JP6502888B2 - 洗浄又は清掃具 - Google Patents

洗浄又は清掃具 Download PDF

Info

Publication number
JP6502888B2
JP6502888B2 JP2016088641A JP2016088641A JP6502888B2 JP 6502888 B2 JP6502888 B2 JP 6502888B2 JP 2016088641 A JP2016088641 A JP 2016088641A JP 2016088641 A JP2016088641 A JP 2016088641A JP 6502888 B2 JP6502888 B2 JP 6502888B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
fabric
supply source
predetermined
agent supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016088641A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017196100A (ja
Inventor
勝弘 隈下
勝弘 隈下
浩一 藪内
浩一 藪内
勝己 吉永
勝己 吉永
Original Assignee
山崎産業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 山崎産業株式会社 filed Critical 山崎産業株式会社
Priority to JP2016088641A priority Critical patent/JP6502888B2/ja
Publication of JP2017196100A publication Critical patent/JP2017196100A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6502888B2 publication Critical patent/JP6502888B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cleaning Implements For Floors, Carpets, Furniture, Walls, And The Like (AREA)

Description

本発明は、所定の洗浄又は清掃部が織物、編物又は不織布からなる洗浄又は清掃具に関する。
実用新案登録第3170447号公報には、発泡ウレタン製のスポンジ状部材からなるクッション部A全体が、袋状の被覆体Bにより被覆されてなる洗浄具が示されている。
被覆体Bは、表側全体が、基布SにカットパイルPが満遍なく植設されてなる洗浄部Cを構成している。洗浄部Cを構成するカットパイルPは、ポリプロピレンフィルムから得られる捲縮スプリットヤーンからなるものであり、基布Sに対しタフティングにより植設され、基布Sの裏面側においてラテックスによる抜糸止め加工が施されている。
洗浄部Cを構成するカットパイルPは捲縮スプリットヤーンからなるものであるため、洗浄対象物の溝等の凹部に入り込み易く、而も、しなやかでありながら網目状をなしエッジ部分を多く有することにより、洗浄対象物を傷付けずに汚れを満遍なく効果的に掻きとって洗浄することができるものとされている。
しかしながら、カットパイルPは、基布Sに対しタフティングにより植設されたものであるため、洗浄又は清掃対象によっては、強く作用させた場合に基布Sから脱落する可能性がある。
また、基布Sの裏面側はラテックスによる抜糸止め加工が施されているので、クッション部Aから基布Sを介してカットパイルPに対し十分な量の処理剤を供給することは困難である。
実用新案登録第3170447号公報
本発明は、洗浄又は清掃対象に強く作用し得、洗浄又は清掃対象に付着した汚れ等を効果的に掻きとることができる洗浄又は清掃具を提供することを目的とする。
また、本発明の更なる目的は、処理剤を供給して更に効果的に洗浄又は清掃することができる洗浄又は清掃具を提供することにある。
本発明の洗浄又は清掃具は、次のように表すことができる。
(1) 所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなるものであることを特徴とする洗浄又は清掃具。
所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなる。
そのため、スリット加工されたフィルムに縦方向の切れ目を多数有するスプリットヤーンが、洗浄又は清掃対象に強く作用し得、前記所定の洗浄又は清掃部において、洗浄又は清掃対象に付着した汚れ等を効果的に掻きとることができる。
(2) 処理剤供給源を備え、上記所定の洗浄又は清掃部が、前記処理剤供給源の全部又は一部を直接に覆うものである上記(1)記載の洗浄又は清掃具。
前記所定の洗浄又は清掃部が処理剤供給源の全部又は一部を直接に覆うものであるため、その洗浄又は清掃部における洗浄又は清掃は、その洗浄又は清掃部を構成する織物、編物又は不織布に対し、裏側の処理剤供給源から処理剤が供給されつつ行われる。
洗浄又は清掃等が行われて前記織物、編物又は不織布を構成するスプリットヤーンに屈曲や伸縮等の三次元的な変形や動きが生じると、それに伴って、スプリットヤーンが有する多数の切れ目にも三次元的な変形や動きが生じる。
前記処理剤供給源が泡状洗浄剤等の泡状処理剤又は起泡性を有する洗浄剤等の起泡性を有する処理剤を供給するものである場合、裏側の処理剤供給源から供給される泡状処理剤又は起泡性を有する処理剤の泡立を、スプリットヤーンの多数の切れ目における前記のような三次元的な変形や動きにより効果的に高め、且つ、洗浄又は清掃対象に付着した汚れ等を掻きとりつつ極めて効果的に洗浄又は清掃或いはその他の処理を行うことができる。
また、前記処理剤供給源が非起泡性又は低起泡性の洗浄剤等の処理剤を溶液、分散液又はその他の液体として供給するものである場合、織物、編物又は不織布からなる所定の洗浄又は清掃部を介して洗浄又は清掃を行うものであるため、処理剤供給源が直接に洗浄又は清掃対象に作用する場合に比し、処理剤供給源(例えばスポンジ状材料製のもの)の劣化を防いで長期にわたり使用することが可能である。而も、非起泡性又は低起泡性処理剤の場合、泡状処理剤又は起泡性を有する処理剤に比べ、処理剤供給源を覆う織物、編物又は不織布からなる所定の洗浄又は清掃部に十分に拡がりにくく、洗浄又は清掃対象に対し満遍なく作用しにくくなりがちであるが、前記織物、編物又は不織布を構成するスプリットヤーンの多数の切れ目に、裏側の処理剤供給源から供給される非起泡性又は低起泡性処理剤の溶液、分散液又はその他の液体が導かれると共に、スプリットヤーンの多数の切れ目における前記のような三次元的な変形や動きにより、それらが前記所定の洗浄又は清掃部に拡がり、前記非起泡性又は低起泡性処理剤の洗浄又は清掃或いはその他の処理効果を高め、且つ、洗浄又は清掃対象に付着した汚れ等を掻きとりつつ極めて効果的に洗浄又は清掃或いはその他の処理を行うことができる。
(3) 上記処理剤供給源が泡状処理剤又は起泡性を有する処理剤を供給するものである上記(2)記載の洗浄又は清掃具。
(4) 上記処理剤供給源が非起泡性又は低起泡性処理剤を供給するものである上記(2)記載の洗浄又は清掃具。
(5) 上記処理剤供給源がスポンジ状の芯体又はスポンジ状の芯体の全部又は一部を網状体若しくは多孔シート体で覆ったものである上記(2)乃至(4)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
(6) 上記処理剤供給源が非伸縮性又は低伸縮性の芯体又は非伸縮性又は低伸縮性の芯体の全部又は一部を網状体若しくは多孔シート体で覆ったものである上記(2)乃至(4)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
(7) 上記処理剤供給源が、処理剤を徐々に放出して上記洗浄又は清掃部に供給し得る状態でその処理剤を保有するものである上記(2)乃至(6)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
(8) 上記所定の洗浄又は清掃部と上記処理剤供給源を分離してその処理剤供給源を別の処理剤供給源と交換し得るものである上記(2)乃至(7)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
(9) 非伸縮性又は低伸縮性の芯体を備え、上記所定の洗浄又は清掃部が、前記非伸縮性又は低伸縮性の芯体の全部又は一部を覆うものである上記(1)記載の洗浄又は清掃具。
織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなる所定の洗浄又は清掃部が、非伸縮性又は低伸縮性の芯体の全部又は一部を覆うものであるため、洗浄又は清掃対象に強く作用させて洗浄又は清掃対象に付着した汚れや踵の角質層等をより効果的に掻きとることができる。
(10) 上記所定の洗浄又は清掃部が、芯体を収容し得る袋状をなすものである上記(1)乃至(9)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
(11) 上記所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維として重量比において10%以上100%未満のスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなるものである上記(1)乃至(10)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
(12) 上記所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンのみを用いた織物、編物又は不織布からなるものである上記(1)乃至(10)の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
本発明の洗浄又は清掃具においては、スリット加工されたフィルムに縦方向の切れ目を多数有するスプリットヤーンが、洗浄又は清掃対象に強く作用し得、前記所定の洗浄又は清掃部において、洗浄又は清掃対象に付着した汚れ等を効果的に掻きとることができる。
洗浄具の模式的な半断面図である。
[1] 本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。
図面は、本発明の洗浄又は清掃具の実施の形態の一例としての洗浄具についてのものである。
(1) この洗浄具Aは、処理剤供給源Bとしての発泡樹脂からなるスポンジ状の直方体形状の芯体全体を、スプリットヤーンを用いた編物Nにより袋状に覆ったものである。
(2) この編物N全体が、洗浄対象に作用し得る所定の洗浄部Wを構成する。この編物Nを構成する編物用の糸は、全てがスプリットヤーンである。
このスプリットヤーンは、ポリプロピレン原料を用いてフィルムを形成した後、10mm幅程度にスリット加工を行ったものを、一軸延伸及びヒートセットした後、更にスリットフィルム内に網の目状に切れ目を入れる加工を行ったものである。
(3) 洗浄の用途・対象としては、浴槽・浴室・洗面台・流し台等の水回り、タイル床やタイル壁等のタイル面、コンクリート床・壁等のコンクリート面、鍋・フライパン・杓子等の調理用器具、食器などの洗浄又は清掃、踵などの垢擦りなどを挙げることができる。
(4) この洗浄具Aにおいては、所定の洗浄部Wが、編物用の糸としてスプリットヤーンを用いた編物Nからなるため、その編物Nを構成するスリット加工されたフィルムに縦方向の切れ目を多数有するスプリットヤーンが、洗浄対象に強く作用し得、前記所定の洗浄部Wにおいて、洗浄対象に付着した汚れ等を効果的に掻きとることができる。
而も、切れ目を多数有するスプリットヤーンが構成する編物Nが、処理剤供給源Bであるスポンジ状の芯体全体を直接に覆うものであるため、処理剤供給源Bに、処理剤を含有させ、必要な水を加えて使用することにより、洗浄部Wにおける洗浄は、その洗浄部Wを構成する編物Nに対し、裏側の処理剤供給源Bから処理剤が供給されつつ行われる。
洗浄が行われると、編物Nを構成するスプリットヤーンに屈曲や伸縮等の三次元的な変形や動きが生じるので、それに伴って、スプリットヤーンが有する多数の切れ目にも三次元的な変形や動きが生じる。
そのため、処理剤供給源Bに例えば起泡性を有する洗浄剤を徐々に水に溶出する状態で含有させて必要な水を加えて使用する場合、スプリットヤーンの多数の切れ目が、前記のような三次元的な変形や動きにより、裏側の処理剤供給源Bから供給される処理剤の泡立を効果的に高め、且つ、洗浄対象に付着した汚れ等を掻きとりつつ極めて効果的に洗浄することができる。
また、処理剤供給源Bに例えば重曹又はクエン酸のような非起泡性又は低起泡性の処理剤を徐々に水に溶出する状態で含有させ、必要な水を加えて使用する場合、その処理剤の水溶液又は水分散液が、裏側から編物Nを構成するスプリットヤーンの多数の切れ目に導かれると共に、スプリットヤーンの多数の切れ目における前記のような三次元的な変形や動きにより所定の洗浄部Wに拡がり、処理剤の洗浄効果を高め、且つ、洗浄対象に付着した汚れ等を掻きとりつつ極めて効果的に洗浄を行うことができる。
[2] 本発明の実施の形態を、上記以外の形態を含めて更に説明する。
本発明の洗浄又は清掃具は所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなるものである。
(1) 洗浄又は清掃具の用途・対象としては、例えば、浴槽・浴室・洗面台・流し台等の水回り、タイル床やタイル壁等のタイル面、コンクリート床・壁等のコンクリート面、鍋・フライパン・杓子等の調理用器具、食器などの洗浄又は清掃に用いるものの他、用いるスプリットヤーンの物性を選択することにより、踵などの垢擦り用、布や皮革等のサンドウオッシュ状加工用などを挙げることができる。
洗浄又は清掃具の形態としては、例えば、束子状のもの(スポンジ状の芯体の全部又は一部を覆うものや実質上体積伸縮性がない芯体の全部又は一部を覆うものを含む)、雑巾状のもの、束子状又は雑巾状であって柄又は把手を備えた支持体(押圧盤等)に支持されて使用されるものなどを挙げることができる。
(2) 所定の洗浄又は清掃部は、洗浄又は清掃対象に作用し得る箇所の全部であるものとすることができるが、部分であってもよい。
(3) 所定の洗浄又は清掃部を構成する織物、編物又は不織布(好ましくは織物又は編物)は、織物若しくは編物用の糸又は不織布を構成する繊維若しくは糸としてスプリットヤーンを用いたものである。
このうち、所定の洗浄又は清掃部が、織物又は編物用の糸又は繊維としてスプリットヤーンを用いた織物又は編物からなるものである場合、すなわち、スプリットヤーンが織物組織又は編物組織を構成する場合、スリット加工されたフィルムに縦方向の切れ目を多数有するスプリットヤーンが、洗浄又は清掃対象に対し、一層強く作用し得、前記所定の洗浄又は清掃部において、洗浄又は清掃対象に付着した汚れ等を極めて効果的に掻きとることができる。
スプリットヤーンとは、一軸延伸フィルムに縦方向の切れ目が多数形成されることにより、幅方向に拡げたときに網の目状となる糸状体、又はこれに類するものを言う。例えば、ナイロンやポリプロピレン原料を用いてインフレーション法やTダイ法によりフィルムを形成した後、10mm幅程度にスリット加工を行ったものを、一軸延伸及びヒートセットした後、更にスリットフィルム内に網の目状に切れ目を入れる加工を行ったものを挙げることができる。撚りをかけたものとすることもできる。
前記所定の洗浄又は清掃部を構成する織物、編物又は不織布は、全てがスプリットヤーンにより構成されたもののほか、10重量%以上100重量%未満(好ましくは30重量%以上、より好ましくは50重量%以上、更に好ましくは75重量%以上)がスプリットヤーンにより構成されたもの(好ましくは全体として均質状をなすもの)を用いることができる。
全てがスプリットヤーンにより構成されたものの場合、水切りが良好なものとすることができる。
(4) 本発明の洗浄又は清掃具は、処理剤供給源を備え、所定の洗浄又は清掃部は、処理剤供給源の全部又は一部を直接に覆うものとすることが好ましい。
処理剤供給源の全部又は一部を直接に覆うというのは、処理剤の浸透や透過などを妨げる又は処理剤を遮蔽するようなシート体等が介在せず、処理剤供給源から前記所定の洗浄又は清掃部に処理剤が円滑に供給され得る状態でその処理剤供給源を覆うことを意味する。
処理剤供給源としては、例えば、発泡樹脂、発泡ゴム、海綿等のスポンジ状体、又は、スポンジ状体の全部又は一部を網状体(スプリットヤーン以外の材料からなる網状体)若しくは多孔シート体で覆ったものを挙げることができる。スポンジ状の芯体等の処理剤供給源は、一体をなすものの他、複数のスポンジ状の芯体等からなるものとすることもできる。
これらの処理剤供給源に、例えば、使用の都度、或いは、予め、粉状、固体状、液状、半流動体状の泡状洗浄剤等の泡状処理剤又は起泡性を有する洗浄剤等の起泡性を有する処理剤(合成洗剤、石鹸、各種界面活性剤、その他の処理剤)、或いは、非起泡性又は低起泡性の洗浄剤等の処理剤(例えば重曹、クエン酸等の、水に溶解した水溶液が弱塩基性又は弱酸性を示す炭酸塩類や有機酸類、その他の処理剤)を含有させ、必要な水若しくは水系液体等を加えることにより、処理剤供給源を覆う洗浄又は清掃部に対しこれらの処理剤を供給することが可能となる。処理剤供給源は、洗浄剤と共に又は洗浄剤を含めずに、抗菌剤、殺菌剤、滅菌剤、消臭剤等の各種処理剤を含有するものとすることもできる。
水に溶解した水溶液が弱塩基性を示す炭酸塩類としては、例えば、その水溶液のpHが10以下の弱塩基性を示すものを用いることができる。具体例としては、炭酸水素ナトリウム(重曹)、セスキ炭酸ナトリウム等を挙げることができる。
水に溶解した水溶液が弱酸性を示す有機酸類としては、例えば、その水溶液のpHが3乃至6を示すものを用いることができる。具体例としては、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、又は、それらの塩類、水和物、無水物、若しくはその他の誘導体等を挙げることができる。
処理剤供給源は、処理剤を徐々に放出して所定の洗浄又は清掃部に供給し得る状態でその処理剤を保有するものであることが好ましい。
このような処理剤供給源としては、固形塊状の処理剤、担持体に処理剤が担持され徐々に水に溶出するもの、徐々に水に溶解する又は分解するマトリックスに処理剤が分散したものなどの各種徐放手段による徐放化された処理剤そのもの、或いは、それらを発泡樹脂、発泡ゴム、海綿等のスポンジ状体や不織布等の外部に放出可能な材料で内包したもの等を例示することができる。
例えば、スポンジ状体に、炭酸塩類又は有機酸類からなる固体状物質を予め含有させたものは、例えば、炭酸塩類又は有機酸類からなる固体状物質を溶解および/または分散状態で含有する液体をスポンジ状体の所要部に含浸させた後、そのスポンジ状体を凍結乾燥させることや、自然乾燥又は加熱乾燥させることにより得られる。
処理剤供給源を覆う所定の洗浄又は清掃部に対し供給される処理剤が、水又はその他の液体に有効成分が十分に溶解又は分散していない状態である場合、洗浄又は清掃等が行われて前記所定の洗浄又は清掃部を構成する織物、編物又は不織布のスプリットヤーンに屈曲や伸縮等の三次元的な変形や動きが生じ、それに伴って、スプリットヤーンが有する多数の切れ目にも三次元的な変形や動きが生じることにより、前記水又はその他の液体に対する有効成分の溶解性又は分散性が高められ得る。
(5) 本発明の洗浄又は清掃具は、所定の洗浄又は清掃部は、非伸縮性又は低伸縮性の芯体(可撓性を有するものであってもよい)の全部又は一部を覆うものとすることができる。
このような芯体の例としては、硬質合成樹脂、硬質ゴム、木、石、可撓性を有するものとして軟質合成樹脂、ゴム等を挙げることができる。
所定の洗浄又は清掃部が、可撓性を有する低伸縮性の芯体の全部又は一部を覆うものである場合、洗浄又は清掃対象に対し、その形状に応じて強く作用させて洗浄又は清掃対象に付着した汚れや踵の角質層等をより効果的に掻きとることができる。
(6) 本発明の洗浄又は清掃具は、所定の洗浄又は清掃部と処理剤供給源を分離してその処理剤供給源を別の処理剤供給源(例えば同種の処理剤供給源又は別種の処理剤供給源)と交換し得るものとすることができる。
(7) 本発明の洗浄又は清掃具は、芯体を収容し得る袋状をなすものとすることができる。
芯体として処理剤供給源を収容することにより、所定の洗浄又は清掃部が、処理剤供給源の全部又は一部を直接に覆うものとすることができる。
また、非伸縮性又は低伸縮性の芯体を収容することもできる。
A 洗浄具
B 処理剤供給源
N 編物
W 洗浄部

Claims (12)

  1. 所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなり、
    処理剤供給源を備え、
    前記所定の洗浄又は清掃部が、前記処理剤供給源の全部又は一部を直接に覆うものであり、
    前記所定の洗浄又は清掃部による洗浄又は清掃は、その洗浄又は清掃部の織物、編物又は不織布並びにそれらを構成するスプリットヤーンの多数の切れ目に対し、前記所定の洗浄又は清掃部の裏側の前記処理剤供給源から処理剤が供給されつつ行われるものであり、
    前記所定の洗浄又は清掃部により洗浄又は清掃対象に対する洗浄又は清掃が行われることにより、その洗浄又は清掃部の織物、編物又は不織布を構成するスプリットヤーンに三次元的な変形や動きが生じ、前記スプリットヤーンが有する多数の切れ目にも三次元的な変形や動きが生じてそれらの切れ目に供給される前記処理剤に作用し、且つ、前記スプリットヤーンが洗浄又は清掃対象に付着した汚れを掻きとりつつ洗浄又は清掃行われ得るものであることを特徴とする洗浄又は清掃具。
  2. 上記スプリットヤーンがポリプロピレン又はナイロンからなるものである請求項1記載の洗浄又は清掃具。
  3. 上記処理剤供給源が泡状処理剤又は起泡性を有する処理剤を供給するものである請求項1又は2記載の洗浄又は清掃具。
  4. 上記処理剤供給源が非起泡性又は低起泡性処理剤を供給するものである請求項1又は2記載の洗浄又は清掃具。
  5. 上記処理剤供給源がスポンジ状の芯体又はスポンジ状の芯体の全部又は一部を網状体若しくは多孔シート体で覆ったものである請求項乃至4の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  6. 上記処理剤供給源が非伸縮性又は低伸縮性の芯体又は非伸縮性又は低伸縮性の芯体の全部又は一部を網状体若しくは多孔シート体で覆ったものである請求項乃至4の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  7. 上記処理剤供給源が、処理剤を徐々に放出して上記洗浄又は清掃部に供給し得る状態でその処理剤を保有するものである請求項乃至6の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  8. 上記所定の洗浄又は清掃部と上記処理剤供給源を分離してその処理剤供給源を別の処理剤供給源と交換し得るものである請求項乃至7の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  9. 上記スプリットヤーンは一軸延伸フィルムに縦方向の切れ目が多数形成されることにより、幅方向に拡げたときに網の目状となる糸状体である請求項1乃至8の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  10. 上記所定の洗浄又は清掃部が、芯体を収容し得る袋状をなすものである請求項1乃至9の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  11. 上記所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維として重量比において10%以上100%未満のスプリットヤーンを用いた織物、編物又は不織布からなるものである請求項1乃至10の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
  12. 上記所定の洗浄又は清掃部が、織物、編物又は不織布用の糸又は繊維としてスプリットヤーンのみを用いた織物、編物又は不織布からなるものである請求項1乃至10の何れか1項に記載の洗浄又は清掃具。
JP2016088641A 2016-04-26 2016-04-26 洗浄又は清掃具 Active JP6502888B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016088641A JP6502888B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 洗浄又は清掃具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016088641A JP6502888B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 洗浄又は清掃具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017196100A JP2017196100A (ja) 2017-11-02
JP6502888B2 true JP6502888B2 (ja) 2019-04-17

Family

ID=60236720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016088641A Active JP6502888B2 (ja) 2016-04-26 2016-04-26 洗浄又は清掃具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6502888B2 (ja)

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61164657U (ja) * 1985-04-01 1986-10-13
JPH10276954A (ja) * 1997-04-01 1998-10-20 Konishi Kk 塗布材及びこれを用いた塗布具
JP3628236B2 (ja) * 2000-04-27 2005-03-09 ユニ・チャーム株式会社 清掃用物品及びその製造方法
JP4206812B2 (ja) * 2002-05-08 2009-01-14 ダイキン工業株式会社 スプリットヤーン織物およびその製造方法、繊維製品ならびにフィルタ濾材
JP2006006456A (ja) * 2004-06-23 2006-01-12 Johnson Co Ltd 清掃用パッド、清掃用パッドの積層体、及び清掃具
JP2007037982A (ja) * 2005-07-08 2007-02-15 Yamatoyo Sangyo Kk 清掃用シート
JP3121727U (ja) * 2006-03-06 2006-05-25 道子 大野 拭き掃除用具
JP5156241B2 (ja) * 2007-03-01 2013-03-06 株式会社ニトムズ 網戸用清掃具
JP3170447U (ja) * 2010-09-29 2011-09-15 山崎産業株式会社 洗浄具
JP5221624B2 (ja) * 2010-10-28 2013-06-26 ユニ・チャーム株式会社 清掃体及び清掃用具
JP3170446U (ja) * 2011-07-05 2011-09-15 山崎産業株式会社 洗浄用具
JP5926513B2 (ja) * 2011-08-17 2016-05-25 山崎産業株式会社 条体束保持体
JP3182386U (ja) * 2013-01-09 2013-03-21 山崎産業株式会社 洗浄具及びその関連技術

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017196100A (ja) 2017-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20070256261A1 (en) Cleaning cloth assembly
FI87798C (fi) Fast tvaettmedelssammansaettning, omanvaendbar reningsdyna innehaollande densamma och foerfarande foer framstaellning av tvaettmedelssammansaettningen
GB201015277D0 (en) Novel cleaning method
WO2012008626A1 (ko) 클렌징 패드
CN106473647B (zh) 清洗器具
JP2008074975A (ja) 硬表面用防汚洗浄剤組成物及び該組成物を含浸した洗浄材ならびにそれらを用いた洗浄方法
MY197388A (en) Surfactants for cleaning products
US8434191B2 (en) Bathing apparatus
JP4448954B2 (ja) 入浴用タオル、垢すりおよび清掃具
KR101825180B1 (ko) 세척천
JP6502888B2 (ja) 洗浄又は清掃具
KR100643872B1 (ko) 입욕용 타올, 때밀이 수건 및 청소 도구
US20080263801A1 (en) Exfoliating and cleansing washcloth
US20170000084A1 (en) Method and apparatus for substantially cleaning a dog paw or the like.
KR20170000505U (ko) 비누가 결합된 스펀지
JP3135553U (ja) 清掃用具
TW201713812A (zh) 洗淨用編織布
US20150289744A1 (en) Sponge equipped with liquid receptacle
JP3042256U (ja) 清拭具
JP6722431B2 (ja) 洗浄具
JP3194743U (ja) 掃除用具付伸縮性手袋
JP3219150U (ja) 多目的な洗濯・洗浄、付着物除去、磨き、塗布の為の用具
US20230301425A1 (en) Cosmetic Tool Maintaining And Cleaning Apparatus, System And Methods For Using Such
JP3125743U (ja) 洗浄剤分包体および洗浄具
JP2005028098A (ja) 柔軟清浄物

Legal Events

Date Code Title Description
A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20170825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180320

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181218

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190319

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6502888

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250