JP6503935B2 - ドリルストッパおよび外科用骨穿孔ドリル - Google Patents
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Description
管状骨や鎖骨の骨折には複数本のスクリューを用いた外科的治療が知られている。この治療では二層皮質骨ドリリング(bicortical drilling)を行い、ドリルからみて手前側に位置する皮質骨(骨髄腔の表側に位置する皮質骨に相当する。手前側の骨皮質ともいう)、骨髄腔の順に貫通した後、ドリルからみて奥側に位置する皮質骨(骨髄腔の裏側に位置する皮質骨に相当する。対側の骨皮質ともいう)までを貫通するスクリュー孔を設けるが、ドリルが骨の裏側に過剰に侵入することによる神経、血管、筋腱組織などの損傷を防止しなければならない。
装置本体4の正面には例えば速度調整用ツマミ4aなどが設けられ、また、装置本体4は、例えばその背面から引き出されたコード5を介してフットコントローラ6に接続されている。なお、速度調整用ツマミ4aはフットコントローラ6を踏み込んだ際の最高速度を調整できる。
また、ヘッド部11の側面には、回動軸14を基準にして前後方向に回動可能なチャック開閉ハンドル13が設けられている。なお、チャック開閉ハンドル13が本発明のハンドルに相当する。
グリップ部22はハンドピース固定部21の側方に配置されており、把持ケース20はハンドピース10に交差してT字型に配置される。これにより、術者は把持ケース20のグリップ部22を指と掌で掴んで作業でき、ハンドピースを指で掴んで作業する場合に比べて安定した穴あけができるため、穴位置精度が向上する。
なお、切削ドリル60は、例えば、ドリル先端部62を把持ケース20の後方からハンドピース固定部21、ヘッド部11の順に挿通させ、ドリル先端部62をドリルカバー12から突出させてセットすることも可能である。また、外科用骨穿孔ドリルは、モータに替えてエアで切削ドリルを回転させる構造であってもよく、ヒトや動物の双方に使用可能である。
具体的には、図3(B)の断面図に示すように、円筒状部41は、拡開部42、第1テーパ部44、小径部45、第2テーパ部46からなる。
この場合、ドリルシャンクが細く、筒状先端部の壁厚も薄ければ術者の見通しに関する問題は少ないため、図1以下に示した実施例のような半周カット部は不要である。しかし、ドリルシャンクが数ミリ以上の太さで、筒状先端部の壁厚が数ミリ程度に厚い場合には、筒状先端部とドリルシャンクとの境界は、術者の視線からは筒状先端部の口壁によって数ミリ程度隠されて見通し難くなる。その見通しを良くするために、図1以下に示した実施例のように、筒状先端部51の前端には半周カット部52を設けたものである。半周カット部52は、シャンク61と筒状先端部51の前端との境界を見やすくするために、筒状先端部51の周壁が部分的に除かれて半円筒状に形成されている。これにより、筒状先端部51の前端から手前側の骨皮質まで(ドリルガイドを使用する場合にはドリルガイドまで)の距離を例えばミリ単位で術者が見通しやすくなる。なお、半周カット部52が本発明の部分周壁に相当する。
また、円筒状部41はハンドピース10に対して術者が手動で回動操作可能であり、例えば穴あけを開始する際、術者が例えば右利きの場合には、図4(A)に示すように半周カット部52がハンドピース10の左面、すなわちハンドピースを把持する右手に対しての術者の眼の位置である左側に配置されるように回動させ、術者が例えば左利きの場合には、図4(B)に示すようにハンドピース10の右面に配置されるように回動させることができ、半周カット部52を術者自身が見やすい位置に容易に調整できる。これらの結果、速やかに穴あけを開始できて作業性が向上する。
まず、骨折箇所は例えばメスで皮膚を切開して露出されている。術者は、例えば片手で把持ケース20を持ちながら、その指でチャック開閉ハンドル13を引いて切削ドリル60をハンドピース10に保持する。穴あけ位置を決めたらフットコントローラ6を踏み込んで切削ドリル60を回転させる。なお、把持ケース20を持たない、もう一方の手では例えばドリルガイドを持つことができる。この場合、ドリルガイドを前側の骨皮質の表面に当てる。
その後、術者は、例えば自身の手に伝わる抵抗の変化や聞こえる音の変化を感知することによって、ドリル先端部62が再び硬質の抵抗すなわち対側の骨皮質K2の内壁に到達したことは容易に判定され、その時点でフットコントローラ6の踏み込みを止め、切削ドリル60を一時停止させる。
ここで、例えば管状骨などの外径は患者の体格によって大きく変動するが、皮質骨の厚みは解剖学的根拠から予測可能である。例えば、対側の骨皮質K2の厚みは、上腕、前腕、大腿、下腿などの手術部位などが変わっても2mm〜5mmの範囲内の大きさであり、また、仮にドリルの穿孔角度を45°に設定しても最大2mm程度長く設定すれば十分であると容易に予測できる。
また、本発明の外科用骨穿孔ドリルによれば、対側の骨皮質K2や骨髄腔Mの穴あけ、切削ドリルの穿孔深度の調整、対側の骨皮質K2の外壁までの穴あけが術者の片手だけの連続的な操作で実現できる。
キルシュナー鋼線70は、図2で説明した切削ドリル60と同様に、ヘッド部11内のチャックに保持される例えば中実丸棒のシャンク71を有する。
Claims (8)
- 断面外形を円形状に形成したハンドピースの外側に装着され、該ハンドピースに保持したドリルを軸通させるドリルストッパであって、
該ドリルストッパは、弾性的に拡開して前記ハンドピースに外嵌可能であると共に、該ハンドピースに外嵌した状態で該ハンドピースに対して手動で回動操作可能に構成された円筒状部と、該円筒状部に一体的に設けられ術野に向けて延びた形状で、前記ドリルとドリルストッパ先端との境界を視認させる筒状先端部とを備えることを特徴とするドリルストッパ。 - 前記筒状先端部は、前記ドリルとの境界部分が部分周壁となっていることを特徴とする請求項1に記載のドリルストッパ。
- 前記円筒状部が、前記ハンドピースに外嵌する筒状の拡開部を有し、該拡開部には、前記ドリルの軸線方向に沿って延びた複数本のスリットが設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のドリルストッパ。
- 前記円筒状部が、前記拡開部と、該拡開部に連なって前記ドリルの先端に向けて縮径する第1テーパ部と、該第1テーパ部に連なって前記ハンドピースの先端を覆う小径部と、該小径部に連なって前記ドリルの先端に向けて縮径すると共に前記筒状先端部に連なる第2テーパ部とを有することを特徴とする請求項3に記載のドリルストッパ。
- 前記ドリルストッパが樹脂製であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のドリルストッパ。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載のドリルストッパを装着したハンドピースと、該ハンドピースに連結されると共に、該ハンドピースに交差してT字型に配置される把持ケースと、該把持ケースに装着され、前記ドリルを回転させるモータとを備えたことを特徴とする外科用骨穿孔ドリル。
- 前記ハンドピースが、前記ドリルを締め付けて固定するチャック、および、該チャックを開閉させるハンドルを有し、前記ドリルがフットコントローラの踏み込みによって回転することを特徴とする請求項6に記載の外科用骨穿孔ドリル。
- 前記ドリルが切削ドリルあるいはキルシュナー鋼線であることを特徴とする請求項6または7に記載の外科用骨穿孔ドリル。
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