JP2021028562A - インフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器 - Google Patents

インフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器 Download PDF

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Tsuguo Fujiwara
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【課題】発生する湿気物の温度・湿度の制御を行うことで、インフルエンザウィルスの活性化を抑制することができるインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、外出先でも手軽に使用できる簡便な加湿器を提供することを目的とする。【解決手段】加湿手段で発生された水蒸気を冷却して生成された湯気(水粒子)を含む湿気物を外部に噴出する噴出口を備えたインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、該加湿器は、前記噴出口の前記湿気物の温度を検出する温度センサーと、前記噴出口の前記湿気物の湿度を検出する湿度センサーと、前記温度センサーで検出した前記噴出口の前記湿気物の温度と、前記湿度センサーで検出した前記噴出口の前記湿気物の湿度とに基づいて、前記噴出口の前記湿気物の温度が30〜35℃、かつ、前記噴出口の前記湿気物の湿度が70%以上になるように前記加湿手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

この発明は、携帯型水蒸気式加湿器に関し、特に、発生する湿気物の温度・湿度の制御を行うことでインフルエンザウィルスの活性化を抑制することができ、外出先でも手軽に使用できる簡便なインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器に関するものである。
日本では冬になると多くの人が風邪やインフルエンザ(2018年の日本の罹患数は、約2,230万人)にかかる。それらの予防法として、日本や世界の多くの国で「うがい」が勧められている。「うがい」は口の中に水やぬるま湯等を含み口内を洗浄して口外に吐き出すものである。ほぼ口だけの洗浄である。しかし、インフルエンザに罹患したかどうかは日本の医療機関は鼻腔内のインフルエンザの抗体を調べて判断している。だから、インフルエンザは鼻腔に存在、増殖していると考えられ、全ての呼吸器官(鼻腔、気管、気管支、肺等)内でも同様に存在、増殖する。
インフルエンザ予防の方法は、口以外に呼吸器官の洗浄が必要である。特に、ウイルスには細胞膜が無く水分に接触吸収等されると死滅すると考えられている。図3に、動植物の細胞及びウィルスの構造の概略を示す。動物の細胞30(図3(a)参照。)は、核30aを中心にして、周囲に細胞膜30bが形成されており、また、植物の細胞40(図3(b)参照。)は、核40aを中心にして、周囲に細胞膜40bが形成されている。植物細胞40は、葉緑体40c、液胞40dを備えている。ウィルス50は、図3(c)に示すように、一般に、核酸50aを中心にして、その周囲をタンパク質の殻であるカプシッド50bで包まれ、外側に脂質とタンパク質からなる被膜であるエンベーロープ50cを備え、細胞膜を有しない構造をしている。なお、核酸50aとカプシッド50bからなる構成をヌクレオカプシッドという。
本願出願人は、ビーカー、または、フライパン等を加熱し、沸騰する湯気、水蒸気含みの空気を火傷をしない程度に、前記加熱したビーカー、フライパン等から離れた真上の位置で口や鼻による深呼吸を10回くらいして呼吸器官を洗浄した。この方法で、本願出願人は、30年間一度もインフルエンザに罹ったことは無い。是非、この方法を携帯用の装置にして呼吸器官に異変を感じたらすぐこの呼吸器官洗浄すると、「うがい」と同じように予防の方法の一つになると信じる。
従来から、特に冬期にインフルエンザウィルスをできるだけ非活性化してインフルエンザの流行を防ぐための種々の方法や手段が提案又は実行されている。例えば、一般家庭でも日常的に簡単に実施できるインフルエンザの予防方法は、前述した「うがい」である。
また、特許文献1には、「比較的単純な構成で確実にインフルエンザ感染を抑制できる感染防止ブースを提供する」(特許文献1の明細書段落「0005」参照。)ことを目的として、「出入り口を有するクリーンブースを建物内に形成するための包囲体と、該包囲体に設けられた排気口と、前記クリーンブースの室内に、フィルタを経て浄化された空気流であって前記排気口へ向けてほぼ水平方向に流れる空気流を供給するための送風口を有する送風器と、前記クリーンブース室内の湿度を約50%RH以上に保持する湿度調整器とを含み、前記包囲体は、前記出入り口が設けられた周壁部と、天井部とを有し、前記建物の床上に空間を区画するフードから成り、前記送風器の前記送風口は、前記クリーンブース室内に前記床から所定の高さ領域でほぼ水平方向への前記空気流を吹き出すべく前記周壁部の所定の高さ位置に形成されており、前記クリーンブース室内の患者のための定位置から飛散するインフルエンザウイルスを含む霧状の粒子が前記クリーンブース室内に約3秒を超える滞在時間後に前記排気口から前記クリーンブース室外に排出されることを特徴とするウイルス感染防止クリーンブース」(「請求項1」参照。)が記載されている。
また、特許文献2には、「自動的に設定湿度に見合った加湿量で加湿を行い、かつ、過加湿などが生じない適切な加湿量にすばやく制御できる加湿器を提供する」(段落「0008」参照。)ことを目的として、「室内湿度を検出する湿度センサーと、室内温度を検出する温度センサーと、加湿用の水蒸気を発生する水蒸気発生装置とからなる加湿器において、加湿程度を選択可能な加湿程度選択手段と、選択された該加湿程度及び検出された該室内温度に基づいて加湿度を設定し、該加湿度に基づいて該水蒸気発生装置を制御する制御手段とを設けたことを特徴とする加湿器」(「請求項1」参照。)が記載されている。
また、特許文献3には「水蒸気発生装置を初めインフルエンザウィルスの活性を抑えるため、強制的に高湿度で一定時間運転をし、その後自動的に設定温度に下げて運転し、インフルエンザウィルスを不活性化し、かつ過加湿することなく電力の省エネができる加湿器を提供する」(段落「0006」参照。)ことを目的として、「室内湿度を検出する湿度センサと、室内温度を検出する温度センサと、水蒸気を発生させ加湿を行なう水蒸気発生装置と、設定湿度と連続運転、断続運転等の運転モードを選択する運転モード選択手段とを備えた加湿器において、前記室内湿度と前記室内温度及び前記設定運転モードに基いて加湿量を制御する加湿量制御手段と、前記水蒸気発生装置の運転時間をカウントするタイマと、前記温度センサが検出した室内温度に応じて、予め決められた高めの強制設定湿度での運転時間を記憶する記憶部とを設け、低湿度の運転スタート時に前記検出湿度や設定湿度に関係なく、室内温度に応じて、前記水蒸気発生装置を強制的に前記強制設定湿度で一定時間運転を行った後、通常の設定湿度に下げて運転を行う運転モードを備えてなることを特徴とする加湿器」(「請求項1」参照。)が記載されている。
特許第5261046号公報 特開2000−046383号公報 特開2003−314866号公報
図4は、概略の人体図20を用いて、従来の「うがい」の効果を説明する図である。従来の「うがい」では、図4から明らかに見てとれるように、「うがい」を実行できるのでは、ハッチングで示す口腔20bだけであり、鼻腔20a、気管20d、食道20e、肺20f、全身hは、「うがい」の効果は期待はできない。仮に、「うがい」用の水や薬液を飲み込んだとしても喉頭蓋20cの作用により、「うがい」用の水や薬液が肺に入ることは、原則的にない。要するに、「うがい」でインフルエンザウィルスの非活性化の効果を期待することができるのは、口腔20bだけであり、「うがい」は、鼻腔20a、気管20d、食道20e、肺20f(図4では、左肺20fのみ示し、右肺は不図示である。)、胃20gなどに侵入したインフルエンザウィルスに対しては、特段、何の効果も期待することができない。したがって、全身20hにも、インフルエンザウィルスが侵入してしまう。また、「うがい」を実行できるのは、飲料水が設置されている場所に限られ、例えば、自宅内では特に「うがい」をすることに不便はないが、外出先では、勤務先、商業施設、役所等の施設内の洗面所等、限定された場所を利用しなければならず、便利であるとは言い難い。また、飲料設備も、温水が設置されているとは限らず、冬場に冷たい水で「うがい」をすることも難しいものである。
また、特許文献1に記載された発明は、「医療機関、介護福祉施設、歯科診療施設等で、細菌やウイルスなどの病原体の感染防止を目的として、病原体保持者を収容あるいは医療従事者が診察するために設置される感染防止ブースに関し、特に、インフルエンザに感染した患者を収容または診察するのに適した感染防止ブースに関する」(段落「0001」参照。)ものであり、「本発明に係るクリーンブース50は、このような知見に基づくものであり、図9に示すように、例えば、病院の病室52の床52a上に設置される。クリーンブース50は、例えばビニルからなる全体に矩形の包囲体54と、該包囲体により区画されるクリーンブース室内56内の湿度センサ56a(図10参照)の検出値に基づいてクリーンブース室内56の湿度を調整するための湿度調整器58と、導管58aにより湿度調整器58に接続され、該湿度調整器により加湿された空気を浄化してクリーンブース室内56に供給するための送風器60とを含む」(段落「0056」、図9等参照。)。「包囲体54は、長さL、幅W及び高さHがそれぞれ2.5m、1.0mおよび2.0mの枠体62を覆って配置されたビニル製のフードから成る。包囲体54は、基本的に、長方形の天井部54aと、該天井部の長辺に沿った一対の側壁部分54b、54bと、天井部54aの短辺に沿った一対の端壁部分54c、54cとを備える。図示の例では、包囲体54の下縁は、床52aに接することなく、該床から所定の高さ寸法h1、例えば80cmの間隔をおく」(段落「0057」、図9等参照。)、「前記したクリーンブース50では、クリーンブース室内56の温度が20℃から25℃の間の適正温度に維持され、湿度は、50%RHから快適性を大きく損なわないために約70%RHまでの間で、適正な相対湿度に維持され」(段落「0068」、図参照。)と記載されているように、「携帯型の加湿器」という基準でみれば、かなりの大掛かりな高価な装置である。しかも、設置場所は、上述されるように「医療機関、介護福祉施設、歯科診療施設等」に限定されるので、どこでも簡単に使える、といった便利さはない。また、「クリーンブース50」内の広い範囲の空間の温度・湿度を所定範囲に維持するように構成されており、病原体保菌者あるいは医療従事者等を直接的に加湿するものではない。
また、特許文献2に記載の発明は、特許文献1に記載の発明のような部屋全体を加湿器とする大掛かりなものではなく、小型の加湿器ではあるものの、人が携帯できるほど小型化されたものではないと推量される。また、特許文献2には、「この室温と加湿運転選択モードとによる湿度設定値は図3に示している。図3について説明すると、おまかせ運転選択ボタンで『のどうるおい』モードを選択して、室内の温度が18℃が検出されると、設定湿度は60%になる」(段落「0024」、図3等参照。)、「ステップ45では、水蒸気発生装置11より水蒸気を放出して加湿し、湿度センサー9にて現在の室内の湿度を検出し、水蒸気発生量制御手段10に入力して、現在湿度と設定湿度との差を、加湿量を調整しながら設定湿度に合わすように制御して加湿運転をする。また、室内温度の読み込みは常時行い、判定手段の出力は随時出している」(段落「0025」、図3参照。)と記載されているように、特許文献1に記載の発明や、一般的な加湿器と同様、広い範囲の空間の室内の温度・湿度を検出して、室内の湿度を制御するものであり、人に対して直接的に加湿するものではない。
また、特許文献3に記載の発明は、「インフルエンザウィルスの活性を抑え、室内の温度に応じて、過加湿することなく自動的に適正な加湿制御を行う加湿器」(段落「0001」参照。)に関するものであり、特許文献1、2に記載の発明や、一般的な加湿器と同様に、広い空間の室内の温度・湿度を検出して、室内の湿度を制御するものであり、人に対して直接的に加湿するものではない。
以上、説明したように、従来技術の加湿器(特許文献1の「クリーンブース」も含む。)は、居室内の温度・湿度を管理するものであり、加湿器の利用者は、加湿器が設置された居室内において、その利用をすることができるものの、例えば、外出した際に、外出先で、簡単に「うがい」したり、加湿器を利用したりすることはできない。例えば、電車に乗った後や、人混みの中を通行した後に、すぐに、「うがい」をしたり、加湿器を利用したりすることができない。
このため、本発明では、発生する湿気物の温度・湿度の制御を行うことで、インフルエンザウィルスの活性化を抑制することができるインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、外出先でも手軽に使用できる簡便なインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、加湿手段で発生された水蒸気を冷却して生成された湯気(水粒子)を含む湿気物を外部に噴出する噴出口を備え、携帯可能に構成されたインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、該インフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器は、前記噴出口の前記湿気物の温度を検出する温度センサーと、前記噴出口の前記湿気物の湿度を検出する湿度センサーと、前記温度センサーで検出した前記噴出口の前記湿気物の温度と、前記湿度センサーで検出した前記噴出口の前記湿気物の湿度とに基づいて、前記噴出口の前記湿気物の温度が30〜35℃、かつ、前記噴出口の前記湿気物の湿度が70%以上になるように前記加湿手段を制御する制御部とを備えたことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、前記加湿手段には、水蒸気発生器、ヒーター、送風ファンが設けられており、該ヒーターで加熱され、該水蒸気発生器から発生された水蒸気を30〜35℃になるように前記送風ファンで冷却するように構成されたことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、前記噴出口に被装され、温度・湿度を一定に制御可能な空間を形成可能な形状に構成された吸入マスクを備えたことを特徴とする。
本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器によれば、「うがい」設備や加湿器が居室・建物・施設等に設置されていなくても、インフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器から発生する温度・湿度が制御された湿気物(水蒸気、又は、湯気等の水粒子からなる湿気物)を吸入することで、インフルエンザウィルスの活性化の抑制を図って感染を予防することができ、また、感染後のインフルエンザの流行(蔓延)を抑えることができるという顕著な効果を奏する。
本発明の一実施形態におけるインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器の使用時の要部断面図である。 本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器の使用による効果を説明する図である。 従来の「うがい」の効果を説明する概略図である。 動植物細胞及びウィルスの構造を説明する概略図である。
以下、好適な実施形態を用いて本発明をさらに具体的に説明する。但し、下記の実施形態は本発明を具現化した例に過ぎず、本発明はこれに限定されるものではない。
(実施形態)
図1は、本発明の一実施形態におけるインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器1の使用時の要部断面図であり、図2は、本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器の使用による効果を説明する図である。本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器1は、主な構成として、図1に示すように、加湿器本体2と、加湿器本体2に着脱可能に取付けられた給水タンク3と、水蒸気15を発生する水蒸気発生器5と、給水タンク3と水蒸気発生器5とに連結された給水路4と、水蒸気発生器5で発生された水蒸気15を所定温度に冷却しながら外部へ噴出するための送風ファン7と、加湿器本体2の頂部に設けられて所定温度・所定湿度に制御された水蒸気・湯気(湿気物)を外部へ噴出する噴出口8と、噴出口8の直近に配設され、噴出口8から噴出される気体としての水蒸気17及び冷却された水粒子としての水蒸気16(これらを総称して「湿気物」という。)の温度を検出する温度センサー9と、噴出口8の直近に配設され、前記「湿気物」の湿度を検出する湿度センサー10と、噴出口8を被装して加湿器本体2の頂部に着脱可能に取付けられた吸入マスク12と、ヒーター6と送風ファン7と温度センサー9と湿度センサー10とを制御して、噴出口8から噴出される湿気物の温度・湿度が所定範囲に収まるように制御する制御部11とを備えている。水蒸気発生器5とヒーター6と送風ファン7からなる構成を加湿手段といい、この加湿手段は、本願請求項1に記載された「加湿手段」に対応している。
制御部11は、貯水タンク5a、給水タンク3の残存水量の検出・報知も行っている。貯水タンク5a、給水タンク5のそれぞれに、水量センサー、水質センサー等を設け、制御部11で、貯水タンク5a又は給水タンク3の残存水量、水質等をチェックし、残存水量の低減、水質の劣化等を検出して、異常値を検出したら、表示手段に表示したり、音声出力手段でアラームを鳴らすように構成してもよいし、通信手段を介して、外部の携帯端末(例えば、スマートフォン等。)に異常が発生したことを送信するように構成してもよい。
なお、図示しないが、電源スイッチ、モード切替スイッチ、タイマー、表示部等、一般的な加湿器に備えられている構成部品も備えられている。水蒸気発生器5は、給水タンク3から給水路4を介して水が供給され貯水される貯水タンク5aと、貯水タンク5aの水を加熱して水蒸気15を発生させるヒーター6を備えている。ヒーター6の加熱素子としては、特に限定されるものではないが、例えば、ペルチェ素子を用いてもよい。また、送風される空気14の流れをスムーズにするために送風ガイド板13を設けてもよい。
本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器1は、大人でも子供でも携帯して持ち運びができるように軽量に設計されており、総重量は500g以下である。投入可能な水の量は、20g〜100gである。また、不図示であるが、充電式バッテリーを備えている。これらを考慮して、上述した各構成部品、特に給水タンク2、水蒸気発生器5、送風ファン7等のサイズを決定する必要があるが、個々の構成部品自体は、おおむね、周知の市販品で構成可能であるので、構成部品自体の詳細な説明はなるべく省略している。
水蒸気発生器5には、給水路4を介して給水タンク3から水が供給される。供給された水は、ヒーター6で加熱されて、一旦、水蒸気15として生成される。水蒸気は100℃であるので、そのまま利用者が吸入すると火傷するので、30℃〜35℃に冷却される。冷却のやり方は特に限定されるわけではないが、本実施例では、送付ファン7をモーター(不図示。)で駆動して、加湿器本体2の底部から噴出口8に向けて、空気14を送風する。送風ファン7近傍の冷却の加湿器本体2の側面又底面には、空気取入れ口(不図示)が開口されており、この空気取入れ口から外気を取り入れて冷却風として用いる。加湿器は、特に冬期に用いるので、外気は冷却風として適している。冷却された水蒸気15は湯気(細かな水の粒子)16として噴出口8から吸入マスク12を通過して外部に噴出されると同時に、30℃〜35℃の空気中の飽和水蒸気としての気体の水蒸気17も外部に噴出される。本願では、冷却した水蒸気15、つまり、細かな水の粒子状の湯気16と、気体としての水蒸気17とを総称して「湿気物」という。本発明では、一旦、100℃の水蒸気を発生することで、例えば、一般的な常温の超音波方式・気化方式等の加湿器に比べ、加湿能力が高く、また、雑菌、カビ等の発生が少なく、加湿の効果及び衛生上の効果が顕著である。
温度センサー9は、室内の温度ではなく、噴出口8の湿気物の温度を検出し、検出温度を電気信号に変換して制御部11に送信する。湿度センサー10は、室内の湿度ではなく、噴出口8の湿気物の湿度を検出し、検出湿度を電気信号に変換して制御部11に送信する。なお、噴出口8の温度・湿度は、利用者が吸入マスク12を利用者の口に当て、吸入マスク12を利用者の顔に密閉させることで、噴出口8を含む空間が閉空間となることで、正確に測定することができる。吸入マスク12を装着しない状態で使用すると、湿気物である湯気や水蒸気が周辺の大気中に拡散するので、噴出口8の温度・湿度の測定値が正確にできない虞がある。なお、上述したように、温度・湿度を測定するときは、吸入マスク12で利用者の口周りを塞ぐので、噴出口8を含む吸入マスク12内の温度・湿度は、外部の大気温度・湿度とは異なり、所定の温度(30℃〜35℃)・湿度(70%以上)に制御することができる。なお、本発明にかかる実施形態において「湿度」は「相対湿度」を意味するものとする。
制御部11は、温度センサー9で検出した噴出口8の温度と、湿度センサー10で検出した湿度に基づいて、ヒーター6を駆動制御して噴出口8ら噴出される湿気物の加湿量を制御し、また、送風ファン7を制御して噴出口8から噴出される湿気物の湿度を制御する。本発明では、インフルエンザウィルスの活性化を抑制するための条件として、噴出口8の湿気物の温度が30℃〜35℃、噴出口8の湿気物の湿度が70%以上になるように制御されている。
以上説明したように、「うがい」設備や加湿器が居室・建物・施設等に設置されていなくても、本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器1によれば、温度センサー、湿度センサーを用いて、噴出口8から噴出される湿気物(気体としての水蒸気、水粒子としての湯気)の温度を30〜35℃、湿度を70%以上になるように制御することができるので、このインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器1を用いることで、簡単にインフルエンザウィルスの非活性化を行うことができ、インフルエンザウィルスへの感染を予防することができ、感染後の蔓延を低減することができるという、従来技術にない顕著な効果を奏することができる。図2は、本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器の使用による効果を説明する図である。図2に示すように、従来の「うがい」(図3参照。)が、口腔20bだけに効果をするのに対し、本発明の携帯型水蒸気式加湿を使用すれば、口腔20bだけでなく、鼻腔20a、食道20e、胃20g、気管20d、肺20f、全身20hのすべてのウイルスの非活性化に効果を奏することができる。
是非、本発明のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器を利用して、呼吸器官に異変を感じたらすぐこの呼吸器官洗浄すると、「うがい」より優れた予防の方法の一つになると本願出願人は信じる。このインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器を用いれば、口、呼吸器官を洗浄する意思があれば家庭で簡単にインフレエンザの予防ができる。この加湿器を日本・世界中に広げたい。ウイルスは体内に侵入後、条件が良ければすぐに爆発的に増加するので、外出先でも必要があればすぐに洗浄できる携帯型の加湿器が是非必要である。只、十分な免疫力は必要と考えている。
1 インフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器
2 加湿器本体
3 給水タンク
4 給水路
5 水蒸気発生器
5a 貯水タンク
6 ヒーター
7 送風ファン
9 温度センサー
10 湿度センサー
11 制御部
12 吸入マスク
13 送風ガイド板
14 空気
15,17 水蒸気(気体)
16 湯気(水粒子)
20 人体
20a 鼻腔
20c 喉頭蓋
20d 気管
20e 食道
20f 肺(左肺)
20g 胃
20h 全身
30 動物細胞
30a 核
30b 細胞膜
40 植物細胞
40a 核
40b 細胞膜
40c 葉緑体
40d 液胞
50 ウィルス
50a 核酸
50b カプシド
50c エンベロープ

Claims (3)

  1. 加湿手段で発生された水蒸気を冷却して生成された湯気(水粒子)を含む湿気物を外部に噴出する噴出口を備え、携帯可能に構成されたインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器であって、
    該インフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器は、前記噴出口の前記湿気物の温度を検出する温度センサーと、前記噴出口の前記湿気物の湿度を検出する湿度センサーと、
    前記温度センサーで検出した前記噴出口の前記湿気物の温度と、前記湿度センサーで検出した前記噴出口の前記湿気物の湿度とに基づいて、前記噴出口の前記湿気物の温度が30〜35℃、かつ、前記噴出口の前記湿気物の湿度が70%以上になるように前記加湿手段を制御する制御部と
    を備えたことを特徴とするインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器。
  2. 前記加湿手段には、水蒸気発生器、ヒーター、送風ファンが設けられており、
    該ヒーターで加熱され、該水蒸気発生器から発生された水蒸気を30〜35℃になるように前記送風ファンで冷却するように構成された
    ことを特徴とする請求項1に記載のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器。
  3. 前記噴出口に被装され、温度・湿度を一定に制御可能な空間を形成可能な形状に構成された吸入マスクを備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインフルエンザ予防用携帯型水蒸気式加湿器。

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