JP6503033B2 - 電動弁 - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクル等の冷媒流量を制御するステッピングモータ駆動型の電動弁に関する。
可変絞り弁や流量制御弁などとして使用されるステッピングモータ駆動型の電動弁では、電動モータのロータの回転運動を雌ネジと雄ネジとから構成されるネジ送り機構によって弁軸の直線運動に変換し、弁軸の下方に配置された弁体を弁座に対して移動させることにより弁の開閉を行っている。
図3はこのような従来の電動弁10Aを示したものである。
この電動弁10Aでは、弁軸63の外周に形成された雄ネジ部29(可動ネジ部)と、弁軸ホルダ86の内周に形成された雌ネジ部28(固定ネジ部)とにより弁軸63に対するネジ送り機構16が構成されている。
そして、この電動弁10Aでは、ロータ30の回転運動をネジ送り機構16によって弁軸63の直線運動に変換し、この直線運動により弁軸63の下方に配置された弁体61を弁座72bに対して接離させ、これにより、冷媒等の流体の流量を調整するようにしている。
ところで、このような電動弁10Aでは、弁軸ホルダ86の雌ネジ部28が形成された部分の長さが弁軸63の雄ネジ部29が形成された部分に対して短く形成されている。そして、このように短く形成された弁軸ホルダ86の下部側の一部を構成する小径筒部85の外方に、円筒状に形成されたガイドステム80の上側部分が装着され、このガイドステム80の円筒部分81に弁軸63の先端大径部62が案内されるように構成されている。なお、このガイドステム80の凸状底面部82は、カップ形状をなすケース40と、弁室形成部材74との間で移動不能に固定されている。
このような電動弁10Aでは、弁軸63の上下方向への案内は、上部側が弁軸ホルダ86により、下部側がガイドステム80により行われ、さらに、ガイドステム80により、弁軸63が移動する際の弁軸63の傾き(振れ)を規制している。
しかしながら、このような構成の電動弁10Aでは、弁軸ホルダ86とガイドステム80とが別部材であるととともに、これら弁軸ホルダ86とガイドステム80とが互いに離間して配置されるため、これらを同芯状に配置することが困難であった。これらの軸芯がずれてしまった場合には、結果として、弁軸63の上下方向の移動が電動弁10Aの中心軸からずれる虞がある。このため、弁軸63の下方に配置された弁体61が弁座72bに対して斜めに当接したり、不安定な姿勢で当接してしまうという問題があった。このような場合には、弁体61と弁座72bにより流量制御を正確に行う上で問題が生じる。
また、図4は、他の従来の電動弁20Aを示したものである。
この電動弁20Aでは、弁軸3の外周に形成された雄ネジ部5(可動ネジ部)と、弁軸ホルダ7の筒状小径部7aの内周に形成された雌ネジ部8(固定ネジ部)とによりネジ送り機構9が構成されている。
そして、この電動弁20Aでは、ロータ11の回転運動をネジ送り機構9によって弁軸3の直線運動に変換し、この直線運動により弁軸3の下方に配置された弁体12を弁座13に対して接離させ、これにより、冷媒等の流量を制御するようにしている。
ところで、このような電動弁20Aでは、弁軸ホルダ7が筒状小径部7aと筒状大径部7bとからなり、図3に示した弁軸ホルダ86に比べて、弁軸63に対して軸方向に長く形成されている。また、この電動弁20Aの弁軸ホルダ7は、その内周に形成された雌ネジ部8が、筒状小径部7aの中間部付近から、その下端部に至るまで形成されている。そして、弁軸3の直下方に、コイルバネ54と弁体12とが配置されている。
このような構成の従来の電動弁20Aでは、弁軸3を上下方向に案内する部材は、2部材ではなく、長尺で一体物の弁軸ホルダ7のみである。したがって、「同芯のずれ」が生じにくい。
しかしながら、電動弁20Aの場合には、以下のような問題が生じる虞がある。
図5(A)は、弁閉時の弁軸3と弁軸ホルダ7との位置関係を示したものであり、図4の状態に対応している。一方、図5(B)は、完全に弁開時となったときの弁軸3と弁軸ホルダ7との位置関係を示したものである。
図5(A)、(B)から明らかなように、図5(A)(弁閉状態)のときのネジ送り機構9の螺合長さL1と、図5(B)(弁開状態)のときのネジ送り機構9の螺合長さL2とを比べると、L1<L2となる。
このように、従来の電動弁20Aの場合には、ネジ送り機構9の螺合長さが一定でなく、また動作中に螺合長さが変化してしまうとネジ送り機構9の動作安定性が損なわれ、耐久性が低下してしまうという問題があった。また、弁閉時の螺合長さL1が短いため、その短い部分に負荷が集中してしまう。結果として、ネジ送り機構9を高強度に設計する必要があった。
また、従来の電動弁20Aでは、図4に示したように、第1の継手15と第2の継手17とが弁室形成部材31に接続されているが、いずれか一方の継手からいずれか他方の継手に供給される途中で弁室形成部材31内に導入された流体の一部は、弁室19を通り、図4において矢印で示したように、弁軸ホルダ7に設けられた均圧孔41を介して弁軸ホルダ7の筒状大径部7b内に導入されてくる。
しかしながら、弁軸ホルダ7の筒状大径部7b内には、ネジ送り機構9の下端部が露出しているため、流体中に存在する異物がネジ送り機構9の内部に進入し、結果として、ネジ送り機構9の作動性を阻害してしまうという問題があった。
特開2010−96203号公報 特表2013−539849号公報
本発明は、このような従来の実情に鑑み、上下方向に移動する弁体を常に安定した姿勢で弁座に当接させることができる電動弁を提供することを目的としている。
上記目的を達成するための本発明は、
カップ形状をなすケース60と、
前記ケース60の開口側の下端部に一体的に接続される弁室形成部材70と、
前記ケース60の内周に収容された回転可能なロータ2と、
前記弁室形成部材70に対して相対的に回転不能に固定され、その筒状部6aの内周に雌ネジ部6dが形成され、かつ前記筒状部6aの下方の内部に弁軸ホルダ室83が形成された弁軸ホルダ6と、
前記弁軸ホルダ6の内方に装着されて前記ロータ2と一体的に回転し、外周部に雄ネジ部4aが形成され、さらに下方に配置された弁体32を弁座部21に対して上下方向に移動して弁の開閉動作を行う弁軸4と、
前記弁軸ホルダ6の前記雌ネジ部6dおよび前記弁軸4の前記雄ネジ部4aから構成されるネジ送り機構Aと、
前記弁軸4の下方に配置され、コイルバネ27を収容する筒状の弁ホルダ25と
を備えた電動弁であって、
前記弁軸4は、上部側の外周に前記雄ネジ部4aが形成されるとともに、前記雄ネジ部4aの下方側にネジ溝が形成されていない軸部分4bが形成され、
前記弁軸ホルダ6は、前記筒状部6aの内周面上部開口部6gから下方に向かって前記雌ネジ部6dが設けられるとともに、前記筒状部6aの内周面の下端部側に前記弁軸4の前記軸部分4bを案内するネジ溝が形成されていない軸受部6eが設けられ、かつ前記弁軸ホルダ6は一体形成されたものであり、さらに前記弁軸ホルダ6の前記雌ネジ部6dの内径D1は、前記軸受部6eの内径D2より小さく設定され、
前記ネジ送り機構Aは、前記弁軸ホルダ室83に接しておらず、前記弁軸ホルダ6の前記筒状部6aの内方に位置し、
前記軸部分4bが軸方向において前記雄ネジ部4aと前記弁ホルダ25との間に位置し、かつ前記軸受部6eが軸方向において前記雌ネジ部6dと前記弁軸ホルダ室83との間に位置することを特徴としている。
このような構成の電動弁によれば、弁軸を常に安定した姿勢で上下方向に案内することができるので流量制御を正確に行うことができ、作動性を長期に渡り良好に維持することができる。
ここで、本発明では、
前記弁軸ホルダ6の外周側部には、前記弁室形成部材70の内周側部に圧入される圧入部34が設けられ、
前記圧入部34が前記弁室形成部材70内に圧入されることにより、前記弁室形成部材70に対して前記弁体32の芯出しが行われるよう構成されていることが好ましい。
このように弁軸ホルダ6の外周側部に圧入部34が設けられていれば、弁室形成部材70に対する弁体32の芯出しを簡単かつ高精度に行うことができる。しかも、構造も簡素であるため、誰でも確実に組み立て作業を行うことができる。しかも既存の構成部材で芯出しが可能であり治具を用いる必要もなく、電動弁の製造コストを従来よりも抑えることができる。
本発明に係る電動弁によれば、弁軸を弁軸ホルダにより常に安定した姿勢で上下方向に移動させることができるので流量制御を正確に行うことができ、作動性を長期に渡り良好に維持することができる。
また、本発明に係る電動弁は、特に、弁軸の有効径の縮小化に寄与することができる。
図1は本発明に係る電動弁の好ましい一実施形態を示す断面図である。 図2(A)は図1に示した電動弁が弁閉状態にあるときのネジ送り機構の位置を示す断面図、図2(B)は弁開状態にあるときのネジ送り機構の位置を示す断面図である。 図3は特開2010−96203号公報に開示されている従来の電動弁の断面図である。 図4は特表2013−539849号公報に開示されている他の従来の電動弁の断面図である。 図5(A)は、図4に示した他の従来の電動弁が弁閉状態にあるときのネジ送り機構の位置を示す断面図、図5(B)は、図4に示した他の従来の電動弁が弁開状態にあるときのネジ送り機構の位置を示す断面図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明の好ましい一実施形態について説明する。
図1は、本発明の好ましい一実施形態の電動弁を示した断面図である。
なお、本明細書において、「上」あるいは「下」とは図1の状態で規定したものである。
この電動弁10では、非磁性体製で筒形のカップ形状をなすケース60の開口側の下端部に弁室形成部材70が溶接により一体的に接続されている。
弁室形成部材70の弁室70a内には、下方向(軸方向)に第1の継手38が接続され、側方に第2の継手37が接続され、第1の継手38が接続される弁室形成部材70の入出力ポート14の上部に、弁座部21が固設されている。
なお、この弁座部21は、ケース60の下端側に配置される弁室形成部材70と別部材であるが、弁座部21は、弁室形成部材70に直接形成されていても良い。
ケース60の内周には、回転可能なロータ2が収容されている。
ケース60の外周には、図示しないヨーク、ボビン、およびコイル等からなるステータが配置され、ロータ2とステータとでステッピングモータが構成されている。
また、ケース60の下端部60aと弁室形成部材70の上端部70bとの間には、内部に貫通孔が形成された筒状の弁軸ホルダ6が、そのフランジ部6fを介して弁室形成部材70に対し相対的に回転不能に固定されている。この弁軸ホルダ6は、一体形成された単一部材であり、好ましくは、適宜な樹脂により一体成形されている。そして、弁軸ホルダ6は、後述する弁軸4の傾きを抑制する機能を有している。
上記弁軸ホルダ6は、上部側の筒状部6aと下部側の筒状大径部6bと、弁室形成部材70の内周側部に圧入される圧入部34と、リング状のフランジ部6fとからなる。
弁軸ホルダ6の圧入部34は、図示しないが、弁軸ホルダ6の筒状大径部6bの外周側部に所定間隔離間して複数個設けられている。本実施形態では、周方向に離間して4箇所に圧入部34が設けられているが、特に4箇所に限定されるものではなく、例えば180°の角度毎に設けられている場合には2箇所でもよい。ただし、180°の角度毎に2箇所に圧入部34を設けた場合は、弁室形成部材70に弁軸ホルダ6を圧入する際に、弁軸ホルダ6がずれて弁室形成部材70に対して斜めに傾く虞がある。したがって、さらに確実に弁室形成部材70に弁軸ホルダ6を固定するには、この圧入部34を3箇所以上設けることが好ましい。このように圧入部34を3箇所以上設ければ、弁室形成部材70に対して弁軸ホルダ6を圧入する際に、弁軸ホルダ6が前後左右にずれる虞がなく、確実に芯出しを確実に行うことができる。
また、弁軸ホルダ6の筒状部6aの外周には、ロータ2のストッパ部2aが案内される螺旋溝が形成されている。さらに、弁軸ホルダ6の筒状大径部6bの側面には、弁軸ホルダ6の内部に形成された弁軸ホルダ室83と弁軸ホルダ6の外部空間との均圧を図る均圧孔51が穿設されている。このような均圧孔51を設けることにより、弁ホルダ25の移動動作がスムーズに行われる。
さらに、この弁軸ホルダ6では、筒状部6aの内周面上部開口部6gから下方に向かって雌ネジ部6dが形成され、雌ネジ部6dの下方に、ネジ溝が形成されていない軸受部6eが形成されている。この軸受部6eにより、後述する弁軸4の傾き(振れ)が防止される。
ロータ2の軸芯部分には、ブッシュ部材33を介して弁軸4が貫通して配置されている。弁軸4の主要部は弁軸ホルダ6の内方に装着されており、この弁軸4は、ロータ2と一体的に回転する。弁軸4の上部側の外周部には雄ネジ部4aが形成され、この雄ネジ部4aから縮径部4cを挟んだ下方側に、軸部分4bが形成されている。
そして、弁軸4の外周に形成された雄ネジ部4aと、弁軸ホルダ6の内周に形成された雌ネジ部6dとにより、ネジ送り機構Aが構成されている。
また、弁軸4の下端側であって、かつ弁軸ホルダ6における筒状大径部6bの内方には、筒状の弁ホルダ25が配置され、この弁ホルダ25は上端部側がプレス成形により略直角に折り曲げられている。弁ホルダ25はこの折り曲げられたフランジ部により、弁軸4に対する抜け止めがなされている。そして、筒状の弁ホルダ25内には、圧縮されたコイルバネ27とバネ受け35とが収容されている。また、弁ホルダ25の下端に、弁体32が溶接などにより固着されている。
そして、この電動弁10では、弁軸4と弁ホルダ25とバネ受け35とコイルバネ27と弁体32などは、一体的に上下動する1つの弁軸組立体50として構成されている。なお、弁ホルダ25の下端部に固設された弁体32は、弁軸4に対して軸方向の相対移動および相対回転が可能である。
なお、本実施の形態における弁軸4の雄ネジ部の有効径は2〜3mmである。
本実施形態では、弁軸4の下方に配置された弁体32を、常に安定した姿勢で弁座部21に当接させるために、以下のような特徴的な構成が採用されている。
すなわち、弁軸ホルダ6の軸受部6eは、筒状部6aの下端部側に設けられており、弁軸4の雄ネジ部4aは、筒状部6aの上部側に設けられている。
このように、軸受部6eが筒状部6aの下端部側に設けられ、かつ弁軸4の雄ネジ部4aが筒状部6aの上部側に設けられていると、弁軸4の振れ幅を少なくすることができる。
また、弁軸ホルダ6の雌ネジ部6dの内径D1は、弁軸ホルダ6の軸受部6eの内径D2より小さく設定されている。
このように、D1<D2に設定すると、ネジ送り機構Aの螺合長さLを常に一定の長さに設定することができる。
以下、上記のように構成された電動弁10の動作について説明する。
電動弁10を閉じるときには、図示しないコイルにパルス信号を与えることによりロータ2が上面視時計方向に回転すると同時に、ネジ送り機構Aの作用により弁軸4も回転しながら下降し、弁体32が弁座部21内に挿入される。弁体32が弁座部21内の所定位置まで挿入された後、ロータ2がさらに回転して弁体32と弁座部21とが互いに当接し、この状態でロータ2のストッパ部2aが弁軸ホルダ6のストッパ部6hに当接し、弁軸4の下降が強制的に停止され、図1の姿勢で動作が終了する。
一方、電動弁10を開く場合には、例えば、図1の状態でロータ2が反時計方向に回転するパルス信号を与え、ロータ2が反時計方向に回転すると、これと同時に弁軸4も回転上昇し、弁体32が弁座部21から離れて電動弁10が開弁する。
このようにして流量制御を行う電動弁10では、上述したように、弁閉時の状態を示す図2(A)と、弁開時の状態を示す図2(B)では、ネジ送り機構Aの螺合長さLが常に一定になる。すなわち、図2(A)のように、弁軸4が最大限下方に移動したときにも、図2(B)のように弁軸4が最大限上方に移動したときにも、弁軸ホルダ6の雌ネジ部6dの全域に亘って雄ネジ部4aが螺合しているため、螺合長さLが常に一定になる。
よって、図1に示した弁体32は常に安定した姿勢で弁座部21に当接または弁座部21から離反する。
したがって、電動弁10では、流量調整を正確に行うことができる。
また、電動弁10では、ネジ送り機構Aは、弁軸ホルダ6の筒状大径部6b内に形成された弁軸ホルダ室83に接しておらず、内方に位置している。
したがって、本実施形態の場合には、弁軸ホルダ室83内に導入された流体内に仮にゴミ等が混入されているとしても、ネジ送り機構Aへの噛み込みが防止される。これにより、弁開度の調整に不調を来すことがない。
これにより、流量制御を正確に行うことができる。
以上、本発明に係る電動弁の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されない。
例えば、本実施形態では、弁軸4と弁ホルダ25とバネ受け35とコイルバネ27と弁体32などは1つの弁軸組立体50として構成されているが、弁体32は、他の構成で組み込まれていても良い。
また、本実施形態では、弁体32と弁座部21とが互いに当接した状態で、ロータ2のストッパ部2aと弁軸ホルダ6のストッパ部6hとにより弁軸4の下降を停止するようにしたが、弁体32と弁座部21とが互いに当接する前に弁軸4の下降を停止するようストッパ部2aとストッパ部6hとが当接するタイミングを設定してもよい。
また、本実施形態に係る弁軸4の雄ネジ部4aの有効径は2〜3mmのような小径の場合に有効に適用可能できるが、勿論、それ以上の径にも適用可能である。
2 ロータ
2a ストッパ部
4 弁軸
4a 雄ネジ部
4b 軸部分
4c 縮径部
6 弁軸ホルダ
6a 筒状部
6b 筒状大径部
6c 下端部
6d 雌ネジ部
6e 軸受部
6h ストッパ部
6f フランジ部
6g 内周面上部開口部
6h ストッパ部
10 電動弁
14 入出力ポート
21 弁座部
25 弁ホルダ
27 コイルバネ
32 弁体
34 圧入部
35 バネ受け
33 ブッシュ部材
37 第2の継手
38 第1の継手
51 均圧孔
60 ケース
60a 下端部
70 弁室形成部材
70a 弁室
70b 上端部
83 弁軸ホルダ室
A ネジ送り機構
D1 弁軸ホルダの雌ネジ部の内径
D2 弁軸ホルダの軸受部の内径
L 螺合長さ

Claims (2)

  1. カップ形状をなすケース(60)と、
    前記ケース(60)の開口側の下端部に一体的に接続される弁室形成部材(70)と、
    前記ケース(60)の内周に収容された回転可能なロータ(2)と、
    前記弁室形成部材(70)に対して相対的に回転不能に固定され、その筒状部(6a)の内周に雌ネジ部(6d)が形成され、かつ前記筒状部(6a)の下方の内部に弁軸ホルダ室(83)が形成された弁軸ホルダ(6)と、
    前記弁軸ホルダ(6)の内方に装着されて前記ロータ(2)と一体的に回転し、外周部に雄ネジ部(4a)が形成され、さらに下方に配置された弁体(32)を弁座部(21)に対して上下方向に移動して弁の開閉動作を行う弁軸(4)と、
    前記弁軸ホルダ(6)の前記雌ネジ部(6d)および前記弁軸(4)の前記雄ネジ部(4a)から構成されるネジ送り機構(A)と、
    前記弁軸(4)の下方に配置され、コイルバネ(27)を収容する筒状の弁ホルダ(25)と
    を備えた電動弁であって、
    前記弁軸(4)は、上部側の外周に前記雄ネジ部(4a)が形成されるとともに、前記雄ネジ部(4a)の下方側にネジ溝が形成されていない軸部分(4b)が形成され、
    前記弁軸ホルダ(6)は、前記筒状部(6a)の内周面上部開口部(6g)から下方に向かって前記雌ネジ部(6d)が設けられるとともに、前記筒状部(6a)の内周面の下端部側に前記弁軸(4)の前記軸部分(4b)を案内するネジ溝が形成されていない軸受部(6e)が設けられ、かつ前記弁軸ホルダ(6)は一体形成されたものであり、さらに前記弁軸ホルダ(6)の前記雌ネジ部(6d)の内径(D1)は、前記軸受部(6e)の内径(D2)より小さく設定され、
    前記ネジ送り機構(A)は、前記弁軸ホルダ室(83)に接しておらず、前記弁軸ホルダ(6)の前記筒状部(6a)の内方に位置し、
    前記軸部分(4b)が軸方向において前記雄ネジ部(4a)と前記弁ホルダ(25)との間に位置し、かつ前記軸受部(6e)が軸方向において前記雌ネジ部(6d)と前記弁軸ホルダ室(83)との間に位置することを特徴とする電動弁。
  2. 前記弁軸ホルダ(6)の外周側部には、前記弁室形成部材(70)の内周側部に圧入される圧入部(34)が設けられ、
    前記圧入部(34)が前記弁室形成部材(70)内に圧入されることにより、前記弁室形成部材(70)に対して前記弁体(32)の芯出しが行われるよう構成されていることを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
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