JP6506574B2 - カードの製造方法 - Google Patents

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本発明は表面に押し花を貼付けたカードの製造方法に関する。
従来のカードの製造方法としては、カード類の表面に押し花を配置し、カード類全体をラミネート加工して押し花を表面に固定したカード類や(特許文献1)、台紙を熱可塑性樹脂で覆い、押し花を熱溶着により接着したカード(特許文献2)等が知られている。
しかしながら、特許文献1のカード類ではカード全体を薄葉紙で覆っているため、台紙の質感や押し花の凹凸や質感を感じられるものではなく、特許文献2の装飾品では、押し花を接着する面以外にも接着剤が残っており、台紙部分の質感を損ねてしまうとともに、高温状態となると台紙どうしが接着されてしまうという欠点があった。
特開平5−68358号公報 登録実用新案第3017447号公報
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、カードの台紙表面や押し花の凹凸等も質感として活かすことができ、かつ、押し花をカードの表面に確実に固定することができるカードの製造方法を提供することを目的としている。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成するために、本発明は押し花にホットメルト溶液を添加するホットメルト溶液添加工程と、該ホットメルト溶液添加工程でホットメルト溶液が添加された押し花を剥離シートに並べ、ホットメルト溶液を乾燥させる乾燥工程と、該乾燥工程でホットメルト溶液を乾燥させた押し花をカードに接着する接着工程と、該接着工程により接着した押し花の表面に押し花保護剤を塗布する保護剤塗布工程とで構成され、前記ホットメルト溶液はホットメルト接着剤を有機溶媒に溶融させたものであり、かつ、ホットメルト溶液に溶融しているホットメルト接着剤の濃度が5〜20vol.%であることを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1の発明においては、押し花自体にホットメルト溶液を添加しているので、カードの台紙の質感を損なうことなく、押し花をカードの表面に固定することができる。
(2)カード表面をラミネート加工等するものではないので、押し花の凹凸等の質感も指等で感じることができ、印象的なカードを製造することができる。
(3)ホットメルト溶液に溶融しているホットメルト接着剤の濃度を5〜20vol.%としているので、剥離シート上に押し花を並べた際に、ホットメルト溶液が流れ出ることなく、押し花上に留まる粘度にすることができる。
したがって、押し花にホットメルト接着剤を確実に添加することができる。
(4)押し花の全体にホットメルト溶液を添加しているので、押し花に耐水処理を施した状態にすることができる。
(5)請求項2の発明においては、前記(1)〜(4)と同様な効果が得られるとともに、ホットメルト溶液の粘度をより好適な粘度にすることができる。
本発明を実施するための第1の形態の工程図。 本発明を実施するための第1の形態のホットメルト溶液添加工程の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の乾燥工程の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の接着工程の説明図。 本発明を実施するための第1の形態の保護剤塗布工程の説明図。 本発明を実施するための第2の形態の工程図。 本発明を実施するための第2の形態の接着工程の説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1ないし図5に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は押し花2を配置したカードの製造方法で、このカードの製造方法1は、押し花2にホットメルト溶液3を添加するホットメルト溶液添加工程4と、該ホットメルト溶液添加工程4でホットメルト溶液3を添加された押し花2aを剥離シート5に並べ、ホットメルト溶液3を乾燥させる乾燥工程6と、該乾燥工程6でホットメルト溶液3を乾燥させた押し花2bをカードとしての名刺7に接着する接着工程8と、該接着工程8により接着した押し花2cの表面に押し花保護剤9を塗布する保護剤塗布工程10とで構成されている。ここで、本発明においてカードとは、名刺、メッセージカード、グリーティングカード、はがき等をいうものであり、本実施の形態においては、カードの一例として名刺を例に説明している。
ホットメルト溶液添加工程4は、ホットメルト溶液3の中に押し花2を投入し、押し花2の周囲にホットメルト溶液3を添加する。ここで使用されるホットメルト溶液3は、エタノール57%、酢酸エチル35%、グリコール2%、その他6%が混合された有機溶媒15に酢酸ビニル、ポリオフィレン、ポリエステル等のホットメルト接着剤14を5〜20Vol.%で溶解させたものである。なお、ホットメルト接着剤14の濃度としては好適には7〜12Vol.%、さらに好適には8Vol.%である。
ホットメルト接着剤14をこの濃度で有機溶媒15に溶解させることにより、ホットメルト溶液の粘度が好適となり、後述する乾燥工程6においてホットメルト溶液3を添加した押し花2aを剥離シート5上に並べた際に、押し花2aからホットメルト溶液3がはみ出しても、ホットメルト溶液3の表面張力により、押し花2a付近にホットメルト溶液3が集まり、効率よくホットメルト溶液3を押し花2aに添加することができる。
本実施の形態においては、酢酸ビニルを8Vol.%で溶解させたものを使用している。
乾燥工程6は、図3に示すように、剥離シート5上にホットメルト溶液3を添加した押し花2aを並べて乾燥させる工程である。使用される剥離シート5は、本実施の形態においては、半透明の紙11にシリコン樹脂12を塗ったもので、押し花2aはシリコン樹脂12が塗布された面に並べられる。この時、押し花2aの正面がシリコン樹脂12を塗布した面になるように並べる。
なお、乾燥方法としては、押し花が変質しなければ自然乾燥でもドライヤーや乾燥機等を用いてもよい。
また、剥離シートは前述の構成に限られないが、後述する接着工程8において名刺7に接着する際に押し花の模様等が裏側からも視認できるように、ある程度光透過性がある材質を用いることが好適である。
接着工程8は、ホットメルト溶液3が乾燥した押し花2bの周囲で剥離シート5カットし、押し花2bが名刺7に接するようにひっくり返して名刺7の上に並べる。この時剥離シート5の裏側から押し花2bの模様を視認できると、花の向きや位置の微調整ができ、よりよい形で押し花を名刺7上に並べることができる。押し花2bを名刺7上に並べたら、アイロン13により剥離シート5の裏側から押し花2bを加熱し、押し花2bに添加されたホットメルト接着剤14を溶かし、名刺7の表面に押し花2bを接着する。このときアイロン13の温度は100?150度程度であることが望ましい。
保護剤塗布工程10は、接着工程8で押し花2を接着した名刺7を重ね高温域にすると名刺7どうしがホットメルト接着剤14によりで貼り付くことがあり、それを防ぐためにシリコン樹脂等の押し花保護剤9を薄く押し花2c表面に指等で塗る。これにより、ホットメルト接着剤が他のものに付着することがないとともに、押し花2cを変質することなく、質感を楽しめる状態で名刺7に固定することができる。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図6および図7に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図6および図7に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、ラミネータ16により押し花2bのホットメルト接着剤14を溶かして名刺7に接着する接着工程8Aにした点で、このようなカードの製造方法1Aにしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、本発明の実施の形態においては、ホットメルト溶液添加工程では、押し花をホットメルト溶液の中に投入し、ホットメルト溶液を押し花に添加しているが、本発明はこれに限られず、押し花に筆で塗ったり、スポイト等でホットメルト溶液を垂らして添加してもよい。
本発明は押し花を接着したカードを製造する産業で利用される。
1、1A:カードの製造方法、 2:押し花、
3:ホットメルト溶液、
4:ホットメルト溶液添加工程、
5:剥離シート、 6:乾燥工程、
7:名刺(カード)、 8、8A:接着工程、
9:押し花保護剤、 10:保護剤塗布工程、
11:紙、
12:シリコン樹脂、 13:アイロン、
14:ホットメルト接着剤、 15:有機溶媒、
16:ラミネータ。

Claims (2)

  1. 押し花にホットメルト溶液を添加するホットメルト溶液添加工程と、該ホットメルト溶液添加工程でホットメルト溶液が添加された押し花を剥離シートに並べ、ホットメルト溶液を乾燥させる乾燥工程と、該乾燥工程でホットメルト溶液を乾燥させた押し花をカードに接着する接着工程と、該接着工程により接着した押し花の表面に押し花保護剤を塗布する保護剤塗布工程とで構成され、前記ホットメルト溶液はホットメルト接着剤を有機溶媒に溶融させたものであり、かつ、ホットメルト溶液に溶融しているホットメルト接着剤の濃度が5〜20vol.%であることを特徴とするカードの製造方法。
  2. 前記ホットメルト溶液に溶融しているホットメルト接着剤の濃度が7〜12vol.%であることを特徴とする請求項1記載のカードの製造方法。
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