JP6500416B2 - 包装体 - Google Patents

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本発明は、加熱により発生した蒸気による内圧を逃がすための蒸気抜き機能を備えた電子レンジ用包装袋を収納したまま電子レンジで加熱する外装箱とその包装体に関する。
調理済みレトルトカレーのように、電子レンジで加熱するだけで賞味することができる食品類は簡単に食事をとる事ができる為、近年、独身者のみならず、老齢者や、料理に時間をかけられない人々にとって、簡便に食事を取ることができる手段になっている。
このような食品は、カレー、シチュー、酢豚、ミートボール煮、八宝菜など、内部に水分が入っていて、電子レンジで加熱すると、この水が電子レンジによる高周波でエネルギー準位をあげる励起現象を起こし、振動や回転をすることによって、周囲の他の成分もそのエネルギーが伝わることで加熱調理される。
加熱された水の一部は蒸気となって膨張し、包装容器である電子レンジ用包装袋を内部から押し広げる力となり、内部圧力が上昇し、丸く膨んでくる。もし、そのまま包装袋内部の圧力が上昇し、内部の水分が沸騰するようなことになると、包装袋は爆発し高温になった内容物が飛び散るおそれがある。
そこで、このような事が起きないように電子レンジ用包装袋には蒸気抜き機能が設けられている。しかし、もし、この蒸気抜き機能部の内側に高温になった内容物があった場合、高温の内容物が包装袋から飛び散るおそれがあった。さらに、高周波加熱が終了し、取り出そうとした時に、高温になっているので、包装袋を触ると熱いという問題あった。
このようなことが起きないように、この電子レンジ用包装袋を紙箱に入れて、そのまま電子レンジで加熱できるようにすれば、より安全であり、電子レンジ内へ置く場合にも、はっきり表記し易いなどのメリットもある。特に、紙箱の断熱性により、取り出す時に熱くないというメリットもある。
このような紙箱に入れたまま電子レンジによる加熱を行えるものについて、例えば、特許文献1では、電子レンジ用包装箱の天面に帯状の開封用ジッパーが設けられており、ジッパーから開封し、箱の上部側を裏面側に折り曲げることで枕にし、加熱時に内容物が蒸気抜き部に接しないようにしたものである。しかし、消費者がこのような煩雑な作業を行うのは煩わしい。
また、特許文献2では、電子レンジで加熱を行った時に天面に設けた開封部分が自動で開封する自動開封機能付き電子レンジ用箱入り包装袋が提案されている。
この電子レンジ用箱入り包装袋は、単純に箱の向きを確認して電子レンジに入れ、加熱できるので、手間は無く調理可能である。また、蒸気抜き部が開封部に向かって突出するようになっているので、加熱すると蒸気抜き部が自然と持ち上がる構造になっている為、蒸気抜き部に内容物が接するおそれがない。
しかし、蒸気抜き部が側部にあるような構造のパウチを用いた場合には、加熱時に内容物が蒸気抜き部に接してしまうおそれがあり、パウチの構造が特許文献2で示すような特殊な構造のパウチに限られてしまう。
特許第4186726号公報 特許第5062409号公報
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、電子レンジで加熱する前に煩雑な作業をする必要がなく、電子レンジ用包装袋を収納したまま電子レンジ加熱しても、内容物が噴出してしまう恐れがなく、電子レンジから取り出すときに火傷する恐れのない外装箱とその包装体を提供することを課題としている。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、請求項1の発明は、加熱により発生した蒸気による内圧を逃がすための蒸気抜き機能を備えた電子レンジ用包装袋を、収納したまま電子レンジ加熱する外装箱と、前記電子レンジ用包装袋とからなる包装体であって、
前記外装箱は、加熱するとき下になる背面を、上になる正面より短くして、前記背面と前記正面とをつなぐ天面を傾斜させており、
前記電子レンジ用包装袋は、被加熱物が充填され、上部に蒸気抜き機能部が設けられ、該蒸気抜き機能部が、傾斜させた前記天面に位置するように収納されていることを特徴とする包装体である。
本発明の請求項2の発明は、前記外装箱の、前記正面と前記天面とがなす角度が15°以上、45°以下であることを特徴とする請求項1記載の包装体である。
本発明の外装箱とその包装体は、電子レンジで加熱する前に煩雑な作業をする必要がなく、電子レンジ用包装袋を収納したまま電子レンジ加熱しても、内容物が噴出してしまう恐れがなく、電子レンジから取り出すときに火傷の恐れがない。
本発明の包装体の一例を模式的に断面で示した説明図である。 本発明の包装体の一例に用いた外装箱のブランクを模式的に示した説明図である。 本発明の包装体の一例に用いた外装箱の左側面を模式的に示した説明図である。 本発明の包装体の一例に用いた電子レンジ用包装袋を模式的に正面で示した説明図である。 比較例3の包装体の外装箱を模式的に斜視で示した説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の包装体の一例を模式的に断面で示した説明図である。
本例の包装体100は、図1の断面図に示すように、外装箱1と、外装箱に収納された電子レンジ用包装袋2からなっている。電子レンジ用包装袋2には、電子レンジで加熱して食べる被加熱物3が充填され、電子レンジ用包装袋2の上部(図の左寄り)に蒸気抜き機能部が設けられている。図1は、加熱の途中の状態で、食品から蒸気が発生し、ヘッドスペース4が膨らんでいる。
外装箱1は、電子レンジで加熱するとき下になる背面が、上になる正面より短くなっていて、背面を下にして置くと、外装箱1の天面が背面側から上に向かって傾斜するようになっている。このため、中に収納した電子レンジ用包装袋2の蒸気抜き機能部が上に持ち上げられている。
この様になっているので、更に電子レンジでの加熱を続けて行くと、外装箱1が膨らむくらい電子レンジ用包装袋2が膨らみ、やがて、蒸気抜き機能により、中の蒸気が外部に逃げて、破裂や中の被加熱物3の噴出が起こることがない。そして、電子レンジで加熱する前に煩雑な作業をする必要がなく、電子レンジ用包装袋2を外装箱1に収納したまま電子レンジで加熱することができる。
以下、外装箱1について、説明する。
図2は、本発明の包装体の一例に用いた外装箱のブランクを模式的に示した説明図、図3は、本発明の包装体の一例に用いた外装箱の左側面を模式的に示した説明図である。
外装箱1は、図2に示すブランク101を折罫(一点鎖線で示す)で折って、必要に応じて貼着して製函する。ブランク101は、背面板111と正面板112が、左側面板113を介して連設され、背面板111の左側には、側面貼着板114が設けられ、正面板112の右側には右側面板115が設けられている。
背面板111の上下には、天面貼着板116と底面貼着板117が設けられている。正面板112の上下には、天面板118と底面板119が設けられている。また、左側面板113と右側面板115の上端縁は斜めになっていて、その上に、三角形の折込片120、121が連設されている。また、左側面板113と右側面板115の上端縁にはそれぞれ、フラップ122、123が設けられている。
このブランク101を用いて、電子レンジ用包装袋2を収納した外装箱1を製函するには、まず、側面貼着板114のおもて面に接着剤を塗布し、右側面板115の裏面に貼着して、筒状にする。
次に、左側面板113と折込片120の間の折罫を折って、折込片120を内方に折り曲げ、また、右側面板115と折込片121の間の折罫を折って、折込片121を内方に折り曲げる。
そして、折込片120、121のおもて面に接着剤を塗布し、天面貼着板116の裏面を折込片120、121のおもて面に貼着する。更に、天面貼着板116のおもて面に天面板118の裏面を貼着させる。
また、天面貼着板116を先に折って倒しておいて、天面貼着板116のおもて面に折込片120、121の裏面を貼着させ、次に天面板118を倒して、天面貼着板116や折込片120、121のおもて面に天面板118の裏面を貼着してもよい。
そして、口が開いている底面貼着板117、底面板119の方から被加熱物が充填された電子レンジ用包装袋2を挿入し、収納させる。このとき、電子レンジ用包装袋2の電子レンジ用包装袋2の蒸気抜き機能部を奥のほうになるように入れ、外装箱1を背面板111が下になるように置いたとき、蒸気抜き機能部が傾斜した天面貼着板116の上になるようにする。
フラップ122、123を内方に倒し、底面貼着板117も内方に倒し、そして、底面板119を倒して、底面貼着板117のおもて面に底面板119の裏面を貼着し、外装箱
1を封緘する。これによって、被加熱物が充填された電子レンジ用包装袋2を収納した外装箱1が製函され、包装体100が製造される。
図3の左側面図に示す、正面板112と天面板118とがなす角度θは、鋭角であることが好ましい。更には、15°以上、45°以下であることが望ましい。角度θが45°より大きいと、電子レンジ用包装袋2の蒸気抜き機能部が下にさがってしまい、内容物が蒸気抜き機能部に近づいてしまうため、加熱時に噴出してしまう恐れがある。また、15°より小さいと、電子レンジ用包装袋2が外装箱1の奥まで入らないとか全然入らないとかの問題が起こる。
この包装体100を電子レンジで加熱調理するには、このまま、底面板119を下にして、電子レンジ内に設置して加熱調理することができる。底面板119を下にして置くと、外装箱1に収納した電子レンジ用包装袋2の蒸気抜き機能部は、傾斜した天面板118により上に上げられ、蒸気が抜けるときに内容物の被加熱物が噴出すことがない。そのため外装箱1自体は、火傷するほど熱くなることはなく、電子レンジから容易に取り出すことができる。
外装箱1に用いられる紙は、内容物の重量によって異なるが、通常、坪量120g/mから400g/mのコートボール紙やカード紙が好ましく用いられる。また、紙の密度は0.6〜1.1g/cmの範囲が好ましい。内面あるいは内外面をポリエチレンなどの樹脂でコートしたものでも良い。
製函時に使用する接着剤には、酢酸ビニル・アクリル共重合系、エチレンビニルアルコール系などエマルジョン系接着剤を使用することができる。このようなものには、日栄加工株式会社製のライフボンド(商標登録)AV−650Y4やAV−650Y6、あるいは、サイデン化学株式会社製のサイビノール(商標登録)DBA155LやDBA164などがある。
以下、電子レンジ用包装袋2について、説明する。
図4は、本発明の包装体の一例に用いた電子レンジ用包装袋を模式的に正面で示した説明図である。
電子レンジ用包装袋2は、図4に示すように、左右のサイドシール部201、202と、天シール部203を設けた変形4方シール袋である。尚、地シール部を設ける部分は、内容物の被加熱物を充填する充填口204として未シールになっている。そして、本例の電子レンジ用包装袋2では、包装袋の上部、天シール部203寄りに、右サイドシール202を内方に湾曲させた蒸気抜き機能部205が設けられている。
このようになっているので、電子レンジで加熱していくと、蒸気の発生などによる内圧の上昇により、電子レンジ用包装袋2が膨らんで、この湾曲させたシール部が内側端部から剥離していき、やがてこの部分でシール部が剥離して、電子レンジ用包装袋2の蒸気の発生で膨らんだヘッドスペース4が外部と連通し、蒸気を外に逃し、電子レンジ用包装袋2の破裂を防止する。また、この外部との連通は部分的な連通であるので、連通後も内容物を蒸す効果がある。
天シール部203に更に寄った左右のサイドシール部201、202には、加熱調理後、内容物を取り出す開口部を開けるために、ノッチ206、206が設けられている。
本例では、蒸気抜き機能部を内方に湾曲したサイドシール部として設けたが、これに限ることなく、サイドシール部あるいは天シール部より連続したシール部で未シール部を囲
んで設け、未シール部に外気と連通する貫通孔を設けて、連続したシール部が剥離して、外気と連通するようにした蒸気抜き機能部としてもよい。また、サイドシール部や天シール部から離れた環状のシール部を設けて、同様に未シール部や貫通孔を設けて蒸気抜き機能部としてもよい。
更には、イージーピールフィルムを天シール部に挟んで設けたり、あるいは、天シール部に平行に設けたシール部にイージーピールフィルムを挟んで、天シール部と平行に設けたシール部の間に貫通孔を設けたりして、蒸気抜き機能部としてもよい。要は発生した蒸気が逃げる蒸気抜き機能部を袋の上部、天シール部に、あるいは、天シール部に近い側に設ければよい。
電子レンジ用包装袋2に用いる包装材料は、基材層とシーラント層が積層された積層フィルムを用いることが好ましい。基材層としては、ポリエステル系樹脂やナイロン系樹脂などの2軸延伸フィルムが好ましく用いられる。
また、バリア性を必要とする場合は、バリア性のあるエチレンビニルアルコール共重合体やMXD6ナイロンなどのフィルムを用いることができる。また、シリカやアルミナなどを蒸着した無機酸化物蒸着フィルムを用いることもできる。無機酸化物蒸着フィルムの蒸着基材フィルムとしては、上述のフィルムを用いることができる。また、これらを組み合わせて積層し、多層の基材層としてもよい。
シーラント層としては、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレンのフィルムが好ましく用いられる。また、イージーピールシーラントフィルムを、部分的に、あるいは、全面に用いることもできる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
電子レンジ用包装袋2として、アルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmの裏面の蒸着面側にウレタン系2液硬化型インキで印刷層を設け、印刷層の面側に2軸延伸6ナイロンフィルム15μmと未延伸ポリプロピレンフィルム60μmを順次、ウレタン系2液硬化型接着剤を用いてドライラミネートにより積層し、電子レンジ用包装袋の包装材料を作成した。
この包装材料を用いて、図4のような右サイドシール部202に蒸気抜き機能部205を設けた電子レンジ用包装袋2を作成し、充填口204から水180mlを充填し、充填口をシールし、地シール部を設けて密封した。
外装箱1として、坪量320g/mのコートボール紙を用いて、図2に示すようなブランク101を作成して、正面板112と天面板118とがなす角度θが15°となるようにして外装箱1を製函した。そして、被加熱物3の水を充填し密封した先の電子レンジ用包装袋2を、蒸気抜き機能部205が外装箱1の傾斜した天面板120の上になるように挿入して封緘し、図1のような、電子レンジ用包装袋2が収納された外装箱1を作成し、実施例1の包装体を作成した。
<実施例2>
正面板112と天面板118とがなす角度θが30°となるようにして外装箱1を製函した以外は、実施例1と同様にして実施例2の包装体を作成した。
<実施例3>
正面板112と天面板118とがなす角度θが45°となるようにして外装箱1を製函した以外は、実施例1と同様にして実施例3の包装体を作成した。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
正面板112と天面板118とがなす角度θが50°となるようにして外装箱1を製函した以外は、実施例1と同様にして比較例1の包装体を作成した。
<比較例2>
正面板112と天面板118とがなす角度θが10°となるようにして外装箱1を製函した以外は、実施例1と同様にして比較例2の包装体を作成した。
<比較例3>
外装箱として、特許文献1に記載の形状の包装紙箱を用いた。すなわち、図5に示す、上面板131の上方には切れ目線aを二本平行に設けて形成された横方向の帯状の開封機構132が、上面板131の両端縁に連設されている二つの側面板133、133から連続して設けられ、上面板131と対向する下面板には帯状の開封機構132の下側の切れ目線aと同一線上に切れ目線と連続して横方向の破断線が設けられている包装紙箱10である。
尚、包装紙箱10には実施例1と同じ坪量320g/mのコートボール紙を使用した。そして、この包装紙箱10を外装箱として用いた以外は、実施例1と同様にして、比較例3の包装体を作成した。
<比較例4>
外装袋として、正面板112と背面板111が略同寸で、正面板112と天面板118とがなす角度θが90°の外装箱を用いた以外は、実施例1と同様にして比較例4の包装体を作成した。
<試験方法>
実施例と比較例の包装体を下記の方法で試験し、比較評価した。
<簡便性>
実施例1から実施例3と、比較例1と比較例4の包装体はそのまま電子レンジ内に背面板111を下にして設置した。
比較例3の包装体を電子レンジに掛ける前に、図5の帯状の開封機構132を切り取り、開封機構132より上の部分を、下面板135の横方向の破断線で外側に折り返し、包装袋の上部を露出させた状態で、電子レンジ内に折り返した上の部分を下にして設置した。
比較例2の正面板112と天面板118とがなす角度θが10°の包装体は、外装箱1に電子レンジ用包装袋2を収納させることが出来ず、試験を行わなかった。
電子レンジに設置するまでの作業を比較し、簡単であった包装体を○とし、面倒であった包装体を×とし、簡単ではないが面倒でもない包装体を△として評価し、その結果を表1にまとめた。
<内容物の噴出>
簡便性評価で、電子レンジ内に設置した包装体をそのまま、電子レンジで加熱調理し、被加熱物の代わりの内容物の水が、噴出したか否かを評価した。
電子レンジは600Wのものを使用し、1分40秒の加熱を行った。
内容物の水が噴出していなかった包装体を○とし、噴出していた包装体を×として評価し、その結果を表1にまとめた。
Figure 0006500416
以下に、実施例と比較例との比較結果について説明する。
<比較結果>
実施例1から3の包装体は、電子レンジに設置するまでの作業が特になく簡単であり、また、電子レンジで過剰に加熱した場合の内容物の噴出もなく、総合評価でも良好であった。
比較例1の包装体は、実施例1から3と同様に、電子レンジに設置するまでの作業が特になく簡単であったが、電子レンジで過剰に加熱したとき、内容物が噴出してしまい、決定的な機能的欠陥であり、総合評価で×となった。
比較例2の包装体は、外装箱1に電子レンジ用包装袋2を収納させることが出来ず、試験自体ができない。このため、総合評価を×とした。
比較例3の包装体は、電子レンジに設置するまでの作業の簡便性は、簡単ではないが面倒というほどではなく、電子レンジで過剰に加熱した場合の内容物の噴出もなく、総合評価で△になった。
比較例4の包装体は、電子レンジに設置するまでの作業が不要で、簡便性は一応、○となったが、電子レンジで過剰に加熱したとき、内容物が噴出してしまい、決定的な機能的欠陥であり、総合評価で×となった。
尚、加熱後の電子レンジからの取り出しでは、いずれも紙箱に入っているので、火傷するほど熱くはなかった。
100・・・包装体
1・・・外装箱
2・・・電子レンジ用包装袋
3・・・被加熱物
4・・・ヘッドスペース
5・・・枕部
101・・・ブランク
111・・・背面板
112・・・正面板
113・・・左側面板
114・・・側面貼着板
115・・・右側面板
116・・・天面貼着板
117・・・底面貼着板
118・・・天面板
119・・・底面板
120、121・・・折込片
122、123・・・フラップ
201・・・左サイドシール部
202・・・右サイドシール部
203・・・天シール部
204・・・充填口
205・・・蒸気抜き機能部
206・・・ノッチ
10・・・包装紙箱
131・・・上面板
132・・・開封機構
133・・・側面板
a・・・切れ目線

Claims (2)

  1. 加熱により発生した蒸気による内圧を逃がすための蒸気抜き機能を備えた電子レンジ用包装袋を、収納したまま電子レンジ加熱する外装箱と、前記電子レンジ用包装袋とからなる包装体であって、
    前記外装箱は、加熱するとき下になる背面を、上になる正面より短くして、前記背面と前記正面とをつなぐ天面を傾斜させており、
    前記電子レンジ用包装袋は、被加熱物が充填され、上部に蒸気抜き機能部が設けられ、該蒸気抜き機能部が、傾斜させた前記天面に位置するように収納されていることを特徴とする包装体
  2. 前記外装箱の、前記正面と前記天面とがなす角度が15°以上、45°以下であることを特徴とする請求項1記載の包装体。
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