JP6506669B2 - 刈込機 - Google Patents

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Description

本発明は、生垣等の刈込み、樹木の剪定、茶樹の刈込み等を行うための電動式の刈込機であって、駆動源から動力変換機構を介して長尺のバリカン式の刈込刃を連結し、長手方向に沿う一側方にのみ複数の固定刃及び可動刃からなる刈込刃を列設した片刃式の刈込機に関する。
従来、上記した生垣の刈込等において、効率的な刈込を行うために、種々の刈込機が使用される。このような刈込機のうち、片刃式の刈込機は、多数の刈込刃を備えていながら、狭幅の構成を採ることができ、また両刃式と比較して重量の低減がされている。
しかしながら、そのような片刃式の刈込機であっても、駆動源、動力変換機構、長尺の刈込刃を有していること、更に使用時には駆動源からの振動の発生や枝葉の切断によって生じる不定方向の負荷が生じることもあるから、作業負担を低減し、片手で把持して使用できる刈込機の構成が案出されている。
このような片刃式の片手で把持可能な刈込機として、例えば、前後長さ方向に沿う片側が櫛刃状を有する固定刃と、該固定刃に対して鋏作用方向に駆動する複数枚の可動刃、又は前後方向に水平駆動する櫛刃状の可動刃を備えた片刃構造を有するバリカン式の刈刃部が、ハウジングの前端部から前方に向けて突設され、該ハウジング内にはモータが搭載され、該モータによる回転動力が、該ハウジング内の前部に設けた歯車組により減速し水平回転運動に変換され、更に、この水平回転運動がクランクアームにより前後進退運動に変換されて、この前後進退動を通じて前記刈刃部の可動刃を鋏作用方向に駆動させる動力伝達構造を有する園芸用バリカン装置において、前記ハウジングは、前部を構成する膨出部と、該膨出部に続く長さ途中部から後端部に至る部分に相当する柄部とが設けられた一本の短尺中空略太棒形状を有し、前記柄部に前記モータの電源スイッチが設けられ、前記膨出部内に前記歯車組が設けられ、前記モータは、前記ハウジング内における前記長さ途中部よりも後方となる箇所に、軸芯を該ハウジングの長さ方向に沿う横向き姿勢で配置され、前記刈刃部を含めた装置全体の重心を、前記長さ途中部に位置させて、前記長さ途中部が最適な片手把持部となるように構成されていることを特徴とする園芸用バリカン装置(例えば、特許文献1参照。)が公知である。
また、側方に刈刃を有する片刃式の刈込機を主とするものではないが、片手で把持可能な手持ち式電動工具として、後方においてモータを有する駆動部と、前方において被加工部を加工する加工部を有するヘッド部との間に、前記モータの駆動力を前記加工部に伝動するための伝動軸を内蔵した把持部を備え、該把持部が把持されて略水平に使用される手持ち式電動工具であって、前記把持部は把持体部とモータを作動させる押しボタン式のスイッチとを有し、該スイッチはスイッチ本体と操作部材とを有して把持部下面前部に配置され、前記伝動軸は把持部に水平に支持されるとともに、把持部の前部が後部に比べて下がった斜め形状に形成されることで把持体部の前部の下部内方に収納空間が形成され、該収納空間に前記スイッチ本体が収納され、操作部材が収納空間に出退自在に設けられ、重心を把持部において操作部材よりも後方に存在させていることを特徴とする手持ち式電動工具が公知である(例えば、特許文献2参照。)。
登録実用新案第3196477号公報 特許第4524168号公報
上記特許文献1に係る考案は、膨出部の後方となる柄部(特にその後端側)にモータの電源スイッチを備え、当該柄部のうち前端側を把持し、片手で把持可能な刈込機である。
この際に、片手で保持する位置は、柄部のうち長さ途中部となる。
当該刈込機を片手で把持して使用している状態からモータを停止させるためには、他方の片手によって前記電源スイッチをOFFにする必要がある。このため、スイッチのON、OFFを適時に片手操作で切り替えることができない。
このことは、例えば、刈刃部が駆動状態のまま不慮に他物に接触し、当該他物を傷つける虞があるため、安全性の観点から問題がある。
一方、特許文献2に係る発明は、側方に刈刃を有する片刃式の刈込機を主とするものではないが、押しボタン式のスイッチ部を把持部下面前部に配置され、前記伝動軸は把持部に水平に支持されるとともに、把持部の前部が後部に比べて下がった斜め形状に形成されることで把持体部の前部の下部内方に収納空間が形成され、該収納空間に前記スイッチ本体が収納される構成を備えているため、片手操作でスイッチ部のON、OFFが可能であると考えられ、上記の安全性の観点からの問題は生じないとも考えられる。
このため当該特許文献2に係る電動工具の刃を前記特許文献1に係る側方に刈刃を有する片刃とするか、或いは上記特許文献1に係る刈込機において特許文献2の機構を採用することによって、側方に刈刃を有する片刃式の刈込機について安全な片手把持可能な刈込機は実現できるとも考えられる。
しかしながら、特許文献2の特徴とする押しボタン式スイッチ、及び、特許文献1、2の把持構造(即ち、把持部を上方から親指、下方から他の四指で握持する構成)を含めて、側方に刈刃を有する片刃式の刈込機を実現しようとすると、非常に操作が行い難くなる。
即ち、下方に吊り下げるように把持した状態で側方へ加減しながら切断操作を進めるため、手首を中心とした回転方向(刃先の左右方向)へのブレが生じやすく、これを抑えるために、手首に負担がかかりやすい。
また、前記手首を中心とした回転方向へのブレが生じることにより、刈込後の草木の体裁に悪影響を与える
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、片手で把持可能な、側方に刈刃を有する片刃式の刈込機において、操作性が良好であり、且つ、より作業負担が低減でき、手首のブレを抑制することで刈込後の草木の体裁への悪影響を低減できる刈込機の提供を、発明が解決しようとする課題とする。
駆動源、動力伝達機構若しくは動力変換機構を格納する本体部と、該本体部の先端側に設けられ且つ前記動力伝達機構若しくは動力変換機構に連結される刈刃部とを備え、前記本体部は、先端側に前記動力変換機構を格納する膨出部と、該膨出部の後端に動力伝達機構及び駆動源を格納する柄部を備え、前記刈刃部は長手方向に沿う一側方にのみ複数の刈込刃を列設した構成を備えた刈込機において、前記膨出部はその上部に、隆起部を備え、該隆起部には駆動源の駆動スイッチボタンを備えたことを特徴とする刈込機を、上記課題を解決するための手段とする。
また本発明は、上記発明の構成に加えて、前記膨出部の下部後縁から柄部の下部前端にかけて上方へ傾斜した傾斜部を備え、且つ前記隆起部は平面視楕円輪郭若しくは長円輪郭形状とし、該隆起部の側面は親指による押圧を可能とする押圧面としたことを特徴とする刈込機を、上記課題を解決するための手段とする。
また本発明は、上記何れかの構成に加えて、前記隆起部は左右対称としたことを特徴とする刈込機を、上記課題を解決するための手段とする。
また本発明は、上記何れかの発明の構成に加えて、刈刃部の長手方向ラインと水平面とのなす傾斜角αが、上方へ1°以上15°以下であることを特徴とする刈込機を、上記課題を解決するための手段とする。
また本発明は、上記何れかの発明の構成に加えて、刈込機の重心位置を膨出部に位置させたことを特徴とする刈込機を、上記課題を解決するための手段とする。
本発明によれば、前記膨出部における上部に隆起部を備え、該隆起部には駆動源の駆動スイッチボタンを備えたこととしたから、片手で柄部を把持した状態で、親指によってスイッチ部のON/OFFを切り替えることができ、一側方にのみ複数の刈込刃を列設した刈込機において、その利便性、安全性を大幅に向上させることができる。
また本発明によれば、上記構成を前提として、前記膨出部の下部後縁から柄部の下部前端にかけて上方へ傾斜した傾斜部を備え、且つ前記隆起部は平面視楕円輪郭若しくは長円輪郭形状とし、該隆起部の側面は親指による押圧を可能とする押圧部としたから、柄部の前端下方から人差し指又は中指によって握り込みながら、当該押圧面を親指で押圧することで、手首のブレが大幅に抑制される。これによって、手首への負担が低減されるとともに、側方への刈込機の移動を容易に行え、刈込の体裁の悪化を低減することができる。
また本発明によれば、上記いずれかの構成を前提として、前記隆起部は左右対称としたことから、利き手が左右いずれであっても、また利き手にかかわらず左右いずれの手で握持しても、上記何れかの刈込機の作用効果を奏することができる点で、より有利なものとすることができる。
また本発明によれば、上記何れかの構成を前提として、刈刃部の長手方向ラインと水平面とのなす傾斜角αが、上方へ1°以上15°以下であることから、上記何れかの刈込機の作用効果を奏する上に、作業時に刈込機の重量により刃先が下方へ向きやすくなるところ、当該事象を緩和でき、また、上下反転させた状態で、刈込対象の仕上がりを球面等の曲面輪郭に仕上げる際により有利とすることができる。
また本発明によれば、上記何れかの構成を前提として、刈込機の重心位置を膨出部に位置させた構成を備えたから、上記何れかの作用効果を奏する上に、親指を押圧部に沿わせた状態若しくは親指と人差し指で隆起部を挟み込んだ状態において、握持位置と重心とが近接した状態若しくは一致した状態となり、刈込機の操作性を更に良好とすることができる。
本発明の実施例に係る(a)刈込機の平面図、(b)刈込機を把持した状態を示す平面説明図である。 本発明の実施例に係る(a)刈込機の正面図、(b)刈込機を把持した状態を示す正面説明図である。 本発明の実施例に係る刈込機の本体部における膨出部及び第一握持部の内部構造を示す説明図である。 本発明の実施例に係る刈込機の本体部における膨出部及び第一握持部の内部構造を示す断面略図である。
以下に本発明の実施例に係る刈込機について、以下に説明する。尚、本発明は以下に示す構成に限るものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲において、種々の変形例、設計変更等を含む。
本発明の実施例に係る刈込機Tは、図1〜図5に示すように、本体部1と、該本体部1の前方に設けられる刈刃部2、当該本体部1の後方に設けられる電源コード3を備えている。
前記本体部1は、前方側に膨出部10、後方側に柄部11を有している。当該柄部11はその前方部分を第一握持部110、中央部分を駆動源格納部112、後方部分を第二握持部111としている。
前記柄部11における駆動源格納部112には、モータ14(駆動源)が格納されている。前記電源コード3から前記柄部11の第二握持部111内を通して、駆動源格納部112の当該モータ14へ電力が供給される。また、モータ14の軸部から第一握持部110内を通して前記膨出部10の動力変換機構16までの間には、減速機構(遊星ギア13)及び第一伝達軸160を設けてある。前記モータ14からの出力を同軸上で減速機構により減速し、第一伝達軸160によって膨出部10に格納される動力変換機構16へ伝達する。動力変換機構16により、刈刃部2におけるロッド20を介して可動刃22が動作し、固定刃23と当該可動刃22による切断が可能となるものである。
本実施例における刈込機Tの前記膨出部10は、上部側に隆起部100を備えており、隆起部100の上部にはモータ14の動作のON(稼働)、OFF(停止)を切り替えるスイッチ部102を備えている。また、膨出部10の内部には、当該スイッチ部12におけるスイッチ本体102aと、動力変換機構16と、固定刃形成体21の基端を保持する固定刃保持部101を備えている。
本実施例における隆起部100は膨出部10における上部を占める部分であり、前後方向に細長となる略楕円柱状の側周面をなだらかに傾斜させて立設した丘陵形状を有する。
前記隆起部100における細長となる楕円の輪郭は、当該隆起部100の左右幅が概ね5センチメートル未満であり、平面視における後端部分は、親指f1が当該押圧部104に当接した状態で、親指f1及び人差し指f2間の指股の開き加減を過度に圧迫しない幅寸法及び円弧輪郭で構成したものである。
本実施例における当該隆起部100は左右対称に形成してあり、その側面は親指f1を当接して押圧可能な押圧部104として機能する。隆起部100が左右対称であることにより、右手、左手のいずれで把持した場合においても、対応するいずれか一方の側面が押圧部104として機能する。
また、本実施例においては、隆起部100が前後方向に細長となる略楕円柱状の側周面をなだらかに傾斜させて立設した形状であることによって、親指f1と人差し指f2によって当該隆起部100を挟持するように沿わせることが可能である。
この結果、膨出部10のうち隆起部100を親指f1及び人差し指f2で挟持しつつ(この際には親指f1で押圧部104を押圧することとなる。)、中指f3、薬指、小指の3指で第一握持部110を握持すること、若しくは、膨出部10の押圧部104を親指f1で押圧しながら他の4指で握持部を握持する等の把持が行える構成としてある。
前記膨出部10における上部に設けたモータ14の駆動のON/OFF動作のためのスイッチ部12は、いわゆるプッシュキャンセル式のスイッチ部12である。
本実施例に係るスイッチ部12は、モータ14の駆動のON/OFF切り替え操作をするための駆動スイッチボタンとして、モータ14の動作をONとするための第一スイッチボタン103と、該第一スイッチボタン103の後方に隣接して設けられる主としてモータ14の動作をOFFとするための第二スイッチボタン105を備えている。
前記第一スイッチボタン103は、内蔵された第一コイルばね103bに抗して概ね前方へスライド可能とした構成である。また、第一スイッチボタン103は、後片と該後片に形成される第一係止部103cを有している。第一スイッチボタン103の後端側には凹部103aを形成してある。
第二スイッチボタン105は、内蔵される第二コイルばね105aに抗して概ね下方へ押込み可能とした構成である。また、第二スイッチボタン105は、前記第一スイッチボタン103の後片が通過する貫通穴105cを有しており、該貫通穴105c内に、前記第一係止部103cと係止可能な第二係止部105bを有している。第二スイッチボタン105の上端は第一スイッチボタン103の凹部103aの高さ位置よりも嵩高としてある。
通常の停止状態においては、第一係止部103c及び第二係止部105bが係止した状態で、且つ第一コイルばね103bによる後方への付勢力、第二コイルばね105aによる上方への付勢力が継続的に作用した構成である。
また、上記構成とすることによって、通常の停止状態においては、第一係止部103c及び第二係止部105bが係止した状態で、且つ第一コイルばね103bによる後方への付勢力、第二コイルばね105aによる上方への付勢力が作用しているため、第二スイッチボタン105を押し込まない限り、更に、第一スイッチボタン103を前方へスライドさせない限り、スイッチ部12がONとなることはない。このため不用意な稼働動作に対する安全性が確保される。
モータ14の動作をONとするには、前方の第一スイッチボタン103及び後方の第二スイッチボタン105を押しつつ第一スイッチボタン103を前方へスライドさせることで行う。ここで、第一スイッチボタン103の後端側に凹部103aを形成し、第二スイッチボタン105の上端を凹部よりも嵩高とし、前記凹部103aに隣接させた構成としたことから、親指f1一本でモータ14のONの操作を行うことができる。
モータ14の動作をOFFとするには、後方の第二スイッチボタン105のみを押すことで行うことができる。第二スイッチボタン105を押し込むことで、第一係止部103c及び第二係止部105bが解除され、第一スイッチボタン103は第一コイルばね103bの付勢により後方へ移動し、スイッチ部12がOFFとなる。
スイッチ部12のONの操作と同様に、モータ14のOFFの操作は親指f1一本で行うことができる。
また、緊急的に動作の停止ができることが求められるところ、第一スイッチボタン103の凹部103aに隣接する第二スイッチボタン105が、当該凹部103aより嵩高であることで、第二スイッチボタン103を視認することなく指の感覚で簡単に停止操作(即ち、第二スイッチボタン103を押圧する操作)ができる。
前記動力変換機構16は、前記第一伝達軸160の先端に設けた第一かさ歯車161と第二伝達軸162の先端に設けた第二かさ歯車163を有する。第一伝達軸160と第二伝達軸162は、屈曲角88°とした金属製の屈曲板材164の各一面に保持されており、前記かさ歯車相互は、交差角88°で噛合している。
第一伝達軸160は屈曲ライン164aを挟む一方の板部に形成した第一保持用切欠部164bに保持され、第二伝達軸162は他方の板部に形成した第二保持用切欠部164cに保持される。
また、上記動力変換機構16における第二伝達軸162は概ね下方へ向けて延設されている。当該第二伝達軸162の下端はカム軸としてある。
可動刃22を往復動させるためのロッド20はその基端部に楕円輪状の輪郭を有する環状部20aを有している。前記動力変換機構16におけるカム部材が環状部20a内に設けられ、当該カム部材の回転動作によって環状部20aの内面の一部が当該カム部材に当接することで、当該環状部20aがカム部材に従動し、当該環状部20aを有するロッド20全体が長手方向に直線往復動作する構成としてある。
また当該本体部1の内面には動力変換機構16の各構成部材、前記モータ14、スイッチ本体102a及びこれに関する配線類、ロッド20等の配置を位置決めするためのリブ12を有している。スイッチ本体102aに接続される配線は、後方に位置するモータ14に接続するために、リブ12によって柄部11の後方へ案内される。
また、前記屈曲板材164は、リブ12によって設置位置で固定され、前記交差軸の一定角度(88°)を保持する。刈刃部2による切断に伴う第一かさ歯車161及び第二かさ歯車163相互を引き離す負荷が発生しても、屈曲板材164及びリブ12による補強効果によって、これを大幅に抑制するため、優れた耐久性を付与でき、長期に亘って、交差軸の一定角度を保持することができる。
膨出部10の下部には、固定刃形成体21の基端を保持する固定刃保持部101を備えている。
当該固定刃保持部101は、水平に対して上方へ2°傾斜させた状態で保持するように傾斜面を有している。当該構成によって可動刃22と連結される前記ロッド20の傾斜角度と一致することとなる。
本実施例に係る刈刃部2は、複数の固定刃23を一体に列設してなる固定刃形成体21と、ロッド20と、可動刃22とを有する。前記固定刃形成体21に列設された固定刃間に可動刃22が位置するように、可動刃22の略中央を前記固定刃保持部101に対して固定刃側軸部を用いて軸着し、前記可動刃22の基端側が可動刃用ロッド20に対して可動刃側軸部を用いて軸着してなる。
本実施例においては、前記膨出部10の下部後縁から柄部11の下部前端にかけて上方へ傾斜した傾斜部113を備えている。当該傾斜部113を形成したことによって、第一握持部110を握持する3指若しくは4指を膨出部10に近づけ、親指f1の位置を膨出部10上に案内し易くなり、前記3指若しくは4指で握持部を握持しつつ隆起部100の押圧部104を親指f1にて押圧する操作がより良好となる。
尚、本実施例においては、柄部11の後端を第二握持部111とすることにより、必要に応じて両手で握持する際にも、両手での握持を良好に行うことができる。
また上記実施例において、刈刃部2を水平方向に対して2°傾斜させた構成としたことによって、作業時に刈込機Tの重量により刃先が下方へ向きやすくなるところ、概ね水平を維持し易くする効果が得られる。また、隆起部100を備える構成と組み合わせることによって、重量配分の大きい膨出部10における隆起部100を親指f1で押圧し、又は親指f1及び人差し指f2で当該隆起部100を挟持するため、膨出部10に取着した刈刃部2の基端の傾き加減が調節し易くなり、相乗的に操作を良好とすることができる。
また、当該刈込機Tを把持した状態で上下を反転させることにより、下方へ向けて刈刃部2を傾斜させることで、刈込対象の仕上がりを球面等の曲面輪郭に仕上げる際により有利とすることができる。
本発明においては、上記傾斜角度は、1°以上15°以下で上記効果を得ることができる。尚、1°未満の場合には、実質的に傾斜角度を設けない場合と比較した効果が認められず、また15°を超える傾斜角度とすると、上記のように上下反転させた状態で使用するとコントロールが行い難くなる傾向が高くなる。
また本実施例においては、隆起部100は左右対称として形成したが、本発明においては当該構成に限定されるものではなく、例えば、左右非対称とすることもできる。この場合において、左利き、右利きに最適な形状とすることができる。尚、実施例のように、左右対称とした場合においては、左利き、右利きの別を問わず、また左手、右手のいずれで使用しても本発明の上記効果を発揮させることができる点において、優れたものとすることができる。
また本発明において傾斜部は、実施例に示したように曲面を含んで傾斜したものとすることもできるし、全体を平面として傾斜したものとすることもできる。
f1 親指
f2 人差し指
f3 中指
T 刈込機
1 本体部
10 膨出部
100 隆起部
101 固定刃保持部
102 スイッチ部
102a スイッチ本体
103 第一スイッチボタン
103a 凹部
103b 第一コイルばね
103c 第一係止部
104 押圧部
105 第二スイッチボタン
105a 第二コイルばね
105b 第二係止部
105c 貫通穴
11 柄部
110 第一握持部
111 第二握持部
112 駆動源格納部
113 傾斜部
12 リブ
13 遊星ギア(減速機)
14 モータ(駆動源)
16 動力変換機構
160 第一伝達軸
161 第一かさ歯車
162 第二伝達軸
163 第二かさ歯車
164 屈曲板材
164a 屈曲ライン
164b 第一保持用切欠部
164c 第二保持用切欠部
2 刈刃部
20 ロッド
20a 環状部
21 固定刃形成体
22 可動刃
23 固定刃
3 電源コード

Claims (5)

  1. 駆動源、動力伝達機構若しくは動力変換機構を格納する本体部と、該本体部の先端側に設けられ且つ前記動力伝達機構若しくは動力変換機構に連結される刈刃部とを備え、前記本体部は、先端側に前記動力変換機構を格納する膨出部と、該膨出部の後端に動力伝達機構及び駆動源を格納する柄部を備え、前記刈刃部は長手方向に沿う一側方にのみ複数の刈込刃を列設した構成を備えた刈込機において、
    前記膨出部はその上部に、隆起部を備え、該隆起部には駆動源の駆動スイッチボタンを備えたことを特徴とする刈込機。
  2. 前記膨出部の下部後縁から柄部の下部前端にかけて上方へ傾斜した傾斜部を備え、且つ、前記隆起部は平面視楕円輪郭若しくは長円輪郭形状とし、該隆起部の側面は親指による押圧を可能とする押圧部を備えたことを特徴とする請求項1記載の刈込機。
  3. 前記隆起部は左右対称としたことを特徴とする請求項1又は2記載の刈込機。
  4. 刈刃部の長手方向ラインと水平面とのなす傾斜角αが、上方へ1°以上15°以下であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の刈込機。
  5. 刈込機全体における重心位置が、膨出部に位置することを特徴とする請求項1、2、3又は4記載の刈込機。
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