JP6501100B2 - 昇降式ホーム安全柵開閉システム - Google Patents
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Description
上記のホーム安全柵は、基本的に、開閉動作を行う可動柵と、この可動柵を支持すると共に、当該可動柵を開閉駆動する駆動部を備えた固定柵とから構成されている。
特許文献2のゲート装置は、例えばその図4に示す正面形状(閉から開へ状態変化している。)を有し、駅ホームに停車した列車の複数の車両ドアの各位置に対応したゲート装置として駅ホームに設置されている。このゲート装置は、駅ホームの床面に固定された左右一対の固定支柱(11:この括弧内の番号は公報中で使用されている番号である。以下同じ)と、各固定支柱(11)に対して上下にスライドする可動支柱(12)とを備え、左右の可動支柱(12)の間に上側制止バー(13)と上下動する下側制止バー(14)を備えている。固定支柱とその関連部材が固定柵として機能し、可動支柱と制止バーから成る構造物が可動柵として機能する。
特許文献3に開示されるゲート装置も、図2と図5に示されるように、駅ホームに固定された左右一対の固定支柱(11)と、各固定支柱(11)に対して上下にスライドする左右一対の可動支柱(12)と、上側制止バー(13)と、上下動する下側制止バー(14)とから構成されている。
しかしながら、旅客乗降後の列車発車時における車両ドア付近の利用者の危険度合いについて取り残しリスクを含めて総合的に考慮すると、可動柵を下降させることなく上昇させたままの状態で車両ドアの開閉を行う方がより安全性を確保できるという知見を得た。そこで、可動柵を上昇させたままの状態で、車両ドアの開閉動作を開始し、併せて列車の発車の制御を行い、これにより駅ホームでの列車の停車時間をよりいっそう短縮し、列車の運行遅れをさらに低減することが求められる。また列車の進入停止時においても、停止前の列車速度が十分に遅くなった状態では可動柵の開動作を開始しても十分に安全性を確保することができる。
昇降動作で開閉する可動柵とこの可動柵を支持し昇降させる固定柵とを備えた昇降式ホーム安全柵において、駅ホームに列車が進入し減速走行して停止する場合に、可動柵の上昇動作と列車の進入停止と車両ドアの開動作の各タイミングを適切に制御するようにしたため、待ち時間に起因する遅延時間を短縮することができ、さらに利用者の安全性も高く保持することができる。また上記の昇降式ホーム安全柵において駅ホームに停止中の列車が車両ドアの閉動作後に発車を行う場合に、列車の発車動作のタイミングと可動柵の下降動作のタイミングを適切に制御するようにしたため、待ち時間に起因する遅延時間を短縮することができ、同時に列車の発車動作の初期時に起きやすい取り残しリスクに関して、可動柵は上方位置にあるので、迅速に対処でき、利用者の安全性も確実に保持することができる。
駅ホームにおける列車の進入停止から列車の発車までの時間について、全体の遅延時間を低減することができるので、全体として待ち時間を短縮でき、列車の運行遅れを改善することができる。
図1の(B)は、各ポスト11,12,13の伸縮機能の伸び動作に基づいてロープ14が上方位置に移動し昇降式ホーム安全柵10が開いた状態にある場合を示す。すなわち、昇降式ホーム安全柵10は、可動柵であるロープ14が上昇し、開動作を行った場合である。
図2(A)に示すように、列車16が駅ホーム15の線路に進入してD1方向へ減速走行している状態のときには、昇降式ホーム安全柵10のロープ14(可動柵)は下降しており、閉じた状態にある。
この開閉制御に関連して、先ず、昇降式ホーム安全柵10の昇降(開閉)の動作、駅ホーム15での列車16の進入停止および発車の動作、車両ドア16Aの開閉動作の各内容と、それぞれの関係(動作タイミング)とを図6を参照して説明する。なお図6では、「列車の進入停止時」に関連する状態(A)と「列車の発車時」に関連する状態(B)とに分けて示している。
また本実施形態の場合において上記の開閉制御を行える理由は、駅ホーム15に進入して減速走行する列車16は停止位置の直前では十分に減速した速度で走行するので、その状態で昇降式ホーム安全柵10の開動作を行っても、必要な安全性を十分に確保できるという考え方に基づいている。
ただし、閉動作中のロープ14に人が接近している等の昇降式ホーム安全柵10の動作の上で問題がある場合に、別途に設けた監視手段の情報に基づき、開動作を中止することもある。
また本実施形態の場合において上記の開閉制御を行える理由は、列車16が発車した初期にはゆっくりと加速走行するので、その状態では昇降式ホーム安全柵10を閉動作を完了していなくても必要な安全性を確保でき、さらに発車初期の旅客の取り残しリスクという観点では昇降式ホーム安全柵10を或る程度の時間帯では開状態に維持している方が迅速かつ適切に対処できるという考え方に基づいている。
11 端部ポスト
11−1 昇降部
12 中央部ポスト
12−1 昇降部
13 スルーポスト
13−1 昇降部
14 ロープ
15 駅ホーム
15a ホーム縁
16 列車
16A 車両ドア
21 ポスト
21A 駆動部
22 固定部
23 昇降部
31 制御装置
32 列車運行システム
33 停止位置
40 第1検知系
41,42 センサ
50 第2検知系
51 センサ
Claims (5)
- 昇降動作で開閉を行う可動柵とこの可動柵を支持し昇降させる固定柵とを備えた昇降式ホーム安全柵に対し、列車の進入停止時にはこの列車の速度情報に基づき前記可動柵の開動作を開始し、前記列車が停止する前に前記可動柵の開動作が完了し、前記列車の発車時には前記車両ドアが閉じたことおよび前記列車の発車動作を検知したことを条件にして前記可動柵の閉動作を開始するよう制御を行う制御手段を備え、この制御手段は、列車運行システムによる前記列車の進入停止および発車と車両ドアの開閉の各タイミングに対して、前記可動柵の開閉制御による遅延時間を短縮するように前記可動柵の開閉制御を行うことを特徴とする昇降式ホーム安全柵開閉システム。
- ホーム線路に進入し減速する前記列車の速度を検知する速度検知手段を備え、
前記制御手段は、前記速度検知手段が検知した前記列車の速度が所定速度以下になったとき、前記固定柵の昇降駆動部に対して前記可動柵を開動作させる開信号を与えることを特徴とする請求項1記載の昇降式ホーム安全柵開閉システム。 - ホーム線路から動き出した前記列車の所定位置通過を検知する位置検知手段を備え、
前記制御手段は、前記位置検知手段から出力される検知信号に基づいて前記列車の発車動作を検知したとき、前記固定柵の昇降駆動部に対して前記可動柵を閉動作させる閉信号を与えることを特徴とする請求項1記載の昇降式ホーム安全柵開閉システム。 - 前記速度検知手段は、前記列車の停止位置付近の区間に配置された2つの列車検知センサと前記制御手段の演算処理部とで構成され、前記制御手段の前記演算処理部は2つの前記列車検知センサの検知情報に基づき前記列車の区間速度を算出することを特徴とする請求項2記載の昇降式ホーム安全柵開閉システム。
- 前記位置検知手段は、前記列車の後端部位置を基準にして前記所定位置通過を検知することを特徴とする請求項3記載の昇降式ホーム安全柵開閉システム。
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