JP6505811B1 - 抵抗杭 - Google Patents

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Abstract

【課題】予め削孔する作業を必要とせず、地面に押し込み、ないし打ち込みできる打ち込み抵抗杭において、構造強度( 耐力)の大きい抵抗杭を提供でき、作業効率に優れるとともに、引き抜き抵抗を格段に増大できる抵抗杭の提供。
【解決手段】複数の軸方向スリット5が等間隔に設けられた筒状本体2と、筒状本体2内に同軸的に配された軸体3と、軸体の先端部に先端側が軸支された複数の回動羽根4とを有する。回動羽根4は、先端部が軸体に軸支されたリブ板41と、筒状本体2の外周に配された羽根板42とからなる。筒状本体2に対し軸体3が後退すると、回動羽根の後端と筒状本体の外周面との間に隙間が形成され、さらに後退すると、前記回動羽根は後退しながら土中に回動し、土中に突き刺さりながら拡開する。
【選択図】図1

Description

この発明は、地中に圧入、押し込み、ないし打ち込み( 以下、打ち込み)して、アンカーとして使用するための抵抗杭に関する。
丘陵や山地近くの宅地開発では、図15に示すような切土Kを行った後、土留めとしてコンクリート擁壁Wを設けることが多い。このコンクリート擁壁Wが側面Sからの土圧により転倒することを防ぐために側面に引張用アンカーとして抵抗杭Aを設けるか、底面の引張り側に引張用アンカーとして抵抗杭1を設ける。抵抗杭1は、圧縮には抵抗力が大きいが、引張りには抵抗力が小さいのが一般的である。
抵抗杭のアンカーとしての抵抗力を増大させるため、特許文献1には、打ち込み用のハンマー等を使用するのみで地中でも拡開羽根を広げることができる拡開羽根付地中アンカーが提案されている。
この拡開羽根付地中アンカーは、偏平板材からなる杭体と、杭体の側面に回転軸で軸着されたくの字状の拡開羽根とで構成されている。この拡開羽根付地中アンカーは、構造が簡単で小型のアンカーには適するが、打ち込みの際の打撃に対する構造強度とアンカー本体の強固な耐力が得がたく、拡開羽根も大きな引き抜き抵抗を実現する考慮がなされていない。
特許文献2には、土中に支持力を得るためのアンカーであって、削孔された地中孔に挿入されるパイプ状のアンカー本体と、アンカー本体の全長よりやや長くアンカー本体に挿通された軸体と、アンカー本体の下端部から突出させた軸体の下端部に回動可能に軸支されて地中孔に挿入された左右一対の拡開羽根と、拡開羽根の先端部に形成された鋭利な刃部とからなり、軸体を上方に引き上げることにより、土圧および鋭利な刃部の作用によって拡開羽根を土中で拡開させるとともに軸体の下端部をアンカー本体の下端部に係止する土中アンカーが提案されている。
この土中アンカーは、あらかじめ削孔する作業と、軸体を上方に引き上げるセンターポールジャッキ等が必要であり、作業性ならびに削孔下でのアンカー本体の強固な耐力に問題がある。また、拡開羽根を支持する部材がないために引抜き抵抗力が小さく、無理に引き抜くと拡開羽根が過度に回転して破損しやすい欠点がある。
特開2013−136893号公報 特許公報 特許第3671184号
本発明の目的は、予め削孔する作業を必要とせず、地面に圧入、押し込み、ないし打ち込みできる抵抗杭において、構造強度( 耐力)が大きく、作業効率に優れるとともに、引き抜き抵抗が格段に大きい抵抗杭の提供にある。
(請求項1について)
この発明の抵抗杭は、先端頭部と、この先端頭部の後側に接続されるとともに、複数の軸方向スリットが等間隔に設けられた筒状本体と、筒状本体内に同軸的に配された軸体と、軸方向スリットに沿って設置され、軸体の先端部に先端側が軸支された複数の回動羽根とを有し、回動羽根は、先端部が軸体に軸支されるとともに軸方向スリットを挿通して配されたリブ板と、リブ板の外縁に一体に連結され、筒状本体の外周に配された羽根板とからなる。
リブ板の後端縁は傾斜面となっており、この傾斜面はスリットの後端側縁に係合している。このため、筒状本体に対し軸体が相対的に後退すると、後端縁が後端側縁をスライドして、回動羽根が支軸回りに回動する付勢力が生じる。この結果、回動羽根の羽根板後端と筒状本体の外周面との間に隙間が形成される。筒状本体に対し軸体がさらに後退すると、回動羽根は後退しながら土中に突き刺さり、土中を回動しながら拡開する。
すなわち抵抗杭は、作業の前および打ち込み中は、軸体が筒状本体に対し先端側に設定され、各回転羽根の羽根板は筒状本体の外周に当接している。打ち込み後は、筒状本体に対し軸体を後方に少し変位させる。これにより、回転羽根は土圧に対抗してわずかに回動し、回転羽根の後端と筒状本体との間に隙間が生じる。つづいて軸体をさらに後方に変位させると、隙間に加わる土の抵抗で回転羽根は外側に開きながら地中に突き刺さる。
これにより、回転羽根が土中に拡開し、引き抜き抵抗が大きい抵抗杭となる。リブ板は、引き抜き抵抗を受ける際に、羽根板の曲がり変形を防止し、引き抜き抵抗力を強化する補強リブとして作用する。
(請求項2について)
羽根板は、後端が外側に傾斜した楔面となっていることを特徴とする。
これにより、回転羽根の羽根板後端と筒状本体との間に隙間が生じる。リブ板の後端縁は傾斜面とスリットの後端側縁との係合により、筒状本体に対し軸体が後退すると、後端縁が後端側縁をスライドして、回動羽根が支軸回りに回動し、回動羽根の後端と筒状本体の外周面との間に隙間が形成される作用と同様な効果を有する。軸体を後方に変位させると、隙間に加わる土の抵抗で回転羽根は外側に開きながら地中に突き刺さる。
(請求項3について)
羽根板は、筒状本体の外周面に緊密に重なる筒断面を有することを特徴とする。
これにより、抵抗杭の断面積が小さくでき、打ち込み時の抵抗を減少できるとともに、拡開時に凹断面となるため、羽根板の構造強度が向上できる。
(請求項4について)
羽根板の先端部の外側と、筒状本体の先端部の外側との間に、回転羽根の支持棒を両端ジョイント結合で付設する。
これにより、回転羽根の拡開角度を正確に設定できるとともに、回転羽根の土圧による作用力を筒状本体に伝えるので、引き抜き抵抗を増大できる。
抵抗杭の設置後の引抜き力を受けた状態を示す正面図である。(実施例1) 抵抗杭の設置前の打込み時の状態を示す正面図である。(実施例1) 抵抗杭の組付図である。(実施例1) 抵抗杭の要部を示す正面図である。(実施例1) 抵抗杭の要部を示す正面断面図および平面図である。(実施例1) 抵抗杭の部品の断面図である。(実施例1) 抵抗杭の部品の断面図および斜視図である。(実施例1) 抵抗杭の部品の三面図である。(実施例1) 抵抗杭の打ち込み工程図である。(実施例1) 抵抗杭の打ち込み工程図である。(実施例1) 回動羽根の三面図である。(実施例2) 回動羽根の平面図である。(変形例) 抵抗杭の要部を示す正面断面図である。(実施例3) 抵抗杭の要部を示す正面断面図および平面図である。(実施例3) 抵抗杭の用途説明である。
この発明の抵抗杭は、先端頭部と、この頭部の後側に接続され、複数の軸方向スリットが等間隔に設けられた筒状本体を有する。筒状本体内には軸体が、同軸的に配設されている。軸体の先端部には、複数の軸方向スリットに沿って設置され、先端側が軸支された複数の回動羽根が設置されている。
回動羽根は、先端部が軸体に軸支されるとともにスリットを挿通して配されたリブ板と、リブ板の外縁に一体に連結され、筒状本体の外周に配された羽根板とからなる。筒状本体の外周に羽根板が配されるため、先端頭部の外径は、筒状本体の外径より、少なくとも羽根板の厚さ分だけ、大きいことが望ましい。
リブ板の後端縁は傾斜面となっており、この傾斜面はスリットの後端側縁に係合している。このため、筒状本体に対し軸体が後退すると、後端縁が後端側縁をスライドして、回動羽根が支軸回りに回動する。この結果、回動羽根の後端と筒状本体の外周面との間に隙間が形成される。筒状本体に対し軸体がさらに後退すると、回動羽根は後退しながら土中に回動し、土中に突き刺さりながら拡開する。
(実施例1)
本発明の実施例1に係る抵抗杭1の構成を、図1から図10に基づいて説明する。図1は、抵抗杭1が打ち込まれて抵抗杭として使用している状態を示し、図2は抵抗杭1が打ち込まれる前の状態を示す。抵抗杭1は、筒状本体2と、筒状本体2内に同軸的に配された軸体3と、この実施例では4個の回動羽根4とを有する。
筒状本体2は、鉄製の先端頭部21と、先端頭部21の後端側に連結された円筒状の鋼製筒部22からなる。筒部22は、先端頭部21に連結された先筒部23、先筒部23に連結された中筒部24、中筒部24に連結された後筒部25からなる。
この実施例では、先端頭部21は、略砲弾型を呈しており、その後端部の外径は、先筒部23、中筒部24、後筒部25の外径より幾分径大に設定されている。これは、打ち込みの際に回動羽根4および後述する羽根支持棒6に加わる土の抵抗を低減する作用を有する。抵抗杭1は、打ち込み前の状態では、軸体3は、筒状本体2の最も先端側の位置に設定され、回動羽根4は、筒状本体2の外周に密着するか、わずかな隙間で重なっている。このとき、ロッド64も筒状本体2の外周に近接している。
先筒部23、中筒部24、後筒部25は、同一外径の鋼管で形成され、先筒部23、中筒部24はそれぞれ連結筒26に外嵌めされて、中筒部24、後筒部25は、連結筒27に外嵌めされて連結されている。なお、嵌合連結の代わりに管用ネジによる螺合であってもよい。この実施例では、図6に示す如く、中筒部24の外周には、4つのスリット5が等間隔に形成されている。各スリット5の後端は、後述する係合縁51となっている。
軸体3は、この実施例では全体にネジが形成された全ネジ棒が使用されているが、先端および後端にネジを設けた構造であってもよい。軸体3の先端部30にはジョイント部材7が外嵌めされ、ジョイント部材7は、図3に示すようにナット33、33で両端が挟持され固定されている。ジョイント部材7は、中筒部24の先端側に摺動可能に嵌め込まれており、軸体3が筒状本体2の最も先端側の位置に設定されているとき、図3に示すように連結筒26の後端に当接して、ストッパーとして機能することもできる。
図3に示すように軸体3の中間部には、ワッシャ35がナット36、36の間に挟持され固定されている。軸体3が筒状本体2の最も後端側の位置に設定されているとき、ワッシャ35は連結筒26の先端側に当接してストッパーとして機能することもできる。このストッパーの配設位置は、回動羽根4の拡開終了位置を決定する。図2に示すように、ワッシャ35の外径は、筒状本体2の内径より小さく、かつ連結筒27の内径より大きく設定されている。
図7に示す如く、ジョイント部材7は、円柱状を呈し、後端面には溝71が十字形に形成され、溝71に直交するピン孔72が開けられている。4個の回動羽根4は、その先端部43が溝71に嵌め込まれ、ピン孔72に差し込まれたピン73にピンジョイントされ、回動自在に連結されている。ジョイント部材7の外径は、筒状本体2の内径より小さく、かつ連結筒26の内径より大きく設定されている。
筒状本体2の地上に露出した後端部37には、図1に示す如く、C型チャンネル状の蓋部材8が設置される。軸体3の後端部32は、蓋部材8の貫通孔81を挿通して配され、2つのナット34、34が螺合されて蓋部材8がダブルナットロックされる。蓋部材8は、開口している後端部37を塞ぐ作用を有する。
回動羽根4は、図8に示す如く、羽根板42と板状のリブ板41および板状のステイ板63とからなる。羽根板42は、図示の如く、横断面が円弧状の湾曲板であり、筒状本体2の外周面に密接するよう寸法が設定されていることが望ましい。羽根板42は、断面が円弧状であることと、先端がスコップ状に尖っていることにより、土中に差し込み易く、かつ土圧の耐力が大幅に増大する構造である。
羽根板42は、図6に示す如く、スリット5を挿通して配された板状のリブ板41と、リブ板41の外縁に溶接などにより一体に形成される。リブ板41の先端部43は、ジョイント部材7の溝71に嵌め込まれるとともに、ピン72によりピンジョイントされている。リブ板41と羽根板42とは、鋳造により一体形成されてもよい。リブ板41の後端は傾斜した係合縁44となっており、スリット5の後端の係合縁51にスライド可能に当接するようになっている。
筒状本体2に対し軸体3を後退させると、図8に示すリブ板41の係合縁44が図6に示す係合縁51をスライドして、回動羽根4がピンジョイントを中心に回動する。この回動により、羽根板42の後端45と筒状本体2の外周面との間に、図9(c)に示す隙間46が強制的に形成される。さらに筒状本体2に対し軸体3を後退させると、図10(d)に示す回動羽根4は後方に変位しながら隙間46から入り込む土の抵抗により、土中に突き刺さりながら土中を回動して、自由に拡開する。
回動羽根4と先筒部23との間には、図2、図3に示す如く、羽根支持棒6が付設されている。羽根支持6は、先筒部23の外周に外嵌めされた可動筒61、可動筒61の外周に等間隔に溶接された4個のステイ板62、羽根板42の後端部外周に溶接されたステイ板63、および各ステイ板62、63のそれぞれに両端が回動自在にピン接続されたロッド64からなる。
図3に示す如く、ステイ板62は、先端側が傾斜した鉄板製で後端側にピン孔が形成されている。図3、図4、図8に示す如く、ステイ板63は、鉄板製で先端側にピン孔が形成されている。各ステイ板62、63の周方向の位置は、各スリット5と同一となっている。ロッド64は、この実施例では、両端に各ステイ板62、63に外嵌め可能な溝が形成された丸棒構造を採用している。
つぎに抵抗杭1の打ち込み作業を工程順に図9、図10とともに説明する。図9( a) に示す如く、地面Gに抵抗杭1を垂直に立てておき、上端に筒状本体2に嵌合する押込み治具Cを配置した上で、上端をハンマーもしくは重機などで加圧して、抵抗杭1を所定の深さまで地中に押し込むと、図9( b) の状態となる。この状態で、軸体3の後端にナット34を螺合する。
ナット34を右回転させると、軸体3は筒状本体2に対して図示上方に相対変位する。相対変位は、まず、図9(c)に示す如く、第1段階で10〜40mmの距離(第1リフト)で行われる。これにより、回動羽根4は、リブ板41の係合縁44が、スリット5の 係合縁51に接してスライドし、後端45が外側に回動する強制拡開S1がなされる。
つぎに、軸体3の後端にアイナットFを螺合する。このアイナットFに上方への引張力を印加し、軸体3を上方に引上げると、図10(d)に示す如く、強制拡開した隙間46に土が侵入し、回動羽根4は、その後端45が土中に突き刺さりながら上方に後退し、そ の土の抵抗に逆らってわずかに外側に拡がるように回動する。そして、この後端45の後 退と回動は、軸体3の中間部に固定されたワッシャ35が連結筒27に当接するまで持続 する。なお、土の固さ、軟らかさ次第で回動の程度は変わるものの、回動羽根4のリブ板 41とスリット5の係合縁51とがスライドする構成でもあることから、回動羽根4を外 側に押し出して回動羽根4の後端45にわずかなすきまを形成することは可能である。
そして、図10(e)に示す如く、さらに軸体3に取付けたアイナットFに上方への引 張力を印加すると、ワッシャ35が連結筒27に当接したことにより 筒状本体2と軸体 3がともに(一体的に)引張力によって、上方に引抜かされるように後退する。すると、 回動羽根4の先端部43がピンジョイントされているため、上方に後退するに際し、回動 羽根4の後端45は土中に突き刺さりながら後退し、その土の抵抗に逆らって外側に拡が るように所定の開度まで回動する(自由拡開S2)。
そして、図10(f)に示す如く、さらに引張力を印加すれば、筒状本体2と軸体3は 一体となって上方に後退し、回動羽根4は、その後端45が土中に突き刺さりながら後退 し、その土の抵抗に逆らって外側に拡がるように拡開する。そして、羽根支持棒6のロッ ド64にピン接続された可動筒61が先端頭部21に当接するまで回動羽根4の拡開に伴 って抵抗杭1の先端側に移動し、先端頭部21に当接して回動羽根4の拡開は所定の開度 で固定される。それ以後は、アイナットFへの引張力を印加しても、所定の開度で拡開し た回動羽根4に作用する土の抵抗と羽根支持棒6の支持により上方へ引抜くことが困難と なる。つまり、引抜き抵抗が格段に大きい抵抗杭1が実現できる。このとき、羽根板42の拡開角度は60度から90度が好適であり、ストパー位置任意に調整可能である。
なお、図10(f)に記載された後端45に係る太点線Xの表示は、後端45の初期押 込み時から最終後退時に至る一般的な固さの土中での変位軌跡を模式的に示したものであ る。
その後、図10(g)に示す如く、アイナットFを軸体3より外し、さらにナット34を軸体3の後端に螺合させ軸体3をダブルナットロックする。このとき、羽根支持棒6は、先端頭部21に当接し、羽根板42に作用する作用力を支持する。
( 実施例2)
図11は、実施例2の羽根板42を示す。この実施例の抵抗杭1は、羽根板42の後端45を外側に傾斜させて傾斜部47を設けている。この傾斜部47は、筒状本体2の外周と羽根板42の後端45と間に、隙間46を形成している。この傾斜部47は、打ち込まれた抵抗杭1の軸体3を上方に変位させる第1段階の操作において、初動から隙間46に土が侵入して回動羽根4が回動する付勢力がえられる。
図12は、回動羽根4の変形例を示す。回動羽根4は、図12( a) 〜( d) に示す如くに示す如く、2、3、4、6枚であってもよい。。
( 実施例3)
図13、図14は、実施例3を示す。この実施例では、回動羽根4、4Aの受圧面積を増加させて耐力( 支持力)を増大させるものであり、図13に示すように回動羽根4を上下2段に設けたものである。また図14に示す実施例では、回動羽根4を同心状に2重に設け、しかもピン支持を半ピッチずらした位置に設けたものである。これらは共に、回動羽根のピン支持位置を半ピッチずらすので、図14( b) に示すように投影平面では、8個の回動羽根4として作用し、抵抗力の増大効果が期待できる。
この発明では、予め削孔する作業を必要とせず、地面に押し込み、ないし打ち込みできる打ち込み抵抗杭において、構造強度( 耐力)の大きい抵抗杭を提供でき、作業効率に優れるとともに、引き抜き抵抗を格段に増大できる。
1 抵抗杭
2 筒状本体
3 軸体
4 回転羽根
5 スリット
6 羽根支持棒
7 ジョイント部材
21 先端頭部
30 軸体の先端部
41 リブ板
42 羽根板
43 リブ板の先端部
44 傾斜した係合縁
45 羽根板の後端部
46 隙間
51 係合縁
64 棒ロッド

Claims (4)

  1. 先端頭部と、前記先端頭部の後側に接続されるとともに、複数の軸方向スリットが等間隔に設けられた筒状本体と、前記筒状本体内に同軸的に配された軸体と、前記軸方向スリットに沿って設置され、前記軸体の先端部に先端側が軸支された複数の回動羽根とを有し、
    前記回動羽根は、先端部が前記軸体に軸支されたるとともに前記軸方向スリットを挿通して配されたリブ板と、前記リブ板の外縁に一体に連結され、前記筒状本体の外周に配された羽根板とからなり、
    前記リブ板の後端縁は傾斜面となっており、前記傾斜面は前記軸方向スリットの後端側縁に係合しており、前記筒状本体に対し前記軸体が後退すると、前記後端縁が前記後端側縁をスライドして、前記回動羽根が支軸回りに回動し、前記回動羽根の後端と前記筒状本体の外周面との間に隙間が形成され、前記筒状本体に対し前記軸体がさらに後退すると、前記回動羽根は後退しながら土中に回動し、土中に突き刺さりながら拡開することを特徴とする抵抗杭。
  2. 前記羽根板は、後端が外側に傾斜した楔面となっていることを特徴とする請求項1に記載の抵抗杭。
  3. 前記羽根板は、前記筒状本体の外周面に緊密に重なる筒断面を有することを特徴とする請求項1に記載の抵抗杭。
  4. 前記羽根板の先端部の外側と、前記筒状本体の先端部の外側との間に、前記回転羽根の支持棒を両端ジョイント結合で付設する請求項1に記載の抵抗杭。
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