者Mの睡眠レベルが閾値未満になっていない場合(ステップS3:NO)、すなわち、使用者Mの睡眠レベルが「2」に達するかまたは「2」を超える場合(睡眠レベルが「2」から「4」のいずれかの場合)には、処理をステップS5に進める。この場合、使用者Mが予め設定した睡眠レベルの閾値に基づいて、深い睡眠状態にあると判断できる。
 ステップS5では、その時の睡眠促進気体Gの放出状態を確認する。睡眠促進気体Gが放出されている場合には(ステップS5:YES)、睡眠促進気体Gを放出させる必要がないので、処理をステップS6に進める。ステップS5で睡眠促進気体Gが放出されていない場合には(ステップS5:NO)、そのままで、処理をステップS7に移行する。
 ステップS6では、計測端末100は、気体放出部200から放出されている睡眠促進気体Gを停止させるための睡眠促進気体停止コマンドを送信する。計測端末100から睡眠促進気体停止コマンドを受信すると、気体放出部200は、睡眠促進気体Gの放出を停止する。そして、処理をステップS7に進める。
 ステップS7では、使用者Mが予め設定していた起床予定時刻になっているか否かを判定する。起床予定時刻になっていなければ(ステップS7:NO)、処理をステップS3に戻して睡眠レベルの判定を行い、その後の処理を継続する。ステップS7にて、起床予定時刻になったことを確認すれば(ステップS7:YES)、計測端末100による使用者Mの睡眠促進のための動作は終了となる。
 ステップS4からステップS7に移行して起床予定時刻になった場合(ステップS7:YES)には、計測端末100は、睡眠促進気体停止コマンドを気体放出部200に送信して睡眠促進気体Gの放出を停止した後、睡眠促進のための動作を終了させる。
 以上述べたように、本実施形態に係る睡眠促進装置1では、計測端末100によって判定される使用者Mの睡眠状態に基づいて、気体放出部200から睡眠促進気体Gが放出されるので、使用者Mに適切な条件で睡眠促進処置を施すことができる。
 なお、睡眠促進気体Gを発生させる気体放出部200に設けられた操作部240(図2参照)は、使用者Mの嗜好に合うように、さまざまな設定ができるようになっている。これにより、睡眠促進気体Gとして、使用者Mの嗜好にあったアロマオイルを選択できる。例えば、オレンジスイートやマンダリンなどの柑橘系、ラベンダーやカモミールなどのフローラル系、その他、樹木系やハーブ系などの各種芳香から選択したり、ブレンドしたりして、使用者Mに最適な睡眠促進気体Gを放出させればよい。
 また、本実施形態では、アロマセラピーの芳香作用によって、睡眠を促進させるので、副作用等の健康上のリスクを低減できる。そして、適正な睡眠状態が維持されている場合には、必要以上に睡眠促進気体Gを放出させないので、アロマオイル等に対する経済的な負担を軽減できる。
 上述した実施形態では、計測端末100と気体放出部200とが無線通信で接続される事例を説明したが、必ずしも無線にする必要はなく、有線によって信号を送信する方式であってもよい。
 (第2実施形態)
 次に、第2実施形態に係る睡眠促進装置を説明する。図5は、第2実施形態に係る睡眠促進装置を示す概略図である。図6は、第2実施形態に係る気体放出部の要部を示す概略図である。図5に示すように、第2実施形態に係る睡眠促進装置2は、計測端末300と気体放出部400とを有する。第2実施形態に係る睡眠促進装置2では、使用者Mは、計測端末300を手首に装着し、マスクの形状をした気体放出部400を口と鼻とを覆うように装着して就寝する。
 計測端末300と気体放出部400とは通信ケーブル310で接続されている。通信ケーブル310は、使用者Mが着るパジャマ等に貼り付けられる構造にしてもよい。乾燥防止のために、マスクを装着して睡眠する人にとっては、このような実施形態は抵抗感が少ない。
 第2実施形態に係る計測端末300は、気体放出部400と通信ケーブル310で接続する接続部(図示省略)を有する点以外は、第1実施形態とほぼ同様の構成である。
 第2実施形態に係る気体放出部400は、使用者Mが装着して使用するマスク型である点と、計測端末300と通信ケーブル310で接続する接続部(図示省略)を有する点以外は、第1実施形態とほぼ同様の構成である。
 第2実施形態に係る気体放出部400は、装着ユニット410とマスク本体420とを有する。気体放出部400は、マスク本体420に装着ユニット410を装着して構成される。第2実施形態に係る気体放出部400では、使用者Mの口や鼻の近傍で睡眠促進気体G(図示省略)を発生させることができる。
 図6に示すように、装着ユニット410は、アロマオイルが入ったタンク411と、アロマオイルを霧状に吐出させる吐出ヘッド(アロマディフューザー)412と、タンク411と吐出ヘッド412とを連結する連結部413と、で構成されている。
 気体放出部400は、使用者Mに装着するマスク型であるので、小型かつ軽量であることが要求される。そこで、タンク411は、一回の睡眠に必要な量だけのアロマオイルが入る小型のタンクとなっている。吐出ヘッド412としては、所謂インクジェット方式のものが用いられる。装着ユニット410を軽量化するために、消費電力が低い静電駆動方式、例えばSEAJet(登録商標)方式が好ましい。
 なお、以上説明した実施形態では、計測端末100,300として使用者Mの手首に装着する例を示しているが、これは、手首に装着するタイプの活動量計が普及していることから事例として示したものであって、必ずしも、計測端末100,300は使用者Mの手首に装着するタイプでなくてもよい。例えば、使用者Mの口や鼻の近傍で使用者Mの睡眠状態を計測することが可能であれば、マスク型の気体放出部400の中に計測端末100,300を内蔵し一体構造にしてもよい。
 また、以上説明した実施形態では、アロマセラピーによる睡眠促進の例として、アロマディフューザーを用いる例を示しているが、例えば、使用者Mが重度の睡眠障害者である場合等、アロマの芳香では十分な睡眠促進が期待できない場合もある。そのような場合には、睡眠促進気体Gとして、催眠ガスを用いることが考えられるが、この場合、副作用が心配される。本願発明に示す実施形態では、使用者Mが眠ると睡眠促進気体Gが放出されなくなるので、催眠ガスなどの薬品を用いる場合であっても、健康上のリスクを低減することができる。
 (変形例1)
 使用者Mの睡眠時間は日々大きく変動することが考えられる。例えば、スポーツで汗を流せば眠りは深く長くなり、昼間ゴロゴロして過ごした夜は眠りは浅く短くなる。運動、食事、入浴、飲酒などの生活習慣(体内環境)や、気温、湿度、日照時間などの気象条件(外部環境)が睡眠時間に大きく影響することは報告されている。
 そこで、本願発明のリスト型の計測端末100,300を昼間使用者Mが身に着けていることで、昼間の使用者Mの活動状態を記録しておき、就寝後の使用者Mの睡眠状態を予測して、睡眠促進気体Gの放出状態をコントロールするようにしてもよい。例えば使用者Mが昼間に十分な運動をしているような場合、深い眠りにつきやすくなる、と想定して、効き目の弱い睡眠促進気体Gを放出させる。その逆に、使用者Mが昼間に殆ど運動をしていない場合、眠りが浅くなりやすいと想定して、効き目の強い睡眠促進気体Gを放出させる。このように、使用者Mの睡眠状態を計測する計測端末100,300を、使用者Mの覚醒時における活動状態を計測する手段として利用してもよい。
 (変形例2)
 睡眠不足から、睡眠薬を多数服用している使用者Mの中には、睡眠薬を服用していても効果がないと感じて、睡眠薬の量を増やしてしまう、という悪循環に陥る場合があるが、睡眠状態誤認の可能性がある、と言われている。実際の脳波上はすでに寝ているため睡眠薬の効果が乏しいことから、そのように感じるようである。
 本願発明のリスト型の計測端末100,300では、使用者Mの睡眠状態を計測、記録して、睡眠から覚醒した時に、使用者Mに実際の睡眠状態を告知することができる。これによって、使用者Mに対して過度の睡眠薬の服用を防止することにも繋がる。
 以上、複数の実施形態を挙げて、本願発明を説明したが、これらは、実施形態の態様を示すものであり、本願発明の趣旨の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
 1,2…睡眠促進装置、100,300…計測端末、112…睡眠レベル判定部(睡眠判定部)、200,400…気体放出部、G…睡眠促進気体、M…使用者。

Claims (4)

  1.  使用者に装着した状態で、前記使用者の睡眠状態を判定する睡眠判定部を備える計測端末と、
     前記使用者の睡眠を促進する睡眠促進気体を放出する気体放出部と、を有し
     前記計測端末によって判定される前記睡眠状態に基づき、前記気体放出部から前記睡眠促進気体を放出することを特徴とする睡眠促進装置。
  2.  前記計測端末と前記気体放出部とは別体であり、前記計測端末と前記気体放出部とは無線によって通信可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の睡眠促進装置。
  3.  前記睡眠状態が設定された睡眠レベルに達しない場合は、前記計測端末は前記気体放出部に出力コマンドを送信し、前記気体放出部は前記出力コマンドを受信することに基づいて前記睡眠促進気体を放出し、
     前記睡眠状態が前記睡眠レベルに達するかまたは前記睡眠レベルを超える場合は、前記計測端末は前記気体放出部に停止コマンドを送信し、前記気体放出部は前記停止コマンドを受信することに基づいて前記睡眠促進気体の放出を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の睡眠促進装置。
  4.  前記睡眠促進気体は、アロマオイルを気化または噴霧させて生成されるものであることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の睡眠促進装置。
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