JP6504487B1 - 監視カメラ - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コスト、ランニングコストの増大を抑制し、内部発熱を有効利用しながら、結露や着氷を抑制する。【解決手段】監視カメラ11は、レンズ37を有するカメラ部31と、レンズ37に一致する開口部59を有してカメラ部31を支持し、間隙61を隔ててカメラ部31を包囲する筐体部17と、レンズ37に離間して開口部59に取り付けられ、筐体部17を密閉する透光性のカバー部21と、間隙61に配置され、間隙61の空気をカバー部21との間で循環させるファン63と、筐体部17に穿設され、間隙61を外部67へ開放する通気口65と、通気口65を塞ぐ防水通気膜69と、間隙61に面して設けられ、空気を加熱するヒータと、間隙61に面して設けられ、カバー部21を通して外部67へ赤外光を出射させるとともに空気に放熱する赤外光照射装置49と、を備える。【選択図】図5

Description

本開示は、監視カメラに関する。
屋外に設置されることを想定して設計される監視カメラは、例えば防水性を確保するために密閉性を有することが求められる。そのため、監視カメラの筺体内に存在する空気に含まれる水分(つまり、水蒸気)が外気へ移動しにくく、周囲の温度環境によっては結露しやすくなる。監視カメラにおいては、レンズを保護するために設けられる光透過性カバーに結露が生じると、撮像画像の鮮明度(つまり、視認性)の低下につながる。
特許文献1の撮像装置では、レンズユニットおよび発熱部材が内部空間に設けられ、内部空間が第1の密閉空間と第2の密閉空間とが開口部を介して分割されている装置本体と、開口部を開閉する弁部材と、内部空間の温度を検出する検出手段と、弁部材を開閉動作させる開閉手段と、開閉手段による弁部材の開閉動作を制御する制御手段とが備ええられる。この撮像装置は、低温環境下の駆動時に、鮮明度の高い画像を簡単な構造で短時間で取得できる。
特開2017−200109号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、カメラ本体の内部空間が、第1の密閉空間と第2の密閉空間とに仕切られる。結露が発生し易い温度まで低下した場合、ヒータを駆動して第1の密閉空間のみを限定して加熱し、結露を抑制する。一方、撮像素子を冷却する必要が生じた場合、ヒータの駆動を停止し、送風ファンを駆動する。これにより、第1の密閉空間と第2の密閉空間との間で空気が流れ、カメラ本体の内部空間の空気が撹拌され、カメラ本体内の熱が放散する。このため、密閉されたカメラ本体の内部空間から水蒸気を含んだ空気を排出することができず、結露の抑制が不十分となる点で改善の余地があった。また、ヒータの駆動のみで結露を抑制することは、ランニングコストの増大に繋がる。
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、製造コスト、ランニングコストの増大を抑制し、内部発熱を有効利用しながら、結露や着氷を抑制できる監視カメラを提供することを目的とする。
本開示は、レンズを有するカメラ部と、前記レンズの光入射面に対向する開口部を有して前記カメラ部を支持し、間隙を隔てて前記カメラ部を包囲する筐体部と、前記レンズに離間して前記開口部に取り付けられ、前記筐体部を密閉する透光性のカバー部と、前記間隙に配置され、前記間隙の空気を前記カバー部との間で循環させるファンと、前記筐体部に穿設され、前記間隙を外部へ開放する通気口と、前記通気口を塞ぐ防水通気膜と、前記間隙に面して設けられ、前記空気を加熱するヒータと、前記間隙に面して設けられ、前記カバー部を通して外部へ赤外光を出射させるとともに前記空気に放熱する赤外光照射装置と、を備え、前記ファンから前記カバー部へ流れる前記空気の流路において前記ヒータが前記赤外光照射装置の下流側に配置される、監視カメラを提供する。
本開示によれば、製造コスト、ランニングコストの増大を抑制し、内部発熱を有効利用しながら、結露や着氷を抑制できる。
実施の形態1に係る監視カメラの一例を示す斜視図 図1に示した監視カメラの分解斜視図 図1に示した監視カメラの正面図 図3のA−A断面図 図3のB−B断面図 図1の監視カメラにおける防水通気膜の取り付け構造を要部拡大図とともに表した斜視図 水蒸気を含む空気の流路を示す図4の要部拡大図 実施の形態2に係る監視カメラの一例を示す斜視図 図8に示した監視カメラの分解斜視図 図8に示した監視カメラの正面図 図10のC−C断面図 図10のD−D断面図 空気の流路を示す図8の一部を切り欠いた斜視図 実施の形態1,2に係る監視カメラの主要な内部構成の一例を示すブロック図 実施の形態1,2に係る監視カメラにおける結露抑制方法の動作手順の一例を示すフローチャート ヒータ制御テーブルの一例を示す図
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係る監視カメラおよび監視カメラの結露抑制方法を具体的に開示した各実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
先ず、実施の形態1に係る監視カメラ11について、図1〜図7を参照して説明する。
図1は、実施の形態1に係る監視カメラ11の一例を示す斜視図である。実施の形態1に係る監視カメラ11は、いわゆるボックス型(つまり、箱型)の筐体を有する監視カメラである。監視カメラ11の設置環境は、例えば屋外である。なお、監視カメラ11は、工場や倉庫内などの屋内に設置されても構わない。
監視カメラ11は、ベース部13に、アングル部15を介して筐体部17が支持される。実施の形態1において、筐体部17は例えば直方体となる。なお、筐体部17の形状は、これに限定されない。筐体部17の上面側には、サンシェード19が取り付けられる。筐体部17の前面には、透光性のカバー部21が取り付けられる。アングル部15は、ベース部13に対してパン回転軸中心23を中心に矢印a方向の両方向にパン回転自在となる。また、筐体部17は、ベース部13に対してチルト軸25を中心に矢印b方向の両方向にチルト回転自在となる。
図2は、図1に示した監視カメラ11の分解斜視図である。筐体部17は、カバー部21が取り付けられる前ケース27と、アングル部15が取り付けられる本体ケース29とを有する。
本体ケース29には、カメラ部31の後部が収容される。カメラ部31は、カメラ本体部33と、レンズユニット35とを有する。レンズユニット35は、先端面にレンズ37を有する。レンズユニット35は、レンズ37を露出させる前端面に、レンズ37の略上半分を囲むように円弧状のヒータ基板39が取り付けられる。ヒータ基板39には、ヒータ(図示略)が実装される。ヒータは、それぞれが独立して駆動可能となった第1ヒータ41と第2ヒータ43(図14参照)とを有する。
カメラ本体部33には、レンズユニット35を覆うようにしてレンズカバー45が取り付けられる。カメラ本体部33に取り付けられたレンズカバー45は、前ケース27の内方に挿入される。レンズカバー45の前端面には、レンズ37を露出させるレンズ露出開口部47が形成される。レンズカバー45の前端面には、レンズ露出開口部47に露出したレンズ37の外周に沿うようにして赤外光照射装置49が取り付けられる。
赤外光照射装置49は、レンズ37の外周に沿う円弧状のIR(Infrared Ray)−LED(Light Emitting Diode)基板51と、IR−LED基板51の一部分を覆うIR−LEDカバー53とを有する。IR−LED基板51には、複数(例えば、実施の形態1では2個)のIR−LED55が実装される。IR−LEDカバー53には、IR−LED55を露出させるLED窓部が形成される。IR−LEDカバー53は、熱伝導率の高い金属(例えば、アルミニウムもしくは銅)により形成される。IR−LEDカバー53は、熱伝導シート57を介してIR−LED基板51に固定される。これにより、IR−LED基板51は、IR−LED55の駆動による発熱をIR−LEDカバー53から周囲の空気へ効率よく放熱できる。このIR−LEDカバー53は、前ケース27に取り付けられたカバー部21の内面に対向して配置される。
図3は、図1に示した監視カメラ11の正面図である。前ケース27は、正面視でほぼ正方形となる。前ケース27の前端面の中央部には、カバー部21が配置される。カバー部21は、レンズ37に離間して、前ケース27の開口部59に取り付けられる。筐体部17は、開口部59で内部空間が開口する。カバー部21は、開口部59に取り付けられることで、筐体部17を密閉する。カバー部21は、透光性を有することにより、被写体からの物体光を透過させてレンズ37へ入射させる。開口部59は、レンズ37の光入射面に対向するように配置される。
カバー部21は、成形性および透明性に優れた樹脂材料を基板材料として用いることができる。樹脂材料には、有機系樹脂材料と無機系樹脂材料とがある。実施の形態1では、カバー部21の基板材料に、ポリカーボネートなどの有機系樹脂材料が用いられている。ポリカーボネートは、硬く衝撃に強いため好適である。また、カバー部21には、アクリルなど透明性の良好な樹脂も使用可能である。
図4は、図3のA−A断面図である。筐体部17は、カメラ部31を覆う。筐体部17は、レンズ37に一致する開口部59を有してカメラ部31を支持し、間隙61を隔ててカメラ部31を包囲する。カメラ部31には、送風装置の一例としてのファン63が設けられている。実施の形態1において、ファン63は、ファンブレードをモータ(図示略)により回転する軸流ファンとなる。ファン63は、間隙61に配置され、間隙61の空気をカバー部21との間で循環させる。なお、ファン63の構造はこれに限定されず、回転軸に直交方向に送風するシロッコファンなどであってもよい。
図5は、図3のB−B断面図である。筐体部17には、通気口65が穿設される。通気口65は、間隙61を外部67へ開放する。実施の形態1において、通気口65は、筐体部17を構成する本体ケース29の下面側に配置される。この通気口65は、ファン63の吹き出し側に配置されている。
図6は、図1の監視カメラ11における防水通気膜69の取り付け構造を要部拡大図とともに表した斜視図である。通気口65は、防水通気膜69により塞がれる。防水通気膜69は、水は通さないが、空気は通す。防水通気膜69が通す空気には、水蒸気が含まれる。すなわち、防水通気膜69は、水分子の通過を可能としている。防水通気膜69は、通気口65に貼り付けられた後、円形状の中央が開口した保護シート70により貼り付けられる。保護シート70の開口径は、通気口65の径と一致または略一致する。通気口65は、例えば円形で形成される。通気口65は、筐体部17の外面に凹設された膜取付凹部71の底部に開口する。防水通気膜69は、この膜取付凹部71の底部で開口した通気口65と同一または略同一の径を有して配置され、さらに中央が開口した保護シート70を貼り付けることで防水通気膜69の剥がれが防止される。膜取付凹部71に配置された防水通気膜69は、膜取付凹部71に装着されるカバープレート73により保護される。カバープレート73には、通気スリット75が形成されている。
図7は、水蒸気を含む空気の流路を示す図4の要部拡大図である。監視カメラ11は、ファン63が駆動されると、図7に矢印で示す方向に、間隙61の空気がファン63とカバー部21との間で循環する。ファン63から吹き出された空気は、間隙61を流路としてカバー部21へ向かって流れ、カバー部21の内面に沿って流れた後、他の間隙61を通ってファン63の吸い込み側へと戻る。ここで、流路は、特に図7に示されたものでなくてもよい。但し、空気は、ファン63から吹き出されてカバー部21の内面に接した後、ファン63へ還流となって戻ることが好ましい。つまり、カバー部21の内面には、空気の流れ(所謂、サーキュレーション77)から隔絶された空気の淀み領域が生じないようになされている。カバー部21の内面には、サーキュレーション77の主流が流れなくても、その支流79が流れていればよい。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2に係る監視カメラ81について、図8〜図13を参照して説明する。
図8は、実施の形態2に係る監視カメラ81の一例を示す斜視図である。なお、実施の形態2において実施の形態1で示した部材と同等の部材・同等の部位には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
実施の形態2に係る監視カメラ81は、いわゆるドーム型の筐体を有する監視カメラである。監視カメラ81の設置環境は、例えば屋外である。なお、監視カメラ81は、工場や倉庫内などの屋内に設置されても構わない。
監視カメラ81は、筐体部17と、カバー部21とを有する。
実施の形態2において、筐体部17は、ドームケース83と、本体ケース85(図11参照)と、内部ケース87(図11参照)とからなる。ドームケース83は、複数の固定ビス89により本体ケース85に取り付けられる。内部ケース87は、本体ケース85に固定ビス(図示略)により固定される。内部ケース87には、カメラ部31(図9参照)が支持される。
監視カメラ81は、例えば天井や壁、監視カメラ用の支持ポール等に、取付金具(図示略)を介して取り付けられる。カメラ部31は、内部ケース87に対し、パン回転中心を中心としたパン回転方向の所望の方向に向けられて固定される。パン回転方向とは、監視カメラ81が取り付けられる例えば天井面や壁面に垂直なパン回転中心軸回りの回転方向となる。また、後述するチルト回転方向とは、パン回転中心軸に対し直角方向のチルト軸回りの回転方向となる。
実施の形態2において、カバー部21は、半球部91の開口縁に円筒状のストレート部93が連続したドーム型に形成される。ドームケース83は、内方にカバー部21の半球部91を挿入する環状に形成される。カバー部21の材質としては、実施の形態1と同様の材質を用いることができる。
図9は、図8に示した監視カメラ81の分解斜視図である。カメラ部31は、内部ケース87にパン回転方向に回転自在に支持される円環板状のパンアングル95を有する。パンアングル95には、一対のチルトアーム97が起立して形成される。パンアングル95は、この一対のチルトアーム97にチルト固定ねじ99を介してパンアングル95よりも小径の円環板状に形成されたチルトアングル101をチルト回転方向に回転自在に支持する。チルトアングル101には、レンズユニット103が固定される。
レンズユニット103の前端面には、レンズ37が設けられる。レンズユニット103の前端面には、レンズ37の外周に沿って円弧状のヒータ基板39が取り付けられる。ヒータ基板39には、ヒータが実装される。ヒータは、実施の形態1と同様に、それぞれが独立して駆動可能となった第1ヒータ41および第2ヒータ43(図14参照)を有する。レンズユニット103には、ヒータ基板39を覆うようにしてレンズカバー105が取り付けられる。レンズカバー105の前端面には、リング状の遮光ゴム107が装着される。遮光ゴム107は、カバー部21の内面に密着する(図11参照)。
チルトアングル101には、赤外光照射装置49が取り付けられる。赤外光照射装置49は、円弧状に形成された一対のIR−LED基板109と、それぞれのIR−LED基板109に取り付けられる一対のIR−LEDカバー111とを有する。IR−LED基板109は、環状に形成されたチルトアングル101の中心を挟んで配置される。IR−LEDカバー111は、IR−LED基板109に設けられたIR−LED55を露出させてIR−LED基板109を覆って取り付けられる。レンズユニット103は、側面が一対の側面カバー114により覆われる。レンズユニット103のレンズ37と反対側の後端面には、環状のウェーブワッシャ113を介して底面カバー115が取り付けられ、ヨー回転方向の回転も可能となる。
図10は、図8に示した監視カメラ81の正面図である。レンズユニット103を収容した監視カメラ81は、平面視で、円形のドームケース83と、カバー部21とが同心円で配置される。カバー部21は、ドームケース83の中央部で開口する開口部59に取り付けられる。開口部59に取り付けられたカバー部21は、ドームケース83と本体ケース85とで筐体部17を密閉する。半球状のドーム型に形成されたカバー部21は、監視カメラ81の半径の略半分の半径を有して筐体部17の中央部で隆起してカメラ部31を覆う。
図11は、図10のC−C断面図である。筐体部17は、内部ケース87がカメラ部31を支持し、かつドームケース83が間隙61を隔ててカメラ部31を包囲する。筐体部17は、内部ケース87に通気口65が穿設される。通気口65は、間隙61を外部67へ開放する。本実施の形態において、通気口65は、筐体部17を構成する本体ケース85の側面側に配置される。本体ケース85の側面側で開口する通気口65は、隙間117を有して配置されたドームケース83に覆われる。通気口65は、この隙間117を介して外部67へ通じている。
内部ケース87の通気口65は、上記と同様の防水通気膜69により塞がれる。
図12は、図10のD−D断面図である。内部ケース87には、送風装置としてのファン63が設けられている。本実施の形態において、ファン63は、ファンブレードをモータにより回転する軸流ファンとなる。ファン63は、間隙61に配置され、間隙61の空気をカバー部21との間で循環させる。
図13は、空気の流路を示す図8の一部を切り欠いた斜視図である。監視カメラ81は、ファン63が駆動されると、図13に矢印で示す方向に、間隙61の空気がファン63とカバー部21との間で循環する。ファン63から吹き出された空気は、間隙61を流路としてカバー部21へ向かって流れ、カバー部21の内面に沿って流れた後、他の間隙61を通ってファン63の吸い込み側へと戻る。ここで、流路は、特に規定のものでなくてもよい。但し、空気は、ファン63から吹き出されてカバー部21の内面に接した後、ファン63へ還流となって戻ることが要件となる。つまり、カバー部21の内面には、空気の流れ(所謂サーキュレーション)から隔絶された空気の淀み領域が生じないようになされている。カバー部21の内面には、サーキュレーション77の主流が流れなくても、その支流79が流れていればよい。
次に、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81の主要な内部構成について、図14を参照して説明する。
図14は、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81の主要な内部構成の一例を示すブロック図である。監視カメラ11,81は、それぞれカメラ部31と、筐体部17と、カバー部21と、ファン63と、通気口65と、防水通気膜69と、ヒータと、IR−LED55と、を主要な基本構成として有する。
さらに、監視カメラ11および監視カメラ81は、空気の温度を検出する温度センサ119と、制御部121と、を主要な構成として有する。制御部121は、温度センサ119からの温度検出信号およびIR−LED55の電流値に基づきファン63およびヒータの作動および停止を個別に制御する。
監視カメラ11,81では、上述したように、ヒータは、第1ヒータ41と、第1ヒータ41よりも発熱量の小さい第2ヒータ43とを有する。制御部121は、これら第1ヒータ41および第2ヒータ43の作動および停止を個別に制御する。
監視カメラ11,81では、ファン63からカバー部21へ流れる空気の流路において第1ヒータ41および第2ヒータ43が、IR−LED55の下流側に配置されている。
また、監視カメラ11および監視カメラ81には、PoE(Power of Ethernet(登録商標))電源123が設けられる。PoE電源123には、監視カメラ11,81に接続されるLAN(Local Area Network)ケーブル等を介して電源125が供給される。なお、電源125は、PoEの他、例えばDC(Direct Current)12Vであってもよい。
次に、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81の構成において共通の結露抑制方法について、図15および図16を参照して説明する。
図15は、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81における結露抑制方法の動作手順の一例を示すフローチャートである。図16は、ヒータ制御テーブルの一例を示す図である。ヒータ制御テーブルは、例えば制御部121を構成するプロセッサ(図示略)およびメモリ(図示略)のうち、メモリ(後述参照)に格納されている。
プロセッサは、例えばCPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)またはFPGA(Field Programmable Gate Array)を用いて構成される。プロセッサは、監視カメラ11,81の制御部121の一部として機能し、監視カメラ11,81の各部の動作を全体的に統括するための制御処理、監視カメラ11,81の各部との間のデータもしくは情報の入出力処理、データの演算処理、およびデータもしくは情報の記憶処理を行う。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラム及びデータに従って動作する。
メモリは、例えばRAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)を用いて構成され、監視カメラ11,81の動作の実行に必要なプログラムやデータ、更には、動作中に生成された情報又はデータ等を一時的に保存する。RAMは、例えば制御部121の動作時に使用されるワークメモリである。ROMは、例えば制御部121を制御するためのプログラム及びデータを予め記憶する。また、ROMは、上述したヒータ制御テーブル(図16参照)を保持してよい。
監視カメラ11,81における結露抑制方法では、例えば図14に示す構成を有する監視カメラ11,81によって具体的な制御が実行される。
監視カメラの結露抑制方法は、例えば、電源125がONされると、通常モードが作動する(St1)。制御部121は、通常モード時に、ヒータおよびファン63の作動を停止する。通常モードにおける温度範囲は、例えば10℃から60℃とすることができ、メモリ(上述参照)に予め記憶されてよい。
通常モードでは、制御部121が、温度センサ119からの温度検出信号(つまり、温度センサ119により測定された温度検出値を含む信号)を所定時間ごとに受け取る。つまり、制御部121は、間隙61の周囲の空気の温度状況を常に監視している。制御部121は、概略的には、温度センサ119の検出温度値が所定の温度値よりも低いときにヒータおよびファン63を作動させ、さらに、温度センサ119の検出温度が温度低下の開始時の温度よりも高くなったときにヒータおよびファン63を停止させる。
より具体的には、制御部121は、温度検出信号による温度値が、所定の温度値以下、かつ温度値の変化量が所定値以下となったことを判断し(St2)、結露防止モード(つまり、監視カメラ11,81における結露を抑制するための作動モード)の制御を行う(St3)。ここで、所定の温度値とは、例えば30℃〜40℃の範囲の任意の温度値とすることができ、メモリ(上述参照)に予め記憶されてよい。また、温度値の変化量とは、所定時間内における下降温度値である。所定時間は、例えば60min(つまり、60分)とすることができ、メモリ(上述参照)に予め記憶されてよい。下降温度値は、例えば−5℃〜−15℃の範囲の任意の温度とすることができ、メモリ(上述参照)に予め記憶されてよい。
従って、制御部121は、温度検出信号による温度値が、例えば35℃から、1分間で7℃降下すると結露防止モードを作動させる。これにより、監視カメラ11,81は、例えばダウンバースト発生時あるいはスコール発生時などに、周囲の屋外環境による気象の急変に対応して結露を抑制することが可能となり、撮像画像の視認性の劣化を抑制できる。
制御部121は、結露防止モードにおいて、ヒータとファン63を作動する。ここで、制御部121は、IR−LED55の作動時、第1ヒータ41と第2ヒータ43とを個別に作動制御する。制御部121は、この第1ヒータ41と第2ヒータ43との個別制御を、IR−LED55の電流値に応じたヒータ制御テーブルに従って行う。ヒータ制御テーブルの一例を図16に示す。図16において、IR−LED55の電流の単位は「mA」(ミリアンペア)である。また、電力(つまり、IR−LED55の電流による消費電力)、1.5Wヒータの出力電力、1.2Wヒータの出力電力、合計値の単位はそれぞれ「mW」(ミリワット)である。
監視カメラ11,81は、LANケーブル等を介したPoE技術によって、電力の供給を受ける。このため、制御部121は、PoE電源123が供給可能な電力の制約に配慮して、第1ヒータ41、第2ヒータ43、およびIR−LED55の総電力が約3000〜3500mW以下となるように、第1ヒータ41、第2ヒータ43の作動を組み合わせた制御を行う。
ヒータは、上記のように第1ヒータ41と、第1ヒータ41よりも発熱量の小さい第2ヒータ43とを有する。一例として、第1ヒータ41は例えば1.5W、第2ヒータ43は例えば1.2Wとすることができる。制御部121は、赤外光照射装置49の電流値に応じて、第1ヒータ41と第2ヒータ43との作動および停止を個別に組み合わせて制御する。
制御部121は、図16に示すヒータ制御テーブルに示すように、例えばIR−LED55の電流が352mA以上のとき、第1ヒータ41および第2ヒータ43を停止する。制御部121は、IR−LED55の電流が336mAに低下すると、第2ヒータ43を作動する。制御部121は、IR−LED55の電流が252mAに低下すると、第2ヒータ43を停止し、第1ヒータ41を作動させる。制御部121は、IR−LED55の電流がさらに110mAまで低下すると、第1ヒータ41と第2ヒータ43とを共に作動させる。監視カメラ11および監視カメラ81は、制御部121によるこの組合せ制御により、総電力を約3000mW以下に抑制することができる。
なお、図16中、下矢印は赤外光照射装置49における電流変化の減少方向、上矢印は赤外光照射装置49における電流変化の増加方向を示す。
制御部121は、結露防止モードにおいて、温度センサ119による温度検出信号を監視している。制御部121は、温度検出信号の温度が、温度低下の開始時の温度以上かつ30min以上経過したか否かを判断している(St4)。温度低下の開始時の温度は、上記の例で35℃である。従って、制御部121は、温度が35℃で30minを経過すれば、ヒータおよびファン63を停止し(St5)、通常モードの制御へと戻る。
ここで、30minの遅延をカウントするのは、ヒータおよびファン63の作動と停止が短時間に繰り返されること(いわゆる、ショートサイクル)を防止するためである。以上が監視カメラの結露抑制方法の手順となる。
次に、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81に係る構成の作用を説明する。
実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81は、レンズ37を有するカメラ部31と、レンズ37に略一致する開口部59を有してカメラ部31を支持し、間隙61を隔ててカメラ部31を包囲する筐体部17と、レンズ37に離間して開口部59に取り付けられ、筐体部17を密閉する透光性のカバー部21と、間隙61に配置され、間隙61の空気をカバー部21との間で循環させるファン63と、筐体部17に穿設され、間隙61を外部67へ開放する通気口65と、通気口65を塞ぐ防水通気膜69と、間隙61に面して設けられ、空気を加熱するヒータと、間隙61に面して設けられ、カバー部21を通して外部67へ赤外光を出射させるとともに空気に放熱する赤外光照射装置49と、を備える。
実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81では、ファン63が駆動されると、間隙61の空気がファン63とカバー部21との間で循環する。ファン63から吹き出された空気は、間隙61を流路としてカバー部21へ向かって流れ、カバー部21の内面に沿って流れた後、他の間隙61を通ってファン63の吸い込み側へと戻る。ここで、流路は、特に規定のものでなくてもよい。但し、空気は、ファン63から吹き出されてカバー部21の内面に接した後、ファン63へ還流となって戻ることが要件となる。つまり、カバー部21の内面には、空気の流れ(所謂サーキュレーション)から隔絶された空気の淀み領域が生じないようになされている。
間隙61を構成する筐体部17の内壁面には、通気口65が穿設される。通気口65は、筐体内外を通じさせる。この通気口65は、防水通気膜69により覆われる。防水通気膜69は、筐体内外に空気(水蒸気を含む)を通す一方、液体の通過を阻止する。従って、筐体内の水蒸気が、防水通気膜69を通り外部67へ排気されることにより、筐体内の水分は、外部67へ排出されることになる。
間隙61には、ヒータと、赤外光照射装置49とが間隙61の空気に接して設けられる。ヒータは、間隙61の空気を加熱する。赤外光照射装置49は、作動により生じた熱を間隙61の空気へ放熱する。つまり、ヒータおよび赤外光照射装置49は、共に間隙61の空気温度を上昇させる。
ここで、筐体部17とカバー部21とにより密閉された監視カメラ11および監視カメラ81は、外部空気の温度が低下すると、熱伝達により筐体部17、カバー部21の温度が低下する。カバー部21の内面は、外面からの熱伝導により低下する。このため、カバー部21の内面と、間隙61の空気とには、温度差が生じる。この際、例えば外部67の温度が20℃、相対湿度が50%であったとする。このときの絶対湿度は、湿り空気線図から0.0073kg/kgとなる。また、密閉されている監視カメラ11および監視カメラ81は、間隙61における空気の温度が40℃、相対湿度が50%であったとする。このときの絶対湿度は、湿り空気線図から0.0236kg/kgとなる。カバー部21の内面は、27.5℃が露点温度となる。
間隙61の空気40℃は、カバー部21や筐体部17から外部67へ放熱されることにより、徐々に低下する。カバー部21の内面が、仮に27.5℃まで低下すると、間隙61の空気に含まれる水蒸気がカバー部21の内面で液体に凝縮して結露となる。結露は、カバー部21からの入射光を乱反射させ、撮像画像を劣化させる。
そこで、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81では、空気の温度40℃が所定温度(例えば35℃)まで低下すると、ファン63とヒータが作動される。ここで、温度40℃は、温度低下の開始温度となる。ヒータ等の発熱により間隙61の空気は35℃から上昇する。温度上昇の結果、間隙61の空気は、再び温度低下の開始温度40℃になる。監視カメラ11,81では、間隙61における空気の温度が開始温度40℃まで昇温すると、ファン63、ヒータが停止される。なお、実際には、遅延タイマー等による制御や熱の伝達伝導の遅れにより間隙61の空気は、40℃以上となる。
この際、ファン63により送風された加熱空気は、カバー部21の内面に沿って流れる。つまり、カバー部21の内面には、空気からの熱が熱伝達により伝わる。これにより、カバー部21の内面は、露点温度27.5℃まで低下せずに、結露が抑制される。
さらに、ファン63とカバー部21との間で空気が循環する流路には、防水通気膜69が配置されている。35℃以上に加熱された間隙61の空気は、水蒸気とともに防水通気膜69を通り外部67へ徐々に排気される。なお、空気が循環する流路の内、ファン63から吹き出された空気がカバー部21へ向かって流れる流路は、ファン63による空気の搬送エネルギーにより正圧側となる。一方、カバー部21からファン63への還流側の流路は、負圧側となる。防水通気膜69は、この正圧側に設けることができる。防水通気膜69は、正圧側に設けられることにより負圧側に設けられる場合に比べ、水蒸気を効果的に外部67へ排気することができる。
なお、監視カメラ11および監視カメラ81は、通気口65とこの通気口65を塞ぐ防水通気膜69を2箇所に設けることができる。この場合、2箇所の通気口65および防水通気膜69は、一方を間隙61の正圧側、他方を負圧側に配置する。このように構成を有する監視カメラ11および監視カメラ81によれば、正圧側の防水通気膜69から絶対湿度の高い空気を外部67へ排出しながら、同時に、絶対湿度の低い外気を間隙61に取り込むことができる。これにより、筐体内をより短時間で除湿することができる。
排気によりある程度の圧力低下が筐体内に生じると、今度は、外気が防水通気膜69を通り間隙61へ流入する。このとき、外部67へ排気される空気の絶対湿度は、上記のように、0.0236kg/kgで、外部67から間隙61へ流入する外気の絶対湿度は、上記のように、0.0073kg/kgである。従って、概略的に(0.0236−0.0073)=0.0163kg/kgの除湿がなされることになる。
なお、間隙61の空気と外部67の空気とが全て交換されれば、筐体内における間隙61の空気は、40℃で、絶対湿度が0.0073kg/kgとなる。このときの相対湿度は、湿り空気線図から16%となる。また、露点温度は9℃となる。つまり、間隙61の空気は、カバー部21の内面が9℃まで低下しなければ結露の生じない水分量まで除湿(乾燥)されたことになる。これにより、結露を抑制するためのヒータの駆動時間を低減することもできる。
このように、監視カメラ11,81では、除湿モードが作動するごとに除湿が行われる。監視カメラ11,81は、カバー部21の内面を暖めることによる結露抑制と、内部空気の除湿との相乗効果によりカバー部21の結露を抑制することができる。その結果、ランニングコストの増加を抑制しながら、結露による画質の劣化をより効果的に抑制できる。
また、従来の監視カメラでは、除湿のために高価な除湿素子が搭載される場合がある。これに対し、監視カメラ11,81では、除湿素子を用いずに除湿が可能となるので、除湿素子を搭載する場合に比べ、製造コスト、ランニングコストを低減することができる。
従って、本実施形態に係る監視カメラ11、監視カメラ81、および監視カメラの結露抑制方法によれば、製造コスト、ランニングコストの増大を抑制し、内部発熱を有効利用しながら、結露や着氷を抑制できる。
また、監視カメラ11,81は、空気の温度を検出する温度センサ119と、温度センサ119からの温度検出信号と赤外光照射装置49の電流値とに基づいて、ファン63およびヒータの作動および停止を個別に制御する制御部121と、を備える。
このように、監視カメラ11,81では、間隙61を循環する空気の温度が温度センサ119により検出される。温度センサ119からの温度検出信号は、制御部121に入力される。また、制御部121は、赤外光照射装置49の電流値を取得する。制御部121は、これら温度検出信号および赤外光照射装置49の電流値に基づき、ファン63の作動および停止と、ヒータの作動および停止とをそれぞれ独立して制御することができる。
また、監視カメラ11,81では、ヒータが、第1ヒータ41と、第1ヒータ41よりも発熱量の小さい第2ヒータ43とを有する。
このように、監視カメラ11,81では、制御部121が、ヒータと、第1ヒータ41よりも発熱量の小さい第2ヒータ43とを個別に駆動制御することが可能となる。制御部121は、赤外光照射装置49の電流値に応じ、第1ヒータ41のみの駆動、第2ヒータ43のみの駆動、第1ヒータ41および第2ヒータ43の駆動を組み合わせることにより、きめ細かな制御が可能となる。これにより、無駄な消費電流をさらに削減することができる。
また、監視カメラ11,81は、ファン63からカバー部21へ流れる空気の流路においてヒータが赤外光照射装置49の下流側に配置される。
このように、監視カメラ11,81では、ヒータの発熱を、カバー部21に直接的に効率よく供給することができる。これにより、効率よく結露を抑制できる。また、ヒータの熱により赤外光照射装置49を直接的に昇温させずに済む。
また、監視カメラ11,81の設置環境は屋外である。
このように、監視カメラ11,81では、昇温によるカバー部21の結露抑制効果と、除湿によるカバー部21の結露抑制効果の双方によって、従来構造より結露を生じにくくできる。その結果、特に、気象状態により急激な温度変化が生じやすい屋外においても、カバー部21の結露を十分に抑制して、鮮明度の高い撮像画像を取得し続けることができる。
また、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81の結露抑制方法は、レンズ37を有するカメラ部31と、レンズ37に一致する開口部59を有してカメラ部31を支持し間隙61を有してカメラ部31を包囲する筐体部17と、レンズ37に離間して開口部59に取り付けられて筐体部17を密閉する透光性のカバー部21と、間隙61に配置され間隙61の空気をカバー部21との間で循環させるファン63と、筐体部17に穿設され間隙61を外部67へ開放する通気口65と、通気口65を塞ぐ防水通気膜69と、間隙61に面して設けられ空気を加熱するヒータと、間隙61に面して設けられカバー部21を通して外部67へ赤外光を出射させるとともに空気に放熱する赤外光照射装置49と、空気の温度を検出する温度センサ119と、温度センサ119からの温度検出信号および赤外光照射装置49の電流値に基づきファン63およびヒータの作動および停止を個別に制御する制御部121と、を備える監視カメラ11の結露抑制方法であって、制御部121は、温度センサ119の検出温度が所定の温度よりも低いときにヒータおよびファン63を作動させ、温度センサ119の検出温度が温度低下の開始時の温度よりも高いときにヒータおよびファン63を停止させる。
このように、実施の形態1,2に係る監視カメラ11,81の結露抑制方法では、温度センサ119からの温度検出信号が、制御部121に入力される。制御部121は、赤外光照射装置49の電流値を取得する。制御部121は、これら温度検出信号および赤外光照射装置49の電流値に基づき、ファン63およびヒータの作動および停止を制御する。例えば制御部121は、結露防止モードを開始する温度の温度検出信号が入力されると、赤外光照射装置49の電流値を参照する。赤外光照射装置49の電流値が大きい場合には、ファン63のみを駆動し、ヒータは停止したままとする。つまり、赤外光照射装置49の発熱が使用される。一方、結露防止モードを開始する温度の温度検出信号が入力された際、赤外光照射装置49の電流値が小さい場合には、ファン63およびヒータを駆動する。これにより、空気を加熱する熱量が赤外光照射装置49の排熱で賄える場合には、ヒータの無駄な消費電流を削減することができる。
また、監視カメラ11,81の結露抑制方法では、ヒータが、第1ヒータ41と、第1ヒータ41よりも発熱量の小さい第2ヒータ43と、を有し、制御部121は、赤外光照射装置49の電流値に応じて第1ヒータ41と第2ヒータ43との作動および停止を個別に組み合わせて制御する。
このように、この監視カメラの結露抑制方法では、制御部121が、ヒータと、第1ヒータ41よりも発熱量の小さい第2ヒータ43とを個別に駆動制御する。制御部121は、赤外光照射装置49の電流値に応じ、第1ヒータ41のみの駆動、第2ヒータ43のみの駆動、第1ヒータ41および第2ヒータ43の駆動を組み合わせたきめ細かな制御が可能となる。これにより、無駄な消費電流をさらに削減することができるようになる。
以上、図面を参照しながら各種の実施の形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。また、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各種の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせてもよい。
本開示は、製造コスト、ランニングコストの増大を抑制し、内部発熱を有効利用しながら、結露や着氷を抑制できる監視カメラとして有用である。
11 監視カメラ
17 筐体部
21 カバー部
31 カメラ部
37 レンズ
41 第1ヒータ
43 第2ヒータ
49 赤外光照射装置
59 開口部
61 間隙
63 ファン
65 通気口
67 外部
69 防水通気膜
119 温度センサ
121 制御部

Claims (4)

  1. レンズを有するカメラ部と、
    前記レンズの光入射面と対向する開口部を有して前記カメラ部を支持し、間隙を隔てて前記カメラ部を包囲する筐体部と、
    前記レンズに離間して前記開口部に取り付けられ、前記筐体部を密閉する透光性のカバー部と、
    前記間隙に配置され、前記間隙の空気を前記カバー部との間で循環させるファンと、
    前記筐体部に穿設され、前記間隙を外部へ開放する通気口と、
    前記通気口を塞ぐ防水通気膜と、
    前記間隙に面して設けられ、前記空気を加熱するヒータと、
    前記間隙に面して設けられ、前記カバー部を通して外部へ赤外光を出射させるとともに前記空気に放熱する赤外光照射装置と、を備え
    前記ファンから前記カバー部へ流れる前記空気の流路において前記ヒータが前記赤外光照射装置の下流側に配置される、
    監視カメラ。
  2. 前記空気の温度を検出する温度センサと、
    前記温度センサからの温度検出信号と前記赤外光照射装置の電流値とに基づいて、前記ファンおよび前記ヒータの作動または停止を制御する制御部と、をさらに備える、
    請求項1に記載の監視カメラ。
  3. 前記ヒータは、第1ヒータと、前記第1ヒータよりも発熱量の小さい第2ヒータとを有する、
    請求項1または2に記載の監視カメラ。
  4. 前記監視カメラの設置環境が屋外である、
    請求項1〜のうちいずれか一項に記載の監視カメラ。
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