JP6725460B2 - 空調用吹出し口装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば自動車又は車両用の空調装置の吹出し口に備えられるフィン装置に関し、特に通風路内に複数のフィンを並設し、フィンを回動させて風向を調整する吹出し口装置に関する。
自動車の空調用吹出し口装置として、風向を調整するためにハウジングの通風路内に、前可動フィンと後可動フィンを前後し且つ各々のフィンを直交するように配し、前可動フィンの横フィン上に摺動可能に外嵌させた操作ノブなどを操作して、前可動フィン又は後可動フィンを回動させ、風向を調整するものが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
特許文献1では、各フィンのうちの少なくとも1個の第1のフィンを除く第2のフィンの連結軸を、円柱状の軸部とこの軸部の径より大きい寸法の円形状頭部とからなる形状に形成する。第1のフィンの連結軸を、第2のフィンの連結軸より大径で長軸の円柱状に形成する。一方、連結部材の各嵌合孔のうちの少なくとも1個の第1の嵌合孔を第1のフィンの連結軸の径および軸長に対応して第2の嵌合孔より大径で長軸の円形状に形成するというものである。
第1のフィンの連結軸は、連結部材の第1の嵌合孔に対しては円滑に挿入され、同嵌合孔を変形させることがない。このため、第1の嵌合孔と第1のフィンの連結軸とは摺接状態が保たれ、設定された摺動抵抗を確保することができる。
一方、第2のフィンの連結軸は、頭部を有したままの状態なので嵌合孔が拡開してしまい、連結軸と嵌合孔との摺動抵抗が小さくなり、強モードでの風量時に意図する位置に保持することが困難になる恐れがある。このため、嵌合孔(特許文献1の図3、符合11c、12c)等での荷重調整を行わなくてはならなくなり、熟成工数の増加やコストアップに繋がってしまう。また、第2のフィンの頭部を無くすことも考え得るが、脱落を防止することが出来なくなる。
すなわち、特許文献1によれば、第2のフィンの連結軸は、拡開した嵌合孔に嵌っているため、この嵌合孔と第2のフィンの連結軸との間に比較的大きな隙間が発生する。隙間が大きいため、第2のフィンが隙間分だけガタつくことがあり、強モードでの風量時に意図する位置に保持することが困難になる恐れがある。
また、特許文献2は、羽根部を設けたフィンと、軸支部を介してこのフィンに回動可能に連結される連結体とを具備し、前記軸支部は、前記フィン及び前記連結体の一方に設けられた軸部と、前記フィン及び前記連結体の他方に設けられた軸受部とを備え、前記軸部は、略円柱状の軸本体と、この軸本体の先端側に位置しこの軸本体から少なくとも一部が径方向に突出する略正多角形状の頭部とが設けられ、前記軸受部には、支持板部と、この支持板部を貫通し、前記軸本体が回動可能に挿通するとともに前記頭部が所定の位置でのみ挿通可能な略正多角形状の軸孔とが設けられたものである。
軸部を軸受部の軸孔に挿入して所定角度だけ回動させることで、フィンが連結体に回動可能に取り付けられる。フィンを連結体に回動可能に取り付けた状態で、軸部の頭部が軸受部の支持板部に対向して抜け止めされる。
頭部は略正多角形状であるため、略均等な3ヶ所以上で支持板部に対向し、軸方向と交差する方向から力が加わった場合にも、フィンが簡単には外れず安定して回動可能となる。
しかし、連結体を組付ける際にフィンを回動しないといけない為、作業が煩わしくなる。また、フィンの可動角度は通常使用時の作動範囲として十分な作動範囲が確保されているが、フィンシャット(全閉に)する場合など大きく可動角度を設定する場合は対応出来ない。よって、設計自由度を阻害する。
さらに、多角形と円柱の線接触となるので、高い摺動抵抗が好まれる場合には限界が生じる恐れがあり、他部品にて摺動抵抗を上げる対策や部品の追加等を講じなくてはならなくなり、熟成工数の増加やコストアップに繋がってしまう。
すなわち、特許文献2は、フィンのガタつき現象を解消することができるものの、構造が複雑であって製品コストが嵩む。
製品品質の向上と製品コストの低減の両方が求められる中、フィンのガタつきを防止しつつ製品コストを下げることができる空調用吹出し口装置が求められる。
特開平08−113029号公報 特開2006−015840号公報
本発明は、フィンのガタつきを防止しつつ製品コストを下げることができる空調用吹出し口装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、吹出し口を有する吹出し口パネルと、相互に平行な軸線まわりの回動を可能として支承される前記吹出し口に並行に配置される複数のフィンと、これらのフィンの配列方向に延び、回動可能に連結するリンクと、を備え、
前記フィンは、フィン本体と、このフィン本体から延ばされ前記吹出し口パネルに取り付けられるフィン組立体又は筒部に形成される凹部又は孔に嵌合する支持軸と、前記支持軸に並列して設けられ前記リンクに嵌合する連結軸と、を備えている空調用吹出し口装置において、
複数の前記連結軸の少なくとも一つは、この連結軸から前記フィン本体に向かって延びると共に前記連結軸より外径又は軸直角方向の幅が大きい当接部を有し、前記連結軸の先端に前記リンクが抜けることを防止する抜け止め部を有し
前記抜け止め部の外径又は幅は、前記連結軸の外径又は軸直角方向の幅より大きく設定され且つ前記当接部の外径又は軸直角方向の幅より小さく設定されており、
前記リンクは、前記当接部に摺接する摺接面を有する摺接孔と、前記抜け止め部が通過する挿入孔と、を有して、前記摺接孔に前記当接部が嵌って摩擦力が発生するようにし、前記摺接孔と前記挿入孔とが連続して設けられ、前記摺接孔の孔径又は幅は、前記挿入孔の孔径又は幅よりも大きく設定されていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の空調用吹出し口装置であって、
前記連結軸と前記挿入孔との間に隙間が確保されていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2記載の空調用吹出し口装置であって、
前記抜け止め部は、先端に向けて先細り形状を呈していることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の空調用吹出し口装置であって、
前記リンクは、リンク本体部と、このリンク本体部に部分的に付設される柱状のボス部とからなり、前記リンク本体部には主として前記挿入孔が形成され、前記ボス部には主として前記摺接孔が形成されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の空調用吹出し口装置であって、
前記フィン本体と前記当接部とは、前記当接部の幅より大きな幅の膨出部を介して繋がっていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、フィン側の連結軸がリンク側の挿入孔に隙間がある状態で嵌るものの、フィン側の当接部がリンク側の摺接孔に摺接した状態で嵌っている。
当接部と摺接孔との嵌合により、フィンのガタつきを防止することができる。
また、フィン側に当接部と連結軸と抜け止め部を設け、リンク側に摺接孔と挿入孔とを設けるだけであるから、フィン及びリンクの構造が単純であって安価である。
よって、本発明によれば、フィンのガタつきを防止しつつ製品コストを下げることができる空調用吹出し口装置が提供される。
加えて、抜け止め部の外径又は幅は、当接部の外径又は軸直角方向の幅より小さいため、抜け止め部は、摺接面に接触することなく、摺接孔内へ進入する。抜け止め部が摺接面に接触しないため、摺接面が荒らされる心配はない。
さらに加えて、本発明では、当接部の外径又は軸直角方向の幅よりも、抜け止め部の外径又は幅及び連結軸の外径又は幅が小さい。当接部に対応する摺接孔の孔径は抜け止め部及び連結軸の外径又は幅より大きくなる。そのため、組付け時に連結軸及び抜け止め部が摺接面と接することが無い。摺接面の表面と当接部に影響が及ばないため、摺動抵抗を容易に調整することが可能となる。一般に所望の摺動抵抗を得るまで、当接部の外径(又は幅)、或いは摺接孔の径(又は幅)の調整が繰り返し行われる。この繰り返しにより熟成される。本発明によれば、摺動抵抗を容易に調整することができるため、熟成工数の削減およびコスト削減を図ることができる。
請求項2に係る発明では、連結軸と挿入孔との間に隙間が確保されており、挿入孔の内周面に擦り傷などが残っても、この擦り傷が問題になることはない。よって、連結軸へのリンクの取り付け作業が容易になる。
請求項3に係る発明では、抜け止め部は、先端に向けて先細り形状を呈している。
リンクの組付け時に、抜け止め部と挿入孔の干渉部位が最小限に抑えられる。結果、挿入孔の変形が防止されると共に組付けが容易になる。
また、先細り形状がガイド作用を発揮するため、挿入孔へ抜け止め部が進入しやすくなり、挿入孔の変形防止と組付け性の向上とが図れる。
請求項4に係る発明では、リンクは、リンク本体部と、このリンク本体部に部分的に付設される柱状のボス部とからなる。隣接するボス部とボス部の間の肉抜きが可能であるため、リンクの軽量化が図れると共に、樹脂材料の所要量を減らすことができる。
請求項5に係る発明では、フィン本体と当接部とは、当接部の幅より大きな幅の膨出部を介して繋がっている。幅が大きな膨出部が樹脂の流れを円滑にすると共に樹脂量を確保するため、フィン本体と当接部との境界部に欠肉などの欠陥ができる心配がない。よって、フィン本体と当接部との境界部における強度が確保される。
本発明に係る空調用吹出し口装置の分解斜視図である。 本発明に係る空調用吹出し口装置の正面図である。 図2の3−3線断面図である。 図2の4−4線断面図である。 フィンの形状及び構造を説明する図である。 フィン本体と当接部との接続部位における断面形状を説明する図である。 リンクの形状及び構造を説明する図である。 リンクの長手断面図である。 フィンにリンクを取り付ける工程を説明する図である。 リンクが取り付けられたフィンの要部を示す図である。 抜け止め部の形態を説明する図である。 リンクの形態を説明する断面図である。 当接部の変更例を説明する図である。 当接部の更なる変更例を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、空調用吹出し口装置10は、前面(車室内側の面)に吹出し口21を有する吹出し口パネル20と、並列させた複数の横フィン31を有するフィン組立体30と、このフィン組立体30に取り付けられ相互に平行な軸線41まわりの回動を可能として支承される吹出し口21に並行に配置される複数のフィン40と、これらのフィン40の配列方向に延び、回動可能に連結するリンク60と、複数のフィン40の一つに取り付けられる操作ノブ61とを備えている。
フィン40は、横フィン31の後方に(車室内から遠い部位に)配置され、横フィン31と略直交するように縦向きに配置される。
吹出し口パネル20は、角形の筒部22を備え、この筒部22の車室端が吹出し口21となっており、筒部22に左右一対の嵌合ピン23、23を備えている。
フィン組立体30は、角筒状の枠部32に略水平に且つ互いに略平行に延びる複数(例えば4枚)の横フィン31を備え、枠部32の左右の側面32aに、嵌合凹部33及びこの嵌合凹部33へ嵌合ピン23を案内する案内部34を備えている。
フィン40とリンク60の詳細な構造は後述するが、フィン組立体30の枠部32に設けられている孔35(又は凹部)に、矢印(1)のように、フィン40側の支持軸42が嵌ることで、フィン40は枠部32に縦向きに且つ回動可能に取り付けられる。
次に、上下の横フィン31、31の間を通すようにして、矢印(2)のように、一つのフィン40に、操作ノブ61が嵌められる。
また、フィン40側の連結軸43に、矢印(3)のように、リンク60が取り付けられる。なお、矢印(3)の次に、矢印(2)を実施することは差し支えない。
最後に、矢印(4)のように、嵌合凹部33に嵌合ピン23を嵌めるようにして、吹出し口21にフィン組立体30を取り付ける。出来上がり姿を、図2に示す。
図2に示すように、空調用吹出し口装置10は、例えば横長の樹脂品であり、操作ノブ61の一部が上下の横フィン31、31の間から突出している。
図2の3−3線断面図である図3に示すように、枠部32の左右の側面32aに、嵌合凹部33と、この嵌合凹部33から後方側に延びる案内部34とが設けられている。
一方、吹出し口パネル20においては、筒部22の側面に、嵌合凹部33に嵌合し得る嵌合ピン23が設けられている。
フィン組立体30を、吹出し口21を介して筒部22に嵌めようとすると、嵌合ピン23は、案内部34で案内され、この案内部34を乗り越えるようにして嵌合凹部33に嵌合し、これによりフィン組立体30が吹出し口パネル20に取り付けられる。
また、想像線で示すリンク60が複数のフィン40に掛け渡されているため、操作ノブ61で1つのフィン40を回動すると、残りのフィン40が同期して回動する。
なお、操作ノブ61は、フィン40の軸線を中心に回動可能に連結されているが、横フィン31の一つに摺動する構成とすることも可能である。
図4に示すように、自動車の車室内に配置される支持パネルとしての合成樹脂からなるインストルメントパネル12には、例えば運転席側のサイドドアに近接した位置に空調用吹出し口装置10が設けられている。
この空調用吹出し口装置10の構成要素の一つである吹出し口パネル20は、インストルメントパネル12に取り付けられる内装パネルに相当する。
吹出し口パネル20側の筒部22が車両前方へ延びて、想像線で示すダクト13に差し込まれる。これにより、吹出し口パネル20とダクト13は相互に連結され、空調機で発生した調和空気がダクト13を介して吹出し口パネル20に送られ、車室内へ吹出される。
フィン40は、上の支持軸42が枠部32に設けた凹部36に嵌められ、下の支持軸42が枠部32に設けた孔35に嵌められている。よって、フィン40は、支持軸42を回転中心として、回動可能にフィン組立体30に支持されている。
フィン組立体30の枠部32を人為的に押すと、嵌合ピン(図1、符号23、23)を回転中心にして、フィン組立体30は全体的に回動する。この回動により、上向き吹出し、水平吹出し、下向き吹出しなどの吹出し形態が任意に得られる。
フィン40の形態及び構造を、図5に基づいて詳しく説明する。
図5(a)に示すように、フィン40は、上下に各々支持軸42、42を有するフィン本体44と、支持軸42(軸線41)に平行であってフィン本体44から延びる連結軸43とを備えている。
ただし、連結軸43とフィン本体44とは直接繋がっていない。
すなわち、連結軸43からフィン本体44に向かって延びると共に連結軸43より外径又は軸直角方向の幅が大きい当接部45を有し、連結軸43の先端にリンク(図4、符号60)が抜けることを防止する抜け止め部46を有している。
図5(a)のb−b線断面図である図5(b)に示すように、フィン本体44の厚さtに対して、当接部45の外径(又は幅)d1は、tの(1.1〜2.0)倍に設定される。
図5(a)のc−c線断面図である図5(c)に示すように、フィン本体44と当接部45とは、当接部45の外径より大径の(又は幅が大きな)膨出部47を介して繋がっている。この膨出部47の利点は、図6で説明する。
図5(c)に想像線で示す左型48及び右型49でフィン40が樹脂成形される。パーティングラインと呼ばれる型合い面51で、左型48と右型49を開くことでフィン40が取り出される。
膨出部47の作用を、図6に基づいて説明する。
図6(a)に示す比較例では、厚さがtのフィン本体44と、このtより大きなd1を外径(又は幅)とする当接部45との間に、下の段部52ができる。断面寸法が急変するため、射出成形の際に、樹脂の流れが乱れ段部52の付け根に欠肉などの欠陥ができやすい。
リンク(図4、符合60)から当接部45へ操作力が水平力に加わるため、段部52の付け根に欠陥があると、その欠陥から亀裂が進行するなどの不具合の発生が心配される。
この点、図6(b)に示す実施例では、フィン本体44と当接部45とは、当接部45の外径(又は幅)d1より大きい幅の膨出部47を介して繋がっている。フィン本体44と当接部45との境界部に幅が大きな膨出部47が樹脂の流れを円滑にすると共に樹脂量を確保するため、フィン本体44と当接部45との境界部に欠肉などの欠陥ができる心配がない。よって、フィン本体44と当接部45との境界部における強度が確保される。
また、図6(c)に示す別の実施例のように、フィン本体44と当接部45とは、断面寸法が徐々に変わる断面徐変部53を介して接続してもよい。断面徐変部53の下端はフィン本体44の厚さtと同じで、断面徐変部53の上端は当接部45の外径(又は幅)d1と同じである。
断面徐変部53で断面寸法が徐々に変わるため、欠肉などの欠陥が出にくくなる。
図6(c)であれば、図6(b)よりも断面形状が単純化されているため、樹脂成形に供する金型の設計が容易になる。
次に、リンク60の形状及び構造の一例を、図7に基づいて説明する。
図7(a)に示すように、リンク60は、細長い板状のリンク本体部62と、このリンク本体部62に部分的に付設される柱状のボス部63とからなる。リンク本体部62を上から見ると、挿入孔64の一端が見える。
底面図に対応する図7(b)に示すように、ボス部63を下から見ると摺接孔65の一端が見える。
リンク60の断面図である図7(c)に示すように、リンク60には、当接部45が嵌る摺接孔65と、連結軸43が嵌る挿入孔64とが連続して設けられる。
摺接孔65の孔径(又は幅)D1は、挿入孔64の孔径(又は幅)D2よりも、十分に大きい。摺接孔65の内周面が摺接面65aとなる。
この例では、ボス部63に摺接孔65の全部と、挿入孔64の一部とを形成し、リンク本体部62に挿入孔64の残部を形成した。しかし、ボス部63に摺接孔65のみを形成し、リンク本体部63に挿入孔64のみを形成することや、リンク本体部62に挿入孔64の全部と、摺接孔65の一部とを形成し、ボス部63に摺接孔65の残部を形成することは差し支えない。
以上に述べた形態が全て含まれるように、リンク本体部62には主として挿入孔64を形成し、ボス部63には主として摺接孔65を形成するようにする。
リンク60に対応させるために、図7(d)に連結軸43等を掲載した。当接部45の外径(又は幅)をd1、連結軸43の外径(又は幅)をd2、抜け止め部46の外径(又は幅)をd3とする。
ここで、d1は、D1とほぼ等しく設定する。その上で、d2<d3<d1に設定する。すると、d2とd3は共にD1よりも小さくなる。
また、D2は、d2より大きく、d3より小さく設定する。
リンク60は、図7(e)で示すように、下型66及び上型67で、樹脂成形される。この例では、摺接孔65を形成する大径ピン68と挿入孔64を形成する小径ピン69は、下型66に一体形成されている。キャビティへ溶融樹脂材料を射出し、固化したら下型66と上型67を開き、リンク60を取り出す。
図7(a)の8a−8a線断面図を図8(a)に示す。図8(b)は変更例を示す。
図8(b)に示すように、リンク60はボス部63を含む厚さのリンク本体部62のみで構成してもよい。金型設計が容易になる。
しかし、図8(a)に示すリンク60の方が、ボス部63とボス部63の間に欠肉部71が出来、軽量化が図れるという利点がある。
次に、フィン40にリンク60を取り付ける工程の詳細を、図9に基づいて説明する。
図9(a)に示すように、抜け止め部46が上になっている形態の連結軸43へ、リンク60を相対的に移動(下降)する。相対的であるから、止まっているリンク60へ、連結軸43を移動(上昇)することは差し支えない。
図9(b)に示すように、d2<d3<D1であるから、抜け止め部46及び連結軸43は、摺接面65aに接触することなく、摺接孔65内へ進入する。抜け止め部46及び連結軸43が摺接面65aに接触しないため、摺接面65aが荒らされる心配はない。
仮に、摺接面65aが荒れると、後述する図9(d)において、当接部45と摺接面65aとの間の摩擦係数が変化又は変動し、所望の摺動抵抗が得られにくくなる。
この点、本例では、摺接面65aが平坦のままであるから、所望の摺動抵抗が容易に得られる。
すなわち、図9(b)に示すように、組付け時に連結軸43及び抜け止め部46が摺接面65aと接することが無く摺接面65aの表面と当接部45に影響が及ばないため、摺動抵抗を容易に調整することが可能となる。一般に所望の摺動抵抗を得るまで、当接部45の外径(又は幅)、或いは摺接孔65の径(又は幅)の調整が繰り返し行われる。この繰り返しにより熟成される。本発明によれば、摺動抵抗を容易に調整することができるため、熟成工数の削減およびコスト削減を図ることができる。
抜け止め部46が挿入孔64の下の口に達したら、リンク60を下向きに強く押す。抜け止め部46が先端(この例では上方)に向かって先細り形状を呈しているため、抜け止め部46が挿入孔64に進入する。
図9(c)に示すように、挿入孔64が抜け止め部46で拡径されながらリンク60が下がる。リンク60は樹脂製品であり、弾性変形するため、抜け止め部46で拡径された後に、縮径する。ただし、変形が残存するために、拡径前の径よりも縮径後の径は若干大径となる。
図9(d)に示すように、連結軸43と挿入孔64との間に、比較的大きな隙間72ができる。一方、当接部45は、殆ど隙間がない状態で、摺接孔65に嵌る。嵌った後の形態を、図10に示す。
図10に示すように、当接部45が摺接孔65に嵌り、連結軸43が挿入孔64に嵌っている。
リンク60は図面表裏方向に移動する。この移動の際にリンク60が上又は下へ移動することがある。上への移動は、抜け止め部46で制限され、下への移動は、当接部45の上面段部54で制限される。
また、リンク60が移動すると、リンク60から当接部45へ力が伝達される。この力に摩擦係数を乗じて得られる摩擦力(摺動抵抗)が、摺接孔65の摺接面65aに発生する。
空調の風でフィン40に旋回力が加わっても、摺接孔65に当接部45が密に嵌っていると共に摺接面65aに適度な摺動抵抗が発生するため、リンク60で拘束され、フィン40がガタつく心配はない。
当接部45と摺接面65aとの間に発生する摺動抵抗を適切な値にすることが重要になる。
摺動抵抗は、当接部45の外径(又は幅)または摺接孔65の孔径(又は幅)を変えることで修正できる。
具体的には、図5(c)に示す左型48及び右型49を修正することで、当接部45の外径(又は幅)を変更することができる。又は、図7(e)に示す下型66側の大径ピン68を修正することで、摺接孔65の孔径(又は幅)を変更することができる。
何れの修正法も採用可能であるが、当接部45の外径(又は幅)を変更する場合は、左型48と右型49の両方の金型を修正する必要があるため、型修正コストが嵩む。対して、摺接孔65の孔径(又は幅)を変更する場合は、下型66だけを修正すればよいため、型修正コストの低減が図れる。
よって、当接部45よりは、摺接孔65を変更することが推奨される。
本発明では、連結軸43と挿入孔64との間に隙間72が確保されており、連結軸43は力の伝達や摩擦力の発生には寄与しない。図9(c)に示すように、抜け止め部46で挿入孔64が拡径され、図9(d)における挿入孔64の孔径の仕上がりに、ばらつきがあっても差し支えないこととなる。挿入孔64の内周面に擦り傷などが残っても、この擦り傷が問題になることはない。よって、連結軸43へのリンク60の取り付け作業が容易になる。
抜け止め部46の各種形態を、図11に基づいて説明する。
図11(a)に示すように、抜け止め部46は、球体の一部で構成され、丸みを帯びた先細り形状を呈している。
図11(b)に示すように、抜け止め部46は、円錐台であって、先細り形状を呈している。
図11(c)に示すように、抜け止め部46は、円柱部46aと、この円柱部46aの上に一体形成した円錐台46bとからなり、先細り形状を呈している。
図11(a)〜(c)に例示したように、先細り形状の抜け止め部46は、先細りであればよく、図11(a)〜(c)の形状の他、類似した形態でもよく、その形状は実施例に限定されるものではない。
抜け止め部46が先細り形状を呈しているため、リンク60の組付け時に、抜け止め部46と挿入孔64の干渉部位が最小限に抑えられる。結果、挿入孔64の変形が防止されると共に組付けが容易になる。
また、先細り形状がガイド作用を発揮するため、挿入孔64へ抜け止め部46が進入しやすくなり、挿入孔64の変形防止と組付け性の向上とが図れる。
次に、当接部45の各種形態を、図12に基づいて説明する。
図12(a)に示すように、円柱状の当接部45に、円柱状の連結軸43を連続させ、この連結軸43の先端に円板(平板)状の抜け止め部46を一体形成してもよい。
リンク60側の挿入孔64が下に拡開するテーパー孔であるときに、好適である。テーパー孔が抜け止め部46を案内するガイド作用を発揮する。
図12(b)に示すように、円柱状の当接部45に、下半部が円錐台で上半部が円柱状である連結軸43を連続させ、この連結軸43の先端に抜け止め部46を一体形成してもよい。
リンク60側の挿入孔64がテーパー孔と円筒孔を連続させたものであるときに、好適である。
図12(c)に示すように、円錐台状の当接部45に、円柱状の連結軸43を連続させ、この連結軸43の先端に抜け止め部46を一体形成してもよい。
リンク60側の摺接孔65及び挿入孔64が連続したテーパー孔であるときに、好適である。テーパー孔であるため、円筒孔に比べて摺接面積が大きくなり、摺動抵抗の安定化が期待される。
図12(d)に示すように、円錐台状の当接部45に、円柱状の連結軸43を連続させ、この連結軸43の先端に抜け止め部46を一体形成してもよい。
リンク60側の摺接孔65がテーパー孔であるときに、好適である。テーパー孔であるため、円筒孔に比べて摺接面積が大きくなり、摺動抵抗の安定化が期待される。
このように、当接部45は円柱形状に限定されず、円錐台形状であってもよい。同様に、連結軸43は円柱形状に限定されず、円錐台形状であってもよい。
なお、図12(c)、(d)の例では、円錐台状の当接部45により、リンク60が迫り上がり易くなる。迫り上がると、抜け止め部46に上向き力が加わる。
抜け止め部46の負荷軽減を考慮すると、図12(c)、(d)よりは、リンク60が迫り上がる心配のない図12(a)、(b)が好ましい。
次に、当接部45の変更例を、図13に基づいて説明する。
図13(a)のb−b線断面図である図13(b)に示すように、当接部45は、柱部45aと、この柱部45aから放射状に張り出した複数の張り出し部45bとからなり、複数の張り出し部45bが摺接面65aに接している。この例では、張り出し部45bは、90°ピンチで4枚設けたが、枚数はこの数に限定されない。隣接する張り出し部45bと張り出し部45bとの間が肉抜きされているため、当接部45の軽量化が図れる。
図13(a)に示すように、摺接孔65に当接部45が嵌り、挿入孔64に隙間72を置いて連結軸43が嵌っている。
当接部45の更なる変更例を、図14に基づいて説明する。
図14(a)に示すように、2枚の平板を十文字にしたような当接部45に、平板状の連結軸43が連続し、この連結軸43に台形状の抜け止め部46が一体形成されている。 好ましくは、台形状の抜け止め部46の両側面に、各々三角形の止め爪74を一体形成する。
図14(b)に示すように、摺接孔65に当接部45が嵌り、挿入孔64に隙間72を置いて連結軸43が嵌っている。
図14(b)のc−c線断面図である図14(c)に示すように、十文字状の当接部45が摺接孔65に嵌っており、摺接面65aとの間で十分な摩擦力を発生する。
図14(b)のd−d線断面図である図14(d)に示すように、矩形断面の連結軸43は、挿入孔64に隙間72を置いて配置される。
図13に例示したように、当接部45は、軸形状に限定されるものではない。また、図14に例示したように、連結軸43は、軸形状に限定されるものではない。
尚、当接部45、連結軸43及び抜け止め部46は、図1に示す5枚のフィン40の全てに設けることが望ましいが、当接部45及び抜け止め部46を一部のフィン40だけに設けることは差し支えない。
具体的には、例えば、5枚のフィン40のうちの1枚のフィン(例えば中央のフィン)40にだけ、当接部45、連結軸43及び抜け止め部46を設け、残りのフィン40には連結軸43だけを設けることで、残りのフィン40から当接部45及び抜け止め部46を割愛することができる。この場合、挿入孔64の縮径もしくは連結軸43の拡径で摺動抵抗を発生させればよい。又は、孔35もしくは凹部36の縮径、または支持軸42の拡径で摺動抵抗を発生させればよい。
又は、5枚のフィン40のうちの2枚のフィン(例えば左端のフィンと右端のフィン)40に、当接部45、連結軸43及び抜け止め部46を設け、残りの3つのフィン40には連結軸43を設ける。
又は、5枚のフィン40のうちの3枚のフィン(例えば中央のフィンと左端のフィンと右端のフィン)40に、当接部45、連結軸43及び抜け止め部46を設け、残りの2つのフィン40には連結軸43を設ける。
又は、5枚のフィン40のうちの4枚のフィン(例えば中央のフィンを除く4つのフィン)40に、当接部45、連結軸43及び抜け止め部46を設け、残りの1つのフィン(中央のフィン)40には連結軸43を設ける。
よって、当接部45、連結軸43及び抜け止め部46は、5枚のフィン40のうち少なくとも一つに設ければよいこととなる。
また、図4に示す実施例では、フィン40を、フィン組立体30の枠部32に軸支させるようにしたが、吹出し口パネル20の筒部22に軸支させるようにしてもよい。
また、吹出し口パネル20と筒部22とを別部品とすることも可能である。
さらには、図1に示す例では、複数の横フィン31は、フィン組立体30の枠部32に固定されている。しかし、複数の横フィン31の各々を適当な保持部材に回動可能に支持させ、保持部材をダクト13等に組付けてもよい。そして、回動可能な横フィン31同士を縦リンクで繋ぎ、この縦リンクに適当な指掛けを取り付け、人為的に指掛けを操作することで横フィン31の角度を調整するようにしてもよい。
また、図1において、フィン40の天地を逆にして、下へ延びる連結軸43へ下からリンク60を取り付けるようにしてもよい。
また。本実施例は横長の吹出し口となっている為、フィン40の配列方向は左右方向になっているが、縦長の吹出し口21に上下方向のフィン40の配列でも適用することも可能である。
本発明は、リンクで複数のフィンを回動して風向を調整する形式の空調用吹出し口装置に好適である。
10…空調用吹出し口装置、20…吹出し口パネル、21…吹出し口、22…筒部、30…フィン組立体、35…孔、36…凹部、40…フィン、41…軸線、42…支持軸、43…連結軸、44…フィン本体、45…当接部、46…抜け止め部、60…リンク、62…リンク本体部、63…ボス部、64…挿入孔、65…摺接孔、65a…摺接面、72…隙間、d1…当接部の外径(又は幅)、d2…連結軸の外径(又は幅)。

Claims (5)

  1. 吹出し口を有する吹出し口パネルと、相互に平行な軸線まわりの回動を可能として支承される前記吹出し口に並行に配置される複数のフィンと、これらのフィンの配列方向に延び、回動可能に連結するリンクと、を備え、
    前記フィンは、フィン本体と、このフィン本体から延ばされ前記吹出し口パネルに取り付けられるフィン組立体又は筒部に形成される凹部又は孔に嵌合する支持軸と、前記支持軸に並列して設けられ前記リンクに嵌合する連結軸と、を備えている空調用吹出し口装置において、
    複数の前記連結軸の少なくとも一つは、この連結軸から前記フィン本体に向かって延びると共に前記連結軸より外径又は軸直角方向の幅が大きい当接部を有し、前記連結軸の先端に前記リンクが抜けることを防止する抜け止め部を有し
    前記抜け止め部の外径又は幅は、前記連結軸の外径又は軸直角方向の幅より大きく設定され且つ前記当接部の外径又は軸直角方向の幅より小さく設定されており、
    前記リンクは、前記当接部に摺接する摺接面を有する摺接孔と、前記抜け止め部が通過する挿入孔と、を有して、前記摺接孔に前記当接部が嵌って摩擦力が発生するようにし、前記摺接孔と前記挿入孔とが連続して設けられ、前記摺接孔の孔径又は幅は、前記挿入孔の孔径又は幅よりも大きく設定されていることを特徴とする空調用吹出し口装置。
  2. 請求項1記載の空調用吹出し口装置であって、
    前記連結軸と前記挿入孔との間に隙間が確保されていることを特徴とする空調用吹出し口装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の空調用吹出し口装置であって、
    前記抜け止め部は、先端に向けて先細り形状を呈していることを特徴とする空調用吹出し口装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の空調用吹出し口装置であって、
    前記リンクは、リンク本体部と、このリンク本体部に部分的に付設される柱状のボス部とからなり、前記リンク本体部には主として前記挿入孔が形成され、前記ボス部には主として前記摺接孔が形成されていることを特徴とする空調用吹出し口装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項記載の空調用吹出し口装置であって、
    前記フィン本体と前記当接部とは、前記当接部の幅より大きな幅の膨出部を介して繋がっていることを特徴とする空調用吹出し口装置。
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