JP6504039B2 - エンジン始動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スタータによりエンジンを始動するために必要なエネルギーを低減できるエンジン始動装置に関する。
従来技術として、特許文献1が公知である。
同文献1には、エンジンの停止状態からシリンダにおける最初の空気及び燃料の混合気を燃焼させる燃焼サイクルを予測し、その予測された最初の燃焼サイクル中にスタータのピニオンをエンジンのリングギヤから離脱させる方法が開示されている。この方法によれば、エンジンが完爆するまでピニオンをリングギヤに噛み合わせておく必要がなく、ピニオンをリングギヤから早く離脱させることができる。その結果、スタータの劣化、電流消費、オーバーランによるクラッチの劣化、エンジンのノイズ及び振動を低減することが可能である。
特開2011−127591号公報
ところが、特許文献1の従来技術では、燃焼が発生したと予測されるシリンダの膨張行程中にピニオンをリングギヤから離脱させている。すなわち、少なくとも最初の燃焼サイクルにおける圧縮上死点を越えるまでは、ピニオンがリングギヤから離脱することはない。
これに対し、エンジンが惰性回転で最初の燃焼サイクルにおける圧縮上死点を越えられるタイミングを推定できれば、そのタイミングでピニオンをリングギヤから離脱させることができる。この場合、上記のタイミングでスタータによるクランキングを停止しても、エンジンの惰性回転で初爆を迎えることが可能である。
しかし、上記のタイミングを推定する手段を持たない特許文献1の従来技術では、少なくとも最初の燃焼サイクルにおける圧縮上死点を越えるまでスタータによるクランキングを停止できない。言い換えると、最初の燃焼サイクルにおける圧縮上死点より手前でスタータがオフされることはないため、始動エネルギーの低減を図る上で改善すべき点がある。
本発明は、上記の課題を解決するために成されたものであり、その目的は、エンジンの始動に必要なエネルギーを低減できるエンジン始動装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、モータの回転をピニオンに伝達するためのクラッチを有するスタータと、前記モータの動作を制御するモータ制御装置とを備え、エンジンのクランク軸に連結されるリングギヤに前記ピニオンを噛み合わせ、前記モータに発生する回転力を前記ピニオンに伝達して前記リングギヤを回転させることで前記エンジンをクランキングするエンジン始動装置であって、前記モータ制御装置は、前記クランキングが開始されてから前記エンジンに蓄えられたエネルギーおよび前記エンジンの初爆までに必要なエネルギーを算出し、前記エンジンに蓄えられたエネルギーが前記初爆までに必要なエネルギーを上回ったときに前記モータの回転速度を減速させることを特徴とする。
クランキングが開始されてからエンジンに蓄えられたエネルギーが初爆までに必要なエネルギーを上回った場合、それ以後、スタータによりエンジンをクランキングしなくても、エンジンの惰性回転によって初爆を迎えることができる。
本発明では、エンジンに蓄えられたエネルギーが初爆までに必要なエネルギーを上回ったときは、エンジンの初爆より前のタイミングでもモータの回転速度を減速させるので、最小の始動エネルギーでエンジンの始動を行うことが可能である。このため、スタータによるエンジンのクランキングを初爆後まで継続して行う特許文献1の従来技術と比較して、エンジンを始動するために必要な始動エネルギーを低減できる。
実施例1に係るエンジン始動装置の全体構成図である。 モータ制御装置の処理手順を示すフローチャートである。 エンジンの行程図である。 体積と圧力との関係を示すグラフである。 モータに逆向きのトルクを発生させた場合のエンジン回転数およびモータ回転数のグラフである。 モータに逆向きのトルクを発生させた場合にクラッチが連結するときのエンジン回転数およびモータ回転数を示すグラフである。
本発明を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1〕
実施例1のエンジン始動装置1は、図1に示すように、モータ3の回転力によってエンジンをクランキングするスタータ2と、モータ3の動作を制御するモータ制御装置4とを備える。スタータ2は、モータ3の他に、以下に説明するピニオン5、減速機(図示せず)、クラッチ6、ソレノイド(図示せず)などを備える。
ピニオン5は、モータ3に駆動される出力軸7の軸上にヘリカルスプライン嵌合して出力軸7の軸上を移動可能に配置され、出力軸7上を反モータ方向(図示左方向)へ移動して、エンジンのクランク軸に連結されるリングギヤ8に噛み合うことができる。
減速機は、例えば、遊星歯車装置によって構成され、モータ3の回転速度を所定の減速比で減速する。
クラッチ6は、モータ3とピニオン5との間に配置されて、モータ3からピニオン5へトルクを伝達する際に連結し、ピニオン5がエンジンにより回された時に非連結となってトルクの伝達を遮断する一方向クラッチである。
ソレノイドは、電磁力によってピニオン5を反モータ方向へ押し出す働きを有する。
モータ3は、ステータ巻線3aに三相交流が印加されて回転磁界を発生し、その回転磁界に連れてロータ(図示せず)が回転する交流モータである。
モータ制御装置4は、バッテリVの直流電圧を交流電圧に変換してモータ3に印加する周知のインバータであり、MOSFETあるいはIGBT等のスイッチング素子4aと、モータ3へ流れる電流をフィードバックしてスイッチング素子4aのオンオフ動作を制御する制御回路4bとを有する。
このモータ制御装置4は、エンジンECU(図示せず)より出力されるエンジン始動信号を受けてモータ3への通電を開始した後、所定の条件(後述する)が成立したときにモータ3の回転速度を減速させるモータ速度制御を行う。
以下、モータ制御装置4によるモータ速度制御の手順を図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
下記のステップS1〜S12は、図2に示すフローチャートの各ステップに付したS1〜S12に該当する。
ステップS1で初期クランク角θを取得する。例えば、図3に示すように、4気筒4サイクルエンジンで点火順序が気筒1→気筒3→気筒4→気筒2の順に行われる場合、気筒1の圧縮行程における初期位置θ=50[deg]を取得する。
ステップS2でモータ3の回転数ωm、回転角θm、及びトルクTmを取得する。
ステップS3でモータ3の出力エネルギーPm、およびモータ3の運動エネルギーPke_mを算出する。モータ3の出力エネルギーPmは、数式(1)に示されるように、モータトルクTmを初期位置θから演算タイミングθまでの角度で積分すればよい。
数式(1)
Figure 0006504039
モータ3の運動エネルギーPke_mは、数式(2)に示されるように、モータ3のイナーシャJmと回転数ωmから算出できる。
数式(2)…Pke_m=1/2・Jm×ωm
ステップS4では、エンジンの入力エネルギーPeを算出する。先の数式(1)で求めたモータ3の出力エネルギーPmは、下記の数式(3)に示されるように、自身の運動エネルギーPke_mとエンジンの入力エネルギーPeとに変換できる。従って、エンジンの入力エネルギーPeは、数式(4)に示されるように、モータ3の出力エネルギーPmから運動エネルギーPke_mを減算して求めることができる。
数式(3)…Pm=Pke_m+Pe
数式(4)…Pe=Pm−Pke_m
ステップS5で現在のクランク角θを算出する。このクランク角θは、ステップS2からステップS5までの間に変化するモータ3の回転角変化Δθmを減速機のギヤ比で除算し、その値をステップS1で取得した初期クランク角θに加算して求めることができる。
ステップS6では、圧縮行程におけるシリンダ内容積vを算出する。ここでは、クランク角θとシリンダ内容積vとが関係付けられたマップを使って求めることができる。
ステップS7では、圧縮行程におけるシリンダ内の気体エネルギーPcと、エンジンの運動エネルギーPke_eを算出する。
シリンダ内の気体エネルギーPcは、体積vと圧力Pとの関係を示す図4のグラフで説明すると、シリンダ内容積がvからvに減少する間にシリンダ内の気体圧力がpからpまで増大した場合、図中のハッチングを施した部分の面積で表される。すなわち、数式(5)に示されるように、シリンダ内の気体圧力を体積で積分することにより算出できる。なお、初期位置でのシリンダ内圧力を大気圧pとし、空気の比熱比をγとする。
数式(5)
Figure 0006504039
エンジンの運動エネルギーPke_eは、数式(6)に示されるように、エンジンのイナーシャJeと回転数ωeから算出できる。
数式(6)…Pke_e=1/2・Je×ωe
ステップS8では、エンジンのフリクションTlを数式(7)より算出する。αはフリクションの重み付け係数であり、初期値は「1」である。
数式(7)…Tl=αPl/(θ−θ
数式(7)に含まれるPlはエンジン負荷の損失エネルギーであり、下記の数式(8)に示されるように、エンジンの入力エネルギーPeと、エンジンの運動エネルギーPke_eと、シリンダ内の気体エネルギーPcより算出できる。
数式(8)…Pl=Pe−Pke_e−Pc
ステップS9では、初爆時のエンジン目標回転数をωe_refとして、現在の演算タイミ
ング(図3のθ=120[deg]の位置)における初爆までの必要エネルギーPnを
数式(9)より算出する。図3の行程図では、気筒3の圧縮上死点に付与した▽印が初爆
のタイミングを示している。
数式(9)
Figure 0006504039
ステップS10では、現在の演算タイミングにおいてエンジンに蓄えられたエネルギー
Pe_tを数式(10)より算出する。
数式(10)…Pe_t=Pke_e+Pc
ステップS11では、数式(11)により定義される所定の条件が成立したか否かを判
定し、成立した場合(判定結果YES)にステップS12へ進む。数式(11)に含まれ
るXは閾値であり、初期値を「0」とする。
数式(11)…Pe_t−Pn>X
ステップS12でモータ3の回転速度を減速させる。具体的には、モータ3への通電を
停止する。あるいは、モータ3の回転方向に対し逆向きのトルクを発生させる、つまり、
モータ3に制動トルクを与えて減速する。
〔実施例1の作用及び効果〕
実施例1のエンジン始動装置1は、エンジンが惰性回転で最初の燃焼サイクルの圧縮上
死点を越えられるタイミングを推定し、そのタイミングでモータ3の回転速度を減速させる。すなわち、クランキングが開始されてからエンジンに蓄えられたエネルギーPe_tとエンジンの初爆までに必要なエネルギーPnとを算出し、Pe_tがPnを上回った時にモータ3の回転速度を減速させる。これにより、初爆より前のタイミングでモータ3の回転速度を減速できるので、スタータ2によるエンジンのクランキングを初爆後まで継続して行う特許文献1の従来技術と比較して、エンジンを始動するために必要な始動エネルギーを低減できる。
また、エンジンが惰性回転で最初の燃焼サイクルの圧縮上死点を越えられると推定されるタイミングでモータ3の回転速度を減速させるので、通常のスタータと比較してピニオン5とリングギヤ8との歯打ち音を低減できる。また、ギヤ同士の摩擦も抑制できるので、ピニオン5およびリングギヤ8の耐久性も向上する。
さらに、モータ3の回転方向に対して逆向きのトルクを発生させる場合は、モータ3への通電を停止する場合よりクラッチ6の連結期間を短くできるので、ピニオン5とリングギヤ8との歯打ち音を更に低減でき、耐久性も更に向上する。また、モータ3に逆向きのトルクを発生させることで、モータ3の運動エネルギーを電気エネルギーに変換してバッテリVに戻すことができるので、省エネルギーにも寄与する。
ステップS9で初爆までに必要なエネルギーPnを求める際に、例えばオイル粘度によって変化するエンジンのフリクションTlを数式(9)に算入しているので、エネルギーPnの演算精度が向上する。
また、ステップS7では、シリンダ内の気体エネルギーPcを求める際に、数式(5)に大気圧pを算入することで気圧の変化による演算誤差を補正できるので、気体エネルギーPcの演算精度が向上する。
以下、本発明に係る他の実施例について説明する。
なお、実施例1と共通する部品および構成を示すものは、実施例1と同一の符号を付与して詳細な説明は省略する。
〔実施例2〕
この実施例2は、実施例1に記載したステップS12でモータ3の回転速度を減速させるためにモータ3への通電を停止した後、クラッチ6が連結したと推定され、且つモータ3の回転数が所定の回転数まで低下した時に、再びモータ3への通電を開始する事例である。所定の回転数とは、エンジンが完爆可能な最低回転数である。
この実施例2では、モータ3の回転数が所定の回転数に低下するまでモータ3への通電を行わないので、ピニオン5とリングギヤ8との歯打ち音の発生期間を短くでき、ギヤ同士の摩擦も低減できる。その結果、騒音を低減できると共に耐久性が向上する。また、モータ3の回転数が所定の回転数まで低下した時にモータ3への通電を開始することでスタータ2によるクランキングを再開できるので、エンジンの始動を確実に行うことができる。
なお、クラッチ6が非連結の状態から連結すると、モータ3の回転数が変化するため、そのモータ3の回転数の変化からクラッチ6の連結を推定できる。
〔実施例3〕
この実施例3は、実施例1に記載したステップS12でモータ3の回転速度を減速させるためにモータ3の回転方向に対し逆向きのトルクを発生させた後、初爆時のエンジン目標回転数より低い所定回転数を指令値としてモータ3を駆動する事例である。
具体的には、図5に示すように、時刻t1でモータ3の回転数指令値をAからB(但し、A>B)へ変更してモータ3を駆動する。回転数指令値Bは、初爆時のエンジン目標回転数ωe_refより低い所定回転数である。これにより、モータ3は、時刻t0(通電開始)から時刻t1まで回転数指令値Aで駆動された後、時刻t1からt2の間で減速され、それ以降(t2以降)、回転数指令値Bで駆動される。
この実施例3では、モータ3の回転数指令値がAからBへ変更されてモータ3の回転速度が減速された後、スタータ2のクラッチ6が連結しないので、通常のスタータと比較してピニオン5とリングギヤ8との歯打ち音を低減できる。また、ギヤ同士の摩擦も抑制できるので、ピニオン5およびリングギヤ8の耐久性も向上する。
ところで、実際のフリクションが推定したフリクションより大きいと、図6に示すように、圧縮上死点におけるエンジン回転数がモータ3の回転数指令値Bを下回ってクラッチ6が連結する場合がある。そこで、次回のエンジン始動時には、数式(7)に含まれる重み付け係数αを大きくしてフリクションTlを算出する。また、運転者のキー操作によりIG(イグニッション)がオフされた場合、すなわち、モータ制御装置4への電源供給が遮断された場合は、αを初期化する。
これにより、初爆までに必要なエネルギーPnが大きくなるため、数式(11)の条件が成立するためには、モータ3の回転速度を減速させるタイミング(以下、減速タイミングと言う)を遅らせる必要がある。すなわち、モータ3の減速タイミングを遅らせることでエンジンに蓄えられたエネルギーPe_tが大きくなるため、圧縮上死点におけるエンジン回転数が上昇してモータ3の回転数指令値Bを上回ることにより、クラッチ6の連結を回避できる。なお、実施例1に記載した数式(11)に含まれる閾値Xは、初爆時のエンジン目標回転数ωe_refとモータ3の回転数指令値Bとの回転数差に応じて設定される。
〔変形例〕
実施例1に記載したモータ3は、交流電圧の周波数に応じて回転速度を可変する交流モータであるが、本発明は直流モータにも適用できる。モータ制御装置4は、例えば、スイッチング素子4aのオンオフ動作をPWM制御して直流モータに印加する直流電圧を任意の電圧に変換することにより直流モータの回転速度を調整できる。
実施例1では、数式(1)〜(11)の演算をモータ制御装置4で行っているが、別のECUが演算を行っても良い。例えば、エンジンECUが演算を行い、モータ制御装置4にモータ3の速度指令値や電圧DUTY指令値を通信等で送ることにより、同様な制御が実現できる。
実施例1では、モータ制御装置4がインバータを構成する事例を説明したが、モータ制御装置4をインバータと別に構成することもできる。
1 エンジン始動装置 2 スタータ
3 モータ 4 モータ制御装置
5 ピニオン 6 クラッチ
8 リングギヤ

Claims (9)

  1. モータ(3)の回転をピニオン(5)に伝達するためのクラッチ(6)を有するスタータ(2)と、
    前記モータの動作を制御するモータ制御装置(4)とを備え、
    エンジンのクランク軸に連結されるリングギヤ(8)に前記ピニオンを噛み合わせ、前記モータに発生する回転力を前記ピニオンに伝達して前記リングギヤを回転させることで前記エンジンをクランキングするエンジン始動装置(1)であって、
    前記モータ制御装置は、前記クランキングが開始されてから前記エンジンに蓄えられたエネルギー(Pe_t)および前記エンジンの初爆までに必要なエネルギー(Pn)を算出し、前記エンジンに蓄えられたエネルギーが前記初爆までに必要なエネルギーを上回ったときに前記モータの回転速度を減速させることを特徴とするエンジン始動装置。
  2. 請求項1に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータへの通電を停止することで前記モータの回転速度を減速させることを特徴とするエンジン始動装置。
  3. 請求項1に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータの回転方向に対して逆向きのトルクを発生させることで前記モータの回転速度を減速させることを特徴とするエンジン始動装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータへの通電を開始した後、前記初爆までに必要なエネルギーを算出する際に、前記エンジンのフリクション(Tl)によるエネルギーロスを加味することを特徴とするエンジン始動装置。
  5. 請求項2に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータへの通電を停止した後、前記クラッチが連結したと推定され、且つ、前記モータの回転数が所定の回転数まで低下した時に前記モータへの通電を再開することを特徴とするエンジン始動装置。
  6. 請求項3に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータの回転方向に対して逆向きのトルクを発生させた後、初爆時の前記エンジンの目標回転数(ωe_ref)より低い所定回転数を指令値として前記モータを駆動することを特徴とするエンジン始動装置。
  7. 請求項6に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータへの通電を開始した後、前記初爆までに必要なエネルギーを算出する際に、前記エンジンのフリクション(Tl)によるエネルギーロスを加味し、初爆より前に前記クラッチが連結したと推定される場合は、前記フリクションを算出する際に付与される重み付け係数(α)を大きくすることを特徴とするエンジン始動装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記エンジンの運動エネルギー(Pke_e)とシリンダ内の気体エネルギー(Pc)とを合算して前記エンジンに蓄えられたエネルギーを算出し、前記シリンダ内の気体エネルギーを気圧の変化に応じて補正することを特徴とするエンジン始動装置。
  9. 請求項5または7に記載したエンジン始動装置において、
    前記モータ制御装置は、前記モータの回転数の変化から前記クラッチが連結したと推定することを特徴とするエンジン始動装置。
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