JP5897589B2 - 内壁および外壁を有する引き出し側壁 - Google Patents

内壁および外壁を有する引き出し側壁 Download PDF

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Description

本発明は内壁および外壁を有する引き出し側壁に関し、引き出し側壁は内壁内の少なくとも大半に対して配置される引き出しレールシステムに接続される必要があり、内壁および外壁は機械的なラッチング接続によって互いに接続可能であり、内壁および外壁は各々が取り付け位置におけるラッチング接続の下方に端部を有する。
多部品引き出し側壁または引き出しフレーム部材が先端技術において既に知られている。これらは、典型的に、内壁と内壁に接続される必要のある外壁とを備える。かくして、欧州特許第1 614 369 A1号明細書には、2つの壁部を含む二重壁引き出しフレーム部材が開示されている。2つの壁部は機械的なラッチング接続によって接続可能であり、ラッチング接続は2つの壁部が容易にかつ迅速に再び分離できるような構成のものである。特に、その配置では、2つの壁部の端部はラッチング接続の真下で互いに離隔される。それは、ラッチング接続の不測の離脱が外壁部の端部でたとえばフッキングによって結果的に容易に生じる場合があり、それゆえ外壁部を内壁部から分離する限りにおいて不都合である。また、独国特許出願第202 03 551 U1号明細書は二重壁引き出しフレーム部材を開示しており、2つの壁部は保持部によって上端領域で、また実矧ぎ継ぎ接続によって下端領域で互いに接続可能である。この場合も、外壁部の端部に偶然に接続されることになり外壁部を内壁部から分離することが容易に可能であるように壁部の端部は実矧ぎ継ぎ接続の真下で互いに離隔される。
欧州特許第1 614 369 A1号明細書 独国特許出願第202 03 551 U1号明細書
したがって、本発明の目的は、先端技術に関して改良される引き出し側壁を提供することである。特に、本発明は、ラッチング接続の偶然の解放を阻止し、かくして内壁からの外壁の偶然の解放を阻止することを目指すものである。
本発明によると、それは請求項1の特徴によって実現される。本発明のさらに有利な構成が付随的な請求項において列挙される。
したがって、本発明によると、内壁の端部と外壁の端部とが少なくとも部分的に互いに支え合い、外壁の端部は内壁の端部から突き出て、内壁は外壁のラッチング部がラッチ可能なラッチング受容手段を有し、外壁の下向きに突き出た端部を内壁の端部から持ち上げると、ラッチング部は内壁のラッチング受容手段に圧入され、かくしてラッチング接続の解放を阻止する。
結果的に内壁の端部と外壁の端部との間にはもはやいかなる領域も存在しないので、外壁の端部が内壁の端部に少なくとも部分的に支えられるという事実は内壁からの外壁の偶然の解放を妨げ、そこではラッチング接続が外れるように偶然にフックアップされる可能性がある。さらに、外壁の端部が内壁の端部を越えてわずかに突き出るという事実は、内壁が外壁によって光学的に隠されることを意味する。
ラッチング接続は、外壁のラッチング部がラッチ可能であるラッチング受容手段を有する内壁によって形成される。ラッチング受容手段とさらにラッチング部のいずれも、各々が引き出し側壁の長さの一部にわたって延びる特殊形状レグ(特殊な形状の脚部:profiled leg)を有しうる。各場合におけるプロファイリング(形状)は、実質的にS形またはZ形断面のものでありうる。このようなプロファイリングでは、外壁のラッチング部と内壁のラッチング受容手段との間で実質的に積極的なロッキング接続が特に可能である。
その点に関して、内壁と外壁の間のラッチング接続は、外壁の下方に突き出る端部が内壁の端部から持ち上げられると、ラッチング部は内壁のラッチング受容手段に圧入され、かくしてラッチング接続の解放を阻止するように適合される。このような構成において、外側に向く力が外壁の端部に作用すると、ラッチングを外さずにラッチング接続のラッチングがさらに安定したものになり、それによって、内壁からの外壁の偶然の解放が阻止されうる。
本発明の考えられる進展では、ラッチング接続は端部の最下端の上方に間隔を開けて配置されることが条件とされうる。このような引き出し側壁を容器レールに接続する必要がある場合、その設計構成によって引き出しの底を容器レールとラッチング接続の間で支持することができる。その場合、たとえば、内壁の端部の最下端と内壁のラッチング受容手段との間の間隔は引き出し側壁の高さの約10〜30%でありうる。
実質的に水平の接触部が引き出しの底を内部で支える水平接触部とラッチング受容手段を隣接させる場合、引き出しの底の外縁は水平接触部と、内壁の端部と、容器レールとによって包囲されうる。その場合、水平接触部は、引き出しの底に基礎を置くことが可能であり、それによってラッチング受容手段はさらに強化されうる。外壁の端部に対する外向きの力は、内壁のラッチング受容手段の領域に配置された概念的な回転軸を中心とする端部の枢動運動をもたらす。その場合、外壁のラッチング部は、ラッチング受容手段と内壁の水平接触部とに向かって下方に押圧される。しかしながら、水平接触部が引き出しの底に支えられるという事実は、ラッチング受容手段が下方に偏向しえないことを意味し、それによって、ラッチング接続は解放不可能であり、それゆえ、内壁からの外壁の離脱が阻止されうる。
本発明の好ましい実施形態では、内壁はその長手方向上縁の領域に外壁を吊り下げ係合しうる枢動台を有し、かつ内壁に対して枢動可能であることが条件とされうる。作り出すことが特に簡単である変型では、ピボット取り付けは実質的にU字形の構成のものである。
さらなる構成において、引き出し側壁は長手方向に延びる溝を有しうる。その場合、溝が内壁の長手方向上縁の領域内で延びると、内壁は安定化装置で特に容易に支持されうる。このような安定化装置は、容器レールの前端領域および後端領域に固定する必要のある、たとえば、固定具間に設けることが可能であり、容器レールにはさらに引き出しフロントパネルおよび引き出し後壁を固定することが可能である。容器レールのこのような配置、すなわち、容器レールおよび安定化装置に配置された2つの固定具は、引き出し側壁の有無に関わらず、たとえば、引き出しフロントパネルによって、あるいは引き出し後壁によってその配置に導入される力を特に吸収しうる安定なフレーム構造を提供する。そのフレーム構造に固定されるべき引き出し側壁が、もはやいかなる実質的な力を受けることもなく、その結果、たとえば非常に薄くてもよいことになる。非常に薄い引き出し側壁は、さらに、その配置によって形成された引き出し容器の内側幅が相応に増加されうることを意味し、それによって、引き出し容器内の有効な保管空間も増加される。さらに、その構成は、引き出し側壁も純粋な被覆要素の形をしていてもよく、かつ前述の類のものに作用する力に耐えそうもない材料から成ることもよいことを意味する。
本発明の好ましい実施形態では、外壁の端部が実質的にU字形の部分によって形成されることが条件とされうる。内壁および外壁が、たとえば、鋼板またはアルミニウム板から成り、それによって内壁および外壁の具体的な構成が板曲げ工程によって実施されうる場合に、その構成は特に適している。
本発明のさらなる詳細および優位性を以下の図面に示された例として実施形態を参照して具体的な記述によって以下でさらに詳しく説明する。
容器レールと容器レールに固定される引き出し側壁との斜視分解図を示す。 図1に示すような容器レールと容器レールに固定される引き出し側壁の斜視図を示す。 内壁に固定される安定化装置を示す。 容器レールに接続される必要のある、内壁と内壁に固定される安定化装置とを示す。 図4に示すような容器レールおよび安定化装置に接続される必要があり、かつ引き出しフロントパネルおよび引き出し後壁が適合されうる固定具を示す。 容器レールおよび安定化装置に固定された固定具とともに図5の斜視図を示す。 容器レールと、2つの固定具と、安定化装置とを備える安定化フレーム構造の詳細図を示す。 外壁が固定される図6に示すような配置を示す。 外壁が内壁に吊り下げられた図8からの様々な図を示す。 外壁が内壁に吊り下げられた図8からの様々な図を示す。 外壁が内壁に吊り下げられた図8からの様々な図を示す。 内壁に対してさらに枢動されている位置における図9の外壁を示す。 内壁に対してさらに枢動されている位置における図9の外壁を示す。 内壁に対してさらに枢動されている位置における図9の外壁を示す。 内壁に対してさらに枢動されている位置における図9の外壁を示す。 内壁にラッチされている位置における図10の外壁を示す。 内壁にラッチされている位置における図10の外壁を示す。 内壁にラッチされている位置における図10の外壁を示す。 内壁にラッチされている位置における図10の外壁を示す。 分かり易くするために様々な要素を除外した、図11a〜図11dに従った様々な図を示す。 分かり易くするために様々な要素を除外した、図11a〜図11dに従った様々な図を示す。 分かり易くするために様々な要素を除外した、図11a〜図11dに従った様々な図を示す。 分かり易くするために様々な要素を除外した、図11a〜図11dに従った様々な図を示す。
図1は、容器レール1と容器レール1に固定される引き出し側壁との斜視分解図を示す。この例では、引き出し側壁5は、2部品構造のものであり、内壁5aおよび外壁5bを備える。断面において、容器レール1は実質的にS字形またはZ字形の部分を有する。その部分は、高さが異なる2つの接触レグ(接触脚部)6aおよび6bを含む特に接触リム6を形成する。引き出し容器の適切に成形された引き出しの底は、接触リム6に設置されて容器レール1に接続されうる。引き出し側壁5の容器レール1への組立と、引き出しフロントパネルおよび引き出し後壁の固定具2および3への組立がさらに実施された後、これによって形成された引き出し容器は、家具カーカスの中に予め取り付けられた、たとえば、引き出し延長ガイドに接続されうる。その目的で提供されるのは、容器レール1に固定される必要があり、それによって引き出し延長ガイドに設置された引き出し容器を引き出し延長ガイドのレールに接続しうる結合要素19であり、引き出し延長ガイドのレールは接触レグ6bの真下にある。
外縁では、容器レール1は長手方向外縁に沿って曲げられる下方を向くレグ(脚部)17を有する。内壁5aの下端部8は、容器レール1のその垂直レグ(垂直脚部)17に固定されうる。このような固定は、たとえば、締め付け、接着、リベット打ち、ねじ止め、溶接などによって実施されうる。内壁5aは、内壁に長手方向上縁の領域において安定化装置4に接続されうる。この例では、安定化装置4は、内壁5aの対応する溝11の中に係合しうるU字形レール4の形をしており、この配置を含む引き出しの典型的な使用状況において言及に値する雑音を発生しないように内壁5aにたとえば接着されうる。その点に関して、たとえば、2成分接着剤が接着材料として使用されうる。
容器レール1の前端領域に提供されるのは、後で引き出しフロントパネルを前方嵌合アセンブリ(front fitment assembly)21に固定しうるように、たとえば、前方嵌合アセンブリ21を配置しうる固定具2である。この例では、内壁5aの端部8は内壁5aの前部領域および末端後部領域に凹所を有するので、固定具2はたとえば溶接によって容器レール1および安定化レール4に直接固定されうる。これは、容器レール1と、固定具2および安定化レール4とのいずれも鋼から成り、かつ内壁5aが鋼から成らないときに特に有利である。前方嵌合アセンブリ21は、容器レール1に対する引き出しフロントパネルの位置を変えるために複数の調整装置を有しうる。このような調整装置は、内壁5aにおける適切な開口からねじ回しによって典型的に操作される。適応調整が実施された後で調整装置を光学的に完全に覆うために、たとえば、スナップ接続によって内壁5aに解放可能に固定されうるカバー20が設けられる。
容器レール1の後端の領域に提供されるのは固定具3であり、これには、引き出し後壁を固定するために、たとえば、後壁ホルダー12が取り付けられうる。前述のように、2つの固定具2および3は、容器レール1と、固定具2および3と、安定化装置4とから形成された安定なフレーム構造を提供するように接続され、好ましくは容器レール1および安定化装置4に溶接されうる。その安定なフレーム構造は、たとえば、引き出しフロントパネルによって加えられる力を伝達する役割を果たす。
この例では、その外側長手方向上縁の領域において、内壁5aはS字形に曲げられて部分18に対する枢動台(pivot mounting)10としての役割を果たしうる部分を有し、部分18は外壁5bの長手方向上縁の対応するフック形に曲げられる。外壁5bのフック形部18は、枢動台10に吊り下げ可能であり、続いて、外壁5bは内壁5aに対して枢動されうる。この例では、下端領域において、外壁5bはU字形に曲げられ、S字形に曲げられてラッチング部7bとしての役割を果たす部分によって隣接される端部9を有する。内壁5aに対する外壁5bの対応する枢動運動の後、そのラッチング部7bは内壁5aの端部8の上方で適切に成形されたラッチング受容手段7aにラッチ係合可能であり、それによって外壁5bは内壁5aに固定されうる。内壁5aのラッチング受容手段7aと外壁5bのラッチング部7bとは、機械的なラッチング接続7を形成する。この場合、ラッチング係合がラッチング接続7によって実施された後、外壁5bの端部9が内壁5aの端部8に少なくとも部分的に支えられるように、内壁5aの端部8は同時に外壁5bの端部9に対する当接部としての役割を果たす。
図2は、図1に示すような容器レールに固定される引き出し側壁5を備えた容器レール1の斜視図を示す。内壁5aと外壁5bの間に配置されるのは、内壁5aに取り付けられる安定化装置4であり、この図では内壁5aによって隠され、それゆえ見えず、容器レール1および安定化装置4にも接続される固定具2および3(ここでも見えない)とともに力伝達フレーム構造を形成する。後壁ホルダー12が引き出し後壁を固定するために後固定具3に取り付けられる。固定部2に配置される前方嵌合アセンブリ21の調整装置は、カバー20で光学的に覆われる。容器レール1を引き出し延長ガイドに接続するために提供されるのは、この図において容器レール1に既に固定される結合要素19である。
図3〜図6は、内壁5aを容器レール1に接続するために提案された組立手順を示す。
図3は、内壁5aと、内壁5aに固定されてこの例では実質的にU字形の安定化レール4の形をしている安定化装置4とを、斜視内部図、すなわち上方から内壁5aの前側の方に傾いた斜視図として示す。この例では、内壁5aは、壁部22の上端領域において断面が実質的にU字形であるカバー23によって隣接された壁部22を有する。この場合、そのカバー23は、壁部22の長手方向上縁に沿って曲げられた部分によって形成され、同時に引き出し側壁5の上縁を表す。カバー23は、内壁5aに接続される外壁5bの枢動台10としての役割を果たしうる実質的にS字形のプロファイル部の形で延びる。垂直プロファイル部24がS字形プロファイル部に隣接し、壁部22と、垂直プロファイル部24と、カバー23とは、U字形の安定化レール4が係合しうる実質的にU字形の溝を形成する。
この例では、安定化レール4はさらに外側プロファイル側壁26の方向に安定化レール4の内側プロファイル側壁25から始まって形成される複数の隆起部13を有する。結果的に、内壁5aの垂直プロファイル部24は、外側プロファイル側壁26と内側プロファイル側壁25における隆起部13との間でクランプ可能であり、それによって、安定化レール4への内壁5aに対して位置的に安定した実質的に遊びのない支持を実現することが可能である。この配置を含む引き出しの典型的な使用状況における、さらなる固定手段として、また遮音の方策として、好ましくは弾性減衰装置が、たとえば、接着領域15における接着ストリップの形で安定化レール4の内側プロファイル側壁25と内壁5aの壁部22との間にさらに配置されうる(図9c参照)。
図4は図3の配置を示しており、安定化レール4は内壁5aに既に予め取り付けられている。この例では、内壁5aの壁部22の下端領域に隣接しているのは、外端において内壁5aを外壁5bにラッチング係合させるためにラッチング受容手段7aとしての役割を果たす実質的に垂直に突き出る突出部を有する水平に突き出る接触部分27である。ラッチング受容手段7aは、さらに内壁5aの端部8を形成する垂直プロファイル部によって隣接される。内壁5aは、その端部8の領域において容器レール1の垂直レッグ17に接続されうる。容器レール1と内壁5aが異なる材料から成る状況では(たとえば、容器レール1が鋼から成り、内壁5aがアルミニウムから成る場合)、容器レール1と内壁5aとの接続は好ましくは締め付けによって行われる。
端部8は、内壁5aの前端領域と後端領域に開口を有する。開口は、さらなる組立手順において、安定化レール4に接続する必要のある引き出しフロントパネルと引き出し後壁とを固定する適切な固定具2、3が容器レール1に直接接続されうることも条件として役割を果たす。
図5は図4の配置を示し、内壁5aは、外部斜視図、すなわち上方から内壁5aの後側の方に傾いた斜視図から、既に容器レール1に接続されている。内壁5aの端部8は、前端領域および後端領域に適切な開口を有する。かくして、固定具2および3をこれらの下端領域において容器レール1に直接接続することが可能である。そのために、この例では、固定具2および3は、これらをたとえば容器レール1に溶接しうる適切な固定位置14を有する。上端領域において、固定具2および3は、これらをたとえば溶接によって安定化レール4に接続しうるさらなる固定位置14を有する。
図6は図5の配置を示し、固定具2および3は容器レール1および安定化レール4に既に接続されている。これは、容器レール1と、前固定具2と、安定化レール4と、後固定具3とから形成された安定なフレーム構造を提供する。そのフレーム構造は、引き出しフロントパネル(ここでは図示せず)を取り付けうる前固定具2によって作用する特に力を伝達しうる耐力構造を形成する。
図7は、図6に示すようなフレーム構造の斜視内部図を示し、内壁5aはフレーム構造が見えるように取り外されている。この例では、容器レール1と、前固定具2と、後固定具3と、安定化レール4とは鋼から成り、その場合、固定具2および3は容器レール1と安定化レール4にそれぞれ溶接される。これは、引き出し側壁がそのフレーム構造に接続されているか否かに関わらず、それに作用する力を伝達しうる安定な耐力フレーム構造を提供する。しかしながら、固定具2および3も異なる方法で、たとえば、リベット打ち、ねじ止め、または締め付けによって容器レール1および安定化レール4に固定されうることも理解されよう。
図8〜図12は、外壁5bを内壁5aに接続する提案された組立手順を示す。
図8は図6の配置を示し、外壁5bは内壁5aに接続されている。この例では、内壁5aは、内壁5aに予め取り付けられた安定化レール4によって容器レール1と固定具2および3に既に接続され、したがって、これは、容器レール1と、安定化レール4が容器レールに固定された内壁5aと、容器レール1および安定化レール4に接続された固定具2および3から成る安定なアセンブリを提供する。外側長手方向上縁に沿って、内壁5aは実質的にS字形に曲げられ、外壁5bの枢動台10としての役割を果たす部分を有する。外壁5bは、そのフック形部分18によって、その枢動台10に吊り下げ係合され、内壁5aの方向に枢動され、斜視図では見えないラッチング部7bによって内壁5aのラッチング受容手段7aにラッチされうる。
図9aは内壁5aの枢動台10に吊り下げ係合される外壁5bの斜視外部図を示し、図9bは断面図を同じ配置で示し、図9cはAによって識別され拡大されて図9bに円で印された領域を示す。外壁5bは長手方向上縁に沿ってフック形に内側に曲げられる部分18を有し、それによって外壁5bは内壁5aの枢動台10に吊り下げ係合されうる。
この例における外壁5bの下縁は、同時に外壁5bの端部9を表す深いU字形チャンネルによって形成される。端部9に隣接するのは、外壁5bのラッチング部7bを形成する実質的なS字形部分である。そのラッチング部7bは、外壁5bのラッチング部7bが内壁5aのラッチング受容手段7aにおいてラッチング係合し、かくして外壁5bが内壁5aに固定されるように、内壁5aの突出部形のラッチング受容手段7aと連携しうる。
図10a、10b、および10cは、図9a、9b、および9cに示されるような図を示し、外壁5bはラッチング部7bが内壁5aのラッチング受容手段7aに支えられるまで枢動されている。図10dは、Bによって識別され拡大されて図10bに円で印された領域を示す。内壁5aのラッチング受容手段7aと外壁5bのラッチング部7bとから形成されたラッチング接続7はまだラッチング係合されていないことが分かるであろう。この配置を含む引き出しの使用状況における、さらなる固定手段として、また遮音の方策として、好ましくは弾性減衰装置が、たとえば、枢動台10およびラッチング接続7の領域の接着領域16における接着ストリップの形で内壁5aと外壁5bとの間にさらに提供されうる。
図11a〜図11dは、図10a〜図10dに示されるような図を示し、外壁5bはラッチング接続7によって内壁5aに固定されている。図12a〜図12dは同じ図を示し、後壁ホルダー12および結合要素19は図面を分かり易くするために除外されている。例示された配置では、内壁5aのラッチング受容手段7aへのラッチング部7bのラッチング係合が生じるまで外壁5bは枢動された。その場合、ラッチング接続7が効き始めた後、外壁5bの端部9が内壁5aの端部8に少なくとも部分的に支えられるように、内壁5aの端部8は同時に外壁5bの端部9に対して当接部を形成する。
図示された例では、内壁5aの端部8は容器レール1の垂直レグ17の下縁とほぼ面一にあり、外壁5bの端部9は内壁5aの端部8の下端を越えて突き出ている。それによって、背後の配置を隠すことができるので、一方では外壁5bを装飾要素としてさらに利用することが可能になる。さらに、その配置は、内壁5aからの外壁5bの不測の解放に対する離脱予防手段を実現する。外向きの力Fが外壁5bの端部9に作用する場合、この力は外壁5bの端部9を解放せずにラッチング接続7のさらに安定したラッチングをもたらし、それによって、内壁5aからの外壁5bの不測の離脱を回避することが可能である。
容器レール1は、引き出しの底の裏面に固定することを目的とする。特に図12bから分かるように、その場合、引き出しの底の外縁は水平接触部27と、内壁5aの端部8と、容器レール1とによって包囲されうる。その場合、水平接触部27は引き出しの底に置かれ、それによって、ラッチング受容手段7aはさらに強化されうる。外壁5bの端部9に対して外に向く力Fは、内壁5aのラッチング受容手段7aの領域にある回転の概念的な軸Dを中心とする端部9の枢動運動をもたらす。外壁5bのラッチング部7bの鼻形部28は、その場合、ラッチング受容手段7aと内壁5aの水平接触部27とに向かって下方に押圧される(図12d参照)。引き出しの底が存在するとき水平接触部27は引き出しの底に支えられるが、ラッチング受容手段7aは下方に偏向しえないので、それによって、ラッチング接続7は解放されることができず、それゆえ、内壁5aからの外壁5bの解放は阻止されうる。
図示されたすべての実施形態に対して、内壁5aおよび外壁5bは、たとえば、鋼板またはアルミニウム板から成ることができ、その場合に内壁5aおよび外壁5bの前述の具体的でかつ多機能な構成は板曲げ工程によって実施されうる。

Claims (11)

  1. 内壁(5a)および外壁(5b)を有する引き出し側壁(5)であって、
    該引き出し側壁(5)は引き出しレールシステムに接続される必要があり、
    前記内壁(5a)および前記外壁(5b)は機械的なラッチング接続(7)によって互いに接続可能であり、
    前記内壁(5a)および前記外壁(5b)は、取り付け位置においてラッチング接続(7)の下に端部(8、9)をそれぞれ有し、
    前記内壁(5a)の端部(8)と前記外壁(5b)の端部(9)は互いに少なくとも部分的に支え合い、
    前記外壁(5b)の前記端部(9)は前記内壁(5a)の前記端部(8)を越えて突き出し、
    前記内壁(5a)は前記外壁(5b)のラッチング部(7b)がラッチ可能であるラッチング受容手段(7a)を有し、
    前記内壁(5a)の前記端部(8)から前記外壁(5b)の下方に突き出る端部(9)に、外向きの力が作用すると、前記ラッチング部(7b)は前記内壁(5a)の前記ラッチング受容手段(7a)に圧入されて、前記ラッチング接続(7)の解放を阻止することを特徴とする引き出し側壁(5)。
  2. 前記ラッチング受容手段(7a)は前記引き出し側壁(5)の長さの一部にわたって延びる形状であることを特徴とする、請求項1に記載の引き出し側壁。
  3. 前記ラッチング受容手段(7a)は断面がS字形またはZ字形に描かれることを特徴とする、請求項2に記載の引き出し側壁。
  4. 水平な接触部(27)が前記ラッチング受容手段(7a)に隣接し、前記水平な接触部(27)は内部で引き出しの底に支えられることを特徴とする、請求項1から請求項3の一項に記載の引き出し側壁。
  5. 前記ラッチング部(7b)は前記引き出し側壁(5)の長さの一部にわたって延びる形状であることを特徴とする、請求項1から請求項4の一項に記載の引き出し側壁。
  6. 前記ラッチング部(7b)は断面がS字形またはZ字形に描かれることを特徴とする、請求項5に記載の引き出し側壁。
  7. 前記内壁(5a)は、その長手方向の上縁の領域において前記外壁(5b)を吊り下げ係合しうる枢動台(10)を有し、かつ、前記外壁(5b)は前記内壁(5a)に対して枢動可能であることを特徴とする、請求項1から請求項6の一項に記載の引き出し側壁。
  8. 前記枢動台(10)U字形の構成のものであることを特徴とする、請求項7に記載の引き出し側壁。
  9. 前記引き出し側壁(5)は長手方向に延びる溝(11)を有することを特徴とする、請求項1から請求項8の一項に記載の引き出し側壁。
  10. 前記溝(11)は前記内壁(5a)の長手方向の上縁の領域において延びることを特徴とする、請求項9に記載の引き出し側壁。
  11. 前記外壁(5b)の端部(9)U字形の部分によって形成されることを特徴とする、請求項1から請求項10の一項に記載の引き出し側壁。
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