JP6504719B2 - 穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置 - Google Patents

穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6504719B2
JP6504719B2 JP2017002274A JP2017002274A JP6504719B2 JP 6504719 B2 JP6504719 B2 JP 6504719B2 JP 2017002274 A JP2017002274 A JP 2017002274A JP 2017002274 A JP2017002274 A JP 2017002274A JP 6504719 B2 JP6504719 B2 JP 6504719B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film roll
drill
agricultural
unit
agriculture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017002274A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018111153A (ja
Inventor
梅田 昌弘
昌弘 梅田
Original Assignee
シーアイマテックス株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シーアイマテックス株式会社 filed Critical シーアイマテックス株式会社
Priority to JP2017002274A priority Critical patent/JP6504719B2/ja
Publication of JP2018111153A publication Critical patent/JP2018111153A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6504719B2 publication Critical patent/JP6504719B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Details Of Cutting Devices (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Description

本願発明は、穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置に関し、特に、農業用フィルムロールに穴をあけて穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あき農業用フィルムロール生産方法に関する。
特許文献1には、農業用ビニールハウスなどにおいて孔をあけた農業用フィルムを利用することが記載されている。
特開2001−211761号公報
しかしながら、従来、農業用フィルムに自動的に孔をあけるときには、1枚か、多くても2、3枚程度をシート状にして穿孔していた。農業用フィルムを芯に巻いたロール(以下、「農業用フィルムロール」という。)の状態では、極めて多くの枚数のフィルムが重なっている。このような状態で単純な穿孔処理をすると、フィルムが簡単に溶けて溶着し、ロール全体が使用できない状態になる。そのため、従来は、多くても数枚の農業用フィルムをシート状にして孔をあけることにより、フィルム同士の溶着を防止していた。
そこで、本願発明は、農業用フィルムがロール状のままで自動的に穿孔して穴あき農業用フィルムロールを生産することができる穴あき農業用フィルムロール生産方法等を提案することを目的とする。
本願発明の第1の観点は、農業用フィルムロールに穴をあけて穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、穿孔部が、前記農業用フィルムロールにドリル部を挿入して農業用フィルムロールの表面から芯までの途中の深さまで穴をあけ、穿孔動作を中断し、穿孔動作を再開してさらに深く前記ドリル部を挿入する動作を繰り返して、前記穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あけステップを含むものである。
本願発明の第2の観点は、第1の観点の穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、前記穴あけステップにおいて、前記穿孔部が、前記農業用フィルムロールにドリル部を挿入して農業用フィルムロールの表面から芯までの途中の深さまで穴をあけて、前記ドリル部を前記農業用フィルムロールから抜き出し、噴射部が、気体及び/又は液体を噴射して抜き出された前記ドリル部を冷やすとともに切り屑を排除し、前記穿孔部が、前記ドリル部をより深く挿入するものである。
本願発明の第3の観点は、第1又は第2の観点の穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、前記穿孔部が、前記ドリル部を前記農業用フィルムロールの芯まで挿入すると、前記ドリル部を前記農業用フィルムロールから抜き出し、折検知部が、前記ドリル部が折れていないかを確認する折検知ステップを含むものである。
本願発明の第4の観点は、第1から第3のいずれかの観点の穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、前記穴あけステップにおいて、前記穿孔部が、前記農業用フィルムロールが溶けやすい材質のとき、前記ドリル部を第1回転数で回転して、第1単位深さで段々に深めつつ挿入し、前記農業用フィルムロールが溶けにくい材質のとき、前記ドリル部を、前記第1回転数よりも大きい第2回転数で回転して、及び/又は、前記第1単位深さよりも深い第2単位深さで段々に深めつつ挿入するものである。
本願発明の第5の観点は、第1から第4のいずれかの観点の穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、計測部が、設置部に設置された前記農業用フィルムロールの径を計測する計測ステップと、演算部が、前記計測部が計測した径を用いて、前記農業用フィルムロールの回転角度と表面距離との対応関係と、前記農業用フィルムロールの最も高い位置と、前記農業用フィルムロールの表面から芯までの長さを算出するパラメータ演算ステップを含み、前記穴あけステップにおいて、前記穿孔部は、前記農業用フィルムロールにおいて、前記ドリル部を穿孔する位置の上方に移動させて前記農業用フィルムロールの芯まで挿入すると抜き出し、前記設置部が、前記農業用フィルムロールの回転角度と表面距離との対応関係を利用して、表面距離を回転させて次に穿孔する位置を前記農業用フィルムロールの最も高い位置にする回転ステップを含むものである。
本願発明の第6の観点は、農業用フィルムロールに穴をあける農業用フィルムロール穿孔装置であって、ドリル部を前記農業用フィルムロールに挿入して抜き出し、さらに深く挿入する穿孔部を備えるものである。
なお、本願発明を、ドリル部の穿孔深さを複数回に分けて前記農業用フィルムロールの表面から芯まで穿孔するものとしてとらえてもよい。
本願発明の各観点によれば、農業用フィルムロールの表面から芯に至るまで一度に連続して穴をあけるのではなく、中断と再開を繰り返して段々と穴を深めていくことにより、農業用フィルムがロール状であっても、フィルム同士の溶着を防止して、自動的に穴をあけることが可能になる。これにより、例えば穴のあいていない農業用フィルムロールを用意しておけば、顧客の希望に応じて、穴のあいていないロールも穴のあいているロールも販売することが可能になる。
なお、仮にドリルを使用して農業用フィルムロールに手作業で穴を開けようとすると、非常に時間がかかり、穴あけの精度も悪かった。さらに、ドリルを真っすぐに入れることが難しく、ドリルが折れてフィルムの中に埋没してしまうなどの問題点があった。本願発明の各観点によれば、このような問題を生じることなく、農業用フィルムロールに穴をあけることができる。
また、本願発明では、あける穴の形状は、例えば回転ドリルを利用するならば円形になり、穴の間隔は、外側は広く、内側は狭くなる。
また、本願発明の第2の観点によれば、噴射部が空気などを噴射することにより、ドリル部がドリルダウン(ドリルをロールに挿入する動作)して穿孔動作を行い、中断時にドリルアップ(ドリルをロールから抜き出す動作)して農業用フィルムロールの表面よりも外にある状態にして、ドリル部を冷やすとともに切り屑を吹き飛ばすことができ、再度ドリルダウンして穿孔動作を再開したときに、ドリル部の熱での溶着や切り屑による溶着を防ぎ、高精度の穴をあけることができる。
さらに、自動化によりドリル部が折れる可能性がある。本願発明の第3の観点によれば、ある位置での穿孔が終わり、次の位置に穴をあけるまえに、ドリル部が折れていないことを自動的に検出することができる。
さらに、本願発明の第4の観点によれば、農業用フィルムの溶けやすさによってドリル部の回転数や単位深さ(ドリルダウンとドリルアップを繰り返すときに、1回のドリルダウンで深くする孔の深さ)を変えることにより、溶けやすいフィルムではフィルム同士の溶着を防ぐことを重視し、溶けにくいフィルムでは速く穿孔することを重視して、フィルムに合った穿孔処理を実現することができる。
さらに、本願発明の第5の観点によれば、計測部が農業用フィルムロールの径を測定することにより、穿孔処理に必要な3つのパラメータを演算して求めて、ユーザーによる入力操作を軽減することができる。3つのパラメータは、穿孔部が穿孔動作を開始するときのドリルの先端の高さ、ドリルの先端が農業用フィルムロールの芯に到達して穿孔動作を終了するタイミング、そして、設置部が農業用フィルムロールを回転する角度に応じた距離である。
実施例2のロール穿孔装置1の構成の一例を示すブロック図である。 図5のロール穿孔装置1の動作の一例を示すフロー図である。 図5のロール穿孔装置1による穿孔動作等を具体的に説明するための図である。 本願発明における孔の間隔について、ロールの(a)外側と(b)内側を示す。 実施例1のロール穿孔装置101の(a)斜視図及び(b)実機の一例を示す図である。
以下では、図面を参照して、本願発明の実施例について説明する。なお、本願発明は、これらの実施例に限定されるものではない。
図1〜図4を参照して、本願発明の実施の形態に係るロール穿孔装置1の構成及び動作の一例を説明する。図1は、ロール穿孔装置1の構成の一例を示すブロック図である。ロール穿孔装置1は、農業用フィルムロール3(本願請求項の「農業用フィルムロール」の一例)(以下、「ロール3」という。)を設置する設置部5(本願請求項の「設置部」の一例)と、ドリル部11(本願請求項の「ドリル部」の一例)と、穿孔部13(本願請求項の「穿孔部」の一例)と、ベース部15と、制御部17と、噴射部19(本願請求項の「噴射部」の一例)と、折検知部21(本願請求項の「折検知部」の一例)と、センサ部23を備える。制御部17は、計測部31(本願請求項の「計測部」の一例)と、演算部33(本願請求項の「演算部」の一例)と、入力部35と、ベース移動制御部41と、ドリル回転制御部43と、ドリル移動制御部45と、ロール回転制御部47を備える。ロール3は、農業用フィルムが芯に巻かれたものである。ドリル部11によりロール3に穴があけられたものを、「穴あき農業用フィルムロール」という。
図2は、図1のロール穿孔装置1の動作の一例を示すフロー図である。図2を参照して、図1のロール穿孔装置1の各部の動作の一例を説明する。計測部31は、ロール3の径を超音波センサで計測する(ステップST1)。演算部33は、計測した径を使って、3つのパラメータを求める(ステップST2)。
1つ目は、ロール3を回転させる距離と回転する角度の関係である。例えば、ロール3の断面の外周の半径をrとすると、ロール3の外周は2πrである。そのため、例えばロール3を中心軸の周りに45°回転させるのであれば、ロール3の中心軸を維持したまま外周をπr/4の長さだけ回転させればよい(ステップST17参照)。
2つ目は、ロール3の表面の最も高い場所とロール設置部5との距離である。これにより、穿孔動作を開始するときのドリルの先端が、穿孔位置のほぼ上にあるような状態にすることができる(ステップST6参照)。
3つ目は、ロール3の表面から芯までの距離(以下、「ロール巻き深さ」という。)である。規格におけるロールの径とロール巻き深さの対応関係を予め用意しておくことにより、ロール3の径がわかればロール巻き深さもわかる。これにより、一つの位置での穿孔動作の終了を判断することができる(ステップST12参照)。
さらに、2つ目のパラメータより、ドリルダウンの距離を穴の深さとすることができ、3つ目のパラメータから、ドリルダウンの距離がロール巻き深さよりも大きければ、芯に到達していると判断することができる。そのため、単に、ドリル部11をロール3に挿入した距離(ドリルダウンの距離)を測定していればよい。芯に到達したか否かは、例えばドリルの負荷を計測して変化したタイミングでフィルムロールに孔を開け始めたことを検出し、さらに負荷の変更から芯に至ったことを判定するような複雑な判断をする必要はない。
利用者は、入力部35を操作して、ロール3の農業用フィルムの材質と、ロールの回転方向などを入力する(ステップST3)。入力部25は、例えばタッチパネルであり、ユーザーは、表示された設定場面を操作して設定する。設定画面は、例えば加工条件を設定するためのものであれば、右側には数値を入力するための数値入力テンキーが表示され、左側には、上から、材質、開始距離、ピッチ、加工数、回転方法を表示する。
材質は、加工材質を入力するものであり、農ビ(農業用塩化ビニール)とPO(オレフィン)を選択することができる。農ビは溶けやすく、POは溶けにくい。そのため、農ビはゆっくりと加工する必要があり、POは速く加工することができる。例えば、農ビであれば、回転数を落とし、単位深さ(徐々に段々と深く穿孔するときに、繰り返しごとに増加させる深さ)は小さくする。他方、POであれば、回転数を上げ、単位深さは大きくすることができる。なお、回転数と単位深さは、一方が異なり、他方が同じであってもよい。例えば、直径2mmの孔をあけるとき、単位深さを1.5mmとし、回転数を、農ビは1500回転/分、POは3000回転/分などにすることができる。このように、材質によって具体的な穿孔動作を異ならせることができる。
開始距離は、加工を開始する位置である。ユーザーは、テンキーを操作して入力する。ピッチは、加工間の距離である。ユーザーは、100mmと120mmのいずれかを選択する。加工数は、加工点数であり、ユーザーは、テンキーを操作して入力する。
回転方向は、ロールの回転方向である。時計回りか反時計回りのいずれかを選択する。ロールは、締まる方向に回す必要がある。反対方向に回すと、ロールが緩み、孔の形成が難しくなるためである。
制御部27は、農業用フィルムの材質からドリルの回転数と単位深さを決定し、ユーザーの入力に従いロール3を回転する向きを決定する(ステップST4)。
制御部27は、最初の穿孔位置を決定する(ステップST5)。これは、例えば入力された開始距離の情報などにより決定することができる。ベース移動制御部41は、ベース部15を移動させて、ドリル部11の先端を、最初の穿孔位置の上方に移動させる(ステップST6)。
ドリル回転制御部43は、ステップST4で決定した回転数でドリル部11を回転する(ステップST7)。噴射部19は、例えばブロアーを設け、少なくともドリルアップしたときのドリル部11を冷やすことによってフィルムが溶けることを防ぎ、かつ、穴の切り屑を飛ばすことができる位置に、圧縮空気を噴射する。なお、ブロアーは、吹き出し口を自在ホースによるものとし、容易に圧縮空気の当たる場所を変更することができるようにしてもよい。なお、噴射部19は、圧縮空気を噴射するものに限定されず、気体及び/又は液体を噴射するものであってもよい。
制御部17は、ドリル深さを0にする(ステップST8)。ドリル深さは、ドリル部11が挿入される距離(穴の深さ)を示す。既述のように、これは、ドリルダウンの距離とほとんど同じと考えられる。(仮に所定距離だけ上方にあるようにするのであれば、ドリル深さの初期値を、所定距離を引いたマイナスの値にし、プラスの範囲で段々と深くする制御をするなどすればよい。)
制御部17は、ドリル深さを単位深さ増加させる(ステップST9)。ドリル移動制御部45は、ドリル深さの距離をドリルダウンすることにより孔の深さを単位深さ増加させる(ステップST10)。そして、上昇させて抜き出し、噴射部19の圧縮空気の噴射によって切り屑を吹き飛ばすとともに、ドリル部11の刃を冷やす(ステップST11)。
制御部17は、ドリル深さがロール巻き深さよりも深いか否かを判断する(ステップST12)。浅ければ、ステップST9に戻り、単位深さごとに徐々に段々と深くしつつ、ドリルダウンとドリルアップを繰り返す。ドリル深さがロール巻き深さ以上であるならば、ドリルの先端が芯に到達しており、穿孔動作を終了する。そして、ドリル回転制御部43は、ドリルの回転を停止し、ドリル移動制御部45は、さらにドリルアップさせる(ステップST13)。折検知部21は、センサ部23をドリル部11へ向けて移動させる。センサ部23は、二股フォークのようになっており、このフォークがドリル部11を挟むように移動し、レーザー(光軸センサー)によってドリル部11が検知できるか否かを判断する(ステップST14)。検知できるならば、ドリル部11は折れておらず、ステップST16に進む。検知できないならば、ドリル部11が折れているとして、制御部17は、ロール穿孔装置1の動作を停止し、ドリルの交換、及び、ロール3から折れたドリルの回収を促す(ステップST15)。ドリルの交換等がなされたならば、ステップST16に進む。
ステップST16において、全部の位置に穴があけられたか否かを判断する(ステップST16)。あけたならば、処理を終了する。あけていない位置があるならば、制御部17は、次の穿孔位置を決定する。そして、ロール回転制御部47は、設置部5によりロール3を回転させて次の穿孔位置を上に向ける。また、ベース部15が同じ位置でロール3を回転させたところに穴をあけ終わったのであれば、ベース移動制御部41は、ベース部15を次の位置へと移動させる(ステップST17)。そして、ステップST7に戻り、穿孔動作を開始する。
図3は、図1のロール穿孔装置1による穿孔動作等を具体的に説明するための図である。
(a)は、穿孔を開始したときを示す図であり、ドリル部11の先端がロール3における穿孔位置の付近にある。(b)は、穿孔作業時のドリルダウンをしたときを示す図であり、ドリルの先端は、単位深さだけ入り、ロール3の芯には到達していない。(c)は、穿孔作業時のドリルアップをしたときを示す図であり、(a)と同じ位置まで戻っている。噴射部19は、圧縮空気を噴射し、ドリル部11を冷やし、かつ、孔の切り屑を飛ばす。ドリルダウンとドリルアップを繰り返して、単位深さごとに徐々に段々と孔の深さを増すことにより、フィルムが溶けるのを防ぐことができる。
(d)は、ドリル部11の先端がロール3の芯に到達したときを示す。これにより、ロール3において、所定の穿孔位置に孔をあけることができている。
(e)は、(d)の後にドリルアップをし、(a)と同じ位置まで上昇して、さらに上昇したところを示す。(a)や(c)の位置よりも上昇させることにより、ドリル部11を折ることなく、ロール3の回転やベース部15の移動ができるようにしている。
(f)は、移動を開始する前に、折検知部21は、ロール3からドリル部11が十分に高く上がっていることを利用して、ドリル部11の折れ検知をする。折検知部21は、二股フォークのようなセンサ部23を移動させ、フォークでドリル部11を挟み、レーザーによってドリル部11が検知できれば、ドリル部11が折れていないと判断する。検知できなければ、ドリル部11が折れていると判断する。
(g)は、ドリル部11の先端を次の穿孔位置へ移動させるため、ロール3を回転させたり、ベース部15を移動させたりすることを示す。
図4は、ロールの(a)外側と(b)内側での孔の間隔を示す。本願発明では、ロール状のまま穿孔するため、ロール3を広げたときの短手方向の孔の間隔は一定であり、図4では120mmである。長手方向には間隔が異なり、もとのロールの太さにもよるが、図4では、ロールの外側では170mm、ロールの内側では65mmである。
図5を参照して、本願発明の実施の形態に係るロール穿孔装置101の具体的な構成を説明する。
図5(a)は、ロール穿孔装置101の斜視図である。図5(a)において、ロール穿孔装置101は、可動ベース部103と、ドリルユニット部105と、横送り駆動部107を備える。
農業用フィルムロール109は、農業用フィルムが芯に巻かれたものである。農業用フィルムロール109の一方端は、ストッパー部108により止められている。これにより、農業用フィルムロール109の長手方向の位置は、ストッパー部108からの距離によって特定することができる。
駆動部111は、農業用フィルムロール109を回転させる。昇降部112は、ペダルの操作に応じて農業用フィルムロールを昇降する。従動部113は、駆動部111及び昇降部112の動作に従って動作する。昇降部112は、初め、従動部113よりも上にあり、重い農業用フィルムロールを容易に横にスライドしてストッパー部108まで移動させることができる。作業者がペダルを踏むと、昇降部112が下がり、横滑りをしないようにする。押えローラ115は、農業用フィルムロール109を上から押さえる。
横送り駆動部107により、可動ベース部103は農業用フィルムロール109の長手方向に移動する。既述のように、ストッパー部108からの距離で、位置を特定することができる。ドリルユニット部105は、可動ベース部103を基準に上下動することにより、農業用フィルムロール109にドリルを挿入して穿孔する。
図5(b)は、実機を撮影したものである。図5(b)の左側に、制御盤が撮影されている。制御盤では、タッチパネルと、運転準備ボタン、スタートボタン、停止ボタン、非常停止ボタンなどが設けられている。
1 ロール穿孔装置、3 ロール、5 ロール設置部、11 ドリル部、13 ドリル保持部、15 ベース部、17 制御部、19 噴射部、21 折検知部、23 センサ部、31 計測部、33 演算部、35 入力部、41 ベース移動制御部、43 ドリル回転制御部、45 ドリル移動制御部、47 ロール回転制御部、101 ロール穿孔装置、103 可動ベース部、105 ドリルユニット部、107 横送り駆動部、108 ストッパー部、109 農業用フィルムロール、111 駆動部、112 昇降部、113 従動部、115 押えローラ

Claims (6)

  1. 農業用フィルムロールに穴をあけて穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、
    穿孔部が、前記農業用フィルムロールにドリル部を挿入して農業用フィルムロールの表面から芯までの途中の深さまで穴をあけ、穿孔動作を中断し、穿孔動作を再開してさらに深く前記ドリル部を挿入する動作を繰り返して、前記穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あけステップを含み、
    前記穴あけステップの前に、切り替え設定可能な前記農業用フィルムロールを回転させる向きを前記農業用フィルムロールの巻回方向との関係で前記農業用フィルムロールが締まる方向に設定し、切り替え設定可能な前記ドリル部の回転数を前記農業用フィルムロールの材質に合わせて設定し、及び、切り替え設定可能な前記ドリル部の1回あたりに進める単位深さを前記農業用フィルムロールの材質に合わせて設定するステップを含み、
    前記穴あけステップにおいて、前記穿孔部が、
    前記農業用フィルムロールが溶けやすい材質のとき、前記ドリル部を設定された第1回転数で回転して、設定された第1単位深さで段々に深めつつ挿入し、
    前記農業用フィルムロールが溶けにくい材質のとき、前記ドリル部を、前記第1回転数よりも大きく設定された第2回転数で回転して、前記第1単位深さ以上に設定された第2単位深さで段々に深めつつ挿入し、
    前記農業用フィルムロール回転制御部が、前記農業用フィルムロールを回転させる設置部を制御し、前記設定された回転させる向きで農業用フィルムロールを回転させて長手方向での次の位置での穴あけを可能とする、穴あき農業用フィルムロール生産方法。
  2. 農業用フィルムロールに穴をあけて穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あき農業用フィルムロール生産方法であって、
    穿孔部が、前記農業用フィルムロールにドリル部を挿入して農業用フィルムロールの表面から芯までの途中の深さまで穴をあけ、穿孔動作を中断し、穿孔動作を再開してさらに深く前記ドリル部を挿入する動作を繰り返して、前記穴あき農業用フィルムロールを生産する穴あけステップを含み、
    前記穴あけステップの前に、切り替え設定可能な前記農業用フィルムロールを回転させる向きを前記農業用フィルムロールの巻回方向との関係で前記農業用フィルムロールが締まる方向に設定し、切り替え設定可能な前記ドリル部の回転数を前記農業用フィルムロールの材質に合わせて設定し、及び、切り替え設定可能な前記ドリル部の1回あたりに進める単位深さを前記農業用フィルムロールの材質に合わせて設定するステップを含み、
    前記穴あけステップにおいて、前記穿孔部が、
    前記農業用フィルムロールが溶けやすい材質のとき、前記ドリル部を設定された第1回転数で回転して、設定された第1単位深さで段々に深めつつ挿入し、
    前記農業用フィルムロールが溶けにくい材質のとき、前記ドリル部を、前記第1回転数で回転して前記第1単位深さより深く設定された第3単位深さで段々に深めつつ挿入し、
    前記農業用フィルムロール回転制御部が、前記農業用フィルムロールを回転させる設置部を制御し、前記設定された回転させる向きで農業用フィルムロールを回転させて長手方向での次の位置での穴あけを可能とする、穴あき農業用フィルムロール生産方法。
  3. 前記穴あけステップにおいて、
    前記穿孔部が、前記農業用フィルムロールにドリル部を挿入して農業用フィルムロールの表面から芯までの途中の深さまで穴をあけて、前記ドリル部を前記農業用フィルムロールから抜き出し、
    噴射部が、気体及び/又は液体を噴射して抜き出された前記ドリル部を冷やすとともに切り屑を排除し、
    前記穿孔部が、前記ドリル部をより深く挿入する、請求項1又は2記載の穴あき農業用フィルムロール生産方法。
  4. 前記穿孔部が、前記ドリル部を前記農業用フィルムロールの芯まで挿入すると、前記ドリル部を前記農業用フィルムロールから抜き出し、
    折検知部が、前記ドリル部が折れていないかを確認する折検知ステップを含む請求項1から3のいずれかに記載の穴あき農業用フィルムロール生産方法。
  5. 計測部が、前記設置部に設置された前記農業用フィルムロールの径を計測する計測ステップと、
    演算部が、前記計測部が計測した径を用いて、前記農業用フィルムロールの回転角度と表面距離との対応関係と、前記農業用フィルムロールの最も高い位置と、前記農業用フィルムロールの表面から芯までの長さを算出するパラメータ演算ステップを含み、
    前記穴あけステップにおいて、前記穿孔部は、前記農業用フィルムロールにおいて、前記ドリル部を穿孔する位置の上方に移動させて前記農業用フィルムロールの芯まで挿入すると抜き出し、
    前記設置部が、前記農業用フィルムロールの回転角度と表面距離との対応関係を利用して、表面距離を回転させて次に穿孔する位置を前記農業用フィルムロールの最も高い位置にする回転ステップを含む請求項1から4のいずれかに記載の穴あき農業用フィルムロール生産方法。
  6. 農業用フィルムロールに穴をあける農業用フィルムロール穿孔装置であって、
    ドリル部を前記農業用フィルムロールに挿入して抜き出し、さらに深く挿入する穿孔部を備え、
    前記穿孔部は、前記農業用フィルムロールに前記ドリル部を挿入して農業用フィルムロールの表面から芯までの途中の深さまで穴をあけ、穿孔動作を中断し、穿孔動作を再開してさらに深く前記ドリル部を挿入する動作を繰り返して、前記穴あき農業用フィルムロールを生産するために穴あけをするものであり、
    切り替え設定可能な前記農業用フィルムロールを回転させる向きを前記農業用フィルムロールの巻回方向との関係で前記農業用フィルムロールが締まる方向に設定し、切り替え設定可能な前記ドリル部の回転数を前記農業用フィルムロールの材質に合わせて設定し、及び、切り替え設定可能な前記ドリル部の1回あたりに進める単位深さを前記農業用フィルムロールの材質に合わせて設定することができる入力部と、
    前記穿孔部が、前記農業用フィルムロールが溶けやすい材質のとき前記ドリル部を設定された第1回転数で回転して設定された第1単位深さで段々に深めつつ挿入し、前記農業用フィルムロールが溶けにくい材質のとき前記ドリル部を前記第1回転数以上に設定された第2回転数で回転して前記第1単位深さ以上に設定された第2単位深さで段々に深めつつ挿入するような制御であって、前記農業用フィルムロールが溶けにくい材質と溶けやすい材質とによって異なる制御をすることが可能な制御部と、
    前記農業用フィルムロールを回転させる設置部と、
    前記設定された回転させる向きで農業用フィルムロールを回転させて長手方向での次の位置での穴あけを可能とするために前記設置部を制御する農業用フィルムロール回転制御部とをさらに備える、農業用フィルムロール穿孔装置。

JP2017002274A 2017-01-11 2017-01-11 穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置 Active JP6504719B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002274A JP6504719B2 (ja) 2017-01-11 2017-01-11 穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017002274A JP6504719B2 (ja) 2017-01-11 2017-01-11 穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018111153A JP2018111153A (ja) 2018-07-19
JP6504719B2 true JP6504719B2 (ja) 2019-04-24

Family

ID=62911746

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017002274A Active JP6504719B2 (ja) 2017-01-11 2017-01-11 穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6504719B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6464709A (en) * 1987-09-01 1989-03-10 Fujitsu Ltd Drilling method for printed board
JPH0796409A (ja) * 1993-09-27 1995-04-11 Toshiba Corp 穴明け方法とその装置
JPH08336335A (ja) * 1995-06-12 1996-12-24 Kaneko Fujimoto マルチ栽培用シート
JPH08267396A (ja) * 1995-11-22 1996-10-15 Hitachi Seiko Ltd プリント基板の穴明け方法
JP5779450B2 (ja) * 2011-08-24 2015-09-16 株式会社島精機製作所 目打ち装置を備える裁断機、およびその目打ち屑除去方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018111153A (ja) 2018-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR19980018852A (ko) 착암기의 천공 제어장치 (drilling control apparatus of rock drill)
JP6499818B2 (ja) 適合性のある変速機構
CN102862184A (zh) 裁断机的钻孔装置及方法
JP2008196699A (ja) 用水道管の穿孔方法及びその方法によって形成された噴出孔を有する用水道管(Emittingpipeboringmethodandemittingpipewithholethereof)
US6857828B2 (en) Incremental step drilling system and method
JP6504719B2 (ja) 穴あき農業用フィルムロール生産方法及び農業用フィルムロール穿孔装置
US20180119536A1 (en) Intelligent Core-Drilling End Detection
JP2016132037A (ja) 断裁装置
JP4376951B1 (ja) プレス装置及びそれを用いたプレス方法
JP2018501966A (ja) 材料寸法の測定
JP4625331B2 (ja) シート材の裁断方法
JP2002205209A (ja) 三次元切削による穴開け加工方法
JP4469438B2 (ja) シャーリングマシン
WO2018168361A1 (ja) 穿孔装置及び穿孔方法
KR20130039036A (ko) 창호프레임 배수공개공 및 통기공천공 복합장치
JP6487537B2 (ja) 切込形成時のウォールソーシステムの制御方法
JP6259653B2 (ja) 切削ブレードの形状検出方法
JP2015217479A (ja) 切削加工装置及び切削加工方法
US20180015622A1 (en) Rotary cutting device
JP6890499B2 (ja) 着色式目打ち装置及びその制御方法
KR100385350B1 (ko) 용수도관 천공장치 및 그 방법
JPS6054272A (ja) 切断,穿孔用加工ヘッド
JP2014152068A (ja) 強化ガラス基板のスクライブ方法並びにスクライブ装置
JP6010385B2 (ja) チューブ拡管装置及びチューブ拡管方法
US20200308912A1 (en) Flowing Drilling Apparatus and Flow Drilling Process

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181112

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181120

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190304

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190320

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190325

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6504719

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150