JP6505778B2 - バルブ配置構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブ配置構造に関する。
従来のバルブ配置構造としては、吸気系のエアバイパスバルブがエンジン本体に対して配管の外側に装着されているものが知られている(例えば特許文献1等参照)。
特開2006−336539号公報
従来のバルブ配置構造では、エアバイパスバルブが所定の大きさを有している。また、高圧吸気通路からの配管やエアバイパスバルブの流路寸法などを考慮して、充分なクリアランスが得られるようにエンジン本体からの飛び出し量を設定しなければならない。
本発明は、空間効率の良好なバルブ配置構造を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンルーム内に吸気系統を設けたエンジン周辺構造であって、吸気系統は、過給機と、エンジンルーム内に搭載されたエンジン本体の周囲に配置されて、過給機よりも吸気方向上流に接続される低圧吸気通路と、過給機よりも吸気方向下流に接続される高圧吸気通路と、高圧吸気通路と低圧吸気通路との間に接続されるエアバイパスバルブとを備え、エアバイパスバルブは、低圧吸気通路のエンジン本体に対向する部位に装着されている、バルブ配置構造を特徴とする。
本発明によれば、空間効率の良好なバルブ配置構造が提供される。
本発明の実施形態にかかるエンジン周辺構造で、エンジンルームに搭載されたエンジン本体の上部を図2中I方向から見た構成を説明する側面図である。 エンジン周縁構造で、車両のエンジンルーム内を車両前方斜め前から透過した斜視図である。 エンジン周辺構造で、エンジンルームに搭載されたエンジン本体を車両前方から見た構成を説明する正面図である。 エンジン周辺構造で、エンジンルームに搭載されたエンジン本体を車両上方から見た構成を説明する上面図である。 エンジン周辺構造で、エアバイパスバルブの周囲の構成を説明し、エンジン本体側から見た斜視図である。 エンジン周辺構造で、エアバイパスバルブの内部の構造を説明する図3中VI−VI線に沿った位置での斜視図である。 エアバイパスバルブに流れ込む空気の流線を示す図である。 エンジン周辺構造で、エアバイパスバルブの内部の構造を説明する図1中VIII−VIII線に沿った位置での斜視図である。 エンジン周辺構造で、吸気系統とベーパの流れとを示す回路図である。 エンジン周辺構造で、センサ装着部位を車両斜め上方から見た斜視図である。 エンジン周辺構造で、インタクーラの出口部周縁の構成を説明する図10中XI−XI線に沿った位置での断面図である。 エンジン周辺構造で、インタクーラの出口部周縁の構成を説明する図10中XII−XII線に沿った位置での断面図である。 インタクーラの出口部周縁における空気流れを説明し、図12に対応する位置での模式図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際には、特に示さない限り、基本的に運転者から見た前後,左右あるいは上下に基づいて説明する。また、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。実施形態中、上下方向Vは、気筒軸方向と略平行方向である。
図1〜図4に示すように、この実施形態の車両10の前部に形成されたエンジンルーム11には、エンジン本体1が搭載されている(図2参照)。エンジン本体1は、主にシリンダブロック2と、シリンダヘッド3と、シリンダヘッドカバー4とを備えている(図3参照)。
エンジン本体1のシリンダブロック2には、複数の気筒が設けられている。この実施形態のエンジン本体1には、4本の気筒が設けられている。
以下、説明の為、シリンダブロック2の複数の気筒が直線状に配列されている方向を気筒配列方向A(図2参照)とする。
このシリンダブロック2からは、出力軸1aが突設されている。ここで、出力軸1aの軸方向は、気筒配列方向Aと一致している。出力軸1aは、エンジン本体1に隣接配置される変速ユニットまたはハイブリッドユニット9に連結されている。変速ユニットまたはハイブリッドユニット9は、図示しない駆動軸を介して走行車輪に回転駆動力を伝達する。
なお、この実施形態のエンジン本体1は、気筒配列方向Aが出力軸1aの方向と同じであるとともに、車載状態で気筒配列方向Aが車幅方向となる。このため、気筒配列方向Aは、車両前後方向と直交している。
気筒配列方向Aは、特に限定されず、直列四気筒、あるいは直列六気筒のように、気筒配列方向Aが車両前後方向に沿って設けられているものも含む。また、気筒の軸方向が傾いているものであってもよい。
シリンダヘッド3の吸気側の側面1bには、樹脂製インテークマニホールド5が設けられている。そして、この樹脂製インテークマニホールド5には、吸気系統6が接続されている。
吸気系統6は、エンジン本体1の上面側に設けられるエアクリーナ12と、吸気口13aを有するインテーク開口部材13と、インテーク開口部材13によって吸気されてエアクリーナ12を通過した空気を、樹脂製インテークマニホールド5に導く吸気通路14と、吸気通路14の途中に設けられる過給機17(図4参照)と、熱交換器としてのインタクーラ106(図2参照)とを主に備えている。
インテーク開口部材13は、車両前方に吸気口13aを開口形成している。そして、インテーク開口部材13は、吸気口13aから空気を吸気して、吸気通路14内に導入する。吸気通路14は、エアクリーナ12を介して、吸気をエンジン本体1に設けられた樹脂製インテークマニホールド5へ導く。
吸気通路14は、第1吸気通路14aと、第2吸気通路14bとを有している。
このうち、第1吸気通路14aは、インテーク開口部材13の吸気口13aから吸気した空気をエアクリーナ12に導く。第2吸気通路14bは、エアクリーナ12からの空気を過給機17、インタクーラ106、スロットルバルブ20とを介して、エンジン本体1の樹脂製インテークマニホールド5まで導くように構成されている。
第2吸気通路14bは、図1に示すように、過給機17と、過給機17よりも吸気方向上流に接続される低圧吸気通路15aと、過給機17よりも吸気方向下流に接続される高圧吸気通路15bと、スロットルバルブ20とを含んでいる。
このうち、低圧吸気通路15aは、一端をエアクリーナ12に接続する第1接続部材101と、第1接続部材101の他端に接続される上側配管102と、第2接続部材103とを有している。
第1接続部材101は、屈曲形成されていて、エアクリーナ12の内部空間と、上側配管102の内部空間とを連通している。
また、上側配管102は、第1接続部材101および第2接続部材103とほぼ同じ管径を有している。
この上側配管102の上面側には、後述するエアバイパスバルブ200が設けられている。
さらに、第2接続部材103は、上側配管102に一端が接続されるとともに、他端が過給機17のコンプレッサ入口側開口17aに接続されている。
これにより、エアクリーナ12は、第1接続部材101,上側配管102,第2接続部材103を介して、過給機17に連通している。
吸気系統6は、低圧吸気通路15aに対して高圧吸気通路15bを過給機17にて折り返している。そして、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとは、エンジン本体1の左側面1dに近接配置されている。これらの低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとの少なくとも一部は、上下方向V(気筒軸方向と略平行方向)で重ねられるように延在されている。
また、この実施形態の高圧吸気通路15bは、図1に示すように、エンジン本体1の左側面1dに位置して、かつ、低圧吸気通路15aの下方に、低圧吸気通路15aとほぼ平行となるように車両前後方向Cに沿って配設されている。
この実施例では、さらに低圧吸気通路15aおよび高圧吸気通路15bは、エンジン本体1の左側面1dに隣接配置される変速機またはハイブリッドユニット9の上方に位置している。
高圧吸気通路15bは、第3接続部材105と、第4接続部材107と、これらの第3接続部材105および第4接続部材107間に介在するインタクーラ106とを有している。
このうち、第3接続部材105は、屈曲形成されていて、一端を過給機17のコンプレッサ出口側開口17bに接続している。また、第3接続部材105は、他端をインタクーラ106に接続している。
また、第4接続部材107は、インタクーラ106の他端側開口部に接続されている。第4接続部材107は、通風方向を車両前後方向Cから気筒配列方向Aとなるように略直角に変更する内部の通路形状を有している(図12参照)。
第4接続部材107の下流側端部は、スロットルバルブ20に接続されている。
この実施形態では、インタクーラ106の出口部に位置する第4接続部材107の上下方向Vの位置がエンジン本体1に設けられるスロットルバルブ20の上下方向Vの位置と同じ高さ位置となるように設定されている。
さらに、インタクーラ106には、図示省略の冷媒通路が設けられている。そして、冷媒通路を通過する冷媒と、インタクーラ106内を通過する空気との間で熱交換が行われる。これにより、インタクーラ106は、過給機17により圧縮された吸気をスロットルバルブ20からエンジン本体1内に導入する前に冷却することが出来る。
図3に示すように、低圧吸気通路15aは、高圧吸気通路15bと上面視にて重なる部分に、エアバイパスバルブ200を有している。
低圧吸気通路15aの長手方向で、第1接続部材101の近傍には、上面部と一体となるようにチャンバ108が膨出形成されている。
また、高圧吸気通路15bには、バイパス配管109が設けられている。すなわち、第4接続部材107の上面部107aには、分岐管107bが突設されている。この分岐管107bには、バイパス配管109の一端109aが接続されている。そして、チャンバ108には、バイパス配管109の他端109bが接続されている。
このため、第4接続部材107の内部空間は、チャンバ108の内部空間と連通している。なお、この実施形態では、バイパス配管109が高圧吸気通路15bと上面視にて重なるように配索されている。
そして、高圧吸気通路15b内の空気は、このバイパス配管109およびチャンバ108を介してエアバイパスバルブ200の高圧側隔室に導入される。
すなわち、エアバイパスバルブ200は、開放によりエアバイパスバルブ200から低圧吸気通路15a内に高圧側の吸気を還流する。
したがって、スロットルバルブ20が急に閉じられた際にエアバイパスバルブを開放することで、高圧吸気は、インタクーラ106方向へ逆流することなく、バイパス配管109およびチャンバ108を通じて、低圧吸気通路15aに逃がされて還流する。
このため、過給機17に逆流することがないため、過給機17のサージ現象が発生せず、過給機17およびインタクーラ106の負担を軽減し保護することができ、サージ音の発生も抑制することができる。
そして、この実施形態では、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとは、エンジンルーム11の上面視にて、全域で重なるように延在されている(図4参照)。
より詳しくは、図4に示すように、エンジンルーム11の上面視にて左側方の略全域で、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとが吸気側の側面1bから排気側の側面1eに至るまで、左側面1dを中心に略コ字状にほぼ全域で重なるように延在されている。
このように構成された実施形態のエンジン周辺構造では、インテーク開口部材13の吸気口13aにより吸気された空気は、第1吸気通路14a,エアクリーナ12を介して、第2吸気通路14b,過給機17を通り、インタクーラ106により冷却されて、スロットルバルブ20を通過する。そして、スロットルバルブ20を通過した空気は、図示しないサージタンクを介して、樹脂製インテークマニホールド5からエンジン本体1内に導入される。
次に、この実施形態のエンジン周辺構造の作用効果について説明する。
このように構成された実施形態の車両10では、図1〜図3に示すように低圧吸気通路15aおよび高圧吸気通路15bは、エンジンルーム11の上面視にて、夫々の少なくとも一部を重ねるようにして延在されている。
このため、エンジン本体1の左側面1dで、低圧吸気通路15aおよび高圧吸気通路15bは、前,後または左,右方向にコンパクトにレイアウトされる。
また、インタクーラ106は、エンジン本体1の左側面1dに位置する高圧吸気通路15bに設けられている。
このため、インタクーラ106の冷媒用に設けられる配管の設定が容易で、他の箇所にインタクーラ106が設けられる場合と比して、さらにコンパクトなレイアウトとすることができる。
特に、液冷または水冷のインタクーラ106は、空冷の熱交換器と比べて小型化し易い。例えばエンジン本体1の前方でラジエータの近傍に設けられているものと比して、インタクーラ106は、水廻りの配管が行いやすくなる。
また、インタクーラ106の出口部に位置する第4接続部材107とスロットルバルブ20との高さが揃う。このため、インタクーラ106で冷却された空気がスロットルバルブ20に到達するまでの距離を最短距離となるように設定できる。したがって、エンジン本体1のレスポンスの向上を図ることができる。
この実施形態では、低圧吸気通路15aは、高圧吸気通路15bと上面視にて重なる部分に、エアバイパスバルブ200を有している。第2吸気通路14bは、エアクリーナ12からの空気を過給機17、インタクーラ106、スロットルバルブ20とを介して、エンジン本体1に導いている。そして、エアバイパスバルブ200は、スロットルバルブ20が急に閉じられた際に、エアバイパスバルブを開放することで高圧吸気を低圧吸気通路15a内に還流して、インタクーラ106を保護することができる。
また、高圧吸気通路15bは、エアバイパスバルブ200に連通して接続されるバイパス配管109と上面視にて重なるように配索されている。
そして、図1に示すように高圧吸気通路15bの第4接続部材107は、バイパス配管109を介して、上方のチャンバ108に短い配管距離で接続される。したがって、さらにコンパクトなレイアウトとすることができる。
さらに、この実施形態では、図4に示すように、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとがエンジンルーム11の上面視にて、左側面1dから排気側の側面1eに至るまで略コ字状にほぼ全域で重なるように延在されている。
このように、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとは、左側面1dのみならず、吸気側の側面1bおよび排気側の側面1eにおいても、上下に重なり、エンジン本体1の外側方への突出量を減少させることが出来る。
したがって、さらに一層、吸気系統6の配管をコンパクトなレイアウトとすることができる。
特に、この実施形態では、液冷のインタクーラ106を小型化して設けた低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとがエンジンルーム11の上面視にて、全域で重なるように延在されている(図4参照)。
このため、図3に示すように、インタクーラ106の下方のスペースを用いて、変速機またはハイブリッドユニット9を搭載することが可能となり、より一層、エンジンルーム11内におけるコンパクトなレイアウトを実現できる。
また、この実施形態では、エンジンルーム11に搭載されるエンジン本体1と、エンジン本体1に接続される吸気系統6と、吸気系統6の途中に設けられる過給機17とを備えている。吸気系統6は、過給機17よりも吸気方向上流に接続される低圧吸気通路15aと、過給機17よりも吸気方向下流に接続される高圧吸気通路15bとを含んでいる。そして、吸気系統6はエンジン本体1の気筒軸方向と略平行なエンジン本体1の側面において、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとの少なくとも一部が気筒軸方向と略平行な上下方向Vに重なるように延在している。
このように構成された実施形態のエンジン周辺構造では、さらに吸気系6の配管をコンパクトなレイアウトとすることができる。
図4〜図8は、エンジン周辺構造で、エアバイパスバルブ200の周囲の構成を説明するものである。
この実施形態の吸気系統6には、エアバイパスバルブ200が備えられている。エアバイパスバルブ200は、高圧吸気通路15b内の高圧空気が所定の圧力まで上昇すると、低圧吸気通路15a内に空気を逃がすように構成されている。
この実施形態のエアバイパスバルブ200は、低圧吸気通路15aのエンジン本体1に対向する部位に装着されている。
エアバイパスバルブ200は、図8に示すように低圧吸気通路15aの吸気流通方向に直交する方向の断面視で、低圧吸気通路15aの中心を通りエンジン本体1のシリンダ軸方向と平行な仮想線Lよりもエンジン本体1側の低圧吸気通路15aの領域に全てが設けられている。
また、低圧吸気通路15aの上面側にはエンジン本体1に対向する位置に、チャンバ108が設けられている。図6に示すように、チャンバ108からは、パイプ状のジョイント部108aが車両前方方向に軸方向を向けて突設されている。
そして、ジョイント部108aには、バイパス配管109の端部が接続されている。このため、チャンバ108の内部空間は、高圧吸気通路15bの内部空間と連通している。
さらに、チャンバ108のエンジン本体1に対向する位置の端面は、図4に示すように、接続プレート部材210を介して、エアバイパスバルブ200と接続されている。
エアバイパスバルブ200は、図6に示すように、低圧吸気通路15aの上側配管102に接続される出口側開口201と、出口側開口201の周囲に、チャンバ108に連通して開口形成された空気導入孔202と、面内外の圧力差に応じて出口側開口201および空気導入孔202を開閉する開閉弁体203とを有している。
空気導入孔202は、出口側開口201を中心とする周方向に延設されて、上縁側が開放された半円(約180度)でかつ、長孔状を呈する。
そして、空気導入孔202は、チャンバ108とバイパス配管109との接続部であるジョイント部108aにおけるバイパス配管109の軸線Hと直交しかつ出口側開口201の中心を通る仮想線Vを境界として、接続部側となる一方の領域Aの面積よりも、接続部と反対側となる他方の領域Bの面積の方が大きな面積を有している。
すなわち、空気導入孔202は、仮想線Vを境として、他方の開口の領域Bの面積が増大するように、接続方向Fへ出口側開口201を回転中心として角度α回転して、オフセットされている。
具体的には、空気導入孔202は、チャンバ108から渦流として導入される空気流れ方向(図中左回り方向)に、開口範囲が角度α、オフセットされている。回転の中心は、出口側開口201の中心位置と一致している。
このため、図7に示すように、バイパス配管109からチャンバ108内に流入した空気eは、チャンバ108から、エアバイパスバルブ200を通過する際、開閉弁体203によって開放された空気導入孔202および出口側開口201を通過する際、旋回流となり円滑に低圧吸気通路15aの内部に還流される。
図8に示すように、エンジン本体1の左側面1dと吸気系統6との間には、圧力を制御するソレノイド230が設けられている。
また、チャンバ108のエンジン本体1側には、高圧吸気通路15b側の圧力を導出する接続ジョイント221が設けられている(図5参照)。
そして、接続ジョイント221は、低圧吸気通路15aに設けられたジョイント16gに対して隣接配置されている。
さらに、図5に示すように、上側配管102のエンジン本体1側の側面102aには、平坦な上面を有する座面部102fが形成されている。座面部220には、ジェットパージ装置240が装着されている。ジェットパージ装置240には、高圧側ジョイント241およびパージ側ジョイント244が一体に形成されている。
また、エアバイパスバルブ200が装着されている接続プレート部材210からは、チャンバ108内の圧力を導出する高圧配管242が延出されている。
高圧配管242の先端は、高圧側ジョイント241の一端側に接続されている。高圧側ジョイント241の他端側に位置するノズル先端には、噴出口241aが形成されている(図9参照)。
そして、過給機17の可動中、ベーパ導入管243から導入された燃料ベーパを、ジェットノズル245の噴出口241aから噴出された加圧空気によって圧力を発生させることで低圧吸気通路15a内に還流するように構成されている。
さらに、図5に示すように、この実施形態の低圧吸気通路15aを構成する上側配管102よりもエンジン本体1側には、ソレノイド230が設けられている。
この実施形態のソレノイド230は、エアバイパスバルブ200の近傍で、かつ車両前後方向では、エアバイパスバルブ200と重複するとともに、車両上下方向では、下方の異なる位置(図8参照)に配設されている。
また、図5に示すように、上側配管102のエアバイパスバルブ200の近傍には、エンジン本体側の側面16cから一体にジョイント16gが突設されている。
そして、ソレノイド230は、は、高圧導出配管250aを介して、接続ジョイント221と接続されている。また、ソレノイド230は、低圧導出配管250bを介して、ジョイント16gに夫々接続されている。また、ソレノイド230は、配管250cを介して、エアバイパスバルブ200に接続されている。
一方、図示省略のECUでは、スロットルバルブ20の上下流に設けられる圧力センサ301(T−MAPセンサ)等の検出値およびスロットルバルブ20の開度等の情報から、エアバイパスバルブ200の開閉の判断が行われる。
ソレノイド230は、ECUの判断に基づいて、エアバイパスバルブ200を開(負圧を送る)とするか、あるいはエアバイパスバルブ200を閉(正圧を送る)とする。
図4〜図8に示すように、この実施形態では、エアバイパスバルブ200は、低圧吸気通路15aのエンジン本体1に対向する部位に装着されている。このため、エアバイパスバルブ200のエンジン本体1から外側方への飛び出し量を減少させることができる。
また、この実施形態では、図4に示すように低圧吸気通路15aのエンジン本体1側に装着されたエアバイパスバルブ200の外側に接続されるチャンバ108およびバイパス配管109は、低圧吸気通路15aと車幅方向で重複する。このため、チャンバ108およびバイパス配管109は、エアバイパスバルブ200の外側方への飛び出し量を減少させることができる。
したがって、レイアウトをコンパクトなものとして、空間効率の良好なバルブ配置構造が提供される。
そして、図8に示すようにエアバイパスバルブ200は、低圧吸気通路15aの中心Lに対してさらにエンジン本体1寄りに設けられている。この実施形態では、エアバイパスバルブ200が低圧吸気通路15aの吸気流通方向に直交する方向の断面視で、低圧吸気通路15aの中心を通りエンジン本体1のシリンダ軸方向と平行な仮想線Lよりもエンジン本体1側の低圧吸気通路15aの領域に全て設けられている。
すなわち、エアバイパスバルブ200は、低圧吸気通路15aの側面部とエンジン本体1の左側面1dとの間に配置されている。このため、エアバイパスバルブ200の全部とチャンバ108の一部が低圧吸気通路15aの中心に位置する仮想線Lから外側方へ飛び出すことがない。したがって、さらに空間効率の良好なバルブ配置構造が提供される。
また、チャンバ108には、エンジン本体1側に高圧吸気を導出する接続ジョイントが設けられている。
そして、図5に示すようにチャンバ108に接続される高圧導出配管250aは、低圧吸気通路15aに接続される低圧導出配管250bと隣接配置されている。
このため、高圧側吸気と低圧側吸気とを必要とするソレノイド230等の各種センサに対して、高圧導出配管250a,低圧導出配管250bを最短距離で配策して、シンプルかつコンパクトにレイアウトすることができる。
さらに、図6に示すように、空気導入孔202は、空気導入孔202は、チャンバ108とバイパス配管109との接続部であるジョイント部108aにおけるバイパス配管109の軸線Hと直交しかつ出口側開口201の中心を通る仮想線Vを境界として、接続部側となる一方の領域Aの面積よりも、接続部と反対側となる他方の領域Bの面積の方が大きな面積を有している。
そして、空気導入孔202は、出口側開口201を中心とする周方向に延設されて、上縁側が開放された半円(約180度)でかつ、長孔状を呈する。
このため、チャンバ108を介して導入される空気は、長孔状の空気導入孔202によって、旋回流を発生させながら、少ない通気抵抗で低圧吸気通路105aに還流される。
したがって、円滑な空気流れによって、エアバイパスバルブ200をリリーフする際のタイムロスを減少させることができる。
また、図5に示すように、ジェットパージ装置240の座面部102fは、低圧吸気通路15aを構成する上側配管102に設けられている。これにより、配管レイアウトを容易なものとすることができる。
さらに、図8に示すように、エアバイパスバルブ200を制御するソレノイド230が上側配管102よりもエンジン本体1側に近接するように設けられている。ソレノイド230は、スロットルバルブ20の上下流に設けられるT−MAPセンサ等の検知、スロットルバルブ20の開度等の情報から、図示しないECUにて判断された開閉情報に基づいて、エアバイパスバルブ200を開閉制御する。
すなわち、ソレノイド230は、上側配管102のエンジン本体1に対向する側面でエアバイパスバルブ200の近傍に設けられたジョイント16gと、接続ジョイント221の夫々と低圧導出配管250bおよび高圧導出配管250aを介して接続されている。
このため、高圧吸気をする高圧導出配管250aおよび低圧吸気をする低圧導出配管250bを短い距離にて、ソレノイド230に接続できる。
したがって、ソレノイド230からエアバイパスバルブ200への配管をシンプルかつコンパクトにレイアウトすることができる。よって、たとえばソレノイド230によって制御されるエアバイパスバルブ200の応答性を向上させることができる。
次に、図9を参照しつつ、この実施形態の吸気系統6とベーパの流れとについて説明する。
過給機17による過給が行われていない状態では、第1チェックバルブ251が開いているとともに、第2チェックバルブ252は閉じている。
図示省略のキャニスタから吸引されたベーパは、パージコントロールバルブ253を通過して第1チェックバルブ251からスロットルバルブ20に送られる。ベーパは、スロットルバルブ20にて空気と混合されて、エンジン本体1内で燃焼される。
一方、過給機17が稼働すると過給された空気は、インタクーラ106を介してスロットルバルブ20に供給される。これと同時に、過給機17により過給された空気は、所定の圧力でジェットパージ装置240にも送られる。
過給機17による過給中、第1チェックバルブ251は、高圧吸気による逆流を防止するため、閉じているとともに、第2チェックバルブ252は、開いている。ベーパは、パージコントロールバルブ253、第2チェックバルブ252を通過してジェットパージ装置240により吸引される。
ベーパ導入管243から低圧吸気通路15aに還流されたベーパは、過給機17により過給された空気の力で、再び過給機17により圧縮されて、インタクーラ106を介してスロットルバルブ20に送られる。ベーパは、スロットルバルブ20にて空気と混合されて、エンジン本体1内で燃焼される。
このように、過給機17による過給中であっても、パージを継続して行うことができる。
図10〜図13は、エンジン周辺を示し、インタクーラ106の出口部周縁の構成を説明する図である。
この実施形態では、エンジン本体1の吸気系統6の配管に接続されるスロットルバルブ20と、スロットルバルブ20よりも吸気系統6の配管の上流側に設けられる圧力センサ301と、インタクーラ106とを備えている。
そして、吸気系統6の配管は、一つもしくは複数の屈曲もしくは湾曲する曲がり部を有する吸気ダクトにより構成されている。そして、このうち、エンジンルーム11の上面視で、吸気ダクトの最下流には、曲がり部における外側曲部近傍に第4接続部材107に圧力センサ301が設けられる。
第4接続部材107は、図10に示すように、インタクーラ106の出口部に接続される角筒部307と、スロットルバルブ20に接続される円筒部308とを有している。
これらの角筒部307と、円筒部308とは、それぞれ中空状で内部に、吸気通路を有している。
そして、インタクーラ106と、スロットルバルブ20との配置に倣って、角筒部307と円筒部308とは、軸方向が90度にて直交した状態で一体に形成されている。
このうち、角筒部307は、図11に示すように、流れ方向の下流(紙面右方)に向けて、流路断面積が減少するように角錐状を呈している。
この角筒部307の車両前側に位置する突出部309には、圧力センサ301を装着する装着部310が設けられている。
さらに、この実施形態では、図13に示すように、曲がり部330の外側曲部の頂点331aと、内側曲部の頂点332aとを結んだ線L3の仮想垂直二等分線L4を引くと、この仮想垂直二等分線L4よりも外側曲部側で頂点331a側に近接して圧力センサ301が装着されている。
また、この実施形態では、図13に示すように、曲がり部330の外側曲部の曲率が一定の場合には、外側曲部の曲率がかかる(生じる)始点と終点との中心点を基準としている。なお、曲がり部330の内側曲部の曲率が一定の場合には、内側曲部の曲率がかかる始点と終点との中心点を仮想直線の基準としてもよい。
そして、この中心点の基準よりも外側曲部側で頂点331a側に近接して圧力センサ301が装着されている。
そして、図11に示すように、検知部302は、スロットルバルブ20からの吸気方向上流の正面視でスロットルバルブと対向する方向とは異なる方向に突出する突出部で、曲がり部330の凹所空間320内に収納されて外壁線333よりも外側に設けられている。このように、逆流する空気が直接、検知部302に当たらないように構成されている。
すなわち、言い換えれば、スロットルバルブ20の管長方向中心軸に沿って、吸気方向下流側に検知部302を投影したときに、スロットルバルブ20の内部空間と重なることがない位置であり、図12に示すように吸気ダクト下流端部に設けられた曲がり部330であって、円筒部308の外壁線333よりも外側に外れた位置に検知部302が設けられている。
また、圧力センサ301の検知部302は、図12に示すように、曲がり部330における外側曲部331近傍に配置されている。また、第4接続部材107は、吸気系統6の配管の吸気方向最下流に設けられている。そして、曲がり部330は、エンジンルーム11の上面視で、第4接続部材107内に位置している。
この実施形態では、検知部302が凹所空間320内に収納されて設けられている。このため、検知部302は、インタクーラ106の出口部から送られてくる吸気の本流を受けないように、外れた位置で正確に吸気ダクト内の空気圧力を検出することができる。
さらに、この実施形態の検知部302は、突出部309に設けられている。突出部309は、エンジンルーム11の上面視で、曲がり部330の外側曲部331から屈曲された円弧の径方向で、吸気系統6の配管から外側方でスロットルバルブ20と対向する方向とは異なる方向に突出されている。
次に、この実施形態の吸気系圧力センサ配置構造の作用効果について説明する。
このように構成された実施形態の車両10では、突出部309内に凹設された凹所空間320によって、吸気系統6の配管内を流れる空気の主流に向けた圧力センサ301の配管内側面からの突設量を少なくすることができる。
例えば、図11に示すように,スロットルバルブ20の内側面位置や、図12に示すように、外壁線333および曲がり部330における外側曲部331よりも管内方向へ検知部302が突出していない。
このように、吸気の主流を避けて圧力センサ301が配設されているため、スロットルバルブ20が急に閉じられた場合等、吸気が吸気系統6の配管内を逆流しても、圧力センサ301は、逆流による圧力の変動の影響を受けにくい。
また、凹所空間320内に収納されていながら検知部302は、図12に示すように、インタクーラ106の出口部から送られてくる吸気の本流を正面から受けることなく、正確に吸気ダクト内の空気圧力を検出することができる。
このため、効果的に正確な圧力を検知することができる。
そして、図11に示すように、圧力センサ301の検知部302は、凹所空間320を構成する上側の内側面に装着された状態では、図13に示すように仮想垂直二等分線L4よりも外側曲部331側で、かつスロットルバルブ20と異なる方向に向くように傾斜されて固定されている。このため、検知部302がスペース効率良く、凹所空間320内に収納されて、突設することがない。
このように、凹所空間320内の検知部302は、吸気の本流を避けて、かつ、逆流した空気が直接、当たらない角度にて装着されている。このため、急激なスロットルバルブ20の閉弁による空気の逆流の影響を少なくしつつ、必要とされる吸気ダクト内の空気圧力を正確に検出することができる。
さらに、図13に示すように、曲がり部330の外側曲部の曲率が一定の場合には、曲率が一定の外側曲部の曲率がかかる始点と終点との中心点を仮想直線の基準点としている。
そして、この中心点の基準よりも外側曲部側で頂点331a側に近接して圧力センサ301が装着されている。この実施形態では、図12に示すように、検知部302が外壁線333よりも外側に設けられている。このため、吸気が吸気系統6の配管内を逆流しても、逆流した空気の主流が流速の弱い領域に設けられた圧力センサ301に直接、当接することがない。したがって、検知部302は、曲がり部330を逆流する空気の影響を受けにくく、更に正確な圧力の検出を行うことが出来る。
特に、この実施形態では、図13に示すように、曲がり部330の外側曲部の頂点331aと、内側曲部の頂点332aとを結んだ線L3の仮想垂直二等分線L4を引くと、この仮想垂直二等分線L4よりも外側曲部の頂点331a側に近接して圧力センサ301が装着されている。
しかも、この実施形態のように、曲がり部330の外側曲部の曲率が一定の場合には、曲率がかかる始点と終点との中心点を基準としている。
このため、更に検知部302は、曲がり部330のうち、逆流する空気の影響を受けにくい基準から離れた箇所に凹所空間320を設定して圧力センサ301を装着することにより、更に正確な圧力の検出を行うことが出来る。
さらに、図12に示すように、吸気方向最下流の曲がり部330における外側曲部331近傍に配置されている検知部302によって、吸気系統6からスロットルバルブに流入する直前の正確な吸気ダクト内の空気圧力を測定することができる。
しかも、この実施形態では、エンジン本体1が搭載されたエンジンルーム11の上面視で、曲がり部330の外側曲部331から、吸気系統6の外側方に突出する突出部309に検知部302が設けられている。
このため、吸気が吸気系統6の配管内を逆流しても、主流が圧力センサ301を避けて直接、当接することがない。したがって、検知部302は、吸気系統6の配管内を逆流する空気の影響を受けにくく、正確な圧力の測定をおこなうことができる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、たとえば以下のようなものである。
この実施形態のエンジン周辺構造では、吸気系統6の途中に設けられた過給機17にて折り返された低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとの少なくとも一部を、上下方向Vに重ねて延在させて、エンジン本体1の左側面1dに配置している。
しかしながら、特にこれに限らず、例えば、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとをエンジン本体1の右側面や、前後側面に配置してもよい。また、あるいは、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとを隣接する複数の側面に跨るように配置してもよい。
すなわち、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとが配置される側面がエンジン本体1のどの側面であってもよい。
また、高圧吸気通路15bは、第3接続部材105および第4接続部材107間にインタクーラ106を介在させているが特にこれに限らず、インタクーラ106が別の場所に配置されていても、インタクーラ106が設けられていなくてもよい。
さらに、インタクーラ106の出口部に位置する第4接続部材107の上下方向Vの位置は、スロットルバルブ20の上下方向Vの位置と同じ高さ位置となるように設定されている。しかしながら、特にこれに限らず、スロットルバルブ20の上下方向Vの位置は、インタクーラ106の出口部の位置と相違していてもよい。
また、低圧吸気通路15aは、高圧吸気通路15bと上面視にて重なる部分の上方に、エアバイパスバルブ200を有している。しかしながら、特にこれに限らず、例えば上面視にて重なる部分の下方等、どの位置であってもよく、重なる比率についても特に限定されるものではない。
さらに、バイパス配管109の一端109aは、インタクーラ106よりも吸気方向下流側に配置される第4接続部材107の上面部107aに接続されている。しかしながら、特にこれに限らない。例えば、高圧吸気通路15bから、エアバイパスバルブ200に高圧吸気を供給できる箇所であれば、高圧吸気通路15bのどの部分に、一端109aが接続されていてもよい。
そして、この実施形態では、低圧吸気通路15aと高圧吸気通路15bとは、エンジンルーム11の上面視にて、全域で重なるように延在されている(図4参照)。しかしながら、特にこれに限らない。例えば、左側面1d等、少なくとも一つの側面にて、低圧吸気通路15aの少なくとも一部が高圧吸気通路15bと重なるように延在されていればよく、このため、低圧吸気通路15aおよび高圧吸気通路15bの形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
この実施形態のバルブ配置構造では、エアバイパスバルブ200は、図8に示すように低圧吸気通路15aのエンジン本体1に対向する部位に装着されている。
しかしながら、特にこれに限らず、例えば、エアバイパスバルブ200を低圧吸気通路15aの下側に設ける等、エアバイパスバルブ200が低圧吸気通路15aのエンジン本体1側の側面16cに装着されていればよく、エアバイパスバルブ200の位置、形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
また、低圧吸気通路15aの上面側には、図4に示すようにチャンバ108の径の大きさd1は、バイパス配管109の径の大きさd2よりも大きく(d1>d2)なるように設定されている。しかしながら特にこれに限らず、チャンバ108を設けなくてもよく、チャンバ108の形状、数量および大きさは、特に限定されるものではない。
さらに、図6に示すように、空気導入孔202は、出口側開口201を中心とする周方向に延設されて、上縁側が開放された半円(約180度)でかつ、長孔状を呈して、開口範囲が角度α=30度、オフセットされている。
しかしながら、特にこれに限らず、空気導入孔202は、開口範囲もα=0〜180度の範囲で、空気流れ方向(図中左回り方向)にオフセットされていたり、空気導入孔202は、出口側開口201の中心を通り、かつチャンバ108に接続されるバイパス配管109の軸方向Hと直交する仮想線Vよりも、バイパス配管109が低圧吸気通路15aに接続する方向Fに、開口範囲が大きくなっているものでもよい。すなわち、空気導入孔202は、チャンバ108とバイパス配管109との接続部であるジョイント部108aにおけるバイパス配管109の軸線Hと直交しかつ出口側開口201の中心を通る仮想線Vを境界として、接続部側となる一方の領域Aの面積よりも、接続部と反対側となる他方の領域Bの面積の方が大きな面積を有しているものであれば、形状、数量および大きさは、特に限定されるものではない。
そして、接続ジョイント221、ジェットパージ装置240が装着される座面部220、ジョイント16g等の位置についても特にこれらに限定されるものではない。例えば、配管を短く、望ましくは最小距離として、効率良く配索できる配置であれば、どのように設けられていてもよい。
この実施形態の吸気系圧力センサ配置構造では、突出部309内に凹設された装着部310から圧力センサ301が突設していない。しかしながら、特にこれに限らず、曲がり部における外側曲部331近傍であれば、圧力センサ301を設ける凹所空間320の位置が限定されるものではない。
すなわち、曲がり部でなく直管ストレート部に圧力センサ301が設けられていても、凹所内に位置すればよく、圧力センサ301の検知部302を設ける凹所空間320の形状および大きさは、特に限定されるものではない。
また、凹所空間320が設けられていなくても、スロットルバルブ20の軸線方向に沿って吸気方向上流側を見たときに、検知部302が見えない等、外壁線333よりも外側に設けられていればよい。さらに、たとえば、図13中圧力センサ401に示すように検知部が見えない位置である等、吸気は測定可能で逆流する空気は直接、圧力センサ401の検知部に当たらないように構成されているものであってもよい。
1 エンジン本体
6 吸気系統
11 エンジンルーム
15a 低圧吸気通路
15b 高圧吸気通路
102 上側配管
102a 側面
108 チャンバ
108a ジョイント部(接続部)
109 バイパス配管
200 エアバイパスバルブ
202 空気導入孔
220 座面部
230 ソレノイドセンサ
240 ジェットパージ装置

Claims (5)

  1. エンジンルーム内に吸気系統を設けたエンジン周辺構造であって、
    前記吸気系統は、
    過給機と、
    エンジンルーム内に搭載されたエンジン本体の周囲に配置されて、前記過給機よりも吸気方向上流に接続される低圧吸気通路と、
    前記過給機よりも吸気方向下流に接続される高圧吸気通路と、
    前記高圧吸気通路と前記低圧吸気通路との間に接続されるエアバイパスバルブと、
    前記エアバイパスバルブに接続される前記高圧吸気通路からのバイパス配管と、
    前記エアバイパスバルブと前記バイパス配管および前記エアバイパスバルブ間に接続されるチャンバとを備え、
    前記エアバイパスバルブは、前記低圧吸気通路に接続される出口側開口と、前記出口側開口の周囲に、前記チャンバに連通して開口形成された空気導入孔と、前記出口側開口および前記空気導入孔を開閉する開閉弁とを有し、
    前記空気導入孔は、前記出口側開口を中心とする周方向に延設される長孔状を呈し、
    前記空気導入孔は、前記チャンバと前記バイパス配管との接続部における前記バイパス配管の軸線と直交しかつ前記出口側開口の中心を通る仮想線を境界として、前記接続部側となる一方の領域の面積よりも、前記接続部と反対側となる他方の領域の面積の方が大きいことを特徴とするバルブ配置構造。
  2. 前記エアバイパスバルブは、前記低圧吸気通路の吸気流通方向に直交する方向の断面視で、前記低圧吸気通路の中心を通りエンジン本体のシリンダ軸方向と平行な仮想線Lよりもエンジン本体側の低圧吸気通路の領域に全てが設けられていることを特徴とする請求項1記載のバルブ配置構造。
  3. 前記チャンバは、前記低圧吸気通路の上側面に設けられ、前記チャンバには、前記エンジン本体に対向する位置に高圧吸気通路側の高圧吸気を導出する接続ジョイントが設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のバルブ配置構造。
    削除
  4. 前記低圧吸気通路には、ジェットパージ装置が装着される座面部が形成されていることを特徴とする請求項1〜のうち何れか一項記載のバルブ配置構造。
  5. 前記低圧吸気通路よりもエンジン本体側には、前記エアバイパスバルブを制御するソレノイドが配設されるとともに、前記ソレノイドは、前記低圧吸気通路のエンジン本体に対向する側面で前記エアバイパスバルブの近傍に設けられたジョイントと、前記接続ジョイントとの夫々と配管を介して接続されていることを特徴とする請求項に記載のバルブ配置構造。
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