JP6505167B2 - 質量分析装置及び質量分析方法 - Google Patents

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Description

本発明は、質量分析装置及び質量分析方法に関する。
樹脂の柔軟性を確保するため、樹脂中にはフタル酸エステル等の可塑剤が含まれているが、4種類のフタル酸エステルについて、欧州特定有害物質規制(RoHS)により2019年以降の使用が制限されることになった。そのため、樹脂中のフタル酸エステルを同定及び定量することが必要になっている。
フタル酸エステルは揮発性成分であるので、従来公知の発生ガス分析(EGA;Evolved Gas Analysis)を適用して分析することができる。この発生ガス分析は、試料を加熱して発生したガス成分を、ガスクロマトグラフや質量分析等の各種の分析装置で分析するものである。
質量分析装置は公知であり、例えば同位体比を測定するために補正計算を行う技術も開示されている(特許文献1)。
特許第4256208号公報
ところで、フタル酸エステルとして例えばDBP、BBP、DEHP、DOTPが含まれる試料から、規制対象物質であるDBP、BBP、DEHPをそれぞれを定量したい場合、通常はDBP,BBP、DEHP、DOTPは分子量が異なるので、区別して質量分析することができる。
しかしながら、例えばDBPの定量を例にとると、質量分析装置で試料から発生したガス成分をイオン化する際、DBP以外のBBP、DEHP、DOTPからフラグメントイオンが生成し、DBPと質量スペクトルのピークと重なることがある。そして、この場合には、DBPを正確に定量することが困難になる。
一方、質量分析装置の前段にガスクロマトグラフを設け、フラグメントイオンを分離してDBP単体を定量することもできるが、ガスクロマトグラフが加わって装置全体が大型化すると共に、測定時間が長くなるという問題がある。
そこで、本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、装置を大型化せずに夾雑物等の第2物質を含む第1物質の検出精度を向上させると共に、測定時間の短縮が可能な質量分析装置及び質量分析方法の提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の質量分析装置は、有機化合物のガス成分からなる第1物質と、有機化合物のガス成分からなり前記第1物質と質量スペクトルのピークが重なる1以上の第2物質と、を含む試料を分析する質量分析装置であって、前記第1物質及び前記第2物質をイオン化するイオン化部を備え、
個々の前記第2物質の標準物質の質量スペクトルのピークのうち、前記第1物質の質量スペクトルのピークと重ならないピークAと、前記第1物質の前記ピークと重なるピークBとの強度比(ピークB)/(ピークA)を補正係数Wとしたとき、前記ピークA及びピークBは、前記イオン化の際に前記第2物質から生成されたフラグメントイオンに起因し、
前記試料中の前記第1物質の質量スペクトルのピークCの強度から、W×(ピークAの強度)を差し引き、前記第1物質の質量スペクトルの正味のピークDの強度を算出するピーク補正部を備えたことを特徴とする。
この質量分析装置によれば、第1物質と質量スペクトルのピークが重なる第2物質の影響を、第2物質のうち第1物質の質量スペクトルのピークと重ならないピークAの強度に基づいて差し引くので、第1物質の質量スペクトルの正味のピークDの強度を精度よく求めることができる。
この際、例えば第1物質と第2物質とをクロマトグラフ等で分離して第2物質の影響を除く場合に比べ、装置が大型化せず、測定時間の短縮も可能となる。
本発明の質量分析装置において、前記第2物質が2以上存在し、前記ピーク補正部は、前記ピークCの強度から、個々の前記第2物質についてのW×(ピークAの強度)の総和を差し引いてもよい。
この質量分析装置によれば、第2物質が2以上存在してもその影響を精度よく差し引くことができる。
本発明の質量分析装置において、前記ピーク補正部は、W×(ピークAの強度)が所定の閾値を超えた場合に、前記ピークDの強度を算出してもよい。
この質量分析装置によれば、検出したピークAがノイズ等の強度として設定した閾値以下の場合は、ノイズを検出したとみなしてピークDの強度を算出しないので、ピークDの補正が不正確になることを抑制できる。
本発明の質量分析方法は、有機化合物のガス成分からなる第1物質と、有機化合物のガス成分からなり前記第1物質と質量スペクトルのピークが重なる1以上の第2物質と、を含む試料を分析する質量分析方法であって、前記第1物質及び前記第2物質をイオン化し、個々の前記第2物質の標準物質の質量スペクトルのピークのうち、前記第1物質の質量スペクトルのピークと重ならないピークAと、前記第1物質の前記ピークと重なるピークBとの強度比(ピークB)/(ピークA)を補正係数Wとしたとき、前記ピークA及びピークBは、前記イオン化の際に前記第2物質から生成されたフラグメントイオンに起因し、
前記試料中の前記第1物質の質量スペクトルのピークCの強度から、W×(ピークAの強度)を差し引き、前記第1物質の質量スペクトルの正味のピークDの強度を算出することを特徴とする。


本発明によれば、装置を大型化せずに夾雑物等の第2物質を含む第1物質の質量分析の検出精度を向上させると共に、測定時間の短縮が可能となる。
本発明の実施形態に係る質量分析装置を含む発生ガス分析装置の構成を示す斜視図である。 ガス発生部の構成を示す斜視図である。 ガス発生部の構成を示す縦断面図である。 ガス発生部の構成を示す横断面図である。 図4の部分拡大図である。 発生ガス分析装置によるガス成分の分析動作を示すブロック図である。 DBP、BBP、DEHP、DOTPそれぞれの標準物質の質量スペクトルを示す図である。 DBPとDOTPが混在する試料の質量スペクトルを示す図である。 T関数を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態に係る質量分析計(質量分析装置)110を含む発生ガス分析装置200の構成を示す斜視図であり、図2はガス発生部100の構成を示す斜視図、図3はガス発生部100の構成を示す軸心Oに沿う縦断面図、図4はガス発生部100の構成を示す軸心Oに沿う横断面図、図5は図4の部分拡大図である。
発生ガス分析装置200は、筐体となる本体部202と、本体部202の正面に取り付けられた箱型のガス発生部取付け部204と、全体を制御するコンピュータ(制御部)210とを備える。コンピュータ210は、データ処理を行うCPUと、コンピュータプログラムやデータを記憶する記憶部218と、モニタ220と、キーボード等の入力部等を有する。
ガス発生部取付け部204の内部には、円筒状の加熱炉10と、試料ホルダ20と、冷却部30と、ガスを分岐させるスプリッタ40と、イオン化部50と、不活性ガス流路19fとがアセンブリとして1つになったガス発生部100が収容されている。又、本体部202の内部には、試料を加熱して発生したガス成分を分析する質量分析計110が収容されている。
イオン化部50が特許請求の範囲の「イオン化部」に相当する。
なお、図1に示すように、ガス発生部取付け部204の上面から前面に向かって開口204hが設けられ、試料ホルダ20を加熱炉10外側の排出位置(後述)に移動させると開口204hに位置するので、開口204hから試料ホルダ20に試料を出し入れ可能になっている。又、ガス発生部取付け部204の前面には、スリット204sが設けられ、スリット204sから外部に露出する開閉ハンドル22Hを左右に動かすことにより、試料ホルダ20を加熱炉10の内外に移動させて上述の排出位置にセットし、試料を出し入れするようになっている。
なお、例えばコンピュータ210で制御されるステッピングモータ等により、移動レール204L(後述)上で試料ホルダ20を移動させれば、試料ホルダ20を加熱炉10の内外に移動させる機能を自動化できる。
次に、図2〜図6を参照し、ガス発生部100の各部分の構成について説明する。
まず、加熱炉10は、ガス発生部取付け部204の取付板204aに軸心Oを水平にして取り付けられ、軸心Oを中心に開口する略円筒状をなす加熱室12と、加熱ブロック14と、保温ジャケット16とを有する。
加熱室12の外周に加熱ブロック14が配置され、加熱ブロック14の外周に保温ジャケット16が配置されている。加熱ブロック14はアルミニウムからなり、軸心Oに沿って加熱炉10の外部に延びる一対のヒータ電極14a(図4参照)により通電加熱される。
なお、取付板204aは、軸心Oに垂直な方向に延びており、スプリッタ40及びイオン化部50は、加熱炉10に取り付けられている。さらに、イオン化部50は、ガス発生部取付け部204の上下に延びる支柱204bに支持されている。
加熱炉10のうち開口側と反対側(図3の右側)にはスプリッタ40が接続されている。又、加熱炉10の下側にはキャリアガス保護管18が接続され、キャリアガス保護管18の内部には、加熱室12の下面に連通してキャリアガスCを加熱室12に導入するキャリアガス流路18fが収容されている。又、キャリアガス流路18fには、キャリアガスCの流量F1を調整する制御弁18vが配置されている。
そして、詳しくは後述するが、加熱室12のうち開口側と反対側(図3の右側)の端面に混合ガス流路41が連通し、加熱炉10(加熱室12)で生成したガス成分Gと、キャリアガスCとの混合ガスMが混合ガス流路41を流れるようになっている。
一方、図3に示すように、イオン化部50の下側には不活性ガス保護管19が接続され、不活性ガス保護管19の内部には、不活性ガスTをイオン化部50に導入する不活性ガス流路19fが収容されている。又、不活性ガス流路19fには、不活性ガスTの流量F4を調整する制御弁19vが配置されている。
試料ホルダ20は、ガス発生部取付け部204の内部上面に取り付けられた移動レール204L上を移動するステージ22と、ステージ22上に取り付けられて上下に延びるブラケット24cと、ブラケット24cの前面(図3の左側)に取り付けられた断熱材24b、26と、ブラケット24cから加熱室12側に軸心O方向に延びる試料保持部24aと、試料保持部24aの直下に埋設されるヒータ27と、ヒータ27の直上で試料保持部24aの上面に配置されて試料を収容する試料皿28と、を有する。
ここで、移動レール204Lは軸心O方向(図3の左右方向)に延び、試料ホルダ20はステージ22ごと、軸心O方向に進退するようになっている。又、開閉ハンドル22Hは、軸心O方向に垂直な方向に延びつつステージ22に取り付けられている。
なお、ブラケット24cは上部が半円形をなす短冊状をなし、断熱材24bは略円筒状をなしてブラケット24c上部の前面に装着され(図参照)、断熱材24bを貫通してヒータ27の電極27aが外部に取り出されている。断熱材26は略矩形状をなして、断熱材24bより下方でブラケット24cの前面に装着される。又、ブラケット24cの下方には断熱材26が装着されずにブラケット24cの前面が露出し、接触面24fを形成している。
ブラケット24cは加熱室12よりやや大径をなして加熱室12を気密に閉塞し、試料保持部24aが加熱室12の内部に収容される。
そして、加熱室12の内部の試料皿28に載置された試料が加熱炉10内で加熱され、ガス成分Gが生成する。


冷却部30は、試料ホルダ20のブラケット24cに対向するようにして加熱炉10の外側(図3の加熱炉10の左側)に配置されている。冷却部30は、略矩形で凹部32rを有する冷却ブロック32と、冷却ブロック32の下面に接続する冷却フィン34と、冷却フィン34の下面に接続されて冷却フィン34に空気を当てる空冷ファン36とを備える。
そして、試料ホルダ20が移動レール204L上を軸心O方向に図3の左側に移動して加熱炉10の外に排出されると、ブラケット24cの接触面24fが冷却ブロック32の凹部32rに収容されつつ接触し、冷却ブロック32を介してブラケット24cの熱が奪われ、試料ホルダ20(特に試料保持部24a)を冷却するようになっている。
図3、図4に示すように、スプリッタ40は、加熱室12と連通する上述の混合ガス流路41と、混合ガス流路41に連通しつつ外部に開放された分岐路42と、分岐路42の出側に接続されて分岐路42から排出される混合ガスMの排出圧力を調整する背圧調整器42aと、自身の内部に混合ガス流路41の終端側が開口される筐体部43と、筐体部43を囲む保温部44とを備えている。
さらに、本例では、分岐路42と背圧調整器42aとの間に、混合ガス中の第2物質等を除去するフィルタ42b、流量計42cが配置されている。背圧調整器42a等の背圧を調整する弁等を設けず、分岐路42の端部が剥き出しの配管のままであってもよい。
図4に示すように、上面から見たとき、混合ガス流路41は、加熱室12と連通して軸心O方向に延びた後、軸心O方向に垂直に曲がり、さらに軸心O方向に曲がって終端部41eに至るクランク状をなしている。又、混合ガス流路41のうち軸心O方向に垂直に延びる部位の中央付近は拡径して分岐室41Mを形成している。分岐室41Mは筐体部43の上面まで延び、分岐室41Mよりやや小径の分岐路42が嵌合されている。
混合ガス流路41は、加熱室12と連通して軸心O方向に延びて終端部41eに至る直線状であってもよく、加熱室12やイオン化部50の位置関係に応じて、種々の曲線や軸心Oと角度を有する線状等であってもよい。
図3、図4に示すように、イオン化部50は、筐体部53と、筐体部53を囲む保温部54と、放電針56と、放電針56を保持するステー55とを有する。筐体部53は板状をなし、その板面が軸心O方向に沿うと共に、中央に小孔53cが貫通している。そして、混合ガス流路41の終端部41eが筐体部53の内部を通って小孔53cの側壁に臨んでいる。一方、放電針56は軸心O方向に垂直に延びて小孔53cに臨んでいる。
さらに、図4、図5に示すように、不活性ガス流路19fは筐体部53を上下に貫通し、不活性ガス流路19fの先端は、筐体部53の小孔53cの底面に臨み、混合ガス流路41の終端部41eに合流する合流部45を形成している。
そして、終端部41eから小孔53c付近の合流部45に導入された混合ガスMに対し、不活性ガス流路19fから不活性ガスTが混合されて総合ガスM+Tとなって放電針56側に流れ、総合ガスM+Tのうち、ガス成分Gが放電針56によってイオン化される。
イオン化部50は公知の装置であり、本実施形態では、大気圧化学イオン化(APCI)タイプを採用している。APCIはガス成分Gのフラグメントを起こし難く、フラグメントピークが生じないので、クロマトグラフ等で分離せずとも測定対象を検出できるので好ましい。
イオン化部50でイオン化されたガス成分Gは、キャリアガスC及び不活性ガスTと共に質量分析計110に導入されて分析される。
なお、イオン化部50は、保温部54の内部に収容されている。
図6は、発生ガス分析装置200によるガス成分の分析動作を示すブロック図である。
試料Sは加熱炉10の加熱室12内で加熱され、ガス成分Gが生成する。加熱炉10の加熱状態(昇温速度、最高到達温度等)は、コンピュータ210の加熱制御部212によって制御される。
ガス成分Gは、加熱室12に導入されたキャリアガスCと混合されて混合ガスMとなり、スプリッタ40に導入され、混合ガスMの一部が分岐路42から外部に排出される。
イオン化部50には、混合ガスMの残部と、不活性ガス流路19fからの不活性ガスTが総合ガスM+Tとして導入され、ガス成分Gがイオン化される。
コンピュータ210の検出信号判定部214は、質量分析計110の検出器118(後述)から検出信号を受信する。
流量制御部216は、検出信号判定部214から受信した検出信号のピーク強度が閾値の範囲外か否かを判定する。そして、範囲外の場合、流量制御部216は、制御弁19vの開度を制御することにより、スプリッタ40内で分岐路42から外部へ排出される混合ガスMの流量、ひいては混合ガス流路41からイオン化部50へ導入される混合ガスMの流量を調整し、質量分析計110の検出精度を最適に保つ。
質量分析計110は、イオン化部50でイオン化されたガス成分Gを導入する第1細孔111と、第1細孔111に続いてガス成分Gが順に流れる第2細孔112、イオンガイド114、四重極マスフィルター116と、四重極マスフィルター116から出たガス成分Gを検出する検出器118とを備える。
四重極マスフィルター116は、印加する高周波電圧を変化させることにより、質量走査可能であり、四重極電場を生成し、この電場内でイオンを振動運動させることによりイオンを検出する。四重極マスフィルター116は、特定の質量範囲にあるガス成分Gだけを透過させる質量分離器をなすので、検出器118でガス成分Gの同定および定量を行うことができる。
又、本例では、分岐路42より下流側で混合ガス流路41に不活性ガスTを流すことで、質量分析計110へ導入される混合ガスMの流量を抑える流路抵抗となり、分岐路42から排出される混合ガスMの流量を調整する。具体的には、不活性ガスTの流量が多いほど、分岐路42から排出される混合ガスMの流量も多くなる。
これにより、ガス成分が多量に発生してガス濃度が高くなり過ぎたときには、分岐路から外部へ排出される混合ガスの流量を増やし、検出手段の検出範囲を超えて検出信号がオーバースケールして測定が不正確になることを抑制している。
次に、図7〜図9を参照し、本発明の特徴部分である質量スペクトルのピーク補正について説明する。なお、試料を塩化ビニル樹脂とし、その中に可塑剤としてフタル酸エステルであるDBP、BBP、DEHP、DOTPが含まれるものとする。そして、フタル酸エステルの1種で規制物質であるDBPを特許請求の範囲の「第1物質」とする。第1物質が測定対象物に相当する。
又、図7は、DBP、BBP、DEHP、DOTPそれぞれの標準物質の質量スペクトルである。又、図7、図8の縦軸の強度は相対値である。
図7に示すように、DBPの質量スペクトルは、質量電荷比(m/z)が280付近にピーク(正味のピークD)を持ち、通常はこのピークDを用いてDBPを定量可能である。又、BBP及びDEHPの質量スペクトルのピークは、DBPのピークDと異なる質量電荷比(m/z)を持ち、DBPのピークDと重ならないから、DBPの定量を妨げない。
一方、DOTPは質量分析装置でイオン化する際に解裂してフラグメントイオンが生成し、図7に示すように、フラグメントイオンの1つがDBPのピークDと重なるピークBとして現れる。従って、DOTPを特許請求の範囲の「第2物質」とする。第2物質が夾雑物に相当する。
このように、ピークDがピークBと重なるため、DBPとDOTPが混在する試料の質量スペクトルを測定すると、図8に示すように、質量電荷比(m/z)が280付近のDBPのピーク(以下、「ピークC」という)の強度は、ピークBとピークDの強度の合計となり、試料がDOTPを含まない場合の正味のDBPのピークDの強度よりも高くなってしまう。
ここで、DOTP(のフラグメントイオン)の質量スペクトルのうち、ピークAはピークDと重ならない。そして、DOTPが解裂して生じた各フラグメントイオンの生成割合は、質量分析装置のイオン化の条件等が同一であれば、一定の割合に保たれると想定される。つまり、強度比(ピークB)/(ピークA)は一定と考えられる。
このようなことから、この強度比(ピークB)/(ピークA)を補正係数Wとし、式1に示すように、ピークCの強度から、W×(ピークAの強度)を差し引くと、正味のピークDの強度を算出することができる。
式1:(ピークDの強度)=(ピークCの強度)−W×(ピークAの強度)
なお、通常、試料中に第2物質が2以上存在することもあるので、その場合には、正味のピークDの強度を算出する際に、ピークCの強度から、個々の第2物質についてのW×(ピークAの強度)の総和を差し引くこととなる。
又、測定の際、ノイズをピークAと誤検出すると補正自体が誤りとなる。そこで、W×(ピークAの強度)が所定の閾値(ノイズと想定されるバックグラウンド)を超えた場合に、ピークDの強度を算出するとよい。
式2は、式1を一般化したものである。
式2において、ai、amは対象となる第1物質又は第2物質のピークの強度(面積)であり、i、mは1以上の自然数であり、nは第1物質と第2物質の合計数(成分数)である。図7の例では、第1物質と第2物質が1つずつであるので、n=2である。この場合、i=m=1、つまりa1が補正前の第1物質のピークCの強度であり、i=m=2、つまりa2が補正前の第2物質のみのピークAの強度に割り当てられることとする。
Wimは上述の補正係数である。なお、i=mの場合、第1物質と第2物質が同一となるので、以下のWim=0となり、補正に算入されない。
gは切り捨て係数であり、本例ではg=0.01に設定している。そして、g・aiは、ノイズの強度を想定した閾値である。
Tは切り捨て関数であり、以下の式3で表される。
図9に示すように、Tは、数値x(式2のam×Wim)が閾値t(式2のg・ai)を超えると数値xを返し、閾値t以下では0を返す。
本例の場合、式2は以下の2つの式となる。
つまり、式2は、第1物質DBPと第2物質DOTPを対称とし、i、mの値によって両者を区別している。すなわち、第2物質DOTPを第1物質としたい場合は、式2により、第2物質DOTPも同時に定量できることになる。
このように、式2にて、第1物質と第2物質を対称として扱うことで、例えば物質の強度比が測定条件によって変わる場合に、相互に影響しあう第1物質と第2物質を同時に測定して測定の最適条件が得られる可能性がある。
ここで、W1,1=W2,2=0であるので、
上の2つの式は、
a1'= a1 − {T(a2×W1,2 , g×a1)}
a2'= a2 − {T(a1×W2,1 , g×a2)}
となる。
いま、第1物質に関連する前段の式のみに着目する。なお、後段の式は第2物質を基準で考えれば前段の式と対称である。
式4:a1'= a1 − {T(a2×W1,2 , g×a1)}
具体的には、式4は以下の式5になる。
式5: [ピークDの強度]=[ピークCの強度]−T( [ピークAの強度] ×W1,2,g×[ピークCの強度])
ここで、W1,2は強度比(ピークB)/(ピークA)に予め関連づけておく。又、g×(ピークCの強度)は、g=0.01に設定すれば、ピークCの強度の1%となり、この値が閾値となる。
従って、式5のT(切り捨て関数)は、式3に基づき、{(ピークAの強度) ×W1,2}>{閾値g×(ピークCの強度)}であれば、(ピークAの強度) ×W1,2の値がノイズではない真値とみなして(ピークAの強度) ×W1,2の値を出力する。一方、{(ピークAの強度) ×W1,2}≦{閾値g×(ピークCの強度)}であれば、ピークAをノイズとみなして0を返し、補正をしない。
式5において、Tが(ピークAの強度) ×W1,2の値を出力すると、式6となり、式1と同一となることが導かれる。
式6:(ピークDの強度)=(ピークCの強度)−(ピークAの強度) ×W1,2
次に、図6を参照し、上述のピーク補正処理について説明する。
補正係数Wi,mは、第1物質及び第2物質毎にハードディスク等の記憶部218に予め記憶されている。まず、例えば作業者がキーボード等から第1物質及び第2物質を指定し、第1物質及び第2物質を含む試料をセットする。
コンピュータ210の検出信号判定部214は、第1物質及び第2物質に応じた質量スペクトルのピーク(本例ではピークA,ピークC)を取得する。
コンピュータ210のピーク補正部217は、記憶部218から第1物質及び第2物質に関連づけられた補正係数Wi,mを読み出すと共に、検出信号判定部214からピークA,ピークCを取得し、式2、式3に基づき、上述のようにして正味のピークDの強度を算出する。なお、式2、式4は例えばコンピュータプログラムとして記憶部218に予め記憶されている。
又、必要に応じて、ピーク補正部217は、表示制御部219を介してピークDをモニタ220に表示させてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
第1物質及び第2物質は上記実施形態に限定されず、第2物質は複数であってもよい。
ピークA、ピークBも1つに限られない。例えば、第2物質がピークAを2つ持ち、ピークBを1つ持つ場合、ピークAのどちらかとピークBとの強度比を補正係数としてもよく、例えば2つのピークAの平均とピークBとの強度比を補正係数としてもよい。
一方、第2物質がピークAを1つ持ち、ピークBを2つ持つ場合、ピークAとピークBの一方との強度比を第1の補正係数として、当該一方のピークBの補正に用いる。そして、ピークAとピークBの他方との強度比を第2の補正係数として、当該他方のピークBの補正に用いる。
質量分析装置に試料を導入する方法は、上述の加熱炉で試料を熱分解してガス成分を発生する方法に限らず、例えばガス成分を含む溶媒を導入し、溶媒を揮発させつつガス成分を発生させる溶媒抽出型のGC/MSあるいはLC/MS等であってもよい。
イオン化部50もAPCIタイプに限定されない。
50 イオン化部
110 質量分析計(質量分析装置)
217 ピーク補正部

Claims (4)

  1. 有機化合物のガス成分からなる第1物質と、有機化合物のガス成分からなり前記第1物質と質量スペクトルのピークが重なる1以上の第2物質と、を含む試料を分析する質量分析装置であって、前記第1物質及び前記第2物質をイオン化するイオン化部を備え、
    個々の前記第2物質の標準物質の質量スペクトルのピークのうち、前記第1物質の質量スペクトルのピークと重ならないピークAと、前記第1物質の前記ピークと重なるピークBとの強度比(ピークB)/(ピークA)を補正係数Wとしたとき、前記ピークA及びピークBは、前記イオン化の際に前記第2物質から生成されたフラグメントイオンに起因し、
    前記試料中の前記第1物質の質量スペクトルのピークCの強度から、W×(ピークAの強度)を差し引き、前記第1物質の質量スペクトルの正味のピークDの強度を算出するピーク補正部を備えたことを特徴とする質量分析装置。
  2. 前記第2物質が2以上存在し、
    前記ピーク補正部は、前記ピークCの強度から、個々の前記第2物質についてのW×(ピークAの強度)の総和を差し引く請求項1記載の質量分析装置。
  3. 前記ピーク補正部は、W×(ピークAの強度)が所定の閾値を超えた場合に、前記ピークDの強度を算出する請求項1又は2記載の質量分析装置。
  4. 有機化合物のガス成分からなる第1物質と、有機化合物のガス成分からなり前記第1物質と質量スペクトルのピークが重なる1以上の第2物質と、を含む試料を分析する質量分析方法であって、前記第1物質及び前記第2物質をイオン化し、
    個々の前記第2物質の標準物質の質量スペクトルのピークのうち、前記第1物質の質量スペクトルのピークと重ならないピークAと、前記第1物質の前記ピークと重なるピークBとの強度比(ピークB)/(ピークA)を補正係数Wとしたとき、前記ピークA及びピークBは、前記イオン化の際に前記第2物質から生成されたフラグメントイオンに起因し、
    前記試料中の前記第1物質の質量スペクトルのピークCの強度から、W×(ピークAの強度)を差し引き、前記第1物質の質量スペクトルの正味のピークDの強度を算出することを特徴とする質量分析方法。
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