JP6506977B2 - 包丁差し取付け構造およびこれを備えたキッチン - Google Patents
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同文献に記載の包丁差し取付け構造においては、キッチンに設置されるフロアキャビネットの扉の裏側に、ブラケットが固定して取り付けられており、このブラケットの前面側(フロアキャビネット奥側)に包丁差しが掛止されている。ブラケットに包丁差しを掛止させるための手段として、ブラケットには、上向きフック状の第1係合部を設ける一方、包丁差しには、前記第1の係合部に対してその上側から係合する下向きフック状の第2の係合部を設けている。
このような構成によれば、包丁差しを扉に直接ビス止めする構造とは異なり、フロアキャビネットの扉の裏側に、包丁差しを容易に着脱することができる。また、扉の横幅方向において包丁差しの位置を変更するといったことも容易に実現できる。
突っ張り力発生部材を利用して発生させた突っ張り力により、ブラケットおよび包丁差しに設けられている第1および第2の係合部を略水平方向において互いに圧接させることができるために、包丁を包丁差しから抜き取る際に、包丁差しが上方へ持ち上がることを適切に抑制することが可能である。
一方、包丁差しの取り付け対象部位に対する包丁差しの取り付けは、包丁差しをブラケットに掛止させることにより行なうことができるために、たとえば包丁差しの複数箇所を取り付け対象部位に直接ビス止めするような場合とは異なり、包丁差しの着脱の容易化を図ることができるといった利点が得られる。後述するように、包丁差しをブラケットの横幅方向において位置変更させるといったことも容易に実現できる。
る包丁差し取付け構造を備えていることを特徴としている。
このような構成によれば、本発明の第1の側面により提供される包丁差し取付け構造について述べたのと同様な効果が得られる。
図2に示すように、包丁差し取付け構造Cは、包丁差し3と、この包丁差し3を取り付けるためのブラケット2と、本発明でいう突っ張り力発生部材の一例としてのネジ部材4とを備えている。
の背後には、隙間24が形成されている。ブラケット2は、前板部11の裏面に当接させるための部分として、前板部11側に突出する2つの凸状部25を有する形態とされており、かつこの凸状部25の前面側はブラケット2の背面側に窪んだ凹状部26となっている。第1の係合部21は、そのような凹状部26を利用して形成されている。
。これに対し、ネジ部材4の先端部が凹部22に嵌入していれば、このネジ部材4と凹部22の壁面部との係合作用により、包丁差し3が上方へ持ち上げられることは、やはり適切に防止される。ネジ部材4が凹部22に対して比較的密に嵌入する寸法関係に設定しておけば、包丁差し3の上方への持ち上がり寸法を殆どゼロとすることが可能である。このように、ネジ部材4に緩みを生じた場合にも、包丁差し3の持ち上がりが防止できる構造によれば、包丁差し3の取り付け状態に高い信頼をおくことができる。
このような構成においても、包丁差し3をブラケット2に対して掛止させることができるとともに、ネジ部材4(同図では省略)を締め付けて突っ張り力Fを発生させた際には、第1および第2の係合部21,31どうしを略水平方向において圧接させて、包丁差し3が持ち上げられることを適切に防止することが可能である。
本発明でいう突っ張り力発生部材としては、ビス以外のネジ部材を用いることができる。
K キッチン
11 扉の前板部(包丁差しの取り付け対象部位)
2 ブラケット
21 第1の係合部
21b 上向き突出部
22 凹部
3 包丁差し
31 第2の係合部
31b 下向き突出部
4 ネジ部材(突っ張り力発生部材)
Claims (4)
- 包丁差しと、
この包丁差しの取り付け対象部位に取り付けられるブラケットと、
を備えており、
これらブラケットおよび包丁差しには、前記包丁差しを前記ブラケットの前面側に配置させて前記ブラケットに掛止させることができるように互いに係合可能な第1および第2の係合部が設けられている、包丁差し取付け構造であって、
前記ブラケットには、前記ブラケットの背後に向けて窪んだ凹部が設けられており、
前記第1および第2の係合部が略水平方向において互いに圧接することにより、前記包丁差しの上昇が規制されるように、前記包丁差しを前記ブラケットに相対させて前記ブラケットの前方側へ移動させる向きの突っ張り力を発生させる突っ張り力発生部材として、前記包丁差しに螺合装着して設けられ、かつ前記凹部に先端部が嵌入するネジ部材を、さらに備えており、
前記ネジ部材の先端部が前記凹部の底部に押し当てられることにより、前記突っ張り力を発生させることが可能である一方、
前記ネジ部材が緩んで前記突っ張り力が発生していない状態においては、前記ネジ部材の先端部が前記凹部の上側内壁部に係合することにより、前記包丁差しの上昇を規制可能な構成とされていることを特徴とする、包丁差し取付け構造。 - 請求項1に記載の包丁差し取付け構造であって、
前記ブラケットは、前記包丁差しよりも横幅が大きくされており、
前記ブラケットに設けられている前記第1の係合部は、前記ブラケットの横幅方向に延びた形態とされ、前記ブラケットに対する前記包丁差しの掛止位置を前記ブラケットの横幅方向に変更可能とされている、包丁差し取付け構造。 - 請求項1または2に記載の包丁差し取付け構造であって、
前記ブラケットに設けられている前記第1の係合部は、上向き突出部を有し、かつ前記包丁差しに設けられている前記第2の係合部は、下向き突出部を有し、
前記第1および第2の係合部は、前記下向き突出部が前記上向き突出部よりも前記ブラケットの背後寄りに位置するようにして前記上向き突出部の上側から係合しており、
前記突っ張り力によって前記上向き突出部と前記下向き突出部とが略水平方向において圧接する構成とされている、包丁差し取付け構造。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の包丁差し取付け構造を備えていることを特徴とする、キッチン。
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JP2015011150A JP6506977B2 (ja) | 2015-01-23 | 2015-01-23 | 包丁差し取付け構造およびこれを備えたキッチン |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS63127471U (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-19 | ||
JP4487397B2 (ja) * | 2000-08-23 | 2010-06-23 | パナソニック電工株式会社 | 棚部材の取付け構造 |
-
2015
- 2015-01-23 JP JP2015011150A patent/JP6506977B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP2016135178A (ja) | 2016-07-28 |
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