JP6503602B2 - 空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和装置に関する。
従来から、筐体の内部に送風機や熱交換器等を収納し、室内の空気を吸い込んで温度、湿度の調整を行った後に、この空気を吹き出し口から吐出することで室内の空調を行う空気調和装置が知られている。
特許文献1には、吹出し口から吐出される空気の風向を変更するフラップを備える空気調和装置が開示されている。この空気調和装置は、フラップの向きを変更する構成として、フラップに形成された軸受と、軸受に嵌合してフラップを回動自在に支持する中間軸を有する中間軸体と、空気調和装置の本体側に固定されて中間軸体を支持する本体側支持体と、を備える。
このような構成において、フラップに過度な力が加わった場合に、中間軸が軸受から抜けてしまい、フラップが脱落してしまうことがある。そこで、特許文献1に開示された構成では、中間軸体の中間軸が軸受から抜ける方向に変位することを規制するため、フラップに規制板を設けている。
特開2008−261564号公報
しかしながら、フラップに規制板を設けると、フラップの形状が複雑化し、製作コストの上昇に繋がる。また、フラップ以外にも、ネジやクリップ等で中間軸が軸受から抜けないようにすることも考えられるが、このような構成でであっても、部品点数の増加、組立性の悪化によるコスト上昇に繋がる。
この発明は、コストの上昇を抑えつつ、フラップの不用意な脱落を防止できる空気調和装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一の態様における空気調和装置は、吹き出し口が形成されるとともに本体側取付孔が形成された本体部と、前記吹き出し口に設けられ、前記吹き出し口からの空気の吹き出し方向を変更するフラップと、前記フラップを前記本体部に対して回動可能に連結する連結部材と、備え、前記連結部材は、前記本体側取付孔に挿通された取付孔挿入部と、前記取付孔挿入部の一方の端部に形成され、前記フラップに連結されるフラップ連結部と、を有し、前記取付孔挿入部は、外周面の周方向の長さの和が、前記本体側取付孔の内周面の周方向の長さよりも小さく形成された挿入本体部と、前記挿入本体部を基部として、内側に向かって弾性変形可能とされ拡径部を有し、前記拡径部は、前記本体側取付孔よりも前記取付孔挿入部の他方の端部側の外周面の周方向の長さの和が、前記本体側取付孔の内周面の周方向の長さよりも大きくなるよう形成されている。
このように構成するによれば、拡径部が弾性変形可能とされていることで、本体側取付孔に対して拡径部が隙間なく嵌まり込み、本体側取付孔と連結部材とのガタ付きを抑えて、フラップを本体部に対して回動可能に連結することができる。また、拡径部は、外周面の周方向の長さの和が本体側取付孔の周方向の長さよりも大きく形成されている。そのため、拡径部によって本体側取付孔に入り込むことができない。つまり、拡径部は、本体側取付孔を通り抜けることができずに、連結部材の移動が規制される。その結果、連結部材が、本体側取付孔から抜ける方向に変位することが規制され、脱落してしまうことを防ぐことができる。また、拡径部は、連結部材として、挿入本体部やフラップ連結部と一体的に形成することができ、フラップの形状の複雑化、部品点数の増加、及び、それに伴う組立性の悪化を招くことを防ぐことができる。したがって、製造コストが増加してしまうことを抑えることができる。
また、この発明の第二の態様における空気調和装置では、第一の態様において、前記拡径部は、前記挿入本体部から前記他方の端部側に向かって外径が拡大するテーパ部を有していてもよい。
このように構成することで、拡径部のテーパ部は、取付孔挿入部側から他方の端部側に向かって、周方向長さが漸次大きくなるので、本体側取付孔の内周面の周方向の長さよりも大きくなる部分を単純な構造で形成することができる。
また、この発明の第二の態様における空気調和装置では、第一または第二の態様において、前記拡径部は、前記他方の端部に外周側に張り出すフランジ部を有していてもよい。
このように構成によれば、拡径部よりもさらに外周側に張り出すフランジ部を有することで、本体側取付孔の内周面の周方向の長さよりも大きくなる部分を、より単純な構造で形成することができる。
また、この発明の第三の態様における空気調和装置では、第一から第三の態様のいずれか一つにおいて、前記拡径部は、周方向に間隔を空けて、前記挿入本体部から前記他方の端部側に向かって延びている複数の弾性変形片を有していてもよい。
このように構成によれば、拡径部が挿入本体部から他方の端部側に向かって延びる複数の弾性変形片によって形成されていることで、拡径部に弾性変形を生じやすくすることができる。そのため、拡径部に効果的に弾性力を生じさせることができる。
この発明に係る空気調和装置によれば、拡径部により、コストの上昇を抑えつつ、フラップの不用意な脱落を防止できる。
本発明の実施形態の空気調和装置の斜視図である。 本発明の実施形態の空気調和装置の断面図であって、図1のII−II断面図である。 本発明の実施形態の空気調和装置の正面図であって、前面の吸込みパネルを外した状態を示す図である。 本発明の実施形態の取付部の斜視図である。 本発明の実施形態の取付部の分解斜視図である。 本発明の実施形態の取付部の連結部材の外観を示す斜視図である。 本発明の実施形態の取付部の連結部材の中心軸に沿った断面図である。 本発明の実施形態の取付部の連結部材を中心軸方向から見た側面図である。 本発明の実施形態の取付部において、連結部材の拡径部の一部が本体側取付孔内に挿入され、弾性変形片が径方向内側に弾性変形した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態の取付部において、連結部材の拡径部の一部が本体側取付孔内に挿入され、弾性変形片が径方向内側に弾性変形した状態の連結部材を、中心軸方向から見た側面図である。
以下、本発明の実施形態の空気調和装置1について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態の空気調和装置の斜視図である。図2は、本発明の実施形態の空気調和装置の断面図であって、図1のII−II断面図である。図3は、本発明の実施形態の空気調和装置の正面図であって、前面の吸込みパネルを外した状態を示す図である。
図1、図2、及び図3に示すように、空気調和装置1は、据付時に水平方向となる方向に横長の直方体形状をなす筐体2と、筐体2の内部に収容される空調機器(本体部)3とを備えている。空気調和装置1は、室内に設けられる室内機である。空気調和装置1は、空気Aを吸い込んで温度、湿度の調整を行った後に吹き出し口4より空気Aを吐出し、室内の空調を行う装置である。本実施形態の空気調和装置1は、空気Aの吹き出し方向を変更するフラップ8が設けられている。
ここで、以下では、据付時に水平方向となる方向を左右方向とし、据付時に上下方向となる方向を単に上下方向とし、これら左右方向及び上下方向に直交する方向を前後方向とする。なお、据付時に手前側となるのが前後方向の前側である。
図2に示すように、空調機器3は、熱交換器5と、熱交換器5によって覆われるように設けられた送風ファン6と、空気Aの吸い込み口に設けられるフィルタ7と、空気Aの吹き出し口4に設けられるフラップ8と、左右方向の一端側に設けられて空調の制御を行うコントロールボックス9と、を備える。
筐体2は、据付時に手前側となる前面側に配される前面パネル10と、前面パネル10に一体に接続されて据付時に上方に配置される上面パネル11と、前面パネル10及び上面パネル11とともに内部に空調機器3を収容する空間Sを形成する筐体本体12と、を備えている。
筐体2は、前面パネル10を前方から覆う吸込みパネル13を有している。
筐体本体12は、左右方向に一対に配置された側面パネル14と、これら一対の側面パネル14に一体に接続されて据付け面に対向する背面パネル15と、一対の側面パネル14と背面パネル15とを支持するとともに下方に配置された底面パネル16とを有している。
筐体本体12は、一対の側面パネル14、背面パネル15、及び底面パネル16によって囲まれる空調機器3を収容する空間Sを形成する。筐体本体12は、この空間Sは前方及び上方で開口している。即ち、筐体本体12には、筐体2を前後方向に貫通する前面開口部OP1、及び上下方向に貫通する上面開口部OP2が形成されている。
空気Aは、上面開口部OP2から筐体2の空間Sに取り込まれるようになっている。
前面パネル10は格子状をなし、前面開口部OP1の前面側に、筐体本体12に一体に設けられている。上面パネル11は格子状をなし、上面開口部OP2の上面側に、筐体本体12と一体に設けられている。
吸込みパネル13は、前面開口部OP1及び前面パネル10を覆うように前面パネル10のさらに前方側に配置されている。吸込みパネル13は、筐体本体12に対して着脱可能となっていることで前面開口部OP1を開閉可能としている。
吹き出し口4に設けられているフラップ8は、吹き出し口4からの空気Aの上下方向の向きを変更する風向き調整板である。空気調和装置1は、二つのフラップ8を備える。二つのフラップ8は、吹き出し口4を塞ぐような配置とすることができる。二つのフラップ8は、送風ファン6によって吐出される空気Aの流れに沿うように軸線O回りに回動させることができる。
以下、フラップ8の取り付け構造について説明する。ここでは、二つのフラップ8のうち、後方に配置されたフラップ8の取り付け構造について説明する。二つのフラップ8のうち、前方に配置されたフラップ8の取り付け構造は、後方に配置されたフラップ8の取り付け構造と略同一であるため説明を省略する。
図3に示すように、フラップ8は、左右方向に間隔を空けた複数箇所で、取付部17を介して、左右方向に延在する軸線O回りに回転可能に筐体2に連結されている。また、フラップ8は、軸線O方向(左右方向)の一方の端部側に設けられた図示しない駆動モータによって、軸線O回りに回転駆動される。このため、フラップ8の一方の端部には、軸線O方向に延びるピン35が設けられ、このピン35が図示しない駆動モータに連結される。
図4は、本発明の実施形態の取付部の斜視図である。図5は、本発明の実施形態の取付部の分解斜視図である。図6は、本発明の実施形態の取付部の連結部材の外観を示す斜視図である。図7は、本発明の実施形態の取付部の連結部材の中心軸に沿った断面図である。図8は、本発明の実施形態の取付部の連結部材を中心軸方向から見た側面図である。図9は、本発明の実施形態の取付部において、連結部材の拡径部の一部が本体側取付孔内に挿入され、弾性変形片が径方向内側に弾性変形した状態を示す断面図である。図10は、本発明の実施形態の取付部において、連結部材の拡径部の一部が本体側取付孔内に挿入され、弾性変形片が径方向内側に弾性変形した状態の連結部材を、中心軸方向から見た側面図である。
図4及び図5に示すように、取付部17は、フラップ8のフラップ本体18と一体に設けられているフラップ側ブラケット19と、筐体2に設けられている筐体側ブラケット20と、フラップ側ブラケット19と筐体側ブラケット20とを連結する連結シャフト(連結部材)21と、を備える。
フラップ8は、左右方向に長い板形状のフラップ本体18と、取付部17に対応した位置でフラップ本体18に設けられたフラップ側ブラケット19と、を備える。
フラップ側ブラケット19は、フラップ本体18の表面18fから直交する方向に延びるよう、フラップ本体18の一方の表面18fに一体に形成されている。フラップ側ブラケット19は、板状をなし、軸線Oに直交する主面が形成されている。
フラップ側ブラケット19は、軸線O方向から見た形状が三角形状をなしている。フラップ側ブラケット19には、軸線O方向に貫通する長方形状のシャフト係合孔23(図5参照)が形成されている。
筐体側ブラケット20は、板状をなし、吹き出し口4から吹き出される空気Aの流れを阻害しないように、軸線O方向に直交する主面が形成されている。筐体側ブラケット20には、軸線O方向に貫通するシャフト挿通孔(本体側取付孔)24が形成されている。シャフト挿通孔24は、例えば、円形状をなしている。
図6、図7に示すように、連結シャフト21は、略円筒状をなしたシャフト本体(取付孔挿入部)25と、シャフト本体25の延在する方向の一方の端部である一端25a側に設けられた係合爪部(フラップ連結部)26と、を備えている。
図4、図5、図7に示すように、連結シャフト21は、シャフト本体25の一端25a側が筐体側ブラケット20に形成されたシャフト挿通孔24に挿通された状態で、係合爪部26がフラップ側ブラケット19のシャフト係合孔23に係合されている。
本実施形態のシャフト本体25は、中心軸、すなわち軸線Oを中心とする円筒状をなしている。シャフト本体25は、シャフト挿通孔24の内径よりも小さな外径を有した挿入本体部27と、シャフト挿通孔24の内径よりも大きな外径を有した拡径部30とを有する。
挿入本体部27は、外周面の周方向の長さの和が、シャフト挿通孔24の内周面の周方向の長さよりも小さく形成されている。図6、図7に示すように、挿入本体部27は、シャフト本体25の一端25a側で、シャフト本体25の中心軸(軸線O)に直交する主面が形成された円板状をなしている。つまり、挿入本体部27は、後述する拡径部30の一端25aを閉塞している。図7に示すように、挿入本体部27は、その一端25a側の外径寸法Dが、フラップ側ブラケット19に形成された長方形状のシャフト係合孔23の開口寸法L1よりも大きく形成されている。挿入本体部27は、その外径寸法Dが、シャフト挿通孔24の内径である開口寸法L2よりも小さく形成されている。
拡径部30は、挿入本体部27を基部として、中心軸(軸線O)のある内側に向かって弾性変形可能とされている。拡径部30の少なくとも一部は、シャフト挿通孔24よりも挿入本体部27の他端25b側の外周面の周方向の長さの和が、シャフト挿通孔24の内周面の周方向の長さよりも大きくなるよう形成されている。拡径部30は、一端25a側から他端25b側に向かうにしたがって拡径する円筒状をなしている。図6、図8に示すように、拡径部30は、周方向の複数箇所(本実施形態では4カ所)にスリット28が形成されている。スリット28は、シャフト本体25の他端25bから一端25a側に向かって、シャフト本体25の中心軸(軸線O)方向に挿入本体部27まで延びている。このスリット28により、拡径部30は、周方向に間隔を空けて複数の弾性変形片29が形成されている。
弾性変形片29は、挿入本体部27から他端25b側に向かって延びている。つまり、本実施形態の弾性変形片29は、挿入本体部27を固定端とし、他端25b側の先端部を自由端とした片持ち梁状をなしている。これにより、弾性変形片29は、先端部が、中心軸(軸線O)に近づくように弾性変形可能となっている。
ここで、各弾性変形片29では、シャフト本体25の径方向の外側を向く外周面29fが、シャフト本体25の中心軸(軸線O)に沿った軸線O方向から見ると、中心軸(軸線O)を中心とした円弧状に形成されている。つまり、本実施形態の弾性変形片29は、中心軸(軸線O)を中心として湾曲した板状部材である。
また、図7に示すように、各弾性変形片29の外周面29fは、第一テーパ面31と、第二テーパ面33と、直交面32とを有している。
第一テーパ面は、挿入本体部27からシャフト本体25の他端25b側に向かって、中心軸(軸線O)からの径方向の離間寸法rが漸次拡大するよう形成されている。
直交面32は、第一テーパ面31の他方側の端部に連続して形成されている。直交面32は、第一テーパ面31に対し、シャフト本体25の中心軸に直交して径方向外側に張り出すよう形成されている。
第二テーパ面33は、直交面32の径方向外側の端部に連続して形成されている。第二テーパ面33は、直交面32からシャフト本体25の他端25b側に向かって、中心軸(軸線O)からの径方向の離間寸法rが第一テーパ面31よりも漸次拡大するよう形成されている。
各弾性変形片29の外周面29fが、上記のような第一テーパ面31、直交面32、及び第二テーパ面33を有することで、拡径部30には、第一テーパ部41と、第二テーパ部43とが形成されている。
第一テーパ部41は、拡径部30において、第一テーパ面31が形成された領域である。第一テーパ部41は、挿入本体部27から他端25b側に向かって延びている。第一テーパ部41は、挿入本体部27とともに、シャフト挿通孔24内に挿通される。
第二テーパ部43は、拡径部30において、直交面32及び第二テーパ面33が形成された領域である。第二テーパ部43は、第一テーパ部41の他端25b側の端部から径方向外側に張り出している。第二テーパ部43は、直交面32から他端25bに向かって外径が漸次拡大している。第二テーパ部43は、シャフト本体25がシャフト挿通孔24内に挿通された状態で、筐体側ブラケット20に対してフラップ側ブラケット19の反対側に配置されている。
また、拡径部30には、シャフト本体25の他端25bで径方向外側に突出したフランジ部44が形成されている。フランジ部44は、シャフト本体25の他端25bで、第二テーパ面33から径方向外側に突出している。フランジ部44は、シャフト本体25の中で最も大きな外径をなしている。
ここで、図8に示すように、各弾性変形片29のそれぞれにおける外周面の周方向の長さをLrとする。本実施形態では、拡径部30のうちフランジ部44の最も他端25b側での外周面の周方向の長さLrの和(Lr×4)が、シャフト挿通孔24の内周面の周方向の長さより大きくなるよう、各弾性変形片29の周方向長さLrが設定されている。つまり、拡径部30は、周方向の長さの和が、少なくともフランジ部44でシャフト挿通孔24よりも大きくなるよう形成されている。
図6、図7に示すように、係合爪部26は、挿入本体部27の一端25a側の端面より軸線O方向に突出する一対の梁部26aと、梁部26aの先端から突出する鍔部26bと、を有している。
梁部26aは、シャフト本体25の一端25aの挿入本体部27から、シャフト本体25の中心軸(軸線O)の延びる軸線O方向に沿って互いに平行に延びている。一対の梁部26aは、それぞれ長方形状断面を有している。一対の梁部26aは、梁部26a同士が対向する側の面とは反対側の面である外側面26sが、互いに平行となるよう形成されている。
鍔部26bは、梁部26aの先端部に、梁部26aと一体をなして形成されている。鍔部26bは、梁部26a同士が対向する方向とは反対側の外側に向かって突出している。図7に示すように、係合爪部26は、一対の梁部26aの外側面26s同士の間隔が、フラップ側ブラケット19に形成された長方形状のシャフト係合孔23の長手方向の開口寸法L1よりも僅かに小さく形成されている。
ここで、連結シャフト21のうち、少なくとも係合爪部26は、可撓性を有する材料(弾性変形可能な材料)から形成されている。可撓性を有する材料としては、例えば、ポリアセタール樹脂(POM)等のエンジニアリングプラスチックを採用することができる。これにより、係合爪部26を構成する一対の梁部26aは、挿入本体部27に対し、鍔部26bが形成された先端側が、互いに接近するようにシャフト本体25の中心軸(軸線O)に近づく方向に弾性変形可能となっている。
係合爪部26は、フラップ側ブラケット19に形成された長方形状のシャフト係合孔23に係合される。これには、係合爪部26の一対の梁部26aを、先端部分の鍔部26b同士が互いに接近する方向に弾性変形させた状態で、シャフト係合孔23に挿入する。鍔部26bがシャフト係合孔23を通過すると、弾性変形していた梁部26aが復元され、鍔部26bがシャフト係合孔23に係合する。この状態で、連結シャフト21の挿入本体部27の一端25aは、フラップ側ブラケット19の他端25b側を向く面に突き当たる。このようにして、連結シャフト21は、フラップ側ブラケット19に対し、回転不能、かつ軸線O方向に移動不能に固定される。
本実施形態の空気調和装置1では、シャフト本体25が、筐体側ブラケット20のシャフト挿通孔24内に挿通されることで、連結シャフト21を介して、フラップ8が筐体2に取り付けられる。シャフト本体25の外径は、シャフト挿通孔24の内径よりも僅かに小さく形成されている。これにより、シャフト本体25は、筐体側ブラケット20のシャフト挿通孔24内で軸線O回りに回転自在に支持される。
上記実施形態によれば、シャフト本体25では、拡径部30が径方向内側に向かって弾性変形可能とされている。そのため、シャフト本体25の第一テーパ部41がシャフト挿通孔24に挿入された状態では、弾性変形片29が、シャフト挿通孔24の内周面に押しつけられた状態で摺接する。これにより、シャフト挿通孔24に対して第一テーパ部41が隙間なく嵌まり込み、シャフト挿通孔24と連結シャフト21とのガタ付きを抑えて、フラップ8を空調機器3に対して回動可能に連結することができる。
また、図9に示すように、空気調和装置1では、フラップ8が軸線O方向に動くなどの要因によって、連結シャフト21が、シャフト挿通孔24内に過大な力で軸線O方向に押し込まれる場合がある。この際、直交面32を乗り越え、シャフト本体25の第二テーパ部43までがシャフト挿通孔24内に挿入されてしまう可能性がある。
ところが、弾性変形可能とされた拡径部30の外周面の周方向の長さの和がシャフト挿通孔24の内周面の周方向の長さよりも大きく形成されていることで、連結シャフト21の軸線O方向の変位を規制することができる。
具体的には、第二テーパ部43がシャフト挿通孔24に挿通された状態では、図9、図10に示すように、シャフト挿通孔24の内周面によって第二テーパ面33が中心軸に向かって径方向内側に押圧されて、弾性変形片29が弾性変形する。複数の弾性変形片29のそれぞれがシャフト挿通孔24によって径方向内側に押圧された結果、複数の弾性変形片29同士が周方向で互いに突き当たることとなる。この状態で、シャフト本体25は、フランジ部44での弾性変形片29の周方向の長さLrの和が、シャフト挿通孔24の周方向の長さよりも大きくなっている。したがって、複数の弾性変形片29同士が周方向で互いに突き当たった状態で、連結シャフト21の拡径部30が、それ以上シャフト挿通孔24内に入り込むことができない。つまり、フランジ部44は、シャフト挿通孔24を通り抜けることができずに筐体側ブラケット20と接触し、連結シャフト21の中心軸(軸線O)方向への移動が規制される。その結果、連結シャフト21が、シャフト挿通孔24から抜ける方向に変位することが規制され、脱落してしまうことを防ぐことができる。
また、このような弾性変形片29を有する拡径部30は、連結シャフト21としてシャフト本体25や係合爪部26と一体的に形成することができる。そのため、フラップ8の形状の複雑化、部品点数の増加、及び、それらに伴う組立性の悪化を招くことを防ぐことができる。したがって、製造コストが増加してしまうことを抑えることができる。
これらにより、上述したような空気調和装置1によれば、コスト上昇を抑え、フラップ8の不用意な脱落を防止できる。
また、拡径部30の第二テーパ部43により、連結シャフト21がシャフト挿通孔24から抜ける方向への変位を確実に抑えることができる。また、挿入本体部27から第一テーパ部41及び第二テーパ部43と他端25b側に向かって、外周面の周方向の長さが漸次大きくなるので、シャフト挿通孔24の内周面の周方向の長さよりも大きくなる部分を、単純な構造で形成することができる。
また、拡径部30に第二テーパ部43よりもさらに外周側に張り出すフランジ部44を有することで、シャフト挿通孔24の内周面の周方向の長さよりも大きくなる部分を、より単純な構造で形成することができる。
さらに、第二テーパ部43に形成された直交面32がシャフト挿通孔24の周囲に突き当たることで、連結シャフト21がシャフト挿通孔24から抜ける方向への変位を確実に抑えることができる。これによっても、フラップ8の不用意な脱落を防止できる。
また、弾性変形片29を設けることで、拡径部30に弾性変形を生じやすくすることができる。そのため、拡径部30に効果的に弾性力を生じさせることができる。これにより、拡径部30がシャフト挿通孔24の内周面に過度な力で押圧されてシャフト挿通孔24とシャフト本体25との間の摩擦が増大することを、安定して抑えることができる。また、シャフト挿通孔24と連結シャフト21とのガタ付きの抑制、連結シャフト21の振動の抑制を効果的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態について詳細を説明したが、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内において、多少の設計変更も可能である。
例えば、拡径部30が、第一テーパ部41と、第二テーパ部43と、フランジ部44と、を備える構成としたが、このような構成に限定されるものではない。例えば、拡径部30は、外周面の周方向の長さLrの和が、シャフト挿通孔24の内周面の周方向長さよりも大きい部分を有すれば、第一テーパ部41や第二テーパ部43やフランジ部44の少なくとも一つを有していればよい。
また、シャフト本体25に形成される弾性変形片29の数、すなわちスリット28の数や配置は、上記に挙げた以外に適宜変更することができる。
1 空気調和装置
2 筐体
3 空調機器(本体部)
4 吹き出し口
5 熱交換器
6 送風ファン
7 フィルタ
8 フラップ
9 コントロールボックス
10 前面パネル
11 上面パネル
12 筐体本体
13 吸込みパネル
14 側面パネル
15 背面パネル
16 底面パネル
17 取付部
18 フラップ本体
18f 表面
19 フラップ側ブラケット
20 筐体側ブラケット
21 連結シャフト(連結部材)
23 シャフト係合孔
24 シャフト挿通孔(本体側取付孔)
25 シャフト本体(取付孔挿入部)
25a 一端
25b 他端
26 係合爪部(フラップ連結部)
26a 梁部
26b 鍔部
26s 外側面
27 挿入本体部
28 スリット
29 弾性変形片
29f 外周面
30 拡径部
31 第一テーパ面
32 直交面
33 第二テーパ面
35 ピン
41 第一テーパ部
43 第二テーパ部
44 フランジ部
A 空気
O 軸線
OP1 前面開口部
OP2 上面開口部
S 空間

Claims (4)

  1. 吹き出し口が形成されるとともに本体側取付孔が形成された本体部と
    前記吹き出し口に設けられ、前記吹き出しからの空気の吹き出し方向を変更するフラップと
    前記フラップを前記本体部に対して回動可能に連結する連結部材と
    を備え、
    前記連結部材は
    前記本体側取付孔に挿通された取付孔挿入部と
    前記取付孔挿入部の一方の端部に形成され、前記フラップに連結されるフラップ連結部と、を有し、
    前記取付孔挿入部は
    外周面の周方向の長さの和が、前記本体側取付孔の内周面の周方向の長さよりも小さく形成された挿入本体部と
    前記挿入本体部を基部として、内側に向かって弾性変形可能とされ拡径部を有し、
    前記拡径部は、前記本体側取付孔よりも前記取付孔挿入部の他方の端部側の外周面の周方向の長さの和が、前記本体側取付孔の内周面の周方向の長さよりも大きくなるよう形成されている空気調和装置。
  2. 前記拡径部は、前記挿入本体部から前記他方の端部側に向かって外径が拡大するテーパ部を有している請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 前記拡径部は、前記他方の端部に外周側に張り出すフランジ部を有している請求項1または2に記載の空気調和装置。
  4. 前記拡径部は、周方向に間隔を空けて、前記挿入本体部から前記他方の端部側に向かって延びている複数の弾性変形片を有する請求項1から3のいずれか一項に記載の空気調和装置。
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