JP4469438B2 - シャーリングマシン - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、搬入されたワークをバックゲージ装置により所定長さに設定してシャーリングするシャーリングマシンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7を参照するに、従来のシャーリングマシーンにおけるバックゲージ装置101では、突当て103に例えば3つの接点105A、105B、105Cが設けられている。従って、この接点105A、105B、105Cの選択のしかたとしては、接点105Aおよび接点105Bを選択する場合、あるいは接点105Aおよび接点105Cを選択する場合の二通りがある。
【0003】
すなわち、接点105Aおよび接点105Bを選択した場合には、接点105Aと接点105Bの両方がONのときにのみ切断可能となる。一方、接点105Aから接点105Cを選択した場合には、接点105A、105B、105Cの三つの接点がONのときにのみ切断可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこのような従来の技術にあっては、切断するワークの端面が曲がっていたり、直角が出ていない等の場合には、選択した接点にうまく突き当たらず切断できない場合が生じる。このような場合には、端面が曲がったまま耳きりなしで製品を取りたくても切断できずタイムオーバーで停止してしまうという問題がある。
【0005】
この発明の目的は、以上のような従来の技術に着目してなされたものであり、端面が曲がっていても正常に切断加工することのできるシャーリングマシンを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述のごとき問題に鑑みてなされたもので、下部テーブル(5)の上端に取り付けた下刃(7)と協働してワーク(W)を剪断する上刃(15)を備えたラム(13)を昇降自在に備え、かつ前記ラム(13)の後方にバックゲージ装置(21)を備えたシャーリングマシンであって、前記バックゲージ装置(21)は、前記下刃(7)に対して接近離反する方向である前後方向に移動自在に設けたビーム(25)に、ワーク(W)を突当てる複数の突当てブロック(23)を当該ビーム(25)の長手方向に備え、前記複数の突当てブロック(23)の間に備えた複数のバックゲージ接点(31A,31B,31C)を適宜間隔に設け、上記複数のバックゲージ接点(31A,31B,31C)のうち端部側のバックゲージ接点(31A)を含む複数のバックゲージ接点(31A,31B,31C)を選択する選択スイッチ(35)を設け、上記選択スイッチ(35)によって選択された複数のバックゲージ接点によりワーク(W)を検出すると前記ラム(13)を下降させてシャーリング加工を行う制御装置(19)を備えていることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0011】
図1には、この発明に係るシャーリングマシン1が示されている。このシャーリングマシン1では、下部フレーム3の前方(図1中左方向)には下部テーブル5が設けられている。
【0012】
この下部テーブル5の上端には、下刃7が取り付けられている。また、上部フレーム9には流体圧シリンダ11により昇降されるラム13が設けられており、このラム13の下端部には前記下刃7に対応する上刃15が取り付けられている。
【0013】
下部フレーム3の前方には、ラム13の下降により上刃15と下刃7との協働でワークWをシャーリングするフットスイッチ17が設けられており、流体圧シリンダ11等を制御する制御装置19に接続されている。
【0014】
さらに、ラム13の後方にはバックゲージ装置21が設けられており、ワークWの長さを所定長さに設定する複数の突当てブロック23を有するビーム25が、支持部材27に沿って前後方向に移動自在に設けられている。なお、下刃7の前方には、ワークWを搬入するためのフィーダテーブル29が設けられており、前述の制御装置19により制御されている。
【0015】
図2を参照するに、前記ビーム25には複数個(図2中では5個)の突当てブロック23が設けられており、その間に複数個(図2中では3個)のバックゲージ接点31A、31B、31Cが適宜の間隔で設けられている。
【0016】
図3には、制御装置19の構成が示されている。この制御装置19では、中央処理装置であるCPU33に、バックゲージ接点31A、31B、31Cを選択する選択スイッチ35(図4参照)やその他の種々のデータを入力するキーボードのごとき入力手段37や、種々のデータや警告等を表示するCRTのごとき出力手段39が接続されている。
【0017】
前記選択スイッチ35では、例えばバックゲージ接点31A、31Bを選択する場合、バックゲージ接点31A、31B、31Cを選択する場合、あるいはバックゲージ接点31A、31B、31Cのいずれか1個を選択する場合等が考えられる。
【0018】
また、ワークWを搬入するフィーダテーブル29の回転・停止を指令するフィーダテーブル指令部41や、流体圧シリンダ11を制御してラム13の昇降を行うラム指令部43等が接続されている。
【0019】
さらに、ラム13を昇降させてシャーリングを行うためのフットスイッチ17からの信号や、バックゲージ装置21に設けられている複数のバックゲージ接点31A、31B、31Cからの信号が入力されるようになっている。
【0020】
次に、図5を参照して、シャーリング加工方法について説明する。シャーリングを開始する前に、バックゲージ装置21のビーム25を前後移動して、突当てブロック23をシャーリングするワークWの長さに対応して所定位置に設定しておく。
【0021】
シャーリング加工を開始すると(ステップSS)、作業者はフットスイッチ17をONにしてシャーリングを指令するが、制御装置19はフットスイッチ17がONとなったか否かを判断し(ステップS1)、フットスイッチ17がONであると判断されたらフィーダテーブル29を回転させてワークWの搬入を行い、バックゲージ装置21にワークWを突き当てる(ステップS2)。
【0022】
次に、予めバックゲージ接点選択スイッチ35等により入力されているバックゲージ接点31A、31B、31Cを選択し(ステップS3)、例えばバックゲージ接点31A、31Bを選択した場合にはバックゲージ接点31A、31BがONとなったか否か(ステップS4)、また、バックゲージ接点31A、31B、31Cを選択した場合にはバックゲージ接点31A、31B、31CがONとなったか否か(ステップS5)、あるいはバックゲージ接点31A、31B、31Cのいずれかを選択した場合にはいずれかのバックゲージ接点がONとなったか否かを判断する(ステップS6)。
【0023】
前述のステップS4〜S6において、ONとなっていることが確認された場合には、制御装置19はラム13を下降させてシャーリング加工を行う(ステップS7)。
【0024】
すべてのシャーリング加工が終了したか否かを判断して(ステップS8)、終了していない場合にはステップS3に戻って以降の工程を繰り返す。すべてのシャーリング加工が終了した場合にはフィーダテーブル29を停止させて(ステップS9)、終了する(ステップSE)。
【0025】
以上の結果から、複数個のバックゲージ接点31A、31B、31Cの選択によりいずれかにワークWが突き当てられるとワークWを検出してシャーリング加工を開始するので、ワークWの端面が突当てブロック23に平行でなくてもシャーリング加工をおこなうことができる。
【0026】
また、図6に示されているように、ワークWが反っている場合でも、いずれかのバックゲージ接点31A、31CによりワークWが検出されるので、シャーリング加工を行うことができる。
【0027】
なお、この発明は前述の発明の実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことにより、その他の態様で実施し得るものである。すなわち、前述の実施の形態においては、3個のバックゲージ接点31A、31B、31Cを用いたが、4個以上であっても良い。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ワークをバックゲージ装置の突当てブロックに突き当てて、切断長さを所望の長さに設定する。このとき、選択した複数のワーク検出手段がワークを検出した場合には、ラムを昇降させてシャーリング加工を行うので、ワークの端部が曲がっていたりワークが反っていても確実にシャーリング加工を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るシャーリングマシンの全体を示す側面図である。
【図2】バックゲージ装置の拡大斜視図である。
【図3】制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】選択スイッチを示す拡大図である。
【図5】この発明に係るシャーリング加工方法の工程を示すフローチャートである。
【図6】曲がったワークを検出する状態を示す説明図である。
【図7】従来のバックゲージ装置における接点を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン
13 ラム
17 フットスイッチ
19 制御装置
21 バックゲージ装置
23 突当てブロック
29 フィーダテーブル(搬入装置)
31A、31B、31C バックゲージ接点(ワーク検出手段)
W ワーク
Claims (1)
- 下部テーブル(5)の上端に取り付けた下刃(7)と協働してワーク(W)を剪断する上刃(15)を備えたラム(13)を昇降自在に備え、かつ前記ラム(13)の後方にバックゲージ装置(21)を備えたシャーリングマシンであって、前記バックゲージ装置(21)は、前記下刃(7)に対して接近離反する方向である前後方向に移動自在に設けたビーム(25)に、ワーク(W)を突当てる複数の突当てブロック(23)を当該ビーム(25)の長手方向に備え、前記複数の突当てブロック(23)の間に備えた複数のバックゲージ接点(31A,31B,31C)を適宜間隔に設け、上記複数のバックゲージ接点(31A,31B,31C)のうち端部側のバックゲージ接点(31A)を含む複数のバックゲージ接点(31A,31B,31C)を選択する選択スイッチ(35)を設け、上記選択スイッチ(35)によって選択された複数のバックゲージ接点によりワーク(W)を検出すると前記ラム(13)を下降させてシャーリング加工を行う制御装置(19)を備えていることを特徴とするシャーリングマシン。
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JP12756699A Expired - Fee Related JP4469438B2 (ja) | 1999-05-07 | 1999-05-07 | シャーリングマシン |
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1999
- 1999-05-07 JP JP12756699A patent/JP4469438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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